JP3388741B2 - 骨固定系 - Google Patents

骨固定系

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JP3388741B2
JP3388741B2 JP51637593A JP51637593A JP3388741B2 JP 3388741 B2 JP3388741 B2 JP 3388741B2 JP 51637593 A JP51637593 A JP 51637593A JP 51637593 A JP51637593 A JP 51637593A JP 3388741 B2 JP3388741 B2 JP 3388741B2
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メイリング ドール，デスモンド
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メイリング ドール，デスモンド
ウィリアム マイルス，アンソニー
フリードリッヒ シュモツァー，ハンス
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は骨固定系、そして詳しくは（しかしながら排
他的ではなく）骨移植外科、例えば股関節部変換手術又
はその後のその移植領域における骨構造の外科処置にお
いて採用されうる系に関する。この「骨固定」なる語は
骨と骨との接続のみならず、部品と骨との接続も包括す
ることを意図している。
背景技術 セルクラージュは既知の固定技術であり、それにおい
ては骨を、きつく引っ張って締結されるケーブルの如き
柔軟部材により取り巻く。これは骨又は骨移植片の抱合
領域を束ねるのに、及び／又は一定の外科適用した部品
を保持せしめるのに役立ちうる。転子の再付着、大腿同
種移植片固定及び全股関節修復形成術における近位の大
腿の破損のための現状のケーブル技術については、読者
はD.M.Dall,Techniques in Orthop.1991;６（３）:7−1
6を参照されたい。これは、とりわけ、US−Ａ−4,269,1
80に開示の通り、大転子のための骨ファスナーの利用を
述べている。この公知の骨ファスナーは一般に、ブリッ
ジによってつながれた一対の肢節を含む土台構造を含ん
で成るＨ型移植体であり、そのブリッジは前面、背面及
び縁面により結合しており、多数の歯がその土台構造か
ら突出しており、全ての歯はその土台構造と同じ側の上
に載っており、そしてケーブルを受容するための少なく
とも１個の穴がその土台構造の中にあり、その穴は長い
形状となっており、そのブリッジにわたって縦に広がっ
ており、そして各端において開いている。そのブリッジ
はけん縮（crimp）するように装着されており、これに
よりケーブルはその穴を通過でき、きつく引っ張られる
ことができ、次いでけん縮によって固定することができ
る。
Fig.1は、引例から採用した、US−Ａ−4,269,180号に
かかわるファスナー12の利用を含む再構成外科を受けた
大腿骨10を示す図面である。この手順においては、大転
子16を切断して（骨切り術）、内部骨移片14及びプロテ
ーゼのステム（図示していないが、Fig.7のステム71を
参照のこと）の骨腔の中での装着を助長している。その
後、大転子16をファスナー12及びセルクラージュケーブ
ル18によって大腿骨10に再付着させる。更に、大腿骨の
破損20をセルクラージュ技術の更なる適用によって外科
処置する。これにより、長い中央及び側方骨移植片22を
骨に装着し、そして複数のセルクラージュケーブル24に
よってその場に結合させ、それぞれきつく引っ張り、そ
してその端を個々のクリンプスリーブ26の中でけん縮さ
せることによって固定する。
セルクラージュ固定の欠点は、それが、セルクラージ
ュケーブルにより取り囲まれている部品、並びに／又は
骨及び／もしくは骨移植片の領域の相対回転の如き一定
の態様の位置づれにあまり耐性でない傾向にあることに
ある。更に、一定の形態及び位置はセルクラージュにあ
まり適さない。第二の技術はスクリューを包括してお
り、これは骨の中にねじ込まれる。スクリュー式接続は
一般に回転の如きの相対位置ずれにかなりよく耐える。
しかしながら特にその骨が弱いとき、例えばスポンジ状
となっているとき、スクリュー式接続は機械的強度が弱
いであろう。更に、ねじ込みをFig.1に示す骨移植片22
の固定のためにセルクラージュに代用すると、上部領域
において問題があり、なぜなら短いスクリューしか使用
できず、そうでないとそれらは典型的には金属であるス
テムに当ってしまうからである。従って、セルクラージ
ュとスクリュー固定はそれぞれ長所と短所を有してお
り、そして両者の長所が得られる系を獲得することが所
望されるであろう。
発明の開示 本発明に従うと、それぞれが少なくとも１個の固定要
素受容手段を有している第一及び第二固定手段を含んで
成る骨固定系が提供され、ここで前記第一固定手段はセ
ルクラージュ固定手段を含んで成り、セルクラージュケ
ーブルにとっての少なくとも一つの通路を規定し、且つ
この通路の中でセルクラージュケーブルをけん縮させる
ように変形できる変形性部分を有する本体を有してお
り、前記通路は前記固定要素受容手段を構成しており；
そして前記第二固定手段は前記固定要素受容手段を構成
する少なくとも一のスクリュー受容開口部を有するスク
リュー固定手段を含んで成り；前記第一及び第二の固定
手段は相補相互締結フォーメーションを有しており、従
ってそれらは少なくとも一本のセルクラージュケーブル
と少なくとも一本のスクリューの両者により固定される
ことの可能な複合固定手段を形成するように一緒に配置
されうる。
好ましくは、この第一及び第二の固定手段の少なくと
も一方は長く、そして複数の固定要素固定手段を有して
いる。好ましくは、長い方の固定手段はその縦方向伝い
に複数の締結フォーメーションを有しており、これによ
り他方の固定手段の相補締結フォーメーションが複数の
位置において選択的に締結可能である。
一の好適な態様の型において、このセルクラージュ固
定手段は複数の縦方向で間隔の置かれたブリッジにより
ブリッジされている一対の長い側方肢節を含んで成るは
しご状本体を含んで成る。これらのブリッジはセルクラ
ージュケーブル通路及び変形性けん縮部分を担う。隣り
合うブリッジの間にあり、且つ側方肢節の部分により規
定される開口部があり、そしてこの肢節部分はスクリュ
ー固定手段のための相補締結フォーメーションを担う形
となっている。従って、スクリュー固定手段は例えばテ
ーパー仕上げされたような形取られた突起を含んで成っ
てよく、そしてはしご状本体の側方肢節部分の相補的に
形取られたくぼみを供しうる。
本発明の別の観点において、多数の第一及び第二の固
定手段を含んで成るパーツのキットを供し、これにより
一連の複合固定手段が供されうる。
本発明の第三の観点においては、長いはしご状部材で
あって両側面において対応の長い側方部分を有する部
材、及びその側方部分を接続している複数のブリッジ部
分（隣り合うブリッジ部分は開口部を規定するように間
隔が置かれている）を含んで成るセルクラージュ固定手
段（これは上記の複合固定手段において有用でありう
る）を提供する；このブリッジ部分の少なくとも一部に
わたって、そのはしご部材を横切って広がるセルクラー
ジュケーブルのための貫通穴がある。かかるはしご部材
は固定スクリューを受容するための手段を有しうる。こ
れらはスクリューを直接受け入れるための開口部分及び
／又はスクリュー受容手段をその中に締結することので
きるフォーメーション（例えばソケット）でありうる。
本発明の第四の観点においては、物品又は集成具（好
ましくは骨を含んで成る）を接続又は支持する方法を提
供し、これはその物品又は集成具にこの第一、第二及び
第三の観点にかかわる発明により供される固定手段を接
続することを含んで成る。
本発明の一定の態様を添付図面を参考にしながら例示
により更に詳しく明する。
図面の簡単な説明 Fig.1は従来技術の骨固定要素を有する骨構造の透視
図である； Fig.2は本発明の第一の態様にかかわる固定要素を有
する破損骨の透視図である； Fig.3は第一の態様のはしご状プレートの一部の拡大
スケールに基づく透視図である； Fig.4は第一の態様の一本スクリュー固定手段の透視
図である； Fig.5はFig.2におけるＶ−Ｖの断面図である； Fig.6は第一の態様の多数のスクリュー固定手段の一
部の下方からの透視図である； Fig.7はプロテーゼステムの先端において破損を有す
る大腿骨を処置するうえでの第一の態様の実用適用を示
す； Fig.8は諜型断片を有する複雑骨折を処置するための
別の実用適用を示す透視図である； Fig.9及び10は第一態様の変異体を有する骨構造の前
面及び側面図である； Fig.11は第一の態様の更なる変異体を有する骨構造を
示す； Fig.12は本発明の第二の態様にかかわる固定要素を有
する骨構造の側面図である； Fig.13は第二の態様の固定手段の部分を示す拡大スケ
ールの側面図である； Fig.14はFig.13に示す態様の変異体を示す更なる拡大
スケールに基づく側面図である；そしてFig.15及び16は
更なる変異体の同様の図である； Fig.17Aはスクリュー穴を有するはしご状プレートの
上面図であり、そしてFig.17Bはｙ−ｙでの断面図であ
る； Fig.18は別の形状の長い固定手段の透視図である； Fig.19はスロットの中にスリーブ要素の締結されてい
るFig.18におけるxx−xxでの断面図である； Fig.20は別の態様を示すFig.2と同様の図である； Fig.21は分割したFig.20の態様の部品の詳細を示す； Fig.22はFig.21のそれと同じ図であるが、しかし変異
体を示す； Fig.23はFig.3のXIX−XIXに示すようなはしご状プレ
ートの断面である； Fig.24は改良を示すFig.23のそれに類似する図面であ
る； Fig.25は改良セルクラージュ固定部品の詳細を示す；
そして Fig.26は改変スクリュー固定部品の詳細を示す；そし
て Fig.27はFig.21のそれに類似する図であるが、更なる
態様を示している。
発明の実施のための態様 Fig.2は破損32を有する骨30を示す。この骨は、はし
ご状プレート36、単一スクリュー固定手段38及び多重ス
クリュー固定手段40を含んで成る複合固定手段34によっ
て抱合されている。このはしご状プレート36は、ブリッ
ジ42により接続されている一対の側方肢節の形態を有す
るユニタリー本体である（Fig.3）。従って、複数の開
口部44が規定されており、それぞれ平面においてほぼ長
方形である。このプレート36の下側46は、それを適用す
べき骨30の表面に整合するように湾曲となっている。対
を成した穴48は各ブリッジ42の領域においてこのプレー
ト36を貫通している（変異体は１個の穴を有しうる）。
各開口部44は、このプレートの上面49に対して直角に
一般的に広がっている縁46によって規定されている。と
ころで、縦方向領域の中間箇所に、隣りのブリッジ42か
ら間隔を置いて、開口部44の中でソケットを規定をする
締結フォーメーションを共に規定するテーパー部分50が
ある。Fig.4は単一スクリュー固定手段38を示す。これ
は、はしご状プレート36におけるこのテーパー部分50に
対する相補性テーパーを有する一対の対立面54を有する
本体を有している。この本体は、スクリュー58のシャフ
トに整合する穴56と、そのヘッドに整合する皿穴（カウ
ンターシンク）部分59も有する。（一般的に知られてい
る形状において、この穴及び皿穴はかなり大きくてよ
く、これによりスクリューを傾けて、その骨に侵入する
角度が特定の環境に適応できるようにすることができ
る。）テーパー面54の間の固定手段の幅は開口部44の幅
に実質的に対応するが、縦方向においては、この固定手
段は開口部44よりも実質的に小さくなっている（本例に
おいては、テーパー部分50の縦の長さより幅広くなって
いない）。従って、たとえ単一スクリュー固定手段38が
開口部44の中に位置しているときでさえも、隣接ブリッ
ジをけん縮手段によってけん縮することが未だ可能であ
る。更に、けん縮により生ずるブリッジの歪みは（単一
又は多重−スクリュー）固定手段のその後の配置を妨げ
ない。
Fig.2は多重スクリュー固定手段40を示し、その下側
をFig.6に示す。これは、その下側が多数の突起62を有
しており、それぞれが単一スクリュー固定手段38のそれ
に実質的に相当する形状を有する長いプレート60の形状
を有している。むろん、これらの突起62の間隔ははしご
状プレート36における開口部44の間隔に相当する。従っ
て、Fig.2に示すように、この多重スクリュー固定手段4
0ははしご状プレート36の縦伝いの必要な位置に配置さ
れていてよい。
実際の用途にとっては、このはしご状プレート36をま
ず骨30の上に装着し、次いでそこにセルクラージュによ
り固定する。そのセルクラージュケーブル64は穴48を通
されている。ケーブルの各ループをきつく引っ張り、そ
して一般的な慣用のやり方で対応ブリッジ42をけん縮さ
せることによってその場に固定する。その後、１又は複
数のシングルスクリュー及び／又は多重スクリュー固定
手段をはしご状プレートに結合させ、次いでスクリュー
38を介して骨30に固定させてよい。相補締結フォーメー
ション10ブリッジ42から間隔を置かれており、従ってケ
ーブル64のけん縮にかかわるブリッジの変形は適切な装
着に影響しないことに注目すべきである。
Fig.7は、Fig.1に示すのと類似の状況、即ち移植体70
を受容している大腿骨に適用され、従って破損72を支え
ている、一般的に前述した複合固定手段34を示す。従っ
て、破損72の両側上に広がっており、且つセルクラージ
ュケーブル74により骨30に固定されているはしご状プレ
ートがある。この特定例において、このはしご状プレー
ト36は６つの開口部44を有する。これらのうちの下方の
３つは３つのスクリュー固定手段76によりカバーされて
おり、一方、上方の３つは単一スクリュー固定手段38を
含む（図示せず）。これらはユニコーティカル（unicor
tical）スクリュー78、即ち中央腔の中に短い距離での
み侵入する比較的に短いスクリューによって骨に固定さ
れている。従って、それらの用途は移植体70の脚部の存
在により妨げられない。移植体70の下にはバイコルティ
カル（bicortical）スクリュー80が利用されており、こ
れは骨にわたって直径方向に広がり、そして両皮質を締
結させている。
Fig.8は、諜型断片84を有する複雑骨折を締めるため
に用いられる７開口はしご状プレート81及び５開口はし
ご状プレート82を示す。少なくとも上方のはしご状プレ
ート81の先端開口部は、骨にねじ込まれた単一スクリュ
ー固定手段38を含む。
Fig.9及び10ははしご状プレート36を超えて広がる多
重スクリュー固定手段90のある変異体を示す。この例に
おいては、それはＴ−プレートインターとして形成され
ている。従って、はしご状プレート36から離れたところ
に、スクリュー受容開口部94を有するクロスピース92を
有している。Fig.10からわかる通り、それは骨を抱合す
るような曲線（contoured）外形となっており、この場
合においては顆上（supracondylar）骨折の処置に適応
している。
Fig.11に示す通り、曲線外形はしご状プレートを利用
することも可能である（本例においては、２本の単一ス
クリュー固定手段38と一緒）。
Fig.12及び13は上述とは異なる第２のタイプの態様、
即ち、はしご状プレート36が、骨30に対して配置されて
いる多重スクリュー固定手段140を上に載ることを意図
するものを示す。Fig.12に示す例においては、この多重
スクリュー固定手段140は更なる機能も有している。即
ち、それははしご状プレート136を突出し、そしてやや
重症な骨折205における大腿骨頭部204の固定において利
用するための、すべり式股関節スクリュー202を締結す
るための一般の慣用のフォーメーション200を有する。
Fig.13からわかる通り、この多重スクリュー固定手段
140は概して、それが突起162を有することで、Fig.6に
示すものと類似する。しかしながら、その使用目的の態
様において、それらは骨とは反対側を向いている。骨に
載っている対立面206は一般に適合するような外形とな
っている。そのはしご状プレート136は概して、特にブ
リッジ142、ケーブル穴148、及びソケット150を規定す
るテーパー部分を有する開口部を有することでFig.3に
示すものと類似する。しかし、その利用目的の形態にお
いて、そのソケットは骨に向って広がっており、そして
対立面146は一般に平らであろう。特にはしご状プレー
トがスクリュー固定手段の上に載っかることを目的とす
るとき、そのはしご状プレート（又はその他のセルクラ
ージュ部品）もスクリューで固定できることが望まし
い。２つの固定手段が重るとき、整合するスクリュー開
口部を有しうる。従って、Fig.14はFig.13の変異体を示
しており、それにおいては、はしご状プレート136′
は、スクリュープレートインサート、例えば単一スクリ
ュープレートインサート38を受容できうる穴48及び開口
部44を有する、Fig.2及び３に示すはしご状プレート31
に類似する部分36′を少なくとも有する。その下にある
スクリュープレート140′は、イサート38のスクリュー5
6が開口部44の中にあるときにそれらの整合する穴を有
している。従って、スクリューははしご状プレート13
6′をスクリュープレート140′に接続するのに、及び両
者を下にある骨に固定するのに使用できうる。このスク
リュープレート140′は突起162を有する必要はない。Fi
g.15は別の態様を示し、それにおいては、はしご状プレ
ート136″は、上面及び下面に向って広がる二重ソケッ
トフォーメーション50″を有する開口部44″を有する部
分36″を有している。下にあるスクリュープレート14
0″は、この二重ソケットの下方部分における装着のた
めの小さな突起162″を有しており、そしてスクリュー
プレートインサート38″はソケット50″の上方部分の中
に装着される。
Fig.16は更なる変異体を示し、それにおいても、スク
リュープレートインサート238は、下にあるスクリュー
プレート240の中に相補ねじ山239を締結するための下方
ねじ穴部分238aを有する。２つの固定手段を抱合するこ
のアイディアはその他の固定手段の形態に適用でき、そ
してその他の接続要素の形態で行うことができうる。
Fig.17a及びｂは変異体を示し、それにおいてははし
ご状プレート366はFig.2に示すプレートに類似するが、
しかしスクリュー穴357を有する。かかるプレートは単
独で、又はスクリュープレートと一緒に利用できうる。
単独で利用するプレートは多数のスクリュー穴357を有
しうる。従って、それは小さなはしご開口部344′を有
するだけよい場合があり、なぜならそれら大きめのソケ
ット用開口部344を必要としないであろうからである。
Fig.18及び19は別のタイプの態様を示し、それにおい
ては（例えば）Fig.2のはしご状プレートに対応する要
素は下にあるスクリュープレート340であり、異なる皿
穴356及びスロット390を有している。テーパー仕上げ又
はまっすぐな壁でありうるスロットはけん縮スリーブ39
4の対合部分392を受容する。これらは、スロット390を
突出し、且つ貫通穴398を有する部分396を有する。この
突出た部分は穴398又は一対の穴の中でケーブルをけん
縮するように変形可能である。
Fig.20ははしご状プレート436（けん縮可能ブリッジ4
42及びソケット部分450を有する）の形態における長い
セルクラージュ固定器具を有する現状好ましい態様を示
す。これは突出する突起462を有する長いスクリュー固
定器具440の上部と、骨30の表面に対して載るように曲
線状となっている下面406を締結させる。各突起はスク
リュー58のための開口部456を有する。ここで示すよう
に、スクリュー開口部は互い違いに配列されていること
が一般に所望されることがあり、これによりスクリュー
は骨の中に弱い線分をもたらさない傾向となる。その他
の詳細はFig.12及び13に示すものに類似する。Fig.21は
分割した器具436,440の部分を示す。このスクリュー固
定器具440は、突出部462の側方に広がる広い土台プレー
ト460を有する。そのはしご状プレート436は同じ幅の平
らなプレートである。Fig.22は変異体を示し、それにお
いてはスクリュー固定器具540は比較的小幅であり、本
例における土台プレート560は突出部562と同じ幅となっ
ている。そのセルクラージュ固定器具536はチャンネル
型となっており、従ってそれはそのスクリュー固定器具
の上に載り、且つ実質的に覆い隠してしまう。
Fig.27ははしご状プレート636が連続した側辺部分を
有する必要がないことを示す。それはブリッジ642によ
り接続された互い違いに配列した短い部分639を有しう
る。得られるジグザグ型のプレート636は長いスクリュ
ー固定プレート660の上の突起662を囲むことができる。
従って、スクリュー開口部656も所望されるならば互い
違いに配列されていてよい。
ここまでは、セルクラージュケーブルのための穴はFi
g.23に示すような単純な均一な内腔440であると仮定し
てきた。しかしながら、内腔は、弓形経路をたどる、例
えば曲線背面406と平行となっていることが好ましいと
きがある。他方又は更に、中腔はより円滑なケーブル経
路を中腔のまわりに供するためにFig.24に示すような形
の口404を有してよい。
Fig.25はけん縮ブリッジの変異形状を例示するセルク
ラージュ固定器具636の詳細を示す。この器具636はブリ
ッジ642により接続される側方部分639を有する。このブ
リッジ642は側方部分639に隣接する小さくなった幅の部
分を有する（ここではスキャロップ690の対立組に基づ
いている）。これはけん縮を助長し、そしてブリッジ／
側方部分接続においての亀裂の危険性を低める。
Fig.26は改良スクリュープレートインサート638を示
す。これは、セルクラージュ固定器具のソケットにおけ
る装着を補助、摩滅を低める、及び集成具を骨に固定し
たときに変形を可能とするように変形性材料を含んで成
る。
本例においては金属インサートがあり、その中にスク
リュー穴が規定されている。そしてこれはプラスチック
ライナー698の中に装着されている。むろん長いスクリ
ュープレート（例えばFig.6に示す）の突き出た突起は
プラスチックライナーで同様に形成されていてよい。
外科的用途のため、この部分は全て生体適合性材料よ
り成っていなければならない。一般に、はしご状プレー
ト及びスクリュー固定手段は金属、例えばステンレスス
チール、クロムコバルト又はチタン合金であってよく、
任意的に生体適合性変形可能プラスチック材料のライナ
ー（Fig.26について述べた通り）を有する。単一系（そ
れはケーブルを含みうる）の全ての金属部品は電気分解
作用を回避するため、同一の材料又は相溶性である材料
同志であるべきである。
骨に載せることを意図する部品は骨表面への定着を担
う形状、例えばのこぎり型又は「歯型」を有しうる。
本発明を具体化している固定系はヒト及び脊椎動物外
科に利用できうる。むろん、同一の原理がその他の分野
における要素の接続にも適用されうるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 999999999 シュモツァー，ハンス フリードリッヒ スイス国，ツェーハー―6330 ハム，ガ ルテンシュトラーセ ７ (72)発明者 ドール，デスモンド メイリング アメリカ合衆国，カリフォルニア 90033，ロサンゼルス，インバーネス アベニュ 2470 (72)発明者 マイルス，アンソニー ウィリアム イギリス国，バス ビーエー２ ３ジェ イゼット，アッパー オールドフィール ド パーク 14，トレモント (72)発明者 シュモツァー，ハンス フリードリッヒ スイス国，ツェーハー―6330 ハム，ガ ルテンシュトラーセ ７ (56)参考文献 特開 昭53−5889（ＪＰ，Ａ) 英国特許出願公開2257913（ＧＢ，Ａ) 米国特許4269180（ＵＳ，Ａ) 国際公開90／4366（ＷＯ，Ａ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61B 17/58 A61F 2/28

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】第一及び第二固定手段（436,440）を含ん
    で成る骨固定系であって、それぞれの固定手段は当該固
    定手段の取り付けのために利用されるセルクラージュケ
    ーブル及びスクリューから選ばれる対応の固定要素を受
    容するための少なくとも１つの固定要素受容手段を有
    し、ここで前記第一固定手段が、セルクラージュ固定手
    段（436）を含んで成り、セルクラージュケーブル（2
    4）のための少なくとも１つの通路を規定し、且つこの
    通路の中にセルクラージュケーブル（24）をけん縮する
    ように変形可能である変形可能けん縮部分（442）を有
    する本体を有しており、前記道路が前記固定要素受容手
    段を構成しており；そして前記第二固定手段が前記固定
    要素受容手段を構成する少なくとも１個のスクリュー受
    容開口部（456）を有するスクリュー固定手段（440）を
    含んで成り；前記第一及び第二固定手段（436,440）が
    相補性の相互締結フォーメーション（440,462）を有し
    ており、従ってそれらは、少なくとも１本のセルクラー
    ジュケーブル（24）と少なくとも１個のスクリュー（5
    8）の両者によって固定可能な複合固定手段を一緒に形
    成するように配置されうる、骨固定系。
  2. 【請求項２】前記第一及び第二固定手段（436,440）の
    少なくとも一方が長くなっており、そして複数の固定要
    素受容手段を有する、請求項１記載の骨固定系。
  3. 【請求項３】少なくとも一つの長い固定手段（436,44
    0）がその縦方向伝いに複数の締結フォーメーション（4
    50,462）を有しており、従って地方の固定手段（440,43
    6）の相補締結フォーメーションが多数の位置において
    選択的に締結可能となっている、請求項２記載の骨固定
    系。
  4. 【請求項４】前記セルクラージュ固定手段が、多数の縦
    方向に間隔の置かれたブリッジ（442）によりブリッジ
    された一対の長い側方肢節を含んで成るはしご本体（43
    6）を含んでなり；前記ブリッジの少なくとも一部がセ
    ルクラージュケーブル（24）通路及び変形可能けん縮部
    分を担っている、請求項１〜３のいずれか１項記載の骨
    固定系。
  5. 【請求項５】隣り合うブリッジ（442）と側方肢節の部
    分との間に規定される開口部があり、そしてこの側方肢
    節の部分がスクリュー固定手段のための相補締結フォー
    メーションを供するような形態となっている、請求項４
    記載の骨固定系。
  6. 【請求項６】スクリュー固定手段が成形突起（462）を
    含んで成り、そして前記はしご本体の側方肢節の部分が
    相補的に形取りされたくぼみ（450）を供する、請求項
    ５記載の骨固定系。
  7. 【請求項７】前記突起及びくぼみが、そのくぼみと突起
    が嵌合したときに隣りのブリッジ（442）から離れてい
    るような寸法となっている、請求項６記載の骨固定系。
  8. 【請求項８】前記スクリュー固定手段（440）が長く、
    その縦方向伝いに複数のスクリュー受容突起（462）を
    有する請求項６又は７記載の骨固定系。
  9. 【請求項９】前記スクリュー固定手段（90,92）が長
    く、セルクラージュ固定手段を締結するための第一部分
    （90）と、このセルクラージュ固定手段を超えて広が
    り、且つ骨又は骨移植体との接続のために適合している
    第二部分（92）とを有している、請求項１〜８のいずれ
    か１項記載の骨固定系。
  10. 【請求項１０】前記セルクラージュ固定手段（36）が、
    骨の上に載るように曲線外形となっている第一主要面
    （46））、及び前記スクリュー固定手段が締結フォーメ
    ーションを締結するように適用されている反対を面して
    いる第二主要面（49）を有する、請求項１〜９いずれか
    １項記載の骨固定系。
  11. 【請求項１１】前記スクリュー固定手段（440）が、骨
    の上に載るように曲線外形となっている第一主要面（40
    6）、及び前記セルクラージュ固定手段（436）が締結フ
    ォーメーションを締結するように適用されている反対を
    面している第二主要面を有する、請求項１〜９いずれか
    １項記載の骨固定系。
  12. 【請求項１２】前記セルクラージュ固定手段（336）が
    スクリュー固定のための手段（357）も有している、請
    求項１〜11いずれか１項記載の骨固定系。
  13. 【請求項１３】複数の締結フォーメーションを有する長
    い第一スクリュー固定手段（140′）；少なくとも１つ
    の成形突起（38）を含んで成る少なくとも１つの第二ス
    クリュー固定手段；及び長く、且つ複数の貫通開口部
    （44）を有するセルクラージュ固定手段（36′）、ここ
    で当該開口部は第一主要面であってそこで当該開口部は
    前記第一スクリュー固定手段の対応の締結フォーメーシ
    ョンと締結可能である面から、第二主要面であってそこ
    で当該開口部は前記第二スクリュー固定手段の突起と締
    結するような形態となっている面へと広がる；を含んで
    成る、請求項１〜12のいずれか１項記載の骨固定系。
  14. 【請求項１４】前記第一スクリュー固定手段の締結フォ
    ーメーションが直立している突起（162″）を含んで成
    る、請求項13記載の骨固定系。
  15. 【請求項１５】前記第二スクリュー固定手段（238）と
    前記第一スクリュー固定手段（240）の締結フォーメー
    ションとが、相互締結フォーメーション（238a,239）を
    有しており、そして前記セルクラージュ固定手段の貫通
    開口部が、前記第一及び第二スクリュー固定手段と前記
    セルクラージュ固定手段とを抱合させるように全体にわ
    たって相互締結できるように適合されている、請求項13
    又は14記載の骨固定系。
  16. 【請求項１６】骨固定系であって、両側面において対応
    の長い側方部分を有し、且つ前記部分を接続する複数の
    ブリッジ部分を有する長いはしご部材（336）を含んで
    成るセルクラージュ固定手段を含んで成り；隣り合うブ
    リッジ部分は開口部（344,344′）を規定するように間
    隔が置かれており；このブリッジ部分の少なくとも一部
    にわたってそのはしご部材を横断して広がるセルクラー
    ジュのための貫通穴があり、前記穴付きブリッジ部分
    は、このブリッジ部分の貫通穴にわたって通過するケー
    ブルをけん縮するように変形するよう適用されている変
    形可能けん縮部分を規定する形となっている、骨固定
    系。
  17. 【請求項１７】前記はしご部材が固定用スクリューを受
    容するための手段（357）を有する、請求項16記載の骨
    固定系。
  18. 【請求項１８】第一及び第二固定手段を含んで成る請求
    項１〜15のいずれか１項に記載の骨固定系を提供するう
    えで利用するためのパーツのキットであって、前記第一
    及び第二固定手段の少なくとも一部が長く、且つ複数の
    締結フォーメーションを有しており、複数の異なる第一
    固定手段及び／又は複数の異なる第二固定手段がある、
    キット。
  19. 【請求項１９】請求項１〜15のいずれか１項記載の骨固
    定系を供することを含んで成るヒトを除く動物の骨の外
    科処置方法であって、骨にセルクラージュ固定手段をセ
    ルクラージュケーブルによって接続し；当該セルクラー
    ジュ固定手段にスクリュー固定手段をそれらの相補性相
    互締結フォーメーションによって接続し；次いで当該ス
    クリュー固定手段をスクリューによって骨に接続するこ
    とを含んで成る方法。
  20. 【請求項２０】請求項１〜15のいずれか１項記載の骨固
    定系を供することを含んで成るヒトを除く動物の骨の外
    科処置方法であって、骨にスクリュー固定手段をスクリ
    ューによって接続し；当該スクリュー固定手段にセルク
    ラージュ固定手段をそれらの相補性相互締結フォーメー
    ションによって接続し；次いで当該セルクラージュ固定
    手段をセルクラージュケーブルによって骨に接続するこ
    とを含んで成る方法。
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