JP2021000454A - 骨折部固定システムおよびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】骨の侵食およびワイヤの移動による固定の消失を最小限に抑えながら、骨癒合の向上をもたらす締結器具を提供する。【解決手段】締結補助器具は、プレートを貫通して横方向に延在する複数の孔を有するプレートを含み、横方向に延在する孔は、プレートが骨と接触して配置された場合に張力がかかったある長さの締め具を収容するように構成され、複数の横方向に延在する孔は、互いに対して所定長手方向距離に配置される。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年6月24日に提出された米国仮出願番号第62/865,676号明細書および2019年9月24日に提出された米国仮出願番号第62/905,017号明細書の優先権を主張し、それらの全体は参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、一般に締結のための装置、器具および方法に関し、より具体的には、大腿骨骨折部の固定に関連する締結のための装置、器具および方法に関する。
大腿骨骨折は、完全股関節形成術中に自然にまたは医原的に発生する可能性がある。骨折のパターンに応じて、締結のみ、1つまたは複数のプレートを用いた締結、支柱を用いた締結、延長股関節ステムを用いた締結、またはプレート、支柱および/または延長股関節ステムの組合せを用いた締結を、骨の固定に使用してもよい。しかし、締結の問題は、追加の支持器具を使用しない場合に骨癒合が不十分となる可能性があることである。特に、追加の支持器具を使用する完全股関節形成術が望ましくない場合や可能でない場合がある。大腿骨骨折では締結ワイヤに高い負荷がかかることがあり、その結果、隣接する骨が侵食されたり、ワイヤの移動によって固定が失われる。
骨の侵食およびワイヤの移動による固定の消失を最小限に抑えながら、骨癒合の向上をもたらす締結器具が必要とされている。
本発明は、一態様において、プレートを貫通して横方向に延在する複数の孔を有するプレートを含む締結補助器具を提供し、横方向に延在する孔は、プレートが骨と接触して配置された場合に張力がかかったある長さの締め具を収容するように構成され、複数の横方向に延在する孔は、互いに対して所定長手方向距離に配置される。
本発明の別の態様は、骨との接触点を有するプレートと、プレートを横方向に貫通し、かつ互いに対して所定長手方向距離に配置された複数の孔とを含む、締結補助器具を提供する。張力がかかったある長さの締め具は、複数の孔の各孔を貫通して骨の周りに位置決めされる。
本発明のさらなる態様は、骨折した骨を位置合わせすることと、骨折した骨に締結補助器具を配置することとを含む締結固定方法を提供し、締結補助器具は、プレートと、互いに対して所定長手方向距離を置いて、プレートを介して横方向に配置される複数の孔とを有する。この方法はさらに、締め具を複数の孔の各孔に通して締め具を骨の周りに配置することと、締め具に張力を与えることによって骨を固定することとを含む。
本発明の別の態様は、ハンドルと、ハンドルから延びる細長いネックと、細長いネックから延び、かつハンドルから遠位のワイヤガイドを含む、締結補助器具の挿入具を提供する。ワイヤガイドは、ある長さの締め具を締結補助器具のワイヤ孔に案内するように構成され、ワイヤガイドは、ある長さの締め具による締結補助器具への取付けのために構成される。
本発明のさらなる態様は、締結補助器具を大腿骨に接続する方法を提供し、この方法は、締結補助器具を締結補助器具の挿入具に接続することを含む。締結補助器具は、細長い本体、底面および上面を貫通する複数の横方向ワイヤ孔を含む細長い本体を有する。締結補助器具の挿入具は、ハンドル、ネック、複数のワイヤガイドを有し、複数のワイヤガイドは複数のワイヤ孔と整列している。この方法は、第1の端部および第2の端部を有するある長さの締め具を複数のワイヤガイドの各々および複数のワイヤ孔に挿通することと、ある長さの締め具が骨を取り囲むように、ある長さの締め具の第1の端部を、組織と骨折部が位置合わせされた骨との間に挿入することとをさらに含む。この方法は、締結補助器具を組織と骨との間に挿入することと、締結補助器具を位置合わせされた骨折部の近位側の位置に押し込むことと、締結補助器具の挿入具を取り外してある長さの締め具との接続を解除することと、ある長さの締め具の第1の端部および第2の端部をロック機構に挿通することと、締結補助器具の底面が骨と接触するように、張力がかかったある長さの締め具を配置することとをさらに含む。
本発明は、さらなる態様において、貫通して横方向に延在する複数のワイヤ孔と、第1のプレートの上面から底面まで延在する複数のねじ孔とを含む第1のプレートを有する圧縮締結システムを提供する。圧縮締結システムは、上面、底面および貫通して横方向に延在する複数のワイヤ孔を有する対向可能な第2のプレートをさらに有する。複数の締め具は、第1のプレートの横方向に延在するワイヤ孔および第2のプレートの横方向に延在するワイヤ孔を貫通して、第1のプレートを第2のプレートに接続する。第1のプレートの横方向に延在する複数のワイヤ孔は、第1のプレートの長手方向寸法に対して互いに離間した第1の所定長手方向距離に配置され、第2のプレートの横方向に延在する複数のワイヤ孔は、第2のプレートの長手方向寸法に対して互いに離間した第2の所定長手方向距離に配置される。
本発明は、さらなる態様において、骨折した骨の対向部分を位置合わせして骨を接ぐことと、締結補助器具プレートを骨折した骨に配置することとを含む締結固定方法を提供し、締結補助器具プレートは、互いに対して所定長手方向距離を置いて、第1のプレートを介して横方向に配置された複数のワイヤ孔と、第1のプレートの上面から底面まで延在する複数のねじ孔とを有する第1のプレートを有する。この方法はさらに、骨折した骨の対向する側に締結補助器具を配置することを含み、締結補助器具は、第2のプレートと、互いに対して所定長手方向距離を置いて、第2のプレートを介して横方向に配置される複数のワイヤ孔とを有する。次いで、締め具は、締結補助器具プレートの複数の孔の各ワイヤ孔と、締結補助器具の複数のワイヤ孔の各ワイヤ孔とに通され、締め具に張力を与えることによって骨を固定する。
本発明は、以下に示す詳細な説明および本発明の好ましい実施形態の添付の図面からより完全に理解されるが、これは本発明を限定するものと解釈されるべきではなく、説明および理解のみを目的とするものである。
本発明の一態様による、2線式締結補助器具の上面斜視図である。
本発明の一態様による、3線式締結補助器具の上面斜視図である。
本発明の一態様による、図1の締結補助器具の長手方向断面図である。
本発明の一態様による、図2の締結補助器具の長手方向断面図である。
本発明の一態様による、図1の締結補助器具の正面断面図である。
本発明の一態様による、図2の締結補助器具の正面断面図である。
本発明の一態様による、図1の締結補助器具の側面斜視図である。
本発明の一態様による、図2の締結補助器具の側面斜視図である。
本発明の一態様による、図1の締結補助器具の下方斜視図である。
本発明の一態様による、図2の締結補助器具の下方斜視図である。
本発明の一態様による、図2の締結補助器具の横方向断面図である。
本発明の一態様による、中空内部を含む図1の締結補助器具の長手方向断面図である。
本発明の一態様による、中空内部を含む図1の締結補助器具の正面断面図である。
本発明の一態様による、ある長さの締め具を用いて大腿骨に接続された図1の締結補助器具の上面斜視図である。
本発明の一態様による、人工股関節置換術構成要素および図2の締結器具を含む大腿骨の斜視図である。
本発明の一態様による、人工股関節置換術構成要素および図2の締結器具を含む大腿骨の断面図である。
本発明の一態様による、図2の締結器具を含む大腿骨の斜視図である。
本発明の一態様による、締結補助挿入具の斜視図である。
本発明の一態様による、大腿骨に関連する図18の締結補助挿入具の斜視図である。
本発明の一態様による、ロック機構を含むある長さの締め具の斜視図である。
本発明の一態様による、図20のロック機構の斜視図である。
本発明の一態様による、大腿骨に固定された圧縮締結システムの斜視図である。
本発明の一態様による、図22の圧縮締結システムの締結補助器具プレートの長手方向斜視図である。
本発明の一態様による、図23の締結補助器具プレートの上面斜視図である。
本発明の一態様による、図23の締結補助器具プレートの横断面図である。
本発明の一態様による、図23の締結補助器具プレートの矢状断面図である。
本発明の一態様による、図23の締結補助器具プレートの下方斜視図である。
本発明の一態様による、図22の圧縮締結システムの斜視図である。
本発明の一態様による、図22の圧縮締結システムの斜視図である。
本発明の一態様による、大腿骨と係合する図22の圧縮締結システムの横方向斜視図である。
本発明の一態様による、大腿骨と係合する図22の圧縮締結システムの内側横方向斜視図である。
本発明の一態様による、傾斜トラス構成を使用して大腿骨に固定された図22の圧縮締結システムの斜視図である。
本発明による様々な例示的実施形態に関して添付の図面を参照して、本発明を以下に詳細に説明する。以下の詳細な説明では、本発明の完全な理解を提供するために、多くの特定の詳細を明記する。しかし、当業者には、これらの特定の詳細を用いずに本発明を実施してもよいことが明らかであろう。他の例では、本発明の不必要な曖昧さを回避するために、周知の構造は詳細には示されていない。
したがって、以下に説明する全ての実施態様は、当業者が本開示の実施形態を作るかまたは使用することを可能にするために提供される例示的な実施態様であり、特許請求の範囲によって定義される本開示の範囲を限定するものではない。本明細書で使用される場合、「例示的」または「実例的」という用語は、「例、事例または実例として役立つ」ことを意味する。本明細書において「例示的」または「実例的」として説明される任意の実施態様は、必ずしも他の実施態様よりも好ましいかまたは有利であると解釈されるべきではない。さらに、本説明では、「上」、「下」、「左」、「後」、「右」、「前」、「垂直」、「水平」およびそれらの派生語は、図1に適応されるように本発明に関係するものとする。
以下の説明は、大腿骨の締結固定に使用するためのシステム、方法および装置に言及している。しかし、関連技術において通常の技術水準を有する者は、他の骨の固定が前述のシステム、方法および装置での使用に適していることを理解するであろう。同様に、様々な図、ステップ、手順およびワークフローは一例としてのみ提示されており、記載のシステム、方法または装置を、それぞれのタスクまたは結果を異なる時間枠もしくは順序で実行することを決して制限しない。本発明の教示を、任意の骨に関連する締結に適用してもよい。
さらに、先行技術分野、背景、簡単な要約または以下の詳細な説明で提示された明示的もしくは暗示的な理論に拘束されるような意図はない。また、添付の図面に示され、かつ以下の明細書に記載の特定の器具および工程は、添付の特許請求の範囲において定義される本発明の概念の例示的な実施形態にすぎないことも理解されたい。したがって、本明細書に開示の実施形態に関連する特定の寸法および他の物理的特性は、特許請求の範囲で明確に述べられていない限り、限定的であると解釈されるべきではない。
本明細書に記載の様々な実施形態は、骨折部の固定に使用する締結補助器具のための装置、器具および方法を提供する。一実施形態は、大腿骨および他の長骨骨折に関連する骨折部の締結固定用に使用する締結補助器具の実施形態である。第2の実施形態は、ねじを適切に使用することができない場合の、骨折部の締結固定と関連している。第3の実施形態は、ねじファスナを使用するには空間または骨密度が不十分な可能性のある、骨折部の締結固定である。第4の実施形態は、ねじファスナを使用する器具と組み合わせて使用するための、骨折部の締結固定である。
図1、図3、図5、図7および図9は、上面101、底面103、ワイヤ孔102、孔壁117、底穴104、複数のチャネル105および複数のリブ106を有する2線式締結補助器具100を参照している。ワイヤ孔102の第1のワイヤ孔150および第2のワイヤ孔155は、孔壁117によって境界付けられるように示されている。2線式締結補助器具100は、器具の側縁部116の間で上面101に向かって撓んだ、長手方向に細長いプレートである。上面101は、例えば上面101が凸状であり、かつ底面103が器具の側縁部116の間で凹状であるように撓んでいてもよい。ワイヤ孔102は、2線式締結補助器具100の湾曲率に沿って、2線式締結補助器具100を横方向に貫通する。ワイヤ孔102の各々は、締結ワイヤが貫通するように構成される(例えば、成形されかつ寸法決めされる)。2線式締結補助器具100は、例えば2線式締結補助器具100の長手方向において測定したとき、ワイヤ孔102の中間点(例えば、第1のワイヤ孔150と第2のワイヤ孔155との中間点)の間に25mmの間隔を有してもよい。長手方向における2線式締結補助器具100の長さは、例えば約30mm〜50mmであってもよい。底面103は、交互のチャネル105および隆起したリブ106を有する。チャネル105およびリブ106は、2線式締結補助器具100の側縁部116の間に延在し、長手方向の長さに沿ってワイヤ孔102の間に配置されるように示されている。底面103には、底穴104が示されている。底穴104はワイヤ孔102内に延在し、かつワイヤ孔102と交差するように示されている。底穴104の存在は任意であってもよい。
図2、図4、図6、図8、図10および図11は、上面201、底面203、ワイヤ孔202、孔壁217、底穴204、複数のチャネル205および複数のリブ206を有する3線式締結補助器具200を参照している。ワイヤ孔202の第1のワイヤ孔250、第2のワイヤ孔255および第3のワイヤ孔260が、孔壁217によって境界付けられるように示されている。3線式締結補助器具200は長手方向に細長く、器具の側縁部216の間で上面201に向かって撓んでいる。上面201は、例えば上面201が凸状であり、かつ底面203が器具の側縁部216の間で凹状であるように撓んでいてもよい。ワイヤ孔202は、3線式締結補助器具200の湾曲率に沿って、3線式締結補助器具200を横方向に貫通する。ワイヤ孔202(例えば第1のワイヤ孔250、第2のワイヤ孔255および第3のワイヤ孔260)の各々は、締結ワイヤが貫通するように構成される(例えば、成形されかつ寸法決めされる)。3線式締結補助器具200は、例えば3線式締結補助器具200の長手方向において測定したとき、第1のワイヤ孔250と第3のワイヤ孔260との間に50mmの間隔を有してもよく、第2のワイヤ孔255は、第1のワイヤ孔250と第3のワイヤ孔260との間に長手方向に位置決めされる。第2のワイヤ孔255は、例えば第1のワイヤ孔250および第3のワイヤ孔260から約25mm離間していてもよい。しかし、いくつかの実施形態では、第2のワイヤ孔255は、第1のワイヤ孔250または第3のワイヤ孔260の一方寄りに配置されてもよい。長手方向における3線式締結補助器具200の長さは、例えば約55mm〜70mmであってもよい。底面203は、交互のチャネル205および隆起したリブ206を有する。チャネル205およびリブ206は、3線式締結補助器具200の側縁部216の間に延在し、長手方向の長さに沿ってワイヤ孔202の間に配置されるように示されている。底面203には、底穴204が示されている。底穴204はワイヤ孔202内に延在し、かつワイヤ孔202と交差するように示されている。底穴204の存在は任意であってもよい。
図11を参照して、第2のワイヤ孔255は断面で示されており、3線式締結補助器具200の側縁部216の間で撓むように描かれている。また、孔壁218が第2のワイヤ孔255を境界付けるように示されている。図11は3線式締結補助器具200を参照しているが、ワイヤ孔202の第2のワイヤ孔255は、3線式締結補助器具200上のワイヤ孔202と、2線式締結補助器具100上のワイヤ孔102とを表している。
図12〜図13は、例えば、中空内部107を有する2線式締結補助器具100を示している。しかし、ワイヤ孔102およびワイヤ孔202は、ワイヤ孔102およびワイヤ孔202が貫通する締結ワイヤを支持するかまたは補強することができるように、例えば中空内部と孔とを分離する固体壁を有してもよい。上述の特徴は、3線式締結補助器具200を含む態様に適用可能である。
図1〜図11を参照して、2線式締結補助器具100および3線式締結補助器具200は、例えば内部が中実の長手方向に細長いプレートを有してもよい。代替の実施形態では、長手方向に細長いプレートは、例えば多孔質材料であってもよい。
図14は、骨折部110を有する大腿骨109を示している。大腿骨109は位置合わせされ、2線式締結補助器具100は大腿骨109の外面に配置され、締め具108はワイヤ孔201を貫通して大腿骨109を囲んでいる。2線式締結補助器具100は、例えば底面103が大腿骨109の表面と接触するように位置決めされてもよい。締め具108は、2線式締結補助器具100の第1のワイヤ孔150を貫通するように示されているが、例えば第2のワイヤ孔155を貫通してもよい。締め具108は、例えばワイヤ、コード、バンドまたはケーブルであってもよい。ワイヤ、コード、バンドケーブルおよび締め具という用語は、互換的に使用される場合がある。
図14を参照して、締め具108は、例えばテンショナ(図示せず)を使用して大腿骨109の周りに強く引張られ、かつ、張力を維持して骨折部の固定を確実にするように、締め具上に配置されたロック機構(図示せず)によって保持されてもよい。ワイヤ孔102を貫通して張力がかかった場合、締め具108はまた、例えば2線式締結補助器具100を固定して、底面103を大腿骨109の表面に押し付けてもよい。
3線式締結補助器具200は、2線式締結補助器具100と同様に位置決めされてもよく、例えば3線式締結補助器具200の3つのワイヤ孔の全てを貫通する締め具108の3つの同一または類似の例を有する。締め具108に張力がかかった場合、3線式締結補助器具200は、大腿骨109に対して固定されてもよい。
図14は大腿骨109での使用を示しているが、2線式締結補助器具100(または3線式締結補助器具200)を骨の固定に使用して、大腿骨ステムを含む人工股関節置換術用インプラント(図示せず)を有する大腿骨との骨癒合を促進してもよい。
図1〜図14を参照して、2線式締結補助器具100は、張力を維持することによって、かつ大腿骨109の表面に対して固定され続けることによって、締め具108が骨に沿って長手方向に移動することを抑制するかまたは防止する。底面103に沿ったリブ106およびチャネル105の存在により、締め具108の移動をさらに防止するように、大腿骨109と接触する摩擦点が提供される。2線式締結補助器具100を説明したが、この説明は3線式締結補助器具200にも適用される。
3つのワイヤ孔(例えばワイヤ孔202)を含む3線式締結補助器具200は、3線式締結補助器具200に張力をかける3つの長さの締め具(例えば、締め具108)を有する。底面203は(例えば大腿骨の)骨表面と接触しており、固定のためにワイヤのみが使用された場合よりも、リブ206およびチャネル205を含む底面に沿って骨と接触する大きな表面積を提供する。さらに、底面203は、骨表面と接触した場合に締結ワイヤの円周方向の力を(例えば骨に沿って長手方向に)分散させてもよい。3線式締結補助器具200を説明したが、この説明は2線式締結補助器具100にも適用される。
2線式締結補助器具100および3線式締結補助器具200は、例えば、プラスチック、またはチタンおよび/またはコバルトおよび/またはクロムから作製されてもよい。
概して図1〜図11を参照して、例えば、3線式締結補助器具200のワイヤ孔202および2線式締結補助器具100のワイヤ孔102は、例えばそれぞれの器具の側縁部から延び、かつそれぞれの器具の側縁部の間に延在する。ワイヤ孔202およびワイヤ孔102は、例えば締め具108を導くために使用されてもよい。孔壁217はワイヤ孔202を境界付け、孔壁117はワイヤ孔102を境界付ける。孔壁217および孔壁117は、例えば締め具108を支持し、かつ器具(例えば、器具100または器具200)に対して長手方向の動きを抑制するかまたは防止してもよい。孔壁(例えば、孔壁217および孔壁117)は、締め具108が貫通するのに役立つように平滑であってもよい。しかし、他の実施形態は上面101および上面201の隆起部分を含んでもよく、この隆起部分は、横方向に延在するが、孔が貫通するそれぞれの器具の縁部間に存在する。別の実施形態では、ワイヤ孔102もしくはワイヤ孔202の代わりに、例えば、上面101および上面102の内部もしくは上で横方向に延在するチャネルまたは溝あるいは凹部を使用して、3線式締結補助器具200もしくは2線式締結補助器具100と接触するワイヤを支持してもよい。別の実施形態では、例えば隆起したフックもしくはフックの凹部は、上面101および上面102に沿って横方向に、または上面101および上面102の内部で横方向に位置決めされてもよい。
締め具108は、例えば約0.5mm〜3mmの範囲の直径を有する。締め具の長さに対応するために、ワイヤ孔102およびワイヤ孔202は、貫通する締め具108に対応するように幅が広くてもよい。締結補助器具は、外科医が、接骨しようとする骨(例えば大腿骨109)の骨折部を固定するために使用される締め具108の直径に基づいて締結補助器具を選択することができるように、締め具108の特定の直径で使用するように寸法決めされてもよい。
図9〜図10を参照して、3線式締結補助器具200は、例えばリブ205およびチャネル205を底面203上に有してもよく、2線式締結補助器具100は、リブ106およびチャネル105を底面103上に有してもよい。代替の実施形態は、例えば、隆起表面、波状表面、起伏表面、またはスタンドオフ形状と骨表面とを接触させる任意の形状を有してもよい。さらに別の実施形態は、例えば平滑な底面であってもよい。例えばリブ付きチャネル、隆起表面、波状表面または起伏表面などのスタンドオフ形状を含む底面103もしくは底面203を有する実施形態は、骨再生のための流体の流れを促進してもよい。
概して図1〜図11を参照して、3線式締結補助器具200および2線式締結補助器具100の横幅および横方向曲率は、例えば骨寸法および骨密度などの特定の外科的要件に依存する場合がある。しかし、横幅は、例えば約10mm〜40mmであってもよい。例えば、幅が約15mm以下の器具では、器具の側縁部の間で上面に向かって撓むことなく、曲率が不要になる場合がある。横幅が約15mm〜40mmの器具は、器具の側縁部の間で上面に向かって撓む場合がある。器具(例えば、器具100もしくは器具200)の曲率が骨の曲率と一致する場合、例えば骨のほぼ中心から約10mm〜50mmの半径を有する場合に、適合度がさらに改善されてもよい。
2線式締結補助器具100および3線式締結補助器具200について説明してもよいが、4つ以上のワイヤ孔を有する実施形態が存在してもよい。
図15は、大腿骨109の上端に接続された置換大腿骨頭401と、大腿骨109内の骨折部110とを有する大腿骨109を示している。骨折部110の両側の骨は位置合わせされており、3線式締結補助器具200およびプレート400は、締め具108を使用して大腿骨109に固定されている。
図16は、大腿骨109を介して長手方向に位置決めされた(例えば同軸に位置合わせされた)人工股関節置換術用ステム405を含む、横断面図における大腿骨109を示している。3線式締結補助器具200は、大腿骨109と、複数の長さの締め具のうちの締め具108と、プレート400とに関連して示されている。
図17は骨折部110を含む大腿骨109を示しており、骨折部110は、3線式締結補助器具200を使用することによって位置合わせされかつ固定されている。3線式締結補助器具200は、複数の長さの締め具108によってプレート400に接続されてもよい。
図20〜図21は、ロック機構111を含む締め具108を示している。締め具108は、例えばワイヤ、コードまたはケーブルであってもよい。ロック機構111は、締め具108を保持するための任意の市販のロック機構を表してもよい。ワイヤ、コード、ケーブルおよび締め具の長さという用語は、互換的に使用される場合がある。締め具108は、第1の端部および第2の端部がロック機構111に通されて、締め具108が骨(例えば大腿骨109)の周りに配置されてもよいように、例えば第1の端部および第2の端部を有してもよい。
締め具108は、張力装置(図示せず)を使用して、ロック機構111を介して締め付けられてもよい。締結を完了するために、締め具108は、余剰器具が取り外される前に、ファスナによって適所に保持されるかまたは圧着されてもよい。
図15〜図16は、大腿骨ステム405を含む人工股関節置換術用インプラントを有する大腿骨109との骨癒合を促進するために骨の固定に使用する本発明の態様を示している。図17は、大腿骨109で使用される本発明の図15〜図16の本発明の態様を示している。
概して図15〜図17を参照して、3線式締結補助器具200は、ワイヤ孔202が横方向に配置されて、締め具108がワイヤ孔202を貫通して大腿骨109を囲むように、大腿骨109の外面と接触して位置決めされてもよい。プレート400は、骨の固定および癒合を補助するように大腿骨109に固定されてもよい。骨密度がねじを支持するのに十分であり、かつ、人工股関節置換術用ステム405などの障害物が存在しない場合、プレート400は、例えばねじを使用して大腿骨109に固定されてもよい。プレート400を固定するためにねじを使用することができない場合、プレートは、締結補助器具(例えば100もしくは200)に伝導する締結に係る締め具の張力によって適所に保持されてもよく、またはプレートの代替品を使用してもよい。別の実施形態では、例えばプレート400の代わりに、またはプレート400に加えて、支柱もしくは移植片を大腿骨109に接続してもよい。支柱もしくは移植片は、骨(例えば大腿骨109)に対して配置され、かつ、締結補助器具(例えば100もしくは200)に伝導する締結に係る締め具の張力によって適所に保持されてもよい。締め具108に張力をかけることにより、3線式締結補助器具200と大腿骨109との間の接触が促進されてもよい。例えば、締め具を締め付けるためにテンショナ(図示せず)を使用してもよいので、締め具108の端部が通過して自由に移動することができないロック機構を使用することによって、締め具108に張力をかけてもよい。
概して図1〜図17を参照して、締め具(すなわち、締め具108の複数の例)は張力をかけられてワイヤ孔202に通されるので、孔壁217は、締め具(すなわち、締め具108の複数の例)が長手方向に移動するのを防止し、こうして締め具108が滑るのを抑制するかまたは防止する。さらに、底面203上のチャネル205およびリブ206は骨の成長を促すだけでなく、大腿骨109との摩擦接触をもたらしてもよく、それによって、3線式締結補助器具200が滑ることを抑制するかまたは防止する。3線式締結補助器具200を説明したが、大腿骨109に対する記載の修正は、2線式締結補助器具100にも適用される。
概して図1〜図17を参照して、3線式締結補助器具200および2線式締結補助器具100が骨(例えば大腿骨109)に配置され、複数の締め具(例えば締め具108の複数の例)がワイヤ孔(例えばワイヤ孔102およびワイヤ孔202)を通って骨(例えば大腿骨109)の周りに挿通され、骨折部の固定を確実にする。ワイヤ孔(例えば、ワイヤ孔102およびワイヤ孔202)の配置により、複数の締め具(例えば、締め具108の複数の例)は、締め具108の張力を維持し、かつ締め具108の骨への食い込みを最小限にするかまたは防止するために、一般に互いに平行である。
図18〜図19は、ハンドル301、ネック302、ワイヤ孔303、ワイヤガイド304および工具ヘッド305を有する締結補助挿入具300を参照している。ワイヤ孔303はワイヤガイド304を貫通し、ワイヤガイド304は、締め具108が貫通するように構成される(例えば、成形されかつ寸法決めされる)。締結補助挿入具300は、2線式締結補助器具100とともに使用するために構成された(例えば、成形されかつ寸法決めされた)ものとして示されている。2線式締結補助器具100は、工具300を使用して大腿骨109上に配置されてもよい。
概して図18〜図21を参照して、締結補助挿入具300は、2つのワイヤガイド(例えば、ワイヤガイド304のうちの2つ)を有し、2つのワイヤガイド(例えば2つのワイヤガイド102)を有する2線式締結補助器具100とともに使用するために構成された(例えば、成形されかつ寸法決めされた)状態で示されている。しかし、例えば3つのワイヤガイド(例えば、3つのワイヤガイド304)を含む工具は、3線式締結補助器具200とともに使用するために構成され(例えば、成形されかつ寸法決めされ)てもよく、以下の方法は、どちらの器具にも互換的に使用される。
図15〜図21を参照して、大腿骨109の骨折部110は例えば位置合わせされてもよく、プレート400は大腿骨109に固定されてもよい。人工股関節置換術用ステム405が大腿骨109に長手方向に挿通される状況では、骨(例えば大腿骨109)は、プレート400もしくは支柱を骨に固定するためにねじを使用するにはあまりにも脆く、または空間が不十分な可能性がある。締結補助挿入具300は、締め具108がワイヤ孔303を介してワイヤ孔102を通過し、ワイヤガイド304を貫通するように、ワイヤ孔102をワイヤガイド304と位置合わせすることによって2線式締結補助器具100との接触を維持してもよい。工具300および2線式締結補助器具100には、外科的処置を開始する前または外科的処置の間に、締め具108が通されてもよい。締め具108は、第1の端部が骨と組織との間に挿入されて、第1の端部が大腿骨109の周りに位置決めされてもよいように、第1の端部および第2の端部を有してもよい。2線式締結補助器具100は、締め具108に続いて組織と骨(例えば大腿骨109)との間に挿入され、工具300を使用して、2線式締結補助器具100を位置合わせされた骨折部の近位側の位置に押し込む。特に、工具ヘッド305は、外科医が把持するハンドル301によって2線式締結補助器具100と接触し、締結補助挿入具300を使用して、2線式締結補助器具100を骨と組織との間の位置に押し込んでもよい。2線式締結補助器具100と工具300との位置合わせは、締め具108を通すことによって維持される。2線式締結補助器具100への推進力は、工具ヘッド305との接触を介して伝達される。位置決めされると、締結補助器具の挿入具300は取り外され、かつ締め具108との接続を解除されてもよい。締め具108の第1の端部および第2の端部は、ロック機構111に挿入されてもよい。締め具108は、2線式締結補助器具100の底面103が大腿骨109の骨表面と接触するように、締め具108に張力をかけるロック機構111を介して引張られてもよい。骨折部を接ぐかまたは骨の成長を促進するために位置合わせした骨を保持するのに利用してもよいプレートや支柱もしくは移植片もまた、締め具108(例えばその複数の例)によって取り囲まれ、かつ骨表面に張力がかけられて保持される。3線式締結補助器具200または2線式締結補助器具200は、プレート400および/または支柱もしくは移植片、締結補助器具(例えば、器具100または器具200)とともに使用されてもよい。締結補助器具(例えば、器具100もしくは器具200)は、骨(例えば大腿骨109)の表面に位置決めされてもよく、締め具108は、器具の孔(例えば、ワイヤ孔102もしくはワイヤ孔202)を通って、骨(例えば大腿骨109)とプレート400および/または骨(例えば大腿骨109)に固定された支柱もしくは移植片とを取り囲む。
締結補助器具(例えば、器具100もしくは器具200)はまた、底面(例えば、底面103もしくは底面203)がプレート400または支柱もしくは移植片と接触するように、プレート400または支柱もしくは移植片上に位置決めされてもよい。締め具(例えば、締め具108の複数の例)は、器具の孔(例えば、ワイヤ孔102もしくはワイヤ孔202)を貫通し、骨(例えば大腿骨109)を取り囲み、締め具108が張力をかけられて、ロック機構111を使用して所定の位置にロックされた際に、締結補助器具(例えば、器具100もしくは器具200)を固定してもよい。
図22は、大腿骨109に固定された圧縮締結システム600を示しており、骨折部110の両側の大腿骨109の部分が位置合わせされている。圧縮締結システム600は、大腿骨109の外側面530上で長手方向に位置合わせされた締結補助器具プレート500を有する。圧縮締結システム600は、大腿骨109の内側面525上で長手方向に位置合わせされた2線式締結補助器具100を有する。締結補助器具100および締結補助器具プレート500は、大腿骨109の両側に示されており、締め具(例えば、締め具108の複数の例)に接続されている。締結補助器具プレート500は、2線式締結補助器具100に接続されることなく、大腿骨109を取り囲んで接触する締め具(例えば、締め具108の複数の例)を有してもよい。
図23は、上面501および底面503を有する締結補助器具プレート500を示している。底面503は、側縁部516の間の上面501に向かって湾曲するかまたは撓んだものとして示されている。上面501は、例えば上面501が凸状であり、かつ底面503が器具の側縁部516の間で凹状であるように撓んでいてもよい。
図24A〜図24Cは、厚さT、複数のワイヤ孔502、および複数のねじ孔522を有する締結補助器具プレート500を示している。ワイヤ孔502は、第1のワイヤ孔550、第2のワイヤ孔555、第3のワイヤ孔560、第4のワイヤ孔565、第5のワイヤ孔570、第6のワイヤ孔575および第7のワイヤ孔580を有するものとして示されている。ワイヤ孔502は、締結補助器具プレート500を通って横方向に延在し、孔壁517によって境界付けられている。ねじ孔522は、第1のねじ孔561、第2のねじ孔562、第3のねじ孔563、および第4のねじ孔564を有するものとして示されている。ねじ孔522は、上面501から底面503まで延在し、第1の表面519およびねじ孔壁518を有する。ワイヤ孔502は、締結補助器具プレート500の湾曲率に沿って、締結補助器具プレート500を横方向に貫通する。ワイヤ孔502の各々は、締め具108が貫通するように構成される(例えば、成形されかつ寸法決めされる)。
図25は、底面503、複数のねじ孔522を有し、複数の交互のチャネル505および隆起したリブ506を含む締結補助器具プレート500を示している。チャネル505およびリブ506は、締結補助器具プレート500の側縁部516の間に延在するように示されており、長手方向の長さに沿ってワイヤ孔502の間に配置されてもよい。ねじ孔564は、締結補助器具プレート500を通り、複数の交互のチャネル505および隆起したリブ506を通って延在するように示されている。
図23〜図25を参照して、締結補助器具プレート500は、例えば骨寸法および骨密度などの特定の外科的要件に依存する場合がある側縁部516間の横幅と、横方向曲率もしくは撓みとを含んで示されている。横幅は、例えば約10mm〜40mmであってもよい。例えば、幅が約15mm以下の器具では、器具の側縁部516の間で上面に向かって撓むことなく、曲率が不要になる場合がある。例えば横幅が約15mm〜40mmの器具は、器具の側縁部516の間で上面に向かって湾曲するかまたは撓む場合がある。器具(例えば、器具100もしくは器具200)の曲率が骨の曲率と一致する場合、例えば骨のほぼ中心から約10mm〜50mmの半径を有する場合に、適合度がさらに改善されてもよい。締結補助器具プレート500は、例えば長手方向に約25mm〜250mmの長さを有してもよい。
ワイヤ孔502は、例えば締め具108を導くために使用されてもよい。ワイヤ孔502は、ワイヤ孔502を境界付ける孔壁517を有して、締め具108を支持し、かつ締結補助器具プレート500に対して長手方向の動きを抑制するかまたは防止する。孔壁517は、締め具108が貫通するのに役立つように平滑であってもよい。しかし、他の実施形態は上面501の隆起部分を含んでもよく、この隆起部分は、横方向に延在するが、ワイヤ孔502が貫通するそれぞれの器具の縁部間に存在する。別の実施形態では、ワイヤ孔502の代わりに、例えば上面501の内部もしくは上で横方向に延在するチャネルまたは溝あるいは凹部を使用して、締結補助器具プレート500と接触するワイヤを支持してもよい。別の実施形態では、例えば隆起したフックもしくはフックの凹部は、上面501および上面502に沿って横方向に、または上面501および上面502の内部で横方向に位置決めされてもよい。
ワイヤ孔502間の長手方向の間隔は、例えばワイヤ孔502の中間点の間で約5mm〜100mmであってもよく、ワイヤ孔502の中間点の間の好ましい間隔は20mm〜25mmである。ねじ孔522間の長手方向の間隔は、例えばねじ孔522の中間点の間で約10mm〜100mmであってもよく、ねじ孔522の中間点の間の好ましい間隔は20mm〜25mmである。ワイヤ孔502は、締結補助器具プレート500の一部に沿って長手方向に等間隔で示されているが、間隔は均等である必要はなく、骨寸法および/または骨密度に対応するように変化してもよい。ねじ孔522は、締結補助器具プレート500の一部に沿って長手方向に等間隔で示されているが、間隔は均等である必要はなく、骨寸法および/または骨密度に対応するように変化してもよい。
図26〜図27を参照して、締結補助器具プレート500が示されており、締結補助器具プレート500は、厚さT、複数のワイヤ孔502および複数のねじ孔522を有する。ワイヤ孔502は、第1のワイヤ孔550、第2のワイヤ孔555、第3のワイヤ孔560、第4のワイヤ孔565、第5のワイヤ孔570、第6のワイヤ孔575および第7のワイヤ孔580を有するものとして示されている。ねじ孔522は、第1のねじ孔561、第2のねじ孔562、第3のねじ孔563、および第4のねじ孔564を有するものとして示されている。2線式締結補助器具100は、第1のワイヤ孔150および第2のワイヤ孔155を有するワイヤ孔102とともに示されている。2線式締結補助器具100は、締め具(例えば、締め具108の複数の例)を用いて締結補助器具プレート500に接続されているものとして示されている。第1の締め具508は、第1のワイヤ孔150と第2のワイヤ孔555とを接続した状態で示され、第2の締め具509は、第2のワイヤ孔155と第3のワイヤ孔560とを接続した状態で示され、第1の締め具508、第2の締め具509および追加の締め具(例えば、締め具108の複数の例)は、2つの器具を接続して骨(例えば大腿骨109)を取り囲む。第1の締め具508と第2の締め具509は、最も一般的には並列である。ねじ543は、ねじ孔522に挿通されたものとして示されている。ねじ543は、係止型また非係止型のものであってもよい。
図24A〜図24C、図26、および図27を参照して、締結補助器具プレート500は、ねじ孔522に隣接したねじ孔522の周囲の領域587において、厚さTがより厚いものとして示されている。ワイヤ孔502のみを有する領域586は、ねじ孔522の周囲の領域587よりも厚さTが薄いものとして示されている。
ねじ孔522は、締結補助器具プレート500を大腿骨109に取り付けるためのねじ挿入用であってもよい。ねじ孔522は第1の表面519を有し、第1の表面519は、例えば角度付きねじまたは平頭ねじを収容するようにさら穴面または座ぐり面であってもよい。第1の表面は、孔に完全に挿入されたねじ543を収容してもよいねじ孔522を提供し、これにより、ねじ543は、上面501上へ最小限に突出するかまたは全く突出することなく、ねじ孔522に挿入されてもよい。ねじ孔壁518は、ねじ542と係合するように平滑であるかまたは溝付きであってもよい。
図28は、大腿骨109の外側面530上で長手方向に位置合わせされた、締結補助器具プレート500を示している。締め具(例えば、締め具508、締め具509および締め具108の複数の例)は、締結補助器具プレート500を貫通する。第2のねじ孔562、第3のねじ孔563および第4のねじ孔564に挿入されたねじ543もまた示されている。
図29は、大腿骨109の内側面525上で長手方向に位置合わせされた2線式締結補助器具100を示している。第1の締め具508は第1のワイヤ孔150を貫通するように示され、第2の締め具509は第2のワイヤ孔155を貫通するように示されている。さらに、大腿骨109を貫通するねじ543が示されている。
図22および図28〜図29を参照して、締結補助器具プレート500は、ねじ543が大腿骨109内で部分的にしか締め付けられておらず、取付けが緩い状態として示され、締め具(例えば、締め具108の複数の例)もまた、緩い状態として示されている。締結補助器具プレート500の底面503が骨(例えば大腿骨109)の表面に対して実質的に位置決めされるように、ねじ543が正常に締め付けられ、かつ締め具108が正常に締め付けられてもよい。締め具108には、骨の固定を維持し、かつ骨(例えば大腿骨109)の癒合および治癒を促進するのに十分な張力がかけられてもよい。複数のねじ(例えば、ねじ543の複数の例)は、外側面530(例えば、第1の皮質交差)を通って内側面525(例えば、第2の皮質交差)から出るように、ねじ孔522(例えば、第2のねじ孔562、第3のねじ孔563および第4のねじ孔564)に挿通されるように示される。複数のねじ(例えば、ねじ543の複数の例)を使用して、締結補助器具プレート500を大腿骨109に固定してもよく、複数の締め具(例えば、締め具108の複数例)が骨の固定に使用される。
図30は、大腿骨109に固定された圧縮締結システム600を示しており、骨折部110の両側の大腿骨109の部分が位置合わせされている。圧縮締結システム600は、大腿骨109の外側面530上で長手方向に位置合わせされた締結補助器具プレート500を有する。圧縮締結システム600は、大腿骨109の内側面525上で長手方向に位置合わせされた2線式締結補助器具100を有する。第1の締め具508は、第1のワイヤ孔150と第2のワイヤ孔555とを接続し、第2の締め具509は、第2のワイヤ孔155と第3のワイヤ孔560とを接続する。傾斜した締め具583は、第1のワイヤ孔150を貫通し、トラス構成で第1のワイヤ孔550と接続し、かつ第1のワイヤ孔550を貫通する。
図22〜図30を参照して、外側面530上の締結補助器具プレート500および内側面525上の2線式締結補助器具100の形態で、大腿骨109の内側面525および外側面530上に対向する構成要素を有する、圧縮締結システム600が示されている。ねじ543は、締結補助器具プレート500を、締め具(例えば、締め具108の複数の例)に張力がかけられ、かつ固定が生じた後に骨片を適所に保持するために使用される位置に接続するために使用されてもよい。締め具(例えば、締め具108の複数の例)に張力をかけることにより、大腿骨109の外側面530および内側面525から圧縮が生じ、こうして骨癒合が促進される。側縁部516間の締結補助器具プレート500の曲率は、骨曲率を概算することによって骨の接触を促進するのに役立つ場合がある。底面503は、交互のチャネル505および隆起したリブ506を示している。チャネル505およびリブ506は、締結補助器具プレート500の側縁部516の間に延在するように示されており、例えば、長手方向の長さに沿ってワイヤ孔502の間に配置されてもよい。リブ506は、締結補助器具プレート500と大腿骨109の骨表面との間の接触を促進するのに役立つ。チャネル505は、締結補助器具プレート500と大腿骨109の骨表面との間の血液供給を促進するのに役立つ。
長手方向のチャネルまたは隆起(図示せず)は、底面503の長さに沿って延在してもよい。チャネルまたは隆起(図示せず)は、例えば骨表面への血液供給を促進するのに役立つ場合がある。
図22〜図30をさらに参照して、圧縮締結システム600の内側面525の構成要素(例えば、2線式締結補助器具100)および外側面530の構成要素(例えば、締結補助器具プレート500)の存在により、安定性が得られ、締結またはトラス構成の締め具を使用した(例えば、傾斜した締め具583を使用した)支持が得られ、骨片を捕捉して骨癒合および治癒が促進されてもよい。態様は、内側面525上の構成要素として2線式締結補助器具100を使用して示されているが、他の態様は3線式締結補助器具200を使用してもよく、さらに他の態様は、より多くのワイヤ孔(例えば102または202)および締め具(例えば108)を含む締結補助器具を使用してもよい。締結補助器具プレート500の態様は、4つのねじ孔(例えば、第1のねじ孔561、第2のねじ孔562、第3のねじ孔563、および第4のねじ孔564)で示されているが、ねじ孔522がより少ないかまたは多い態様もあってもよい。ねじ孔がわずか1つしかない他の態様があってもよく、ねじ孔が5つ以上の態様があってもよい。締結補助器具プレート500の態様は、7つのワイヤ孔(例えば、第1のワイヤ孔550、第2のワイヤ孔555、第3のワイヤ孔560、第4のワイヤ孔565、第5のワイヤ孔570、第6のワイヤ孔575、および第7のワイヤ孔580)で示されているが、ワイヤ孔502がより少ないまたは多い態様があってもよい。
圧縮締結システム600は、例えば、人工股関節置換術用ステムに関係し、かつバンクーバー(Vancouver)評価Bとして分類される骨折での骨折部の固定および骨癒合に使用されてもよい。したがって、2線式締結補助器具100は、最も一般的には内側面525に位置決めされ、2線式締結補助器具100は、組織と骨との間に押し込まれ、締結補助器具プレート500は外側面530上に位置決めされる。締結補助器具プレート500は、ねじ543を挿入するために容易に位置決めされるように、切込部に近接していてもよい。さらに締結補助器具プレート500は、例えば、骨折部の固定に使用される締め具(例えば、締め具108の複数の例)とともに大腿骨109に安定して取り付けるために、骨折部110の下側にねじ孔522が存在するように位置決めされる。他の態様では、締結補助器具プレート500は、ねじ孔522が骨折部110の下側に存在し、かつ任意のインプラントステム(例えば、人工股関節置換術用ステム405)の下に存在するように位置決めされ、それにより、ねじ(例えば、ねじ543の複数の例)が骨折部110またはインプラントステムに干渉しない。
さらに図22〜図30を参照して、態様の構成は解剖学的構造の要求に従っていてもよい。ねじ543は、第1のねじ孔561、第2のねじ孔562および第3のねじ孔563に挿入されるが、第4のねじ孔564には挿入されないように示されている。例えば、ねじ543が3つ未満または全てのねじ孔522に挿入される態様があってもよい。締め具108は、例えば圧縮締結システム600の構造を強化するために、半径方向の力よりも対角線方向もしく斜め方向の力が好ましい位置に導かれてもよい。例えば、傾斜した締め具(例えば、傾斜した締め具583の複数の例)、または複数の締め具108と傾斜した締め具(例えば、傾斜した締め具583の複数の例)との組合せが、解剖学的特徴に基づいて好ましい態様があってもよい。また、締め具(例えば、締め具108の複数の例)が並列であり、半径方向の張力を維持する態様があってもよい。
本明細書に記載の本発明の態様は、大腿骨109における骨癒合を促進する骨折部の骨の固定を含む。これらの同じ態様には、人工股関節置換術用ステムが挿入された大腿骨における骨癒合を促進する骨折部の骨の固定も含まれる。大腿骨109での締結に言及する本発明の態様はまた、人工股関節置換術用ステムを有する大腿骨での締結に使用されてもよい。人工股関節置換術用ステム405を含む大腿骨109を参照する本発明の態様は、大腿骨109の場合に使用されてもよい。
本発明を少なくとも1つの実施形態に関して説明してきたが、本発明を、この開示の精神および範囲内でさらに変更することができる。したがって、本出願は、その一般的な原理を使用する本発明のあらゆる変形、使用または適合を網羅するものである。さらに、本出願は、本発明が関係し、添付の特許請求の範囲の範囲内にある当該技術分野での既知の慣習に含まれる、本開示からのそのような逸脱を網羅するものである。
100 締結補助器具
101 上面
102 ワイヤ孔
103 底面
104 底穴
105 チャネル
106 リブ
107 中空内部
108 締め具
109 大腿骨
110 骨折部
111 ロック機構
116 側縁部
117 孔壁
150 第1のワイヤ孔
155 第2のワイヤ孔
200 締結補助器具
201 上面
202 ワイヤ孔
203 底面
204 底穴
205 チャネル
206 リブ
216 側縁部
217 孔壁
218 孔壁
250 第1のワイヤ孔
255 第2のワイヤ孔
260 第3のワイヤ孔
300 締結補助挿入具
301 ハンドル
302 ネック
303 ワイヤ孔
304 ワイヤガイド
305 工具ヘッド
400 プレート
401 置換大腿骨頭
405 人工股関節置換術用ステム
500 締結補助器具プレート
501 上面
502 ワイヤ孔
503 底面
505 チャネル
506 リブ
508 第1の締め具
509 第2の締め具
516 側縁部
517 孔壁
518 ねじ孔壁
519 第1の表面
522 ねじ孔
525 内側面
530 外側面
543 ねじ
550 第1のワイヤ孔
555 第2のワイヤ孔
560 第3のワイヤ孔
561 第1のねじ孔
562 第2のねじ孔
563 第3のねじ孔
564 第4のねじ孔
565 第4のワイヤ孔
570 第5のワイヤ孔
575 第6のワイヤ孔
580 第7のワイヤ孔
583 締め具
586 領域
587 領域
600 圧縮締結システム

Claims (19)

  1. 骨折部固定システムであって、
    貫通して横方向に延在する複数の孔を有するプレートを備え、前記横方向に延在する孔が、前記プレートが骨と接触して配置された場合に張力がかかったある長さの締め具を受け入れるように構成され、
    前記横方向に延在する複数の孔が、前記プレートの長手方向寸法に対して互いに離間した所定長手方向距離に配置される、骨折部固定システム。
  2. 前記プレートが、上面と底面とを有し、前記底面が、前記骨と接触するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記底面が複数の側方チャネルを有する、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記プレートが横方向曲率をさらに有し、前記底面が凹状である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記横方向曲率が、骨の中心から10mm〜50mmの半径を規定する、請求項4に記載のシステム。
  6. 骨折部固定システムであって、
    第1のプレートであって、貫通して横方向に延在する複数のワイヤ孔と、前記第1のプレートの上面から底面まで延在する複数のねじ孔とを有する、第1のプレートと、
    上面と、底面と、貫通して横方向に延在する複数のワイヤ孔とを有する対向可能な第2のプレートと、
    前記第1のプレートと前記第2のプレートとを接続するために、前記第1のプレートの前記横方向に延在するワイヤ孔および前記第2のプレートの前記横方向に延在するワイヤ孔を貫通する、複数の締め具とを備え、
    前記第1のプレートの前記横方向に延在する複数のワイヤ孔が、前記第1のプレートの長手方向寸法に対して互いに離間した第1の所定長手方向距離に配置され、
    前記第2のプレートの前記横方向に延在する複数のワイヤ孔が、前記第2のプレートの長手方向寸法に対して互いに離間した第2の所定長手方向距離に配置される、骨折部固定システム。
  7. 前記第1のプレートおよび前記第2のプレートが、骨の両側の表面と接触するように構成される、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記底面が複数の側方チャネルを有する、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記第1のプレートが横方向の凹状底面曲率をさらに有し、前記第2のプレートが横方向の凹状底面曲率をさらに有する、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記第2のプレートの前記横方向に延在する複数の孔が、2つの横方向に延在する孔を備える、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記第2のプレートの前記横方向に延在する複数の孔が、3つの横方向に延在する孔を備える、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記第1のプレートおよび前記対向可能な第2のプレートが、骨との接触点に沿って圧縮力を分散させるように構成される、請求項6に記載のシステム。
  13. 前記骨が大腿骨であり、前記第1のプレートが前記大腿骨の外側面に位置決めされ、前記第2のプレートが前記大腿骨の内側面に位置決めされる、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記第1の所定長手方向距離が、前記第2の所定長手方向距離に等しい、請求項6に記載のシステム。
  15. 締結固定方法であって、
    骨折した骨の対向部分を位置合わせして前記骨を接ぐステップと、
    締結補助器具プレートを前記骨折した骨に配置するステップであって、前記締結補助器具プレートが、第1のプレートであって、互いに対して所定長手方向距離を置いて、前記第1のプレートを介して横方向に配置される複数のワイヤ孔と、前記第1のプレートの上面から底面まで延在する複数のねじ孔とを有する、第1のプレートを備える、ステップと、
    締結補助器具を前記骨折した骨の対向する側に配置するステップであって、前記締結補助器具が、第2のプレートと、互いに対して所定長手方向距離を置いて、前記第2のプレートを介して横方向に配置される複数のワイヤ孔とを備える、ステップと、
    締め具を前記締結補助器具プレートの前記複数のワイヤ孔の各ワイヤ孔に通すステップと、
    締め具を前記締結補助器具の前記複数のワイヤ孔の各ワイヤ孔に通すステップと、
    前記締め具に張力を与えることによって前記骨を固定するステップと
    を含む、締結固定方法。
  16. 前記締結補助器具プレートを前記骨に配置するステップが、組織を移動させるステップと、
    ねじを挿入するために前記締結補助器具を所定の位置に配置するステップと、
    ねじを前記ねじ孔に挿通させるステップと、
    組織を元に戻すステップと
    を含む、請求項15に記載の締結固定方法。
  17. 前記締結補助器具を前記骨に配置するステップが、前記締結補助器具を組織の下に配置するステップを含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記締結補助器具プレートおよび前記締結補助器具が、前記張力によって前記締め具に与えられる圧縮力を分散させる、請求項15に記載の方法。
  19. 前記締結補助器具プレートが、前記骨上の前記第1のプレートの表面に沿って前記圧縮力を分散させ、前記締結補助器具が、前記骨上の前記第2のプレートの表面に沿って前記圧縮力を分散させる、請求項18に記載の方法。
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