JPH02501534A - 細胞表面決定基の発現および機能を選択的に調節する方法およびこれによりつくられる新規な人間細胞の産生 - Google Patents

細胞表面決定基の発現および機能を選択的に調節する方法およびこれによりつくられる新規な人間細胞の産生

Info

Publication number
JPH02501534A
JPH02501534A JP63507944A JP50794488A JPH02501534A JP H02501534 A JPH02501534 A JP H02501534A JP 63507944 A JP63507944 A JP 63507944A JP 50794488 A JP50794488 A JP 50794488A JP H02501534 A JPH02501534 A JP H02501534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human
cells
cell
cell surface
expression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63507944A
Other languages
English (en)
Inventor
バンデンバーク・アーサー・アレン
オフナー・ハリナ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH02501534A publication Critical patent/JPH02501534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H15/00Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H15/02Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures
    • C07H15/04Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical
    • C07H15/10Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical containing unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 14、前記ガングリオシド組成物を七ノーシアレーテッドガングリオシド、ジー  シアレーテッド ガングリオシド、トリーシアレーテッド ガングリオシド、 テトラ−シアレーテッド ガングリオシド、修飾ガングリオシドおよびその混合 物からなる群から選択した請求項12記載のヒト細胞。
15、前記CD4紺胞表面決定基を他の細胞表面決定基の発現に影響を及ぼさな いで選択調節した請求項12記載のヒト細胞。
16、7−ヘルパー細胞を含む請求項12記載のヒト細胞。
17、ヒト上皮細胞を含む請求項12記載のヒト細胞。
18、大食細胞を含む請求項12記載のヒト細胞。
19、脳ダリア細胞を含む請求項12記載のヒト細胞。
20、 CD4紺胞表面決定基に対する結合を介してヒト細胞に感染するウィル スによって人間が感染するのを抑制するガングリオシド組成物を含む化学薬品の 使用方法。
21、前記ウィルスがヒト免疫不全ウィルスである請求項2゜記載の方法。
22、前記ガングリオシド組成物をモノ−シアレーテッドガングリオシド、ジー  シアレーテッド ガングリオシド、トリーシアレーテッド ガングリオシド、 テトラ−シアレーテッド ガングリオシド、修飾ガングリオシドおよびその混合 物からなる群から選択する請求項2o記叙の方法。
23、前記ガングリオシド組成物を人間の皮膚に局所的に与えて前記ウィルスに よって更に感染するのを抑制する請求項20記戦の方法。
24、前記ガングリオシド組成物をヒト細胞に局所的に与えて前記ウィルスによ る感染を予防的に抑制する請求項2゜記載の方法。
25、前記ヒト細胞がヒト上皮細胞を含む請求項2o記載の方26、前記CD4 紺胞表面決定基の前記選択調節を他の細胞表面決定基の発現に影響を及ぼさずに 行う請求項20記載の方法。
27、ガングリオシド組成物を前記ヒト細胞における前記CD4紺胞表面決定基 の再発現を抑制するのに十分なレベルで与えることによって前記選択調節を維持 する段階を含む請求項20記載の方法。
28、前記ガングリオシド組成物の添加を停止し、CD4発現に依存する細胞機 能を回収して前記ヒト細胞における前記CD4 m胞表面決定基に再発現を生じ させる段階を含む請求項20記載の方法。
29、前記ヒト細胞における前記CD4紺胞表面決定基を再発現する段階をガン グリオシド組成物の前記添加を停止した後24時間以内に実質的に完了させる請 求項20記載の方法。
30、 CD4細胞−表面決定基を有するヒト細胞のウィルス感染を抑制する方 法において、 ガングリオシド組成物を与え: 前記ヒト細胞を前記CD4細胞−表面決定基の発現を選択的に調節するのに十分 な量の前記ガングリオシド組成物で処置し、これにより前記ウィルスに対する前 記調節したヒト細胞の感染性を抑制することを特徴とするヒト細胞のウィルス感 染を抑制する方法。
31、ガングリオシド組成物を前記ヒト細胞における前記CD4紺胞表面決定基 の再発現を抑制するのに十分なレベルで与えることによって前記選択調節を維持 する段階を含む請求項30記載の方法。
32、前記ガングリオシド組成物の添加を停止し、CD4発現に依存する細胞機 能を回収して前記ヒト細胞における前記CD4 lit胞表面表面決定基発現を 生じさせる段階を含む請求項30記載の方法。
33、前記ヒト細胞における前記CD4紺胞表面決定基を再発現する段階をガン グリオシド組成物の前記添加を停止した後24時間以内に実質的に完了させる請 求項30記載の方法。
34、前記CD4紺胞表面決定基の前記選択調節を他の細胞表面決定基の発現に 影響を及ぼさずに行う請求項30記載の方法。
35、前記ウィルスがヒト免疫不全ウィルスを含む請求項30記戦の方法。
36、 CD4紺胞−表面決定基に対する結合を介してヒト細胞に感染する人間 のウィルスによる感染を治療する方法に、おいて、 ヒト血液細胞を患者から試験管内で分離し:前記CD4細胞−表面細胞決定基の 発現および機能を選択的に調節することによってヒト細胞からCD41!I胞− 表面決定基の選択消失を誘導することのできるガングリオシド組成物を含む化学 薬剤で前記分離したヒト血液細胞を処理し、これにより前記ウィルスによる前記 ヒト血液細胞の受容性を選択的に抑制し;および前記CD4−’J節ヒト血液細 胞を前記患者に再注入することを特徴とする人間のウィルス感染治療方法。
明 細 書 細胞表面決定基の発現および機能を選択的に調節する方法およびこれによりつく られる新規な人間細胞の産生 背景技術 本発明は一般にヒト細胞表面決定基の発現(expression)および機能 を選択的に調節する方法およびこの方法により産生される新規な選択的に調節さ れたヒト細胞に関するものである。特定のヒト細胞表面決定基の発現および機能 を選択的に調節することにより、成るヒト細胞は順次緩和剤から保護されこれに よりもとのまま維持され有効に機能することができる。
人間の免疫系は、機能している場合には、ビールス、バクテリア、寄生虫等を含 む病原体から身体を保護する。これ等の病原体または身体の免疫系により異種と して認められるほかの物質(抗原)と戦う個人の能力は健康および生存に絶対的 である。普通の環境下、免疫系は大部分の伝染病を含むことができ、従って完全 な回復が゛可能である。しかし免疫系が不適当である場合には、ひどい感染を受 けることがある。
全血細胞、大食細胞およびリンパ細胞の24種類が最初に免疫に応答する。大食 細胞が病原体を消化し破壊し、次いでリンパ細胞にこれ等の病原体について構造 上の情報を示す、リンパ細胞は2つの一般的種類にわけられる。一つの種類のリ ンパ細胞、B細胞は病原体に応答して抗体を産生ずる。抗体は個々の抗原の顕著 な構造上の特徴を認める独特の結合位置を有する。抗体分子が抗原に結合する場 合には、相互作用が異種物質の作用を中和し得る事象の鎖(achain of  events )を動かす、他の種類のリンパ細胞、T細胞は大食細胞により 生ずる個々の抗原構造を認める独特の膜リセブタを産生ずる。T細胞が抗原と相 互作用する場合、種々のホルモン(リンホカイン)が遊離しこれ等が炎症を誘発 し、B細胞による抗体の形成を拡大または抑制するか、或いは腫瘍の如き異′# J細胞または移植した器官を直接破壊する。
T細胞、B細胞と大食細胞との間の相互作用は伝染病に対する人間の応答の強さ および深さを決定する。一般にこれ等の免疫細胞の活性はリンホカインおよびモ ノカイン(monokine) (大食細胞ホルモン)により、広範囲に、制御 されると考えられる。多くの異なるリンホカインおよびモノカインがあり、これ 等のそれぞれは独特の化学的および機能的性質を有する。「ザ CD4モレキュ ール:ファンクション・アンド・ストラフチャーjと題するダルブレラシュ、ニ ー・ジーによるザ・ジャーナル・エンタイトルド・イミュノロジー・トーキヨウ 、第7巻、第142頁(1986)の論文において、一般に特定の細胞表面決定 基、即ちCD4分子はクラス■主組織適合性(11Hc )抗原により制限され る抗原識別後、種々の調節およびエフェクター作用を実施する成熟したTリンパ 球のサブポピュレーシッンを規定すると記載されている。 CD4細胞表面決定 基の混乱はまた明らかにT細胞へ負の信号を伝えT細胞機能を遮断する作用をし 得る。バンク、アイ等「パーターベーシッン・オプ・ザ・T−4・モレキュラー ・トランスミッッ・ア・ネガティブ・シグナル・ツー・T−セルス」ジャーナル ・オプ・エクスペリメンタル・メトシン、第162巻、第1294頁(1985 )参照。
ガングリオシドはオリゴ糖鎖上の1個以上のシアル酸単位の存在により特徴づけ られる種々のグループのグリコスフィンゴ脂質である。ガングリオシドはT細胞 の増殖および機能を抑制することが見出された。このことは次の論文:シングル 、イー・イー等、「インヒビジョン・オプ・レクチン−インシュースト・ミトゲ ニック・レスポンス・オプ・チモサイッ・パイ・グリコリヒッズ」キャンサー・ リサーチ・第39巻、第817頁(1979)およびライスラー、アール・エル 、等「レギュレーション・オブ・リンホカイン・レスボンシズ・パイ・ヒユーマ ン・ガングリオシズ:キャラクタリスチックス・オプ・インヒビトリー・エフェ クタ・アンド・ジ・インダクション・オブ・インペアード・アクチベーション」 ザ・ジャーナル・オプ・イミュノロジー、第125巻、第2106頁(1980 )で提案された。またガングリオシドは起脳炎活性を抑制しT−ヘルパー細胞表 現型の発現に影響することが報告されている。ガングリオシドは試験管内でBP −1ラツトのT−ヘルパー細胞ラインでW3/25モノクロナール抗体の蛍光染 色を抑制することが見出された。
この抑制作用は、−3/13 (T−)−タル) 、0X−8(T−ノン−ヘル パー)または0X−(Ia)抗体で染色した細胞により示されなかった。オフナ ー、エッチ、およびニー、ニー、バンデンバーグ、「ガングリオシドズ・インヒ ビト・フェノタイピック・アンド・ファンクシヨナル・プロパーティーズ・オブ ・アン・エンセファリドジェニック・T−ヘルパー・リンホサイト・ライン」セ ルニラ−・イミュノロジー、第95巻、第84頁(1985)参照。
共有結合したガングリオシドを含む多糖類誘導体の可溶カラムが米国特許第4. 125.492号においてクロマトグラフされた試料のコレラトキシンを定量的 に吸収するために使用された。米国特許第4.464.360号において成る種 グリコスフィック脂質が人間の尿道上皮細胞にバクテリアの付着するのを抑制す るため医薬調剤に使用された。最後に、米国特許第4.476、119号;同第 4.593,091号および同第4.639゜437号はガングリオシド分子内 エステル誘導体の製造方法、医薬組成物におけるその使用並びに神経発芽(sp routing )を刺戟することにより神経の再生を促進するため、かかるガ ングリオシドを含む吸入キットを提供する方法に関する。
人間において生物学的に活性な物質の極めて重要な性質はその識別能力、即ち所 定の細胞表面決定基の発現および機能を選択的に調整する能力である。従ってこ の性質により免疫保護に関連する未調節ヒト細胞のすべてを普通の必要な方法で 増殖し作用させることができる。抗体は特定のヒト細胞の特定細胞表面決定基に 選択的に結合する識別体である。然し、この識別選択結合の所定細胞に対する作 用効果は予期することができず、この目的のための基準で実験を介して決定しな ければならない。
他方、医薬等の如き化学薬品組成物は差別されず多くの種類のヒト細胞に影響を 及ぼし得る0例えばメチルトレキセート(sethyltrexate ) 、 癌治療用化学療法剤の如き化学薬品組成物はすべての活性に分割されるヒト細胞 の増殖を抑制することにより作用する。この化学薬品は選択的でないので、悪性 および非悪性細胞の破壊の差別がない、従って、2、速に分割される細胞を含む 必要な人間の多くの機能(例えば免疫系)はこの化学療法剤による処置の結果と して役に立たなくなる。
従って、特定のヒト細胞の特定の細胞表面決定基を調節してかかるヒト細胞の作 用能力を破壊することなくヒト細胞の感染を防止するため化学薬品組成物の性能 で差別され選択される化学薬品組成物が必要とされる。
発明の開示 本発明は、ヒト細胞上の特定の細胞表面決定基、即ちCD4分子の発現を化学薬 剤により選択的に調節することにより人間における感染を抑制する方法に関する 。ヘルパー下リンパ球のCD4 (T4)抗原はエイズ レトロウィルスに対す るリセプターの必須成分であると考えられる。ダルグリッシュ、ニー、ジー等「 ザ・CD4 (T4) ・アンチゲン・オブ・ザ・リセプター・フォア・ジ・エ イズ・レトロウィルスノ」ネイチャー、第312巻、第763頁(1984)参 照。
この化学薬剤は人間細胞からCD4細胞表面決定基の急速で且つ選択的消失を誘 導するガングリオシド組成物である。
このガングリオシド組成物による治療後ヒト細胞は、細胞表面CD4分子を発現 せず、即ち、普通エイズとして知られている後天的免疫不全症候群を生ずるヒト 免疫不全ウィルス(HIV )を含むウィルス、またはCD4細胞表面分子を介 してターゲット細胞を感染する、レトロウィルスの如き他のウィルスによる受容 性(感染)を選択的に抑制する。
免疫Tリンパ球および大食細胞は伝染病に対する保護に重要な役割をはたす、  HIVの如き成る種ウィルスは細胞表面にCD4分子を有するこれらの型の細胞 を選択的に攻撃する。これ等のTリンパ球および大食細胞が旧Vの感染後攻撃さ れ破壊される場合、全体の免疫不全が生じ、二次感染により重い合併症および死 に導く、このようにして、ガングリオシドによる旧V感染の予防および有効なT 大食細胞応答の維持がエイズにおける普及した予防および治療の可能性を有する 。
HIVをCD4細胞表面決定基との相互作用前に抑制することによりエイズによ る健康の危険を克服する試みが研究者によりなされてきた。更に、他の科学者は CD4受容機構をブロックして旧Vがこれと結合しないようにすることにより問 題を解決しようと試みた。今日まで、これ等の試みは結果もむなしく、伝染病は 阻止されぬままである。
今回CD4細胞表面決定基の発現および機能を選択的に調節し、ヒト細胞からC D4細胞表面決定基の急速且つ選択的消失を誘導するガングリオシド組成物を使 用することにより、CD4細胞表面決定基を介してヒト細胞に感染するウィルス 、例えばFIIVに対するT−ヘルパー細胞への付着する点および入口が排除さ れ、これ等のヒト細胞の受容性が、他の細胞表面決定基を抑制することなく、抑 制されることを見出した。
選択的に調節されたCD4細胞表面決定基を含むヒト細胞はガングリオシド組成 物で調節されるヒト細胞を含む、これ等の細胞は細胞表面からCD4細胞表面決 定基の不存在により容易に同定される。これ等の選択的に調節したヒト細胞は、 人間における感染、特に旧Vによる感染を抑制するのに有効である。
本発明の目的のため、「ガングリオシド」と称するのは、脂質(セラミド)、ま たは化学的に変性した脂質、およびシアレーテッド(sialated)オリゴ 糖または化学的に変性したシアレーテッドオリゴ糖をそれぞれ含む任意の化合物 を意味するものとする。CD4−調節したヒト細胞を産生ずるのに使用するガン グリオシド組成物はモノ−シアレーテッド ガングリオシド、ジ−シアレーテッ ド ガングリオシド、トリーシアレーテッド ガングリオシド、テトラ−シアレ ーテッド ガングリオシド、変性ガングリオシドおよびこれ等の混合物から成る 群から選定すのるが好ましい。
ヒト細胞の選択的調節はガングリオシド組成物に対する血清の中性作用を防止す るため著しく低い血清濃度の環境下で行うのが好ましい、従って、有効濃度のガ ングリオシド組成物を添加してかかる血清の中和を克服する。
CD4細胞表面決定基の調節の選択性は、他の細胞表面決定基の発現および機能 なしに行われる。この方法で任意の他の決定基の望ましい有効な作用を危険にさ らせることなく CD4細胞表面決定基の受容性を抑制することができる。
本発明における選択的調節は有効量の上記ガングリオシド組成物をヒト細胞上の 上記CD4細胞表面決定基の再現を防止するのに十分な量で供給することにより 維持することができる。従って、使用者が必要であると考える場合には、ガング リオシド添加工程を続けることができる。然し、使用者が望む場合には、上記ガ ングリオシド組成物の添加をやめることができこれにより上記ヒト細胞上の上記 CD4細胞表面決定基が再現される。このことにより使用者は必要な場合にCD 4分子の受容性を再発現することができかかる受容性をウィルスにより回避する 必要がある場合にはこれを調節することができる。このことによりCD4発現に 依存する細胞作用の回復が行われる。ガングリオシドの添加が終了する場合には 、上記ヒト細胞上の上記CD4細胞表面決定基の再発現は代表的には上記ガング リオシド組成物の添加が終了した後24時間以内でほとんど完成される。
本発明の好適例においては、ガングリオシド組成物を局所的に人間の皮膚、特に 膣および直腸領域に投与してウィルスによるCD4の正の上皮細胞の感染を防止 する。代表的にかかる局所的投与はヒト細胞に予防として行いこれによりウィル スの感染を防止する。
本発明の前記のおよび他の目的、特徴および利点は実施例に関して行う具体例の 詳細な次の記載から更に容易に明らかになる。
好適例の詳細な記載 本発明は選択的に調節したCD4紺胞細胞決定基を含むヒト細胞およびヒト免疫 不全ウィルス(HIV )による人間における感染を抑制する方法に関する。
主題のヒト細胞をヒト細胞からCD4細胞表面決定基の急速且つ選択的消失を誘 導し得るガングリオシド組成物で選択的に調節する。この方法で、ヒト免疫不全 ウィルスに対する調節したヒト細胞の受容性は選択的に抑制される。
裏庭■よ ガングリオシド組成物を含む化学薬剤を使用するヒト細胞におけるCD4細胞表 面決定基の発現および機能の選択的抑制および消失を実験的に証明した。
ヒトTリンパ球細胞を混合ガングリオシドの種々の濃度で培養した。混合ガング リオシド組成物は21%のMG、(モノ−シアレーテッド ガングリオシド)、 40%のGD、、 (ジ−シアレーテッド ガングリオシド)、16%のGJb  ()リーシアレーテッド ガングリオシド)、および19%のGT、b(テト ラ−シアレーテッド ガングリオシド)を含み、1756ダルトンの平均分子量 を有した。本例で使用した抗CD4抗体はLeu 3aであった。CD3抗体( Leu 4 )も試験した。
染色した細胞集団の平均蛍光強度(+’lFI )を使用したガングリオシド組 成物の各濃度で評価することにより、ガングリオシドの必要量を定量して蛍光の 50%抑制(■s。値)を産生ずることが可能である。ヒトT−リンパ球に対す る■、。
値は5aMであった。 MFIを0%に低減する即ちCD4細胞表面決定基の完 全な選択的調節および消失を行うためのガングリオシドの濃度もまた実験的に決 定した。
更に特に、人間の血液細胞を塩水または種々の濃度の混合ガングリオシドで血清 の不存在下37℃で1時間培養した。
細胞を2回洗浄し、最適濃度(予め決定する)の種々のモノクロナール抗体およ びフルオレセイン標識したヤギ抗マウス第二抗体(goat anti−mou se 5econd antibody )で染色し、再び洗浄し1%ホルマリ ン中で固定し、オルト システムス50シトフルオログラフを用い488nmレ ーザー光で励起した後DIの分析をした。モノクロナール抗体を正角(forw ard angle )および直角散乱に基づきゲートし、染色した細胞集団の 平均蛍光強度(MFI )を10,000個のヒト細胞のシトグラム(cyto gras)から決定した。ガングリオシド処置した細胞のMFIを未処置細胞の MFI と比較しCD4発現の抑制割合を第2抗体で染色した細胞のMFIを減 じた後きめた。細胞表面抗体染色のガングリオシド抑制を次式により計算した。
上記値を混合ガングリオシドに対し2 ug+ 5 ug+ 10ug。
20ugおよび50ugの濃度で夫々計算した。第1表に示す如く、濃度値をプ ロットし■、。値を最も適合した線から補間した。
■、。はMF1チャンネルを50%減するガングリオシド濃度と定義される。こ の滴定曲線を基にして、■、。=7.aug/ml!(4,9aM )。
」」ヨ良 2Leu 3a (CD4) io。
Leu 4 (CD3) 100 5 Leu 3a (CD4) 80 Leu 4 (CD3) 100 10 Leu 3a (CD4) 28Leu 4 (CD3) 100 20 Leu 3a (CD4) 5 Leu 4 (CD3) 100 第1表からガングリオシドを50ugの濃度まで添加することによりMFIが試 験した人間T−ヘルパー細胞上のCD4細胞表面決定基が消失し従って調節され たことを示すこと力く全く明らかである。従って旧V (ニーズウィルス)の受 容性に対する位置が抑制された。
選択的に調節すべきヒト細胞上のCD4細胞表面の発現のために、CD4は同じ ヒト細胞上のCD3細胞表面の発現および機能に影響を及ぼすことなく、前記の 如く、消失に導力1れる。このことは表1に示されておりガングリオシドで処置 した細胞は他のT細胞メンバー(Leu 4モノクロナ一ル抗体により規定され る)に比較して抗体で染色する場合蛍光強度を変えない。
1隻■叉 ガングリオシド組成物で処置することによりCD4細胞決定基の発現の調節の高 い選択性を実験的に証明した。
下記第2表に示す如く、ガングリオシド組成物はと)T細胞上のCD4細胞表面 決定基の発現の選択性損失を導くが、第2表に示す特定のモノクロナール抗体に より認められる如くあらゆる他のヒト細胞決定基の表現型に影響を及ぼさなかっ た。ガングリオシド予備処理はヒトT細胞上のCD4分子に特有の9つの異なる モノクロナール抗体により検出される染色にほぼ同様に影響を及ぼした。
実験的に人間の血液細胞を塩水中でまたは種々の濃度の混合ガングリオシド中で 実施例1に記載した方法と同様の方法で培養した。塩水予備処置した対照例に対 してガングリオシド予備処置した後MFIが95%減する抗体特異性は有効なガ ングリオシド予備処置とみなした。前述の如く、第2表に挿入されているI、。
値はMFIが50%低減するガングリオシドの濃度を示す。ガングリオシド予備 処置により影響されなかった抗体特異性は300uMのガングリオシドで予備培 養した場合10%以下の肝T[少を示した。
男」L支 Leu 3a (4,9) Leu 4. OKT 3. 533. T28L eu 3b (6,0) Eロセ・ ト レセプ −に・し:OKT 4 (4 ,8) Leu 5 0KT 4a (4,9) T−サブレ・サー に・し二〇KT 4b (5, 3) Leu 2. OKT 80KT 4c (4,2) ν月115L引し 二OKT 4d (4,9) Leu 7. Leu 110KT 4e (4 ,9) B二 !:: 1L 上OK74f (4,6) OK B7. K十 り、Ig第2表のデータに基づいて、CD4細胞表面決定基が人間T−ヘルパー 細胞から除去されたが、この理由は特に人間細胞上のCD4決定基を検出するす べてのモノクロナール抗体が殆ど抑制されたからである。他方、CD4と異なる 細胞表面決定基はガングリオシドによる処置により影響されなかった。従って、 ガングリオシドはCD4分子の発現を選択的に調節するが一方他の細胞表面分子 の発現に影響をもたなかった。更に、T−ヘルパーのガングリオシド処置は他の 細胞表面分子の発現に影響を及ぼすことな(CD4細胞表面決定基の選択的損失 をまねいた(第1表参照)。同様の方法で、CD4以外の細胞表面決定基に特有 の抗体により同定されるT細胞および他の型の細胞上の種々の他の決定基はガン グリオシド処理により影響されなかった(第2表参照)。従ってガングリオシド はヒト細胞上のCD4分子の選択的調節を導いた。
ヒト細胞上のCD4細胞表面決定基の発現および機能の選択的調節は存在する血 清の中和作用を克服するのに十分なガングリオシド組成物の存在下で導かれた。
一つの方法は先づ血清を中和し次いでまたCD4細胞表面決定基を選択的に調節 する分量のガングリオシドを添加することである。
他の方法はヒト細胞の選択的調節が著しく低い血清濃度の領域に導かれることで ある。例えばこの血清レベルを約5容量%以下に維持した場合には、選択的調節 が影響された。
選択的調節法を殆んど血清が不存在下で行った場合CD4発現の100%の抑制 があったことは明らかでありこの場合一層低い濃度のガングリオシドを使用して ヒト細胞を処置した。 CD4細胞表面決定基の発現および機能を選択的に調節 する方法は一般にCD4を発現するすべての細胞に広がるが、選択的調節に好ま しいヒト細胞はT−ヘルパー細胞、上皮細胞、大食細胞および脳、グリアル細胞 を夫々含む。
裏施訳主 C114細胞表面決定基を選択的に調節するのに、ガングリオシド組成物の個々 の成分でない、ガングリオシド組成物の使用について実験的に確かめた。
ガングリオシド構造の成分がCD4発現の損失を誘導するために必要とされるこ とを評価するために、T−ヘルパ細胞を異なる濃度の混合ガングリオシド、個々 の精製ガングリオシド、変性ガングリオシド、およびガングリオシド成分、すな わち、個々の脂質、オリゴ糖、およびシアリン酸部分と温間した。
CD4細胞−表面決定基の発現におけるガングリオシドおよびガングリオシド成 分の活性を調べた。この結果を第3表に示す。リンパ球集団(106#++jり を抗−CD4または対照抗体およびフルオレセイン標識第二抗体で染色する前に 、ガングリオシド組成物、またはガングリオシド成分の種々の希釈度により37 °Cで1時間にわたって予備処理した。使用した染色手順は実施例1において用 いた手順と同様に行った。
茅−」L−表 混合ガングリオシド85 GMI(七ノーシアレーテッド) 6 GD、(ジ−シアレーテッド) 7 GT+b()リー シアレーテッド) 4GQ+b(テトラ−シアレーテッド)  6ガラクトセレブロシド 非抑制 セラミド 非抑制 アシアロガングリオシド 非抑制 シアル酸 非抑制 オリゴ糖 (誘導ガングリオシド) 非抑制 修飾ガングリオシド (シアル酸と第2IN(2na suger)とのエステル化)100 本21%GM+、40%GD、、 、 16%DG+b 、および19%GT+ bを含有する。
第3表において、混合ガングリオシドおよび異なるシアル酸部分を有する個々の ガングリオシド組成物は類似する■、。値を有していた。ヒトT細胞のCD4発 現のガングリオシド調節はそれぞれのセラミド、オリゴ糖およびシアル酸部分を 必要とした。炭水化物部分の内部エステル化によるガングリオシドの修飾はヒト T細胞におけるガングリオシド作用を減少した。分離した個々のセラミド、オリ ゴ塘、および/またはシアル酸化合物は抑制活性を有していなかった。また、シ アル酸を含まないアシアロガングリオシドおよびガラクトセレブロシドが抑制活 性を有していないことから、ガングリオシドを他のグリコスフィンゴ脂質と識別 するシアル酸はCD4 m節について必要な成分である。
また、本発明の方法はCD4細胞−表面決定基の再発現、すなわち、ヒト細胞に おけるCD4細胞−表面決定基の再現を抑制するのに十分なレベルで得られた付 加量のガングリオシド組成物の形態で継続使用することによって上述する選択調 節を維持する段階を含んでいる。
裏施■土 (a)ヒトT細胞をガングリオシド組成物で連続処理することによって、ヒト細 胞におけるCD4細胞決定基の再発現が抑制されたことを確めた。
上記再発現の抑制を調べるために行った試験において、T−ヘルパ細胞を4時間 、24時間および48時間後に洗浄し、アリコートを染色するために除去した後 、残留細胞を67nMのガングリオシドに再懸濁した。この結果、ガングリオシ ドの連続使用および存在することによってCD4発現が100%抑制した。
(b)また、ガングリオシドによる調節後、CD4細胞−表面決定基がガングリ オシド除去後24時間以内に細胞表面に再現したことから、ガングリオシド予備 処理がCD4細胞決定基により細胞に毒性を与えないことを試験的に確かめた。
ガングリオシド組成物の連続添加を、ヒト細胞におけるCD4細胞決定基の再発 現の生成によって停止した。一連の試験において、ヒト細胞を実施例1に記載す る手順に従って処理し、抑制率を種々の時間において測定した。
これらの結果は、第4表に示すようにガングリオシド除去してから24時間後に 抑制率が100%から9%に低下した。
HIVウィルスで感染する患者を医学的に治療する1方法を、本発明により患者 の細胞におけるCD4細胞−表面決定基の調節によって行い、次いで調節細胞を 患者に再注入した0例えば、「ザ ニュー イングランド ジャーナルオプ メ ディシン(The New England Joutnal of Medi cine)JVol、313. Na23.ページ1485〜1492に掲載さ れている医師スティーフ゛ン ニー、ローゼンベルク氏ほかによる題目「転移癌 を存する患者に対する自己リンフ才力イン活性化キラー細胞および組換え体イン ターロイキン−2の系統的投与による観察」の特定レポートには、白血球&出、 リンパ球採収および培養、インターロイキン−2処理、およびLAN細胞および 組換え体インターロイキン−2の投与を含む方法が記載されている。特に148 6〜7ページに記載されているこの方法は、上述するinν1troJ節を行う のに通用することができる。
例えば、ヒト免疫不全ウィルスで感染した患者の治療方法は白血球搬出およびリ ンパ球採収および培養のそれぞれにおけるように患者からヒト血液細胞を試験管 中に分離する第1段階を含んでいる0次いで、分離ヒト血液細胞を、上記CD4 細胞−表面決定基の発現および機能を選択的に調節することによってヒト細胞か ら上記CD4紺胞−表面決定基を選択的に消失することのできるガングリオシド 組成物からなる化学薬品で処理し、これによりローゼンベルク氏はかにより記載 された白血球搬出手順を用いてウィルスによるヒト血液細胞の感染性を選択的に 抑制した。最後に、CD4調節ヒト血液細胞を患者に注入した。
特に、代表的な白血球搬出手順は次のように行うことができる: 多量のリンパ球および大食細胞(1処理当り5X10”〜5X10”)を連続フ ロー細胞分離器による反復リンパ球搬出によって採収した。酸−クエン酸塩−デ キストロースを採集処理中、抗凝血物質として用い、付加ヘパリンを語頭音消失 (aphereis)時に採集バッグに添加した。各白血球搬送バックの最終容 量は300〜400 dであり、このバッグをツェナツル(Penwal)輸送 バッグに画集した6次いで、単核細胞をフィコルーヒバキュ(Ficoll−H ypaque)密度勾配を用いて好中球(neutraphils)および赤血 球から分離した0分離したリンパ球を集め、2回洗浄し、12回転びんにおいて 付加血清を存在しない75uM混合ガングリオシド、およびペニシリン、ストレ プトマイシン サルフェート、グルタミンおよびゲンナマイシン サルフェート を含有するハンクス平衡塩類溶液に1−1.5 Xl0−細胞/111の濃度で 再懸濁した。細胞を1時間0.5〜1回転/分で連続回転しながら温置した。細 胞のアリコートをCD3およびCD4に対する抗体で染色するために除去してC D4発現におけるガングリオシド作用を確かめた。ガングリオシド処理細胞を1 1びんにおいて510Xgで15分間にわたり遠心し、ペレットを250−遠心 分離管にプールし、カルシウム、マグネシウム、またはフェノール レッドを含 まないハンクス平衡塩溶液で2回洗浄し、細胞を1%ヒト血清アルブミンを含有 する0、9%塩化ナトリウム200Idを含む注入媒体に再懸濁した。最終細胞 懸濁物を滅菌ナイテックス(Nytex)を通して濾過した。ガングリオシド処 理細胞を中心静脈カテーテルを介してまたは大末梢静脈に静脈内投与した。約1 0”個の細胞を最初に注入し、残部を約20分経過後5分間に注入した。いずれ の場合も5分間ゆるやかにかきまぜた。注入ラインにはフィルターを使用しなか った。
2隻■エ ヒト免疫不全ウィルス(HIV)によるCD4陽性標的細胞の感染の抑制にガン グリオシドを用いることを試験的に確かめた。
ガングリオシドが)IIV感染を抑制できることを証明するために、H9または CE?+標的細胞を旧V感染培養物からの10%旧V感染細胞または上澄み液と ガングリオシドの存在させまたは存在させないで温置した。 HIV感染を拡大 した後、アリコートの感染細胞および対照細胞を毎日数え、■V感染の結果とし て発現する匪抗原に対して特異な単クローン性抗体で染色した。この分子がガン グリオシドで調節した場合に、他のアリコートの細胞を抗−CD4抗体で染色し た。
各アリコートからの1000個の細胞を実施例1に記載するように流動細胞計測 法により評価して匪抗原およびCD4の蛍光強度のレベルを調べた。
次の第5表には6個の類似試料を示している。ガングリオシドは感染培養上澄み 液として添加したCD40発現および旧VによるH9標的細胞の感染を完全に抑 制した。ガングリオシドを存在させない場合には、旧Vl!l抗原の発現が感染 後4日までに7%〜11%確認できるように増加し、6日目に64%の最大11 合に達し、8日までに38%に減少した。
50nM混合ガングリオシドを存在させる場合には、旧V発現が3日目で3%だ け、4日目で11%、6日目で27%(対照物より58%以下)、および8日目 で13%(対照物より66%以下)であった。感染投与量の旧Vを存在させない 場合には、検出された匪抗原の割合はガングリオシドを存在させまたは存在させ ない場合でも、約3%残留していた(データを示していない)。
メユ」L−衷 上述するように、旧V感染標的細胞のガングリオシドによる処理はCD4のその 発現を軽減するばかりでなく、旧Vによるその感染を有意に抑制することを証明 している。
上述する好適例において本発明の詳細な説明しおよび記載しているけれども、本 発明はかかる原理から逸脱しないかぎり変更を加えることができる。
国際調査報告

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.CD4細胞表面決定基に対する結合を介してヒト細胞に感染するウイルスが 人間に感染するのを抑制する方法において、ヒト細胞における前記CD4細胞表 面決定基の発現および機能を前記ヒト細胞から前記CD4細胞表面決定基を急速 に且つ選択的に実質的に消失させることのできるガンダリオシド組成物を含む化 学薬品で選択的に調節し、これにより前記ウイルスによる前記ヒト細胞の受容性 を抑制することを特徴とするウイルス感染を抑制する方法。
  2. 2.前記ウイルスがヒト免疫不全ウイルスを含む請求項1記載の方法。
  3. 3.前記ヒト細胞が脳ダリア細胞を含む請求項1記載の方法。
  4. 4.前記ヒト細胞がヒトT−ヘルパー細胞を含む請求項1記載の方法。
  5. 5.前記ヒト細胞がヒト上皮細胞を含む請求項1記載の方法。
  6. 6.前記ヒト細胞がヒト大食細胞を含む請求項1記載の方法。
  7. 7.前記CD4細胞表面決定基の前記選択調節を他の細胞表面決定基の発現に影 響を及ぼさずに行う請求項1記載の方法。
  8. 8.前記ガンダリオシド組成物をモノ−シアレーテッドガングリオシド、ジ、シ アレーテッドガングリオシド、トリ−シアレーテッドガングリオシド、テトラ− シアレーテッドガングリオシド、修飾ガンダリオシドおよびその混合物からなる 群から選択する請求項1記載の方法。
  9. 9.ガンダリオシド組成物を前記ヒト細胞における前記CD4細胞表面決定基の 再発現を抑制するのに十分なレベルで与えることによって前記選択調節を維持す る段階を含む請求項1記載の方法。
  10. 10.前記ガンダリオシド組成物の添加を停止し、CD4発現に依存する細胞機 能を回収して前記ヒト細胞における前記CD4細胞表面決定基に再発現を生じさ せる段階を含む請求項9記載の方法。
  11. 11.前記ヒト細胞における前記CD4細胞表面決定基を再発現する段階をガン ダリオシド組成物の前記添加を停止した後24時間以内に実質的に完了させる請 求項10記載の方法。
  12. 12.ヒト細胞をCD4細胞表面決定基に対する結合を介して感染するウイルス による感染に通常敏感なCD4細胞表面決定基を含む修飾ヒト細胞において、前 記決定基の発現の選択調節を誘導することのできるガンダリオシド組成物で選択 的に調節したヒト細胞を含み、これにより前記調節ヒト細胞の前記ウイルスによ る感染性を抑制したことを特徴とする修飾ヒト細胞。
  13. 13.前記ウイルスがヒト免疫不全ウイルスを含む請求項12記載のヒト細胞。
  14. 14.前記ガンダリオシド組成物をモノ−シアレーテッドガングリオシド、ジ− シアレーテッドガングリオシド、トリ−シアレーテッドガングリオシド、テトラ −シアレーテッドガングリオシド、修飾ガンダリオシドおよびその混合物からな る群から選択した請求項12記載のヒト細胞。
  15. 15.前記CD4細胞表面決定基を他の細胞表面決定基の発現に影響を及ぼさな いで選択調節した請求項12記載のヒト細胞。
  16. 16.T−ヘルパー細胞を含む請求項12記載のヒト細胞。
  17. 17.ヒト上皮細胞を含む請求項12記載のヒト細胞。
  18. 18.大食細胞を含む請求項12記載のヒト細胞。
  19. 19.脳ダリア細胞を含む請求項12記載のヒト細胞。
  20. 20.CD4細胞表面決定基に対する結合を介してヒト細胞に感染するウイルス によって人間が感染するのを抑制するガンダリオシド組成物を含む化学薬品の使 用方法。
  21. 21.前記ウイルスがヒト免疫不全ウイルスである請求項20記載の方法。
  22. 22.前記ガンダリオシド組成物をモノ−シアレーテッドガングリオシド、ジ− シアレーテッドガングリオシド、トリ−シアレーテッドガングリオシド、テトラ −シアレーテッドガングリオシド、修飾ガンダリオシドおよびその混合物からな る群から選択する請求項20記載の方法。
  23. 23.前記ガンダリオシド組成物を人間の皮膚に局所的に与えて前記ウイルスに よって更に感染するのを抑制する請求項20記載の方法。
  24. 24.前記ガンダリオシド組成物をヒト細胞に局所的に与えて前記ウイルスによ る感染を予防的に抑制する請求項20記載の方法。
  25. 25.前記ヒト細胞がヒト上皮細胞を含む請求項20記載の方法。
  26. 26.前記CD4細胞表面決定基の前記選択調節を他の細胞表面決定基の発現に 影響を及ぼさずに行う請求項20記載の方法。
  27. 27.ガンダリオシド組成物を前記ヒト細胞における前記CD4細胞表面決定基 の再発現を抑制するのに十分なレベルで与えることによって前記選択調節を維持 する段階を含む請求項20記載の方法。
  28. 28.前記ガンダリオシド組成物の添加を停止し、CD4発現に依存する細胞機 能を回収して前記ヒト細胞における前記CD4細胞表面決定基に再発現を生じさ せる段階を含む請求項20記載の方法。
  29. 29.前記ヒト細胞における前記CD4細胞表面決定基を再発現する段階をガン ダリオシド組成物の前記添加を停止した後24時間以内に実質的に完了させる請 求項20記載の方法。
  30. 30.CD4細胞−表面決定基を有するヒト細胞のウイルス感染を抑制する方法 において、 ガンダリオシド組成物を与え; 前記ヒト細胞を前記CD4細胞−表面決定基の発現を選択的に調節するのに十分 な量の前記ガンダリオシド組成物で処置し、これにより前記ウイルスに対する前 記調節したヒト細胞の感染性を抑制することを特徴とするヒト細胞のウイルス感 染を抑制する方法。
  31. 31.ガンダリオシド組成物を前記ヒト細胞における前記CD4細胞表面決定基 の再発現を抑制するのに十分なレベルで与えることによって前記選択調節を維持 する段階を含む請求項30記載の方法。
  32. 32.前記ガンダリオシド組成物の添加を停止し、CD4発現に依存する細胞機 能を回収して前記ヒト細胞における前記CD4細胞表面決定基に再発現を生じさ せる段階を含む請求項30記載の方法。
  33. 33.前記ヒト細胞における前記CD4細胞表面決定基を再発現する段階をガン ダリオシド組成物の前記添加を停止した後24時間以内に実質的に完了させる請 求項30記載の方法。
  34. 34.前記CD4細胞表面決定基の前記選択調節を他の細胞表面決定基の発現に 影響を及ぼさずに行う請求項30記載の方法。
  35. 35.前記ウイルスがヒト免疫不全ウイルスを含む請求項30記載の方法。
  36. 36.CD4細胞−表面決定基に対する結合を介してヒト細胞に感染する人間の ウイルスによる感染を治療する方法に、おいて、 ヒト血液細胞を患者から試験管内で分離し:前記CD4細胞−表面細胞決定基の 発現および機能を選択的に調節することによってヒト細胞からCD4細胞−表面 決定基の選択消失を誘導することのできるガンダリオシド組成物を含む化学薬剤 で前記分離したヒト血液細胞を処理し、これにより前記ウイルスによる前記ヒト 血液細胞の受容性を選択的に抑制し;および前記CD4−調節ヒト血液細胞を前 記患者に再注入することを特徴とする人間のウイルス感染治療方法。
JP63507944A 1987-09-22 1988-09-16 細胞表面決定基の発現および機能を選択的に調節する方法およびこれによりつくられる新規な人間細胞の産生 Pending JPH02501534A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US9975387A 1987-09-22 1987-09-22
US099,753 1987-09-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02501534A true JPH02501534A (ja) 1990-05-31

Family

ID=22276447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63507944A Pending JPH02501534A (ja) 1987-09-22 1988-09-16 細胞表面決定基の発現および機能を選択的に調節する方法およびこれによりつくられる新規な人間細胞の産生

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0331716A4 (ja)
JP (1) JPH02501534A (ja)
AU (1) AU2523888A (ja)
WO (1) WO1989002918A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0416331U (ja) * 1990-05-31 1992-02-10
JP2001233773A (ja) * 2000-02-22 2001-08-28 Toko Yakuhin Kogyo Kk 抗ウイルス剤
US6602386B1 (en) 1999-01-29 2003-08-05 Uni-Charm Corporation Fibrillated rayon-containing, water-decomposable fibrous sheet

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1239060B (it) * 1990-05-04 1993-09-20 Fidia Spa Processo per la modulazione selettiva dell'espressione e della funzione di un determinante sulla superficie cellulare attraverso appropriati agenti chimici
DE4204907A1 (de) * 1992-02-14 1993-08-19 Reutter Werner Neuartige glykokonjugate mit n-substituierten neuraminsaeuren als mittel zur stimulierung des immunsystems
DE19602108A1 (de) * 1996-01-22 1997-07-24 Beiersdorf Ag Gegen Bakterien, Parasiten, Protozoen, Mycota und Viren wirksame Substanzen
AU1734600A (en) * 1998-11-17 2000-06-05 Government Of The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Department Of Health And Human Services, The Identification of glycosphingolipids that promote hiv-1 entry into cells

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1981003175A1 (en) * 1980-05-09 1981-11-12 H Leffler Carbohydrate derivatives for inhibiting bacterial adherence
US4690915A (en) * 1985-08-08 1987-09-01 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Adoptive immunotherapy as a treatment modality in humans

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0416331U (ja) * 1990-05-31 1992-02-10
US6602386B1 (en) 1999-01-29 2003-08-05 Uni-Charm Corporation Fibrillated rayon-containing, water-decomposable fibrous sheet
JP2001233773A (ja) * 2000-02-22 2001-08-28 Toko Yakuhin Kogyo Kk 抗ウイルス剤

Also Published As

Publication number Publication date
EP0331716A1 (en) 1989-09-13
AU2523888A (en) 1989-04-18
WO1989002918A1 (en) 1989-04-06
EP0331716A4 (en) 1990-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hanna et al. Role of natural killer cells in the destruction of circulating tumor emboli
US5736527A (en) Method of treating HIV in humans by administration of ddI and hydroxycarbamide
Grewal et al. Mechanisms of resistant of herpesviruses: comparison of the effectiveness of different cell types in mediating antibody-dependent cell-mediated cytotoxicity
DE69734450T2 (de) Photopherese-behandlung von hcv-infektionen
JPH02501534A (ja) 細胞表面決定基の発現および機能を選択的に調節する方法およびこれによりつくられる新規な人間細胞の産生
DE3812605A1 (de) Immunregulative stoffe und stoffgemische zur aktiven beeinflussung des krankheitsverlaufes
AU638693B2 (en) Treatment methods and vaccines
US20030149011A1 (en) Methods and reagents for extracorporeal immunomodulatory therapy
RU2207876C1 (ru) Способ комплексно-индивидуализированного воздействия на организм при медленной вирусной инфекции и способ подготовки лабораторного животного для испытания способа такого воздействия
Van Bekkum et al. The effect of pretreatment of allogeneic bone marrow graft recipients with antilymphocytic serum on the acute graft-versus-host reaction in monkeys
WO1989005657A1 (en) Lymphokine activation of cells for adoptive immunotherapy, e.g. of hiv infection
Khan et al. Suppression of graft-versus-host reaction by cis-platinum (II) diaminodichloride
WO1996001107A1 (en) Use of pharmaceutical agents for restoring, alleviation, or treatment of immunodeficiency, including the alleviation or treatment of the immune dysfunction related to infection with human immunodeficiency viruses (hiv) or related viruses
US5651970A (en) Method for inhibiting disease associated with the human immunodeficiency virus through the use of monoclonal antibodies directed against anti-self cytotoxic T-lymphocytes or their lytics
Prakash et al. The Human Innunodeficiency Virus Type I Tatt Protein Potentiates Ethanol‐Induced Neutrophil Functional Impairment in Transgenic Mice
US4772469A (en) Production of lymphoid tissue effector cells reactive against cancer cells by means of MER, and use thereof in cancer therapy
AU719412B2 (en) Sugar-chain-recognizing antibodies and remedies for HIV infectious diseases
US5603963A (en) Method for the treatment of retroviral diseases such as acquired immune deficiency syndrome utilizing (pseudo)halogen complexes of gold(1)
JPS6360932A (ja) ウイルス誘発性免疫不全症の治療における特異的免疫調節剤の使用
Menitove Transfusion practices in the 1990s
Yehuda‐Cohen et al. Comparison of SIV/SMM replication in CD4+ T cell and monocyte/macrophage cultures from rhesus macaques and sooty mangabeys
JP3463143B2 (ja) 糖鎖認識抗体及びhiv感染症治療剤
CA1292691C (en) Method for the effective treatment of disease conditions in humans associated with htl virus infection
Aoki et al. PPD-induced blastogenesis is auto-regulated by suppressor cells generated in vitro
JP2004510821A (ja) 同種移植片に対する免疫寛容の誘導および/または白血病処置のための、幹細胞およびcd6枯渇幹細胞の使用