JPH02501224A - ブラジキニン アンタゴニスト ペプチド - Google Patents

ブラジキニン アンタゴニスト ペプチド

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JPH02501224A JP63507742A JP50774288A JPH02501224A JP H02501224 A JPH02501224 A JP H02501224A JP 63507742 A JP63507742 A JP 63507742A JP 50774288 A JP50774288 A JP 50774288A JP H02501224 A JPH02501224 A JP H02501224A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
発明の背景 1、旺μ榎 本発明は、新規で有用なブラジキニンアンタゴニストペプチドに関し、併存する 米国特許出願第091995号の主題に関連する。 2、発明の分野 本発明は、ブラジキニンの生理活性のアンタゴニストとして作用する新規な生理 活性ペプチド類、それらの調剤的許容塩、及び治療剤としての利用に関する。さ らに詳細には、本発明は、決定的な7位の置換を有し、かつα−アミノ基を欠く か、またはβ−ア・ミノ酸残基を単独または配列欠除と共に有し、9位に芳香族 アミノ酸残基があってもよく無くてもよいブラジキニンアンタゴニスト類に関す る。 3、先行技術の記述 強力なヒトの血管拡張ペプチドブラジキニンの配列が記載され合成されて(Bo issonnas et al、、 Experientia 16: 326 .1960)以来25年を経て、数百の配列関連ペプチド類縁体が合成され、生 理学系において検定された(Schroeder、 in Handbooko r Experi+aental Phirmaeology、 Vol、 2 5. (Spr4nger Verlag)pp、 324−350.1970 )(Stevart、 Handbook or Experimental  Phara+acology、 Vol、 25 (Supplement)、 (Springer Verlag) pp、 227−272.1979)。 これらの研究における目的は、ブラジキニン、の種々の生理学的及び薬学的役割 を検討するためであった。 ブラジキニン及びその生理学的に重要な関連ペプチド類、カリジン(kalli din:Lys −bradikinin)及びnet−Lys−ブラジキニン は、炎症反応−高血圧症状及び疼痛の仲介者としてこれらを格付けする生理的作 用を現す。ブラジキニンは病理学的症状、例えば腐敗熱性シ”2ツク(Robi nson et al、、 As、 J、 Med、 59:61、1975) 及び大量出血症(Hirsch et al、、 J、 Surg、 Res、  17:147、1974)過敏症(Collier and James、  J、 Physiol、 160:15P。 1968)、関節炎(Jasani et al、、 Aa+、 Rheum、  Dig、 28:497.1969;)Iamberg et al、、 A gents Actions 8:5G、 1978; 5har+aa et  al、、Arch、 Int、 Pharmacodyn、 262:279 .1983)、鼻炎(Proud etal、、 J、 Cl1n、 Inve st、 72:167g、 1983; Naclerio et al、、  C例えば急性膵臓炎、胃切除術後のダンピング・シンドローム、類癌性シンドロ ーム、偏頭痛及び脈管神経性浮腫(angioneurotic edema) (Leme、 Bandb、 Exp、 Pharmacol、 50/I:4 64−522.1978)の際に過剰産生ずる。ブラジキニンの血漿からの産生 は、病理症状の部位で疼痛をひきおこし、またその過剰産生は、疼痛を直接又は 次のような刺激を介して間接に強める。すなわちより遠位にあるが事実上の炎症 仲介体であるプロスタグランジン類及びリューコトリエス類を産生ずるアラキド ン酸径路の活関連ペプチドのこれらの作用を記載する文献は、Handbook  、orExperimental Pharmacology、 Vol、2 5. Springer−Verlag、 1970及びVol、25 Sup plement、 1979.である。論じられているようにブラジキニンは、 平滑筋の収縮や体液及びイオンの分泌を引き起こす腸の炎症反応に際して産生ず ることが見出されている。 腸の粘膜及び腸の平滑筋内に特異のブラジキニン受容体が存在記載されており、 体液及びイオン分泌に対する非常に低濃度のが研究され報告された(Kisur a、 et al、 American Heart Journ作用するプロ スタグランジンの作用は、報告によれば、心筋貧血の疼痛を知らせるセンサー的 受容体を興奮させるための自然の刺激である。 ブラジキニン及びブラジキニン関連キニン類は、動物により産生されるばかりで なく、虫刺しや虫にかまれた結果として体内に注入されることもある。すずめば ちやじがばちのような昆虫がブラジキニン関連ペプチドを注入し、疼痛、腫れ及 び炎症を起こすことが知られている。 ブラジキニンの作用法則を理解するための研究は、診断方法に有力な手段を開発 するため、又ブラジキニンの産生及び過剰産生による激痛を緩和する為の治療剤 の開発のため不可欠であるが、ブラジキニンの特別に配列的に競合するアンタゴ ニストがないことにより著しく阻害されている。 ブラジキニンの生理活dの1または2以上の数種の非ペプチド、非特異性/非選 択性のアンタゴニストが、鎮痛剤から抗炎物質までの種々の化合物中に記載され ているが、それらの化合物はプロスタグランジン系を介して作用す・るものであ って、ブラジキニンの生理的受容体に直接作用するものでない(Rocha e Silvia、 Leme、 Med、 Exp、 8:287.1963)。 これらは抗ヒスタミン類(Gecse et al、 J、 Pharm、 P harmaeol、 21:544.1969)、ブラジキニン抗体(Grez  et al、 Eu、 J、Pharmacol、 29:35.1974) 、ベンゾジアゼピン誘導体(Lea+e、 Rocha e 5ilvia、  Br、 J。 Pharmacol、 25:50.1965)、高分子量のエチレンオキシド ポリv−(Tilkens、’Back、 Arch、 Intl、 Phar a+acodynam、 209:3G5゜1974)、没食子酸エステル(P osati et al、、J、 Agri、 Food Chem、 18: 632.1970)及びセロトニンインヒビタ(Go+5azkon、 5hi akovich、 Bull、 Exptl、 Biol、 Med、 80: 6’、 1975)である。これらの化合物の個々及びクラスは特別にブラジキ ニンを阻害しない。 例えば単一の塩基性アミノ酸(すなわちArgおよびLys)(Gecse。 ムdv、 Exptl、 Biol、 Med、 70:5.1976)やジペ プチドPhe−Gly(Gease et al、 Int、 Aech、 A llergy 41:174.1971)のような種々のC−末端ペプチド断片 の類縁体(すなわちPro−Phe−Arg)(C1aesson et al 、、 Adv、 Exptl、 Med、 Biol、 120B:691%1 979)のへブチルエステル類が、抗ブラジキニン物質として報告されている。 ブラジキニン効力検定テストにかけると、これらの化合物は投与量によっては弱 い部分的アゴニスト/アンタゴニストであることを示すが、ブラジキニン作用を 阻害する特異性(specificity)は殆どない。 損傷された血管組織の標本は、C−末端Arg残基を欠くブラジキニン類縁体に 感応するが、ブラジキニンそれ自体に感応するものではないと報告されており、 またこれらデスーArg’−ブラジキニンの類縁体は、ブラジキニンの非生理的 活性アンタゴニストとして開発されている。これらのアンタゴニストは、ブラジ キニン的アゴニスト効果を何ら有せず、また生理的に意味あるキニン感応系のい かなるものにも何らアンタゴニスト効果を有するものではない。(Regoli 、 Barabe、 Pharmacol、 Revs、 32:1.1980 )。 5位及び/又は8位にTyr残基の0−メチルエーテルを含む数種のブラジキニ ン類縁体が、ガラクトース血症のラットの摘出子宮につき混合されたアゴニスト /アンタゴニスト活性を生ずるが、正常のラットについては活性かないことが報 告されている。アンタゴニストはこれらの動物において信頼すべき再現性を有し ていなかった(Stewart、 Ioolley、 Bypotensive  Peptides、 Springer Yerlag、 pp、 23−3 3.1966)。 ブラジキニン分子中の他の変化は、生体中でブラジキニンの酵素分解速度に関係 するN−末端の端部へのアミノ酸の付加であった。 全身的循環におけるブラジキニンの半減期は30秒より少ない(S、H,Fer reira、 J、R,Wane、 Br、 J、 Phar+aaco1.  Chemotherap。 30:417.1967)。ブラジキニンは肺循環1回の通過で完全に(98− 99%)破壊さ゛れる(J、 Roblero、 J、Y、 Ryan、 J、 M、 5tevart。 Res、 Commun、 Pathol、 Pharmacol、 6:2G 7.1973)、このことは麻酔をかけたラットで大動脈内(IA) (原画1 をバイパスすることにより)および静脈内(XV)への投与をした後のアゴニス ト作用の降下を測定することで判明した。生体内での肺キニナーゼの破壊に対す るブラジキニンアゴニストの抵抗は、ブラジキニン配列のN−末端に単一(即ち DArg−、DLys−、Lys−)及び二重(DLys−Lys−)の塩基性 アミノ酸残基を付加することにより促進される。ジペプチドLys−Lysのブ ラジキニンアゴニストのN−末端への付加は、肺循環における最初の経過での生 体内破壊に対し完全な耐性を与える(Roblero、 Ryan、 5tev art。 Res、Come、Pathol、、Phariaeol、6:207. 19 73)。 発明の概要 本発明は哺乳動物のペプチドホルモンブラジキニンの配列(ムrg−Pro−P ro−Gly−Phe−3er−Pro−Phe−Arg)上の変位物質及びそ の薬剤的受容塩に関する。修正は、ブラジキニンの生理活性の特異的競合的阻害 物質として〆用する配列的に関連の類縁体を生産する7位のPro残基について 特殊な仕方で行われる。本発明は特に、7位のL−Proを置換もしくは非置換 のD−配置芳香族アミノ酸でおきかえた置換物、ブラジキニンアゴニストを、ア ンタゴニストに変換する変化物、および増強されたアンタゴニスト効力やD−ア ミノ酸含有ブラジキニン配列上の酵素分解及び/又は組織特異性(specif icity)に対する耐性を与える7位修正ブラジキニンアンタゴニスト内の他 の位置における付加的変位物質を含む。更に本発明は、必須である7位のL−P r。 の置換及び非置換のD配列アミノ酸の置換、それと共に1位及び9位のアルギニ ンをD−もしくはL−脂環式ペテロ環式又は脂環式)、脂肪族アミノ酸残基で置 換することを包含する。本発明はまた、α−アミノ基を欠除しているかまたはβ −アミノ酸残基単独もしくは配列欠除又は末端拡張のあるものと共にブラジキニ ンアンタゴニストを提供するため、7位のL−Proを必須に置換することを包 含する。更に詳細には、本発明は一般式式I N−Al−B−C−D−W−X−Y−Z−A9(0123456789)(位置 番号)のペプチドに関し、式中Nは水素原子又は単一の酸性、塩基性、中性、又 は芳香族のD−もしくはL−配置のアミノ酸残基(例えばD−Arg、 D−L 、VB又はL−Thi) 、アチル型保護基、ウレタン型保護基、アルキル型保 護基を含む群からのN−末端酵素保護基であるか、それともNは、Lys−Ly s、Met−LysもしくはGly−Arg−Met−Lysのような、D−も しくはLL配置のアミノ酸を含むジもしくはポリのペプチドである。 AIはα−アミノ基を欠くか、またはA1及びA9の何れか、もしくは両者がA rg残基であるかまたはその他の環式(ヘテロ環式もしくは指環式)アミノ酸残 基であるか、脂肪族アミノ酸残基であるか、または芳香族もしくはD−配置また はL−配置の置換された芳香族アミノ酸残基であるかである。 BはD−もしくはL−Pro残基又は他のD−もしくはL−脂環式ヘテロ環式も しくは脂環式)残基、またはL−ヒドロキシプロリンのような非環式脂肪族アミ ノ酸残基であるか、またはD−もしくはL−配置またはD−もしくはL−芳香族 の置換もしくは非置換のβ−アミノ酸残基であるか、または置換された芳香族ア ミノ酸残基、もしくは式中Bは欠除しているかである。 CはD−もしくはL−Pro残基、又はその他のD−もしくはL−配置の環式( ヘテロ環式もしくは脂環式)、脂肪族、芳香族または置換芳香族のアミノ酸残基 であり、あるいは式中Cは欠除他の脂肪族、芳香族もしくは置換芳香族アミノ酸 残基であり、あるいは式中りは欠如している。 WはL−配置のPhe残基、又はL e u sβ−2−チェニル−アラニン( rhi)又は2−ピリジル−アラニン(Pal)のようなり−もしくはL−配置 の置換Phe又は他の脂肪族もしくは芳香族アミノ酸残基である。 XはD−もしくはL−配置のSer残基、Gly残基またはpCl−D−Phe 又はD−Pheのようなり一もしくはL−配置の他の脂肪族、環式、芳香族もし くは置換芳香族アミノ酸残基である。 YはD−Phe、β−(2−チェニル) −D−Ala(DThi)、β−(2 −、ピリジル) −D −Ala(D−Pal)、β−2−ナフチル−D Al a(D−Nal)、D)Iis、D−ホモ−Phe(DhPhe)、0−メチル −DTyr(DOMT)、D−a−フェニル−Gay(DPhg)、 DTrp 、 DTyr又はpcl−DPhe(CDF)のようなり一芳香族アミノ酸残基 又は置換芳香族アミノ酸残基である。 ZはL−配置のPhe残基もしくは置換Phe又はD−もしくはL−配置の他の 脂肪族又は芳香族アミノ酸残基で、Leu、 ThiもしくはPalのようなも のであり、あるいは環式アミノ酸(例、D−もしくはL−Pro )である。 式lの好ましい化合物において、置換基は次の特定を存する。 すなわちA”” Hs B = P r o又はHyp%C=ProもしくはH y p%D=G 1 y、W−Z−Ph eもしくはTh i、X=Set、Y =D配置の芳香族アミノ酸である。 一般式Iのペプチドの塩類は、HCI、 TFA、 Ac0Bとの塩ならびに他 の薬剤的に受容される塩類を含有する。 次の表I及び■は、このブラジキニンポリペプチドで造ることができる置換物及 びその作用を示す。0.1,2.3.5.7及び8位と指示されたアミノ酸残基 のブラジキニン置換物は、好ましいブラジキニンアンタゴニストを生ずる。 表1 ブラジキニン アンダゴニスト中の置換物CLF−P−クロロ−し一フェニルア ラニンPNP−P−ニトロフェニルアラニン ΔPro=2.3−デヒドロプロリン PBA歎4−フェニル酪酸 Des−ブラジキニンに通常存在する 表■ ブラジキニン アンダゴニストの特徴 詳細な説明 一般式lのペプチド類の合成は、誘導化、活性化及び保護したアミノ酸残基のカ ップリング、それらの精製同定及び純度を決定するための分析方法を包含し、溶 液相合成としてHo、ubenWeylの’Methoden der Org anische Chea+ie (有機化学の方法)″第16巻第1及び■部 (1974)に記述されているように、ペプチド化学の知識に関する一般的な記 載に包含されており、ヌメリフィールドの固相方法による合成としてスチュワー ド及びヤングによる「固相ペプチド合成(1984)Jに記載されている。当業 者化学者は標準的溶液方法または手動もしくは自動化した固相方法によって一般 式Iのペプチドを合成することができる。 アミノ酸、その誘導体や保護基及びペプチドやそれらの塩のために用いられるシ ンボルおよび略号は、ペプチド化学において通常使用されるものである( Bi ochem、 J、 126:773.1972、これについてはこの雑誌を引 用することで本文に組み入れる)。 便宜上若干の略号を以下の表■に再掲して定義しておく。 本明細書に記載されているGlyを除くすべてのアミノ酸残基は特記しない限り L−配置のものである。但し請求項においてはこの限りでなく、D−及びL−配 置の化合物を包含するものである。 [以下余白] 表■ アミノ酸残基の略号 Aib α−アミノイソ酪酸 Ala アラニン bA1a β−アラニン Azt アゼチジン−2−カルボン酸 CDF P−クロロ−D−フェニルアラニンCLF P−クロロ−L−フェニル アラニンDHP 3.4−デヒドロプロリン FDF P−フェニルアラニン−D−フェニルアラニンhPh e ホモ−フェ ニルアラニン His ヒスチヂン Hyp 4−ヒドロキシ−プロリン cly グリシン lig イソロイシン In1p イソニペコチン酸 Leu ロイシン MDY O−メチル−D−チロシン OMT O−メチル−チロシン Nal β−(2−ナフチル)−アラニンΔPro 2.3−デヒドロプロリン Pλl β−(3−ピリジル)−アラニンまたはZビレジルPhg α−フェニ ルグリシン Phe フェニルアラニン PNP P−二トローフェニルアラニンSar ザルコシン Thi β−(2−チェニル)−アラニンThz チアゾリジン−2−カルボン 酸Tyr チロシン (他の略号はすべてIUPACアミノ酸残基標準に従う)以下の実施例は本発明 の一般式Iの化合物の説明であって、限定的なものではない。すべてのパーセン トは固体が関係する場合は重量により、溶体のみが関係する場合は容量による。 実施例I A rg−Pro−Pro−G ly−Phe−3er−DPhe−Phe−A rg (DPhe’−BK)の製造第3ブチルオキシカルボニル(g−パラトル エンスルホニル)−Arg 6.49[Boc−Arg(Tos)](15xM ole)及びN、N−ジメチルアミノピリジン183m9(1,5iMole) の混合物を、ジメチルホルムアミド(DMF)20mi2及びジクロルメタン( DCM)125+o12の混合物中に溶解した。 ヒドロキシメチル−ポリスチレン−ジビニルベンゼン(架橋度1%でレジン1g 当たり0.74x”joleの遊離のヒドロキシ基を含む)15gを加え、次い でDCM中のジシクロへキシルカルボジイミド(DCC) 0.25M溶液60 IIIQを室温で加える。当該懸濁液を室温でl夜かきまぜ、濾過し、レジンを DCM60mQで3回、メチルアルコール(MeOH)6G+nff1で3回洗 い、次いでDCM120IIl12中で再び膨化させた。Boa−Arg(To s)の別の部分のカップリングを上記レジン上で行った。レジンを濾過、洗浄後 、DCM12omff中で再び膨化させ、塩化ベンゾイル2.1mff及びトリ エチルアミン(Etsll) 1.5m12を加えた。この懸濁液を室温で30 分間かきまぜた後、当該レジンを濾過し、6h12部のDCM、 MeOflで 室温で3回、 60a+I2のMeOBで3回、そして最後に60−のDCMで 3回洗浄した。このレジンを恒量まで空気乾燥し、18.59+aのBoC−A rg(Tos)−ヒドキシルメチル−レジンにし、レジン試料の68 HCI/ プロピオン酸中の加水分解(4時間、130℃)によるアミノ酸定量分析により 、レジン1g当たりArg 0.272zMoleの実際上のアミノ酸含量を有 していた。 このレジン1.59(全部で0.4%MoleのArgを含量する)を、自動固 相合成器(ベックマンモデル990)の反応容器に入れ、次のようにBoa−P heのカップリングのための付加1サイクル(onecycls of add ition)に付した。 プログラムA、標準DCCカップリング:レジンをDCM 20mg部で3回洗 い、次いで0.1%のインドールを含有するDCM中の三フッ化酢酸(TFA) の1=3比の201112で1分30秒間で平衡化した。この平衡化は次いで3 0分間繰り返された。 このレジンは次いでDCMの201112部で6回洗われ、DCM中の(Et、 N)10%溶液による1分30秒間の中和の後、この中和工程が繰り返された。 このレジンをDCM2G+s2で6回洗い、次にDCM中のBoc−Phe 1 .OzMo1e溶液で1分30秒間で平衡化した。次にDCM中の0.25ND CC4ta(lを加え、この混合物を2時間かきまぜた。次にレジンをDCM2 0mQ部で3回洗った。 第2付加サイクル(second cycle of addition)を次 のプログラムBに従って行った。 プログラムB、逆付加(reverse addition) :中和と次の洗 浄を通じてプログラムAの手順を繰り返した。 次にDCM4m12中のDCC1,OiMoleを加え、レジンと溶液を1分3 0秒間混合した。次にDCM 12mQ中のBoa−D−Phe 1.OiMo leを加え、レジンと溶液を2時間混合した。レジンをDCM2OmQ部で6回 洗浄した。 次の順序でN−末端保護基を除去した。 プログラムC9末端脱保護 トリエチルアミンによる中和に至るまでプログラムAの手順を繰り返した。レジ ンを次にエチルアルコール201部で6回洗浄し、ペプチド−レジンを空転し、 DPhe−Phe−Arg−レジン(三フッ化酢酸塩として) 1.669を得 た。 合成をDPhe−Phe−Arg−レジンTFA塩410m9を用いて続けた。 次の残基はプログラムDに従って付加した。 プログラムD、リカツプル(recouple):ペプチド−レジン塩を先ずD CM20+off部で3回洗い、次いで10%Et、N DCMで1分30秒間 中和した。中和工程を繰り返し、ペプチド−レジン塩をDCM2OmR部で6回 洗った。次いでDMF中のBoc−3er(OBzl)1.0+aMoleの溶 液で1分30秒間で平衡化された。DCM中の0.2SN DCCの4vaQを 加え、2時間レジンと混合した。生成物をDCMで3回洗浄した。 以下に列挙するプログラムに従って、生長するペプチド鎖に次のアミノ酸誘導体 を加えた。 Boc−Phe(A) 、Boa−G ly (A)、Boc−Pro(A)、 Boa−Pro(A)、次いでBoa−Pro(D)、Boc−Arg(Tos )、(2m12DMF+9m12DCM中に溶解)、(A)、プログラムCを続 行。これで530m9の保護ノナペプチド−レジンをTFA塩として得た。 上のペプチド−レジン510+ag部を、−70℃においてアニソール1m12 を含む液体無水HF10+i(2中に懸濁し、45分間0℃でかきまぜた。BP とアニソールとを減圧除去(水流ポンプ1時間、真空ポンプ1時間)し、ペプチ ド+レジンをエチルエーテル(EttO)20+aQ護ペプチドを得た。 ペプチドを、nBuOB:Is TFA (1:1)の溶媒系で交流分配(CC D)(Post CCD装置中100上相移動)により精製した。主たるペプチ ド含有ピーク(定量はサカグチ試薬により測定)を集め、溶媒を減圧で蒸去し、 残渣を氷酢酸(AcOH)に溶解、凍結乾燥して、CCDからの分配係数(K) 5.7のペプチド140m9を得た。 nBuOH:AcOH:11tO(4:1:S)の溶媒系における交流分配を繰 り返して、上記のように測定操作し、Arg−Pro−Pro−Gly−Phe −Ser−DPhe−Phe−ArgをTFA塩(k=0.2)として73ta 9を得た。nBuOH:AcOH:B。 0(8:3:4)及びEtOAc:ピリジン:AcOH:H,O(5:5:1: 3)の溶媒系におけるメルク(Merck)ガラス プリコート シリカゲルプ レート上の薄層クロマトグラフ(TLC)は、塩素トリディンペプチド同定噴霧 により可視化させて、純ペプチドとして、R4(834)値0.17及びRf( 5513)値0.36を得た。アミノ酸定量分析(ヨツクマン 120型器)は 、加水分解(NmF、 no℃、2−メルカプトエタノール 2滴及びフェノー ル40μgを含む2−の6N llClを用いるガラス封管内17時間)の後、 Arg(2,12)、Pro(1,93)、Guy(1,01)、P’he(2 ,98)、5et(0,96)のアミノ酸比を得た。 実施例2−4 α−アミノ基を欠除するブラジキニン ペプチドアンタゴニスト類 実施例2−4は、ブラジキニン(BK)配列(Arg−Pro−Pro−Gly −Phe−Ser−Pro−Phe−Arg)において、BKアンタゴニスト配 列のN−末端を、α−アミノ基の除去により修正し、Dアミノ酸を7位に含まし める、新規な修正に関する。このような修正BK類縁体類[これをデスアミノ( desamino)アンタゴニスト類と呼ぶ]はBK誘発の薬理学的反応のアン タゴニストを現し、新クラスのBl[関連アミノ酸アンタゴニストを提供する。 文献はデスアミノ−BKが平滑筋上のBKアゴニストの力価(potency) の約20%を有していると報告している。本発明者等の係属中の米国親特許出願 第744,207号(1985年6月13日出願)に記載したBKアンタゴニス ト アミノ酸類は、N−末端にアミノ酸又はペプチドの拡張(extensio n)を有し、アセチル閉鎖されたアンタゴニスト類縁体を除いて、すべてのケー スにおいて遊離アミノ基を有している。BKアンタゴニスト配列の、N−末端単 独または実施例8−24のデスアミノ アンタゴニスト類と共にされた修正は、 生理的及び療法的ポテンシャルを有する新規なりKアンタゴニストを示している 。 実施例2−4は、実施例1に於いて記載された方法に類似の方法で製造されたブ ラジキニンアンタゴニストの7位以外の配列位置では欠除されている場合もある が7位にはD−疎水性アミノ酸残基を有し、かつ、α−アミノ基を欠除するブラ ジキニンアンタゴニスト類を記載している。 2、 Bz−Pro−Hyp−Gly−Phe−5er−DPha−Phe−A rg (BzIHyp’DPhaフーBK)=kSer −0,9コt ’YP −,”9コ。 コ、 pa入−Pro−Hyp−Gly−Phe−5er−DPhe−?he− λrg (Paに1HYPコDPha’−BK): ksar −0,99,H YP −0,86゜実施例5−8 実施例5−8は、実施例1に於いて記載された方法に類似の方法で製造されたブ ラジキニンアンタゴニストの7位以外の配列位置では欠除されている場合もある が7位にはD−疎水性アミノ酸残基を有するβ−アミノ酸残基を包含するブラジ キニンアンタゴニスト類を記載している。 5、λヱーg−bλ1a−Hyp−Gly−Phe−5ar−DPhe−Phe −Arg (bλ1a2Hyp3DPh@フーBK):DPhaフーBK):  k(415) −0,124,Arg −2,14,Gly −1,oo、Ph a −2,9a。 Proコ゛)−DPh@’−BX)]: k(1,1) −2,846,入rg  −3,04,Gly −1,os、Pha−2,94,S@r −0,96, b入1a −1,90+実施例9−19 実施例9−19はブラジキニンアンタゴニスト活性を有する、ブラジキニンアン タゴニスト アミノ酸の欠除類縁体を開示するもので、その製造は実施例1に類 似の方法による。 −BIK)]: k(415) −0,235,Arg −2,13,Gly  −1,05,Pha 7 3.02゜−Hyp3DPh@’−B)C)]: k (415) m 0−266、Arg −3,09,Pro −1,00,Gl y −11、λrg−Gly−Phe−5er−DPhe−Phe−Arg ( (das−Pro”コ)−DPhe −BX)]:k(1,1) −5,250 ,Arg −2,14,Gly −1,00,Pha −2,93,Ser − 0,9112、DArg−Arg−Gly−Phe−5er−DPhe−Phe −Arg [(DArg −(das−Pro ’ )−DPha −BK)] = k(11)−3,762,Arg −3,16,Gly −0,L6.Ph e −2,88,Ser −0,90゜ 1コ、 、入rg−Hyp−Phe−5er−DPhe−Phe−Arg [( des−Pro )Hyp (des−Gly )−DPhe −B)C)]:  k(1,1) −4,263,Arg −2,12,Ser −0,97,H yp −0,92,Phe −2,99゜ 14、 λrg−Phe−Gly−Phe−5ar−DPhe−Phe−Arg  [(des−Proコ)−Phe2DPha’−BK)コ、k(415) − 0,515,Arg −2,09,Gly 7 1.02. Ser −0,9 9゜−BK)]: k(41s) −0,L!コ5. Arg −2,14,G ly −1,01,Pha −2,96,5er−0,90,b入1a −0, 99゜ DPha −BX)]= k(415) −0,266、Arg −2,1:3 ’、Giy −1,06,Pha −2,99゜Ser −0,91,Hyp  −0,’92゜実施例20−23 アルギニンの代りに芳香族アミノ酸を9位に有し、配列欠除を伴なうブラジキニ ンペプチドアンタゴニスト類本発明の実施例20−23は、ブラジキニン(Bl [)配列(Arg−Pro−Pro−Gly−Phe−3er−Pro−Phe −A’rg)の特定7位置換を有する新した修正を開示する。このような修正B K類縁体はBKにより誘導された薬理的感応のアンタゴニストを具現し、新クラ スのBK関連アミノ酸アンタゴニスト類を開示する。 本発明者等の係属中の米国親特許出願第744,207号(1985年6月13 日 出願)に記載されたBKアンタゴニスト アミノ酸は、ノナアミノ酸のBK 配列のC−末端にArg残基を有している。本発明のBにアンタゴニスト配列の 修正は、生理的、治療的な可能性を有する新規BI[アンタゴニスト アミノ酸 を提供するものである。 実施例20−23はC−末端フェニルアラニン(Phe)を有するブラジキニン アンタゴニストペプチドを開示する。C−末端Phe残基を有するペプチド類縁 体は、[DPhe’1−BKの製造のための実施例1に記載された方法により製 造される。但し出発原料のアミノ酸レジンは、Boc−Phe−ヒドロキシメチ ル−レジン(B。 c−Phe”HMR)とし、これは前記のBoa−Arg(Tos)−HMRと 類似に製造する。Boa−Phe 1.3259(5mMole)とp−ジメチ ルアミノピリジン(DMAP) 61ay(0,51oMole)とを、DCM 80m12中のヒドロキシメチルポリスチレン ジビニルベンゼン(1%交交差 台)5.09に加える。 ぜる。混合物を濾過し、アミノ酸レジンをDCM、 EtOII及びDCMで次 いで室温で5時間かきまぜる。レジンを濾過し゛、DCMで洗浄、空転するとア ミノ酸定量分析により測定した時、レジン1g当たり0.485mMoleのP beを含むBoc−Phe−11MR5,59を得た。 実施例20−23は、アルギニン及び配列欠除の代わりに、9位に芳香族アミノ 酸残基を有するブラジキニンアンタゴニスト ペプチド類を提供する。このブラ ジキニンアンタゴニストペプチドは実施例1月に記載された方法と類似の方法に よって製造した。 DPha’Pha’−BX)]: k(4L5) −1,564,入rg −L 、OO,Gay = 1.0:I、Ser −Pro2)−Hyp3DPha’ Pha’−BK)]: k(415) −0,538,入rg −2,0a、G ly −0,94,Phe −t、05. Sar −0,91,Hyp −1 ,02゜ブラジキニン投与タ ゴニスト活性の実施例 ブラジキニン・アンタゴニスト類を自然又は誘導刺激における摘出ラット子宮及 び摘出ギニアピツク腸骨について、トラウトシジルド(TrauLschold 、 Handbook of Expt、 Pharmacol、 Vo125 、 Springer Verlag、 pp、 53−55.1970)によ るブラジキニンの筋組織趨向活性の抑制のための、ブラジキニン及び関連キニン 類の通常受は入れられている検定方法によって検定した。生理活性化合物のアン タゴニスト用のシルト(Schild、 Br、 J、 Pb’ar■aco1 .2:189,1947)により記載され広く受け入れられた方法に従って定め られる。上記抑制活性の力価を、摘出ラット子宮(RLIT)及び摘出ギニャピ ック腸骨(GPI)について測定し、pAlとして表した。検定において、投与 感応曲線を、参照物質ブラジキニンにたいして決定する。組織の半減最高収縮を 生ずるブラジキニンの投与量をED、。投与量とする。ED、。の倍量に相当す るブラジキニンの量を、アンタゴニストの投与と共に組織のインキュベージジン の開始後30秒で組織に投与する。アンタゴニストの投与量は、この指針におい てアンタゴニストの投与と一緒のあらかじめのインキュベーションが、2倍量E D、。のブラジキニンの投与に応する収縮をブラジキニンのEDs、倍量の感応 に減少させるまで、増加させる。pAl値は、倍量ED、。のブラジキニン投与 の感応を1倍量ED、。投与のそれに減少するに要するアンタゴニストのモル濃 度の負のロガリズムを表す。I)At値の1単位は力価の非常に大きな変化を表 す。比較すると、BKの投与量の負のログ、組織の半減最高収縮をおこす投与量 、は通常1)Dt値として知られている。ブラジキニンのpD、値は、ラットの 子宮につき7.9であり1.ギニャビッグの腸骨については7.4である。種々 の実施例の化合物の値は第■表で報告する。 [以下余白] 表■ ブラジキニンアンタゴニストの力価 コ、(pa入IHyp3DPha’)−BK 07M 、 04’、 (PEA ”−((ijs−PrO2)7M”/p3DPha了)−BX o 、 、、  、 、 −=5、 (b入1a2Hyp3DPha’)−BE O’ 0o−o 9 5.4(コ) 1 [(des−PrO2)−HypコDPhaフ]−BK’O’10、DAr g−((des−PrO2)−Hyp3DPha’3−BKu(9) ’ 11、[(das−PrO”コ)−DPha’]−BX OOフ 12、 DArg−[(des−Pro ) −DPha ] −BKo、oa z L10 14、((das−PrOコ) −Pha2DPheフ]−BX O’15、  DArg−
【(dos−PrOコ)−Phe2DPhaフ)−niL玉(7) 16、(b入1a2−(des−Pro’)−DPha’]−BK OO17、 [DPhal−(des−PrO2)−Hyp3DPha’1−BXo0 11i+、[DNall−(des−PrO2)−Hyp’DPha’】−BX o 0 実施例番゛号 構造 pAz/R11T pAt/GP119、[DArg − (das−Pro )−Hyp DPha ]−B)C21、DArg−[(d es−PrO2)−Hyp’DPhe’Phe’]−BX・ 22. (D、八 rg1−(des−PrO2)−Hyp’DPhe7Pha9]−BXb。 2コ、 DArg”rDλrg1−(das−PrO2)−HypコDPhe’ Phe’]−BXつき類縁体に関して列挙する。アゴニスト力価はBKカ価のパ ーセントとして列記する。アンタゴニスト力価は、pAf(*として列記する。 Iloは類縁体が、篩分は試験で別々の組織について、アンタゴニストを示すも のと効果のないものとの両者を示す。 平滑層のキニン アンタゴニズム の特異性の実施例 本発明のブラジキニンアンタゴニストの特異性は、アンタゴニスト(LK)及び °2つの生理的に重要なりK関連キニン類、カリジン(kallidin、 M AL、 Lys−Bに)の筋刺激活性阻害能力により例示されるが、アンジオテ ンシン−n (ANG、 angiotensin−II )又はサブタンス− P(SP、 5ubstance−P)のような非キニン関連ペプチドにより誘 発される筋組織趨向活性を阻害しない。各々の場合、前記したように、BK関連 アンタゴニスト類はBK関連アゴニスト類により生じた収縮を阻害するのである が、非キニン筋組織趨向ペプチド物質には作用しない。阻害力価はpAt値とし て表■に既に記されている。 ラットの血圧のブラジキニンアンタゴニスト類のアンタゴニズムの実施例 麻酔をかけたラットの血圧に及ぼすブラシ干ニンアンタゴニスト類の生体内効果 を、ロブレロ、ライアン及びスチュアーンタゴニストの混合丸薬として、ia又 はivの投与ルート何れかによりインジェクトする場合、ブラジキニン感応の阻 害をおこす。種々の実施例中の化合物についての試験結果を表■に示す。 表■ 血圧に及ぼすブ′ジキニンアンタゴニズム実PJ番号 構 造 RBP−IA  RBP−IV4、 (PBAl−(das−Pha2)−Hyp3DPha’1 −BK 、。 6、 DArg−(bλ1a2)]yp3DPhaフ)−B)Cユ」コ1110  、 二〇’9. 、 [(dis−Pha2)−Hyp3DPha’]−BX  ′ OOlo、 o入rq−C(cies−Pha2)−)1yp’DPhe ’】−BK XLn 工ff12コ 7 11、 [(dis−Pro ’ )−DPha ] −B)COO12、DA ig−[(des−Pro2′3)−DPha’] −B)Cユニ15、DAr g−[(des−Pro3)−Pha2DPha’1−B)C,、PH5PRS ig、 (b入1a −(des−Pro )−DPhe )−BK OOL7 . [DPhel−(des−Pha2)−1Hyp3DPha’1−BK 0  、 020、 ((des−Pha2)−HypコDPhe’Phe’1−B E ゛ OO21、、DArg−[(des−Pro )−Hyp DPhe  Pha 、) −BK 1口1 ニー表■の備考二 類縁体の整理活性を、大動 脈内(IA)及び静脈内(!V)丸薬(bolus)投与によりラットの血圧に ついて列挙する。 1(P)は部分的アンタゴニストを示し、Iloは別々の動物アンタゴニストを 示す゛ものと、効果がないものの両者を示す。!(B)はBに誘発血圧降下効果 についてのアンタゴニズムを示す。PH1は血圧増進効果を示す。[備考終了] 新規ブラジキニンアンタゴニストの療法利用は、動物によるブラジキニン又は関 連するキニン類の産生の処理のみならず、かまれたり刺されたりした動物にブラ ジキニン関連ペプチドを注入する処理をも包含する。局所適用単独でも、本発明 のブラジキニンアンタゴニストの皮下適用との組合せでも、痛み、炎症及び腫れ をおこすブラジキニン関連ペプチドの作用を処理するために用いることができる 。 他の損傷的、炎症的又は病理的症状であって、ブラジキニンにより仲立ちされた 症状、又はブラジキニンの過剰産生により激化されることが知られている症状に も、本発明のブラジキニンアンタゴニストの療法利用が達成される。これらの症 状は、傷、火傷、発疹、アンギ煽炎、ぜんそく、アレルギー、鼻炎、ショック、 炎症性腸疾病、低血圧、疼痛及び炎症の全身的処理及び男性劣去を生ずる精子運 動劣化を包含する。既に述べたように、本発明のブラジキニンアンタゴニスト類 は、種々の方法で有利に投与され、その方法はニトログリセリンとともに舌下投 与や、アンギナの処理のためのように、皮膚を通して呼吸を助長する剤を用いる 貼薬投与を包含する。pA!及びED、。 の本発明のデータ及びアゴニスト力価に関する従来技術におけるデータに基づき 、本発明の新規ブラジキニンアンタゴニストの投与量を決定することは、当業者 にとって可能である。 それ故、傷の痛み、炎症、火傷、発疹のような症状における典型的適用のための 投与量範囲は、0.1〜5mg/m12となるし、鼻炎、アレルギー、ぜんそく を処理するのに適する鼻孔噴霧処方には、0.1〜5m9/IIIQとなる。ま た全身的炎症、ショック、関節炎、アレルギー、ぜんそくの処理に適した静脈注 射用配合、炎症性腸疾患又は一般疼痛及び炎症の処理に適する経口処方に適した 投与量範囲は1010−1O0ハタとなろう。ブラジキニンアンタゴニストは、 経膣、経直腸、経口腔的または他の許容される内服適用のいがなる経路によって も投与することができる。 同業者に認識されるであろうように、本発明は疾病、損傷及びショックに際して 生体により産生ずるブラジキニンの生理活性に対する競合インヒビタを提供する ため、広い範囲の適用性を有する。7位のL−ProをD−配置のアミノ酸で置 換し、ブラジキニンアゴニストをアンタゴニストに変換する本発明の利点修正す ると共に新規なブラジキニンアンタゴニストの他の部位の修正は、種々の有用な 化合物を提供するものである。更に、本発明は、次に掲げる請求の範囲から離脱 することなく、本発明のパラメータ内でこれら及び他の修正を受け入れるもので あることを承知されたい。 国際調査報告 ms+Pa+m*a+^””””” PC?/1ls81Q29sQ■″″″″ 1〜1^ssmuasm、pc丁/U588102959/I C07K 99 :1B コロラド州80220、デンバー ポプラ−スト

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式:N−A1−B−C−D−W−X−Y−Z−A9の置換ブラジキニン型ペ プチド及びその調剤的に受容できる塩類。ただし式中 (イ)Nは水素、D−又はL−配置のアミノ酸、N−末端アチル型保護基、N− 末端芳香族ウレタン保護基、N−末端アルキル型保護基、又はD−又ほし−配置 のアミノ酸を含むジ若しくはポリのペプチド、 (ロ)A1は、アルファ アミノ基を欠くL−又はD−配置のアミノ酸、又はD −又はL−配置の脂肪族、環式または芳香族アミノ酸、 (ハ)Bは、D−又はL−配置の、置換若しくは非置換のベータアミノ酸残基、 または脂肪族、環式若しくは芳香族のD−又はL−配置のアミノ酸、または式中 Bは欠除している(ニ)Cは、D−又はL−配置の脂肪族、環式もしくは芳香族 アミノ酸、または式中Cは欠除している(ホ)Dは、D−もしくはし−配置の脂 肪族、環式若しくは芳香族アミノ酸残基、または式中Dを欠除している(へ)W は、D−若しくはL−配置の脂肪族、環式又は芳香族アミノ酸残基、 (ト)Xは、D−若しくはL−配置の脂肪族、環式又は芳香族アミノ酸、 (チ)Yは、D−芳香族アミノ酸残基又は置換D−芳香族アミノ酸残基、 (リ)Zは、D−若しくはL−配置の脂肪族、環式又は芳香族アミノ酸残基、 (ヌ)A9は、D−若しくはL−配置の脂肪族、環式又は芳香族アミノ酸残基、 である。
  2. 2.A1、C、D及びA9がD−若しくはL−配置の脂肪族、環式又は芳香族ア ミノ酸残基である請求項1の置換ブラジキニン型ペプチド。
  3. 3.式:Arg−bAla−Hyp−Gly−Phe−Ser−DPhe−Ph e−Argを有する請求項2の置換ブラジキニン型ペプチド。
  4. 4.式:DArg−Arg−bAla−Hyp−Gly−Phe−Ser−DP he−Phe−Argを有する請求項2の置換ブラジキニン型ペプチド。
  5. 5.位置B、C及びDの1又は2以上が、デスアミノBK位置である請求項2の 置換ブラジキニン型ペプチド。
  6. 6.式:DArg−Arg−bAla−Gly−Phe−Ser−DPhe−P he−Argを有する請求項5の置換ブラジキニン型ペプチド。
  7. 7.A9が芳香族アミノ酸残基であり、位置B、C及びDの1または2以上がデ スアミノBKの位置である請求項1の置換ブラジキニン型ペプチド。
  8. 8.式:DArg−DArg−Hyp−Gly−Phe−Ser−DPhe−P he−Pheを有する請求項7の置換ブラジキニン型ペプチド。
  9. 9.式:Arg−Hyp−Gly−Phe−Ser−DPhe−Phe−Phe を有する請求項7の置換ブラジキニン型ペプチド。
  10. 10.式:DArg−Hyp−Gly−Phe−Ser−DPhe−Phe−P heを有する請求項7の置換ブラジキニン型ペプチド。
  11. 11.A1がα−アミノ基を欠除する請求項1の置換ブラジキニン型ペプチド。
  12. 12.式:Bz−Pro−HyP−Gly−Phe−Ser−DPhe−Phe −Argを有する請求項11の置換ブラジキニン型ペプチド。
  13. 13.式:PBA−Pro−Hyp−Gly−Phe−Ser−DPhe−Ph e−Argを有する請求項11の置換ブラジキニン型ペプチド。
  14. 14.式:PBA−Hyp−Gly−Phe−Ser−DPhe−Phe−Ar gを有する請求項12の置換ブラジキニン型ペプチド。
  15. 15.位置B、C及びDの1又は2以上がデスアミノBK位置である請求項9の 置換ブラジキニン型ペプチド。
  16. 16.A1及びA9がD−又はL−配置の脂肪族、環式又は芳香族アミノ酸残基 である請求項1の置換ブラジキニン型ペプチド。
  17. 17.位置B、C及びDの1又は2以上がデスアミノBK位置である請求項16 の置換ブラジキニン型ペプチド。
  18. 18.式:DArg−Hyp−Gly−Phe−Ser−DPhe−Phe−A rgを有する請求項17の置換ブラジキニン型ペプチド。
  19. 19.式:DArg−Arg−Gly−Phe−Ser−DPhe−Phe−A rgを有する請求項17の置換ブラジキニン型ペプチド。
  20. 20.式:Arg−Pro−Phe−Ser−DPhe−Phe−Argを有す る請求項17の置換ブラジキニン型ペプチド。
  21. 21.式:DArg−Hyp−Gly−Phe−Ser−DPhe−Phe−A rgを有する請求項17の置換ブラジキニン型ペプチド。
  22. 22.酵素分解に向上した耐性がA部分の修正により達成される請求項1に定義 された通りの化合物を不可欠的に含む医薬組成物。
  23. 23.AがD−Arg、D−Lys、Lys−Lys、L−Thi、Met−L ysまたはGly−Arg−Met−Lysである向上した酵素分解耐性を有す る請求項22に定義された通りの化合物を不可欠的に含む医薬組成物。
  24. 24.向上した組織選択性がB部分単独またはC部分の修正と組合せて修正する ことにより達成された請求項1に定義された通りの化合物を不可欠的に含む医薬 組成物。
  25. 25.B単独、C単独又はそれらの組み合わせが、L−Pro、L−ヒドロキシ プロリン、ΔPro、D−バリン、L−バリン、α−アミノイソ酪酸(Aib) 、L−Ala、D−Ala、Sar、D−Gly、L−Gly及び薬剤的に受容 されるキャリヤとの組合せにおいて薬剤的に受容されるそれらの塩類よりなる群 から選ばれる、向上した組織選択性を有する請求項24に定義された通りの化合 物を不可欠的に含む医薬組成物。
  26. 26.部分W、XもしくはZ単独又は組合せを修正することにより向上した力価 が達成される請求項1に定義の化合物を不可欠的に含む医薬組成物。
  27. 27.W単独又はZ単独あるいは組合せがPhe、0−メチル−TyrOMT) ,p−クロロ−Phe(CLF),p−ニトロ−Phe(PNF),β−2−ナ フチル−Aia(NAL),Tyr,Thi,Palおよび薬剤的に受容される キャリヤとの組合せにおいて薬剤的に受容されるそれらの塩よりなる群から選ば れた請求項26に定義の、向上した力価を有する化合物を不可欠的に含む医薬組 成物。
  28. 28.ブラジキニンに対し拮抗作用を示すに十分な有効量の請求項1の化合物及 び適当な薬剤的なキャリヤを含む、火傷、創傷、切り傷、発疹及び動物によるブ ラジキニンもしくは関連キニン類の産生によっておこされた他のそのような創傷 及び病理的症状からの局部的疼痛及び炎症を処理する医薬調剤。
  29. 29.請求項28の医薬調剤の有効量を患者に投与することを含む局所的疼痛及 び炎症の処理方法。
  30. 30.ブラジキニンに拮抗するに足る請求項1の化合物の有効量及び適当な調剤 的キャリヤを含む、かみ傷、刺傷、またはその他のブラジキニンもしくは関連キ ニン類の注入に起因する疼痛、炎症及び腫れの処理用医薬調剤。
  31. 31.請求項30の医薬調剤の有効量を患者に投与することを含む局所の疼痛、 炎症及び腫れの処理方法。
  32. 32.請求項1の化合物の有効量および適当な調剤キャリヤを含む、鼻炎及びそ の他の外傷及び病理症状の処理用医薬調剤。
  33. 33.請求項32の組成物の有効量を患者に投与することを包含する鼻炎の処理 方法。
  34. 34.請求項1の化合物の有効量及び適当な調剤キャリヤを含む、低血圧症及び 動物によるブラジキニンもしくは関連キニン類の産生に起因するその他の損傷及 び病理的症状を処理するための医薬調剤。
  35. 35.請求項34の医薬調剤の有効量を患者に投与することを含む低血圧症の処 理方法。
  36. 36.請求項1の化合物の有効量及び適当な調剤キャリヤを含む、ぜんそく及び 動物によるブラジキニンもしくは関連キニン類の産生に起因するその他の損傷及 び病理的症状を処理するための医薬調剤。
  37. 37.請求項36の医薬調剤の有効量を患者に投与することを含むぜんそくの処 理方法。
  38. 38.請求項1の化合物の有効量及び適当な調剤キャリヤを含む、関節炎及び動 物によるブラジキニン若しくは関連キニン類の産生に起因するその他の損傷及び 病理的症状を処理するための医薬調剤。
  39. 39.請求項38の医薬調剤の有効量を患者に投与することを含む関節炎の処理 方法。
  40. 40.請求項1の化合物の有効量及び適当な調剤キャリヤを含む、下痢及び動物 によるブラジキニンもしくは関連キニン類の産生に起因するその他の損傷及び病 理的症状を処理するための医薬調剤。
  41. 41.請求項40の医薬調剤の有効量を患者に投与することを含む下痢の処理方 法。
  42. 42.請求項1の化合物の有効量及び適当な調剤キャリヤを含む、感受性傷症候 群、炎症性傷疾病及び動物によるブラジキニン若しくは関連キニン類の産生に起 因するその他の損傷及び病理的症状を処理するための医薬調剤。
  43. 43.請求項42の医薬調剤の有効量を患者に投与することを含む感受性腸症候 群および炎症性腸疾病の処理方法。
  44. 44.請求項1の化合物の有効量及び適当な調剤キャリヤを含む、類癌性症候群 及び動物によるブラジキニンもしくは関連キニン類の産生に起因するその他の損 傷及び病理的症状の処理用医薬調剤。
  45. 45.請求項44の医薬調剤の有効量を患者に投与することを含む類癌性症候群 の処理方法。
  46. 46.請求項1の化合物の有効量及び適当な調剤キャリヤを含む、アンギナ関連 疼痛及び動物によるブラジキニンもしくは関連キニン類の産生に起因するその他 の損傷及び病理的症状を処理するための医薬調剤。
  47. 47.請求項46の医薬調剤の有効量を患者に投与することを含む、アンギナ関 連疼痛の処理方法。
  48. 48.請求項1の化合物の有効量及び適当な調剤キャリアを含む、動物によるブ ラジキニンもしくは関連キニン類の産生に起因する疼痛及び炎症処理用医薬調剤 。
  49. 49.請求項48の医薬調剤の有効量を患者に投与することを含む、疼痛及び炎 症処理方法。
  50. 50.請求項1の化合物の有効量と適当な調剤キャリヤとを含む、動物中のブラ ジキニン又はキニン類に起因ずるアナフィラキシショック及び腐敗熱性ショック の処理用医薬調剤。
  51. 51.請求項50の医薬調剤の有効量を患者に投与することを含むアナフィラキ シショック及び腐敗熱性ショックの処理方法。
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