JPH02500766A - 液状或いは粘性な媒体、特に潤滑物質を連続的に供給するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 液状或いは粘性な媒体、特に潤滑物質を連続的に供給するための装置 本発明は、請求の範囲第１項の上位概念に記載した、液状或いは粘性な媒体、特 に潤滑物質を連続的に供給するための装置に関する。

密閉された伸長可能な装置部分と潤滑物質が充填されている室を備えているグリ ース箱が知られているが、このグリース箱にあっては密封された伸長可能な装置 部分内に、電池から成りかつ任意の時点で作動させることが可能な、ガスを発生 させるための装置が設けられており、上記ガスがこの伸長可能な装置部分内で圧 力を形成し、この圧力によりこの伸長可能な装置部分が日毎に成る程度伸長され かつこれによって潤滑物質供給路を経て潤滑物質が潤滑物質によって充填されて いる室から潤滑位置へと供給される（　ドイツ連邦共和国特許公報第１．２５． ６００１号）。

この公知のグリース箱にあっては、伸長可能な装置部分が気密でない場合加圧ガ スは部分的にこの伸長可能な装置部分の壁部から逃れ、潤滑物質容器内に達する 。これを回避するため、伸長可能な装置部分と潤滑物質室との間にグリース箱の 円筒形の内壁に沿って封隙状態で滑動する分離装置が設けられている（ドイツ連 邦共和国特許公報第２．１３９．７７１号）。

これらの公知の実施形にとって共通なことは、密閉された伸長可能な装置部分内 に電解液が装填されており、この電解液内にガスの発生を開始させるためにねじ により腐食要素が挿入されることである。

電解液のために大きなスペースを要し、かつ電解液の流出の危険およびこれに伴 う環境汚染の危険はさておくとして、これら公知の構成にあっては一度開始した ガス発生はもはや停止および中断することが不可能である。電解液容器および／ または潤滑物質容器の交換はグリース箱を壊すことによって始めて可能である。

同じように容器への潤滑物質の補充は簡単には行い得ない。

本発明の課題は、これら公知の装置を、構造が極めて単純であり、供給されるべ き媒体のための室がガス発生ユニットに比して拡大され、始動も容易であり、か つガス発生の持続時間を良好に制御可能であるように、並びに機構の増備も簡単 に行うことができ、また同時に電解液が流出する危険も回避されるように構成す ることである。

この課題は請求の範囲第１項の特徴部に記載した構成によって解決される。

コンパクトな電池を使用することによりガス発生を行う部分のためのスペースの 入用が著しく低減され、かつ電解液の流出の危険も回避される。挿入可能な挿入 体を使用することにより電池が消耗した際の取替えおよび供給されるべき媒体、 例えば潤滑物質の補充が可能になるばかりでなく、挿入体がガス発生の始動と停 止のためのｒ切換え機構」としての対抗部体の相応する部分と協働し、しかもこ の場合概して特別な切換え機構を必要としない。

この目的のため、電池は摺動可能に挿入体内に設けられており、例えば挿入体を ねじ込んだ際電池が当接する容器カバー内の延長部によって電流回路内に押込ま れる。従って電流回路を遮断するためにプラグ等を導入する必要がない。

請求の範囲に本発明による装置の有利な構造のための他の構成と別のやり方とを 記載した。

請求の範囲第２項による構成は電池の使用時における不意の摺動を阻止すること を目的としている。

この目的のためにばばね或いは同じ作用（弾性作用）を達する突出部が働く。

請求の範囲第３項による構成により例えば簡単な方法で挿入体の挿入することに よりガス発生を開始させる装置が構成される。これは−場合によっては付加的な 構成として一電流回路を閉じるための請求の範囲第４項に記載の切換え機構によ って行われる。

ガス発生が時折停止ししたりもしくは中断されたりした際加圧ガスが逃れるのを 回避するために、請求の範囲第６項に記載の、一方装置が組立てられる場所まで の搬送の間、即ち納品状態では、装置を保護する逆止め弁が設けられている。

コンパクトな電池のガス収率には限りがあるので、請求の範囲第６項によりガス 発生に必要な水の一部分は電池の外部において別個の室に貯蔵される。この室は 請求の範囲第７項により水を吸収する物質で充たされている。電池とこの一電解 液よりも低いが、しかしほぼ等しい蒸気圧を有している一物質間の蒸気圧の差に より必要に応じて水が電池から物質内へと流出するか或いは反対に物質から再び 電池へと逆送される。更にこの物質は、中空空域を充たすと言う利点を有してい る。これにより一般にこの中空空域内に存在している空中酸素の量が低減される 。従って通常作動開始時にとにかく空中酸素を消費する電池はその本来の目的に −即ちガス発生−に極めて早々に対応する。電気的な接触抵抗を回避するために 、この物質に適当な添加物質が添加される。

ガス収率を増大させると言う同じ目的には、請求の範囲第８項に記載した構成が 役立つが、この構成により装置は二つ或いは多数の電池を備えており、これらの 電池は供給状態では互いに絶縁されており、挿入体が容器カバー内に挿入された 際互いに電気的に結合し合う。この目的のため一請求の範囲第９項により−これ らの電池間に切換え機構および／または一請求の範囲第１０項により−この切換 え機構自体が弾性的な要素として形成されており、この要素は使用以前は電池を 電気的に絶縁された状態で分離しているが、使用後は導電的に互いを結合する。

もちろん、これらの電池は時間的に互いに順次電流回路に接続することも或いは 電流回路内に含ませることも可能である。即ち第二の電池は第一の電池が既に消 費されて始めて作動するように構成される。

他の請求の範囲には本発明による装置および細部の特別な構造上の構成が記載さ れている。其処に記載されている手段、構成および結°合方法の代わりにもちろ ん同じような手段、構成および結合方法が可能である。

本発明は、本発明による構成の既に述べた特徴／利点以外に以下に述べるような 特＠／利点を有している。

一本発明はグリース箱として使用することに限定されず、他の種類の液状および 粘性の媒体の供給にも使用可能である。

一必要に応じて異なった様式および効率の電池を使用することが可能であり、既 に述べたように同時に或いは時間的に相前後して作動され得る多数の電池を一つ の挿入体内に設けることが可能である。

−挿入体がねじ込まれていない限り、まだガス発生は行われない、貯蔵或いは運 搬の際に不意に作動するのを阻止するため、電池を収容する孔が板等で密閉可能 である。

一容器カバー内の孔は供給状態では密閉栓で閉じられており、作動開始の際この 栓は取外される。

−ガス発生を高めかつ／または加速するために、付加的な外部電源が設けられて いる。

以下に添付した図面に図示した実施例につき本発明の詳細な説明する。

第１図は重要な部分を示した作動以前の潤滑物質供給部の部分横断面図、 第２図は第１図によるｒＸ１位置における細部の、しかも既に挿入体が挿入され ている状態での、即ち作動開始後の拡大断面図。

第１図および第２図によるグリース箱は上方が容器カバー２で、下方がねじ５に より潤滑されるべき機械部分内に固定される、排出孔４を備えた漏斗状の底部３ によって閉じられている容器１から成る。

この容器１０円筒形の孔６内にはピストン７が摺動可能に挿入されており、この ピストンは底部３に面した潤滑物質室８を加圧ガス室９から分離しており、作動 状態にあって潤滑物質を潤滑物質室８から排出孔４を経て潤滑すべき機械部分に 圧入する。この実施例の場合容器カバー２はスリーブ状に形成された延長部１０ を備えており、この延長部の底部１１は流通孔１３を備えた、外方に整向されて いる突出部１２を有している。スリーブ状の延長部１０の内ねじ山１４を備えた 孔６内に外ねじ山１５を備えた挿入体１７がねじ込まれる。この挿入体は突出部 １２に相対して端面倒孔１８を有している。この孔１８はそれぞれ一つの陽極、 陰極および電解液から成る、ガス発生させるための二つの電池１９と２０を収容 するために働く、ガスは電池から流出し、流通孔１３を通って加圧室９内に流入 する。

両電池１９と２０は外部電気抵抗２２が内部に設けられている電線２１を介して 互いに結合されている０両電池１９と２０の間にはこれら両電池１９と２０を使 用されていない状態では互いに押離す弾性的なばね要素２３が設けられている。

このばね要素２３は使用していない状態にあっては舌部２４を介してのみ電池２ ０の絶縁層２５上に載り、従って電流回路は閉じられ、ガス発生は未だ開始され ない。

挿入体１７が容器カバー２内にねじ込まれると、ねじ状に形成されている切欠き 部２６によって弾性的に撓むように形成されている突出部１２が電池２ｏを上方 へと摺動させ、これにより弾性要素２３は、その耳状の部分２３が電池２０の表 面２８上に当接するように変形される。これにより両電池１９．２０間の電流回 路が閉じられ、かつガス発生が開始される（第２図）。

発生されたガスは一既に述べたように一流通孔１３を経て加圧ガス室９内に流入 し、この加圧ガス室９を閉鎖している伸長部体２９を伸長させてピストン７を下 方へと押し、従って潤滑物質を排出孔４方向へと押しやり、潤滑されるべき機械 部分内に押やる。

容器１は肉薄の薄板所によって形成されており、この薄板涌内に容器カバー２が 湾曲されて成形されており、この容器カバーに伸長部体２９が一同時にそのカラ ー３０で封隙部を形成しなから一固定されている。加圧ガス室９を形成している 伸長部体２９は出発状態では、一方では空中酸素を押のけかつ他方では電池のた めの付加的な水貯蔵部として働く物質で充填されている。

スリーブ状の延長部１０は容器カバー２と適当な方法で、例えば溶接、接着等で 結合されており、この場合両部分間に形成された環状溝３１内にはねじ込まれた 挿入体１７に対して封隙作用を行う円形紐リング３２が設けられている。挿入体 １７を容器カバー２もしくはこれと結合されている延長部１０内にねじ込み得る ようにするために、挿入体１７はその上側で六角形縁部３３によりおよび適当な 工具を取付は他の操作を行い得るように形成されている。偏平パンキン３４は挿 入体１７を容器カバー２に対して封隙している。

漏斗状の底部３は透明な合成物質から造られ、かつ適当な方法により容器１と結 合されているのが有利である。このように材料を選択することにより、潤滑物質 室８に未だ潤滑物質が存在しているかどうかを、および−ピストン７の位置によ り−どの程度の潤滑物質が存在しているかを純粋に光学的に認識することが可能 である。延長部１０を備えた容器カバー２、ピストン７および挿入体１７をガス を透過する合成物質から造ることが可能である。

ガス発生のための電池１９．２ｏとして例えば電流発生のために補聴器において 、或いは水素ガス或いは酸素ガスを発生させるために使用される公知の電池が使 用される。グリース箱の運搬の間或いは作動以前に、電池２０は孔１８内で未だ ばね要素２３と導電的に結合されておらず、従って電流回路は未だ閉じられてい る。使用場所において容器１は潤滑される機械部分と例えば漏斗状の底部３に設 けられているねじ山５で結合されている０次いで運搬のために設けられている（ 図示していない）栓が外された後挿入体１７は容器カバー２内ねじ込まれ、この 場合−既に述べたように一容器カバー２内の突出部１２が電池２ｏをばね要素２ ３の変形の下に電池１９の方向に運動させる。

この際このばね要素２３の導電性舌部２７が電池２ｏの表面と接触する。これに より電流回路が閉じ、ガス発生が開始される。

ガス発生を中断するため挿入体１７は、ばね要素２３の導電性舌部２７が電池２ ０との接触から外れかっこれにより電流回路が中断されるまで、逆回しされる。

もちろん本発明は、上記の実施例に限定されない。

部分の色々な構造上の変形が可能である。即ち、二つの電池の代わりに一つのみ の或いは三つ或いはそれ以上の電池を使用することが可能である。電池２５が内 部に設けられている電流回路の電気的な結合は他の方法で、例えば切換え機構を 組込むことによって行うことが可能である。また伸長部体および／または分離ピ ストンを全く設けないこと、および／または延長部１０を容器カバー２と一体的 に形成することも可能である。潤滑物質のための貯蔵室を拡大するために、更に ピストンの断面を延長部１０を備えている容器カバー２に適合させることが可能 であり、これにより、当初の加圧ガス室を極端に小さくすることが可能である。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成１年６月１５日

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. １．分離装置により媒体を収容するための室と加圧ガス室に分割されている容器 およびガスを電気化学的に発生させるための、任意の時点で始動可能な装置とを 備えて、上記ガスが加圧ガス室内で圧力を形成し、この圧力により分離装置があ る博聞単位においてある度合いだけ伸長および／または摺動し、これにより管路 を経て媒体が室から媒体の放出部へと送られる様式の、液状或いは粘性の媒体を 連続的に供給するための装置において、ガスを電気化学的に発生させるために電 解液、陽極および陰極から成るコンパクトな少なくとも一つの電池（１９、２０ ）が設けられていること、電池（１９、２０）が陽極および陰極を互いに結合し かつ電気的な抵抗（２２）を備えている電流回路（２１）の部分と共に容器カバ ー（２）内に挿入可能な挿入体（１７）内に設けられていること、 電池（１９、２０）が挿入体（１７）内に摺動可能に設けられていること、 および 挿入体（１７）が容器カバー（２）内に挿入された際電池（１９，、２０）を摺 動させかつこれによりガス発生のための電流回路を閉じる手段が設けられている こと、 を特徴とする、上記液状或いは粘性の媒体を連続的に供給するための装置。
2. ２．電池（１９、２０）が挿入体（１７）内に反力に抗して摺動可能に設けられ ている、請求の範囲第１項の装置。
3. ３．電池（１９、２０）を摺動させるための手段が挿入体（１７）に設けられて いる、請求の範囲第１項或いは第２項に記載の装置。
4. ４．電流回路内に切換え機構が設けられている、請求の範囲第１項から第３項ま でのいずれか一つに記載の装置。
5. ５．容器カバー（２）内に逆止め弁が挿入されている、請求の範囲第１項から第 ４項までのいずれか一つに記載の装置。
6. ６．水を吸収する付加的な室が設けられている、請求の範囲第１項から第５項ま でのいずれか一つに記載の装置。
7. ７．室が加圧ガス室（９）の領域内に設けられておりかつ水を吸収する物質で充 たされている、請求の範囲第６項に記載の装置。
8. ８．挿入体（１７）の孔（１８）内に二つ或いは多数の電池（１９．２０）が設 けられており、これらの電池が差し当たり互いに絶縁されており、電流回路を閉 じるために挿入体（１７）が容器カバー（２）内に挿入された際互いに電気的に 結合されるように構成されている、請求の範囲第１項から第７項までのいずれか 一つに記載の装置。
9. ９．切換え機構が電池（１９、２０）間に設けられている、請求の範囲第４項と の組合わせでの請求の範囲第８項に記載の装置。
10. １０．電池（１９、２０）間に弾性的なばね要素（２３）が設けられており、こ のばね要素が電池（１９、２０）を挿入体（１７）が挿入される以前には絶縁状 態で分離しているが、しかし挿入後は導電的に互いに結合するように構成されて いる、請求の範囲第８項或いは第９項に記載の装置。
11. １１．容器カバー（２）が挿入体（１７）を収容するためのスリーブ状に形成さ れた延長部（１０）を備えている、請求の範囲第１項から第１０項までのいずれ か一つに記載の装置。
12. １２．リープ状に形成された延長部（１９）の底部（１１）が軸方向で挿入体（ １７）方向に整向された突出部（１２）とガスのための流通孔（１３）を備えて いる、請求の範囲第１１項に記載の装置。
13. １３．軸方向で挿入体（１７）方向に整向された突出部（１２）がねじの様式に 形成されている切欠き（２６）或いはスリットにより弾性的に撓み得るように形 成されている、請求の範囲第１２項に記載の装置。
14. １４．スリーブ状に形成された延長部（１０）が容器カバー（２）と別個に造ら れており、かつこの容器カバーと公知の方法で溶接或いは接着により結合されて いる、請求の範囲第１項から第１３項までのいずれか一つに記載の装置。
15. １５．一挿入体（１７）が固定工取を取付け操作を行うためのの手段（３３）を 備えている、請求の範囲第１項から第１５項までのいずれか一つに記載の装置。