JPH02500460A - 産業用機械の作動要素の動力駆動装置 - Google Patents

産業用機械の作動要素の動力駆動装置

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JPH02500460A
JPH02500460A JP50541387A JP50541387A JPH02500460A JP H02500460 A JPH02500460 A JP H02500460A JP 50541387 A JP50541387 A JP 50541387A JP 50541387 A JP50541387 A JP 50541387A JP H02500460 A JPH02500460 A JP H02500460A
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ポデルニ ローマン ユリエヴィッチ
ムハメドフ マラト ハナフィエヴィッチ
クロモイ ミハイル ルヴィモヴィッチ
サンダロフ ウラディミール フェドロヴィッチ
スクリディン ボリス イワノヴィッチ
シャムシャディノフ ラシード アクメトヴィッチ
イオゼナス ユーリー ゲリエヴィッチ
Original Assignee
モスコフスキ ゴルニ インスチテュート
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    • F16HGEARING
    • F16H35/00Gearings or mechanisms with other special functional features
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業用機械の作動要素の動力駆動装置 〈産業上の利用分野〉 本発明は、一般に産業用機械工学、さらに限定的に言うと産業用機械の作動要素 の動力駆動装置に関する。
本発明は採鉱、資材運搬及び土工機械ならびにロールミル及びプレス加工装置に 通用された場合その効果を最大限に発揮するご〈従来の技術〉 産業用機械の開発利用において遭遇する最も重大な問題の1つは(日常の運転条 件の下とくに休止時の駆動装置フライホイールの慣性力の克服が関与する始動手 順の間においても、さらに又駆動装置原動力に対する打ち消し力の突然の超過を 原因とする駆動装置の運転停止の間においても同様に)重大な静的及び動的過負 荷を受けているその作動要素の駆動装置の信頼性の高い運転及び長い耐用寿命を いかにして提供するかという点にある。
産業用機械の駆動装置は(駆動装置のコンポーネントの疲労破壊が共振条件の初 めから結果として生じる可能性の高いものとなり、又これらのコンポーネントが 駆動装置の原動力に対する打消し力の突然の超過の時点で強度を失ないがちとな るような)共振閉回路を、その運転中に機械の作動要素と共に打ち立てる。
その作動要素が複数の駆動装置により起動されるような産業用機械の場合、概し て、駆動装置動力伝達装置の各々において静的不確実さの状態が発生し、その結 果、そのコンポーネントに対しさらに静荷重及び動荷重が加わることになる。
この問題を解決しようとした結果、駆動装置が静的又は動的に過負荷しないよう にするための手段を内含する産業用機械の作動要素の動力駆動装置が提供される ことになり、これは今日まで広く利用されてきている。
作動要素の動力駆動装置、例えば産業用機械のパケットホイールすなわちDE、 A、1kll12463に記されているようなパケットホイール掘削機のパケッ トホイールの動力装置は、電動機及び3リンク遊星機構で構成されている。この 3リンク遊星機構は、第1のリンクすなわち電動機のシャフトに接続された太陽 歯車、第2のリンクすなわち機械の作動要素すなわち掘削機のパケットホイール に接続された内歯車、そして第3のリンクすなわち連鎖を通して駆動装置の反動 トルクをとり込むよう適合されたパケットホイールビームの耐力構造に接続され ている遊星キャリヤを含んでいる。
内歯車は太陽歯車と同心的に位置づけされ、太陽歯車とかみ合っている遊星ピニ オンとかみ合っている。遊星ピニオンはそのシャフトを通してキャリヤの上に固 定されている。
遊星キャリヤとブーム耐力構造の運動上の結びつきは、その片端を介して遊星キ ャリヤにそしてもう一方の端部でアームの片端に(このアームのもう一方の端部 はパケットホイール掘削機のブームの耐力構造に保持されているバネに接続され ている)接続されている中空軸により打ち立てられている。
上述のバネは、駆動装置の従来の構成における動的過負荷に対して掘削機を保護 する手段として用いられる。
運転開始手順の間、定格速度に達するまでの電動機の加速期間全体にわたり作用 する休止中の駆動装置フライホイール質量の慣性力は遊星機構の歯車対、中空軸 、アーム及びバネによってとり込まれ、これが一般に駆動装置コンポーネントに よる強度損失という結果につながる。
定格条件下にあるパケットホイール掘削機の場合、その駆動装置及びパケットホ イールは共振回路を打ち立てる。ここにおいて、機械的共振の開始はバネの線形 硬度により説明がつく駆動装置の固有振動数のわずか1つにおいて妨げられ、一 方共振条件は、その他のいくつかの駆動装置固有振動数においては起こりやすく 、駆動装置のコンポーネントとの疲労破壊及びパケットホイールのコンポーネン トやパケットホイール掘削機の耐力構造の疲労破壊といいう結果につながる。
掘削中の材料の急激な硬度増加が原因でありうる駆動装置原動力に対する、掘削 機の押出し力を打ち消す(中和)力の突然の超過が起こると、パケットホイール のコンポーネント、駆動装置などは、バネのコンプライアンスが制約されるため その強度を失なう。
問題のパケットホイール掘削機のパケットホイールの既知の駆動装置は、静的及 び動的過負荷に対するその信頼性の高い防護(特に運転開始手順中及び駆動装置 の原動力よりも押出し打消し力が卓越した場合の)を提供することができない。
特に押出し力打消し力が駆動装置原動力を超過した場合の、静的及び動的過負荷 に対する予防のためのより信頼性の高い手段をもつ産業用機械の作動要素の動力 駆動装置を提供しようと試みた結果、N、 G、 Dombrovsky著の「 多重パケット掘削機」という書物(1972年、Mashinostroeni e出版社、モスクワ、p153〜p154、ロシア語版)の中に記されているよ うなチェーンバケツ掘削機といった産業用機械のパケットチェーンのような作動 要素のもう1つの動力駆動装置が開発されることとなった。
パケットチェーン掘削機のパケットチェーンの既知の動力駆動装置は、電動機と 3重リンク遊星機構で構成されている。この3重リンク遊星機構は、第1のリン クすなわち電動機シャフトと機械的に結びつけられた太陽歯車、第2のリンクす なわち中空軸を通して作動要素すなわちパケットチェーンの駆動用スプロケット に接続されている遊星キャリヤ、そして第3のリンクすなわち機械的動力伝達装 置を通して駆動装置の反動トルクをとり込むべく適合させられたパケットチェー ン掘削機の耐力構造に接続されている内歯車を含んでいる。
内歯車は、太陽歯車と同心にとりつけられており、それ自体太陽歯車とかみ合っ て遊星キャリヤ上にそのシャフトを通して固定されている遊星ピニオンとかみ合 っている。
内歯車とバケ7)チェーン掘削機の耐力構造の機械的な結びつきは、内歯車のリ ムの外側面と相互作用するよう適合されたローラーにより打ち立てられている。
かかるローラのシャフトは、内歯車のリムを包含しパケットチェーン掘削機の耐 力構造上に固定されたバネに連接されているフレームに対して保持されている。
静的及び動的過負荷に対してパケットチェーン掘削機を防護するための手段は、 従来の動力駆動装置の構造においては、内歯車リムの外側面と相互作用するよう 適合されたシューをもつフレーム組立式の正規かみ合せのブレーキ、及びバネで ある。
バケントチェーン駆動装置の原動力よりも、掘削機の押出し力に抵抗する力の方 が突然大きくなった場合にはつねに、内歯車のリムがその端部で解放されている バネの予じめ定められた速度内でフレームが回転させられ、こうして電動機とパ ケットチェーンの機械的リンケージが遮断され、その結果大きい初期振幅をもつ 自由減衰振動がパケットチェーン掘削機の耐力構造内に生じることになる。
駆動装置運転開始期間中その定格回転速度までの電動機の加速の全期間にわたり 作用する休止中の駆動装置フライホイール質量の慣性力は、遊星機構のかみ合っ た歯車対、中空軸、フレーム及びバネによりとり込まれる。その結果一般に、駆 動装置コンポーネントによる強度損失が生じる。
定格条件下で作動するパケットチェーン掘削機の場合、その駆動装置及びパケッ トチェーンは共振回路を打ち立てる。ここにおいて、機械的共振の開始は、バネ の線形硬度により説明のつく駆動装置の固有振動数のわずか1つだけにおいて妨 げられ、一方共振条件は、その他のいくつかの駆動装置固有振動数においては起 こりやすく、駆動装置コンボ−皐ントの疲労破壊及びパケットチェーンのコンポ ーネントやパケットチェーン掘削機耐力コンポーネントの疲労破壊という結果に つながる。
問題のパケットチェーン掘削機のパケットチェーンの既知の駆動装置は、静的及 び動的過負荷に対するその信頼性の高い防護(特に運転開始手順中及び駆動装置 の原動力よりも押し出し力打ち消し力が卓越した場合の)を提供することができ ない。さらに、当該駆動装置は、!足機構の旋回大歯車のリムの制動装置の比較 的精巧な構造を内含している。
く課題を解決するための手段〉 駆動装置の静的及び動的過負荷を防ぐための手段ならびに、駆動装置の反動トル クをとり込むよう適合された遊星機構リンク及び機械の耐力構造への駆動装置の 機械的リンケージの構造的な変更が、作動要素上の動力荷重の量を制限し駆動装 置のほぼ全ての固有振動数におけるあらゆる共振条件を排除する上で助けとなる ような、産業用機械の作動要素の動力駆動装置を提供することが、本発明の主要 な目的である。
この目的は、本発明に従った、その機構が発達させた反動トルクをとり込むよう 適合させられたリンクをもつ多重リンクi足機構(なおこの@横の入力軸は起動 用電動機のシャフトに接続され一方その出力軸は、機械の作動要素と作動可能な 形で結びつけられている)及び動力駆動機構を静的及び動的過負荷から防護する ための手段を内含し、機械の耐力構造上に位置づけられた、産業用機械の作動要 素の動力駆動装置において、駆動装置を静的及び動的過負荷から守るための手段 が実際には、産業用機械の耐力構造に対して保持され高圧ライン及び低圧ライン が備わった油圧機械である(なお、この油圧機械のシャフトは機械的動力伝達装 置を通して、前記機構が発達させた反動トルクをとり込む遊星機構のリンクに接 続されている)ということにより、達成される。
産業用機械の作動要素の動力駆動装置のこのような構造的配置は、その定格運転 条件下での駆動装置の運転開始手順中ならびに、機械の作動要素に抗する力が突 然駆動装置の原動力を超えた場合において、そのトルクをとり込む駆動装置遊星 機構のリンクと、産業用機械の耐力構造の間の一定の機械的な結びつきを確保す るものである。
前記産業用機械運転条件の下での前述の一定の機械的結びつきは、弾性的緩衝用 要素として用いられる油圧機械内に加圧下で入っている作動油の効によって達成 される。
油圧機械の高圧ラインがスロットル逆止弁を通してアキュムレータに、又共に作 動油の流れに沿ってというふうに直列に配置されている油圧方向制御弁及び制御 式スロットル弁を通して低圧ラインに接続されているとを利である。
産業用機械の作動要素の駆動装置のこのような構造的配置により、遊星機構のリ ンクの1つに通用された荷重トルクを油圧機械のシャフトのねじり振動に変更す ることそして、油圧機械の作動チャンバ、高圧ライン、スロットル逆止弁及びア キュムレータにより打ち立てられた油圧回路に沿っての加圧下の作動油の循環に よる駆動装置固有振動数における共振条件の発達を妨げこうして駆動装置コンポ ーネントのあらゆる疲労破壊を不可能にすることができる。
駆動装置を起動させた時点で、休止中のそのフライホイール質量の慣性力は、高 圧ライン、油圧方向制御弁、制御式スロットル弁及び低圧ラインにより構成され る油圧回路に沿って加圧下で循環する作動油によりとり込まれ、こうして駆動装 置のコンポーネントの疲労破壊が妨げられる。
油圧機械の作動チャンバの体積制御用の機構が備わった油圧機械を、油圧機械と して用いられることが勧められる。なおここで、この機構は油圧機械のハウジン グ内の所定の位置に保持された油圧シリンダとして作られており、この油圧シリ ンダのロンド端部のチャンバは安全弁を通して油圧機械の高圧ラインに、又スロ ットル逆止弁を通して低圧ラインに油圧的に接続されており、一方油圧シリンダ のヘッド端部のチャンバには、片端が油圧シリンダチューブに接続されもう一端 がピストンに接続されており、このヘッド端チャンバーはドレンバックに油圧的 に接続されていると有利である。
駆動装置のこのような構造的配置は、油圧機械の作動チャンバ、高圧ライン、安 全弁、スロットル逆止弁及び、油圧機械の低圧ラインにより構成される油圧回路 に沿っての加圧下の作動油の循環を伴う油圧機械の作動チャンバ体積の減少によ り、産業用機械の作動要素に抗する力が突然駆動装置の原動力を超えた場合の産 業用機械の作動要素上の動力荷重の量を制限し、こうして駆動装置コンポーネン トと産業用機械の耐力構造のあらゆる破損を不可能にする。
又、第2の駆動用電動機のシャフトに接続されている入力軸と産業用機械の作動 要素と運転可能な形で結びつけられている出力軸をもつ少なくとも1つの他の多 重リンク遊星機構がこの動力駆動装置に備わっていることが望ましい。その反動 トルクをとり込むこの第2の遊星機構のリンクは機械的動力伝達装置を通して産 業用機械の耐力構造に保持されている第2の油圧機械のシャフトに接続されてい る。なお、この第2の油圧機械には、第1の油圧機械の同様のラインに油圧的に 接続された高圧ライン、第1の油圧機械の同様のラインに油圧的に接続された低 圧ライン、そしてこの第2の油圧機械の作動チャンバの体積制御用の機構が含ま れており、かかる機構は、前記機械のハウジング内部の所定の位置に固定された 油圧シリンダとして作られ、この油圧シリンダのヘッド端チャンバには、その片 端が油圧シリンダチューブに接続されもう片端がピストンに接続されているよう なバネが備わっており (かかるヘッド端チャンバはドレンバックと油圧的に連 絡している)、一方前記油圧シリンダのロンド端チャンバは、第1の油圧機械の 作動チャンバの体積制御用機構の油圧シリンダのロンド端チャンバに油圧的に接 続されている。
このような構造的配置は、機械の耐力構造上の作動要素駆動装置の適切な位置づ けを提供し、一方、両油圧機扶の同様なライン間の油圧的連絡は、駆動装置遊星 機構の各々の上の荷重の静的不確定性を妨げ、こうして産業用機械の耐力構造及 び駆動装置コンポーネントの耐久性が付加されることになる。
作動要素のフィードトラバース機構ならびに本発明に従った作動要素回転動力駆 動装置が備わっているような産業用機械を利用するにあたっては、作動要素のフ ィードトラバース機構は、作動要素と運転可能な形で結びつけられ産業用機械の 耐力構造上に締めっけられている少なくとも1つの油圧パワーシリンダとして作 られていることが勧められる。なおここで、かかる油圧パワーシリンダのチャン バの1つは油圧機械のうちの1つの高圧ラインと油圧式に連絡しており、もう1 つのチャンバは同し油圧機械の作動チャンバの体積制御用機構の油圧シリンダの ロンド端チャンバに油圧式に接続されている。
油圧シリンダのナヤンバと油圧機械の圧力ラインの間に打ち立てられたこのよう な油圧式連絡は、その運転開始手順の間ならびに作動要素の回転動作を打ち消す 力が突然駆動装置の原動力を超えたときに起こるその運転停止時における静的及 び動的過負荷に対して、作動要素のフィードトラバース機構を保護し、こうして 油圧シリンダ内の有効作動油圧力の変動が減少しその最大値が制限されることに なる。
図面の簡単な説明 本発明のその他の目的及び利点は、添付の図面を参考にして本発明の以下に挙げ る特定の実施態様を考慮することによりさらに明確なものとなることだろう。
第1図は、本発明に基づいて作られたパケットホイールの回転のための動力駆動 装置及び本発明に基づく掘削機上部構造の可逆動力駆動装置を内含する、掘削を し掘削された岩石をその載荷場所まで搬送するだめのパケットホイール掘削機の 全体概略図である。
第2図は、明確化のため30度反時計まわりに回転させた第1図のライン■−H に沿って切りとった拡大断面図である。
第3図は、第1図のラインm−■に沿って切りとった拡大断面図である。
第4図は、位置外れしたバケットホイール掘削機の上部構造を伴う、第1図の矢 印Aに面した拡大図である。
第5図は、本発明に従った掘削機のパケットホイールの回転のだめの動力駆動装 置の機械的及び油圧回路図である。
第6図は、パケットホイール掘削機上部構造の旋回機構の駆動装置の機械的及び 油圧回路図である。
第7図は、垂直及び傾斜穴を作孔するための、本発明に従ったドリルロッドスト リングの動力駆動装置の備わった切開式ドリルリグの全体概略図である。
第8図は、第7回の矢印Bに面する図である(ドリルタワーの右半分は省略され ている)。
第9図は、本発明に基づく切開式ドリルリグのドリルロッドストリングの動力駆 動装置の機械的及び油圧回路図である。
第10図は、第8図のラインX−Xに沿ってとられた断面の拡大図である。
発明の詳細な説明 炭層坑道などのために設計されたマルチパケットホイール掘削機には、ホイール 1のブーム6(第1図)のサポート5上にある中空軸4にしっかりと結合された ホイールプレート3 (第2図)上に固定されたパケット2を備えたパケットホ イール1 (第1図)、ブーム6上にとりつけられた受入れ用コンベヤ7、荷卸 しコンベヤ9を伴うカンチレバー8そしてキャタピラ機構11が含まれている。
ブーム6の片端は、前方脚部10の上部に連接され、一方そのもう一つの端部は 、それ自体前方脚部10の底部と連接されている油圧シリンダ13のピストン棒 10に連接されている。
ブーム6、カンチレバ8、前方脚部10及び前方脚部10にしっかりと連結され た釣り合いおもり14は、1つの上部構造15(第1図)を打ち立てている。こ の上部構造は実際にはパケットホイール掘削機の耐力構造であり、水平面内で旋 回可能な形でキャタピラ機構11のフレーム16上にとりつけられている。フレ ーム16との関係における上部構造15の旋回は、それぞれ上部構造15 (第 1図)及びその旋回のための動力駆動装置21 (第4図)の歯車20の歯のリ ムの上に固定されている案内路18及び19と相互作用するローラー手段17( 第3図)により行なわれる。
パケットホイール動力駆動装置22は、第1のリンクすなわち電動機23のシャ フト27と運転可能な形で結びつけられている入力軸26に保持された太陽歯車 、第2のリンクすなわち中空出力軸を通してパケットホイール1のホイールプレ ート3に接続されている遊星キャリヤ28、第3のリンクすなわち内歯及び外歯 をもち太陽歯車25と同心的に配置されそれ自体太陽歯車25とかみ合っている 遊星ビニオン30とその内歯を通してかみ合うようになっている内歯車29を含 む3重リンク遊星機構24及びブーム6に固定された電動機23で構成されてい る。遊星ビニオン30はそのシャフトで遊星キャリヤ28に保持されている。シ ャフト26は、中空軸4内に収納されている。太陽歯車25、遊星キャリヤ28 、遊星ビニオン30及び内歯車29は、ブーム6上に固定されている軸受34及 びサポート33内に回転可能な形でとりつけられたハウジング32内に収納され ている。内歯車29は、ハウジング32としっかり結合されている。
シャフト26と27の間の運動学的結びつきは、シャフト26上にセットされ、 軸継手38を通して電動機シャフト27に接続されているシャフト37上にセッ トされたベベルビニオンとかみ合わされたベベルギヤ(かさ歯車)35によって 打ちたてられている。ベベルギヤ35とベベルビニオン36から成る対は、ブー ム6(第1図)に保持されたハウジング39内に収納されている。
動力駆動機構22には、その作動チャンバ(図示せず)体積制御用機構41 ( 第5図)、高圧ライン42及び低圧ライン43を有する油圧機械40として作ら れた、静的及び動的過負荷に対するその保護のための手段が備えられている。油 圧機械40のシャフト44(第2図)は、機械的動力伝達装置を通して遊星機構 24の第3のリンクに接続されている。機械的動力伝達装置は、遊星機構24の 内歯車29とビニオン45として作られている。
ビニオン45は油圧機械40のシャフト44に保持され、内歯車29の外歯とか み合っている。ビニオン45は、ブーム6上に固定されているハウジング45内 に収納され、サポート47上にとりつけられている。油圧機械40はハウジング 46上に固定されている。油圧機械40の高圧ライン42はスロットル逆止弁4 8を通してアキュムレータ49と、そして共に作動油の流れに沿ってというふう に直列に配置されている2位置油圧方向制御弁50と制御式スロットル弁51を 介して低圧ライン43と連絡している。スロットル逆止弁48にはスロットル弁 52と逆止弁53が平行に配置されて含まれている。油圧方向制御弁50は、油 圧ライン56を通して高圧ライン42と連絡している油圧式パイロットスプール 55とバネ54を有する。制御式スロットル弁51には、可変断面ロフト58の 備わったピストン57、油圧ライン60を通して油圧方向制御弁50と連絡する 入口コレクタ59、低圧ライン43と油圧式に接続されている出口コレクタ61 、入口コレクタ59及び出口コレクタ61と連絡している環状スロットルオリフ ィス62、ピストン57によりサブチャンバ64及び65に分割されているチャ ンバ63がついている。このサブチャンバ64は、ピストン棒58の端部にあり 、逆止弁67を通してライン43に、又制御式スロットル弁67を通してドレン バフクロ8に油圧式に接続されている。サブチャンバ65はピストン57の端部 にあり、減圧弁69を通して制御式スロ7)ル弁51の入口コレクタ59にそし てスロットル弁70を通してドレンバフクロ8に油圧的に接続されている。
制御式スロットル弁51のピストン捧58の端面は、ドレンバック68に油圧的 に接続されているチャンバ72内にあるバネ71上に載っている。油圧機械40 の作動チャンバ体積制御機構41は、油圧機械40のバウンシング内で所定の位 置に固定された油圧シリンダとして作られている。油圧シリンダ73は、ロッド 74とシリンダマ3内部空間をチャンバ76及び77に分割しているピストン7 5有している。チャンバ76はロフト74の端部にあり、安全弁78を介してラ イン42と、又スロットル逆止弁79を通してライン43と油圧的に連絡してい る。チャンバ77は、ピストン75の端部にあり、片端が油圧シリンダ73のチ ューブに接続されもう1方の端部はピストン75に接続されているようなバネ8 0が備わっている。チャンバ77はドレンバック68と油圧的に連絡している。
スロットル逆止弁79は、平行に配置されたスロットル弁81と逆止弁82を内 含している。制御式スロットル弁51の出口コレクタ61は、油圧的にドレンバ フクロ8と連絡している作動油漏れ補給装置と以下呼称される作動油の漏れの補 償用の手段(装置)83に接続されでている。アキエムレータ49には、その内 部空間を互いに隔離された2つのチャンバ85及び86に分割する弾性ダイヤフ ラム84が含まれている。チャンバ85はスロットル逆止弁48を通して高圧ラ イン42と油圧的に連絡している。チャンバ86にはガスが満たされている。
掘削機パケットホイールの回転のだめの動力駆動装置22は以下のように作動す る。
駆動装置22(第5図)を始動させる前に、油圧機械40の作動チャンバ体積の 制御用機構41のロッド74付きピストン75は、バネの張力の下でその最左位 置をとる(この位置は、油圧機械40の作動チャンバの最大体積に相当する): バネ54の張力により起動された油圧方向制御弁50は、ライン42と制御式ス ロ7)ル弁51の入口コレクタ59ならびに減圧弁69の間の連絡を打ち立てる ;制御式スロットル弁51のロッド58のついたピストン57は、環状スロット ルオリフィス62の最大絞り面積に相当するその最古位置にあり、その中にバネ 71が発達さゼた力によってその中に保持されている。
駆動装置22を起動させた時点で、作動油漏れ補給装置83はドレンバック68 から制御式スロットル弁51の出口コレクタ61、油圧ライン43、制御式スロ ットル弁5】のチャンバ64まで逆止弁66を通して、又油圧シリンダ73のチ ャンバ76までスロットル逆止弁79を通して、作動油を補給する。電動機23 がひとたびオンに切替えられると、これは、シャフト27、軸m手38、シャフ ト37、ベベルピニオン36、ベベルギヤー35、シャフト26、太陽歯車25 、遊星ピニオン30、内歯車29そしてビニオン45を通して油圧機械40のシ ャフト44へと回転を与える。その結果、作動油は油圧機械400作動作動チャ ンバ示せず)からライン42に沿ってスロットル逆止弁48を通してアキュムレ ータ49のチャンバ85内へ、そして方向制御弁50を通して制御式スロットル 弁51の入口コレクタ59内へ補給され、ここから作動油は環状スロットルオリ フィス62を通して出口コレクタ61内へさらには油圧ライン43に沿って油圧 機械40の作動チャンバ内へと通過する。作動油が環状スロットルオリフィス6 2を通って流れると、油圧ライン60.42.56内の圧力は上昇し、減圧弁6 9が作動し始める。作動油は次にバネ71により発達させられた力を克服しなが ら減圧弁69を通して制御式スロットル弁51のチャンバ65内に加圧補給され 、ロッド58つきピストン57を左へ進むよう促す。その結果、作動油はピスト ン57によりチャンバ64からドレンパンクロ8へと移動させられ、こうして制 御式スロットル弁67を通して逆止弁66を閉鎖する。同時に環状スロットルオ リフィス62の絞り面積は減少し、そのため油圧ライン60.56.42内及び チャンバ65内の圧力はさらに増大する。ライン42内の圧力が増大するにつれ て、油圧機械40のシャフト44の回転速度は、シャフト44に結びつけられた 遊星機構24の内歯車29及びビニオン45の回転速度と同様に減少する。その 結果、回転する遊星ピニオン30はそのシャフト31を通して、遊星キャリヤ2 8、中空軸4及びパケットホイール1へと回転を与える。同時に、チャンバ65 内で有効な増大した圧力が、ロッド58付きピストン57を最左位置へと押しや り、環状スロ7)ルオリフィス62はロッド58により完全に閉じられる。油圧 方向制御弁50の油圧バイロフトスプール55は、バネ54の張力を克服するた め油圧ライン56内の増大した圧力の作用を受け、こうして油圧ライン42と制 御式スロットル弁51及び減圧弁69との連絡が遮断される。こうして油圧機械 40、ピニオン45及び内歯車29のシャフト44の回転速度はほぼゼロまで減 少させられ、−力覚動機23のシャフト270回転速度は定格値に達し、回転す る遊星ピニオン30は、そのシャフト31を通して、遊星キャリヤ28、中空軸 4及びパケットホイール1まで、ライン42内の有効圧力に相当する駆動装置2 2が発達させた全トルクを伝える。この時点で、制御式スロットル弁65のチャ ンバ65内の作動油圧力は降下し、ロッド58付きピストン57は、圧縮された バネ71により発達させられた力の作用を受けて、その最古位置まで進み、こう して作動油をチャンバ65からスロットル弁70を通してドレンバック68へと 移動させる。
駆動装置22の前述の運転開始手順によると、休止中のそのフライホイール質量 の慣性力は、シャフト37.26のねじり変形、ピニオン25.30.36及び 歯車29.35の歯の欠落ならびにパケットホイール1のパケット2及びホイー ルプレート3の破壊を防ぐ、油圧機械40、高圧ライン42、油圧方向制御弁5 0、制御式スロットル弁51及び低圧ライン43により打ち立てられる油圧回路 内で徐々に増大する圧力の下で循環する作動油によって、とり込まれる。
駆動袋W22のフライホイール質量の加速時間は制御式スロットル弁67の絞り 面積の大きさにより左右され、かなり広い限界内で調整可能である。
駆動装置22が定格条件下で作動している場合、駆動装置22が発達させた反動 トルクの作用を受けながら、ビニオン45を通して内歯車29と結びつけられた 油圧機械40のシャフト、内歯車29、遊星キャリヤ30及び中空軸4が、油圧 機械40の作動チャンバ内で作動油の圧力変動に変換されるねじれ振動を行なう のは、掘削中の岩石の不均質な物理機械特性ならびに定格速度で回転するパケッ トホイール1のパケット2の各々に対する押出し力に抗う力の同期的に変動する 値のせいである。油圧機械40の作動チャンバから高圧ライン42へ逆止弁53 を通してアキュムレータ49のチャンバ85内へそして戻ってライン42内へと 送り込まれる作動油の圧力変動は、ガス充てんされた弾性ダイヤフラム84及び スロットル弁52により吸収される。こうして、掘削機パケットホイール1の駆 動装置22が定格条件下で作動する場合、遊星機構24の内歯車29により行な われたねじれ振動を、油圧機械40の作動チャンバ、高圧ライン42、スロット ル逆止弁48及びアキュムレータ49により打ち立てられる油圧回路内を循環す る作動油の圧力変動に変換する現象が起こり、これは駆動装置22の固有振動数 における共振条件を防ぎ、こうしてシャフト26.37及びピニオン25.30 .36の歯ならびに歯車29.35の歯の疲労破壊が無くなる。
パケット2の押出し力に抗する力が突然駆動装置22の原動力を超える値まで増 大したことによりパケットホイール1が停止させられた場合にはつねに、中空軸 4及び遊星キャリヤ28は回転を止め、−力覚動機23と作動可能な形で結びつ いた回転する遊星ピニオン30は、油圧機械40の内歯車29、ピニオン45及 びシャフト44にトルクを伝送する。この結果、油圧ライン12内及びアキュム レータ49のチャンバ85内の圧力が上昇することになる。ライン42内の圧力 が安全弁78の設定(応答)圧力に等しくなると直ちに、作動油はライン42か ら安全弁73を通って、油圧機械40の作動チャンバの体積制御用の機構41の 油圧シリンダ73のチャンバ76内へと通過し、バネ80の張力を克服しながら この作動油はロフト74付きピストン75を油圧機械40の作動チャンバの最小 体積に相当する最古位置まで進むよう押しやる。さらに進むと、逆止弁82は作 動油の圧力により閉じられ、作動油はスロットル弁81を通って低圧ライン43 まで進み、こうして閉循環回路を打ち立てる。作動油の循環の結果、た油圧制動 トルクが悪しくも減少することになる。シャフト44は回転し始め、こうして、 シャフト44に対し回転可能な形で接続されていた電動機23のシャフト27か ら、正面のパケット2の停止の結果生じたトルクを軽減する。
このように、動力駆動装置22は、油圧機械40の作動チャンバの体積を減少さ せることにより及び油圧機械40、高圧ライン42、安全弁78、スロットル逆 止弁79のスロットル弁81及び低圧ライン43により形作られた油圧回路に沿 っての安全弁78の設定圧力に制限された圧力下での作動油の同時循環の効によ って、押出し力に抗する力が突然駆動装置22の原動力を超えた場合に掘削機の パケットホイール1上の動力荷重の量を制限することができ、こうしてパケット 2がホイールプレート3から破断するのを防ぎ又プレート3及びブーム6内のプ ラスチック変形の発生を妨げる。次に電動機23はオフに切替えられ、アキュム レータ49のチャンバ85内及び油圧ライン42.56内の圧力は減少し、油圧 方向制御弁50の可動コンポーネント、制御式スロットル弁51及び油圧機械4 0の作動チャンバ体積制御用機構の可動コンポーネントは、駆動装置22の始動 の前のその前述の位置に相当する位置にくる。
岩石掘削の時点で、パケットホイール1を備えたブーム6は、掘削機の上部構造 を旋回させるための多重電動機駆動装置210力による水平面内の角往復運動を 行なう、この駆動装置はその遊星機構の各々に対して通用された荷重のあらゆる 静的不確定性を排除する。
パケットホイール掘削機の上部構造15(第1図)を旋回させるための駆動装置 21 (第4図)は、各々上部構造15上に固定されている3つの3重リンク遊 星機構87 (第3図)、ならびに各々遊星機構87 (第3図)のハウジング 89に保持されている3つの電動機88(第4図)で構成されている。3重リン ク遊星機構87の各々には第1のリンクすなわち、軸継手92を通して電動機8 8のシャフト93に接続されているシャフト91と一体で作られた太陽歯車90 、第2のリンクすなわちキャタピラ機構のフレーム16上の所定の位置に固定さ れた歯車20とかみ合っているピニオン96そして第3のリンクすなわち太陽歯 車90と同心的に配置され内歯を有する内歯車97が含まれている。内歯車は、 それ自体太陽歯車90とかみ合っている遊星ビニオン98とかみ合っている。t i星ピニオン98はそのシャフト99で遊星キャリヤ94上に固定されている。
静的及び動的過負荷に対し動力駆動装置21を保護するための手段は、各々遊星 機構87のハウジング89に保持されている3つの油圧機械40(第6図)によ り形成されている。油圧機械の各々のシャフト44は、機械的動力伝達装置を通 して遊星機構87の第3のリンクに接続されている。機械的動力伝達装置は、内 歯車97にしっかりと連結された歯車101とかみ合ったピニオン100として 作られ、遊星キャリヤ94上にあるサポート102上にとりつけられている。ピ ニオン100は、片端がサポート104上にとりつけられ軸継手105を通して 油圧機械40のシャフト44に接続され一方もう1つの端部がハウジング89の サポート106上にとりつけられているようなシャフト103の上に固定されて いる。3つの油圧機械40の各々の同様な高圧ライン42(第60)は互いに連 絡し合っている。油圧機械40の各々の低圧ライン43も又互いに連絡し合って いる。電動機88のシャフト93の回転方向の逆転の結果生じる静的及び動的過 負荷に対して駆動装置21を保護するため、駆動装置の油圧回路には、スロット ル逆止弁108を通して油圧機械40の相互接続された低圧ライン43と油圧的 に連絡する第2のアキュムレータ107が備えられ、油圧回路は、電動機88の シャフト930回転方向の逆転の時点で作動油が油圧ライン56及び60に沿っ て一定の方向に流れるようにする逆止弁109.110.111.112を内含 している。アキュムレータ107には、その内部空間を互いに隔離された2つの チャンバ114及び115に分割する弾性ダイヤフラム113が含まれている。
チャンバ114は、スロットル逆止弁108を通して油圧機械40の相互接続さ れたうイン43に油圧的に接続され、一方チャンバ115はガス充てんされてい る。スロットル逆止弁10Bは、互いに並列に配置されたスロットル弁116と 逆止弁117を内含している。3つの油圧シリンダ73のチャンバ76は油圧的 に相互接続されている。相互に連絡し合っている高圧ライン42は、全て作動油 の流れに沿って直列に配置されている逆止弁109、前述の油圧方向制御弁50 、制御式スロットル弁51及び逆止弁110を通して、相互に連絡している低圧 ライン43に油圧的に接続されている。
電動機88のシャフト93の回転方向が逆転した時点で、高圧ラインとなった相 互に連絡し合っているライン43は、全て作動油の流れに沿って直列に配置され ている逆止弁111、前述の油圧方向制御弁50、制御式スロットル弁51及び 逆止弁112を通して、低圧ラインとなった相互に連絡し合っているライン42 と油圧的に接続されている。
パケットホイール掘削機の上部構造を旋回させるための可逆動力駆動装置21は 、次のように作動する。
駆動装置21 (第6図)を起動する1!備段階とて、その油圧回路のコンポー ネントは、上に駆動装置22(第5図)の油圧回路に関して駆動装置を起動させ る前の位置として記している位置をとる。逆止弁109から112 (第6図) は閉じられている。
駆動装置21 (第6図)を起動させた時点で、作動油漏れ補給装置83は、ド レンバフクロ8から作動油を、制御式スロットル弁51の出口コレクタ61へ、 逆止弁66を通して制御式スロットル弁51のチャンバ64へ、逆止弁112を 通して相互連絡する油圧ライン42へ、逆止弁110を通して相互連絡する油圧 ライン43へ、スロットル逆止弁79を通して油圧シリンダ73のチャンバ76 の各々へ、逆止弁109.111を通して安全弁78へ、そして油圧方向制御弁 50を通して制御式スロットル弁51の入口コレクタ59へ、補給する。この時 点で、電動機88がオンに切り替わる。電動機88の各々は、シャフト93 ( 第3図)、軸継手92、シャフト91、太陽歯車90、遊星ビニオン98、内歯 車97、歯車101、ピニオン100、シャフト103及び軸継手105を通し て、油圧機械40のシャフト44に回転を伝える。作動油は、各々の油圧機械4 0(第1図)の作動チャンバ(図示せず)から、相互連絡する高圧ライン42に 沿って逆止弁109を通して安全弁78へ、油圧ライン56へそして、油圧方向 制御弁50を通して油圧ライン60まで送り込まれる。その結果、逆止弁111 及び112は油圧ライン56及び6o内の存効な圧力の力によって閉じられる。
その後の作動油の循環、その圧力の上昇及び油圧回路コンポーネントの作動は、 駆動装置22(第5図)を起動させたときのその油圧回路コンポーネントの作動 について上述のものと同じ形で進む。各油圧機械4oのシャフト44 (第3図 )の回転速度が最小値まで降下すると、シャフト44と作動可能な形で結びつい ている軸継手105、シャフト103、ビニオン100、歯車101及び内歯車 97といったコンポーネントの回転速度は低下する。この時点で、回転する遊星 ピニオン98は、そのシャフト99を通して、遊X機構87により発達させられ 相互連絡しているライン42内の有効圧力に相当するトルクを、遊星キャリヤ9 4、シャフト95及びピニオン96に伝える。駆動装置21 (第6図)のトル クを伝送する一方で、3つのビニオン96は歯車20上を回転しこうしてブーム 6(第1図)付きの下部構造15が角運動を行なうようにし、これが、水平平面 内の表面に対し掘削機バケットホイール1のフィードトラバースを提供する。
駆動装置21 (第6図)が定格条件下で作動している場合、電動機88の各々 は、それ自体の機械的特性ωj −f (Mi)に相応する呼び速度で走行する 。なおこの式中、ωiはi番目の電動機88のシャフト93の角速度の現在値で あり、旧は、シャフト93の角速度ωjの現行値に相当するi番目の電動機88 のトルクである。その結果、各油圧機械40のシャフト44は、回転する内歯車 97 (第6図)Vごより伝えられるそれ自体の遊星機構87(第3図)の反動 トルクをとり込み(かかる反動トルクはそのそれぞれの電動機88の駆動トルク に正比例する)、それ自体の油圧ライン42内に打ち立てられた圧力の作用方向 へ最低速度で回転し、こうして相互連絡し合う油圧ライン42内の圧力の平衡化 により、3つのTi星機構87 (第3図)の間で、駆動装置21に加えられた 荷重が発達させた反動トルクを再分配する。そのそれぞれの遊星機構87により 発達させられた反動荷重トルクをとり込む各々の内歯車97によって行なわれる 、3つの油圧機械40(第6図)の作動チャンバ、相互連絡する高圧ライン42 、スロットル逆上弁48及びアキュムレータ49により構成された油圧回路に沿 って循環する作動油の圧力変動へのねじれ振動の変換の間。
正面でブーム動作に抵抗する力が駆動装置21 (第6図)の原動力を突然超過 したことによってブーム6 (第1図)が停止させられた場合にはつねに、遊星 機構87 (第3図)の各々においてビニオン96及びこれと作動可能な形で結 びつけられた遊星キャリヤ94は停止され、一方、電動機88のシャフト93と 作動可能な形で結びつけられた回転する遊星ピニオン98は、内歯車97、歯車 101、ピニオン100、シャフト103、軸継手105及び各油圧機械40の シャフト44にトルクを移動させる。
その結果、相互連絡するライン42(第6図)とアキュムレータ49のチャンバ 85内で圧力が増加する。互いに連絡し合うライン42内の圧力が安全弁78の 設定圧力に等しくなると直ちに、作動油は相互連絡するライン42から開放逆止 弁109、安全弁78を通り、油圧シリンダ73の各々のチャンバ76に入す、 ロッド74付きピストン76が油圧機械40の各々の作動チャンバの最小体積に 相当する極限の位置まで進むようにする。その後、逆止弁82は作動油の力で閉 じられ、作動油はスロ7)ル弁81及び閉放逆止弁110を通って相互連絡する 低圧ライン43まで進み、こうして閉循環回路を形成する。作動油の循環の結果 、各油圧機械のシャフト440回転速度が増大し、こうしてシャフト44に作動 可能な形で結びつけられた各電動機88のシャフト93からビーム6(第1図) の緊急停止の結果としてのトルクを軽減する。
正面のパケットホイール1のフィードトラバースの方向が逆転した時点で、各電 動機88のシャフト93 (第6図)の回転方向も逆転する。相互連絡する高圧 ライン42内及び相互連絡する低圧ライン43内の作動油の圧力は、互いに平衡 化し合い、逆止弁111及び112は開放され、一方、油圧回路のコンポーネン トは、駆動装置を起動させる前の前述のような位置に相当する位置をとる。
駆動装置21の運転開始手順21、定各条件下及びブーム6(第1図)が正面で 突然停止した場合のその作動は、上述のものと同様な形で起こる。ただしこの場 合には、相互連絡するライン43 (第6図)が高圧ラインとなり、相互連絡す るライン42が低圧ラインとなり、逆止弁109及び110は閉じられ、作動油 は各油圧機械40の作動チャンバから相互連絡する高圧ライン43、スロットル 逆止弁108を通してアキュムレータ107のチャンバ114内に送り込まれる 。
本発明において開示されているような動力駆動装置は、最も好ましくは、作動要 素が掘削中に回転運動と並進運動を同時に行なうようなドリルリグといった産業 用機械に適用される。
掘削用に適合された切開式のドリルリグには、推進機構119のフレーム118  (第7図)上に連接状態でとりつけられたドリルタワー120の形をした耐力 構造が含まれている。このドリルタワー120は、その寝方向軸の長さ方向に案 内路(図示せず)に沿ってクロスレールが横断するための送り機tl!122( 第80)を備えたクロスレール121を有している。このクロスレールの送り機 構122は、ドリルタワー120の上部及び下部ガース上に固定された端部をも つピストン棒124の備わった油圧シリンダ123.4つのシーブ(滑車)アセ ンブリ125から成る滑車装置ブロック〔なおこれらのアセンブリ各々の車軸1 26(第9図)は油圧シリンダ123に保持されている〕及び4本の等長ケーブ ル127 〔なおこれらは各々シーブアセンブリ105のうちの1つの上を通過 し、片端でクロスレール121に保持され、もう一方の端部でドリルタワー12 0の中央ガースに保持されている〕として作られている。動力駆動装置128  (第10図)はクロスレール121上に位置づけられ、各々クロスレール121 上に固定された2つの3重リンクM星機構129及び各々同様にクロスレール1 21に保持されている2つの電動機130がら成る。
3重リンク遊星機構129の各々には、第1のリンクすなわち軸継手132とし て作られた入力軸を通して電動機130のシャフト133に接続されている太陽 歯車131、第2のリンクすなわら実際には出力軸である遊星キャリヤ134  〔なおこの遊星キャリヤの外表面の一部分はスピンドル136上の所定の位置に 固定されている歯車135とかみ合ったビニオンの歯として作られている〕そし て、第3のリンクすなわちそれ自体太陽歯車131とかみ合いそのシャフト13 9で遊星キャリヤ134上に固定されている遊星ビニオン138とかみ合い太陽 歯車131と同軸的にとりつけられた内歯車137が含まれている。動力駆動装 置128(第9図)を静的及び動的過負荷から守る手段は、各々クロスレール1 21に保持されている2つの油圧機械で構成されており、高圧ライン42と低圧 ライン43を有する。各油圧機械4oのシャフト44 (第10図)は、機械的 動力伝送装置を通して129の遊星機構129の第3のリンクに接続されている 。機械的動力伝送装置は基本的に、クロスレール121上に位置づけられている サポート141上にとりつけられた軸継手140である。油圧機械40の各々の 同様な高圧ライン42 (第9図)は、この機械の同様な低圧ラインと同じく、 互いに連絡し合っている。油圧機械40の作動チャンバの体積制御用機構41の 2本の油圧シリンダ73のチャンバ76は、油圧的に相互連絡している。遊星キ ャリヤ134(第10図)の各々はサポート142及び143上にとりつけられ ており、サポート142は軸継手140内に又サポート143はクロスレール1 21内に位置づけられる。スピンドル136は、クロスレール121内にあるサ ポート144.145 .146上に載っている。スピンドル端部のうち一方は たわみ軸継手147を通してバイブストリング148に接続されている。このバ イブストリング148には、そのブレーキシュー150がクロスレール121に 連接されブレーキドラム151はスピンドル136のもう一方の自由端に保持さ れているようなブレーキ149が備わっている。第9図に示されている駆動装置 128の油圧回路は、第6図内に示されているような駆動装置21の油圧回路と 類似しており、さらにその内部空間を2つのチャンバ153.154に細分する ピストン152をもつ油圧シリンダ123ならびに油圧ライン156.157及 び油圧シリンダ】23のチャンバ153.154に油圧的に接続された3位置油 圧方向制御弁155を含んでいる。高圧油圧ライン156は油圧ライン56に接 続されており、低圧油圧ライン157は、油圧機械40の作動チャンバ体積制御 機構41の油圧シリンダ73の相互連絡しているチャンバ76に接続されている 。3位置油圧方向制御弁155にはバネ158及び159及び電動式バイロフト スプール160及び161が備わっている。油圧方向制御弁155の起動要素( 図示せず)が中央位置にある状態で、弁は動力駆動装置128の油圧回路からチ ャンバ153及び154を遮断する。起動用要素が最古位置にある状態で、油圧 方向制御弁155はチャンバ153を油圧ライン157に、そしてチャンバ15 4を油圧ライン156に接続している。起動用要素が最左位置にある状態で、油 圧方向制御弁155はチャンバ153を油圧ライン156に、そしてチャンバ1 54を油圧ライン157に接続する。
切開式ドリルリグのバイブストリング148の可逆動力駆動装置128は、以下 のように作動する。
駆動装置128 (第9図)を始動させる前には、その油圧回路のコンポーネン トは、装置を始動させる前の位置にあるときの駆動装置21 (第6図)の油圧 回路に関して上述した位置をとる。
油圧シリンダ123のチャンバ153(第9図)及び154にはが満たされ、油 圧方向制御弁155の起動用要素はバネ、158及び159の力の作用の下でそ の中央位置をとり、一方パイブストリング148のブレーキ149のブレーキド ラム151はブレーキシュー150により制動される。
駆動装!128(第9図)を始動させた時点で、作動油漏れ補給装置83は、始 動させたときの駆動装置21 (第6図)の油圧回路と同じ形で、作動油をドレ ンバック68から油圧回路コンポーネントまで供給する。この時点で、電動機は オンに切替えられ、各電動機のシャツ)133 (第10図)は軸継手132、 太陽歯車131、遊星ピニオン138、内歯車137及び軸継手147を通して 油圧機械40のシャフト44まで回転を伝える。作動油は、各々の油圧機械40 の作動チャンバ、相互連絡する高圧ライン42、逆止弁109、油圧方向制御弁 50、制御式スロットル弁51、逆止弁110及び相互連絡する低圧ライン43 から成る油圧回路に沿って〔この場合逆止弁111及び112は閉しられている 〕循環し始める。前述の油圧回路内の作動油圧力の上昇、及び油圧回路コンポー ネントの作動は、始動されたときの駆動装置21 (第6図)の油圧回路の作動 に関して前述したのと同じ形で起こる。ただし、相互連絡しているライン42内 の圧力は各々の油圧機械40のシャフト44の回転速度が最小値まで降下した瞬 間に上昇し、−芳容々の電動機130のシャフト133の回転速度はこのとき公 称値に達する。ライン42内の圧力が安全弁78の沈降圧力に等しい場合、作動 油はライン42がら逆止弁109を通して油圧ライン156に沿って油圧方向制 御弁155へ送り込まれ、安全弁78を通して各々の油圧シリンダ73のチャン バ76にとり込まれ、そしてバネ80の張力を克服しつつロッド74付きピスト ン75を各々の油圧機械4oの作動チャンバの最小体積に相当する最下位置まで 動くよう押しやる。同時に、作動油の圧力のため逆止弁82は閉じ、作動油はス トフロル弁81及び逆止弁110を通して相互連絡する低圧ライン43内まで進 み、こうして閉循環回路が打ち立てられる。作動油の循環の結果、各々の油圧機 械40のシャフト44を回転しないように保つ油圧制動トルクが急激に減少する 。油圧機械4oのシャフト44の回転速度は、シャフト44と作動可能な形で結 びつけられた電動機130のシャフト133の公称回転速度に相当する値まで増 大する。次に電動式スプールバルブ(糸掩き状弁)が始動させられ、そしてバネ 158の張力を克服しつつスプールバルブは油圧方向制御弁155の起動用要素 が最左位置にくるようにする。
油圧方向制御弁155はチャンバ153を高圧油圧ライン156にそしてチャン バ154を低圧油圧ライン157に接続し、この時点でクロスレール送り機構1 22の油圧シリンダ123はピストン棒124との関係において走行を開始する 。その結果、チャンバ153の体積は増大し、チャンバ154の体積は減少し、 一方シーブアセンブリ125及びその上を通過する滑車装置ブロックケーブル1 27は、駆動装置128及びバイブストリング148と共にクロスレール121 をドリルタワー128の藁内路に沿って穴の底へと移動させる。上述のような穴 の底へのバイブストリング148の走行中、油圧ライン156、相互連絡ライン 42及び油圧ライン56内の圧力は安全弁78の設定圧力より下に降下し、安全 弁は、油圧機械40の作動チャンバ体積制御機構の各油圧シリンダ73のチャン バ76及び油圧ライン157を油圧ライン56から遮断する。各々の油圧シリン ダ73のチャンバ76内及び油圧ライン157内の圧力は減少し、ロフト14付 きピストン75は圧縮されたバネ80の力により各油圧機械40の作動チャンバ の最大体積に相当する最上位置まで動くよう押しやられる。
穴の底へ向かってのパイプストリング148の送り速度はスロットル逆止弁79 のスロットル81の絞り面積によって異なる。パイプストリング148は、それ が穴の底に達すると直ちに停止する。次に油圧シリンダ123のチャンバ153 の圧力は油圧ライン156.56.42内の圧力同様、増大し始める。油圧ライ ン56内の圧力が安全弁78の設定圧力に等しくなると直ちに、作動油はライン 42から逆止弁109及び安全弁78を通して各油圧シリンダ73のチャンバ7 6内に送り込まれ、バネ8oの張力を克服しつつ各油圧シリンダ73のロッド7 4付きピストン75を各油圧機vi40の作動チャンバの最小体積に相当する最 下位置まで進むべく押しやる。次にブレーキシュー150はドラム151から離 脱され、こうしてパイプストリング148のブレーキ149を解放する。相互連 絡するライン42内の圧力は減少する。ライン42内の圧力が安全弁78の設定 圧力より下に低下すると直ちに、安全弁は各々の油圧シリンダ73のチャンバ7 6及び油圧ライン157を油圧ライン56から切り離し、ロフト74付きピスト ン75は圧縮されたバネ80の力により起動させられて、各油圧機械40の作動 チャンバの最大体積に相当する最上位置まで移動する。各油圧機械40の作動チ ャンバの体積が最低から最高の値にまで増大すると、油圧ドラグトルクも同様に 増大し、こうして内歯車137と作動可能な形で結びつけられている各シャフト 44の回転速度は減少することになる。その結果、各遊星機構129 (第10 図)の内歯車137の回転速度は最小値まで減少する。このとき、回転する遊星 ビニオン138は、そのシャフト139を通して駆動装置128のトルクを遊星 キャリヤ134、歯車135、スピンドル136及びパイプストリング148へ と伝える。パイプストリング148 (第9図)は、その定格回転速度をとり、 相互連絡する油圧ライン42内の圧力に相当する油圧シリンダ123のチャンバ 153内の圧力は、パイプストリングに公称送り速度を提供している。
パイプストリング148の駆動装置128 (第10図)が定格条件の下で作動 している場合、上述の駆動装置21 (第6図)と同様、遊星機構129の各々 において静的不確定性は排除される。
掘削速度及びパイプストリング148 (第9図)の送り力は、スロットル逆止 弁79のスロットル弁81の絞り面積により異なる。
各々の遊星機構129 (第10図)の内歯車137により行なわれるねじれ振 動のエネルギーは、始動させられたときの駆動装置21 (第6図)に関して上 述されている油圧回路によって吸収される。同じ油圧回路は、油圧ライン156 及び開放逆止弁109を通して相互連絡している高圧ライン42まで油圧的に接 続されている油圧シリンダ123のチャンバ153内の圧力変動のエネルギーを 吸収する。
パイプストリング148 (第10図)の回転に抗う力が駆動装置128の原動 力を突然超過したために、このパイプストリングが停止させられた場合にはつね に、スピンドル136、歯車135、各遊星機構129の遊星キャリヤ134も 又停止し、−万雷動機130のシャフト133と作動可能な形で結びつけられて いる回転する遊星ピニオン138はトルクを内歯車137、軸継手147及び各 々の油圧機械40のシャフト44に伝達する。その結果、相互連絡用ライン42  (第9図)及びアキュムレータ49のチャンバ85内の圧力は増大する。その 後の作動油圧の上昇及び駆動装置128の油圧回路のコンポーネントの作動は、 突然の停止の場合の駆動装置21 (第6図)の油圧回路に関して前述したのと 同じ形で起こる。
パイプストリングが破壊されようとしている場合のように、パイプストリング1 48 (第9図)の回転方向を逆転させなくてはならない場合、油圧方向制御弁 155の電動スプールバルブ161は反転させられ、各電動機130のシャフト 133は逆転させられる。油圧方向制御弁155の起動用要素は、中央位置まで 移動するように圧縮されたバネ158の力により押しやられる。油圧方向制御弁 155は、クロスレール送り機構122の油圧シリンダ123のチャンバ153 及び154を動力駆動装置128の油圧回路から切り離し、クロスレール121 は、電動スプールバルブ161がひっくり返された時点でのその位置に相当する 位置で、ドリルタワー120との関係において所定の場所に保持される。
相互連絡するライン42内の作動油の圧力は、相互連絡するライン43内のもの と等しくなり、逆止弁111及び112は開き、一方油圧回路のコンポーネント は、始動させる前の駆動装置128のコンポーネントの前述の位置に相当する位 置をとる。パイプストリング148の回転方向の逆転時点における駆動装置12 8(第9図)の起動及びパイプストリングの破断中のその作動は、駆動装置12 8の運転開始手順に関して上述されたものと同じ形で起こる。ただし、パイプス トリング148のブレーキ149は解放状態にとどまり、相互連絡するライン4 3は低圧ラインとなり、相互連絡するライン42は低圧ラインとなり、逆止弁1 09及び110は閉しられ、作動油は、各油圧機械40の作動チャンバから相互 連絡する高圧ライン43、スロットル逆止弁108を通してアキュムレータ10 7のチャンバ114内へと進む。未破壊状態のパイプストリング148コンポー ネントをはずした時点での相互連絡ライン43内の圧力の急激な増加の結果ひき 起こされる作動油変動のエネルギーは、アキュムレータのガス充てんされた弾性 ダイヤフラム113及びスロットル逆止弁108のスロットル弁116により吸 収される。
パイプストリング148の長さを延ばすと、油圧方向制御弁155の電動式バイ ロフトスプール160はオンに切替えられ、パイプストリング148のブレーキ 149のブレーキドラム151はそれにブレーキシュー150を適用することに よって制動される。油圧方向制御弁155の起動用要素は、バネ159の張力を 克服しながら張布位置まで移動し、油圧方向制御弁155は、クロスレール送り 機構の油圧シリンダ123のチャンバ153を油圧ライン157と、そしてチャ ンバ154を高圧油圧ライン156と連絡させる。この時点で、油圧シリンダ1 23は、ピストン捧124との関係において走行開始し、その結果チャンバ15 30体積は減少しチャンバ1540体積は増大する。その結果、シーブアセンブ リ125及びその上を通過する滑車装置ブロックのケーブル127は駆動装置1 28を伴うクロスレール121をドリルタワー120の案内路に沿って穴の底か ら離れるように移動させる。この場合、各々の油圧機械40のシャフト44は、 それと作動可能な形で結びつけられている電動機130のシャフト133の公称 回転速度に相当する速度で回転する。クロスレール121の走行速度は、スロッ トル逆止弁79のスロットル81の絞り面積に応して異なる。
本発明に従って作られたクロスレール送り機構122の油圧シリンダ123のチ ャンバ153と154の間の油圧的連絡は、定格掘削条件下ならびに、バイブス トリングの回転に抗う力で駆動装置128の原動力を超えたことによるバイブス トリング148の緊2、停止の場合における静的及び動的過負荷に対する送り機 構22の保護を提供し、こうして圧力変動は軽減され、油圧シリンダ123内の 作動油の最大圧力が制限される。
産業用機械の作動要素の動力駆動装置として用いられるものとしては、変速及び 定速電動機、内燃機関、蒸気動力機械又はその他のあらゆる原動機がある。
しかしながら最も見込みが大きいのは、この特定のケースにおける電動機の適用 である。というのも、このような電動機は、容積形油圧式駆動装置の固有のあら ゆる利点を提供しつつしかもその耐用期間は電気機械的駆動機構のものに匹敵す るものであるからである。
この駆動装置は標準的要素で組立てられ、製造費はかなり安く、しかも組立て時 間はさほどかからない。
必要とあらば、提案されている駆動装置をほぼ瞬間的に、油圧要素を切り離すこ とによって電気機械式振動装置に変形することができる。
当該駆動装置は、あらゆる数のいかなる合計出力の原動機とでも組合わセで作動 させることができる。当該駆動装置は、例えば坑内牽引運搬、削孔、掘削機、砕 岩機といった、高い動的要因をもつ高い可変荷重を受けている産業用機械のため に用いられると時に存効である。
本発明には、以下のような利点がある。
−油圧駆動装置に固有の2重のエネルギー変換がいらない。
−定格条件下で油圧動力を直接的に最高2分の1まで倹約できる。
−耐用期間が著しく増大する(最高10μmの作動油のろ過レーティングで、最 高3万乃至5万時間)。
当該駆動装置は、ドリルロフトストリングのための動力駆動装置として掘削にお いて用いられ、高い耐用期間、高い安全性及び調整特性、ドリルロッドストリン グのねじれ及び垂直振動の減少、ビットの耐用性の増大、そして上述の利点全て の実施可能性を立証した。
〜 手続補正書(方式) 平成 年 月 日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 PCT/SU 871000802、発明の名称 産業用機械 の作動要素の動力駆動装置3、補正をする者 事件との関係 出願人 名 称 モスコツスキ ゴルニ インスチテユート5、補正命令の日付 平成1 年11月7日国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)遊星機構(24、87、129)により発達させられた反動トルクをとり 込むように適合させられたリンク(29、97、137)を有する多重リンク遊 星機構(24、87、129)〔なおかかる機械の入力軸は起動用電動機のシャ フト(27、93、133)に接続され、一方出力軸は機械の作動要素に作動可 能な形で結びつけられている〕及び静的及び動的過負荷に対して自動駆動装置を 保護するための手段を内含しており、その耐力構造(6、15、120)上に位 置づけされている産業用機械の作動要素の動力駆動装置において、静的及び動的 過負荷に対し動力駆動装置を保護するための手段が実際には産業用機械の耐力構 造(6、15、120)に保持され高圧ライン(42)及び低圧ライン(43) の備わった油圧機械(40)であること、そして、この油圧機械のシャフト(4 4)は機械的動力伝達装置を通して、遊星機構(24、87、129)により発 達させられたトルクをとり込むように適合させられたこの機構のリンク(29、 97、137)に接続されていることを特徴とする動力駆動装置。 (2)油圧機械(40)の高圧ライン(42)はスロットル逆止弁(48)を通 してアキュムレータ(49)に、そして共に作動油の流れに沿って直列に配置さ れている油圧方向制御弁(50)及び制御式スロットル弁(51)を通して低圧 ライン(43)に接続されていることを特徴とする、請求の範囲(1)に記載の 産業用機械の作動要素の動力駆動装置。 (3)油圧機械の作動チャンバの体積の制御のための機構(41)の備わった油 圧機械が前記油圧機械(40)として用いられること〔なおこの機構は、ロッド (74)の端部にあるそのチャンバ(76)が安全弁(78)を通して油圧機械 の高圧ライン(42)にそしてスロットル逆止弁(79)を通して低圧ライン( 43)に油圧的に接続されているような油圧機械(40)のハウジング内部の所 定の位置に保持された油圧シリンダ(73)として作られている〕、一方ピスト ン(75)の端部にある油圧シリンダ(73)のチャンバ(77)には、片端が 油圧シリンダ(73)のシリンダチューブに接続されもう一方の端部がピストン (75)に接続されているようなバネ(80)が備わっていること〔なおチヤン バ(77)はドレンバック(68)と連絡している〕を特徴とする、請求の範囲 (1)に記載の産業用機械の作動要素の動力駆動装置。 (4)油圧機械の作動チャンバの体積の制御用機構(41)の備わった油圧機械 が前記油圧機械(40)として用いられること〔なおこの機構は、ロッド(74 )の端部にあるそのチャンバ(76)が安全弁(78)を通して油圧機械(40 )の高圧ライン(42)にそしてスロットル逆止弁(79)を通して低圧ライン (43)に油圧的に接続されているような油圧機械(40)のハウジング内部の 所定の位置に保持された油圧シリンダ(73)として作られている〕、一方ピス トン(75)の端部にある油圧シリンダ(73)のチャンバ(77)には、片端 が油圧シリンダ(73)のシリンダチューブに接続されもう一方の端部がピスト ン(75)に接続されているようなバネ(80)が備わっていること〔なおチャ ンバ(77)はドレンバック(68)と連絡している〕を特徴とする、請求の範 囲(2)に記載の産業用機械の作動要素の動力駆動装置。 (5)その入力軸が第2の起動用電動機(88、130)のシャフト(93、1 33)に接続される一方その出力軸は産業用機械の作動要素と作動可能な形で結 びつけられているような少なくとも1つの第2の多重リンク遊星機構(87、1 29)が備わっており、一方機構が発達させた反動トルクをとり込む第2の遊星 機構(87、129)のリンク(97、137)は機械的動力伝達装置を通して 、産業用機械の耐力構造(15、120)に支持されている第2の油圧機械(4 0)のシャフト(44)に接続されていること、この油圧機械(40)は、第1 の油圧機械(40)の同様のライン(42)に油圧的に接続された高圧ライン( 42)、第1の油圧機械(40)の同様のライン(43)に油圧的に接続された 低圧ライン(43)そして機械(40)の作動チャンバの体積制御用の機構(4 1)を含み、かかる機構(41)は、第1の油圧機械(40)のハウジングの内 部て所定の位置に固定された油圧シリンダ(73)として作られており、ピスト ン(75)の端部にある油圧シリンダ(73)のチャンバ(77)には、片端が 油圧シリンダ(73)のシリンダチューブに接続されもう一方の端部がピストン (75)に接続されているバネ(80)が備わり、かかるチャンバー(77)は ドレンバック(68)と連絡しており、一方ロッド(74)の端部にあるチャン バ(76)は、第1の油圧機械(40)の作動チャンバの体積制御用の機構(4 1)の油圧シリンダ(73)のロッド(74)の端部にあるチャンバ(76)に 油圧的に接続されていることを特徴とする、請求の範囲(3)に記載の産業用機 械の作動要素の動力駆動装置。 (6)その入力軸が第2の起動用電動機(88、130)のシャフト(93、1 33)に接続される一方その出力軸は産業用機械の作動要素と作動可能な形で結 びつけられているような少なくとも1つの第2の多重リンク遊星機構(87、1 29)が備わっており、一方機構が発達させた反動トルクをとり込む第2の遊星 機構(87、129)のリンク(97、137)は機械的動力伝達装置を通して 、産業用機械の耐力構造(15、120)に支持されている第2の油圧機械(4 0)のシャフトに接続されていること、この油圧機械(40)は、第1の油圧機 械(40)の同様のライン(42)に油圧的に接続された高圧ライン(42)、 第1の油圧機械(40)の同様のライン(43)に油圧的に接続された低圧ライ ン(43)そして機械(40)の作動チャンバの体積制御用の機構(41)を含 み、かかる機構(41)は、第1の油圧機械(40)のハウジングの内部で所定 の位置に固定された油圧シリンダ(73)として作られており、ピストン(75 )の端部にある油圧シリンダ(73)のチャンバ(77)には、片端が油圧シリ ンダ(73)のシリンダチューブに接続されそのもう一方の端部がピストン(7 5)に接続されているバネ(80)が備わり、かかるチャンバ(77)はドレン バック(68)と連絡しており、一方ロッド(74)の端部にあるチャンバ(7 6)は、第1の油圧機械(40)の作動チャンバの体積制御用の機構(41)の 液圧シリンダ(73)のロッド(74)の端部にあるチャンバ(76)に油圧的 に接続されていることを特徴とする、請求の範囲(4)に記載の産業用機械の作 動要素の動力駆動装置。 (7)作動要素のフィードトラバース機構(122)が備わっているような産業 用機械の作動要素の動力駆動装置において、作動要素フィードトラバース機構( 122)が、産業用機械の耐力構造(120)上に固定されこの作業要素と作動 可能な形で結びつけられている少なくとも1つのパワーシリンダ(123)とし て作られていることそしてパワーシリンダ(123)のチヤンバ(153、15 4)の一方は油圧機械(40)の1つの高圧ライン(42)と油圧的に連絡して おり、もう一方のチャンバ(154、153)は、同じ油圧機械(40)の作動 要素の体積制御用の機構(41)の油圧シリンダ(73)のロッド(75)の端 部にあるチャンバ(76)に油圧的に接続されていることを特徴とする、請求の 範囲(3)に記載の動力駆動装置。 (8)作動要素のフィードトラバース機構(122)が備わっているような産業 用機械の作動要素の動力駆動装置において、作動要素フィードトラバース機構( 122)が、産業用機械の耐力構造(120)上に固定されこの作業要素と作動 可能な形で結びつけられている少なくとも1つのパワーシリンダ(123)とし て作られていること、そしてパワーシリンダ(123)のチヤンバ(153、1 54)の一方は油圧機械(40)の1つの高圧ライン(42)と油圧的に連絡し ており、もう一方のチャンバ(154、153)は、同じ油圧機械(40)の作 動要素の体積制御用の機構(41)の油圧シリンダ(73)のロッド(75)の 端部にあるチャンバ(76)に油圧的に接続されていることを特徴とする、請求 の範囲(4)に記載の動力駆動装置。 (9)作動要素のフィードトラバース機構(122)が備わっているような産業 用機械の作動要素の動力駆動装置において、作動要素フィードトラバース機構( 122)が、産業用機械の耐力構造(120)上に固定されこの作業要素と作動 可能な形で結びつけられている少なくとも1つのパワーシリンダ(123)とし て作られていること、そしてパワーシリンダ(123)のチャンバ(153、1 54)の一方は油圧機械(40)の1つの高圧ライン(42)と油圧的に連絡し ており、もう一方のチャンバ(154、153)は、同じ油圧機械(40)の作 動要素の体積制御用の機構(41)の油圧シリンダ(73)のロッド(75)の 端部にあるチャンバ(76)に油圧的に接続されていることを特徴とする、請求 の範囲(5)に記載の動力駆動装置。 (10)作動要素のフィードトラバース機構(122)が備わっているような産 業用機械の作動要素の動力駆動装置において、作動要素フィードトラバース機構 (122)が、産業用機械の耐力構造(120)上に固定されこの作業要素と作 動可能な形で結びつけられている少なくとも1つのパワーシリンダ(123)と して作られていること、そしてパワーシリンダ(123)のチャンバ(153、 154)の一方は油圧機械(40)の1つの高圧ライン(42)と油圧的に連絡 しており、もう一方のチャンバ(154、153)は、同じ油圧機械(40)の 作動要素の体積制御用の機構(41)の油圧シリンダ(73)のロッド(75) の端部にあるチャンバ(76)に油圧的に接続されていることを特徴とする、請 求の範囲(6)に記載の動力駆動装置。
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