JPH0249744A - パラクレゾールの精製法 - Google Patents

パラクレゾールの精製法

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JPH0249744A
JPH0249744A JP19998688A JP19998688A JPH0249744A JP H0249744 A JPH0249744 A JP H0249744A JP 19998688 A JP19998688 A JP 19998688A JP 19998688 A JP19998688 A JP 19998688A JP H0249744 A JPH0249744 A JP H0249744A
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JP
Japan
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cresol
aldehyde
para
purity
condensate
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JP19998688A
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English (en)
Inventor
Toru Miura
徹 三浦
Katsuji Watanabe
勝治 渡辺
Hitoshi Nakayama
等 中山
Masayuki Furuya
政幸 古屋
Teruyuki Nagata
永田 輝幸
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パラクレゾールの精製法に関する。
さらに詳しくは、パラクレゾールおよびメタクレゾール
を含むクレゾール異性体混合物を、ルイス酸の存在下、
アルデヒドと反応させ、メタクレゾールをクレゾール−
アルデヒド縮合物として分離除去することを特徴とする
パラクレゾールの精製法に関する。
パラクレゾールは消毒剤、防腐剤、界面活性剤、染料、
酸化防止剤等の原料として有用な化合物であり、大量に
生産、使用されている。
一方、クレゾール−アルデヒド縮合物は、抗酸化剤、顕
色剤等として有用である。
〔従来の技術〕
クレゾールにはオルソクレゾール、メタクレゾール、パ
ラクレゾールの3種の異性体が存在する。
工業的にクレゾールを製造する方法として、タール留分
のアルカリ抽出法、トルエンの塩素化加水分解法さらに
はトルエンのスルホン化アルカリ融解法を挙げることが
できるが、これらいずれの方法においてもクレゾールは
オルソクレゾール、メタクレゾール、パラクレゾールの
3異性体の混合物として得られる。
ところでオルソクレゾールの沸点は191.0″C1メ
タクレゾールの沸点は202.2“C、パラクレゾール
の沸点は201.9°Cである。従ってオルソクレゾー
ルは蒸留によって分離することができるが、メタクレゾ
ールとパラクレゾールは沸点が極めて近似している為、
単なる蒸留操作で分離することはできない。
メタクレゾールおよびパラクレゾールを分離する方法に
ついては、さまざまな提案がされている。
たとえば、尿素、2.6−ルチジン、酢酸ナトリウム、
フェノール等の化合物とメタクレゾールが分子化合物を
形成する性質を利用して分離精製する方法(特公昭48
−10143号等)、イソブチレンでアルキル化してジ
ーter t−ブチル化物とし、これの分留によって分
離したのち、酸またはその塩の存在下に脱アルキル化す
ることにより分離精製する方法(米国特許229758
8号等)、スルホン化したのち加熱水蒸気によって部分
加水分解することによって分離する方法(米国特許37
85776号等)、モレキュラーシーブス、ゼオライト
、等の吸着剤と接着させることにより分離する方法(特
開昭52−89624号等)などが提案されている。
また、本発明と類似の方法、即ちクレゾールを塩酸存在
下でホルマリンと反応させ、メタクレゾールをクレゾー
ル−・アルデヒド縮金物として分離する方法(工業化学
雑誌田、 1663−1667 (1960) )も提
案されている。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、分子化合物を形成する性質を利用した精
製法においては、得られる精パラクレゾールの純度、収
率を共に満足する様な化合物は見つかっておらず、前述
の従来法に見られるような高価な原料類を使用する方法
ではその原料類の損失も無視できない。
また、アルキル化して分離する方法、スルホン化して分
離する方法は煩雑な操作を必要とし、高価な原料、ある
いは多量の酸や塩基を必要とする。
モレキュラーシーブス等への吸着法は、効率的に異性体
混合物を分離する吸着剤が見つかっておらず、工業的な
実用化は難しい。
また前記文献(工業化学雑誌1.1663−7(196
0))には、触媒に塩酸を用い、ホルマリンと反応させ
、精パラクレゾールの最高純度97%を得た具体的記載
があるが、まだ満足できる純度とは言い難くさらには収
率が著しく低い。
このように高純度のパラクレゾールを経済的に工業的規
模で得ることは非常に困難であり、いまだ解決されてい
ない課題であった。
(fflaを解決するための手段〕 本発明者らは、パラクレゾール及びメタクレゾールを含
むクレゾール異性体混合物より、純度及び収率ともに満
足できる高純度のパラクレゾールの精製法につき鋭意検
討を行い、ある特定の条件下にアルデヒドと反応させる
と優先的にメタクレゾールが反応し、高純度、高収率で
パラクレゾール精製物が得られる事を見出し本発明に到
達した。
即ち、本発明は、パラクレゾール及びメタクレゾールを
含むクレゾール異性体混合物をルイス酸の存在下、アル
デヒドと反応させ、メタクレゾールをクレゾール−アル
デヒド縮金物としてパラクレゾールから分離、除去する
ことを特徴とするパラクレゾールの精製法である。
本発明方法においては、供されるクレゾール異性体混合
物に、特に組成比の制限はないが、特に純度85〜95
%のパラクレゾールを純度95%以上にするようなパラ
クレゾールの精製に効果が大きい。
本発明の縮合に用いるアルデヒド化合物としては、ホル
ムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒ
ド、ブチルアルデヒドの如き脂肪族低分子アルデヒド、
ベンズアルデヒドの如き芳香族アルデヒド等が挙げられ
る。これらのアルデヒドのうちでは、反応性、選択性、
価格、収率、縮合物の用途等を考慮した場合、ホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒドが好ましい。この際、アル
デヒドは水溶液、アルコール溶液、三量体、ポリマー、
あるいはアセタールのいずれの形で使用してもよい。ア
ルデヒドの使用量は、除去すべきメタクレゾールの量や
、反応条件等により異なり、少量のアルデヒドの使用で
高純度のパラクレゾールを得るべく反応条件を選択する
ことになる。この際、通常、含有するメタクレゾールの
0.5〜3倍モル、好ましくは0.5〜1.5倍モルの
アルデヒドを使用する。
本発明においては、触媒としてルイス酸が使用され、こ
れはたとえば、亜鉛、鉄、アルミニウム、アンチモン、
ニッケル、銅、スズ、コバルト、クロム、鉛等の塩素化
物、臭素化物、フッ素化物および沃素化物が挙げられる
。その使用量は、触媒の種別あるいは反応条件等により
異なるが、クレゾール100重量部に対し通常0.01
〜20重量部、好ましくは0.1〜5重量部の範囲であ
る。触媒にルイス酸を用いることにより、従来の塩酸触
媒法に比べ、飛躍的に高純度のパラクレゾールを得るこ
とができる。
本発明の反応温度は通常O〜210°Cの範囲、好まし
くは0〜150°Cの広い範囲で実施できる。
クレゾール異性体混合物は組成によ種々の凝固点をとる
ので、原料のクレゾール異性体混合物が、縮合反応させ
る温度範囲で固体の場合は反応に悪影響を与えないよう
な溶媒を使用すればよい。
例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン、メシ
チレン等の芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン等の脂肪族炭化水素、クロルベンゼン、オルソジク
ロルベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエ
タン等のハロゲン化炭化水素、メタノール、エタノール
、イソプロピルアルコール、n−プロピルアルコール等
のアルコール、アセトニトリル、プロピオニトリル等の
ニトリルなどが使用できる。精パラクレゾールの純度、
収率、溶剤の回収率、価格、操作性を考慮した場合、ト
ルエンは最も好ましい溶媒の一つである。また、原料の
クレゾール異性体混合物が反応温度で液状の場合は、上
記の様な溶媒を使用してもよいし、また無溶媒で実施し
てもよい。
溶媒を使用する場合、その使用量は粗クレゾール100
重量部あたり、通常500重量部以下、好ましくは20
0重量部以下がよい、・ クレゾールとアルデヒド類との脱水縮合反応は、平衡反
応であるため、反応マスを直接蒸留に供すると、反応工
程で生成したメタクレゾール−アルデヒド縮金物が蒸留
中に加水分解を受けてメタクレゾールとなり、留出液中
に混入する為に、パラクレゾールの純度が低下する。こ
のため、触媒として使用した酸は蒸留前に除去する必要
があり、本発明においてもルイス酸は蒸留前に除去され
る。
ルイス酸は、水洗分液、あるいはアンモニア水、苛性ソ
ーダ等の中和操作で容易に除去できる。
このようにして酸を除去した反応マスを蒸留することに
より、留出液として精パラクレゾールを得ることができ
る。釜にはクレゾール−アルデヒド縮金物が残るが、こ
のものはスラツシング、あるいは再結晶等の操作で精製
回収することも可能である。
〔実施例〕
以下、実施例および比較例により、本発明を具体的に説
明する。
実施例−1 500dガラス製4ツロフラスコに、第1表に示す組成
の粗パラクレゾール216.3g(2,0モル相当)、
90%パラホルムアルデヒド8.5g、無水塩化アルミ
ニウム2.0gを仕込み30°Cで4時間攪拌して反応
させた0反応終了後トルエン200 d及び水200 
dを加え室温で充分攪拌したのち分液した0分液後トル
エンを留去したのち蒸留し沸点102°C/20+++
mHgの留分(精パラクレゾール) 154.1gを得
た。その組成を第1表に示した。パラクレゾールの純度
換夏取り出し収率76.7χであった。
第1表 実施例−2 無水塩化アルミニウム2.0gを塩化第1亜鉛2.0g
に、反応温度を60°Cに反応時間を6時間に替え、実
施例−1と同様に反応・処理をして第1表に示す組成の
精パラクレゾール158.0gを得た。
比較例 500 dガラス製4ツロフラスコに第1表に示す組成
の粗パラクレゾール216.3g、90%バラホルムア
ルデヒド8.5gを仕込みlOOoCに保った。ついで
36%塩酸l#teを装入し100℃で15分間反応さ
せた。
次に25%アンモニア水ll11を加え中和したのち減
圧渾密に付した。沸点102℃/20m5+Hgの留分
は塩化アンモニウム300ppa+を含んで白濁してお
り、pクレゾールの純度94.2%、収量152.4g
であった。
尚、蒸留塔には多量の白色結晶の付着が認められた。
〔発明の効果] 本発明は、このように高収率でパラクレゾールをメタク
レゾールから分離することができ、しかも高純度のパラ
クレゾールが得られる工業的精製法である。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、パラクレゾールおよびメタクレゾールを含むクレゾ
    ール異性体混合物を、ルイス酸の存在下、アルデヒドと
    反応させ、メタクレゾールをクレゾール−アルデヒド縮
    合物として分離、除去することを特徴とするパラクレゾ
    ールの精製法。 2、ルイス酸が金属塩化物である請求項1記載の精製法
JP19998688A 1988-08-12 1988-08-12 パラクレゾールの精製法 Pending JPH0249744A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5193407A (en) * 1990-12-07 1993-03-16 Aisin Seiki Kabushi Kaisha Shock detecting device
CN109078656A (zh) * 2018-09-30 2018-12-25 西安元创化工科技股份有限公司 一种负载氯化铝的甲基酚异构化催化剂的制备方法

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