JPH0249473Y2 - - Google Patents

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JPH0249473Y2
JPH0249473Y2 JP1983161897U JP16189783U JPH0249473Y2 JP H0249473 Y2 JPH0249473 Y2 JP H0249473Y2 JP 1983161897 U JP1983161897 U JP 1983161897U JP 16189783 U JP16189783 U JP 16189783U JP H0249473 Y2 JPH0249473 Y2 JP H0249473Y2
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soot
swirling flow
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pipe
air
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、焼却炉等の煤煙発生源よりの煤煙を
高速空気流で圧送する煤煙圧送装置に関し、特
に、液浄化式浄化器の浄化液中に煤煙を十分な高
速度で圧入するのに好適な煤煙圧送装置に関す
る。
【従来の技術】
この種の煤煙圧送装置に類似する装置として、
送風機により高速空気流を発生せしめ、この空気
流により排ガスを誘引する装置が知られている
(実開昭49−48659号公報)。 この装置は、排ガス排出管の先端部外周に絞り
管を配設すると共に、該絞り管に送風機を接続し
てなるものである。 この従来装置においては、送風機よりの送風速
度が比較的小さい場合には特に問題は生じない。
しかしながら、この送風速度が比較的大きい場合
には次のような問題がある。すなわち、高速空気
流が絞り管と排ガス排出管の開口部との間の絞り
口を通過する際に乱流を生じ、その一部の空気が
排ガス排出管の方に逆流するという現象が生じる
のである。したがつて、このような場合には排ガ
スを十分に誘引できないのみならず、この装置が
焼却炉に適用された場合には炉内の燃焼に悪影響
を及ぼすことにもなる。
【考案が解決しようとする課題】
したがつて、本考案の解決すべき技術的課題
は、煤煙圧送装置において、焼却炉等の煤煙発生
源よりの煤煙を逆流させることなく十分多量に誘
引し、かつ煤煙混合空気を高速度で浄化器等に圧
送しうるようにすることである。
【課題を解決するための手段・作用・効果】
(手段) 上記技術的課題を解決するために本考案に係る
煤煙圧送装置は以下のように構成される。すなわ
ち、煤煙発生源よりの煤煙を上方に導く煤煙排出
管と、上記煤煙排出管の外周に配置せしめられる
旋回流形成管と、上記旋回流形成管内に空気を圧
送する送風機と、上記旋回流形成管の上端に接続
され、旋回流形成管よりの旋回空気と煤煙排出管
よりの煤煙との混合体を導出する煤煙混合空気排
出管とが備えられる。 上記旋回流形成管は、その下部に、圧力室と旋
回流形成室とに区分けする旋回流形成隔壁を有す
る一方、上記旋回流形成室の上方に、上記煤煙排
出管の上端開口部との間に形成される間隔を絞る
とともに上記煤煙混合空気排出管に接続する絞り
部を有する。 上記圧力室には上記送風機が接続される。 上記旋回流形成隔壁は、上記圧力室よりの圧力
空気を旋回流形成室に旋回流として導くための空
気噴出小孔と旋回流形成案内板を有する。 上記旋回流形成管における旋回流形成隔壁から
煤煙排出管の上端開口部までの長さは、導入され
た圧力空気を十分高速な旋回流とするに十分長い
寸法構成とされる。 上記絞り部は下から上に向かつて円錐状に縮径
し、上記絞り部で加速された旋回流圧力空気によ
り煤煙排出管よりの煤煙が誘引される。 上記構成の煤煙圧送装置においては、送風機よ
り送風される空気は旋回流形成管の圧力室内に一
時的に溜められ、旋回流形成隔壁の空気噴出小孔
を通つて高速で旋回流形成室内に導入される。そ
して、この空気の高速流は、空気噴出小孔を通過
する際に旋回流形成案内板により偏向せしめられ
て、旋回流形成室内において、つまり排煙排出管
の外周を、高速で旋回せしめられる。そして、こ
の旋回流形成室および絞り部における、旋回流形
成隔壁から煤煙排出管の上端開口部までの距離は
十分長い寸法としているので、この旋回流は絞り
部と煤煙排出管の上端開口部間に形成される絞り
口に至るまでに十分加速される。そして、この絞
り口を通過する際に、空気流はさらに増速されて
旋回流として煤煙混合空気排出管の方に至る。こ
の高速空気流が上記絞り口を通過する際には煤煙
排出管より導かれる煤煙を十分多量に誘引する。
そして、上記旋回空気流は十分大きな旋回速度す
なわち旋回力を有しているため、絞り口を通過す
る際には乱流とならない。このため空気流が煤煙
排出管内に逆流するという現象は完全に防止され
る。 上記のようにして、本考案によれば所期の技術
的課題を効果的に達成することができる。
【実施例】
第4図に煤煙発生源としての焼却炉12よりの
煤煙を浄化液式の浄化器15に導いて浄化するた
めの装置に本考案の一実施例にかかる煤煙圧送装
置を適用した例を示している。 第4図において2は焼却炉12の上部に設けら
れて上方に延在する煤煙排出管、10は煤煙排出
管2の外周に配置せしめられた旋回流形成管、1
3は旋回流形成管10内に空気を強制的に送り込
むための送風機、14は旋回流形成管10および
煤煙排出管2よりの煤煙混合空気を高速度で浄化
器15に送り込むための煤煙混合空気排出管であ
る。 第1〜3図に本実施例の要部すなわち煤煙圧送
装置の詳細を示している。旋回流形成管10は、
その下部に、圧力室4と旋回流形成室とに区分け
する旋回流形成隔壁5を有している。この圧力室
4と旋回流形成室9を形成する外壁すなわち圧力
室部10aと旋回流形成部10bは一つの円筒で
構成されている。一方、旋回流形成管10の上
部、すなわち旋回流形成部10bの上方には截頭
円錐台上の絞り部10cが連設されている。なお
図中11は絞り部10cを煤煙混合空気排出管1
4にするための接続部である。 送風機13は接続管3を介して圧力室部10a
に接続され、送風機13よりの圧送空気は圧力室
4内に送られてここで一時的に溜められるように
なつている。 上記旋回流形成隔壁5は、1枚の円盤状部材を
板金加工してなり、その周囲に数個の空気噴出小
孔7が形成されるとともに、各小孔7に隣接して
円周方向一方向に所定角度(たとえば45度)傾斜
した切り起こし案内板8を有している。したがつ
て、圧力室4内に一時的に溜められた圧力空気は
これらの小孔7より高速で旋回流形成室9内に噴
出するとともに各旋回流形成案内板8により案内
されて高速の旋回流となる。 上記絞り部10cは、前記したように、截頭円
錐台上に形成されているため、その上端部と煤煙
排出管2の上端開口部6に形成される絞り口1は
非常に小さな寸法構成とされている。したがつ
て、旋回流形成室9内で旋回する空気流はこの絞
り口1を通過する際にさらに増速されて接続部1
1を通つて煤煙混合空気排出管14に至ることに
なる。 ここで注目すべきことは、図にも明らかなよう
に、旋回流形成管10内において、隔壁5から煤
煙排出管2の上端開口部6に至る寸法は絞り口1
における絞り部10cの内径寸法より十分大きく
寸法構成されていることである。本考案者の実験
によれば、前者の寸法は後者の3倍以上であるこ
とが好ましい。すなわち、前者の寸法を十分大き
くとることにより隔壁5の小孔7より噴出した空
気流は十分に増速され、かつ整つた旋回流に形成
されるのである。 したがつて、旋回流が絞り口1を通過する際に
は、煤煙排出管2よりの煤煙を誘引するための誘
引力が非常に大きいものとなるとともに、空気流
が旋回しているためこの絞り口1において乱流は
生ぜず、したがつて空気流が煤煙排出管内に逆流
するという現象は完全に防がれるのである。 さて、煤煙混合空気排出管14により圧送され
る煤煙混合空気は煤煙混合空気導入管18を介し
て浄化槽15の下部からその内部に圧入される。
浄化器15内には、水あるいはその他の適当な浄
化液が貯留されていて、導入された煤煙混合空気
はこの浄化液を撹拌しながら抜け出て煤煙排出口
25より排出されることになる。浄化煤煙はこの
浄化液を通過することによりその中に含まれてい
る公害物質や不純物が液に捕捉され、煤煙排出口
25より排出される煤煙は浄化ずみのものとな
る。なお浄化器15は上部補助タンク19および
下部補助タンク22を備えており、浄化槽本体内
の浄化液が消耗するに従つて浄化液を補充できる
ようになつている。なお図中20は水面計、21
は、上部補助タンク内の浄化液を下部補助タンク
22に導くための管路を開閉するコツク、23は
浄化器本体内の浄化液を排出するための廃液コツ
クである。また、この浄化器及び上記送風機13
は架台24に戴置・固定されている。 この実施例でさらに注目すべきことは、浄化器
15には濾過器26を介して貯液槽16が接続さ
れており、この貯液槽16はベンチユリー管17
を介して煤煙混合空気排出管14の所定個所に接
続されていることである。つまり、この構成を採
用することにより、煤煙混合空気排出管14内を
高速で移動する煤煙混合空気がベンチユリー管の
一端開口部を通過する際、このベンチユリー管1
7から貯液槽16中の浄化液が吸い出されて噴霧
されることになる。したがつて一般的に高温とな
つている煤煙混合空気はこの噴霧浄化液で冷却さ
れることになり、浄化器15内の浄化液の昇温が
効果的に防止される。さらに好都合なことには、
このベンチユリー管17を介して浄化器15内の
浄化液が濾過器26を通つて循環せしめられるこ
とになるため、浄化器15内の濾過液は常に循環
濾過されることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は煤煙
圧送装置の要部を示す一部破断拡大斜視図、第2
図は第3図のA−A線断面図、第3図は煤煙圧送
装置の要部断面図、第4図は焼却炉より発生する
煤煙を浄化器に送り込むための装置に煤煙圧送装
置を適用した例を示す概略側面図である。 1……絞り口、2……煤煙排出管、3……接続
管、4……圧力室、5……旋回流形成隔壁、6…
…上部開口部、7……空気噴出小孔、8……旋回
流形成案内板、9……旋回流形成室、10……旋
回流形成管、10a……圧力室部、10b……旋
回流形成部、10c……絞り部、11……接続
部、12……焼却炉、13……送風機、14……
煤煙混合空気排出管、15……浄化器、16……
貯液槽、17……ベンチユリー管、18……煤煙
混合空気導入管、19……上部補助タンク、20
……水面計、21……コツク、22……下部補助
タンク、23……廃液タンク、24……架台、2
5……煤煙排出口、26……濾過器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 煤煙発生源12よりの煤煙を上方に導く煤煙排
    出管2と、 上記煤煙排出管2の外周に配置せしめられる旋
    回流形成管10と、 上記旋回流形成管10内に空気を圧送する送風
    機13と、 上記旋回流形成管10の上端に接続され、旋回
    流形成管10よりの旋回空気と煤煙排出管2より
    の煤煙との混合体を導出する煤煙混合空気排出管
    14とを備え、 上記旋回流形成管10は、その下部に、圧力室
    4と旋回流形成室9とに区分けする旋回流形成隔
    壁5を有する一方、上記旋回流形成室9の上方
    に、上記煤煙排出管2の上端開口部6との間に形
    成される間隔を絞るとともに上記煤煙混合空気排
    出管14に接続する絞り部10cを有し、 上記圧力室4には上記送風機13が接続され、 上記旋回流形成隔壁5は、上記圧力室4よりの
    圧力空気を旋回流形成室9に旋回流として導入す
    るための空気噴出小孔7と旋回流形成案内板8を
    有し、 上記旋回流形成管10における旋回流形成隔壁
    5から煤煙排出管2の上端開口部6までの長さ
    は、導入された圧力空気を十分高速な旋回流とす
    るに十分長い寸法構成とされ、 上記絞り部10cは下から上に向かつて円錐状
    に縮径し、 上記絞り部10cで加速された旋回流圧力空気
    により煤煙排出管2よりの煤煙が誘引されるよう
    にしたことを特徴とする煤煙圧送装置。
JP16189783U 1983-10-18 1983-10-18 煤煙圧送装置 Granted JPS6071847U (ja)

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JP16189783U JPS6071847U (ja) 1983-10-18 1983-10-18 煤煙圧送装置

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JP16189783U JPS6071847U (ja) 1983-10-18 1983-10-18 煤煙圧送装置

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JPS6071847U JPS6071847U (ja) 1985-05-21
JPH0249473Y2 true JPH0249473Y2 (ja) 1990-12-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51147033A (en) * 1975-06-12 1976-12-17 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd Smoke exhaust system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4948659U (ja) * 1972-07-29 1974-04-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51147033A (en) * 1975-06-12 1976-12-17 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd Smoke exhaust system

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JPS6071847U (ja) 1985-05-21

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