JP2003056500A - エジェクター - Google Patents
エジェクターInfo
- Publication number
- JP2003056500A JP2003056500A JP2001292561A JP2001292561A JP2003056500A JP 2003056500 A JP2003056500 A JP 2003056500A JP 2001292561 A JP2001292561 A JP 2001292561A JP 2001292561 A JP2001292561 A JP 2001292561A JP 2003056500 A JP2003056500 A JP 2003056500A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge nozzle
- ejector
- pressure
- fluid
- specific gravity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加圧した例えば水（比重の重い流体）の中
央、つまり排出ノズルの先端部及び排出ノズル内に高真
空圧（高負圧）を作ることができ、大量かつ確実に比重
の重い流体（水等）と比重の軽い流体（空気等）を微細
に混合できると共に、排出ノズルの先端部を細くし螺旋
溝を設けることにより比重の軽い流体（空気等）を捻じ
切り逆流を防ぐことができるエジェクターを提供する。 【解決手段】 圧力タンク室と混合管とからなるエジェ
クター本体の中央軸心に排出ノズルを設けると共に、排
出ノズルに吸気口を設け、圧力タンク室に圧力口を設け
てなることを特徴とする。
央、つまり排出ノズルの先端部及び排出ノズル内に高真
空圧（高負圧）を作ることができ、大量かつ確実に比重
の重い流体（水等）と比重の軽い流体（空気等）を微細
に混合できると共に、排出ノズルの先端部を細くし螺旋
溝を設けることにより比重の軽い流体（空気等）を捻じ
切り逆流を防ぐことができるエジェクターを提供する。 【解決手段】 圧力タンク室と混合管とからなるエジェ
クター本体の中央軸心に排出ノズルを設けると共に、排
出ノズルに吸気口を設け、圧力タンク室に圧力口を設け
てなることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高真空圧（高負
圧）を作り出すと共に、混合器として使用でき、主に空
気と水を混合させ、酸素濃度を高めるもので水産業・農
業・貯水ダム・湖等幅広く利用できるエジェクターに関
するものである。
圧）を作り出すと共に、混合器として使用でき、主に空
気と水を混合させ、酸素濃度を高めるもので水産業・農
業・貯水ダム・湖等幅広く利用できるエジェクターに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術として、図４に示すようにエ
ジェクターＡは、加圧した水Ｂ（比重の重い流体）の外
側の吸気口Ｃから空気Ｄ（比重の軽い流体）を引き込み
真空圧Ｅ（負圧）を発生させ混合水Ｆを製造している。
ジェクターＡは、加圧した水Ｂ（比重の重い流体）の外
側の吸気口Ｃから空気Ｄ（比重の軽い流体）を引き込み
真空圧Ｅ（負圧）を発生させ混合水Ｆを製造している。
【０００３】しかしながら、上記の方法ではその構造
上、流水管Ｇの混合水Ｆとの間に隙間Ｈが生じてしま
い、そこが真空状になっている。したがって、加圧した
水Ｂの加圧（流速）が落ち、ノズルＩ付近の混合水Ｆ１
が軽くなった場合（混合水Ｆ１内には空気の気泡が入っ
ている）、逆流Ｊしてしまい吸気口Ｃから外へ放出され
てしまうという重大な問題点を有している。
上、流水管Ｇの混合水Ｆとの間に隙間Ｈが生じてしま
い、そこが真空状になっている。したがって、加圧した
水Ｂの加圧（流速）が落ち、ノズルＩ付近の混合水Ｆ１
が軽くなった場合（混合水Ｆ１内には空気の気泡が入っ
ている）、逆流Ｊしてしまい吸気口Ｃから外へ放出され
てしまうという重大な問題点を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑みなされたもので、その目的は、加圧した例えば
水（比重の重い流体）の中央、つまり排出ノズルの先端
部及び排出ノズル内に高真空圧（高負圧）を作ることが
でき、大量かつ確実に比重の重い流体（水等）と比重の
軽い流体（空気等）を微細に混合できると共に、排出ノ
ズルの先端部を細くし螺旋溝を設けることにより比重の
軽い流体（空気等）を捻じ切り逆流を防ぐことができる
エジェクターを提供することである。
点に鑑みなされたもので、その目的は、加圧した例えば
水（比重の重い流体）の中央、つまり排出ノズルの先端
部及び排出ノズル内に高真空圧（高負圧）を作ることが
でき、大量かつ確実に比重の重い流体（水等）と比重の
軽い流体（空気等）を微細に混合できると共に、排出ノ
ズルの先端部を細くし螺旋溝を設けることにより比重の
軽い流体（空気等）を捻じ切り逆流を防ぐことができる
エジェクターを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための手
段として、圧力タンク室と混合管とからなるエジェクタ
ー本体の中央軸心に排出ノズルを設けると共に、排出ノ
ズルに吸気口を設け、圧力タンク室に圧力口を設けてな
ること。圧力タンク室と混合管とからなるエジェクター
本体内に、複数本の排出ノズルを設けると共に、排出ノ
ズルに吸気口を設け、圧力タンク室に圧力口を設けてな
ること。また、排出ノズルの先端部を細くし、螺旋溝を
形設してなること。さらに、混合管の内径より圧力タン
ク室の内径を大きくしてなること。その上、排出ノズル
の後部に吸気口を設けてなることを特徴とする。
段として、圧力タンク室と混合管とからなるエジェクタ
ー本体の中央軸心に排出ノズルを設けると共に、排出ノ
ズルに吸気口を設け、圧力タンク室に圧力口を設けてな
ること。圧力タンク室と混合管とからなるエジェクター
本体内に、複数本の排出ノズルを設けると共に、排出ノ
ズルに吸気口を設け、圧力タンク室に圧力口を設けてな
ること。また、排出ノズルの先端部を細くし、螺旋溝を
形設してなること。さらに、混合管の内径より圧力タン
ク室の内径を大きくしてなること。その上、排出ノズル
の後部に吸気口を設けてなることを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】このエジェクター１は、大径の圧
力タンク室２ａと小径の混合管２ｂとからなるエジェク
ター本体２の中央軸心ＧＳに、先端部を細くし外周に、
螺旋溝３ａを形設してなる排出ノズル３を設けると共
に、排出ノズル３の後部に吸気口４・４を設け、圧力タ
ンク室２ａの側方に圧力口５を設けてなるものである。
力タンク室２ａと小径の混合管２ｂとからなるエジェク
ター本体２の中央軸心ＧＳに、先端部を細くし外周に、
螺旋溝３ａを形設してなる排出ノズル３を設けると共
に、排出ノズル３の後部に吸気口４・４を設け、圧力タ
ンク室２ａの側方に圧力口５を設けてなるものである。
【０００７】上記エジェクター１の使用例を下記に説明
する。圧力口５より水Ｍ（比重の重い流体）を圧力タン
ク室２ａ内に圧入し、混合管２ｂを通過する時点で吸気
口４・４より空気Ｋ（比重の軽い流体）が排出ノズル３
を通って引き込まれ、先端部の螺旋溝３ａにて乱流を起
こさせ水Ｍと空気Ｋを混合させた混合水ＭＫを製造する
ものである。このエジェクター１は、エジェクター本体
２の中央に設けた排出ノズル３の先端部３ｂ及び内部３
ｃに高真空圧（高負圧）を作り出すことができると共
に、螺旋溝３ａにて逆流を防止するものである。
する。圧力口５より水Ｍ（比重の重い流体）を圧力タン
ク室２ａ内に圧入し、混合管２ｂを通過する時点で吸気
口４・４より空気Ｋ（比重の軽い流体）が排出ノズル３
を通って引き込まれ、先端部の螺旋溝３ａにて乱流を起
こさせ水Ｍと空気Ｋを混合させた混合水ＭＫを製造する
ものである。このエジェクター１は、エジェクター本体
２の中央に設けた排出ノズル３の先端部３ｂ及び内部３
ｃに高真空圧（高負圧）を作り出すことができると共
に、螺旋溝３ａにて逆流を防止するものである。
【０００８】なお、１００Ｖ−４００Ｗのポンプ（全揚
程５．０ｍ・１７０ｌ／ｍｉｎ）でテストした結果、従
来例のエジェクターＡでは０．９５８ｍ３／ｈの空気を
水深９ｍに送っていたが、本発明のエジェクター１では
１．４３８ｍ３／ｈの空気を水深１０ｍ以上無理なく送
り込めた。
程５．０ｍ・１７０ｌ／ｍｉｎ）でテストした結果、従
来例のエジェクターＡでは０．９５８ｍ３／ｈの空気を
水深９ｍに送っていたが、本発明のエジェクター１では
１．４３８ｍ３／ｈの空気を水深１０ｍ以上無理なく送
り込めた。
【０００９】つぎに、他の実施例を説明する。このエジ
ェクター２１は、エジェクター本体２２内に上記と同形
の３本の並列した排水ノズル２３を設けてなるもので、
空気Ｋ１をより多く混合させるのに有効である。
ェクター２１は、エジェクター本体２２内に上記と同形
の３本の並列した排水ノズル２３を設けてなるもので、
空気Ｋ１をより多く混合させるのに有効である。
【００１０】圧力口より圧入された水（比重の重い流
体）を圧力タンク室内を一定圧にし、混合管内の流速を
高め排出ノズルの表面抵抗を利用し、排出ノズル付近に
水流を集中させ効率を上げている。なお、エジェクター
の各部位の大きさは必要に応じて設定すればよい。ま
た、排出ノズルの本数も特に限定しない。さらに、比重
の重い流体として水を例にあげたが他の液体でも気体で
もよく、比重の軽い流体も空気のみならず他の液体でも
気体でもよい。要は、比重の重い流体と比重の軽い流体
との組合せであれば特に限定しない。
体）を圧力タンク室内を一定圧にし、混合管内の流速を
高め排出ノズルの表面抵抗を利用し、排出ノズル付近に
水流を集中させ効率を上げている。なお、エジェクター
の各部位の大きさは必要に応じて設定すればよい。ま
た、排出ノズルの本数も特に限定しない。さらに、比重
の重い流体として水を例にあげたが他の液体でも気体で
もよく、比重の軽い流体も空気のみならず他の液体でも
気体でもよい。要は、比重の重い流体と比重の軽い流体
との組合せであれば特に限定しない。
【００１１】
【発明の効果】このエジェクターによれば、排出ノズル
の先端部及び排出ノズル内に高真空圧（高負圧）を作り
出すことができ、かつ大量確実に微細に混合できる効果
を有する。また、排出ノズルの先端部を細くし、螺旋溝
を設けることにより逆流を防止することができる効果が
ある。さらに、混合管の内径より圧力タンク室の内径を
大きくすることにより圧力タンク室の圧力を一定にし、
混合管内の流速を高める効果がある。さらにまた、排水
ノズルを複数本設けることにより、より効率よく混合物
を製造できるものである。
の先端部及び排出ノズル内に高真空圧（高負圧）を作り
出すことができ、かつ大量確実に微細に混合できる効果
を有する。また、排出ノズルの先端部を細くし、螺旋溝
を設けることにより逆流を防止することができる効果が
ある。さらに、混合管の内径より圧力タンク室の内径を
大きくすることにより圧力タンク室の圧力を一定にし、
混合管内の流速を高める効果がある。さらにまた、排水
ノズルを複数本設けることにより、より効率よく混合物
を製造できるものである。
【図１】本発明の第１実施例を示すエジェクターの縦断
正面図。
正面図。
【図２】本発明の第２実施例を示すエジェクターの要部
の縦断正面図。
の縦断正面図。
【図３】本発明の第２実施例を示すエジェクターの要部
の底面図。
の底面図。
【図４】従来例を示すエジェクターの縦断正面図。
１−−−エジェクター
２−−−エジェクター本体
３−−−排出ノズル
４−−−吸気口
５−−−圧力口
Ｍ−−−水
Ｋ−−−空気
Claims (5)
- 【請求項１】 圧力タンク室と混合管とからなるエジェ
クター本体の中央軸心に排出ノズルを設けると共に、排
出ノズルに吸気口を設け、圧力タンク室に圧力口を設け
てなることを特徴とするエジェクター。 - 【請求項２】 圧力タンク室と混合管とからなるエジェ
クター本体内に、複数本の排出ノズルを設けると共に、
排出ノズルに吸気口を設け、圧力タンク室に圧力口を設
けてなることを特徴とするエジェクター。 - 【請求項３】 排出ノズルの先端部を細くし、螺旋溝を
形設してなることを特徴とする請求項１又は２記載のエ
ジェクター。 - 【請求項４】 混合管の内径より圧力タンク室の内径を
大きくしてなることを特徴とする請求項１、２又は３記
載のエジェクター。 - 【請求項５】 排出ノズルの後部に吸気口を設けてなる
ことを特徴とする請求項１、２、３又は４記載のエジェ
クター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001292561A JP2003056500A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | エジェクター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001292561A JP2003056500A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | エジェクター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003056500A true JP2003056500A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19114498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001292561A Pending JP2003056500A (ja) | 2001-08-20 | 2001-08-20 | エジェクター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003056500A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007065966A1 (en) * | 2005-12-07 | 2007-06-14 | Maricap Oy | Method and apparatus for conveying material and ejector apparatus |
| DE102007025225A1 (de) * | 2007-05-31 | 2008-12-04 | Valeo Klimasysteme Gmbh | Ejektorpumpe |
| CN102829002A (zh) * | 2012-08-27 | 2012-12-19 | 中国航天科技集团公司第四研究院四0一所 | 一种喉部可更换的小型环状喷嘴引射器 |
| CN105626594A (zh) * | 2014-07-23 | 2016-06-01 | 吴小再 | 一种射流真空泵 |
| JP2016200088A (ja) * | 2015-04-13 | 2016-12-01 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | エゼクタ及びこれを有する高空燃焼試験排気設備 |
| US11174879B2 (en) | 2018-09-10 | 2021-11-16 | Japan Aerospace Exploration Agency | Industrial ejector having improved suction performance |
-
2001
- 2001-08-20 JP JP2001292561A patent/JP2003056500A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7896584B2 (en) | 2005-12-07 | 2011-03-01 | Maricap Oy | Method and apparatus for conveying material and ejector apparatus |
| CN102774657A (zh) * | 2005-12-07 | 2012-11-14 | 马里凯普有限公司 | 喷射器设备 |
| WO2007065966A1 (en) * | 2005-12-07 | 2007-06-14 | Maricap Oy | Method and apparatus for conveying material and ejector apparatus |
| EP2184241A1 (en) * | 2005-12-07 | 2010-05-12 | Maricap OY | Method and apparatus for conveying material and ejector apparatus |
| US7785044B2 (en) | 2005-12-07 | 2010-08-31 | Maricap Oy | Method and apparatus for conveying material and ejector apparatus |
| US7891954B2 (en) | 2005-12-07 | 2011-02-22 | Maricap Oy | Method and apparatus for conveying material and ejector apparatus |
| NO20161506A1 (no) * | 2005-12-07 | 2008-08-15 | Maricap Oy | Fremgangsmåte og apparat for transport av materiale og ejektorapparat |
| AU2006323883B2 (en) * | 2005-12-07 | 2012-04-19 | Maricap Oy | Method and apparatus for conveying material and ejector apparatus |
| DE102007025225A1 (de) * | 2007-05-31 | 2008-12-04 | Valeo Klimasysteme Gmbh | Ejektorpumpe |
| CN102829002A (zh) * | 2012-08-27 | 2012-12-19 | 中国航天科技集团公司第四研究院四0一所 | 一种喉部可更换的小型环状喷嘴引射器 |
| CN102829002B (zh) * | 2012-08-27 | 2014-12-31 | 中国航天科技集团公司第四研究院四0一所 | 一种喉部可更换的小型环状喷嘴引射器 |
| CN105626594A (zh) * | 2014-07-23 | 2016-06-01 | 吴小再 | 一种射流真空泵 |
| CN105626593A (zh) * | 2014-07-23 | 2016-06-01 | 吴小再 | 射流真空泵的工作方法 |
| JP2016200088A (ja) * | 2015-04-13 | 2016-12-01 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | エゼクタ及びこれを有する高空燃焼試験排気設備 |
| US11174879B2 (en) | 2018-09-10 | 2021-11-16 | Japan Aerospace Exploration Agency | Industrial ejector having improved suction performance |
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