JPH0249124Y2 - - Google Patents

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JPH0249124Y2
JPH0249124Y2 JP1113985U JP1113985U JPH0249124Y2 JP H0249124 Y2 JPH0249124 Y2 JP H0249124Y2 JP 1113985 U JP1113985 U JP 1113985U JP 1113985 U JP1113985 U JP 1113985U JP H0249124 Y2 JPH0249124 Y2 JP H0249124Y2
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hot water
heater
flow path
heater core
combustion
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はガソリン、灯油ないし軽油を燃料とす
る燃焼式ヒータを有する自動車用暖房装置に関す
る。
(従来の技術) 室内の暖房を行なうための熱源としては、通常
エンジン冷却用の温水が用いられているが、高燃
費車両のように、エンジン冷却水の温度が低い場
合、或いはマイクロバス、ワンボツクスカーのよ
うに車室内の容積が大きい場合のように、エンジ
ン冷却用の温水のみを熱源としたのでは、熱容量
が不足する場合には、燃焼式ヒータが用いられて
いる。
このような燃焼式ヒータを用いた自動車用暖房
装置においては、燃焼式ヒータで発生した熱風
を、温水に熱交換し、この温水を用いて車室内に
吹きだされる空気に熱交換している。このタイプ
の自動車用暖房装置としては、従来実公昭50−
7383号公報に示されるように、エンジンのウオー
タジヤケツトと、燃焼式ヒータにより温水を発生
させる熱交換器と、車室内に吹きだされる空気を
加熱するためのヒータコアを相互に接続してい
る。
(考案が解決しようとする問題点) このような燃焼式ヒータを有する自動車用暖房
装置においては、ヒータコアに温水を供給する入
口側導管にコツクを取付け、このコツクは通常自
動車用の空気調和装置のテンプレバーに連動して
開閉するようになつている。ところが、乗員がテ
ンプレバーを操作してコツクが閉じている状態の
ときに、燃焼式ヒータを作動させると燃焼式ヒー
タからの温水はヒータコアに供給されず、その機
能が失われることになる。
本考案は上記従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、燃焼式ヒータの作動時には、確実
に燃焼式ヒータからの温水をヒータコアに供給し
得るようにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、車室内に
吹き出される空気を加熱するヒータコアの温水入
口と燃焼式ヒータにより加熱された温水を供給す
る入口側導管とを接続する一方、前記燃焼式ヒー
タへ前記ヒータコアからの温水を供給する出口側
導管と前記ヒータコアの温水出口とを接続し、前
記入口側導管に自動車用空気調和装置のテンプレ
バーにより開閉する第1流路と、前記燃焼式ヒー
タの作動により開閉する第2流路とを形成したこ
とを特徴とする自動車用暖房装置である。
(実施例) 以下、図示する本考案の一実施例について説明
する。車室内に温風を吹き出すためのヒータコア
Hは、自動車用空気調和装置のヒータユニツトに
設けられている。自動車用空気調和装置は第1図
に示すように、インテークユニツト1と、クーラ
ユニツト2と、ヒータユニツト3とを有し、それ
ぞれ車両のインスルメントパネル内等に設けられ
ている。インテークユニツト1には外気取入口4
と内気取入口5とを切り換えるインテークドア6
を有し、いずれかの取入口から流入する空気を吐
出するため、モータ7により駆動されるフアン8
が設けられている。クーラユニツト2はインテー
クユニツト1からの空気を冷却するためのエバポ
レータ9を有し、クーラユニツト2の後方側に位
置するヒータユニツト3にはヒータコアHが設け
られている。更に、このヒータユニツト3には、
ヒータコアHに流れる空気の量とこれを迂回する
空気の量とを配風制御するため、ミツクスドア1
0が取付けられ、このヒータユニツト3から車室
内に所定の温度の空気を吐出するため、ベントダ
クトが接続されるベントダクト接続口11と、デ
フロスタダクトが接続されるデフロスタダクト接
続口12と、ルームダクトが接続されるルームダ
クト接続口13とが設けられている。
第1図に示すエンジンE内には、これを冷却す
るためウオータジヤケツトGが形成されており、
このウオータジヤケツトGとヒータコアHの温水
入口20とが、入口側導管21により接続されて
いる。そして、ヒータコアHの温水出口22と前
記ウオータジヤケツトGとが、出口側導管23に
より接続されている。これにより、エンジンE内
に設けられたウオータポンプPの駆動によつて、
ウオータジヤケツトG内の温水は、入口側導管2
1からヒータコアHに流入し、出口側導管23を
通つてウオータジヤケツトGに戻るようになつて
いる。
燃焼式ヒータBにより加熱された温水が吐出さ
れる吐出管24は入口側導管21に接続され、吐
出管24と入口側導管21との接続部よりもエン
ジンE側の入口側導管21と出口側導管23とが
バイパス管29により導通されており、ヒータコ
アHから吐出した温水を燃焼式ヒータHに流入さ
せる流入管25がバイパス管29を介して出口側
導管23に接続されている。バイパス管29と流
入管25との接続部には、内部を流れる温水の温
度により開閉するサーモバルブTが取付けられて
おり、この温水の温度が所定の温度、例えば、60
℃以下の場合には、第1図において、実線で示す
ように、流入管25と出口側導管23とを導通状
態とする。そして、温水が所定の温度以上となつ
た場合には、破線で示すように、流入管25と出
口側導管23とを導通状態とするのみならず、バ
イパス管29と流入管25とをも導通状態とす
る。また、エンジンEのウオータジヤケツトG
は、導管26,27によりラジエータRに接続さ
れており、ウオータジヤケツトG内の温度が所定
の温度よりも高温となつた場合には、ウオータジ
ヤケツトG内の温水をラジエータRで冷却するよ
うにしている。
入口側導管21には第1流路21aと第2流路
21bとが設けられ、それぞれコツク30,31
が取付けられている。第1流路21aに取付けら
れたコツク30は第2図に示すように自動車用空
気調和装置の図示しないテンプレバーにケーブル
Cを介して連結されており、例えば、テンプレバ
ーの設定位置に応じてヒータコアへの温水の流量
を制御したり、テンプレバーを最大冷房状態に設
定した場合にはコツク30が閉じるようになつて
いる。また、第2流路21bに取付けられたコツ
ク31は燃焼式ヒータBを作動させたときには開
となり、燃焼式ヒータBの作動を停止した時に
は、閉じるようになつている。このコツク31の
開閉の制御はコツク作動用のレバー32を負圧ア
クチユエータ33のロツド24に連結し、負圧ア
クチユエータ33を作動することによりなされ
る。
次に、作用について説明すると、燃焼式ヒータ
BをエンジンEが始動される前に、タイマーの作
動により駆動させると、燃焼式ヒータBにより高
温となつた温水は、吐出管24から入口側導管2
1内に至る。この時にはエンジンEが停止してい
るので、ウオータジヤケツトGからは温水が供給
されておらず、燃焼式ヒータBから吐出管24に
流入した温水は、入口側導管21を通つてヒータ
コアHに流入する。そして、ヒータコアHを通過
した温水は、車室内に供給される空気を加熱した
後、出口側導管23と流入管25とを通つて燃焼
式ヒータBに戻る。このように、燃焼式ヒータB
を駆動させた時には、コツク31は負圧アクチユ
エータ33の作動により第2流路21bを開いて
おり、コツク30が閉じていても、必ず燃焼式ヒ
ータBからの温水はヒータコアHに供給されるこ
とになる。また、エンジンEを始動させ、エンジ
ンEのウオータジヤケツトG内の温水が所定の温
度となつた場合には、エンジンEのウオータジヤ
ケツトG内の温水もヒータコアHに供給されるこ
ととなる。
燃焼式ヒータBを停止させた場合には、燃焼式
ヒータBからは温水がヒータコアHには供給され
なくなり、このときには第2流路21bに取付け
られたコツク31は閉じることとなる。燃焼式ヒ
ータBが停止していても、エンジンEが駆動中で
あれば、コツク30が開いていると、エンジンE
のウオータジヤケツトG内の温水がヒータコアH
に供給されることになる。このように、燃焼式ヒ
ータBが停止しているときには、コツク30が開
いている場合のみ、ヒータコアHに温水が供給さ
れることとなる。
第3図は本考案の他の実施例を示す図であり、
この場合には第1流路と第2流路とを入口側導管
21に一体に形成して一つの流路21cとし、こ
の流路21cを開閉する1つのコツク40によ
り、流路21cをテンプレバーと燃焼式ヒータと
により任意に制御し得るようにしたものである。
図示するようにコツク本体41に形成された流路
を開閉するための弁体42には、これを開閉する
ための操作レバー43が取付けられ、ピン44に
より回動自在となつた制御リンク45に形成され
た長孔46には、操作レバー43にピン結合され
たロツド47の他端が摺動自在に係合している。
長孔46は弁体42の開閉ストロークに対応した
長さを有しており、ロツド47の他端は長孔46
の流路閉塞端46aと開放端46bとの間を摺動
する。ロツド47の他端を閉塞端46aに位置さ
せる方向に弾発力を付与するため、制御リンク4
5にはねじりコイルばね48が取付けられてお
り、この制御リンク45を第3図において、実線
で示す位置から仮想線で示す位置の間に回動する
ため、制御リンク45と図示しないテンプレバー
はケーブル49により連結されている。制御リン
ク45にはロツド47を制御リンク45に対して
流路閉塞端46aと、開放端46bとの間で摺動
するために、電磁式アクチユエータ50が取付け
られ、このアクチユエータ50の作動軸51がロ
ツド47の他端に連結されている。したがつて、
第3図において、仮想線で示す位置に制御リンク
45を回動させた状態からアクチユエータ50を
作動して作動軸51を進出させれば、弁体42は
仮想線で示すように開いた状態から実線で示すよ
うに閉じた状態となる。このように、1つのコツ
ク40によりテンプレバーと燃焼式ヒータBのオ
ンオフとにより入口側導管21の導通状態を制御
することが可能となる。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、車室内に吹き
出される空気を加熱するヒータコアの温水入口と
燃焼式ヒータにより加熱された温水を供給する入
口側導管とを接続する一方、前記燃焼式ヒータへ
前記ヒータコアからの温水を供給する出口側導管
と前記ヒータコアの温水出口とを接続し、前記入
口側導管に自動車用空気調和装置のテンプレバー
により開閉する第1流路と、前記燃焼式ヒータの
作動により開閉する第2流路とを形成したので、
テンプレバーの操作状態の如何に拘らず、燃焼式
ヒータが作動しているときには、確実に燃焼式ヒ
ータからの温水をヒータコアに循環させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る自動車用暖房
装置を示す概略図、第2図は第1図における要部
拡大図、第3図は本考案の他の実施例に係る自動
車用暖房装置の要部拡大図である。 E……エンジン、B……燃焼式ヒータ、H……
ヒータコア、20……温水入口、21……入口側
導管、21a……第1流路、21b……第2流
路、23……出口側導管、30,31……コツ
ク、40……コツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室内に吹き出される空気を加熱するヒータコ
    アHの温水入口20と燃焼式ヒータBにより加熱
    された温水を供給する入口側導管21とを接続す
    る一方、前記燃焼式ヒータBへ前記ヒータコアか
    らの温水を供給する出口側導管23と前記ヒータ
    コアHの温水出口22とを接続し、前記入口側導
    管21に自動車用空気調和装置のテンプレバーに
    より開閉する第1流路21aと、前記燃焼式ヒー
    タの作動により開閉する第2流路21bとを形成
    したことを特徴とする自動車用暖房装置。
JP1113985U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH0249124Y2 (ja)

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JP1113985U JPH0249124Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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JP1113985U JPH0249124Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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Publication Number Publication Date
JPS61128118U JPS61128118U (ja) 1986-08-11
JPH0249124Y2 true JPH0249124Y2 (ja) 1990-12-25

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