JPH0248779Y2 - - Google Patents

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JPH0248779Y2
JPH0248779Y2 JP1984117759U JP11775984U JPH0248779Y2 JP H0248779 Y2 JPH0248779 Y2 JP H0248779Y2 JP 1984117759 U JP1984117759 U JP 1984117759U JP 11775984 U JP11775984 U JP 11775984U JP H0248779 Y2 JPH0248779 Y2 JP H0248779Y2
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JP
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tube
heat exchanger
gap
refrigerant
heat transfer
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JP1984117759U
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、多管式熱交換器の筒状胴体内に水
を、伝熱管内に冷媒をそれぞれ流通せしめるよう
にした蒸発器に関するものである。
(従来の技術) 一般に、多管式熱交換器においては、第3図図
示の如く、筒状胴体a内に配設される伝熱管bの
端部は、胴体aの長さ方向端部に取り付けられた
管板cに支持されている(例えば、特公昭52−
41900号公報参照)。又、伝熱管bと管板cを結合
する手段として、ロウ付手段dが用いられること
もよく知られている(例えば、昭和45年12月30
日、日刊工業新聞社発行、落合安太郎著「熱交換
器」P119〜120参照)。
(考案が解決しようとする問題点) 上記構造の多管式熱交換器を蒸発器として使用
した場合においては、管板cと伝熱管bとの間に
ロウ付手段dを施すための微小な隙間Sが形成さ
れるため、該隙間S内の流体、即ち水が条件によ
つては凍結をおこすおそれがある。つまり、ポン
プダウン時やデフロスト時に蒸発温度が一時的に
氷点下になつた時などに、前記隙間S内の水が凍
結し、伝熱管bを変形させるおそれが生ずるので
ある。
一方、管板と伝熱管との隙間の水温tと伝熱管
内を流れる冷媒流量Gとの間には、管板の熱容量
と水温とにより第4図図示の関係が成立すること
が経験上から知られている。同図に基づけば、冷
媒流量Gが所定値G1以下であれば、冷媒温度t1
0℃以下であつても隙間水温tは0℃以下になら
ないということがわかる。従つて、第3図図示の
従来例の如く、伝熱管bの入口側に接続される冷
媒流入用の分流管eの開口fが伝熱管bと管板c
との結合部位に位置せしめられていると、点Aで
示すように結合部位における冷媒流量Gが大きく
なる(即ち、G2)ことからして、冷媒温度t1が0
℃以下になると、隙間Sの水温tも0℃以下とな
り、凍結を起こすことがある。
本考案は、上記の点に鑑みて、管板との結合部
位における伝熱管内の冷媒流量を大巾に減少せし
めて、冷媒温度低下時における管板との結合部の
温度降下を抑制せんとすることを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するための手段と
して、第1図及び第2図に示すように、管状胴体
1の長さ方向両端に取り付けられた管板2,2間
に複数の伝熱管3,3…が支持され且つ該各伝熱
管3と前記管板2との結合部に、内方に向つて開
放された隙間Sが形成されており、前記管状胴体
1内に水を、前記伝熱管3,3…内に冷媒をそれ
ぞれ流通させてなる蒸発器において、各伝熱管3
の入口側に接続される冷媒流入用の分流管4の端
部を、前記伝熱管3における前記隙間Sより外側
となる位置に結合される大径部4cと該大径部4
cから内方に延設される小径延長部4bとによつ
て構成するとともに、該小径延長部4bの開口4
aを、伝熱管3と管板2との結合部位より内方に
位置せしめたことを特徴としている。
(作用) 本考案では、上記手段によつて、管板2との結
合部位における伝熱管3内の冷媒をほとんど停滞
状態となし、以つて結合部に形成される隙間S内
に侵入している水の温度降下を抑制するという作
用が得られる。
(実施例) 以下、第1図および第2図を参照して、本考案
の好適な実施例を説明する。
この多管式熱交換器は、蒸発器として使用され
るもので第2図図示の如く、コイル状に捲回した
筒状胴体1の長さ方向両端に管板2,2を取付
け、これら管板2,2間に複数の伝熱管3,3…
を支持して、管内を流通する冷媒と管外を流通す
る水との間で熱交換し得るよう構成されている。
前記各伝熱管3は、管板2に形成された貫通孔
5に対して、ロウ付手段6を介して固着されてい
る。従つて、両者の結合部位においては、伝熱管
3と管板2との間に、内側に開放された微小な隙
間Sが形成される。
前記各伝熱管3の入口側には、冷媒入口管7に
設けた分流器8から分岐した分流管4がロウ付手
段6によつて接続されている。
該分流管4の端部は、前記伝熱管3における前
記隙間Sより外側となる位置に結合される大径部
4cと該大径部4cから内方に延設される小径延
長部4bとによつて構成されており、該小径延長
部4b(換言すれば、分流管4)の開口4aが伝
熱管3と管板2との結合部位より内方に位置せし
められることとなつている。
上記の如く構成すると、分流管4から流入する
冷媒は、伝熱管3内において管板2との結合部位
より内方に位置する開口4aから伝熱管3内へ流
出せしめられることとなり、結合部位における伝
熱管3内の冷媒はほとんど停滞状態となる。従つ
て、第4図において点Bで示す如く、冷媒温度t1
が0℃以下になつても、隙間Sの水温tは0℃以
下にならず、凍結をおこさなくなる。
なお、図面中、符号9は冷媒出口管、10は水
入口管、11は水出口管、12は取付脚である。
(効案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、管状胴体1の長
さ方向両端に取り付けられた管板2,2間に複数
の伝熱管3,3…が支持され且つ該各伝熱管3と
前記管板2との結合部に、内方に向つて開放され
た隙間Sが形成されており、前記管状胴体1内に
水を、前記伝熱管3,3…内に冷媒をそれぞれ流
通させてなる蒸発器において、前記分流管4の端
部を、前記伝熱管3における前記隙間Sより外側
となる位置に結合される大径部4cと該大径部4
cから内方に延設される小径延長部4bとによつ
て構成するとともに、該小径延長部4bの開口4
aを、伝熱管3と管板2との結合部位より内方に
位置せしめたので、該結合部位における伝熱管3
内の冷媒の流れがほとんど停滞状態になり、管外
即ち、筒状胴体1内の水との熱交換量が著しく低
下する結果、冷媒温度低下時における結合部位の
隙間Sの水温降下が抑制され、隙間S内の水が凍
結することがなくなる。従つて、蒸発器の運転範
囲を拡大せしめることができるという実用的な効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる蒸発器の要部
断面図、第2図は本考案の実施例にかかる蒸発器
の側面図、第3図は従来の多管式熱交換器の第1
図相当図、第4図は多管式熱交換器における管板
と伝熱管との隙間の水温tと伝熱管内を流れる冷
媒流量Gとの関係を示す特性図である。 1……胴体、2……管板、3……伝熱管、4…
…分流管、4a……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管状胴体1の長さ方向両端に取り付けられた管
    板2,2間に複数の伝熱管3,3…が支持され且
    つ該各伝熱管3と前記管板2との結合部には、内
    方に向つて開放された隙間Sが形成されており、
    前記管状胴体1内に水を、前記伝熱管3,3…内
    に冷媒をそれぞれ流通させてなる蒸発器であつ
    て、前記各伝熱管3の入口側に接続される冷媒流
    入用の分流管4の端部を、前記伝熱管3における
    前記隙間Sより外側となる位置に結合される大径
    部4cと該大径部4cから内方に延設される小径
    延長部4bとによつて構成するとともに、該小径
    延長部4bの開口4aを、伝熱管3と管板2との
    結合部位より内方に位置せしめたことを特徴とす
    る蒸発器。
JP11775984U 1984-07-30 1984-07-30 蒸発器 Granted JPS6134072U (ja)

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JP11775984U JPS6134072U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 蒸発器

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JP11775984U JPS6134072U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 蒸発器

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JPS6134072U JPS6134072U (ja) 1986-03-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5324682U (ja) * 1976-08-09 1978-03-02
JPS5653166B2 (ja) * 1976-07-09 1981-12-17
JPS5938570A (ja) * 1982-08-27 1984-03-02 株式会社日立製作所 熱交換器

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JPS5653166U (ja) * 1979-09-29 1981-05-11

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JPS6134072U (ja) 1986-03-01

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