JPS5923962Y2 - シエル形熱交換器 - Google Patents
シエル形熱交換器Info
- Publication number
- JPS5923962Y2 JPS5923962Y2 JP1979078579U JP7857979U JPS5923962Y2 JP S5923962 Y2 JPS5923962 Y2 JP S5923962Y2 JP 1979078579 U JP1979078579 U JP 1979078579U JP 7857979 U JP7857979 U JP 7857979U JP S5923962 Y2 JPS5923962 Y2 JP S5923962Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- shell
- tube
- tube plate
- partition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は2系の冷媒流通路を備えたコンパクトな構造の
シェル形熱交換器に関する。
シェル形熱交換器に関する。
複数台の圧縮機、段階的な能力制御が可能な圧縮機と組
み合わせた熱交換器例えば凝縮器においては、圧縮機の
能力に応じて熱交換能力を増減調節し得る構造であるこ
とが冷凍装置の安定運転をはかる上で望ましいことであ
る。
み合わせた熱交換器例えば凝縮器においては、圧縮機の
能力に応じて熱交換能力を増減調節し得る構造であるこ
とが冷凍装置の安定運転をはかる上で望ましいことであ
る。
そのために凝縮器の冷媒系統を独立した2系統にしよう
とするには、2台のシェル形凝縮器を並設して使用する
か若しくは結合して一体化させるかの両手段が従来から
採用されていた。
とするには、2台のシェル形凝縮器を並設して使用する
か若しくは結合して一体化させるかの両手段が従来から
採用されていた。
前者の手段は第3図に示すように、熱交換器E、、E2
を並べて設置しているために設置スペースを広く占有す
るし、コスト高を招いて好ましくなく、一方、後者の手
段は第4図に結合例が示されるように、各熱交換器E
1. E 2を対面する管板Pi。
を並べて設置しているために設置スペースを広く占有す
るし、コスト高を招いて好ましくなく、一方、後者の手
段は第4図に結合例が示されるように、各熱交換器E
1. E 2を対面する管板Pi。
42間で結合一体化するのが一般的であるが、この結合
部分にガスケット等のシール部材Sを用いなければなら
ないので組立てのための作業が面倒であるし、また、同
熱交換器E1.E2の芯合わせを確実にとることが難か
しくて結合部で水洩れが生じる等の欠点があった。
部分にガスケット等のシール部材Sを用いなければなら
ないので組立てのための作業が面倒であるし、また、同
熱交換器E1.E2の芯合わせを確実にとることが難か
しくて結合部で水洩れが生じる等の欠点があった。
さらにこの結合方式は伝熱管側において結合部での流体
抵抗増が避けられなく圧力損失が大となる問題もあった
。
抵抗増が避けられなく圧力損失が大となる問題もあった
。
このように従来の両手段が何れも欠点を有していたのに
鑑みて、本考案はそれ等欠陥の解消をはかるべく工夫の
結果、案出されたものであって、単一構造で殻体内に互
いに独立した冷媒流通路となる2室を有せしめたシェル
形熱交換器における冷媒の混流を、簡単な組立て処理下
において可能ならしめ単一構造で2系統を持つコンパク
トなシェル形熱交換器の利用の推進をはからせることを
目的とする。
鑑みて、本考案はそれ等欠陥の解消をはかるべく工夫の
結果、案出されたものであって、単一構造で殻体内に互
いに独立した冷媒流通路となる2室を有せしめたシェル
形熱交換器における冷媒の混流を、簡単な組立て処理下
において可能ならしめ単一構造で2系統を持つコンパク
トなシェル形熱交換器の利用の推進をはからせることを
目的とする。
そのために、本考案は仕切管板を中間位置に設けて2室
に仕切った長胴形殻体の両側端を封塞するための各端管
板間に、多段多列をなして前記仕切管板に遊貫挿した複
数本の伝熱管を橋架し、各伝熱管における仕切管板およ
び端管板を貫通する部分を、夫々拡管処理により液密的
に係着せしめて、前記殻体内の2室を互いに独立した冷
媒流通路に、伝熱管内を水流通路に夫々形成してなり、
端管板、仕切管板と長胴形殻体との係合部の固着と伝熱
管の拡管とを行なえば液密処理が完了するものであって
、ここに所期の目的を十分達成することができる。
に仕切った長胴形殻体の両側端を封塞するための各端管
板間に、多段多列をなして前記仕切管板に遊貫挿した複
数本の伝熱管を橋架し、各伝熱管における仕切管板およ
び端管板を貫通する部分を、夫々拡管処理により液密的
に係着せしめて、前記殻体内の2室を互いに独立した冷
媒流通路に、伝熱管内を水流通路に夫々形成してなり、
端管板、仕切管板と長胴形殻体との係合部の固着と伝熱
管の拡管とを行なえば液密処理が完了するものであって
、ここに所期の目的を十分達成することができる。
以下、本考案の1実施例の内容について添付図面を参照
しながら詳細に説明する。
しながら詳細に説明する。
第1図に略示してなる熱交換器は単一構造のシェル形熱
交換器を基本とするものであって、シェル側を冷媒流通
路に、伝熱管側を水流通路に形成している。
交換器を基本とするものであって、シェル側を冷媒流通
路に、伝熱管側を水流通路に形成している。
長胴形殻体1は仕切管板2を中間位置に有していて、2
室A、Hに仕切られると共に、両側開口部には端管板3
a、3bを夫々固着して密閉容器に形成し、さらに端管
板3 a 、3 bの外側に鏡胴板5a、sbを接設し
ている。
室A、Hに仕切られると共に、両側開口部には端管板3
a、3bを夫々固着して密閉容器に形成し、さらに端管
板3 a 、3 bの外側に鏡胴板5a、sbを接設し
ている。
4.4は多段多列をなして並設させた伝熱管であって、
各中間部分を仕切管板2の孔6,6に、両端部分を両端
管板3 a 、3 bの孔7・・・・・・にそれぞれ遊
貫挿し、仕切管板2、端管板3a、3bに貫通する部分
を液密的に係着することによりシェル形熱交換器が構成
される。
各中間部分を仕切管板2の孔6,6に、両端部分を両端
管板3 a 、3 bの孔7・・・・・・にそれぞれ遊
貫挿し、仕切管板2、端管板3a、3bに貫通する部分
を液密的に係着することによりシェル形熱交換器が構成
される。
なお、図示例は殻体1を2個の胴体部1a、lbに2分
していて、側胴体部1a、lbを仕切管板2および両端
管板3 a 、3 bの接合部と溶接により固着せしめ
て一体構造となしており、組立の際の作業容易性を配慮
した点に特徴を有するものである。
していて、側胴体部1a、lbを仕切管板2および両端
管板3 a 、3 bの接合部と溶接により固着せしめ
て一体構造となしており、組立の際の作業容易性を配慮
した点に特徴を有するものである。
上述の構造になる熱交換器は伝熱管4,4の前記貫通部
分を液密的に係着する手段として次の様な要領によって
簡単に行うことができる。
分を液密的に係着する手段として次の様な要領によって
簡単に行うことができる。
即ち、各伝熱管4,4・・・・・・を仕切管板2の孔6
,6および端管板3 a 、3 bの孔7,7に遊貫挿
して、各管板2,3 a 、3 bを仮固定した状態に
て一般の拡管治具を用い、一方の端管板3a又は3b側
がら順次拡管処理を行って、貫通部分を液密的に封止す
れば良く、特に仕切管板2においてはA、B両室間での
冷媒混入を完全に防止させるようにすることが好ましく
、従って、第2図に拡大示した如く、孔6の周壁に1条
または2条の線輪溝8,8を予め凹設しておいて、伝熱
管4,4の拡管を行った場合に、管壁の対応部分を組輪
溝8,8内に喰い込ませるようにしている。
,6および端管板3 a 、3 bの孔7,7に遊貫挿
して、各管板2,3 a 、3 bを仮固定した状態に
て一般の拡管治具を用い、一方の端管板3a又は3b側
がら順次拡管処理を行って、貫通部分を液密的に封止す
れば良く、特に仕切管板2においてはA、B両室間での
冷媒混入を完全に防止させるようにすることが好ましく
、従って、第2図に拡大示した如く、孔6の周壁に1条
または2条の線輪溝8,8を予め凹設しておいて、伝熱
管4,4の拡管を行った場合に、管壁の対応部分を組輪
溝8,8内に喰い込ませるようにしている。
かくすることによって孔6の壁と伝熱管4との接合部分
により一層液密的となる。
により一層液密的となる。
しかして拡管処理が終ったところで、予め仕切管板2と
端管板3 a 、3 bとの間に介在させてぃた側胴体
部1a、lbの溶着作業を行い、さらに鏡胴板5a、5
bの取付けを行って熱交換器の組立てが完了する。
端管板3 a 、3 bとの間に介在させてぃた側胴体
部1a、lbの溶着作業を行い、さらに鏡胴板5a、5
bの取付けを行って熱交換器の組立てが完了する。
図中、9 a 、9 bは冷媒入口管、10 a 、1
0 bは冷媒出口管、11は水入口管、12は水出口管
、13は仕切りを夫々示している。
0 bは冷媒出口管、11は水入口管、12は水出口管
、13は仕切りを夫々示している。
本考案は以上述べた如き構成を有するものであって、仕
切管板2を中間位置に設けて2室A、Hに仕切った長胴
形殻体1の両側端を封塞するための各端管板3a、3部
間に多段多列をなし前記仕切管板2に遊貫挿した複数本
の伝熱管4,4・・・・・・を橋架し、各伝熱管4,4
・・・・・・における仕切管板2および両端管板3 a
、3 bを貫通する部分を、夫々拡管処理により液密
的に係着したから、伝熱管4゜4・・・・・・の拡管作
業と、仕切管板2、端管板3 a 、3 bと長胴形殻
体1との係合部における溶接などの固着作業を行うだけ
で、2室A、B間で冷媒が混流する如き不都合が全く生
じない完全な液密処理が可能となる。
切管板2を中間位置に設けて2室A、Hに仕切った長胴
形殻体1の両側端を封塞するための各端管板3a、3部
間に多段多列をなし前記仕切管板2に遊貫挿した複数本
の伝熱管4,4・・・・・・を橋架し、各伝熱管4,4
・・・・・・における仕切管板2および両端管板3 a
、3 bを貫通する部分を、夫々拡管処理により液密
的に係着したから、伝熱管4゜4・・・・・・の拡管作
業と、仕切管板2、端管板3 a 、3 bと長胴形殻
体1との係合部における溶接などの固着作業を行うだけ
で、2室A、B間で冷媒が混流する如き不都合が全く生
じない完全な液密処理が可能となる。
しかも前述の要領で組立てが行えることがら、仕切管板
2、端管板3a、3b間の芯合わせ、また、伝熱管4,
4・・・・・・に対する芯合わせが多少ラフであっても
、簡単に組立てが行えるので、作業性の簡易さにすぐれ
ていることは従来の方式に比して格別なものがある。
2、端管板3a、3b間の芯合わせ、また、伝熱管4,
4・・・・・・に対する芯合わせが多少ラフであっても
、簡単に組立てが行えるので、作業性の簡易さにすぐれ
ていることは従来の方式に比して格別なものがある。
さらに単一構造の熱交換器に形成したからコンパクトな
形状となり、従来の並設方式に比べて同容量の場合に設
置スペースは約30%程度縮少され、装置コストも大巾
に低減する利点があるし、また、仕切管板2部において
伝熱管4,4・・・・・・は真直ぐ貫通する構造である
ため、水側の流通抵抗は軽減され圧力損失を可及的に少
くし得るなどのすぐれた効果をも奏し、本考案に頗る有
用なシェル形熱交換器である。
形状となり、従来の並設方式に比べて同容量の場合に設
置スペースは約30%程度縮少され、装置コストも大巾
に低減する利点があるし、また、仕切管板2部において
伝熱管4,4・・・・・・は真直ぐ貫通する構造である
ため、水側の流通抵抗は軽減され圧力損失を可及的に少
くし得るなどのすぐれた効果をも奏し、本考案に頗る有
用なシェル形熱交換器である。
第1図は本考案熱交換器の1例の構造概要図、第2図は
第1図における仕切管板部の部分拡大断面図、第3図お
よび第4図は従来の各熱交換器の各側に係る斜視図およ
び断面構造図である。 1・・・・・・長胴形殻体、la、lb・・・・・・胴
体部、2・・・・・・仕切管板、3 a 、3 b・・
・・・・端管板、4・・・・・・伝熱管。
第1図における仕切管板部の部分拡大断面図、第3図お
よび第4図は従来の各熱交換器の各側に係る斜視図およ
び断面構造図である。 1・・・・・・長胴形殻体、la、lb・・・・・・胴
体部、2・・・・・・仕切管板、3 a 、3 b・・
・・・・端管板、4・・・・・・伝熱管。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ■、仕切管板2を中間位置に設けて2室に仕切った長胴
形殻体1の両側端を封塞するための各端管板3 a 、
3 b間に、多段多列をなして前記仕切管板2に遊貫挿
した複数本の伝熱管4,4・・・・・・を橋架し、各伝
熱管4,4・・・・・・における仕切管板2および端管
板3 a 、3 bを貫通する部分を、夫々拡管処理に
まり液密的に係着せしめて、前記殻体1内の2室を互い
に独立した冷媒流通路に、伝熱管4.4・・・・・・内
を水流通路に夫々形成してなることを特徴とするシェル
形熱交換器。 2、長胴形殻体1が、2個の胴体部1a、lbを仕切管
板2と両端管板3 a 、3 bとに夫々溶着して一体
化されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載のシェ
ル形熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979078579U JPS5923962Y2 (ja) | 1979-06-09 | 1979-06-09 | シエル形熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979078579U JPS5923962Y2 (ja) | 1979-06-09 | 1979-06-09 | シエル形熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55180172U JPS55180172U (ja) | 1980-12-24 |
JPS5923962Y2 true JPS5923962Y2 (ja) | 1984-07-16 |
Family
ID=29312029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979078579U Expired JPS5923962Y2 (ja) | 1979-06-09 | 1979-06-09 | シエル形熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5923962Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6140589B2 (ja) * | 2013-10-07 | 2017-05-31 | 株式会社大川原製作所 | 乾燥機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49129252A (ja) * | 1973-04-16 | 1974-12-11 |
-
1979
- 1979-06-09 JP JP1979078579U patent/JPS5923962Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49129252A (ja) * | 1973-04-16 | 1974-12-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55180172U (ja) | 1980-12-24 |
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