JPH0248776Y2 - - Google Patents

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JPH0248776Y2
JPH0248776Y2 JP9757486U JP9757486U JPH0248776Y2 JP H0248776 Y2 JPH0248776 Y2 JP H0248776Y2 JP 9757486 U JP9757486 U JP 9757486U JP 9757486 U JP9757486 U JP 9757486U JP H0248776 Y2 JPH0248776 Y2 JP H0248776Y2
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JP
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water
cast iron
section
suction pipe
canned
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JP9757486U
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JPS635341U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、鋳鉄製セクシヨンを順次水平方向に
連結して組立てる鋳鉄製セクシヨナルヒータであ
つて、鋳鉄製セクシヨンを連結し組立てて成る缶
体の上部に缶水の膨張を吸収する開放タンクが直
接設置されている鋳鉄製セクシヨナル無圧開放形
温水ヒータの改良に関するものである。
【従来の技術】
鋳鉄製セクシヨンを順次水平方向に連結して組
立てて成る缶体の上部に缶水の膨張を吸収する開
放タンクが直接設置されている温水ヒータは、缶
体に加わる水頭圧を無視することができるために
ゲージ圧が零とみなされるので、安全性が高く且
つ法的に缶体に圧力の作用するボイラ扱いとはな
らず、その結果ボイラ技士の資格がなくとも取扱
が可能でボイラのように構造検査や性能検査等も
不要でありしかも鋳鉄製セクシヨンを順次水平方
向に連結して組立てる構造であるので容量の変更
を連結する鋳鉄製セクシヨンの数を変えることに
よつて簡単に行えるために、近年急速に普及して
きている。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、このような鋳鉄製セクシヨナル
無圧開放形温水ヒータは、第3図に示すように缶
体の一端(図示した実施例では前セクシヨン)の
上部から缶水を缶水取出配管13で外部の熱交換
器9まで導き、この熱交換器9で暖房や給湯用に
使用する水を加熱して温度が低下した缶水を再び
缶体の他端(図示した実施例では後セクシヨン)
の下部に戻りパイプ12で戻して缶水を缶体と熱
交換器9との間で循環させる構造となつており、
その結果缶水を缶体の外部の配管で缶体の一端の
セクシヨンから他端のセクシヨンまで導かなけれ
ばならないのでこの配管作業に多くの時間と熟練
とを用するためにコストが高くなると共に配管長
さが長いことに起因して設置スペースも大きくな
るという問題点があつた。
【問題点を解決するための手段】
そこで本考案者は上記問題点を解決すべく種々
の検討を加えた結果、鋳鉄製セクシヨナル無圧開
放形温水ヒータは鋳鉄製セクシヨンを順次水平方
向に連結して組立てる際に隣接する各鋳鉄製セク
シヨン間の缶水連通穴として上部ニツプルと下部
ニツプルとを使用していることに着目して、缶体
の一端より上部ニツプルの貫通穴内に他端のセク
シヨンの上部缶水内に端部が開口している缶水吸
込管を貫通挿入してこの缶水吸込管の端部より吸
入した温度の高い缶水をその挿入側の缶体の端部
に設置した熱交換器に導けば上述した長い配管を
缶体の外部に設置しなくても良いことを究明して
本考案を完成したのである。 すなわち、本考案は鋳鉄製前セクシヨンと鋳鉄
製後セクシヨンとの間に複数の鋳鉄製中セクシヨ
ンが順次水平方向に連結されて成る缶体の上部に
缶水の膨張を吸収するための開放タンクが直接設
置されており且つ各隣接する鋳鉄製セクシヨンの
缶水部分が上部ニツプル及び下部ニツプルで連通
されている鋳鉄製セクシヨナル無圧開放形温水ヒ
ータにおいて、一端のセクシヨンより上部ニツプ
ルの貫通穴内を貫通して他端のセクシヨンの上部
に端部が開口している缶水吸込管が挿入されてお
り、この缶水吸込管の貫通挿入側の一端のセクシ
ヨンの近傍に、缶水吸込管より吸引された温度の
高い缶水を熱交換して温度の下つた缶水を缶体内
に戻す戻りパイプを接続された熱交換器が設され
ていることを特徴とする鋳鉄製セクシヨナル無圧
開放形温水ヒータを提供するものである。
【実施例】
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案に係
る鋳鉄製セクシヨナル無圧開放形温水ヒータにつ
いて詳細に説明する。 第1図は本考案に係る鋳鉄製セクシヨナル無圧
開放形温水ヒータの1実施例の缶水の流れを示す
縦断面図、第2図は第2図におけるA−A線断面
図である。 図面中、1は鋳鉄製前セクシヨン、2は鋳鉄製
中セクシヨン、3は鋳鉄製後セクシヨンであり、
鋳鉄製前セクシヨン1と鋳鉄製後セクシヨン3と
の間に複数の鋳鉄製中セクシヨン2が順次水平方
向に連結されて缶体を成すように組立てられる。
4及び5は上記各隣接する鋳鉄製前セクシヨン1
と鋳鉄製中セクシヨン2、鋳鉄製中セクシヨン2
と鋳鉄製中セクシヨン2、鋳鉄製中セクシヨン2
と鋳鉄製後セクシヨン3の各缶水部分を連通させ
るための上部ニツプル及び下部ニツプル、6は鋳
鉄製セクシヨン1,2,3を連結して組立てて成
る缶体の鋳鉄製前セクシヨン1の上部に缶水の膨
張を吸収するために直接設置されている開放タン
クであり、この開放タンク6の存在により缶体内
の缶水の圧力は大気圧と同等となるのである。7
は一端のセクシヨン(第1図においては後セクシ
ヨン3)より上部ニツプル5の貫通穴内に貫通挿
入されて他端のセクシヨン(第1図においては前
セクシヨン1)の上部缶水内に端部が開口してい
る缶水吸込管であり、この缶水吸込管7の貫通挿
入側と反対側の開口端より温度の高い缶水が吸入
されて熱交換器9に導かれるのである。8は缶水
吸込管7の端部より吸入した温度の高い缶水を熱
交換器9に送り込み熱交換器9から缶体に戻す循
環を行わせる缶水循環ポンプであり、この缶水循
環ポンプ8は図示した実施例のように缶水吸込管
7と熱交換器9との間に位置せしめられる場合
と、熱交換器9で熱交換されて温度の下つた缶水
を缶体内に戻す戻りパイプ12と熱交換器9との
間に設置せしめられる場合とがある。なお、10
は缶体の燃焼室内で燃料を燃焼させるために鋳鉄
製前セクシヨン1に取付けられているバーナ、1
1は缶体内の缶水の温度を制御するために缶体内
に挿入されていてバーナ10に制御器(図示な
し)を介して接続されている缶水温度調整器であ
る。
【作用】
このような構造より成る本考案に係る鋳鉄製セ
クシヨナル無圧開放形温水ヒータにおいて、缶水
は鋳鉄製後セクシヨン3の下部に温度の低下した
缶水が戻りパイプ12より流入し、その缶水の一
部は鋳鉄製後セクシヨン3内を上昇しまた他の大
部分は下部ニツプル5の貫通穴を通つて鋳鉄製中
セクシヨン2及び鋳鉄製前セクシヨン1内に至
り、これら各鋳鉄製セクシヨン1,2,3内で燃
焼室から伝熱されて加熱されて矢印Wの如く上昇
して各鋳鉄製セクシヨン1,2,3の上部に至
り、上部ニツプル4の貫通穴を通つて鋳鉄製前セ
クシヨン1の上部に集まり、この温度の高くなつ
た缶水が鋳鉄製前セクシヨン1の上部に位置せし
められている缶水吸込管7の開口端より吸入され
て缶水吸込管7内を通つて鋳鉄製後セクシヨン3
の近傍に設置されている缶水循環ポンプ8により
加圧されて熱交換器9内に流入し、暖房や給湯用
に使用される水を加熱して温度の低い缶水となつ
て再び戻りパイプ12より鋳鉄製後セクシヨン3
の下部に流入するのである。
【考案の効果】
以上の如き本考案に係る鋳鉄製セクシヨナル無
圧開放形温水ヒータは、一端のセクシヨンより上
部ニツプルの貫通穴内を貫通して他端のセクシヨ
ンの上部缶水内に端部が開口している缶水吸込管
が挿入されており、この缶水吸込管の貫通挿入側
の一端のセクシヨンの近傍に、缶水吸込管より吸
引された温度の高い缶水を熱交換して温度の下つ
た缶水を缶体内に戻す戻りパイプを接続された熱
交換器が設置されている構造であるので、従来の
鋳鉄製セクシヨナル無圧開放形温水ヒータの如く
一端のセクシヨンより他端のセクシヨンの近傍に
設置されている熱交換器まで缶水を長い缶水取出
配管により供給する必要がなく、その結果缶体の
外部の長い缶水取出配管内を缶水が熱交換器まで
移動する過程で缶水が冷却されることがないので
熱効率が向上すると共に、長い缶水取出配管を不
要にできることによるコストの低減、省スペー
ス、ヒータ全体の美観の向上など種々の利点を有
しており、その実用的価値は非常に大きなものが
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る鋳鉄製セクシヨナル無圧
開放形温水ヒータの1実施例の缶水の流れを示す
縦断面図、第2図は第1図におけるA−A線断面
図、第3図は従来の鋳鉄製セクシヨナル無圧開放
形温水ヒータの外観図である。 1……鋳鉄製前セクシヨン、2……鋳鉄製中セ
クシヨン、3……鋳鉄製後セクシヨン、4……上
部ニツプル、5……下部ニツプル、6……開放タ
ンク、7……缶水吸込管、8……缶水循環ポン
プ、9……熱交換器、10……バーナ、11……
缶水温度調整器、12……戻りパイプ、13……
缶水取出配管、W……缶水の流れ方向。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 鋳鉄製前セクシヨンと鋳鉄製後セクシヨンと
    の間に複数の鋳鉄製中セクシヨンが順次水平方
    向に連結されて成る缶体の上部に缶水の膨張を
    吸収するための開放タンクが直接設置されてお
    り且つ各隣接する鋳鉄製セクシヨンの缶水部分
    が上部ニツプル及び下部ニツプルで連通されて
    いる鋳鉄製セクシヨナル無圧開放形温水ヒータ
    において、一端のセクシヨンより上部ニツプル
    の貫通穴内を貫通して他端のセクシヨンの上部
    缶水内に端部が開口している缶水吸込管が挿入
    されており、この缶水吸込管の貫通挿入側の一
    端のセクシヨンの近傍に、缶水吸込管から吸引
    された温度の高い缶水を熱交換して温度の下つ
    た缶水を缶体内に戻す戻りパイプを接続された
    熱交換器が設置されていることを特徴とする鋳
    鉄製セクシヨナル無圧開放形温水ヒータ。 2 缶水吸込管から温度の高い缶水を吸引する缶
    水循環ポンプが缶水吸込管と熱交換器との間に
    設置されている実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の鋳鉄製セクシヨナル無圧開放形温水ヒ
    ータ。 3 缶水吸込管から温度の高い缶水を吸引する缶
    水循環ポンプが熱交換器と戻りパイプとの間に
    設置されている実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の鋳鉄製セクシヨナル無圧開放形温水ヒ
    ータ。
JP9757486U 1986-06-27 1986-06-27 Expired JPH0248776Y2 (ja)

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JPS635341U JPS635341U (ja) 1988-01-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005326092A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Maeda Tekkosho:Kk 鋳鉄製セクショナル無圧開放式温水ヒータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005326092A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Maeda Tekkosho:Kk 鋳鉄製セクショナル無圧開放式温水ヒータ
JP4485253B2 (ja) * 2004-05-14 2010-06-16 株式会社前田鉄工所 鋳鉄製セクショナル無圧開放式温水ヒータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS635341U (ja) 1988-01-14

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