JPH02486B2 - - Google Patents
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- JPH02486B2 JPH02486B2 JP2644083A JP2644083A JPH02486B2 JP H02486 B2 JPH02486 B2 JP H02486B2 JP 2644083 A JP2644083 A JP 2644083A JP 2644083 A JP2644083 A JP 2644083A JP H02486 B2 JPH02486 B2 JP H02486B2
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- JP
- Japan
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- cable
- injection
- corrosion
- cable body
- viscosity
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- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Description
本発明は橋梁用ケーブルの本体と外被との間の
空隙部に防食材を注入する工法に関するものであ
る。 ワイヤロープや鋼線束を用いた橋梁用ケーブル
を防食する手段としては、表面塗装、プラスチツ
ク押出し被覆、防食テープの巻き付け、あるい
は、ケーブル本体と鋼管またはプラスチツク管か
らなる外被との間に防食材を注入する工法等があ
る。これらのうち、ケーブル本体と外被との間に
防食材を注入する工法は、ケーブル素線間まで充
填材が満たされてすぐれた防食性が得られるた
め、広く普及している。 従来の一般に行われているこの種工法は、防食
材として安価で注入性等にすぐれたセメントペー
ストを用い、現地でケーブル本体および外被を架
設した後、最下端からセメントペーストを注入
し、時間経過により硬化させていた。しかし、セ
メントペーストを用いると、ケーブル本体に亜鉛
めつき鋼線が用いられている場合は亜鉛とセメン
ト中の水酸化カルシウムとが反応し、亜鉛が溶解
するとともに水素ガスが発生する。この反応によ
る鋼線への影響および亜鉛めつきの有効性につい
ては評価が分れており明確な結論は出されていな
いが、亜鉛めつきに対し反応を起こさない防食材
が好ましい。また、セメントペーストは硬化後に
柔軟性が無く、ケーブル本体の曲げや伸びに対す
る追従性に乏しいため、鉄道車輛等が通過する大
形橋梁においては、ケーブルにかかる変動荷重が
大きいので、注入する防食材として硬化後も適度
の可撓性を有するものが望ましい。 また、最近、実開昭55−144714号公報にみられ
るように、硬化後も適度の可撓性を有する高分子
材料からなる防食材をケーブル本体と外被との間
に充填したケーブルが提案されている。しかし、
防食材に上記のような高分子材料を用いて現地で
架設された長尺ケーブルに注入しようとする場
合、次に列挙するような問題点があり、このた
め、現地注入施工に実用化されるには至つていな
かつた。 一般に2液混合硬化性の高分子材料は、2液
混合後の粘度上昇がセメントペーストに比べて
早急であるため、注入時間に制限を受ける。 セメントペーストでは通常30〜200を容器
内で混合した後注入するが、2液混合硬化性の
高分子材料は一般に2液混合後の反応熱が大き
いため、30以上も一度に混合すると反応熱に
より温度が上昇し、これに起因して反応がさら
に促進され硬化が早くなるとともに、ケーブル
外被がプラスチツクのような温度感受性の高い
ものではその強度低下により注入圧力に耐えら
れなくなる。 注入により生じる圧力は注入速度および注入
材の粘度に応じて大きくなり、また高分子材料
では温度や時間経過に伴う粘度変化が大きいた
め、とくに防食材の注入を一度で長い区間実施
しようとする場合の注入条件の設定が難しい。 本発明はこれらの事情に鑑み、ケーブル本体と
外被との間の空隙部に充填する防食材として、時
間硬化性で且つ硬化後にも適度の可撓性を有する
高分子材料を用いることにより、前述のセメント
ペーストを用いた場合の欠点を解消し、しかも、
この防食ケーブルを現地で架設された橋梁用長尺
ケーブルに最適条件で注入することのできる工法
を提供するものである。 以下、本発明を図に基づいて具体的に説明す
る。 先ず、第1図乃至第4図により、前述せる従来
の問題点および本発明の特徴を明らかにするため
のデータを示す。 第1図のグラフは一般的な2液混合硬化性高分
子材料の2液混合後の時間経過に伴う粘度変化
を、セメントペーストと比較して示したもので、
曲線Aは上記高分子材料、曲線Bはセメントペー
ストの各粘度変化を表わし、P0は注入可能な最
高粘度を表わす。このグラフから明らかなよう
に、上記高分子材料の2液混合後の粘度上昇は指
数関数的であり、注入可能な最高粘度P0に達す
るまでの時間がセメントペーストと比べて短い。 第2図のグラフは、本発明で防食材として用い
る高分子材料の2液混合後の時間経過と粘度上昇
の関係を、各種温度条件(5℃、25℃、40℃)ご
とに調べた実験結果を示している。また、第3図
のグラフは、この材料を200mlのビーカー内で混
合した場合の反応熱による温度上昇を示してい
る。上記高分子材料には、時間硬化性で且つ硬化
後にも適度の可撓性および電気絶縁性を有し、さ
らに長期耐久性、反応硬化特性、取扱い性、接触
する他の材料および人体への影響等についてもす
ぐれた性質を有するポリブタジエン系2液混合硬
化型液状高分子材料が用いられ、上記各実験例で
はポリブタジエン系ポリウレタンを採用した。 第3図のグラフに示されるように、上記高分子
材料を大量に一度に混合することは反応熱により
温度が増大し、前述のように注入に悪影響を及ぼ
す。従つて、少量を連続して混合することが必要
である。また、第2図に示すように、この材料の
初期粘度は2000cps以下であるが、1時間後には
5000cpsに達し、実際上注入は不可能となる。従
つて、注入時間を短縮するように注入速度を速く
することが考えられるが、こうすると注入速度に
比例して液体の摩擦損失により注入圧力が増大
し、また注入速度が速すぎると空気を巻き込んで
気泡を生じる等の問題がある。 注入圧力に及ぼす防食材の粘度および注入速度
の影響は次式で表わされる。 P=K・μvl/m2+h/10 ただし、P:注入圧力、K:ケーブルの空隙形
状による係数、μ:注入材料の粘度、v:注入速
度、l:注入長さ、m:平均流体深さ、h:注入
高さ、である。 この式と第1図および第2図に示す時間的粘度
変化とに基づき、一定のケーブル長さにおいてケ
ーブル本体と外被との間に注入を行う場合の注入
圧力と注入速度との関係を調べると、第4図のグ
ラフに示すようになる。つまり、注入速度が1
m/min以下では注入圧力が急激に高くなり、注
入速度が速すぎても注入圧力が増大するため、1
〜4m/min程度の注入速度が適正範囲となる。 これらのデータに基づき、本発明は、ポリブタ
ジエン系2液混合硬化型液状高分子材料からなる
防食材を、ケーブル外被の注入口直前で連続混合
しつつ、ケーブル本体と外被との間の空隙部に注
入速度毎分1m乃至4mで注入するようにしたも
のであり、次に、第5図乃至第8図によつて本発
明工法の実施例を説明する。 第5図および第6図において、橋梁用ケーブル
1のケーブル本体2は例えば鋼線束により形成さ
れ、外被3はポリエチレン管等でケーブル本体2
より大きな内径寸法に形成されて、現地で予め所
定形状に架設される。10は防食材4として用い
るポリブタジエン系2液混合硬化型液状高分子材
料を連続的に混合して注入する注入機であつて、
上記高分子材料の2液4a,4bを予め収容して
おくタンク11,11′と、それぞれモータ12,
12′により駆動されるポンプ13,13′と、2
液混合部14、静混合機15、圧力計16,1
7、バルブ18およびホース19を備えている。
そして、上記2液4a,4bが、ポンプ13,1
3′により各タンク11,11′から2液混合部1
4を経て静混合機15に送られ、少量ずつ連続的
に混合されつつ、バルブ18およびホース19を
介し、前記ケーブル1の外被3の下部に設けられ
た注入口5から外被3とケーブル本体2との間の
空隙部6に注入圧送される。この場合に、注入速
度が1〜4m/minとなるように設定されてい
る。 なお、上記工法によると一度で充分長い区間に
わたつて前記防食材4を注入することができる
が、とくに長尺の橋梁用ケーブルに適用する場
合、第6図のように、ケーブル1の外被の複数箇
所に注入口5…を設けるとともに、前記注入機1
0の静混合機15を各注入口5…に近接する位置
に移し替え得るようにしておくことにより、数段
階に分けて注入を行うようにしてもよい。同図に
おいて、7はケーブルソケツト、21は各種作業
のための階段、22はフレーム、23,24は架
台、25は注入機10のホース19のホースリー
ルである。 第7図および第8図は上記工法によつて得られ
る橋梁用ケーブル1の基本構造の一例を示し、こ
のケーブル1は、下部に注入口5を有し上部に排
出口8を有する外被3と、鋼線束からなるケーブ
ル本体2との間に、上記工法によつて一度の注入
で前記防食材4を注入したものであ。ここで、上
記基本構造を有する2本の供試体を作製した場合
の実施例結果を次に示しておく。 2本の供試体はそれぞれ、ケーブル本体2とし
て外径7mmの亜鉛めつき鋼素線を多数本束ねたも
のを使用し、外被3として内径128mmのポリエチ
レン管を用い、ケーブル全長を68m、最大注入長
を53m、ケーブル傾斜角を45゜としており、他の
条件は次の表の通りである。
空隙部に防食材を注入する工法に関するものであ
る。 ワイヤロープや鋼線束を用いた橋梁用ケーブル
を防食する手段としては、表面塗装、プラスチツ
ク押出し被覆、防食テープの巻き付け、あるい
は、ケーブル本体と鋼管またはプラスチツク管か
らなる外被との間に防食材を注入する工法等があ
る。これらのうち、ケーブル本体と外被との間に
防食材を注入する工法は、ケーブル素線間まで充
填材が満たされてすぐれた防食性が得られるた
め、広く普及している。 従来の一般に行われているこの種工法は、防食
材として安価で注入性等にすぐれたセメントペー
ストを用い、現地でケーブル本体および外被を架
設した後、最下端からセメントペーストを注入
し、時間経過により硬化させていた。しかし、セ
メントペーストを用いると、ケーブル本体に亜鉛
めつき鋼線が用いられている場合は亜鉛とセメン
ト中の水酸化カルシウムとが反応し、亜鉛が溶解
するとともに水素ガスが発生する。この反応によ
る鋼線への影響および亜鉛めつきの有効性につい
ては評価が分れており明確な結論は出されていな
いが、亜鉛めつきに対し反応を起こさない防食材
が好ましい。また、セメントペーストは硬化後に
柔軟性が無く、ケーブル本体の曲げや伸びに対す
る追従性に乏しいため、鉄道車輛等が通過する大
形橋梁においては、ケーブルにかかる変動荷重が
大きいので、注入する防食材として硬化後も適度
の可撓性を有するものが望ましい。 また、最近、実開昭55−144714号公報にみられ
るように、硬化後も適度の可撓性を有する高分子
材料からなる防食材をケーブル本体と外被との間
に充填したケーブルが提案されている。しかし、
防食材に上記のような高分子材料を用いて現地で
架設された長尺ケーブルに注入しようとする場
合、次に列挙するような問題点があり、このた
め、現地注入施工に実用化されるには至つていな
かつた。 一般に2液混合硬化性の高分子材料は、2液
混合後の粘度上昇がセメントペーストに比べて
早急であるため、注入時間に制限を受ける。 セメントペーストでは通常30〜200を容器
内で混合した後注入するが、2液混合硬化性の
高分子材料は一般に2液混合後の反応熱が大き
いため、30以上も一度に混合すると反応熱に
より温度が上昇し、これに起因して反応がさら
に促進され硬化が早くなるとともに、ケーブル
外被がプラスチツクのような温度感受性の高い
ものではその強度低下により注入圧力に耐えら
れなくなる。 注入により生じる圧力は注入速度および注入
材の粘度に応じて大きくなり、また高分子材料
では温度や時間経過に伴う粘度変化が大きいた
め、とくに防食材の注入を一度で長い区間実施
しようとする場合の注入条件の設定が難しい。 本発明はこれらの事情に鑑み、ケーブル本体と
外被との間の空隙部に充填する防食材として、時
間硬化性で且つ硬化後にも適度の可撓性を有する
高分子材料を用いることにより、前述のセメント
ペーストを用いた場合の欠点を解消し、しかも、
この防食ケーブルを現地で架設された橋梁用長尺
ケーブルに最適条件で注入することのできる工法
を提供するものである。 以下、本発明を図に基づいて具体的に説明す
る。 先ず、第1図乃至第4図により、前述せる従来
の問題点および本発明の特徴を明らかにするため
のデータを示す。 第1図のグラフは一般的な2液混合硬化性高分
子材料の2液混合後の時間経過に伴う粘度変化
を、セメントペーストと比較して示したもので、
曲線Aは上記高分子材料、曲線Bはセメントペー
ストの各粘度変化を表わし、P0は注入可能な最
高粘度を表わす。このグラフから明らかなよう
に、上記高分子材料の2液混合後の粘度上昇は指
数関数的であり、注入可能な最高粘度P0に達す
るまでの時間がセメントペーストと比べて短い。 第2図のグラフは、本発明で防食材として用い
る高分子材料の2液混合後の時間経過と粘度上昇
の関係を、各種温度条件(5℃、25℃、40℃)ご
とに調べた実験結果を示している。また、第3図
のグラフは、この材料を200mlのビーカー内で混
合した場合の反応熱による温度上昇を示してい
る。上記高分子材料には、時間硬化性で且つ硬化
後にも適度の可撓性および電気絶縁性を有し、さ
らに長期耐久性、反応硬化特性、取扱い性、接触
する他の材料および人体への影響等についてもす
ぐれた性質を有するポリブタジエン系2液混合硬
化型液状高分子材料が用いられ、上記各実験例で
はポリブタジエン系ポリウレタンを採用した。 第3図のグラフに示されるように、上記高分子
材料を大量に一度に混合することは反応熱により
温度が増大し、前述のように注入に悪影響を及ぼ
す。従つて、少量を連続して混合することが必要
である。また、第2図に示すように、この材料の
初期粘度は2000cps以下であるが、1時間後には
5000cpsに達し、実際上注入は不可能となる。従
つて、注入時間を短縮するように注入速度を速く
することが考えられるが、こうすると注入速度に
比例して液体の摩擦損失により注入圧力が増大
し、また注入速度が速すぎると空気を巻き込んで
気泡を生じる等の問題がある。 注入圧力に及ぼす防食材の粘度および注入速度
の影響は次式で表わされる。 P=K・μvl/m2+h/10 ただし、P:注入圧力、K:ケーブルの空隙形
状による係数、μ:注入材料の粘度、v:注入速
度、l:注入長さ、m:平均流体深さ、h:注入
高さ、である。 この式と第1図および第2図に示す時間的粘度
変化とに基づき、一定のケーブル長さにおいてケ
ーブル本体と外被との間に注入を行う場合の注入
圧力と注入速度との関係を調べると、第4図のグ
ラフに示すようになる。つまり、注入速度が1
m/min以下では注入圧力が急激に高くなり、注
入速度が速すぎても注入圧力が増大するため、1
〜4m/min程度の注入速度が適正範囲となる。 これらのデータに基づき、本発明は、ポリブタ
ジエン系2液混合硬化型液状高分子材料からなる
防食材を、ケーブル外被の注入口直前で連続混合
しつつ、ケーブル本体と外被との間の空隙部に注
入速度毎分1m乃至4mで注入するようにしたも
のであり、次に、第5図乃至第8図によつて本発
明工法の実施例を説明する。 第5図および第6図において、橋梁用ケーブル
1のケーブル本体2は例えば鋼線束により形成さ
れ、外被3はポリエチレン管等でケーブル本体2
より大きな内径寸法に形成されて、現地で予め所
定形状に架設される。10は防食材4として用い
るポリブタジエン系2液混合硬化型液状高分子材
料を連続的に混合して注入する注入機であつて、
上記高分子材料の2液4a,4bを予め収容して
おくタンク11,11′と、それぞれモータ12,
12′により駆動されるポンプ13,13′と、2
液混合部14、静混合機15、圧力計16,1
7、バルブ18およびホース19を備えている。
そして、上記2液4a,4bが、ポンプ13,1
3′により各タンク11,11′から2液混合部1
4を経て静混合機15に送られ、少量ずつ連続的
に混合されつつ、バルブ18およびホース19を
介し、前記ケーブル1の外被3の下部に設けられ
た注入口5から外被3とケーブル本体2との間の
空隙部6に注入圧送される。この場合に、注入速
度が1〜4m/minとなるように設定されてい
る。 なお、上記工法によると一度で充分長い区間に
わたつて前記防食材4を注入することができる
が、とくに長尺の橋梁用ケーブルに適用する場
合、第6図のように、ケーブル1の外被の複数箇
所に注入口5…を設けるとともに、前記注入機1
0の静混合機15を各注入口5…に近接する位置
に移し替え得るようにしておくことにより、数段
階に分けて注入を行うようにしてもよい。同図に
おいて、7はケーブルソケツト、21は各種作業
のための階段、22はフレーム、23,24は架
台、25は注入機10のホース19のホースリー
ルである。 第7図および第8図は上記工法によつて得られ
る橋梁用ケーブル1の基本構造の一例を示し、こ
のケーブル1は、下部に注入口5を有し上部に排
出口8を有する外被3と、鋼線束からなるケーブ
ル本体2との間に、上記工法によつて一度の注入
で前記防食材4を注入したものであ。ここで、上
記基本構造を有する2本の供試体を作製した場合
の実施例結果を次に示しておく。 2本の供試体はそれぞれ、ケーブル本体2とし
て外径7mmの亜鉛めつき鋼素線を多数本束ねたも
のを使用し、外被3として内径128mmのポリエチ
レン管を用い、ケーブル全長を68m、最大注入長
を53m、ケーブル傾斜角を45゜としており、他の
条件は次の表の通りである。
【表】
この条件でポリブタジエン系2液混合硬化型液
状高分子材料からなる防食材4を注入してから、
自然放置により硬化させた後、各供試体をそれぞ
れ多数本に切断し、外被3を剥し素線を一本づつ
に解体して防食材浸透状況を調査した。その結
果、ケーブル全長にわたり、外被3とケーブル本
体2との間の空隙ならびに各素線間の全間隙にも
防食材4が充満されていることを確認した。また
このほかに、注入速度が遅い方が防食材中に混入
して残留する気泡の量が少なくなること、およ
び、防食材4の反応熱による温度上昇は、2液混
合後ただちに連続注入することによつて充分小さ
くすることができ、最大40℃程度に抑制すること
ができることも、実験的に確認した。 以上のように、本発明は、ケーブル本体と外被
との間の空隙部に注入する防食材として、硬化後
にも適度の可撓性と電気絶縁性を有するポリブタ
ジエン系2液混合硬化型液状高分子材料を用いて
いる。このため、ケーブルの曲げや伸びに充分追
従することができて、大きな変動荷重を受ける橋
梁にも適合し、また、ケーブル本体に亜鉛めつき
鋼線が使用される場合でも亜鉛との反応が防止さ
れ、高い電気絶縁性を有するので腐食防止効果に
すぐれる。さらに、上記材料は鋼線との密着性お
よび浸透性に富むので、水の浸入防止作用にもす
ぐれる。しかも、上記材料をケーブル外被の注入
口直前で連続混合しつつ毎分1m乃至4mの注入
速度で注入することにより、上記材料の硬化反応
熱による温度上昇および注入圧力の増大を充分に
抑制することができ、防食材への気泡混入量も少
なくすることができ、このため、長尺の橋梁用ケ
ーブルにおいて、従来では困難とされていたこの
種液状高分子材料の現地注入を可能にするもので
ある。
状高分子材料からなる防食材4を注入してから、
自然放置により硬化させた後、各供試体をそれぞ
れ多数本に切断し、外被3を剥し素線を一本づつ
に解体して防食材浸透状況を調査した。その結
果、ケーブル全長にわたり、外被3とケーブル本
体2との間の空隙ならびに各素線間の全間隙にも
防食材4が充満されていることを確認した。また
このほかに、注入速度が遅い方が防食材中に混入
して残留する気泡の量が少なくなること、およ
び、防食材4の反応熱による温度上昇は、2液混
合後ただちに連続注入することによつて充分小さ
くすることができ、最大40℃程度に抑制すること
ができることも、実験的に確認した。 以上のように、本発明は、ケーブル本体と外被
との間の空隙部に注入する防食材として、硬化後
にも適度の可撓性と電気絶縁性を有するポリブタ
ジエン系2液混合硬化型液状高分子材料を用いて
いる。このため、ケーブルの曲げや伸びに充分追
従することができて、大きな変動荷重を受ける橋
梁にも適合し、また、ケーブル本体に亜鉛めつき
鋼線が使用される場合でも亜鉛との反応が防止さ
れ、高い電気絶縁性を有するので腐食防止効果に
すぐれる。さらに、上記材料は鋼線との密着性お
よび浸透性に富むので、水の浸入防止作用にもす
ぐれる。しかも、上記材料をケーブル外被の注入
口直前で連続混合しつつ毎分1m乃至4mの注入
速度で注入することにより、上記材料の硬化反応
熱による温度上昇および注入圧力の増大を充分に
抑制することができ、防食材への気泡混入量も少
なくすることができ、このため、長尺の橋梁用ケ
ーブルにおいて、従来では困難とされていたこの
種液状高分子材料の現地注入を可能にするもので
ある。
第1図は2液混合硬化型高分子材料およびセメ
ントペーストの混合後の粘度変化を比較して示す
グラフ、第2図は高分子材料の混合後の粘度変化
を温度別に示すグラフ、第3図は高分子材料の反
応熱による温度上昇を示すグラフ、第4図は高分
子材料の注入速度と注入圧力の関係を温度別に示
すグラフ、第5図は本発明工法に用いる注入機の
一例を示す概略図、第6図は全体設備の概略図、
第7図は本発明工法によつて得られる橋梁用ケー
ブルの基本構造図、第8図は第7図の−線に
沿つた拡大断面図である。 1……橋梁用ケーブル、2……ケーブル本体、
3……外被、4……ポリブタジエン系2液混合硬
化型液状高分子材料からなる防食材、10……注
入機。
ントペーストの混合後の粘度変化を比較して示す
グラフ、第2図は高分子材料の混合後の粘度変化
を温度別に示すグラフ、第3図は高分子材料の反
応熱による温度上昇を示すグラフ、第4図は高分
子材料の注入速度と注入圧力の関係を温度別に示
すグラフ、第5図は本発明工法に用いる注入機の
一例を示す概略図、第6図は全体設備の概略図、
第7図は本発明工法によつて得られる橋梁用ケー
ブルの基本構造図、第8図は第7図の−線に
沿つた拡大断面図である。 1……橋梁用ケーブル、2……ケーブル本体、
3……外被、4……ポリブタジエン系2液混合硬
化型液状高分子材料からなる防食材、10……注
入機。
Claims (1)
- 1 ケーブル本体に該本体の外径より大きい内径
寸法をもつた外被をかぶせ、この両者間の空隙部
に防食材を充填する橋梁用ケーブルの防食工法に
おいて、防食材として時間硬化性で且つ硬化後に
も適度の可撓性と電気絶縁性を有するポリブタジ
エン系2液混合硬化型液状高分子材料を使用し、
該防食材をケーブル外被の注入口直前で連続混合
しつつ、注入速度毎分1m乃至4mで注入するこ
とを特徴とする橋梁用ケーブルの防食工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2644083A JPS59154206A (ja) | 1983-02-19 | 1983-02-19 | 橋梁用ケ−ブルの防食工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2644083A JPS59154206A (ja) | 1983-02-19 | 1983-02-19 | 橋梁用ケ−ブルの防食工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59154206A JPS59154206A (ja) | 1984-09-03 |
| JPH02486B2 true JPH02486B2 (ja) | 1990-01-08 |
Family
ID=12193563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2644083A Granted JPS59154206A (ja) | 1983-02-19 | 1983-02-19 | 橋梁用ケ−ブルの防食工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59154206A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5826570B2 (ja) * | 2010-11-12 | 2015-12-02 | 三井住友建設株式会社 | 既設橋梁の保護管補修方法およびその方法に使用される型枠材 |
-
1983
- 1983-02-19 JP JP2644083A patent/JPS59154206A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59154206A (ja) | 1984-09-03 |
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