JPH0248083A - 多層被膜の形成方法 - Google Patents

多層被膜の形成方法

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JPH0248083A
JPH0248083A JP19931788A JP19931788A JPH0248083A JP H0248083 A JPH0248083 A JP H0248083A JP 19931788 A JP19931788 A JP 19931788A JP 19931788 A JP19931788 A JP 19931788A JP H0248083 A JPH0248083 A JP H0248083A
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Japan
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coating
coating film
weight
film
coating composition
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JP19931788A
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Kazuhiko Hotta
堀田 一彦
Koichiro Kido
木戸 厚一路
Shogo Yamamoto
山本 庄吾
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車用等の長期の耐候性及び美粧性に優れ、
且つノンサンディング付着性に優れた塗膜を提供する多
層被膜の形成方法に関する。
〔従来の技術〕
自動車に代表される金属及びプラスチック等に使用され
る塗料は耐候性、美粧性、耐チンピンク性等に対する要
求が年々厳しくなっている。
そのため、これらの基材には下塗り、中塗り、上塗り等
の積層被膜が形成されるが、各々の被膜に要求される性
能も異なっており、化学的、物理的に異質な塗膜の積層
であるため、互いの層間の付着性が不十分であったり、
経時的な塗膜の劣化により層間でハガレを生じることが
ある。
又、上塗り後袖修塗装する場合にも一旦乾燥、硬化した
塗膜との付着性が十分でなく、ドラフルの原因となる。
更に美粧性に関しても、近年ニューファッション化の要
請が強くなっており、多色系塗膜の形成による高美粧化
が試みられるようになったが、塗膜間の付着不良が大き
な問題となっている。
これらの付着不良を改善する方法として、乾燥あるいは
硬化した塗膜を多大な時間と労力をかけてサンディング
した後に塗装を行ったり、一部の性能を犠牲にしている
のが現状であり、ノンサンディング付着性の良好な被覆
用組成物による多層被膜の形成方法に対する要請は極め
て太きい。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は従来の欠点を解消し、ノンザンテイング方式に
より工程の短縮化を図9、省力化、低コスト化に寄与す
るとともに、長期の耐久性及び美粧性等に優れた塗膜を
得るための多層被膜の形成方法を提供することにある。
し課題を解決するための手段〕 本発明の要旨とするところは、基材上に下記被覆用組成
物を塗装した後、乾燥又は硬化して得られた塗膜(I)
上に、該塗膜CI)の全面又は部分的にトップコート塗
膜を積層してなる少なくとも2層から成る多層被膜の形
成方法にある。
(被覆用組成物) (A)下記単量体混合物からなるアクリル系共重合体 
40〜95重量% 及び (B)硬化剤 5〜60.mi% (但し(A) +(
B)の合計は100N量%である。) を主成分とする被覆用組成物。
しアクリル系共重合体(A)を構成する単量体混合物組
成物〕 (1)一般式(I) で表わされる水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル 
     1〜50重量%(2)α、β−モノエチレン
性不飽和カルボン酸0.2〜toiH1% (3)共1合可能な他の単量体 40〜98,8ii% からなり、かつ水酸基含有単量体の総計が60重量%以
下である単量体混合物。
本発明で用いられるアクリル系共重合体(A)中の一般
式(I)で示される水酸基含有(メタ)アクリル酸エス
テルは、具体的には2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト又は2−ヒドロキシエチルアクリレートとε−カプロ
ラクトン又はγ−ブチロラクトン等との付加反応体であ
り、更に具体的には2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トへのε−カプロラクトンの1モル付加物、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレートへの6力ブ日ラクトンの2モ
ル付加物、2−ヒドロキシエチルメタクリレートへのε
−カプロラクトンの3モル付加物、又は2−ヒドロキシ
エチルアクリレートへのε−カプロラクトン1モル付加
物、2−ヒドロキシエチルアクリレートへのε−カフロ
ラクトン2モル付加物、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ートへのε−カプロラクトン3モル付加物等が挙げられ
る。又、これらの付加物は公知の付加反応を利用して得
られるものである。また、具体的な商品名としては、例
えばダイセル化学(株)製のプラクセルFMI、プラク
セルFM2、プラクセルFM3、プラクセ#FM4. 
プラクセルF’M 5.プラクセルFM6、プラクセル
FAI、プラクセルFA2、プラクセルFA3、プラク
セルFA4、プラクセルFA5、プラクセルFA6等、
ユニオンカバイド社のトーン間100等が挙げられる。
該モノマーは金属並びにポリエチレン、ポリプロピレン
等の密着性の低い樹脂等の基材、及びアクリル系共重合
体(A)を主成分とする被覆用組成物を塗装後、乾燥あ
るいは硬化して得られる塗膜上に塗装されるトップコー
ト塗膜に対する付着性向上に著しい効果を発揮する成分
であり、又、同被覆用組成物がアミン樹脂、インシアネ
ートプレポリマーの硬化剤を含有する場合において架橋
反応に寄与する成分でもある。
一般式(I)で示される水酸基含有(メタ)アクリル酸
エステルの使用量はアクリル系共重合体中の1〜50f
ii%の範囲であり、1重量%未満では基材及びトップ
コート塗膜との付着性が十分ではなく、又、50重量%
を超えると塗膜の粘度が高(なり、塗膜の耐水性が低下
し、好ましくない。より好ましい使用量は5〜35重量
%である。
本発明で用いられるα、β−モノエチレン性不飽和カル
ボン酸は、顔料との親和性の向上、トップコート塗膜の
付着性向上に効果があるとともに被覆用組成物が硬化剤
を含む場合には、架橋反応の触媒として重要な役割を果
す。α、β−モノエチレン性不飽和カルボン酸は少な(
とも1個のカルボキシル基を有する1合性単量体であり
、具体的にはアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
マレイン酸、フマール酸及びイタコン酸、マレイン酸、
フマール酸等のアルコル(例えばメタノール、エタノー
ル、ブタノール等)変性モノアルキルエステル等が挙げ
られる。これらのα、β−モノエチレン性不飽和カルボ
ン酸の使用量はアクリル系共重合体(A)中に0.2〜
10uf1%含まれることが必要である。
0.2!i:%未満では上述の効果が不十分であり、又
、10m1%を超えると共1合体の粘度が高(なり、耐
水性も低下し、好ましくない。より好ましい範囲は硬化
剤としてアミン樹脂を用いる場合には0.5〜5重量%
であり、イソシアネートプレポリマーを用いる場合には
0.2〜5重量%である。共1合可能な他の単量体とし
てはメチルメタクリレート、メチルアクリレート、エテ
ルメタクリレート、エテルアクリレート、n−プロピル
メタクリレート、n−プロピルアクリレート、ロープチ
ルメタクリレート、n −ブチルアクリレート、l−プ
チルメタクリレト、l−ブナルアクリレート、t−メチ
ルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、ラウリル
メタクリレート、ラウリルアクリレート、シクロヘキシ
ルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ベン
ジルメタクリレート、ベンジルアクリレート、フェネチ
ルメタクリレート、フェネチルアクリレート、フェニル
メタクリレト、フェニルアクリレート等のメタクリル酸
及びアクリル酸エステル類;スチレン、α−メチルスチ
レン、ビニルトルエン等)芳香族ビニル単量体;アクリ
ロニトリル、メタクリレートリル等の重合性不飽和ニト
リル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエ
ステル類が挙げもれる。これらの非官能性単量体は本発
明の主たる用途である自動車用箪料の品質性能、例えば
耐候性、美粧性、耐薬品性、耐水性、物理性能等、目的
に応じた各種要求性能を考慮して適宜選択することがで
きる。さらに上記以外の他の共重合可能な単量体として
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート
、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒドロキ
シプロビルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルア
クリレート等のヒドロキシアクリル(メタ)アクリレー
ト類又は「カージュラEl (シェル化学社製合成脂肪
酸のグリシジルエステル)に代表されるモノエポキシ(
1物とメタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、マレイ
ン酸、フマール酸とのエステル化15t 俗物、1合性
不飽和基を有する低分子量のポリエステル樹脂等の水酸
基含有単量体;N−メトキシメチル(メタ)アクリルア
ミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N
−ブトキシメ夕ノ チル(メタ)アクリルアミド等のN−アルコキシ置換ア
ミド類;グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリ
レート、メタリルグリシジルエーテル、アリルグリシジ
ルエーテル等のエポキシ基含有単量体;ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリル酸、ジエチルアミンエチル(メ
タ)アクリル酸等の塩基性単量体等の官能基を有する単
量体も必要に応じて使用することができる。
又、本発明においては、アクリル系1合体(A)を構成
する単量体混合物のうちの水酸基含有単量体の総計が6
0重景%以下である必要があり、60g1%を超えると
樹脂の粘度が高くなり、塗膜の耐水性等も低下し、好ま
しくない。
本発明におけるアクリル系共重合体(A)を構成する単
量体混合物の好ましい組成の一例として、v下の組成が
誉げられる。
1)一般式(I) で表わされる水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル 
     1〜somi%2)α、β−モノエチレン性
不飽和カルボン酸0、2〜10重量% 3)炭素数1〜20のアルキル基を有する(メタ)アク
リル酸アルキルエステル 15〜98.8重量% 4)スチレン      0〜40重量%5)炭素数1
〜8のアルキル基を有する水酸基含有(メタ)アクリル
酸アルキルエステル                
0〜39N量%からなり、かつ水酸基含有単量体の総計
が60]IEi%以下である単量体混合物。
本発明におけるアクリル系共重合体(A)の1合方法と
しては、溶液1合法、塊状重合法、乳化1合法等の公知
の何れの1合法でもよいが、とりわけ溶液1合法が好ま
しい。溶液1合法による場合、有機溶剤及び1合開始剤
の存在下で前記単量体混合物を共1合させる。使用する
有機溶剤はイソプロパツール、n−ブクノール、トルエ
ン、キシレン等の通常用いられる有機溶剤でよく、また
1合開始剤もアゾビスイソブチロニトリル、過酸化ベン
ゾイル、クメンヒドロパーオキシド等の通常用いられる
1合開始剤でよい。又、必要に応じて2−メルカプトエ
タノール、n−オクチルメルカプタン等の連鎖移動剤を
使用することができる。
本発明に用いられる被覆用組成物には、塗料化に際し、
本発明の性能を損わない範囲で公知の下記成分を含有す
ることができる。すなわちアルキッド樹脂、ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、繊維系樹脂等のアクリル系以外
の樹脂、各種顔料類、表面調整剤、紫外線吸収剤の如き
各種添加剤等が挙げられる。又、本発明の被覆用組成物
には塗装に際し、用途に応じた適当な有機溶剤を添加す
ることにより、塗装可能な粘度に希釈して塗膜を形成さ
せることができる。
又、本発明に用いられる硬化剤(B)としてはアミン樹
脂、インシアネートプレポリマー等で代表される公知の
硬化剤が挙げられ、被覆用組成物中に5〜60重量%の
範囲で用いられ、高度の耐候性、美粧性等を有する塗膜
を得ることが可能となる。
この場合、硬化剤が5ii%未満であると硬度、耐溶剤
性が低下し、60.li量%を超えると塗膜の耐水性及
び本発明の特徴である付着性を損い、好ましくない。
アミン樹脂の具体例としては、アミノトリアジン、尿素
、ジシアンジアミド、N、N−エチレン尿素のメチロー
ル化物をシクロヘキサノール又は炭素数1〜6個のアル
カノ一ルでアルキルエーテル化したものであり、特にア
ミノトリアジンより得られたもの、例えばメチルエーテ
ル化メラミン樹脂、ブチルエーテル化メラミン樹脂等が
好適である。
又、アミン樹脂を硬化剤として使用する場合には、本発
明に用いられる被覆用組成物に、バラドルエンスルホン
酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン
酸、又、それらのアミン中和物等で代表される外部触媒
を添加することができる。具体的な商品名としては、K
ING社gのネイキュア155.ネイキュア3525、
ネイキュア5225.ネイキュア4054等、三井東圧
化学(株)製のキャタリスト6000等が挙げられる。
又、これら外部触媒の使用量としては、アクリル系共重
合体(A)と硬化剤(B)の総量に対し、通常0.2〜
10重量%、好ましくは1〜sTL量%の範囲である。
硬化剤とし1イソシアネートプレポリマーを用いる場合
には、アクリル系共重合体(A)中に存在するOH基の
モル数(X)とイソシアネートプレポリマー中のNCO
基のモル数(Y)の比X/Yが1 / 1.5以上とな
る範囲で用いることにより、より高度の耐候性、美粧性
等を有する塗膜を得ることが可能となる。
すなわち、イソシアネートプレポリマーは1分子中に遊
離又はブロックされたイソシアネート基を2個以上含有
する化合物であり、具体的にはテトラメチレンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチ
ルヘキサンジイソシアネート等の脂肪族インシアネート
類、イソホロンジイソシアネート、4,4′−メチレン
ビス(シクロヘキシルイソシアネート)等の脂環族ジイ
ンシアネート類、キシリレンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネート等の芳香族系ジイソシアネート類、
その他インシアネートへのエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロ
ールプロパン等の多価アルコール付加物やインシアネー
ト基と反応する官能基を有する低分子量のポリエステル
樹脂又は水等の付加物又はビユレット体、ジイソシアネ
ート同志の重合体、更にこれらと低級1価アルコールや
メチルエチルケトンメキシム等の公知のブロック化剤で
インシアネート基をブロックしたもの等が挙げられる。
インシアネートプレポリマーの使用量がX/Y=1/1
.5(モル比)未満になると物理性能及び化学性能が低
下すると同時に、本発明の付着性も損い好ましくない。
上述した被覆用組成物を基材上に塗装し、常温又は加熱
することにより塗膜(I)を形成し、次いでサンディン
グ処理を行なわずに直接、該塗膜(I)の上に、図1に
例示するように、全面又は部分的にトップコート塗膜を
積層することにより優れた種々の特性を有する多層被膜
を形成することができる。
本発明に用いられる基材としては、樹脂、金属等が用い
られ、特に限定されるものではない。
又、基材として図2〜7に示すように、その表面に1層
以上の塗膜を有するものも使用することができる。
塗膜(I)の上にはトップコート塗膜が塗布されるが、
該トップコート塗膜は1層又は2層以上の多層被膜のい
ずれでもよい。更に本発明に用いられる被覆用組成物は
、このトップコート塗膜用としても使用することができ
(図3.4)、例えば補修塗装又は厚膜化等のための重
ね塗り等を行う際にノンサンディング塗装を行うことが
でき効果的である。
又、本発明におい又は、例えは図5〜7に示すようにツ
ートンカラーを始めとする、2層以上の塗膜をそれぞれ
異なった着色塗膜とした多色系多層被膜を得る際に、ノ
ンサンディング塗装ができ、極めて美粧性に優れた塗膜
を得ることができる。例えば基材上に本発明の被覆用組
成物を塗装後、乾燥又は硬化して得られた塗膜(I)を
部分的にマスキングテープ等でマスキングし、次いで色
相の異なる本発明の被覆用組成物を塗装後、乾燥又は硬
化した後にマスキングテープな剥離するとツートンカラ
ー等の多色系多層被膜が得られる。
以上述べたように本発明の多層被膜の形成方法の提供に
より、従来困難とされていた多層被膜の形成がノンサン
ディングで実施可能となり太幅な工程の合理化と低コス
ト化に寄与するとともに、種々の用途の塗膜の高性能化
を図ることができる。
(]8) 以下本発明を実施例で具体的に脱明する。尚実施例中部
は重量部を示す。
実施例1〜4、比較例1,2 リン酸亜鉛処理された鋼板上に自動車用カチオン糸電着
塗料を塗装した後、180’CX30分焼付け、次いで
表−1のアクリル系共重合体B−1〜B−4、c−1〜
C−3を用いた表=2記載の熱硬化型中塗り塗料P−1
〜P−7を塗装後、160℃×30分焼付し、塗膜1を
得た。該塗膜上に表−3記載の1コート1ベークまたは
2コート1ベーク系上塗り塗料を塗装後140℃×30
分焼付けし、塗膜2を積層′1″ることにより多層被膜
を形成した。該多層被膜の塗膜1と塗膜2の付着性は実
施例の場合が良好であるのに対し、比較例ではけがれを
生じた。
又、塗膜性能も実施例の場合は良好であった。
実施例5,6,7、比較例3 リン酸亜鉛処理された鋼板上に自動車用カナオン系電着
塗料を塗装した後、180″CX30分焼伺け、次いで
アルキッド樹脂及びアミン樹脂から成る中塗り用塗料を
塗装し、160℃×30分焼付けた。該塗膜をサンディ
ング水研乾燥後、表−4のアクリル系共重合体B−5〜
B8を用いた表−5記載の熱硬化性塗料P−8〜P−1
3を表−6に示す組み台上゛で虐シ装し、塗膜1又は塗
膜1及び塗膜2より構成されろ色1循妓を実施した。
次いでザンデイングを施さずに♀く一6記載の塗料の組
4合七で色2塗装を行った。表−6の結果から明らかな
ように色1号膜と色2彫膜の付着性は良好であった。こ
れに対し比較例3は色1揄膜と色2塗膜との付着性は極
めて悪かった。
実施例8〜17 リン酸亜鉛処理された鋼板上に自動・車用カチオン系電
着診狛を塗装した後、180″CX30分焼付け、次い
で更にアルキッドメラミン系から成る中部り用塗料を塗
装し、160℃×30分焼付けた。該塗膜をザンデイン
グ水研乾燥後表−7記載のアクリル系共重合体を用いた
表8記載の2コート1ベーク系または1コート1ベーク
系熱硬化性上塗り塗料P−14〜P−22を塗装、焼付
けし、色1塗膜を形成した。これらの塗膜の物理性能及
び化学性能は表−9の如く優秀であり、自動車上塗り塗
膜として適していた。
次いで、該塗膜の半分をテープによりマスキングし、再
度同様の処方により、表−】O記載の色2を形成する2
コート1ベークまたは1コト1べ〜り系熱硬化性上塗り
塗料を塗り東ね焼付けを行った後、マスキングテープを
剥離しメンサンディング型ツートンカラー系多層被膜を
形成した。これらの多層被膜の眉間における付着性は初
期及び促進耐候性試験後いずれの場合も良好であった。
又、外観も美粧性に優れていた。
表 (単位部) *l) *2) *3) *4) ダイセル化学(株)製2−ヒドロキシエチルメククリレ
ートへのε−カプロラクトン1モル付加物 ダイセル化学(株)製2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ートへのε−カプロラクトン2モル付加物 エッソ社製芳香族石油訪導体 25℃におけるガードナー粘度 *1)三井サイアナミド(株)製メチル化メラミン樹脂 *2)KING社製ブロック型酸硬化触媒(有効成分2
5%) *3)三井東圧化学(株)製ブチル化メラミン樹脂 *4)モンサンド社製表面調整剤 *5)万態産業(株)制酸化チタン *6)東洋アルミニウム(株)製アルミニウムペースト *7)7オードカツプ隘4にて25℃で測定*1) *2) *3) *4) *5) *6) *7) 基材上にP−1〜P−4を塗布→160℃×30分焼付
→その上にP−5,P 6を塗布→140℃×30分焼付。鼓膜+7) 1 c
mのマス目に1 mm幅のコバン目ヲ形成後セロテープ
剥離試験実施。
三菱鉛*(株)製三菱ユニを使用。
8石ゴールドガソリン中に20℃×24H浸漬後外観を
判定。
10%硫酸水溶液をスポットし、20°C×24H後に
水洗し、外観を判定。
50°C×3日浸漬後外観判定。
サンシャインウエザオメーター(スガ試験機(株)製)
に1000 Hr 暴鼻後評価。
*1)と同様のゴバン目剥離試験。
*1) 2−ヒドロキシエチルメタクリレ ラクトン3モル付加物 トへのε−カグロ *2) 25℃におけるガードナ 粘度 *1)住友バイエル(株)  イソシアネートプレポリ
マ*2)フォードカップ#4 にて測定 *1) *2) ユニオンカーバイド社 2−ヒドロエチルアクリレート
のε−カプロラクトン付加物 25℃におけるガードナー粘度 〔発明の効果〕 前記した通り、本発明の多層被膜の形成方法により、ノ
ンサンディング付着性及び他の性能の優れた塗膜を得る
ことができ、特に自動車ボテイ用塗膜として極めて有用
なものとなり得る。
【図面の簡単な説明】
図1〜7は本発明の方法により得られる多層被膜の一実
施例の断面図を示す。 1・・・基材 2・・・本発明の被覆用組成物からなる塗膜(I)2C
,・・・本発明の被覆用組成物からなる着色塗膜CI) 2′C1・・・本発明の被援用組成物からなる着色トッ
プコート塗膜 3・・・トップコート塗膜 3′・・トップコート塗膜 3C2・・・別色トップコート塗膜 4・・・基制表面に形成された塗膜 4′・・・暴利表面に形成された塗膜 図1は暴利Jの表面に本発明に用し・もれる被覆用組成
物から形成される塗膜2を積層し、さらにトップコート
塗膜3を積層した多層被膜を示す。 図2は基材として、その表面に塗膜4が積層されたもの
を使用した場合の多層被膜を示す。 図3,4は例えば補修塗装や厚膜化塗装等の1ね塗りの
ときに生じる多層被膜の例であり、図3においてはトッ
プコート塗膜として本発明に用いられる被覆用組成物か
らなる塗膜(I)が用いられた場合を示し、又、図4に
おいてはトップコート塗膜が2層(3及び2)からなり
、最上層に本発明に用いられる被覆用組成物が用いられ
た場合を示す。 図5,6はツートンカラー塗装の一例を示すものであり
、図5においては本発明に用いられる被覆用組成物から
なる塗膜(I) (2C1)及びトップコート塗膜(3
Ct )がそれぞれ異なって色で着色されているものを
示′″f。 図7はスリートンカシ−塗装の一例を示し、本発明に用
t・られる板径用組成物からなる塗膜(I) (2CI
)及び本発明に用いられる被覆用組成物からなる塗膜(
2’Cりと他の塗膜(3Ca)からなる2層のトップコ
ート塗膜がそれぞれ3つの異なった色で着色されている
ものを示す。 手 続 補 正 書 1、事件の表示  特願昭63−1993172発明の
名称  多層被膜の形成方法 五補正をする者 事件との関係  特許出願人 東京都中央区京橋二丁目3番19号 (603)三菱レイヨン株式会社 取締役社長  永 井 彌太部 4、代理人 〒104 東京都中央区京橋二丁目3番19号号 自発補正 &補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 2補正の内容

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基材上に下記被覆用組成物を塗装した後、乾燥又は
    硬化して得られた塗膜( I )上に、該塗膜( I )の全
    面又は部分的にトップコート塗膜を積層してなる少なく
    とも2層から成る多層被膜の形成方法。 《被覆用組成物》 (A)下記単量体混合物からなるアクリル系共重合体4
    0〜95重量%及び (B)硬化剤5〜60重量%(但し(A)+(B)の合
    計は100重量%である。) を主成分とする被覆用組成物。 〔アクリル系共重合体(A)を構成する単量体混合物組
    成物〕 (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、R^1は水素原子またはメチル基を示し、mは3
    〜5の整数であり、 nは1〜6の整数である。 で表わされる水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル1
    〜50重量% (2)α,β−モノエチレン性不飽和カルボン酸0.2
    〜10重量% (3)共重合可能な他の単量体40〜98.8重量% からなり、かつ水酸基含有単量体の総計が60重量%以
    下である単量体混合物。
JP19931788A 1988-08-10 1988-08-10 多層被膜の形成方法 Pending JPH0248083A (ja)

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