JPH024802A - 新規多糖類 - Google Patents

新規多糖類

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JPH024802A
JPH024802A JP15559188A JP15559188A JPH024802A JP H024802 A JPH024802 A JP H024802A JP 15559188 A JP15559188 A JP 15559188A JP 15559188 A JP15559188 A JP 15559188A JP H024802 A JPH024802 A JP H024802A
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JP
Japan
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acid
polysaccharide
glucose
mannose
mmol
Prior art date
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Pending
Application number
JP15559188A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobumasa Tanaka
信正 田中
Hajime Fukuda
元 福田
Yasuo Endo
遠藤 靖夫
Katsumi Suzuki
克美 鈴木
Naoyuki Iesato
尚幸 家郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHIDEN KAGAKU KK
Nippon Starch Chemical Co Ltd
Original Assignee
NICHIDEN KAGAKU KK
Nippon Starch Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH024802A publication Critical patent/JPH024802A/ja
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  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規多糖類、さらに詳しくは、アゾトバクタ−
属(Azotobacter)に属する細菌から産生さ
れる新規な多糖類に関する。
本発明の多糖類は各種の分野において、増粘剤、賦型剤
、ゲル化剤、エマルジョン安定剤、捺染用糊剤、サイジ
ング用糊剤、凝集剤として広く利用することができる。
(従来の技術) いくつかの細菌が多糖類を産生ずる事は、広く知られて
おり、キサンタンガムやデキストランが食品分野、工業
分野において使用されている。
また、アゾトバクタ−属に属するいくつかの細菌が多糖
類を産生ずることが知られており、ビイ・エイ・ジェイ
・ボリンおよびジェイ・エフ・ティ・スペンサー(P、
A、J、GorinおよびJ、F、T、5pencer
、Canadian Journal of Chem
istry、 44巻(1966年)、993〜998
頁〕はアゾトバクタ−・ビネランジ−(A、vinel
andii)が部分的にアセチル化されたマンニュロン
酸およびグルロン酸からなる多糖類を産生ずることを報
告している6また。
ジェイ・デイ・ブレイクおよびエフ・シェフレイ(J、
D、BlakeおよびN、Geoffrey、Au5t
ralianJournal of Chemistr
y、23巻(1970年)。
194頁〕はアゾトバクタ−・ビネランジ−がガラクツ
ロン酸ニゲルコース:ラムノース=43:2:1(モル
比)からなる多糖類を産生ずることを報告している。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、従来の多糖類と異なる化学的物理的性質をも
つ新規な多糖類を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の多糖類はアゾトバクタ−属に属する該多糖類産
生菌1例えば、アゾトバクタ−・ビネランジ−IF○ 
12018 (財団法人醗酵研究所(大阪市淀用区)よ
り入手)を好気性条件下、水性培地中、窒素および/ま
たは窒素含有ガスを通気しながら、約25〜30℃で7
2〜120時間培養し、その濾液から、生成した多糖類
を常法に従って沈澱、精製して製造することができる。
該水性培地は必須成分として、少なくとも1種の単糖類
または二v1類物質、例えば、グルコース、庶糖、でん
粉加水分解物を炭素源として約30〜180ミリモル/
Q含有し、さらに、微量成分として約0.1〜2.5ミ
リモル/Qのリン酸塩源、約0.02〜0.06ミリモ
ル/12のモリブデン源、約0.005〜0.02ミリ
モル/Qの鉄源、約O05〜2.0ミリモル/Qのマグ
ネシウム源、約0゜1〜2.5ミリモル/Qのカリウム
源、約2.0〜5.0ミリモル/Qのナトリウム源、約
0.05〜0.20ミリモル/Qのカルシウム源および
約0゜005〜0.02ミリモル/Qの硫酸塩源を含有
する。かかる微量成分の例としては、KH2POいに2
HP O,、MgSO4,NaC1、CaCl2、Na
、MoO4,FeSO4などが挙げられる。ことに、目
的とする多糖類の収率向上の観点から、培地中のリン酸
イオン濃度を0.1〜2.5ミリモル/Q、好ましくは
、0.2〜1.0ミリモル/Q、培地PHを6.0〜8
.2、好ましくは、7.0〜7.7とすることが望まし
い。培地pHは、細菌の培養に対して悪影響を及ぼさな
いような手段で、常法に従って調整できる。例えば、水
酸化ナトリウム溶液のようなアルカリ溶液を培地に間け
つ的に加えることにより調整できる。また、ギ酸、酢酸
、プロピオン酸、安息香酸、酒石酸等の各種有機酸およ
びこれらの塩を培地に添加することにより、多糖類の生
成を促進できる。
(作用) 本発明の多糖類は構成糖、化学的物理的性質において、
公知の多糖類と異なり、つぎの特徴を有する。
(1) 構成糖はグルコース、マンノース、マンニュロ
ン酸およびグルロン酸で、その組成比(モル比)はグル
コース:マンノース:マンニュロン酸:グルロン酸=1
:0.4〜0.7 : 4〜17 : 0゜7〜5.0
である。
(2)アセチル化度約0.1〜1.0でアセチル化され
ており、加水分解物のエーテル抽出物をガスクロマトグ
ラフィーに付して有機酸の分析を行なうと酢酸が検出さ
れる。
(3)3.5−ジニトロサリチル酸法による分子量測定
で、103〜105の分子量を示す。
(4)モーリッシュ反応、フェノール硫酸反応、アンス
ロン硫酸反応の各呈色反応において陽性を示す。
(5)皮膜法により赤外線吸収スペクトルを測定すると
、添付の第1図に示すごとき赤外線吸収スペクトルを示
す。
(6)メタノール、エタノール、アセトン、エーテルな
どの有機溶媒には不溶、水に対しては、酸性で不溶、中
性ないし塩基性で可溶(この水溶液は無色透明である)
である。
(7)5%W/V水溶液の30”Cにおける粘度は、B
M型粘度計、30r、p、+o、にて測定した場合、1
02〜10″cpである。
(実施例) つぎに実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明する
実施例1 本実施例では培地中のリン酸イオン濃度と目的とする多
糖類の収量との関係を調べた。
つぎの第1表に示す各成分を振どうフラスコ中で混合し
、水テl1mし、o、oo5〜5.0ミリモル/Qの範
囲の種々のリン酸イオン濃度を有する種々の水性培地を
調製した。
第1表 せ、乾燥し、秤量して各フラスコにおける多糖類の収量
を測定した。結果を第2表に示す。
第2表 寒天斜面上、30’Cで48時間培養したアゾトバクタ
−・ビネランジ−IFO12018菌体1白金耳を、培
地を入れた各フラスコに接種し、軌道シェーカー上、2
00r、p、m−で振とうしつつ、30℃で96時間培
養した。培養中、I N N a○Hの添加により、培
地PHを7.5に保持した。
培養終了後、各フラスコの培養液を濾取し、各々、イソ
プロパツールで生成した多糖類を沈澱さ第2表の結果か
ら明らかなごとく、培地中のリン酸イオン濃度0.1〜
2.5ミリモル/Q、好ましくは、0.2〜1.0ミリ
モル/Qの範囲で良好な収量を示す。
リン酸イオン濃度0.5ミリモル/Qで得られた多糖類
を、80%硫酸にて室温で18時間放置後水音加えて2
N硫酸で100℃、5時間加水分解して得た糖をペーパ
ークロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィーおよび
カラムクロマトグラフィーに付したところ、そのRf値
および保持時間から、構成糖はグルコース、マンノース
、マンニュロン酸およびグルロン酸であることが確認さ
れ、そのモル比はグルコース:マンノース:マンニュロ
ン酸:グルロン酸=1:0.4ニア:1.7であった。
また、アセチル化度は0.9.3,5−ジニトロサリチ
ル酸法による分子量は、105であった。
同様に、リン酸イオン濃度0.2ミリモル/Qで得られ
た多糖類はグルコース:マンノース:マンニュロン酸:
グルロン酸=1:0.7:16.5:5.0のモル比を
示し、アセチル化度は0.2、分子量は9.5X105
であった。
また、リン酸イオン濃度2.5ミリモル/Qで得られた
多糖類はグルコース:マンノース:マンニュロン酸:グ
ルロン酸=1:0.6:4:0.7のモル比を示し、ア
セチル化度は0.5、分子量は2X10”であった。
実施例2 本実施例では培地PHと目的とする多糖類の収量との関
係を調べた。
実施例1と同様にして、っぎの第3表の成分を振どうフ
ラスコ中で混合し、水でIQとし、INN a OHで
所定のpHに調整し1種々の水性培地を調製した。
第3表 実施例1と同様にして、アゾトバクタ−・ビネランジ−
IFo  12018を96時間培養した。
培養中、培地のPHをI N N a OHの添加によ
って所定の値に保持した。
培養後、同様にして、各フラスコにおける多糖類の収量
を測定した。結果を第4表に示す。
第4表 量を示す。
実施例3 本実施例では各種の有機酸塩の添加と目的とする多糖類
の収量との関係を調べた。
実施例1と同様にして、つぎの第5表の成分を振どうフ
ラスコ中で混合し、水で1Ωとし、種々の有機酸塩を含
有する水溶培地を調製した。なお。
対照として、有機酸塩を添加しない培地も調製した。
この結果から明らかなごとく、培地pH6,0〜8.2
、好ましくは、7.0〜7.7で良好な収実施例1と同
様にして、アゾトバクタ−・ビネランジ−IFo  1
2018を96時間培養した。
培養中、I N N a OHの添加により培地のpH
を7.5に保持した。
培養後、同様にして、各フラスコにおける多糖類の収量
を測定した。結果を第6表に示す。
第6表 実施例3と同様に、有機酸塩として酢酸ナトリウムを用
い、その培地中濃度を種々変えて多糖類の収量測定を行
なった。結果を第7表に示す。
第7表 この結果から明らかなごとく、有機酸塩の添加により、
該多糖類の産生が認められる。
実施例4 本実施例では、有機酸塩の濃度と多糖類の収量との関係
を調べた。
他の有機酸塩も同様な傾向を示し、この結果から、約2
〜25 g / Qの有機酸塩濃度で良好な収量が得ら
れることがわかる。
(効果) 本発明は以上のように構成されており、本発明の多糖類
は、従来の多糖類と化学的物理的性質において異なって
いる。そのため、各種分野において。
従来の多糖類と異なる性質をもつ、 増粘、 ゲ ル化剤として使用できる。
4、
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多糖類の赤外線吸収スペクトルである

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)グルコース、マンノース、マンニュロン酸および
    グルロン酸で構成され、そのモル比がグルコース:マン
    ノース:マンニユロン酸:グルロン酸=1:0.4〜0
    .7:4〜17:0.7〜5.0で、アセチル化度約0
    .1〜1.0でアセチル化され、3,5−ジニトロサリ
    チル酸法による分子量が10^3〜10^5である多糖
    類。
JP15559188A 1988-06-23 1988-06-23 新規多糖類 Pending JPH024802A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08182493A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Agency Of Ind Science & Technol 新規な細菌y−104株

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5794001A (en) * 1980-12-03 1982-06-11 Nichiden Kagaku Kk Novel polysaccharide

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5794001A (en) * 1980-12-03 1982-06-11 Nichiden Kagaku Kk Novel polysaccharide

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