JPH0248003Y2 - - Google Patents
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- JPH0248003Y2 JPH0248003Y2 JP1983033144U JP3314483U JPH0248003Y2 JP H0248003 Y2 JPH0248003 Y2 JP H0248003Y2 JP 1983033144 U JP1983033144 U JP 1983033144U JP 3314483 U JP3314483 U JP 3314483U JP H0248003 Y2 JPH0248003 Y2 JP H0248003Y2
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- aqueous solution
- membrane
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は水又は水溶液中に含まれる気泡、特に
微小な気泡の脱泡装置に関するものである。
微小な気泡の脱泡装置に関するものである。
従来より水又は水溶液中に含まれる微粒子や溶
質成分を濁度計、分光光度計、液体クロマトグラ
フ等によつて分析する手段が存在するが、近年こ
れらの分析機器の進歩は著しく、ppmやppbのオ
ーダーの微粒子や溶質を検出することが可能とな
つてきた。このように分析機器の精度が向上する
と分析すべき水や水溶液中に含まれる微小の気泡
が測定の際にノイズとなり、正確な値が得られな
い。特に濁度計や分光光度計のごとく液体中に光
を照射し、その光の散乱光や吸収を測定するよう
な装置では液体に微小な気泡が存在すると、その
気泡によつて光が散乱され、散乱光が変化した
り、光の透過率が変り、正確な測定値が得られな
い。
質成分を濁度計、分光光度計、液体クロマトグラ
フ等によつて分析する手段が存在するが、近年こ
れらの分析機器の進歩は著しく、ppmやppbのオ
ーダーの微粒子や溶質を検出することが可能とな
つてきた。このように分析機器の精度が向上する
と分析すべき水や水溶液中に含まれる微小の気泡
が測定の際にノイズとなり、正確な値が得られな
い。特に濁度計や分光光度計のごとく液体中に光
を照射し、その光の散乱光や吸収を測定するよう
な装置では液体に微小な気泡が存在すると、その
気泡によつて光が散乱され、散乱光が変化した
り、光の透過率が変り、正確な測定値が得られな
い。
液体中の溶存気体を非多孔質の合成樹脂製管状
容器を介して除去する方法が特開昭57−165007号
公報に開示されているが、このような非多孔質体
を用いた脱気では気体は樹脂中を溶解拡散しなが
らゆつくりと除去されるため管状容器は10〜20ｍ
程度の長いものにならざるをえず、脱気装置の小
型化が図れない点が問題である。
容器を介して除去する方法が特開昭57−165007号
公報に開示されているが、このような非多孔質体
を用いた脱気では気体は樹脂中を溶解拡散しなが
らゆつくりと除去されるため管状容器は10〜20ｍ
程度の長いものにならざるをえず、脱気装置の小
型化が図れない点が問題である。
本考案者は、この欠点を改良すべく検討した結
果効果的な脱泡装置を考案した。即ち本考案は、
水又は水溶液の出入口を有し、該出入口は疎水性
の微多孔質膜で仕切られた空間１に連通し、該液
体の流路以外の空間２は少なくとも１つの脱気口
に連通し、該脱気口が排気装置に連結してなる水
又は水溶液中の気泡の脱泡装置である。
果効果的な脱泡装置を考案した。即ち本考案は、
水又は水溶液の出入口を有し、該出入口は疎水性
の微多孔質膜で仕切られた空間１に連通し、該液
体の流路以外の空間２は少なくとも１つの脱気口
に連通し、該脱気口が排気装置に連結してなる水
又は水溶液中の気泡の脱泡装置である。
以下に本考案について詳細に説明する。
本考案の構成要件の第１は水又は水溶液と疎水
性微多孔質膜の組合せである。本考案で言う水溶
液とは完全に均一な水溶液だけではなくコロイド
粒子や懸濁粒子等が水に分散しているような系も
含む。また疎水性の多孔質膜とは微小な空孔が膜
の表裏に貫通しており、気体透過性の大きい、疎
水性の膜で、おもに合成高分子から形成されるも
のである。このような膜としては数10Åから数μ
の空孔を膜内に多数有するテフロン膜、ポリエチ
レン膜、ポリプロピレン膜等が好ましく用いられ
る。このような膜は一般に数気圧から数十気圧の
圧力をかけないと水は実質的に膜を透過し得な
い。しかしながら気体の透過率が大きいため水又
は水溶液に含まれる気泡は容易に膜を通過するこ
とが出来る。
性微多孔質膜の組合せである。本考案で言う水溶
液とは完全に均一な水溶液だけではなくコロイド
粒子や懸濁粒子等が水に分散しているような系も
含む。また疎水性の多孔質膜とは微小な空孔が膜
の表裏に貫通しており、気体透過性の大きい、疎
水性の膜で、おもに合成高分子から形成されるも
のである。このような膜としては数10Åから数μ
の空孔を膜内に多数有するテフロン膜、ポリエチ
レン膜、ポリプロピレン膜等が好ましく用いられ
る。このような膜は一般に数気圧から数十気圧の
圧力をかけないと水は実質的に膜を透過し得な
い。しかしながら気体の透過率が大きいため水又
は水溶液に含まれる気泡は容易に膜を通過するこ
とが出来る。
本考案の第２の構成要件は膜を介して水又は水
溶液と接した片側の空間を排気装置に連通するこ
とにある。
溶液と接した片側の空間を排気装置に連通するこ
とにある。
以下図面にもとづいて説明する。
図面は疎水性微多孔質膜としてキヤピラリー状
の中空繊維３を多数本容器４の中に収納し、その
両端を接着剤５で固定した脱泡装置である。水又
は水溶液は入口６から容器内に入り、中空繊維の
中空部１を通過し、出口７より出ていく。中空繊
維の外部空間２は脱気口８と連通しており、脱気
口８は排気装置９につながつている。排気装置に
よつて空間２を排気することによつて水又は水溶
液中に含まれる気泡は中空繊維膜３を通過し脱泡
される。一方、中空繊維膜は疎水性であるため水
又は水溶液は膜を通過し得ず、６から入つた水又
は水溶液はほとんど７から流出し、濁度計等の測
定装置へ導かれる。
の中空繊維３を多数本容器４の中に収納し、その
両端を接着剤５で固定した脱泡装置である。水又
は水溶液は入口６から容器内に入り、中空繊維の
中空部１を通過し、出口７より出ていく。中空繊
維の外部空間２は脱気口８と連通しており、脱気
口８は排気装置９につながつている。排気装置に
よつて空間２を排気することによつて水又は水溶
液中に含まれる気泡は中空繊維膜３を通過し脱泡
される。一方、中空繊維膜は疎水性であるため水
又は水溶液は膜を通過し得ず、６から入つた水又
は水溶液はほとんど７から流出し、濁度計等の測
定装置へ導かれる。
９の排気装置としては、排気により水又は水溶
液側１の圧力より外部空間２の圧力が低くなる程
度であればよく、水流ポンプ、真空ポンプ等公知
のものを用いることが出来る。
液側１の圧力より外部空間２の圧力が低くなる程
度であればよく、水流ポンプ、真空ポンプ等公知
のものを用いることが出来る。
この図面では、疎水性膜として中空繊維状のも
のを用いた例であるが、膜の形態としては平膜、
チユーブ膜等いかなるものでも良い。しかしなが
ら空間２との接触面積が大きいこと、さらに微小
な気泡の脱気を考慮すると、液体の流路が狭いこ
とが効果的であることから内径100μ〜1000μ程度
の中空繊維状のものが特に好ましい膜形態であ
る。
のを用いた例であるが、膜の形態としては平膜、
チユーブ膜等いかなるものでも良い。しかしなが
ら空間２との接触面積が大きいこと、さらに微小
な気泡の脱気を考慮すると、液体の流路が狭いこ
とが効果的であることから内径100μ〜1000μ程度
の中空繊維状のものが特に好ましい膜形態であ
る。
本脱泡装置を用いることにより肉眼では観察出
来ないような微小な気泡の脱気が容易にかつ効果
的に達成され、水中又は水溶液中に含まれる微量
の成分の分析が正確に行なえるようになつた。
来ないような微小な気泡の脱気が容易にかつ効果
的に達成され、水中又は水溶液中に含まれる微量
の成分の分析が正確に行なえるようになつた。
図面は本考案の脱泡装置の１例である。
１……水又は水溶液流路、２……１の流路以外
の空間、３……中空繊維膜、４……容器、５……
接着剤、６……水又は水溶液入口、７……水又は
水溶液出口、８……脱気口、９……排気装置。
の空間、３……中空繊維膜、４……容器、５……
接着剤、６……水又は水溶液入口、７……水又は
水溶液出口、８……脱気口、９……排気装置。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 水又は水溶液の出入口を有し、該出入口は疎
水性の微多孔質膜で仕切られた空間１に連通
し、該液体の流路以外の空間２は少なくとも１
つの脱気口に連通しており、該脱気口が排気装
置に連結してなる水又は水溶液中の気泡の脱泡
装置。 (2) 疎水性の微多孔質膜が中空繊維状物である実
用新案登録請求の範囲第１項記載の脱泡装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3314483U JPS59138406U (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | 脱泡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3314483U JPS59138406U (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | 脱泡装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59138406U JPS59138406U (ja) | 1984-09-14 |
| JPH0248003Y2 true JPH0248003Y2 (ja) | 1990-12-17 |
Family
ID=30163948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3314483U Granted JPS59138406U (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | 脱泡装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59138406U (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0337681Y2 (ja) * | 1985-07-31 | 1991-08-09 | ||
| JPS6242707A (ja) * | 1985-08-21 | 1987-02-24 | Mitsubishi Electric Corp | 溶存ガス分離装置 |
| JPH0215524Y2 (ja) * | 1986-03-04 | 1990-04-26 | ||
| JPH0714444B2 (ja) * | 1988-03-01 | 1995-02-22 | 宇部興産株式会社 | 脱ガス分離モジュールとそれを用いた脱ガス分離方法 |
| JP2579616Y2 (ja) * | 1992-07-01 | 1998-08-27 | 日機装株式会社 | 連続分析装置 |
| JP2530416B2 (ja) * | 1993-08-23 | 1996-09-04 | アサヒビール株式会社 | 発泡性液体の試料調製装置 |
| JP4627395B2 (ja) * | 1999-08-11 | 2011-02-09 | 旭化成株式会社 | 分析用カートリッジ及び送液制御装置 |
| JP2017136554A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 株式会社ユウ・ピー・アイ | スクラバー用計測記録装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57106500A (en) * | 1980-12-22 | 1982-07-02 | Komatsu Ltd | Contactless controlling device of press |
-
1983
- 1983-03-08 JP JP3314483U patent/JPS59138406U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57106500A (en) * | 1980-12-22 | 1982-07-02 | Komatsu Ltd | Contactless controlling device of press |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59138406U (ja) | 1984-09-14 |
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