JPH0247436A - 水路敷コンクリートブロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は縦列に敷設して道路側溝や農業用の用水路、排
水路等の水路を構築する水路敷コンクリートブロックに
関するものである。

（ロ）従来の技術 従来、水路敷を構成するコンクリートブロックはＵ字型
ブロック、ベンチフリュームなど側溝や水路敷の形状そ
のままに構成され、接地面に耐圧構造的な考慮を加えた
ものはなく、また、水路敷の外延に補強構造を求めたも
のも存在しなかった。また、敷設レベルを確保する手段
もなく、単に縦列敷設して継手部分を目地塗りするだけ
に留まっている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 従来の水路敷そのままの形状に構成したブロックでは、
下部地盤が軟弱であるような場合、施工後ブロック自体
の重量に流水重量が加わって軟弱地盤上に上載荷重とな
って負荷されるため、不等沈下を起こす場合が多く、−
変革等沈下を起こしてしまうと水の流れが堰き止められ
たり、水漏れを生じて水路外に水流が浸透して地盤流失
等の災害を発生させる原因となった。

特に農業用の用、排水路においては要地の地盤が概して
軟弱なため、ベンチフリュームや排水フリニーム等の不
等沈下が数多く発生している。更に従来のブロックでは
敷設レベルを確保する手段がなく、施工者が未熟である
と継手部に段差を生じ水路としての効力を損なうものが
多かった。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明は、頂点を下面に向けた三角形が上部からの加重
に対して稜面に対する反力によって荷重分散と浮上刃を
生ずる点に注目し、断面三角形の突条を地盤当接部下面
に並列し、ブロック自体に荷重分散と浮上刃を持たせる
ことによりブロックの沈下に対処したものである。また
、ブロックの外延に断面三角形の突条に構成した補強構
造を展伸させ、敷設時の据わりを安定させると共に地盤
沈降や側圧にも対応する強度を確保したものである。

更にまた、敷設時のレベルを構造的に確保するため、継
手部に嵌合突起とこれを受ける突起嵌入部を設け、これ
を嵌合させるだけで隣接ブロックとの敷設レベルを同一
に保つようにしたものである。

（ホ）作用 本体と直交する方向に断面三角形の突条が並設されるの
で本体が横梁上に支持されたのと同様の支持力を得ると
共に、突条の側面に働（反力によって荷重分散と浮上刃
を生じ難沈下性を増大する。特に頂角２２が４５″の場
合には稜斜面の荷重が相互に干渉し合って押上げる力に
変化し、強力な耐力を得ることができる。また、継合面
に突起物による嵌合構造を設けたので、突起嵌合を行な
うだけで敷設レベルを確保することができ施工技術の未
熟による路面段差を生ずることがなく、レベル調整に要
する手間を省略することができる。

（へ）実施例 以下図面に従って本発明の詳細な説明する１は水路形を
構成する本体ブロックで底面は水路に直交して並列され
る断面三角形の突条２．２・・が設けられ、横梁状に本
体１を支持すると共に、敷設時には稜斜面２１に分散荷
重の反力が働き、耐沈下性を保持するものである。

４は隣接ブロックとの継合面で、隣接ブロックとの嵌合
構造５が設けられており、敷設の際隣接ブロックＢの継
合面と接合の際、嵌め合いによって接合位置を固定する
。

嵌合構造は一方に合成樹脂等で構成した突起５１を埋込
み固定し、他方にこれの嵌入凹部５２を形成しても良い
が、接合面の双方に嵌入凹部５２を設け、接合杆５３の
両端を双方の凹部に嵌入しても良い。

６は製品の運搬や吊上げ時にワイヤー等を掛架するため
の掛架部材を製造時に埋設したものである。

この掛架部材６の埋設は雌捻子体を埋込み、適宜部材を
螺合させて用いれば部材の選択も可能で有利である。

第３図は本体ｌの両側に延びる底盤３によって両側フラ
ンジ３１．３１を構成した例で、突条２．２を下面に並
列した。このように下部にフランジ３１を設けることに
より、側壁３２との関係でＬ型堕壁と同様の地耐力を側
圧に対して保持することとなる。

第４図はフランジ体３を簀子状に間隙を設けて突条２を
敷設したもの、第５図、第６図はフランジ体を上面に設
けた変形例である。

（ト）発明の効果 本発明は以上のように構成したので、比較的軟弱な地盤
においても安定した水路敷ブロックの敷設ができ、しか
も嵌合構造によって連設されるブロックにレベル差がな
く、一体に接合されるので、強度的にも施工的にも極め
て有利な発明である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すもので、第１図は全体斜視図
、第２図は嵌合部の拡大断面図で、（ａ）は突起嵌合、
（ｂ）は接合杆による嵌合状態図、第３図乃至第６図は
他の実施例を示す全体斜視図である。 １〜本体ブロック　２〜突条　２１〜稜斜面３〜底盤　
３１〜フランジ　３２〜側壁４〜継合面　５〜嵌合構造
　５１〜突起５２〜嵌入凹部　５３〜接合杆　６〜掛架
部材Ｂ−隣接ブロック

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）水路形を構成する本体ブロックの地盤当接部下面
   に水路に直交する断面三角形の突条を並設したことを特
   徴とする水路敷コンクリートブロック
2. （２）水路形を構成する本体ブロックの両側に、地盤当
   接部下面に水路に直交する断面三角形の突条を並設した
   フランジ体を延設したことを特徴とする水路敷コンクリ
   ートブロック
3. （３）継合面に、隣接ブロックの継合面に設けられる嵌
   入凹部或いは嵌合突起または嵌合部材にそれぞれ嵌合す
   る嵌合突起或いは嵌合凹部を設けた特許請求の範囲（１
   ）（２）記載の水路敷コンクリートブロック
4. （４）ブロック本体の外面適宜箇所に雌捻子孔を配設し
   たコンクリートブロック