JPH0247422A - スラリー打設装置 - Google Patents

スラリー打設装置

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JPH0247422A
JPH0247422A JP19816988A JP19816988A JPH0247422A JP H0247422 A JPH0247422 A JP H0247422A JP 19816988 A JP19816988 A JP 19816988A JP 19816988 A JP19816988 A JP 19816988A JP H0247422 A JPH0247422 A JP H0247422A
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slurry
pouring
tube
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豊泉 秀雄
Tetsuo Matsumura
哲夫 松村
Yoshikazu Suzuki
鈴木 吉和
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はスラリーを打設管を介して移送し、打設管の下
端に設けた吐出口から打設面に打設するスラリー打設装
置に関する。
〈従来の技術及びその課題〉 流動状物質例えばコンクリート、モルタル、ソイルモル
タル等のスラリーを大気中若しくは水中にて移送し、所
定の打設面に打設する場合には、吊設ルたトレミー管の
上部ホッパーからスラリーを流下させ、該トレミー管の
下端から吐出して打設する工法かある。
このトレミー管による打設工法においては、ホッパー、
トレミー管部、トレミー管の下端は、鋼管により一体的
に接続されている為、スラリーの流下打設時において、
トレミー管を吊設する部分が陸上の打設時においては風
によって、又水中打設時においては海水、湖水の波浪、
若しくは風によって上下動すると、吐出口であるトレミ
ー管の下端も変動する。この変動は、スラリー打設面に
対してトレミー管の下端が嵌入、引抜きを繰返すことに
なり、流動性に富むスラリーの場合には、打設面で材料
分離が生じる。
又トレミー管の下端が引抜かれた際に、トレミー管内か
ら自然落下的に流下したスラリーは打設面に対し急激に
衝突することになり、これも又材料分離を起す原因とな
っている。又トレミー管の下端が嵌入、引抜きを繰返し
ながら横移動すれば、打設されたスラリー上面は平滑に
ならず、−種の凹凸状態を呈する。特に水中での打設時
において、打設されたスラリーからトレミー管の下端が
引き抜かれると、流下したスラリー自体が水中に落下し
て材料分離を起し、かつ水分の混入及び成分溶出による
品質低下を招く、シかも成分が周囲に溶出することによ
って打設現場の水質汚濁をも招く。
一方他の打設工法としては、スラリーを圧送するポンプ
から打設管を直結して打設する工法がある。この工法に
おいても前記のトレミー管の場合と同様な問題点があり
、更に圧送ポンプの駆動における反力が打設管を揺動さ
せる結果、打設管の下端は打設したスラリーに対して嵌
入と引抜きが繰返えされ、上記トレミー管による打設方
法と同様に材料分離、打設面の乱れ、更にはスラリーの
品質低下を招いている。
又、大量のスラリーを連続して大面積に打設できないた
め、打設装置の盛替えの時に、スラリー打設面を乱し、
スラリー打設面での材料分離が生じる。
更に上記トレミー管による打設及び圧送ポンプと打設管
の直結による打設に生ずる各問題点を解決すべく、スラ
リーに特殊混和剤を添加混入してスラリー自体に粘稠性
を与えて打設時における分離抵抗性を発揮させる工法も
ある。
この特殊混和剤をスラリー内に混入する工法は、混和剤
の量に比例して分離抵抗性が大きくなるがその反面、単
位重量当り高価な特殊混和剤を大量に使用することにな
るので打設するスラリーの単位も高騰し、コスト的な面
から問題となっている。
く課題を解決するための手段〉 そこで発明者等はスラリーの吐出口と打設面のなす距離
を一定に保持し、かつ大量のスラリーを連続的に打設す
ることができるスラリー打設装置を発明するに至った。
すなわち剛性管と可撓性管又は全部が可撓自在な管で打
設管を構成し、この打設管下端に接続させた上部スライ
ド管を下部スライド管内にスライド自在に挿入するとと
もに、この下部スライド管を、架台に固定した固定管内
に対してスライド自在に挿入することにより、架台に載
置された昇降装置によって下部スライド管の下端に設け
たスラリー吐出口の高さを調整可能にしたものであり、
又固定管を固定した架台の脚部を伸長可能に成したもの
である。更に、架台部を走行可能とし、予め打設場所に
設置したレール架台上を走行自在としたものである。
く作用〉 スラリー吐出口を形成する下部スライド管は、スラリー
打設面に支持される架台の昇降装置により、昇降するの
でスラリー打設前にスラリー吐出口とスラリー打設面の
なす距離を容易にかつ確実に小さく設定できる。
又、下部スライド管内には、打設管に接続した上部スラ
イド管がスライド可能に挿入され、打設管の可撓自在な
管と共に、風、波浪等によるスラリー打設管の上下動、
左右動1前後動および回転などの変位を吸収することに
なり、スラリー打設管の変位の影響はスラリー吐出口ま
で伝播しない。しかも、スラリー吐出口とスラリー打設
面のなす距離を一定に保持するので、打設されたスラリ
ーから吐出口が脱抜することもない。よって材料分離を
生じさせることもなく、しかもスラリーを平滑に打設す
ることができる。
又、架台の脚部を伸長自在に形成したものにあっては、
傾斜面に対してもスラリー打設管および下部スライド管
を鉛直に直線状に整列できるので、架台全体が安定し転
倒することもなく、打設開始時の管内残留空気による浮
力や圧送ポンプによる圧送圧力で吐出口が横移動したり
、浮き上がることもない。
又、打設中のスラリーの流れの方向が一箇所に片寄るこ
ともない。
更に、走行台車を使用するものにあっては、走行台車が
レール上を移動するので広範囲のスラリー打設が容易に
行なえる。
〈実施例〉 以下図面に基づき本発明のスラリーの打設装置を詳細に
説明する。
第1図は、本発明の打設装置(イ)を用いて水中Wにス
ラリーを打設する施工を説明する図である。
スラリーの打設装N(イ)は、その主たる構成が台船l
上に設けた圧送ポンプ11と、この圧送ポンプ11に接
続された接続管12、更に接続管12に連結されたスラ
リー打設管2と、該スラリー打設管2の下部に設けた架
台3から成る。
圧送ポンプ11に接続された接続管12は、その支持部
12aを介してクレーン13により吊設される。
その為スラリー打設管2も台船1上のクレーン13から
吊設された状態となる。
スラリー打設管2は、金属製パイプ等の剛性管21と合
成樹脂製パイプ等の可撓性管22とを組み合わせて構成
され、又は全部可撓自在な管により構成され、この打設
管2の下端にストップバルブSvを介して上部スライド
管23を接続させている。尚、スラリー打設管2の下端
部をストップバルブSvを介して下部スライド管24の
上端部に直接接続してもよい(第15図参照)。
後述する様に(第6図参照)、上部スライド管23は、
下部スライド管24内にスライド自在に挿入され、又下
部スライド管24自体も架台3の上面に固定された固定
管31内にスライド自在に挿入されており、スラリー吐
出口を打設面の任意の位置に保持てきる昇降装置27を
介して架台から支持されている。尚、下部スライド管2
4の固定管コ1から突出する部分を充分長くしておけば
、下部スライド管24の外側に上部スライド管23を配
置することができる。この場合においては、固定管31
内に挿入されるのは、下部スライド管24のみとなる。
第2図は、第1図におけるA−A矢視図であり、又第3
図はスラリー打設管2の下部を示す斜視図である。又、
第16図は、第15図におけるC−C矢視図であり、第
17図は、第15図のスラリー打設管2の下部を示す斜
視図である。
架台3には、その上面略中夫に固定管31が固定されて
おり、又上面の四遇から各々脚部32が垂設されている
。この各脚部32内には高さ調整装置32aが内設され
ている。更に各脚部32の下端に着定センサS、が夫々
取付けられている。架台3の上面では下部スライド管2
4をスライド昇降させる昇降装置27と、前記高さ調整
装置32aを駆動させる駆動調御部33が夫々設けられ
ている。更に上面の傾斜を検知するレベルセンサS2と
上部スライド管23及び下部スライド管24の相対位置
関係を検出する位置センサS3が夫々設けられている。
すなわち各脚部32の下端に夫々取付けられている着底
センサS□で脚部の着底を確認し、スラリー打設装置の
降下を停止する。架台3上面のレベルセンサS2で架台
上面の傾斜を測定し、高さ調整装置32aを操作して架
台3上面を水平に保つ0次に昇降装置27により下部ス
ライド管24を降下させ、スラリー吐出口25先端の間
隔保持具2Sに取付けられた着底センサS4により着底
を確認し、降下を停止する。最後に相対位置センサS3
により、上部スライド管23上下部スライド管24の相
対位置を測定し、スラリー打設装置支持部12aを昇降
させ、上部スライド管23の先端を下部スライド管24
の中央付近まで挿入し打設準備が終了する。
尚、高さ調整装置32a、昇降装置i27および後述す
る走行レール6と走行台車7の動力としては、油圧、空
気圧、電気などとこれらの組み合わせのいづれも使用可
能である。
尚架台3は、自重を大きくし、若しくはおもりを載荷す
ることにより又は予めスラリー打設面Pに配置されたア
ンカー、杭等に固定し、移動を防止することが望ましい
第4図は脚部32に内設した高さ調整位置32aを説明
するもので、同図(a)は脚部32内に駆動部32bと
伸縮部32cとを収納したものであり、同図(b)は後
述する様にレベルセンサS2の傾斜検知によって架台3
を水平に保つべく伸縮部32cが伸長された状態を示し
ている。又第5図(a)。
(b)は架台3の上方に駆動部32bを突設させたもの
で、同様にその伸縮部32cを収納し、かつ伸長させる
第6図は、更に打設管2においてその吐出口25と打設
面Pの高さ調整を説明する断面概略図である。前述した
様に可撓性管22に接続した上部スライド管23は、下
部スライド管24内にスライド自在に挿入されている。
又下部スライド管z4の上、下端においては、上部スラ
イド管23との液密な確保する為シール材24a、24
bが夫々介装されている。
同様に下部スライド管24は架台3に固定された固定管
31に対してスライド自在に挿入され、しかも固定管3
1の上下に介装した摺動材31a、31bにより固定管
31上下部スライド管24の摺動性が確保され下部スラ
イド管24を保持している。
尚、下部スライド管24の打設面Pへの着底部には、ス
パイク又はビン等の突起物を設け、下部スライド管24
の移動すなわちスラリー吐出口25の移動を防止しても
よい。
斯かるスラリー打設管2において、その下端の間隔保持
具26に取付けた着定センサS4及びスライド管の位置
センサS3からの各検出信号を信号線14aを介して台
船l上のセンサ制御装置14に送り、動力供給装置15
から動力信号を動力線15aを介して各制御装置に発信
する(第1図、 15図参照)。よって台船1上の操作
によりスラリー打設管2の鉛直状態を確保し、かつ間隔
保持具26を介して吐出口25と打設面Pとを所定の間
隔りに確保できる。上述したスラリーの打設装置(イ)
は、架台3を打設面Pに設置した状態でスラリーを打設
するものであるが、次に説明するスラリー打設装置(ロ
)は、架台を所定方向に走行させることで広い打設面に
対し、連続的にスラリーを打設できるものである。
すなわち第7図及びそのB−B矢視図である第8図に示
す様に、一対のレール桁材5,5間に走行レール6を架
は渡し、この走行レール6自体がレール桁材5上を走行
し、かつ又スラリー打設管2を取り付けた走行台車7が
該走行レール6上を走行するものである。よってスラリ
ー打設管2の吐出口25は、X方向及びY方向、すなわ
ち広い打設面Pxの何れにも移動させ得るものとなる。
第9図はレール桁材5.走行レール6及び走行台車7を
更に詳しく説明する為の一部省略斜視図である。レール
桁材5はその両端に脚部51.51が設けられ、又脚部
51内にはスラリーの打設装置(イ)で説明したと同様
の高さ調整装置52が設けられている。又上面にはレー
ル53が長手方向に取付けられている0両レール桁材5
,5は、走行レール6の長手方向の幅と略等しい長さの
間隔で配置される。
走行レール6は短手方向の枠台61に各一対の車輪62
.62をか取付けており、この車輪62.62は上述し
たレール53上を転動する。又長手方向の枠台61に一
対のレール63.63が取付けられている。
一方走行台車7には枠台71のほぼ中央に固定管31が
固定され、かつ又この枠台71を走行レール6上(第8
図のX方向)に走行させる為の車輪72.72が各々設
けられている。すなわち車輪72.72は前記したレー
ル63を転動する。更に枠台71の下面には均らし装置
8が設けられており、この均らし装置8は枠台71上の
均らし調整装置81によって昇降し、高さの調整が図ら
れる。
以上の各構成を有するスラリーの打設装置(イ)及び(
ロ)によるスラリー打設施工を次に説明する。先ず架台
を走行させないスラリーの打設装置(イ)を用いた施工
手順を述べる。
第10図(a)に示す如く、台船l上のクレーン13に
よりスラリーの打設装置(イ)を打設面P上に下す、打
設面Pが斜面P1である場合に、架台3の脚部32のう
ち何れかが先に斜面PIに当接する。するとこの当接状
態が着底センサーSIによって検知される。更に同図(
b)で示す様に、他の着底センサーS1の検知信号によ
って打設面P上に着底したことが判定され、クレーン1
3による下降作業が停止される0次いでレベルセンサー
S2の検出によって高さ調整の駆動制御部33が働き、
脚部32に設けた高さ調整装置32aを駆動させる。す
なわちその伸縮部32cを伸長させ、同図(C)で示す
状態に保持する。
次いで同図(d)の如くスラリー打設管2の下端に設け
た着底センサーS4及び架台上の位置センサーS3の各
検知信号によりセンサー制御装置14を介して昇降装置
27を駆動させて間隔保持具26を着底させ、また上部
スライド管23を下部スライド管24の中央付近の位置
まで挿入する。
尚第11図の(a)乃至(d)は何れもスラリー打設管
2を構成する各スライド管のスライド状態を示すもので
、第11図(a)、(b)は第10図(a)におけるス
ライド管の相対位置を示し、第11図(c)は第10図
(d)、又第11図(d)は第1O図(e)の位置関係
を示すものである。
斯かる状態に配置されたスラリー打設管2において、ス
トップバルブs■を開き、圧送ポンプ11から移送した
スラリーを第10図(e)の如く吐出口25から斜面P
1に吐出す。
所定量のスラリーを吐き出した後に、ストップバルブS
vを閉じ、クレーン13によりスラリーの打設装置(イ
)を引き上げ、次の打設面まで移動させる。
上記の打設施工時において、第12図(a)に示す如く
スラリー打設管2が架台3の移動による曲がりを受けて
も可撓性管22.又は打設管全部が有する可撓性によっ
てその曲がりによる変位は吸収される。又同図(b)で
示す様に、スラリー打設管2全体が水平方向に移動して
変位を生じても可撓性管22、又は打設管全部の可撓性
によってその変位に追従でき撓む、何れにしても吐出口
25の位置状態に影響を与えることはない。
しかも上部スライド管23を下部スライド管24に対し
スライド自在に挿入し、又下部スライド管24も架台に
固定された固定管31に対しスライド自在に挿入されか
つ昇降装置27により昇降し、スラリー吐出口25と打
設面Pのなす距離を任意に小さく設定できる為、第13
図(a)(b)(c)に夫々示す如くスラリー打設管2
が上下方向に揺動しても、打設管支持部の変位は前記可
撓性管、又は打設管自在の可撓性によって吸収されるの
で、スラリー吐出口とスラリー打設面とのなす距離が、
前記打設管支持部の変位により影響され変化することが
ない、よって吐出口25と打設面Pの間隔りを常に一定
に維持することが出来る。
次に架台を走行させるスラリーの打設装置(ロ)を用い
た打設施工を説明する。
予め打設箇所にレール桁材5,5を平行に配置し、かつ
又脚部51に設けた高さ調整装置52によって両レール
53.53を水平にする。
そしてこのレール53.53間に走行レール6の車輪6
2.62を転動自在に載置する。走行レール6の枠台6
1上には予め走行台車7の車輪72.72がレール63
上に載置され長平方向(第8図のX方向)に走行できる
状態となっている。尚走行レール6と走行台車7の走行
駆動は1図示しない制御装置及び駆動モータによって行
なう。
先ずレール桁材5,5の所要位置まで走行レール6を走
行させる。そして何れか一方のレール桁材5側に走行台
車7を配置する0次いでそして上述したと同様に上部ス
ライド管23.下部スライド管24の相対位置を調整し
、かつ又スラリー吐出口25と打設面Pxとの間隔りを
確保し、第14図(a)に示す打設の段取りを終了させ
る。
斯かる状態でストップバルブSvを開栓し、同[J(b
)に示す様に、吐出口25から上述したと同様の手段に
よってスラリーを吐出する。所定量のスラリーが吐出さ
れると同時に、同図(C)に示す如く昇降装置27によ
って下部スライド管24を引き上げる。そして同図(d
)に示す様に、均らし装置8を高さ調整装置81により
下降させる。
次いで順次スラリーを吐出させながら、かっ又走行レー
ル6上に走行台車7を走行させる。すると同図(e)で
示す様に、吐出されたスラリーは均らし装置8によって
所定の高さで打設された状態となる。
通常走行台車7はスラリーの打設流量に応じた速度で走
行される。この様にスラリーを吐出しながら均らし仕上
げを行ない、他方のレール桁材5まで走行台車7を走行
させていく。すると同図(f)で示す様に所定高のスラ
リーが打設される。
次いで走行レール6自体をレール桁材5.5に沿って所
定量走行させ、上記と同様にスラリーを吐出しながら均
らし仕上を行なっていく。これにより打設面Pxには所
定の高さでかつ表面平滑状態にスラリーが打設される。
次いでストップバルブSvを閉じ、レール桁材5.5、
走行レール6、走行台車7からなる架台4を他の打設場
所に移設し、同様に打設施工を行う。
(発明の効果〉 以上の如くして本発明に係るスラリー打設装置は、次の
様な効果を発揮する。
■スラリー打設管の上下動を上部スライド管の上下動で
吸収し、その上下動をスラリー吐出口を有する下部スラ
イド管に伝達しない為、スラリー吐出口とスラリー打設
面のなす距離を小さな距離により確実に保持できる。
■スラリー吐出口とスラリー打設面のなす距離は、スラ
リー打設面に支持された架台又は走行台車上の昇降装置
により任意に設定できるため、前記距離を小さな距離に
確実に設定できる。これにより、スラリー打設開始から
吐出口がスラリーで覆われるまでの時間を短縮でき、又
打設したスラリー上面を乱すことなくかつスラリーの材
料分離、成分溶出等を低減できる。
■架台の脚部を伸縮自在に形成したものにあっては、ス
ラリー打設管および下部スライド管が略鉛直に保持され
る為、架台全体が安定し外方に対し転倒することもなく
、スラリーの打設時には管内残留空気による浮力やスラ
リー圧送ポンプにょる圧送圧力で吐出口が横移動したり
浮き上がることもない。又、スラリー打設中のスラリー
の流れが一方向に片寄ることもなく、打設面全体に流動
するため、打設したスラリー上面の乱れも少なくかつス
ラリーの材料分離、成分溶出等を低減できる。
■走行台車を使用するものにあっては、前記■。
■に加え広範囲にスラリーを容易に打設することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、スラリーの打設装置を説明する図、 第2図は、第1図におけるA−A矢視図、第3図は、ス
ラリー打設管の下部構造を示す一部省略斜視図、 第4図及び第5図は、架台の高さ調整装置を説明する図
、 第6図は、スラリー打設管を構成する各スライド管及び
固定管を説明する断面図、 第7図は、走行式としたスラリー打設装置を説明する図
、 第8図は、第7図に於けるB−B矢視図、第9図は、上
記能のスラリー打設装置における打設管下部の構造を示
す一部省略斜視図、第10図は、斜面にスラリーを打設
する施工を説明する図、 第11図は、同施工に於けるスラリー打設管の位置状態
を説明する図、 第12図は、可撓性材による変位吸収を説明する図。 第13図は、スラリー打設管による上下動吸収を説明す
る図、 第14図は、スラリーの打設装置による打設施工を説明
する図である。 また、第15図から第19図には、打設管の下端部をス
トップバルブを介して、下部スライド管の上端部に直接
接続し、上部スライド管を省略したスラリー打設装置に
ついて示す。 第15図は、第1図の上部スライド管を省略したスラリ
ー打設装置を説明する図、 第16図は、第15図におけるC−C矢視図、第17図
は、第15図のスラリー打設管の下部構造を示す一部省
略斜視図である。 (イ)・・・スラリーの打設装置。 (ロ)・・・(イ)を走行式としたスラリーの打設装置
。 ■・・・台船、  2・・・スラリー打設管。 21・・・剛性管、22・・・可撓性管。 23・・・上部スライド管、24・・・下部スライド管
。 3・・・架台、31・・・固定管、32・・・脚部。 32a・・・高さ調整装置、25・・・スラリー吐出口
。 Z6・・・間隔保持具、 5,5・・・レール桁材。 51・・・脚部、52・・・高さ調整装置。 6・・・走行レール。 8・・・均らし装置。 h・・・間隔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)打設管を介してスラリーを打設面に吐出するスラ
    リー打設装置において、 前記打設管は、剛性管と可撓性管または全部が可撓自在
    な管とにより構成し、打設管下端に接続させた上部スラ
    イド管を下部スライド管内にスライド自在に挿入すると
    共に、該下部スライド管を架台に固定した固定管内に対
    してスライド自在に挿入し、かつ該架台に載置された昇
    降装置により前記下部スライド管を上下方向に可動とし
    たことを特徴とするスラリー打設装置。
  2. (2)打設管を介してスラリーを打設面に吐出するスラ
    リー打設装置において、 前記打設管は、剛性管と可撓性管または全部を可撓自在
    な管とにより構成し、伸長可能な複数の脚部を有し、か
    つ上面にレールを有する一対のレール桁材が間隔をおい
    て配置され、該レールの間には該レール上を転動する車
    輪を有し、かつ上面にレールを有する枠台が前記桁材と
    交差する方向に配置されると共に、該枠台のレール上に
    は走行台車が配置され、該走行台車には該台車を上下方
    向に貫通する固定管が取り付けられ、該固定管内には、
    下部スライド管がスライド可能に挿入され、該下部スラ
    イド管は前記走行台車に載置された昇降装置により上下
    方向に可撓とすると共に、該下部スライド管内には前記
    打設管下端部に接続された上部スライド管がスライド可
    能に挿入されることを特徴とするスラリー打設装置。
JP19816988A 1988-08-09 1988-08-09 スラリー打設装置 Expired - Lifetime JPH0726396B2 (ja)

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