JP2016008480A - 土砂の投入装置及び投入方法 - Google Patents
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そこで、上述のごとき投入材の性状劣化を防ぐことを目的として、バケットを用いて土砂を投入する、土砂の投入方法及び投入装置が開発されている(例えば、特許文献2)。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、土砂の投入作業の際、土砂の性状劣化を効果的に抑えることを可能とするものである。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の土砂の投入装置は、管状構造物の先端部が水上に位置するように短縮された状態で、管状構造物の基端部から管状構造物内へと土砂を投入することで、底開ホッパーによって閉じられた管状構造物の先端部(底部)に土砂が溜まっていく。そして、伸縮機構を有する管状構造物を、管状構造物の伸縮駆動手段によって、水底へ向けて伸長させ、管状構造物の先端部が所定の水深に到達した状態で、底開ホッパーを開放させることにより、管状構造物内の土砂は、水底へと排出される。このとき、底開ホッパーの扉が開放した状態で、扉の先端部が水底に接地ないし水底近傍に位置するようにすることで、管状構造物内の土砂は、水底面に衝突することなく緩やかに排出され、投入土砂を構成する、泥塊の分解や投入材の含水量の増加が生じにくくなる。この状態において、管状構造物の伸縮駆動手段によって、管状構造物を徐々に縮小し、管状構造物の先端部を上昇させることで、1回の投入作業が完了する。そして、管状構造物の先端部が再び水上に上昇した状態で、底開ホッパーを閉じることで、次回の投入作業に係る土砂の投入が可能な状態へと復帰する。
本項に記載の土砂の投入装置は、管状構造物の先端に設けられたフロートの浮力によって、管状構造物の先端部が水上に浮上した状態に短縮される。そして、水上で管状構造物の基端部から管状構造物内へと土砂を投入すると、底開ホッパーによって閉じられた管状構造物の先端部(底部)に土砂が溜まっていく。すると、土砂の自重がフロートの浮力に勝り、管状構造物の先端部が沈降することで、管状構造物は水底へ向けて伸長していく。そして、管状構造物の先端部が所定の水深に到達した状態で、底開ホッパーを開放させることにより、管状構造物内の土砂は、水底へと排出される。このとき、底開ホッパーの扉が開放した状態で、扉の先端部が水底に接地ないし水底近傍に位置するようにすることで、管状構造物内の土砂は、水底面に衝突することなく緩やかに排出され、投入土砂を構成する、泥塊の分解や投入材の含水量の増加が生じにくくなる。やがて、土砂の重みが管状構造物の先端に作用しなくなると、フロートの浮力を受けて管状構造物の先端部が浮上して、管状構造物は徐々に縮小し、1回の投入作業が完了する。そして、フロートの浮力によって、管状構造物の先端部が再び水上に浮上した状態となり、底開ホッパーを閉じることで、次回の投入作業に係る土砂の投入が可能な状態へと復帰する。
本項に記載の土砂の投入装置は、フロートの浮力が、底開ホッパーが開放された状態で、管状構造物の先端部が水上にまで浮上し得る値に設定されていることから、底開ホッパーを開放して、管状構造物内の土砂が水底へと排出され、土砂の重みが環状構造物の先端に作用しなくなると、フロートの浮力によって管状構造物の先端部が、他の動力を用いることなく自然に浮上することとなる。
本項に記載の土砂の投入装置は、管状構造物の先端部に吊上げ用索体が連結されており、この索体は、ウインチ等によって巻き上げられ又は繰り出されることで、管状構造物の先端部の高さを定めるものである。ここで用いられる索体は、必要な強度と耐久性とを備えたワイヤー、チェーン等が用いられる。そして、管状構造物の先端部に連結されている吊上げ用索体によって、管状構造物の先端部が水上に浮上した状態で、水上で管状構造物の基端部から管状構造物内へと土砂を投入すると、底開ホッパーによって閉じられた管状構造物の先端部(底部)に土砂が溜まっていく。そして、伸縮機構を有する管状構造物を、管状構造物の先端部に連結された吊上げ用索体を繰り出すことによって、水底へ向けて伸長させる。又、フロートを備える場合には、土砂の自重がフロートの浮力に勝り、管状構造物の先端部が沈降することで管状構造物は、水底へ向けて伸長していく。このとき、吊下げ用索体の繰り出し速度を調整することにより、沈降速度を制御することとしても良い。そして、管状構造物の先端部が所定の水深に到達した状態で、底開ホッパーを開放させることにより、管状構造物内の土砂は、水底へと排出される。このとき、底開ホッパーの扉が開放した状態で、扉の先端部が水底に接地ないし水底近傍に位置するようにすることで、管状構造物内の土砂は、水底面に衝突することなく緩やかに排出され、投入土砂を構成する、泥塊の分解や投入材の含水量の増加が生じにくくなる。この状態において、索体を巻き上げることによって、管状構造物を徐々に縮小し、管状構造物の先端部を上昇させることで、1回の投入作業が完了する。又、フロートを備える場合には、土砂の重みが管状構造物の先端に作用しなくなると、フロートの浮力が管状構造物の先端部に作用して索体の巻上に要する力を軽減する。そして、フロートの浮力によって、管状構造物の先端部が再び水上に浮上した状態となり、底開ホッパーを閉じることで、次回の投入作業に係る土砂の投入が可能な状態へと復帰する。
本項に記載の土砂の投入装置において、管状構造物は、外形が相似する複数の短管が同心状に配置され、各短管の内側又は外側に隣接する短管に対しスライド可能に組み合わされた多段の伸縮機構を備えており、各短管がスライドして相対移動することより、管状構造物の伸縮が引き起こされるものである。
本項に記載の土砂の投入装置は、各短管の上端部及び下端部に設けられた、各短管の内側又は外側に隣接する短管との水密を保つ止水構造部により、管状構造物の伸縮状態の如何を問わず、各短管の接続部から管状構造物内部への水の浸入が阻止される。このため、底開ホッパーが開放されない限り、管状構造物内に投入された土砂と水との接触が回避され、土砂が水底面近傍に到達するまで、土砂の性状変化が回避される。管状構造物から土砂が排出された後は水と直接的に接触することとなるが、水との接触は水底面近傍で起こることから、土砂が水中を落下して水底に到達するまでの距離が短く、落下の際に塊がほぐれる度合いが軽減され、土砂の性状変化は最小限に収まることとなる。
本項に記載の土砂の投入装置は、管状の幕体が水上から水底ないし水底近傍に到達可能な長さを有し、又、蛇腹状に折れ曲がることで、先端部が水上に位置するものとなる。そして、管状の幕体が水密性を有することにより、管状構造物の伸縮状態の如何を問わず、各短管の接続部から管状構造物内部への水の浸入が阻止される。このため、底開ホッパーが開放されない限り、管状構造物内に投入された土砂と水との接触が回避され、土砂が水底面近傍に到達するまで、土砂の性状変化が回避される。管状構造物から土砂が排出された後は水と直接的に接触することとなるが、水との接触は水底面近傍で起こることから、土砂が水中を落下して水底に到達するまでの距離が短く、落下の際に塊がほぐれる度合いが軽減され、土砂の性状変化は最小限に収まることとなる。又、管状の幕体により構成される管の断面形状は、伸縮状態の如何を問わず、剛体からなる枠状部材によって維持されることで、本項に係る管状構造物は、上記機能を発揮するものとなる。
本項に記載の土砂の投入装置は、土砂の投入作業を連続して行うにあたり、管状構造物内に留められた土砂の、水底への投入作業に係る管状構造物の伸縮の間、管状構造物の基端部に設けられた第2の底開ホッパーを閉じることにより、第2の底開ホッパーに対し、次回投入分の土砂を予め溜めておくものである。そして、1回の土砂投入が完了し、管状構造物の先端部が再び水上に浮上した状態で、管状構造物の先端部の底開ホッパーを閉じ、第2の底開ホッパーを開放することで、管状構造物内に土砂が投入され、次回の投入作業が中断することなく開始されるものとなる。第2の底開ホッパーに溜められる土砂の量は、一回の投入作業に必要な量であり、溜められた土砂が全て管状構造物内に投入された後は、第2の底開ホッパーは再び閉じられ、第2のホッパーに対して、更に次回の投入作業に係る土砂の貯留が開始される。
本項に記載の土砂の投入装置は、土砂の投入作業を連続して行うにあたり、複数備える管状構造物のうちの、一つの管状構造物の先端部に留められた土砂を、水底へと投入するための伸縮の間、選択手段により選択された他の管状構造物に対して、次作業に係る土砂が投入されるものである。そして、複数の管状構造物に対し順に土砂を供給し、供給完了した管状構造物を用いて土砂の投入を順に行うことで、投入作業が中断することなく、連続的に土砂の投入作業が行われるものとなる。
本項に記載の土砂の投入方法は、上記(1)から(9)項記載の土砂の投入装置を用いた土砂の投入方法であり、その行程中、上記(1)から(9)項記載の土砂の投入装置に対応する作用が得られるものである。
(11)上記(2)から(9)項記載の土砂の投入装置を用い、水上で前記管状構造物の基端部から前記管状構造物内へと土砂を投入し、土砂の重みを利用して前記管状構造物を伸長させ、前記管状構造物の先端部が所定の水深に到達した時点で、前記底開ホッパーを開放して土砂を排出しながら、前記フロートの浮力を利用して前記管状構造物の先端部を水上へと浮上させる土砂の投入方法(請求項10)。
本項に記載の土砂の投入方法は、上記(2)から(9)項記載の土砂の投入装置を用いた土砂の投入方法であり、その行程中、上記(2)から(9)項記載の土砂の投入装置に対応する作用が得られるものである。
まず、本発明の実施の形態に係る投入装置10は、図1に示されるように、水上から水底GLないし水底近傍に到達可能な全長を有する、多段の伸縮機構を備えた管状構造物12と、管状構造物の先端部に設けられた底開ホッパー14、及び、管状構造物の伸縮駆動手段としてのフロート16を備えるものである。
なお、図示のごとく、伸長時に下側に位置する短管が上側に位置する短管よりも大径をなすように構成されることとすれば、これとは逆の関係で構成される場合との比較で、短管同士の段差部に土砂が堆積することがない点で、より好ましい。
詳しい説明は省略するが、上記止水構造部18の止水機能は、図2に示していない他の短管12A、12D、12Eにおいても、同様に発揮されるものである。又、図示の例では、止水構造部18a、18b同士が当接することで、各短管12A〜12Eの最大伸長位置を定めるストッパーとしても機能する。なお、各短管12A〜12Eの最小短縮位置を定めるストッパーについても、適切なものを設けることが可能である。
なお、本例の構造としては、枠状部材20を積層するようにして配置し、枠状部材20同士を、短管12B、12Cを構成するだけの長さを有する幕体19で水密状態に連結したものや、水上から水底ないし水底近傍に到達可能な全長を有する管状の幕体19に、枠状部材20を所定間隔をあけて配置することにより構成したもの等が挙げられる。
又、フロート16の浮力は、後述する土砂の投入工程において、底開ホッパー14が開放された状態、すなわち、管状構造物12の内部から土砂200が排出され、土砂200の自重が底開ホッパー14に掛っていない状態で、環状構造物12の先端部(短管12A)が、水面WLの上にまで浮上し得る値に設定されている。
そして、上記構成をなす管状構造物12は、例えば、図9に示される従来のトレミー管100と置換する態様で、土運船102の船首部分に固定して用いることが可能である。管状構造物12への土砂の投入手段としては、供給管を用いる手法や、土砂の性状にもよるが、図9の例のごとく、クラムシェル108等を用いて投入する手法が挙げられる。
吊下げ用索体30は、ウインチ等によって巻き上げられ又は繰り出されることで、管状構造物の先端部12Aの高さを定めるものである。ここで用いられる吊下げ用索体30は、必要な強度と耐久性とを備えたワイヤー、チェーン等が用いられる。先端部12Aの枠状部材20には、留め冠32によって吊下げ用索体30が連結されており、その他の枠状部材20には、吊下げ用索体30を挿通するためのガイドブラケット34が設けられている。
又、本例においてもフロート16を併用することが可能である。この場合には、土砂の重みが管状構造物の先端に作用しなくなると、フロート16の浮力が管状構造物12の先端部12Aに作用することで、吊下げ用索体30の巻上に要する力が軽減され、若しくは、フロート16に要求される浮力が軽減されることとなる。
まず、(S1)に示されるように、土砂の投入サイクルの初期段階では、環状構造物12に土砂が投入されておらず、底開ホッパー14が閉じられた状体である。このとき、先端部(短管12A)は、フロート16の浮力を受けて水面WLの上に浮上し、環状構造物12は最も縮んだ状態にある。
本発明の実施の形態に係る土砂の投入方法は、所定の範囲に所定量の土砂の投入が完了するまで、上記(S1)〜(S4)の各ステップを繰り返し、かつ、適宜、土運船102を移動させながら、土砂の投入作業を行うものである。
第2の底開ホッパー22は、底開ホッパー14とは独立して開閉操作が可能なものであり、これによって、以下のような土砂の投入手順が実施されるものである。図6においても、土砂の投入工程中の、管状構造物12の状態変化を、紙面の左から右へ向けてステップ(S1′)から(S4′)として示している。
一方、管状構造物12は下方へと伸長していく過程で、(S3′)に示されるように、第2の底開ホッパー22が閉じられ、この間も継続して管状構造物12に土砂200が投入されることで、第2の底開ホッパー22に土砂200′が貯留されていく。
本発明の実施の形態に係る土砂の投入方法は、所定の範囲に所定量の土砂の投入が完了するまで、上記(S1′)〜(S4′)の各ステップを繰り返し、又、適宜、土運船102を移動させながら、土砂の投入作業を行うものである。
なお、環状構造部12、12′を更に複数配置し、選択手段26を切り替えて順に土砂を供給することとしても良く、又、各管状構造物12、12′が、図6に示される第2の底開ホッパー22を備えるものであっても良い。
すなわち、本発明の実施の形態に係る土砂の投入装置10は、管状構造物12の先端に設けられた、管状構造物12の伸縮駆動手段としてのフロート16の浮力によって、管状構造物12の先端部(短管)12Aが水上に浮上した状態に短縮される。そして、水上で管状構造物の基端部(短管)12Eから管状構造物12内へと土砂200を投入すると、底開ホッパー14によって閉じられた管状構造物12の先端部(底部)12Aに土砂が溜まっていく。すると、土砂200の重みがフロート16の浮力に勝り、管状構造物12の先端部12Aが沈降することで、多段の伸縮機構を有する管状構造物12は、水底GLへ向けて伸長していく。そして、管状構造物12の先端部12Aが所定の水深に到達した状態で、底開ホッパー14を開放させることにより、管状構造物12内の土砂200は、水底GLへと排出される。このとき、底開ホッパー14の扉が開放した状態で、扉の先端部が水底GLに接地ないし水底近傍に位置するようにすることで、管状構造物12内の土砂200は、水底面に衝突することなく緩やかに排出され、土砂200を構成する泥塊の分解や投入材の含水量の増加が生じにくくなる。
又、管状構造物12は、外形が相似する複数の短管12A〜12Eが同心状に配置され、各短管12A〜12Eの内側又は外側に隣接する短管に対しスライド可能に組み合わされている。このため、管状構造物12内に投入された土砂200の重みによる管状構造物12の伸長と、フロート16の浮力による、管状構造物12の先端部12Aが再び水上に浮上する状態への短縮とは、各短管12A〜12Eがスライドして相対移動することより、引き起こされることとなる。
又、図5に示されるように、管状構造物12の伸縮駆動手段として、管状構造物12の先端部12Aに吊上げ用索体30が連結されている場合にも、吊下げ用索体30が、ウインチ等によって巻き上げられ又は繰り出されることで、上記と同等の機能を発揮するものとなる。
更に、図示は省略するが、管状構造物12の伸縮駆動手段として、フロート16と吊下げ用索体30とを併用する場合において、管状構造物12の先端部にフロート16を、中間部に吊下げ用索体30を連結することとしても良い。又、管状構造物12の中間部にフロート16を、先端部に吊下げ用索体30を連結することとしても、上記機能を発揮するものとなる。
本実験は、土砂の投入装置10の模型を、模型の縮尺に応じた適切な遠心力場(例えば25G又は50G:Gは重力加速度)に設置し、土砂の投入実験を行ったものである。図8は、投入前の軟弱粘性土(原泥)と、本発明の実施の形態に係る土砂の投入装置10を用いて投入された軟弱粘性土の堆積土(本発明)と、従来のトレミー管100(図9)に相当する模型により投入された軟弱粘性土の堆積土(従来)とで、粒度(通過質量百分率)を比較したものである。図8からは、原泥と本発明とで、粒度の変化はほとんど見られないのに対し、従来のトレミー管による場合の、細粒分の含有率が低下していることが読み取れる。これは、土砂の投下による攪乱の影響、すなわち、土砂の、水面WLへの衝突や水中落下時の水の抵抗、水底GLへの衝突による細粒分の飛散等が、影響しているものである。
以上のごとく、本発明の実施の形態によれば、土砂の粒度の変化が少なく、高い効率で土砂を堆積させ、さらには周辺への細粒分の飛散による、濁りの発生を低減することが可能となるものである。
Claims (10)
- 水上から水底ないし水底近傍に到達可能な伸縮機構を備えた管状構造物と、該管状構造物の先端部に設けられた底開ホッパーと、前記管状構造物の伸縮駆動手段とを備えることを特徴とする土砂の投入装置。
- 前記管状構造物の伸縮駆動手段として、前記管状構造物の先端部にフロートを備えることを特徴とする請求項1記載の土砂の投入装置。
- 前記フロートの浮力は、前記底開ホッパーが開放された状態で、環状構造物の先端部が水上にまで浮上し得る値に設定されていることを特徴とする請求項2記載の土砂の投入装置。
- 前記管状構造物の伸縮駆動手段として、前記管状構造物の先端部に吊上げ用索体が連結されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の土砂の投入装置。
- 前記管状構造物は、外形が相似する複数の短管が同心状に配置され、各短管の内側又は外側に隣接する短管に対しスライド可能に組み合わされ、各短管の上端部及び下端部に、各短管の内側又は外側に隣接する短管との水密を保つ止水構造部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の土砂の投入装置。
- 前記管状構造物は、水密性を有する管状の幕体と、該管状の幕体により構成される管の断面形状を維持するための、剛体からなる枠状部材とを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の土砂の投入装置。
- 前記管状構造部の基端部に、第2の底開ホッパーを備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の土砂の投入装置。
- 前記底開ホッパーを備える管状構造物を複数備え、各管状構造物の基端部に対して土砂を供給する供給路に、土砂の供給を行う環状構造部を選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の土砂の投入装置。
- 請求項1から8のいずれか1項記載の土砂の投入装置を用い、
水上で前記管状構造物の基端部から前記管状構造物内へと土砂を投入し、土砂の重みを利用して前記管状構造物を伸長させ、前記管状構造物の先端部が所定の水深に到達した時点で、前記底開ホッパーを開放して土砂を排出しながら、前記管状構造物を短縮させることを特徴とする土砂の投入方法。 - 請求項2から8のいずれか1項記載の土砂の投入装置を用い、
水上で前記管状構造物の基端部から前記管状構造物内へと土砂を投入し、土砂の重みを利用して前記管状構造物を伸長させ、前記管状構造物の先端部が所定の水深に到達した時点で、前記底開ホッパーを開放して土砂を排出しながら、前記フロートの浮力を利用して前記管状構造物の先端部を水上へと浮上させることを特徴とする土砂の投入方法。
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