JPH0247344B2 - Keiryopanerunoseizohoho - Google Patents

Keiryopanerunoseizohoho

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JPH0247344B2
JPH0247344B2 JP57069200A JP6920082A JPH0247344B2 JP H0247344 B2 JPH0247344 B2 JP H0247344B2 JP 57069200 A JP57069200 A JP 57069200A JP 6920082 A JP6920082 A JP 6920082A JP H0247344 B2 JPH0247344 B2 JP H0247344B2
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JP
Japan
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urethane prepolymer
cardboard
solution
organic solvent
paper material
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP57069200A
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English (en)
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JPS58185252A (ja
Inventor
Akimasa Takimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は例えば自動車の内装基材として賞用さ
れる軽量パネルの製造方法に関するものである。 自動車の内装基材としては従来からダンボール
等の強化構造紙材が用いられている。ダンボール
は安価でかつ軽量であるから自動車内装基材とし
て望ましいものではあるが、所定の形状に成形さ
れた場合に形状保持性に劣り、特に高温では形く
ずれが大きい。このような欠点を改良するものと
して、従来、ダンボールにフエノール樹脂等の熱
硬化性合成樹脂やポリエチレン、ポリプロピレン
等の熱可塑性合成樹脂を含浸、あるいは塗布する
方法が提案されている。しかしフエノール樹脂は
硬化温度が180℃以上であり、成形時に高温プレ
スが必要であるから省エネルギー的観点から望ま
しいものではなく、かつ紙質も劣化するおそれが
ある。特にダンボールに耐熱性のない熱可塑性プ
ラスチツクスシートや発泡体、あるいはフエルト
等を重合してダンボールと共に一体成形すること
が不可能になる。また熱可塑性合成樹脂は耐熱性
に乏しくかつ強度に劣るからダンボールの成形安
定性や構造強度が低いものしか得られない。 本発明は上記従来の欠点を改良し、低温成形で
形保持性に優れた強化構造紙材成形物を得ること
を目的とし、強化構造紙材にウレタンプレポリマ
ーを塗布することを骨子とする。 本発明を以下に詳細に説明する。 本発明に用いられる強化構造紙材とは第1図に
示すように波形芯紙1の両面に表紙2,2を貼着
した構造、第2図に示すように波形芯紙1の片面
に表紙2を貼着した構造、第3図に示すように表
紙2,2の間にハニカム1′を形成した構造等の
あらゆる強化構造を有する紙材を言う。波形芯紙
1やハニカム1′にはフエノール樹脂、尿素樹脂、
メラミン樹脂等が含浸せられていてもよい。 本発明に用いられるウレタンプレポリマーとは
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリエステル等の二個以上のOH基を有す
る長鎖化合物にメチレンジイソシアナート、トリ
レンジイソシアナート等の多価イソシアナート化
合物、または該多価イソシアナート化合物とエチ
レングリコール、グリセリン等の多価アルコー
ル、メチレンジアミン、フエニレンジアミン等の
多価アミン等とのアダクトを反応させてOH基を
NCO基に転換したものを言う。 上記ウレタンプレポリマーは100℃以上の不活
性有機溶剤の溶液として提供される。ここに不活
性有機溶剤とはイソシアナート基と反応し得る活
性水素を有しない有機溶剤を言う。このような有
機溶剤とは例えばトルオール、キシロール、酢酸
ブチル、酢酸アミル、セロソルブアセテート、ブ
チルセロソルブ、メチルイソブチルケトン、ミネ
ラルスピリツト、ミネラルターベン等である。乾
燥の容易性からみて該有機溶剤の沸点は150℃以
下であることが望ましい。上記ウレタンプレポリ
マーは上記溶液において50重量%以下、望ましく
は40重量%以下の濃度にすべきである。更に乾燥
の容易性からみて該ウレタンプレポリマーの濃度
は20重量%以上、望ましくは30重量%以上にす
る。 上記ウレタンプレポリマーの不活性有機溶剤溶
液は上記強化構造紙材の片面もしくは両面にスプ
レー、ロールコーター、ナイフコーター、カーテ
ンフローコーター等で塗布される。塗布量は一般
的に20〜100g/m2程度である。強化構造紙材に
塗布された上記溶液は強化構造紙材の内部にまで
浸透する。この際、上記有機溶剤の沸点が100℃
以下であると上記溶液が強化構造紙材の内部にま
で浸透する前に溶剤が揮散してしまう。またウレ
タンプレポリマーの濃度が50重量%以上の場合は
上記溶液の粘度が高く強化構造紙材の内部にまで
上記溶液が浸透することは困難である。上記溶液
を塗布した後所望なれば常温、もしくは加熱して
乾燥を行つてから蒸気、または硬化触媒を接触さ
せてウレタンプレポリマーの硬化を行う。硬化時
に所望なれば所定の形状に成形してもよい。この
場合は成形に用いる押圧型の型面に孔を設けてお
いて該孔から蒸気、水、硬化触媒等を噴出させつ
つ成形し、成形と同時にウレタンプレポリマーの
硬化を行う方法が推賞される。 かくして本発明の軽量パネルが製造されるが、
所望なれば本発明の軽量パネルに不織布、繊維織
編布、フエルト、プラスチツクス発泡体、プラス
チツクスシート等の単独、もしくはこれらの積層
物等からなる表材を貼着してもよい。これら表材
の貼着を強化構造紙材表面に塗布したウレタンプ
レポリマー溶液が乾燥、硬化する前に行えば特に
接着剤は不要である。勿論、強化構造紙材と表材
との接着に接着剤を用いてもよい。その場合、該
接着剤にウレタンプレポリマーの硬化触媒を混合
したり、該接着剤を構成する合成樹脂にウレタン
プレポリマーの硬化触媒となり得る活性水素を有
する官能基、例えばカルボキシル基、水酸基、ア
ミノ基、アミド基を導入することによつてウレタ
ンプレポリマーの硬化を図つてもよい。 本発明の軽量パネルはウレタンプレポリマー硬
化物が強化構造紙材の内部にまで存在するもので
あるから構造強度および形状保持性に極めて優れ
るものであり、特に自動車の天井基材、扉裏基材
等として有用なものである。 実施例 1 強化構造紙材10としてフエノール樹脂含浸波
形芯紙1の表面に表面2,2を貼着したダンボー
ルを用いる。 ウレタンプレポリマーの不活性有機溶剤溶液と
してポリエチレングリコール(重合度3000)にト
リレンジイソシアナートを反応して得られたウレ
タンプレポリマーの40重量%トリオール溶液を用
いる。 第4図において上記ダンボール10の両面にロ
ールコーター11A,11Bによつて上記溶液を
塗布する。塗布量は片面20〜100g/m2とする。
上記溶液を塗布されたダンボール10は3分間常
温で乾燥された後第5図に示す押圧型12によつ
て自動車天井形に成形される。押圧型12は上型
12Aと下型12Bとからなり、型面には蒸気孔
13A,13Bが夫々設けられており、蒸気パイ
プ14A,14Bから供給される蒸気は型面を加
熱すると同時に蒸気孔13A,13Bから噴出し
てダンボール10のウレタンプレポリマーに接触
して該ウレタンプレポリマーを硬化させる。成形
条件は3Kg/m2、2分である。かくして得られた
自動車天井基材は400g/m2と極めて軽量であり、
下記の熱サイクルテストによつても第1表に示す
ように形状を安定に保持する。 試料20を下記の熱サイクル下に曝す。 (1) 50℃ 100%RH 8hrs (2) 80℃ 常 湿 3hrs (3) −30℃ 〃 3hrs (1)→(2)→(3)のプロセスを1サイクルとする。 上記サイクル試験によつて試料20は第6図点
線のように変形する。該変形の度合hは第1表に
示される。
【表】 第1表によれば沸点100℃以下の溶剤をウレタ
ンプレポリマーの溶剤として用いた場合にはウレ
タンプレポリマーのダンボール浸透性が弱く、本
実施例の試料より形状保持性に劣つていることが
理解される。更にフエノール樹脂によつて強化し
たダンボールである対照2はウレタンプレポリマ
ー硬化物によつて強化したダンボールである試
料、および対照1よりも形状保持性に劣り、また
当然のことながら無強化ダンボールである対照3
は形状保持性が極めて悪い。 実施例 2 強化構造紙材10としては実施例1と同様なダ
ンボールを用いる。 ウレタンプレポリマーの不活性有機溶剤溶液と
してポリプロピレングリコール(重合度1500)と
ポリエチレングリコール(重合度2000)との7:
3重量比混合物にトリレンジイソシアナート:メ
チレンジイソシアナート6:4混合物を反応させ
て得られたウレタンプレポリマーの30重量%酢酸
ブチル溶液を用いる。 素材としてポリエチレン繊維からなるニードル
フエルト(重量300g/m2)を用いる。 実施例1と同様にしてダンボール10の両面に
上記溶液を塗布し(塗布量片面20〜100g/m2)、
2分間常温で乾燥した後上面に表材を重合してか
ら実施例1と同様にして自動車天井形に成形す
る。この際、押圧型12の蒸気孔13A,13B
から噴出される蒸気にはトリエタノールアミン蒸
気を混合しておく、かくして得られた自動車天井
基材は700g/m2と軽量であり、表材を重合した
面にはシワ等の凹凸が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は種々な構造の強化構造紙材の
側断面図であり、第4図は押圧成形前の工程図、
第5図は押圧成形時の工程図、第6図は熱サイク
ル試験の変形量を示す側断面図である。 図中、10……強化構造紙材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 強化構造紙材にウレタンプレポリマーの不活
    性有機溶剤溶液を塗布し、乾燥せしめるとともに
    水分および(または)硬化触媒を接触せしめて該
    ウレタンプレポリマーを硬化せしめる軽量パネル
    の製造方法において、該ウレタンプレポリマーの
    不活性有機溶剤溶液は50重量%以下のウレタンプ
    レポリマーと沸点が100℃以上の不活性有機溶剤
    とからなることを特徴とする軽量パネルの製造方
    法。
JP57069200A 1982-04-24 1982-04-24 Keiryopanerunoseizohoho Expired - Lifetime JPH0247344B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP57069200A JPH0247344B2 (ja) 1982-04-24 1982-04-24 Keiryopanerunoseizohoho

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JPS58185252A JPS58185252A (ja) 1983-10-28
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