JPH0247313A - 織物の下準備機械及びこれに類似したものに用いられるトップコーム並びにその掃除方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は２つの覆い板間に固定されている少なくとも１
列の針を存し、針先間に自由な通り抜け路を形成し、針
先を所定長さ該覆い板の針先側端から突出させ、該自由
な通り抜け路中に沈積している付着物を取り除く掃除手
段を備えた織物の下準備機械及びこれに類似したものに
用いられる帯状針、特にトップコーム（Ｆｉｘｋａｍｓ
）、並びに該帯状針を掃除する方法に関する。

［従来の技術］ この種の帯状針は、櫛状物として様々な種類の織物機に
備えられている。特にこれらの櫛状物は、いわゆるトッ
プコームとして羊毛、合成繊維、又は木綿用のコーマに
使用されている。トップコームは、繊維束の移動方向に
おいて、トップコームの手前に設けられている環状櫛に
把持されなかった繊維部分を掃除しなければならない。

このため、トップコームには定期的に非常に大きな負担
がかかってお１）、羊毛又は木綿に見られる藁のような
又は虱のような夾雑物がこの櫛状物で除去される。

短繊維又は夾雑物は、縦方向に延びる平たな針の間の隙
間に沈積する。

羊毛用櫛状物の場合、この部分を掃除する為に掃除用刃
が設けられていることは周知のことである。この掃除用
刃は各コームの動き毎にトップコームを掃除する。更に
、羊毛用櫛状物の場合、掃除用ブラシが使用されている
ことも周知のことである。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、これらの周知の掃除方法の場合、この掃除プロ
セスを行う為に、付加的に機械による作業を行わなけれ
ばならない。掃除用刃又は他の掃除用素子は直線運動が
強いられ、又は、トップコームが可動に取り付けられて
いる場合には、トップコームは戻り運動の際に掃除用素
子に沿って案内されなければならない。帯状トップコー
ムの針は、焼き入れされてお１）、又掃除用ブラシも硬
化されていなければならないので、掃除用素子と針との
間に摩擦が生じ、これは、針に沿って針を捲り上がらせ
る原因となっている。いずれにせよ摩擦現象が生ずるの
である。

木綿用コーマの場合、通常、トップコームに見られる自
由な通り抜け路は非常に狭く、機械的な掃除を行うこと
は全く出来ない。これは、木綿に含まれている夾雑物が
トップコームですき取られ、トップコーム上に集められ
るという結果を招く。

この夾雑物は、Ｆａ械を停止し、手で掃除することによ
り初めて除去される。

したがって、本発明の目的は、機械を停止させず、機械
を傷付けることなく、スムーズに、特に木綿用櫛状物の
場合でも確実に作動し、設備コストも無理のない範囲に
収めることが可能な帯状針及びその掃除方法を提供する
ことにある。

［課題を解決するための手段及びその作用効果］この目
的は、本発明に係る帯状針により解決された。この帯状
針は、自由な通り抜け路を掃除する為に、該通り抜け路
を通って又はこれに沿って気流を案内する為の少なくと
も１つの風路を備えている。

この種の気流は、負圧源又は超過圧源のどちらによって
も引き起こすことができる。

本発明において用いられる気流によ１）、手動で掃除す
る為に機械の作動が中断されるということがなく、又、
掃除をすることにより機械の摩擦現象が起こることもな
く、比較的多機の夾雑物の沈積が確実に完全に阻止され
る。更に、通り抜け路が狭い故に今までは機械の作動中
に櫛状物の掃除は原則として不可能であったが、機械的
な掃除手段を用いないので、この種のトップコームを木
綿用のコーマに使用することが可能となった。

本発明の他の形態においては、風路の少なくとも一部分
は、針先間の自由な通り抜け路が針先端領域から覆い板
間の領域へ向けて延長されることによって形成されてい
る。これによ１）、圧縮空気源から又は負圧空気源へ向
けて生ずる気流が各自由な通り抜け路を通って案内され
る結果、櫛状物全体が均一に掃除されることとなる。

第１の覆い板は、針に沿った方向において、他方の第２
の覆い板よりも短いことが好ましく、この場合、その針
先側端は風路の始まり部分に位置してお１）、第１覆い
板の外側では、包囲板が吸い込み口から排出口に至るま
で閉止状態の空気室を形成しつつ、第２覆い板の針先側
端まで延びている。これによ１）、空気が強制的に案内
される。すなわち、該空気は、第１覆い板と包囲板との
間に形成されている空気室を通って、第２覆い板と包囲
板との間、及び、ノズル状の空気排出口を形成する針量
の風路に送り込まれるので、針量の自由な通り抜け路は
、的を定めた気流により掃除される。この覆い板は、通
常では、金属薄板の覆い板が用いられるが、本発明は、
場合によってはプラスチック製の覆い板又は包囲板が用
いられる。

帯状針の６針はプレス成形されてお１）、針先領域は、
特に両側がプレス成形されている結果、針の厚さは、先
端領域が残りの輪領域に比して小さくなっている。先端
領域と軸領域との間にプレス成形部分が延長されること
によって風路が形成されるように、このプレス成形部分
は先端領域を越えて延びていることが望ましい。

このような構成によれば、空気供給の為に更に付加的な
措置が取られる必要があるものの、針量の風路自体は製
造上より多くのコストを必要とせずに実現できる。

形成された風路の長さは、好ましくは針の自由な突出部
、つまり先端部分の約６０％であるが、約１５乃至１０
０％であっても、充分に大きな自由な空気の貫流が所望
のノズル効果下で得られる。

本発明に係る装置において、圧縮空気流を使用する場合
に特に好都合な副次的利点は、織物機のつかみ手段に把
持されている繊維束が環状櫛に押し付けられることであ
る。

これによ１）、繊維束を容易に環状櫛へ押し入れること
ができる。

この効果を更に強化する為には、圧縮空気供給手段を利
用し、かつ針の先端領域に付加的な空気排出口を設けれ
ばよい。

この排出口は第１覆い板よりも長い第２覆い板の外側に
包囲板を設けることによって実現される。

相互に平行な少なくとも２つの帯状針列を有する二重帯
状針の場合、２つの針列の間に空気室が形成されている
ことが好ましい。この空気室から気流が両針列の自由な
通り抜け路へ向けて流れ、通り抜け路から流れ去る。

上記目的は、帯状針が圧縮空気により掃除される掃除方
法によっても達成される。

基本的には、負圧装置により気流を発生させることも可
能である。しかし、多くの場合には、圧縮空気が手近に
あるので、一番簡単なのは既存の圧縮空気導管へ接続す
ることである。更に、圧縮空気は、タンク又はこれに類
似したものに入れられて提供されてもよい。

特に良好な掃除効果は、帯状針へ衝撃的に空気が当てら
れることにより得られる。このような衝撃は、個々の夾
雑物粒子を往復運動下で取り除く効果があ１）、夾雑物
粒子が確実に取り除かれる。

場合によっては、設けられているつかみ手段の運動、又
は整合駆動されているコーマの他の機械素子の運動、或
は櫛状物の動きに依存して誘発される空気衝撃手段が特
別に設けられている。このことは、弁装置が圧縮空気源
に対して開かれることによ１）、圧縮空気の衝撃が発生
して、例えばトップコームの上下運動の機械的な駆動が
又はつかみ手段の開閉運動が誘発されることを意味して
いる。

これによ１）、夾雑物かすき取られた直後に、櫛状物に
沈積している夾雑物が再度除去される。この場合、吐き
出された夾雑物が環状櫛の連続した運動により搬出され
るように、圧縮空気衝撃が時間的に制御される。つま１
）、吐き出しローラがまさに繊維束を送り出そうとして
いる場合には、圧縮空気衝撃は送られない。

この代案としては、タイムスイッチにより空気供給手段
を作動させることが可能である。

［実施例］ 次に、本発明に係る帯状針の好適な実施例を従来例との
比較で図面を参照しながら詳説する。

第１及び第２図に示されている従来の帯状針は、１列に
並べられた針１ａを有してお１）、叶１１は、第１１１
い板２ａと第２覆い板３ａとの間に配置されている。各
社１ａは、相互に接着剤又は半田付けにより連結されて
いる。覆い板２＆及び３λは、針を接着する際、針に重
なり合っている。

先端領域４ａは、プレス成形により点５ａから先端へ向
けて厚さが逓減されている。針＋ａの残りの部分は、軸
６ａと称される。軸領域７ａは、従来の櫛状物の場合、
覆い板２ａ、３ａにより広範囲にわたり覆われてお１）
、場合によっては、軸頭域内で覆われていない部分の長
さは約１１１１１である。

隣合う針ｌａ間には、自由な通り抜け路Ｆが形成されて
お１）、この通り抜け路Ｆはプレス成形された先端領域
４ａの厚さと、プレス成形されていない軸６ａの厚さと
の比率によって決まる。軸６ａの幅は、帯状針の単位長
さ当たり何本の計１ａがあるかによって決まる。その理
由は、軸６スが相互に密着して位置しているからである
。

突出している先端領域４ａの長さは、突出部Ｖと称され
ている。

第１図には、夾雑物８ａがどのように針量の自由な通り
抜け路Ｆ中に沈積しているか、又それにより櫛状物のす
き取り効果がいかに低減するかを示している。

以下に示す本発明の好適な実施例においては、第３．４
図に示す如く、第１覆い板２は、第２覆い板３に比して
、針の縦軸９方向長さが短い。つま１）、長さＸを有す
る計１の付加的なプレス成形部１０だけ第２覆い板３の
方が長い、この付加的なプレス成形部１０によ１）、針
！の間に風路１１が形成され、この風路は、第１覆い板
２の下端１２から第２覆い板３の下端１３に至るまで延
びてお１）、隣接した２本の針量の自由な通り抜け路Ｆ
へ通じている。

プレス成形部！０を有するが故に、針のこの部分は軸７
の幅Ａに比して狭い幅Ｂとなっている。

気流を風路！Ｉへ案内する為に、第５図に示す如く、包
囲板１４が備えられてお１）、該包囲板は、空気索１５
を形成するように第１覆い板２の周囲に連結されている
。また、包囲板１４の下端璽６のみが、第１覆い板２の
下端１２を越えて第２￥Ｉｉい板３の下端１３とはほぼ
同じ高さまで延びているので、例えば圧縮空気流１８の
為の自由な通り抜け路１７が形成されている。該圧縮空
気は、吸い込み管１９を介して圧縮空気源から空気室１
５へ案内され、更に、この通り抜け路１７を通って針１
間の風路１１へ至る。ここで、第２覆い板３及び包囲板
１４の平行（紙面垂直方向）に延びる下端１３．１６に
よりノズルが形成される結果、夾雑物８は、この気流に
より運び去られる。

第８図には、本発明に係る帯状針３１又は３１λがどの
ようにコーマ内に配置されているかが示されている。

第８図には、環状櫛２０の一部が示されてお１）、繊維
束２！が自動開閉するつかみ手段２２により周期的につ
かみ取られ、この環状櫛が繊維束２１にはまり込んで繊
維束が繰り出される。環状櫛２０の上方には、トップコ
ーｌ、　（帯状針３１ａ）が配置されてお１）、繊維束
２！は、トップコーム（帯状針３１ａ）の針１間の通り
抜け路Ｆを通りさらに２つの吐き出しローラ２３を通っ
て第８図左方、へ４出される。

第８図に示す如く、気流２９が繊維束２１を下方へ向け
て環状櫛２０に対し押している。

第６図は本発明の第２実施例を示す。この例では、所望
の効果をさらに増大させる為に、第２の包囲板２４が設
けられている。この包囲板２４は、その下端２６と第２
覆い板３の下端とでノズル２７を形成しつつ終端するよ
うに、かつ空気室２５を形成するように、第２覆い板３
に連結されている。したがって、吸い込み口２８を通っ
て供給される圧縮空気流２９は、該ノズル２７を通って
排出され、環状櫛２０に対して繊維束を押す力が更に増
大される。

第７図は、本発明の第３実施例に係る二重トップコーム
が示されてお１）、該トップコームは、２つの相互に平
行に延びる帯状針を備えている。

該帯状針は、第３図との関連において説明されている原
理に基づく構造である。

この実施例では、吸い込み口！９゛を有する空気室１５
゛は、第２覆い板３が上方へ向けて針Ｉを越えて延長さ
れることによ１）、密閉状態の空気室！５°の側面が限
定されている。空気室１５°は、排出口３０を有してお
１）、吸い込み口１９°から取り入れられた気流は該排
出口を通って針１の先端領域４へ案内される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、夾雑物が付着している従来の帯状針を示す斜
視図、 第２図は部分的に破断されて内部が示されている従来の
帯状針の正面図、 第３図は本発明の実施例に係る帯状針の部分側面図、 第４図は破断して部分的に内部を示す第３図の帯状針の
正面図、 第５図は本発明の第１実施例に係１）、包囲板を備えた
帯状針の縦断面図、 第６図は本発明の第２実施例に係１）、繊維束を押さえ
付ける為の付加的なノズルを有する帯状針の縦断面図、 第７図は本発明の第３実施例に係る帯状針の縦断面図、 第８図は第６図に示す帯状針が取り付けられたコーマの
要部構成図である。 図中、 １１　里＆は針 ２．２ａは第１覆い板 ３．３ａは第２覆い板 ４．４ａは先端領域 ６ａは軸 ７．７ａは軸領域 ８ａは夾雑物 ９は縦軸 １０は付加的なプレス成形部 １１は風路 Ｉ２．１３．１６．２６は下端 １４．２４は包囲板 １５．２５は空気室 ＋８．２９は圧縮空気流 ２０は環状櫛 ２！は繊維束 ２２はつかみ手段 ２３は吐き出しローラ ２７はノズル １９．２８は吸い込み口 ３０は排出口 ３１．３１ａは帯状針 １７、Ｆは通り抜け路 ■は突出部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）、２つの覆い板間に固定されている少なくとも１列
   の針を有し、針先間に自由な通り抜け路を形成し、針先
   を所定長さ該覆い板の針先側端から突出させ、該自由な
   通り抜け路中に沈積している付着物を取り除く掃除手段
   を備えた織物の下準備機械及びこれに類似したものに用
   いられる帯状針、特にトップコームであって、 該帯状針（３１、３１ａ）は、該自由な通り抜け路（Ｆ
   ）を掃除する為に気流が貫通又は該通り抜け路（１７）
   に沿って案内される少なくとも１つの風路（１１）を備
   えていることを特徴とする帯状針。 ２）、前記風路（１１）の少なくとも一部分は、針の軸
   領域（７）方向に向けて前記針先（４）間の自由な通り
   抜け路（Ｆ）が延長された部分により形成されているこ
   とを特徴とする請求項１記載の帯状針。 ３）、一方の第１覆い板（２）は前記針の縦軸（９）方
   向において他方の第２覆い板（３）よりも短く、前記第
   ２覆い板の針先側端（１２）は前記風路（１１）の始ま
   り領域に位置しており、前記第１覆い板（２）の外側に
   は包囲板（１４）が好ましくは前記第２覆い板（３）の
   針先側端（１３）に至るまで延びていて、この端から吸
   い込み口又は排出口（１９、１９′）に至るまで密閉状
   態の空気室（１５、１５′）を形成していることを特徴
   とする請求項１又は２のいずれか１つに記載の帯状針。 ４）、前記各針はプレス成形により前記針先領域の針の
   厚さが、前記残りの軸領域の厚さに比して小さくされて
   おり、プレス成形された針先端領域（４）と軸領域（７
   ）との間の延長されたプレス成形部（１０）を貫いて風
   路（１１）が形成されていることを特徴とする請求項１
   乃至３のいずれか１つに記載の帯状針。 ５）、前記風路（１１）の長さ（Ｘ）は前記針の自由な
   突出部（Ｖ）の約１５％乃至１００％、好ましくは約６
   ０％であることを特徴とする請求項４記載の帯状針。 ６）、前記針先領域（４）には、付加的に空気排出口（
   ２７）が形成されていることを特徴とする請求項第１乃
   至第５のいずれか１つに記載の帯状針。 ７）、前記付加的な空気排出口（２７）は、前記第２覆
   い板（３）の外側に配置されている包囲板（２４）によ
   り形成されていることを特徴とする請求項第６項記載の
   帯状針。 ８）、少なくとも２つの針（１）の列を有し、針列間に
   は、空気室（１５′）が形成されていることを特徴とす
   る帯状針。 ９）、前記帯状針（３１、３１′）は圧縮空気により掃
   除されることを特徴とする、請求項１乃至８のいずれか
   １つに記載の帯状針を掃除する方法。 １０）、前記帯状針（３１、３１′）には、衝撃的に空
   気が当てられることを特徴とする請求項９記載の方法。 １１）、前記空気衝撃は、前記帯状針に並置されている
   つかみ手段の運動、他の整合駆動されるコーマ機械素子
   の運動、又は櫛状物の運動に依存して誘発されることを
   特徴とする請求項９又は１０のいずれか１つに記載の方
   法。 １２）、前記空気供給は、タイムスイッチにより行われ
   ることを特徴とする請求項１０記載の方法。