JPH0247200A

JPH0247200A - 高温調理用鉄板洗浄剤組成物

Info

Publication number: JPH0247200A
Application number: JP19721388A
Authority: JP
Inventors: Hajime Tomooka; 友岡　元; Tsuneo Umezawa; 梅沢　恒夫
Original assignee: LION HAIJIIN KK
Current assignee: LION HAIJIIN KK
Priority date: 1988-08-09
Filing date: 1988-08-09
Publication date: 1990-02-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利本発明は、ホテル、レストラン等の厨房において用いら
れる調理用鉄板を、冷却することなく洗浄できる洗浄剤
組成物に関する。

丈米列抜生ホテル、レストラン等の厨房においては、フライトツブ
レンジ、グリドルトップレンジと呼ばれる加熱調理器が
用いられている。これらは。

鋳鉄製プレート上に薄く油をしいて肉や魚、野菜などを
調理するための調理器具であり、通常１５０〜２５０°
Ｃ程度の温度範囲で使用されている。

これらのレンジは常時加熱されているので、営業中に油
汚れ、焦げ付き等による汚れが生じた場合には、これを
除去、洗浄する必要があり、特に２４時間営業のレスト
ラン等においては重要な問題である。従来このような場
合には、グリドルストーンと呼ばれる一種の砥石を用い
、調理用油を振りかけて落していた。しかしながら。

砥石で落すため大変な労力と時間を要し、また、力を入
れて擦り落すため、勢い余って作業者の手、指等が加熱
されたプレートに触れたり、油が飛散して火傷事故を引
き起こす等の問題があった・硬表面の油汚れ洗浄の分野では、アルカリ性の洗浄剤が
一般に使用されている。しかし、これをそのまま調理用
鉄板の洗浄に適用すると、鉄板上の残留アルカリ分を除
去するために、水洗を繰り返したり、中和型の酸性リン
ス剤を使用することが必要となる。そのため、熱鉄板の
温度が低下し、エネルギーロスや、−時的な営業中断を
招いていた。

が　　しよ゛とする本発明は、調理用熱鉄板の温度低下が少なく、短時間に
簡単な作業で熱鉄板を洗浄できる洗浄剤組成物を提供す
るものである。

見匪段榎國本発明の高温調理用鉄板洗浄剤組成物は、ポリオールお
よび有機酸またはリン酸を含有することを特徴とする。

以下、本発明についてさらに詳細に説明する。

ポリオールとしては、１００〜２５０℃の高温鉄板上で
簡単には蒸発あるいは分解・飛散することなく、油汚れ
になじみ易く、万一残留して調理品に混入することがあ
っても衛生上危険性の少ないポリオールが好ましい。ポ
リオールの具体例としては、グリセリン、ジグリセリン
、ソルビット、ソルビタン、キシロース、ブドー糖。

果糖、庶糖、還元糖、水飴、デキストリン、エチルグリ
コール、エチルジグリコール、エチル１へリグリコール
、ジエチレングリコール、エチレングリコール、プロピ
ルグリコール、ブチルグリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、ジ
プロピレングリコールなどが挙げられ、これらは単独で
あるいは併用して用いられる。この中でも特に、グリセ
リン、ジグリセリン、ソルビット、ソルビタン、キシロ
ース、ブドー糖、果糖、庶糖、還元糖、水飴、デキスト
リンが臭気が少ないため好ましい。

有機酸としては、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、
グルコン酸、コハク酸、フマール酸、酢酸などが特に臭
気が少ないため好ましく、ギ酸、シュー酸、グリコール
酸（ヒ１（ロキシ酢酸）なども好適に使用できる。高温
調理鉄板の洗浄に際しては、浦汚れに浸透して汚れ層を
熱鉄板から剥踵、浮き上させて分解し、しかも、熱鉄板
の温度低下を抑えるために水洗を極力避ける必要があり
、洗浄後にかき取り残や、拭い取り残があった場合も、
衛生上危険性が少ないことが要求される。有機酸はこの
ような要求を満たし、また、無機酸ではあるがリン酸も
このような条件を満足する。有機酸またはリン酸は、単
独または併用して洗浄剤組成物中に配合される。

洗浄剤組成物中へのポリオールの配合量は、洗浄効果、
作業性および熱鉄板の温度低下防止の観点から、５〜５
０重量％が好適であり、好ましくは１０〜３０重量％で
ある。

有機酸またはリン酸の配合量は、上記と同じ１１３１点
から、５〜５０重量％が好適であり、好ましくは１０〜
３０重量％である。

調理用鉄板は、一般に１００〜２５０℃の温度範囲で使
用されている。この加熱中の高温調理用鉄板に本発明の
洗浄剤組成物を散布すると、油汚れ、焦げ付き汚れが簡
単に浮き上がり、軽くかきとるだけで清浄な状態となり
、洗浄作業の時間と労力を大幅に削減できる。酸により
汚れが化学的に変性して、汚れが媒液に対して溶解性な
いし分散性を示すことにより、洗浄が行われると考えら
れる。高温の調理用鉄板上のかき取り残あるいは拭き取
り残は熱分解によって蒸発するので、水などを散布して
濯ぎ洗いをする必要がない。そこで、営業中の高温鉄板
を温度低下させないで清浄化することができ、エネルギ
ーの節約と、営業の停止を防止することが可能となる。

発明の効果本発明の洗浄剤組成物によれば、ポリオールと有機酸ま
たはリン酸を組合せることにより、調理用熱鉄板の温度
低下を抑えて、短時間に簡単な作業で、清浄な調理面が
得られる。

実施例後記表−１に示す各洗浄剤組成物を調製し。

それらの洗浄性能を評価した。評価方法の詳細は以下の
通りである。

［洗浄力の評価コ洗浄剤組成物を熱鉄板上に散布し、板状の泡立ちが少な
くなったとき、スクレーパーでかき取る。

◎；上記操作１回でクリーンな鉄板面が露出する。

Ｏ；上記操作２回を要す。

Δ；上記操作３〜４回を要す。

［鉄板温度低下と作業時間］１９５〜２００℃の鉄板温度で洗浄を始め、全面の洗浄
作業が終わった時の温度低下と所要時間をＭｌり定する
。

［飛散性コ熱鉄板上に洗浄剤組成物を散布したときの、飛散状態を
３段階で評価する。

Ｏ；蒸発するが、周囲への飛散はない。

△；蒸発し、周囲への飛散がいくらか認められる。

×７飛散著しく、散布した洗浄剤が板状にほとんど残ら
ない。

（以下余白）

Claims

【特許請求の範囲】

１、ポリオールおよび有機酸またはリン酸を含有するこ
とを特徴とする高温調理用鉄板洗浄剤組成物。