JPH0246954A - 薄板連鋳機 - Google Patents

薄板連鋳機

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JPH0246954A
JPH0246954A JP19796188A JP19796188A JPH0246954A JP H0246954 A JPH0246954 A JP H0246954A JP 19796188 A JP19796188 A JP 19796188A JP 19796188 A JP19796188 A JP 19796188A JP H0246954 A JPH0246954 A JP H0246954A
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JP
Japan
Prior art keywords
roll
wall
side dam
rolls
pair
Prior art date
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Application number
JP19796188A
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English (en)
Inventor
Morihiro Hasegawa
長谷川 守弘
Takashi Yamauchi
隆 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0246954A publication Critical patent/JPH0246954A/ja
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/0648Casting surfaces
    • B22D11/066Side dams

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は溶湯(例えば溶鋼)から直接的に薄板を連続鋳
造するための双ロール式連鋳機の改善に関する。
〔発明の背景および従来技術〕
互いに反対方向に回転する軸を水平にした一対の内部冷
却ロールを適当な間隙をあけて平行に対向配置し、この
間隙上部のロール円周面(ロール軸に沿う方向の円筒面
のうち上半身の面)に湯溜りを形成させ6 この湯溜り
中の溶湯を1回転するロール円周面で冷却しながら、該
間隙を経て薄板に連続鋳造するいわゆる双ロール弐連鋳
機が知られている。このような双ロール弐連鋳機を鋼の
連鋳に適用して、溶鋼から薄鋼板を直接製造しようとす
る提案もなされている。
ロール対の間隙から薄板連鋳品を常時連続的に鋳造する
には2 ロール対の間隙の上の円周面上に溶湯の湯溜り
を形成し、/&面レベルが実質上一定に維持されるよう
に溶湯をこの湯溜りに連続注入することが必要となる。
この湯溜りを形成するたメニハ、ロール円周面上におい
てロール軸に沿う方向に湯が流れ出すのを規制する。ロ
ール軸に直角方向の面をもつ一対のダムが必ず必要とな
る。
このダムは通常は薄板鋳片の幅を規制する役割も果たす
。本明細書においてこのダムを“サイドダム′°と呼ぶ
。この左右に配置されるサイドダムのほかにも、ロール
軸に沿う方向の面を持つ一対の前後堰(長辺ダムとも呼
ばれる)をロール対の円周面上に該サイドダムと直交す
るように立ち上げてサイドダムとこの前後堰とでボック
ス状の湯溜りを形成することもあるが、ロール対の半径
が十分に大きい場合にはこのロール軸に沿う方向の前後
堰は必ずしも必要ではなく、ロール対の円周面自身がこ
の前後堰の役割を果たすことができる。
この対をなすサイドダムとしては、エンドレス金属ベル
トや無限軌道帯(キャタピラ)等をロール対のサイド面
に押し当て、鋳片の鋳造速度に見合った速度で移動させ
るようにした移動式サイドダムと、耐火物の板状体をロ
ール対の左右の側部に固定した固定式サイドダムが知ら
れている。
般に後者の固定式サイドダムは前者のように装置構成や
運転制御が複雑にならないという利点がある。
固定式サイドダムには2両サイドダムの互いの間隔距離
をロール幅(ロールの一方の端から他方の端に至る長さ
)よりも小さ(する場合と、ロール幅に等しくする場合
とが知られている。前者の場合には2両サイドダムの底
面がロール円周面と摺接するように両サイドダムがロー
ル円周面上に立ち上げられる。後者の場合には1両サイ
ドダムのそれぞれの内側の面がロール軸と直角方向のロ
ール両側面(本明細書ではこのロール両側面をロールサ
イド面と呼ぶ)と摺接するように、つまりロール対の両
端を両サイドダムで挟むようにサイドダムが固設される
通常、固定サイドダムの材質は断熱性の良い耐火物が用
いられる。これは、サイドダムに接触する?8湯がサイ
ドダム表面で凝固することを防止しなければならないた
めである。かような断熱性耐火物は一般に凝固した金属
よりも耐摩耗性が劣り引き掻き疵が付きやすい。したが
って、耐火物が#負傷する事態が発生し、これがひどく
なるとブレークアウトとなる。また1両ロールのロール
サイド面を挟むようにサイドダムを固定する前記の方式
では、ロールギャップを通過するさいの板端部の押圧に
よってロールサイド面とサイドダム内側面との摺動部に
間隙が生じ、そこに湯が差したりする。これらのトラブ
ルが生じると鋳造を安定的に続行することができない。
したがって、このサイドダムとしては耐摩耗性が良好で
出来るだけ高強度の耐火物を使用するのがよいというの
が従来の一般的な考え方であった。
いずれのサイドダム方式を採用するにしても湯溜り内の
溶湯の一部が各回転ロールの各表面で薄い凝固シェルを
形成し、ロール回転に伴ってこれらが成長しながら双ロ
ールの間隙を通過することになる。そのさい、ロール間
隙が最も近接しているロールギャップ近傍で該凝固シェ
ルに対して圧下(圧延)が行われて所定厚みの薄板に成
形される。したがってこの凝固シェルの押し潰しく圧延
)によって、該凝固シェルが該ロールギャップ近傍で幅
方向に拡がろうとする。その結果、鋳板の端部がサイド
ダムに対して大きな押圧を与えることになる。移動式サ
イドダムの場合には鋳板の移動速度に合わせてサイドダ
ムを移動させるのでサイドダムと鋳板の端部との摩擦の
問題は実質玉虫じないが2固定サイドダムの場合には、
移動する板端部と固定サイドダムとの間には大きな摩擦
が発生ずることは避けられない。このため、サイドダム
耐火物の(負傷、板端部に無理な応力が加わることによ
る端部の割れや形状不良発生、さらには摺接部に湯差し
の発生等が起こる原因となり。
安定な操業を行なう上で大きな支障となる。この問題は
特に鋼を対象した鋳造では高融点および鋳板材質の高強
度の点で低融点の軟質な非鉄金属等では見られない重要
な解決課題となる。
本発明者らは特願昭62−84555号においてこのよ
うな問題を根本的に解決する°研削ダム方式”(または
移動式と固定式の中間の方式)とも言うべき薄板連鋳機
の発明を提案した。これは、従来の耐摩耗性の良好な高
強度の耐火物をサイドダムに使用するという観念とは逆
に、被削性の良好な耐火物を使用し、この被削性の良好
なサイドダムを鋳造中に鋳造方向に積極的に送り出すこ
とによってサイドダムとロール表面および鋳造される板
端部との摩擦部においてサイドダムを研削消耗させるも
のである。その後も本発明者らはこの研削ダム方式によ
る鋳造試験を繰り返してきたが、サイドダムの研削消耗
を定常的に続行させるためには別の角度から新たな工夫
が必要であることがわかった。
〔発明の目的〕
本発明は前記の!!題解決を目的として、特願昭62−
84555号で提案した研削ダム方式の一層の改善を意
図したものである。
〔発明の構成] 前記の目的を達成せんとする本発明は 互いに反対方向
に回転する一対の内部冷却ロールを平行に対向配置し、
このロール対の円周面上に湯溜りを形成させるための一
対のサイドダムを鋳造板幅に略相当する間隔をあけて配
設し、該湯溜りの湯を該ロール対の間隙を経て薄板に連
続鋳造する薄板連鋳装置において、該サイドダムが、断
熱性および被削性の良好な材料からなる内側壁と高熱伝
導性および高強度の材料からなる外側壁との複合材料か
ら構成され、該内側壁がロールの円周面とその底部で摺
接しそして該外側壁がロール幅よりも外方に突出すると
共にその内面の少なくとも一部がロールのサイド面と摺
接するが近接する状態で該ロール対に配設され、この配
設状態のもとでサイドダムを鋳造方向に所定速度で送り
出す機構を設け、この送り出し機構によって該内側壁の
ロール円周面と接する部分を回転するロール表面で研削
消耗するようにした点に特徴がある。そのさい、サイド
ダムは内側壁と外側壁とを接着材料を用いて貼り合わさ
れた複合材料を使用し、サイドダムの内側壁と接するロ
ール円周面部分を研削能を持つ粗面に形成しておくのが
よい。
〔実施例〕
以下に1図面の実施例に従って本発明の内容を具体的に
説明する。
第1図において、参照数字1a、 lbは互いに反対方
向に回転するように(両者の回転方向を矢印で示す)軸
を水平にして対向配置した一対の内部冷却ロール、2は
このロールla、lbの円周面Rの上に形成させた湯溜
り内の溶湯、 3a、3bはサイドダムの内側壁、 4
a、4bはサイドダムの外側壁、5は鋳造される薄板を
示している。
内部冷却ロールla、 lbは9図示の例ではいずれも
水冷ロールを使用している。より具体的には。
いずれのロール対1a、 lbも、その円周面Rを形成
しているドラムの内側にはコイル状の冷却水通路が形成
されており(図には示されていない)、この冷却水通路
に通水することによって円周面Rが所定温度に冷却され
るようになっている。この円周面Rの内側の冷却水通路
への冷却水の供給とその排水はロール軸から行われる。
このため ロール軸は二重管の形状に構成し、その内管
を冷却水供給管、外管と内管との間で形成される環状の
管路を排水管とし、ロールの内部において、内管の冷却
水供給管を円周ff1Rの内側の冷却水通路人口に、該
環状の管路を冷却水出口に接続してある。
この構成によって内管に図示のようにポンプPがら冷却
水を連続供給すると、この冷却水が円周面Rの内側の冷
却水通路を循環したうえ該環状の管路を経て排水される
。この冷却水の通水動作は装置の稼働中にも続行して行
うことができるようになっている。
サイドダムは内側壁3a、3bと外側壁4a、4bとを
貼り合わせた積層材であり、その形状例が第2図に示さ
れている。第2図に見られるように、内側壁3a 3b
は、サイドダムのその全厚みWのうちその内方の一部の
厚み1を有し、この厚みW、の部分がロール円周面R上
に設置する部分の厚みとなる。
外側壁4a、4bは外方の他部の厚み病2を有する部分
であり、これはロール円周面から外れた設置部分の厚み
としてある。すなわち、内方の厚み−、部分をもつ内側
壁3a、3bについては、ロールla、 lbの円周形
状に相当するように曲面加工された底部面6゜6°を有
し、外方の厚みW2部分をもつ外側壁4a、4bについ
てはロールla、Ibのサイド面(第1図においてSで
示す)と摺接する部分7,7゛を1前記の底部面6,6
′よりも下方にまで延び出して形成させた形状を有して
いる。
内側壁3a、3bの材質としては断熱性が良好でなけれ
ばならないので耐火物が適当であるが本発明の場合には
被削性も良好なものでなければならない。その底部面6
.6゛が円周面の粗面10によって研削されることが必
要であるほか、鋳造される板の端部でも適当に研削され
る材質であるのが好ましいからである。これに適する材
質としては、被削性の良い断熱レンガ、セラミックファ
イバーボード、ポロンナイトライド(BN)等がある。
外側壁4a、4bは、内側壁3a、3bとは逆に熱伝導
性が良好で且つ高強度の材料で構成する。また適当に熱
容量の大きなものを使用するのがよい。具体的にはアル
ミナグラファイト、マグネシアグラファイト、炭化ケイ
素、黒鉛、銅または銅合金。
鉄または鉄合金などを使用する。このような高強度高熱
伝導性材料を使用することによって、被削性材料である
内側壁3a、3bをその内側での貼り合わせによって十
分に支持でき、且つ鋳造方向へサイドダムを移動させる
さいの強度支持が十分に行われると共に、ロール対の最
狭隙部近傍における鋳板の端面を急冷凝固させて湯漏れ
を防ぐ作用を供することができる。
第1図では、第2図に示す形状のサイドダムを内側壁3
a、3bの曲面加工された底部面6.6゛がロールla
、 lbの円周面Rに接するように、また、外側壁4a
、4bの内面部分7,7“がロールla、lbのサイド
面S、!:摺接するように、セットした状態を示してい
る。そして、外側壁4a、4bを、複数本のネジ付き支
柱8に対して、外側壁側に固着されたナツト9を介して
支持させ、各支柱8を軸回りに回転させることによって
、外側壁4a、4bを鋳造方向に移動させる。なお7図
面には示されていないが、実際には外側壁4a、4bの
外面に金属製のサイドダムケースを、該外面をすっぽり
覆うように取付け。
この金属製サイドダムケースにナツト9を取付けること
によって、このサイドダムケースを介して外側壁4a、
4bを支柱8により把持するようにするのがよい。
この送り出し機構によって、装置稼働中においては、内
側壁3a 、 3bの底部面6,6°が5回転するロー
ル円周面Rで研削され消耗されながら外側壁と共に下降
する。内側壁3a、3bと外側壁4a 、 4bとは両
者の接合界面で接合剤を使用して接着させるのがよいが
、場合によっては機械的な噛み合わせ(例えばキー溝を
用いた噛み合わせ)によって結合してもよい、接合剤と
しては水ガラス等が好適である。サイドダムを下降移動
させる機構としては装置の運転中に連続的に下降させる
方式が好ましいが、場合によっては5下降と停止を繰り
返す間歇移動方式でもよいし、微振動させながら下降さ
せる方式でもよい。いずれにしてもサイドダムの下降量
或いは鋳造される板幅を検出信号として下降速度を制御
するのがよい。また、内側壁3a、3bと外側壁4a、
4bの下降機構を独立させ、内側壁3a3bと外側壁4
a、4bの下降速度を違えてもよい。
一方、ロールの円周面Rのうち、サイドダム内側壁3a
、3bの底部面6,6゛と摺接する部分は研削能をもつ
粗面に形成する。この粗面の部分を第1図の10(4箇
所)で示してあるが、この部分lOの粗度および硬さを
サイドダムの材質や鋳造条件に応じて適切にすると、内
側壁3a、3bの底部面6,6“が鋳造中に良好に研削
されるが、その状態が定常的に維持され経時変化しない
ことが望ましい。このため、ロール円周面Rを構成して
いる材料層と同じ材料からなる当該部分10の表面だけ
をエメリー研磨やブラスト処理によって粗面に形成して
もよいが、ロール円周面Rを構成する材料は熱の伝達や
健全な凝固シェルを形成するための要件を備えるように
選択されたものであり、この材料そのものの表面を粗面
にするよりは、別途の材料層で粗面を形成した方がその
機能を十分に果たしやすい場合もある。例えば該部分I
Oの表面層だけを硬質な材料層に構成し、この硬質材料
層の表面を研削能をもつ粗面に形成する。硬質材料層は
ロール円周面の基材表面に硬質金属例えばN1およびN
i基合金、Ni−Fe合金、CrおよびCr基合金Fe
合金等のメツキを施して構成するか、或いは硬質金属、
セラミックスまたはサーメットの溶射層で構成するのも
よい、溶射金属としてはN i−Cr合金、炭素鋼、ス
テンレス鋼等が、溶射セラミックスとしてはCrzOs
+Ti0z、 A l tOjIZrot等が、そして
溶射サーメットとしてはZrJ−NiCr、 Cr2C
1NiCr、 WC−Co等が使用できる。溶射によっ
て硬質材料表面を形成する場合には溶射粒子の積着によ
って自然な凹凸が表面に形成されるような条件で溶射層
を作ると、溶射層がそのままで前述の被削性サイドダム
の研削消耗を良好に行わせることのできる粗面とするこ
とが可能である。また、溶射層のロール基材との密着性
改善・のためにロール基材の種類によってはそのロール
基材に下地処理をしてから溶射層を形成するのがよい。
この下地処理は金属メツキを採用することもできる。ま
たブラスト処理等によって予め粗面に形成した表面に溶
射処理を行なってもよい。硬質材料表面を金属メツキだ
けによって形成する場合、或いは溶射によっても滑らか
な表面となる場合には、粗面化処理を施すのがよい、こ
の粗面処理はその硬質材料の種類に応じてエメリー研磨
やブラスト処理等を適用すればよい、この粗面化処理は
通常は鋳造開始前に行っておくが鋳造中のロール回転中
にも行なえるようにしておくと一層便宜である。いずれ
にしても、内側壁3a、3bの底部面6,6゛と摺接す
るロールの円周部分10を硬質な材料からなる粗面を形
成しておくのがよくこれによって該粗面の劣化が防止さ
れ良好な研削能を長時間にわたって維持することができ
る。なお、第1図における11は該硬質材料の粗面部分
10の研掃を行なうブラシを示しており、このブラシ1
1を該部分10に当接するようにセントしておけばロー
ルla、 lbの回転によって該部分10に付着した研
削粉を除去することができ、該粗面の目詰まりによる研
削能の低下を防止することができる。
第3図は本発明に従うサイドダムの鋳造初期の内面状態
を示したものである。内側壁3a、3bの内面では、双
方の内部冷却ロールの表面に形成した凝固シェルの側端
が図面のa、a’で示すレベルで接しつつA点で合流す
ることになる。すなわち、湯溜り中の溶湯の一部は各ロ
ール表面で冷却されて薄いシェルとなって凝固し、ロー
ルの回転に従って再凝固シェルは成長しつつ合流しロー
ルギャップ間で所定の厚みまで圧延されることになるが
ロール表面で形成する凝固シェルの端部がサイドダムの
内面のa、a’で示すレベルで接することになる。この
凝固シェルの合流点Aの位置が、内側壁3a 、 3b
 (第2図の−、内)における下縁13とほぼ同レベル
となるように、サイドダムの初期形状(装置稼働中に研
削される前の形状)が定められるのが好ましいが、鋳造
中において、vf造の条件変動により1合流点Aは下縁
13の位置よりも上方の位置A”にくることもある。こ
の場合は、ロールによる圧延によって生じる板(合流点
Aを通過したあとの凝固した金属板)の幅方向の拡大に
よって。
この部分の耐火物が削り取られることになる。もし、こ
の状態でサイドダムを下降させないと、板幅が徐々に拡
大しつづけ、ロール幅を越えてしまうと、その越えた部
分ではその仮の断面がドツグボーン(犬の骨)状の端部
が脹れた形状になり。
さらに進行するとサイドダムが損傷してブレークアウト
に至ることになる。本発明では被削性内側壁3a、3b
を所定の速度で下降させるので、この部分が板端によっ
て削り取られても1次々に新たな面が下降してくるので
、このような事態が生ずることなく常に所定の板幅をも
って鋳造できることになる。
第4図は鋳造が進んでサイドダムが相当下降した状態の
内面を示したものである。底部面6.6゛および下縁1
3がロールの粗面10および鋳板の側端でそれぞれ削り
取られて、それらの位置が第3図の初期状態の位置と比
べて相対的に上方に移動していると共に、下縁13の状
態が板端によってやや斜めに削られた状態となっている
。そして、この下l113の下方部分には、外側壁4a
、4bの内面16が露出してくることになり、この部分
が鋳板の端面を冷却する作用を果して急冷凝固を行わせ
るので万一の漏湯を防止する役割を果たすことになる。
したがって1本発明によれば漏湯の生しやすい板厚の厚
い板の鋳造に特に有利となる。なお、内側壁3a、3b
の底部面6,6゛および下縁13が削り取られていって
も、凝固シェルの側端が図面のa、a’で示すレベルで
接しつつA点で合流することには変わりはない。
第5図は、第4図に対応する鋳造中の過程を模式的に示
したものである。この図に見られるように5サイドダム
を下方に強制的に移動(下降)させることによって、内
側壁3a、3bの下縁13が双ロールの最狭隙部(ロー
ル軸15のレベル)よりもわずかに上方に位置する状態
が維持できると共に。
この下縁13が削り取られてスロープを持つ形状となり
、これによって、凝固シェルの合流点Aを過ぎた板端1
4の幅方向の拡大を抑制する。もしもサイドダムを下降
させないで一定位置に固持した状態におくと、最狭隙部
で幅方向に拡大した板端14によって次々にサイドダム
内面が削られてゆきそして、遂には板幅がロール幅を越
えるようになると板端14と外側壁4bが激しく摩擦す
るようになる。このことは、板端14が破れブレークア
ウトを生じたり外側壁4bが破壊されたりする事故につ
ながる。本発明は、従来では耐摩耗性の耐火物を使用し
ようとする考え方とは逆に、5削性の耐火物からなるサ
イドダムを内側壁3a、3bとして使用しこれを強制的
に下降移動させて積極的に耐火物を削るという操作を行
うと共に、高強度で高熱伝導性の外側壁4a、4bによ
って万−漏れた湯を強制冷却させて凝固を促進させ板端
面を形成するのである。そして、ロール円周面と接する
内側壁3a、3bの底部面6,6゛と下縁13の付近の
形状が実質上同じ相似形を保って研削されるような下降
速度を採用することによって、より具体的には、下縁1
3の付近が板端部によって研削される速度が、サイドダ
ムの底部面6.6”が研削される速度を越えないような
下降速度を採用することによって、つまりは後者の速度
が前者より速くなるようなサイドダムの下降を行わせる
ことによって安定した鋳造ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う装置の一実施例の要部を示す斜視
図、第2図は第1図の装置におけるサイドダムの耐火物
の形状例を示した斜視図、第3図は第1図の装置におけ
るサイドダムの斜視図であり鋳造初期における研削の程
度が少ない状態を示した図、第4図は第1図の装置にお
けるサイドダムの斜視図であり鋳造過程で研削の程度が
進んだ状態を示した図、第5図は該装置による鋳造状態
を、鋳造される鋳板と平行な面で部分的に見た略断面図
である。 la、lb・・内部冷却ロールの対、  2・・湯溜り
3a、3b・・サイドダムの内側壁、  4a、4b・
・サイドダムの外側壁、  5・・鋳造された鋳板6.
6゛・・ロールの円周形状に相当するように曲面加工さ
れた内側壁の底部面、  7.7’・・ロールのサイド
面と摺接する外側壁の部分、10・・サイドダム内側壁
の底部面と摺接するロール円周面の部分(粗面部分)1
 11・・ブラシ 13・・サイドダム内側壁の下縁。 出別人 日新製鋼株式会社 第2図 第3図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに反対方向に回転する一対の内部冷却ロール
    を平行に対向配置し、このロール対の円周面上に湯溜り
    を形成させるための一対のサイドダムを鋳造板幅に略相
    当する間隔をあけて配設し、該湯溜りの湯を該ロール対
    の間隙を経て薄板に連続鋳造する薄板連鋳装置において
    、 該サイドダムが、断熱性および被削性の良好な材料から
    なる内側壁と高熱伝導性および高強度の材料からなる外
    側壁との複合材料から構成され、該内側壁がロールの円
    周面とその底部で摺接しそして該外側壁がロール幅より
    も外方に突出すると共にその内面の少なくとも一部がロ
    ールのサイド面と摺接するか近接する状態で該ロール対
    に配設され、 該配設状態のもとでサイドダムを鋳造方向に所定速度で
    送り出す機構を設け、 この送り出し機構によって該内側壁のロール円周面と接
    する部分を回転するロール表面で研削消耗するようにし
    た薄板連鋳機。
  2. (2)サイドダムは内側壁と外側壁とを接着材料を用い
    て貼り合わされた複合材料からなる請求項1に記載の薄
    板連鋳機。
  3. (3)サイドダムの内側壁と接するロール円周面部分が
    研削能を持つ粗面に形成してある請求項1または2に記
    載の薄板連鋳機。
JP19796188A 1988-08-10 1988-08-10 薄板連鋳機 Pending JPH0246954A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4946806A (en) * 1988-10-11 1990-08-07 Sudamet, Ltd. Flame spraying method and composition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4946806A (en) * 1988-10-11 1990-08-07 Sudamet, Ltd. Flame spraying method and composition

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