JPH0246764Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はアルバム式写真立てに関するものであ
る。

（従来の技術） 写真の整理には従来からアルバムが使用されて
おり、一方、写真を飾るためにはパネルに貼るか
額装するかであつた。このように写真の整理と飾
り、展示等とは別々のことと考えられたため、両
方を兼ねるようなものは存在しない。

（技術的課題） アルバムを整理ばかりでなく飾りや展示的用途
にも使用できるようにすることはアルバムの利用
価値を高めるために有効であり、またアルバム内
容を表示する意義も発揮し得る。

本考案は上記に鑑みてなされたもので、その目
的はアルバムとして使用できることは勿論、写真
を額装式にケースを通して表示し写真立てとして
飾ることが可能でしかも実施が容易なアルバム式
写真立てを提供することにある。

（技術的手段） 前記目的は、写真を固定する台紙２の背部に裏
表紙３を重ね、一側で綴じ合せたアルバム本体４
と、両端を開口し、該開口より内部に前記アルバ
ム本体４を収納でき、台紙２に固定した写真を外
部より透視する窓口５をケース表面側に形成した
ケース１とから成り、裏表紙３は外へ出した状態
で台紙２をケース１内へ収納したときに、アルバ
ム本体４がケースの開口縁６に前記綴じ合せ部で
係止され、裏表紙３が後方へ開き、支え脚となる
ことにより達成される。

（考案の作用） 本考案のものは、アルバム本体４の台紙２に写
真を適宜固定し、アルバムとして使用できるもの
であり、これを収納するケース１に窓口５を形成
したことによりケース１を額縁に利用することが
可能となり、加えてアルバム本体４を構成する台
紙２はケース内に束ねられ、また裏表紙３が支え
脚を兼ねるので写真立てとして安定に使用するこ
とができる。

（実施例） 図示実施例により説明すると、ケース１は両側
に開口１ａ，１ｂを有する偏平な函型で、アルバ
ム本体４は台紙２を多数枚綴じることができる断
面略コ字型の綴じ部材７を裏表紙３の一側に有し
ている。８は台紙２を差し換え式に止める綴じ具
である。

ケース裏面側の開口縁６には前記綴じ具８の位
置に合せてその係止切欠９が形成してあり、表面
には大型の窓口が額縁状に形成してある。窓口５
は１個設けた例を図示したがその形状、個数は限
定しない。裏表紙３は実施例のものは台紙２と同
様に綴じ具８で綴じられ背後へ先が開くように折
り線１０を設けている。図中ｔは窓口５の内側に
設けた透明カバーを示す。

而して写真Ｐは台紙２に貼つたまま第３図、第
４図に示したように写真立てとして使用できる
が、写真Ｐの台紙２への固定法は任意で良く、現
在多用されている不乾性糊の接着条を等間隔に設
けたもののほか写真糊や接着テープ等で固定する
ことも可能である。

（考案の効果） 本考案は以上の如く構成されかつ作用するので
アルバム本体４はケース１内に収納して運搬、店
頭展示、保存等することができ、裏表紙３をケー
ス１の裏側へ出した状態で台紙２をケース内へ収
納することにより、ケース開口縁６にアルバム本
体４が綴じ合せ部で係止され、本体４に貼られた
写真を窓口５より見ることができかつ外部に出し
た裏表紙３が支え脚となるので写真立てとして安
定に使用できる効果がある。勿論本体４はアルバ
ムとしても変りなく使用できるとともに、アルバ
ム内容を外部から知るために利用することもでき
る等実用上の効果は顕著である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るアルバム式写真立ての１実
施例を示すもので第１図は分解斜視図、第２図は
斜視図、第３図は正面図、第４図は縦断面図であ
る。 １……ケース、２……台紙、３……裏表紙、４
……アルバム本体、５……窓口、６……開口縁。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 写真を固定する台紙２の背部に裏表紙３を重
   ね、一側で綴じ合せたアルバム本体４と、両端
   を開口し、該開口より内部に前記アルバム本体
   ４を収納でき、台紙２に固定した写真を外部よ
   り透視する窓口５をケース表面側に形成したケ
   ース１とから成り、裏表紙３は外へ出した状態
   で台紙２をケース１内へ収納したときに、アル
   バム本体４がケースの開口縁６に前記綴じ合せ
   部で係止され、裏表紙３が後方へ開き、支え脚
   となることを特徴とするアルバム式写真立て。 (2) 綴じ合せ部は、台紙２を差し換え式に止める
   綴じ具８を有し、ケース開口縁６には、前記綴
   じ具８が係止する切欠９が設けられている実用
   新案登録請求の範囲第１項記載のアルバム式写
   真立て。