JPS6350137Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はインデツクス付袋に係り、更に詳しく
は、前後板の一方に折線を介して連設したフラツ
プにて開口部を閉鎖する袋であつて、前記折線の
一部を扁平な略六角形状の折罫に代えてなるイン
デツクス付袋に関する。

従来、例えば写真のネガｍや紙焼き後の写真ｎ
は第１図に示すような上端開口部をフラツプ１に
て閉鎖する紙袋Ａに入れられてDPE屋より渡さ
れ、消費者において写真ｎのうち所要のものはア
ルバムに貼着し、残余の写真ｎとネガｍとはその
まま紙袋Ａに入れたままとし抽出等の中に乱雑に
収納されているというのが一般である。従つて、
後日、抽出等を開けてみた場合、或る紙袋に入つ
ている写真が何時何処で撮つたものか等は全く分
らず残余の写真ｎが入つている場合にはそれを頼
りに微かな記憶を呼び戻しうるのがせいぜいで、
残余の写真ｎもなくネガｍだけの場合には殆んど
不可能に近いという欠点があつた。本考案は従来
の紙袋Ａにおけるかかる欠点を除去し、撮影日、
撮影場所等を記入すべきインデツクスを紙袋Ａの
頂部に有し、明瞭に撮影日、撮影場所等を表示し
うるインデツクス付袋を提供するものである。上
述及び以下の実施例に基く説明では写真のネガｍ
及び紙焼き後の写真ｎを入れる紙袋について説明
するが、本考案はかかる袋に限定されるものでは
なく、前板又は後板の一方に折線を介して連設し
たフラツプにて開口部を閉鎖する袋一般に広く適
用しうる。

図により本考案の一実施例を説明すると、第３
図は本考案に係るインデツクス付袋Ｂのフラツプ
１を開けた状態を示す平面図であつて、２は後
板、３は前板、４は貼着片、ａ，ｂ，ｃは折線を
表す。すなわち、一枚の紙を打抜成形し、折線ｂ
に沿つて前板３を後板２に折り重ねた後、該後板
２の左右側端に折線ｃ，ｃを介して連設された貼
着片４，４を折線ｃ，ｃに沿つて前板３に折り重
ねつつ貼着したものである。本考案に係るインデ
ツクス付袋はフラツプ１と後板２との境界をなす
折線ａの一部を扁平な略六角形状の折罫５に代
え、該折罫５により囲まれた部分をインデツクス
部６としたことを特徴とする。而して、折罫５の
うちフラツプ１内の部分を折罫５０とし、後板２
内の部分を折罫５１とする。

使用時、特にDPE屋が顧客に手渡す際等にお
いては、前板３、後板２間にネガｍ、写真ｎ等を
入れた後、第４図に示すように、折罫５１に沿つ
てインデツクス部６を折り曲げるとともに折線ａ
に沿つてフラツプ１を折り曲げて開口部を閉鎖し
て使用する。この際、インデツクス部６が折り曲
がり易いように折罫５１はあまり後板２内に突出
して設けず、インデツクス部６としての所要面積
を確保し且つ後述のようにインデツクス部６を折
り起す際に折り起し易くするために折罫５０を比
較的大きくフラツプ１内に突出させることが好ま
しい。

顧客が家庭等に持参後、所要の写真ｎをアルバ
ムに貼着する等の後、残余の写真ｎとネガｍとを
袋内に残置する場合には、第４図矢印Ｐで示すよ
うにインデツクス部６のうち折罫５１寄りの部分
を上方より押圧すると第５図に示すようにインデ
ツクス部６が水平となり、該水平となつた部分に
撮影日、撮影場所等を記入して保管することによ
り、抽出等の中に乱雑に入れてもインデツクス部
６に記載された撮影日等を容易に見付けることが
できる。

尚、第６図に示すように外函Ｆ内に立起して並
列収納すればインデツクス６が見易すくて好まし
い。

本考案は上述の構成を有するため通常の袋に折
罫５を加えるだけという極めて簡単な作業を付加
するだけで極めて使用価値の高いインデツクス付
袋を得ることができるという顕著な効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は従来の袋の使用状態を示す
斜視図、第３図乃至第６図は本考案の一実施例を
表し、第３図及び第４図は使用状態を示す平面
図、第５図及び第６図は同斜視図である。 図の主要な部分を表わす符号の説明、１……フ
ラツプ、２……後板、３……前板、５……折罫、
６……インデツクス部、ａ……折線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前後板の一方に折線を介して連設したフラツプ
   にて開口部を閉鎖する袋であつて、前記折線の一
   部を扁平な略六角形状の折罫に代えてなるインデ
   ツクス付袋。