JPH0246158Y2 - - Google Patents

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JPH0246158Y2
JPH0246158Y2 JP15373085U JP15373085U JPH0246158Y2 JP H0246158 Y2 JPH0246158 Y2 JP H0246158Y2 JP 15373085 U JP15373085 U JP 15373085U JP 15373085 U JP15373085 U JP 15373085U JP H0246158 Y2 JPH0246158 Y2 JP H0246158Y2
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speaker
piezoelectric element
rigid
laminated
sound
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  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は壁等に掛けたり、絵画、ポスター、装
飾板等の裏面に設置することができる平面型スピ
ーカーに係り、特に圧電膜を使用した平板構造の
平面型スピーカーに関する。
〔従来の技術〕
従来の圧電膜を用いたスピーカーは、例えば第
4図示のように圧電膜4の両面にそれぞれ電極膜
6,7を設けてなる膜状圧電素子2を、湾曲した
基材8の外曲面に接着して構成したものである。
この従来のスピーカーは膜状圧電素子2の電極
膜6,7間に音声信号を入力して当該基板8の内
曲面を前面として音声を出力するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記スピーカーは平板構造にする
と、出力音圧レベルが極端に低下し、音声出力が
小さ過ぎて(殆ど音声が出ない)実用に供し得な
い。そのため湾曲構造にする必要があるので、設
置場所、取付方法に制約を受け、壁等に掛けた
り、絵画、ポスター、装飾板等の裏面に設置する
のに適さないという問題点がある。また、前面に
模様付けしてポスター等に使用する場合、模様が
歪み美観を損するという問題点もある。
〔考案の概要〕
本考案スピーカーは上記問題点を解決するため
第1図示のように膜状圧電素子の上面に合成樹脂
発泡体を、下面に合成樹脂発泡体又は剛性板を積
層し、該積層体を剛性筒体内に挿入し、該剛性筒
体の上縁および下縁を内方に屈曲せしめて積層体
を挾圧してなる構成としたものである。
かかる構成とすることにより、出力音圧を一段
と向上させて音声出力を増大させることができ、
平板構造のスピーカーを実用化することができ
る。
〔考案の具体的説明〕
第1図は本考案スピーカーの実施例を示す部分
断面斜視図である。
まず、その構成を説明する。
第1図において、2は圧電膜44の両面にそれ
ぞれ電極膜(蒸着)6a,6bを形成してなる膜
状圧電素子である。膜状圧電素子2としては通
常、圧電膜一枚で構成される単層形であるが、電
歪効果を向上させる為には積層型を使用しても良
い。
圧電膜4としては、チタン酸・ジルコン酸鉛
系、チタン酸鉛系、チタン酸バリウム系等の強誘
電体からなるセラミツクス圧電膜、ポリ弗化ビニ
リデン、その共重合体、ポリシアン系ビニリデン
共重合体等の高分子圧電膜、ポリ弗化ビニリデン
もしくはその共重合体、ポリアセタール樹脂、ナ
イロン樹脂等の高分子、エポキシ樹脂等の前記強
誘電体との複合化物からなる高分子複合圧電膜な
どを用いることができ、特に高分子系のものが好
ましい。
3a,3bは硬質の合成樹脂発泡体よりなる共
鳴板で、膜状圧電素子2の上面及び下面に積層す
ることにより添着されている。
また、本考案において、膜状圧電素子の下面に
は、上記合成樹脂発泡体よりなる共鳴板3bにか
えて金属のごとき剛性板を用いることができ、こ
の場合には膜状圧電素子から生ずる音声を膜状圧
電素子の上面方向に向けて反射せしめる作用を有
する。
共鳴板3a,3bとしては発泡ポリスチレン樹
脂、発泡硬質ウレタン樹脂、発泡ウレタン樹脂、
発泡フエノール樹脂等硬質の発泡樹脂を用いるこ
とができる。
独立気泡性の発泡体成形品(第1参照)や発泡
体ブロツクを熱線でカツトしたもの(第2図参
照)は表面にスキン層を有するので、音声をスキ
ン層表面で反射し定在波を形成する上で好まし
く、特に表面が平滑面となる第1図示の成形品が
好ましい。
またスキンを有しない連続発泡体あるいは機械
的にスライスした発泡体を用いるときは、第3図
示のように上面に肉薄のポリスチレン、アクリ
ル、ポリカーボネート等の硬質プラスチツク、金
属板等肉薄の反射板10を設けるとよい。
共鳴板3a,3bとして高発泡材料を用いると
きは質量が小さくなり、音声の透過性がよく望ま
しい。
しかして、上記の構成要素からなる積層体を剛
性筒体例えば金属製筒体内に挿入した上、筒体の
縁部9a,9bを第1図のごとく内方へ向けて屈
曲せしめる。屈曲せしめることにより積層体周縁
部を挾圧せしめる。
次にその作用を説明する。
膜状圧電素子2の電極膜6a,6b間に音声信
号を入力すると、両共鳴板3a,3b間で共鳴
し、共鳴板3a,3cの表面より音声を出力する
ことができる。この場合、共鳴板3a,3bは厚
さ方向に共振し出力音圧レベルが向上し、音声出
力を増大させるが、筒体の縁部を内方に屈曲して
積層体を挾圧することにより、殊に音圧を向上さ
せることができる。
〔考案の効果〕
上述のように本考案は叙上の構成からなるの
で、出力音圧レベルを一段と向上させた平面構造
のスピーカーを実用化することができる。そのた
め設置場所、取付方法に制約を受けず、容易に取
付けることができるので、壁等に掛けたり、絵
画、ポスター、装飾板等の裏面に設けるのに好適
である。また前面に模様付けしてポスター等に使
用する場合、模様が歪み美観を損うこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案スピーカーの一実施例を示す部
分断面斜視図、第2図及び第3図は本考案におけ
る共鳴板の他例を示す断面図、第4図は従来スピ
ーカーの一例を示す斜視図である。 2:膜状圧電素子、3:共鳴板、4:圧電膜、
9:剛性筒体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 膜状圧電素子の上面に合成樹脂発泡体を、下面
    に合成樹脂発泡体又は剛性板を積層し、該積層体
    を剛性筒体内に挿入し、該剛性筒体の上縁および
    下縁を内方に屈曲せしめて積層体を挾圧してなる
    圧電型スピーカー。
JP15373085U 1985-10-09 1985-10-09 Expired JPH0246158Y2 (ja)

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JP15373085U JPH0246158Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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JP15373085U JPH0246158Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

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JPS6264097U JPS6264097U (ja) 1987-04-21
JPH0246158Y2 true JPH0246158Y2 (ja) 1990-12-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8897473B2 (en) 2010-06-25 2014-11-25 Kyocera Corporation Acoustic generator
JP5694877B2 (ja) * 2011-07-26 2015-04-01 住友理工株式会社 高分子スピーカ

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Publication number Publication date
JPS6264097U (ja) 1987-04-21

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