JPH0246103Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0246103Y2 JPH0246103Y2 JP1982104645U JP10464582U JPH0246103Y2 JP H0246103 Y2 JPH0246103 Y2 JP H0246103Y2 JP 1982104645 U JP1982104645 U JP 1982104645U JP 10464582 U JP10464582 U JP 10464582U JP H0246103 Y2 JPH0246103 Y2 JP H0246103Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric ceramic
- ceramic substrate
- piezoelectric
- width
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 21
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 19
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、発振子、フイルターその他に用いる
圧電共振子の改良に関し、特に短冊型圧電共振子
の改良に関する。
圧電共振子の改良に関し、特に短冊型圧電共振子
の改良に関する。
集積回路の発達に伴い、安価な圧電磁器共振子
が広く利用されてきた。通常、共振周波数が
100KHzから1MHzまでは円板型または角板型の圧
電共振子を用い、その広がり振動を利用してい
る。角板型圧電共振子は第１図に示すように、圧
電磁器基板１の上下両面に主電極面２及び３が形
成され、これら両主電極面２，３にそれぞれ引出
しリード４が接続された構造になつている。しか
し、これらの角板型または円板型の圧電共振子
は、寸法が大きい上に、厚み振動によるスプリア
スが生じる欠点を有している。
が広く利用されてきた。通常、共振周波数が
100KHzから1MHzまでは円板型または角板型の圧
電共振子を用い、その広がり振動を利用してい
る。角板型圧電共振子は第１図に示すように、圧
電磁器基板１の上下両面に主電極面２及び３が形
成され、これら両主電極面２，３にそれぞれ引出
しリード４が接続された構造になつている。しか
し、これらの角板型または円板型の圧電共振子
は、寸法が大きい上に、厚み振動によるスプリア
スが生じる欠点を有している。
また、第２図に示すような、長さ振動を利用し
た短冊型圧電共振子もある。構造は第１図の角板
型と全く同じである。この短冊型圧電共振子は、
角板型または円板型に比べると寸法が小さくなる
利点を有するものの、幅振動によるスプリアス及
び厚み振動によるスプリアスが生じる欠点を有し
ている。
た短冊型圧電共振子もある。構造は第１図の角板
型と全く同じである。この短冊型圧電共振子は、
角板型または円板型に比べると寸法が小さくなる
利点を有するものの、幅振動によるスプリアス及
び厚み振動によるスプリアスが生じる欠点を有し
ている。
本考案は、上記問題に鑑み、短冊型圧電共振子
において、幅振動によるスプリアス及び厚み振動
によるスプリアスを抑圧することを目的とするも
のであり、上下主電極面の一方に長手方向に平行
に、圧電磁器基板の幅方向の中央からずれた位置
に溝を設けることにより上記目的を達成せんとす
るものである。
において、幅振動によるスプリアス及び厚み振動
によるスプリアスを抑圧することを目的とするも
のであり、上下主電極面の一方に長手方向に平行
に、圧電磁器基板の幅方向の中央からずれた位置
に溝を設けることにより上記目的を達成せんとす
るものである。
第３図は本考案の一実施例を示し、圧電磁器基
板１０には上側主電極面側に溝１１が設けられて
いる。この溝１１は上側主電極面の中央からずれ
た場所に位置し、圧電磁器基板１０の長手方向の
全長に亘つて長手方向に平行に設けられている。
この溝１１により、上側主電極面は大きい領域１
２と小さい領域１３とに分割されている。下側主
電極面は従来の第２図のものと同じである。
板１０には上側主電極面側に溝１１が設けられて
いる。この溝１１は上側主電極面の中央からずれ
た場所に位置し、圧電磁器基板１０の長手方向の
全長に亘つて長手方向に平行に設けられている。
この溝１１により、上側主電極面は大きい領域１
２と小さい領域１３とに分割されている。下側主
電極面は従来の第２図のものと同じである。
具体的な寸法の一例を示すと、圧電磁器基板１
０は長さ4.65mm、幅0.8mm、厚さ0.3mm、溝１１は
幅0.15mm、深さ0.15mmであり、溝１１が圧電磁器
基板１０の幅方向の中央からずれた距離、すなわ
ち圧電磁器基板１０の幅の中心から溝１１の幅の
中心までの距離、は0.1mmであり、発振子として
使つたとき発振周波数は400KHzである。
０は長さ4.65mm、幅0.8mm、厚さ0.3mm、溝１１は
幅0.15mm、深さ0.15mmであり、溝１１が圧電磁器
基板１０の幅方向の中央からずれた距離、すなわ
ち圧電磁器基板１０の幅の中心から溝１１の幅の
中心までの距離、は0.1mmであり、発振子として
使つたとき発振周波数は400KHzである。
この圧電共振子を使用するに際しては、溝１１
により分割された上側主電極面では各領域１２及
び１３を短絡して上側の引出しリード１４に接続
し、下側主電極面３には従来と同じく下側の引出
しリード４を接続して、２端子型共振子とする。
により分割された上側主電極面では各領域１２及
び１３を短絡して上側の引出しリード１４に接続
し、下側主電極面３には従来と同じく下側の引出
しリード４を接続して、２端子型共振子とする。
次に、第３図の構造の圧電共振子において、溝
１１が圧電磁器基板１０の幅方向の中央からずれ
た距離をＳ、圧電磁器基板１０の幅をｗと表わす
とき、Ｓ／ｗをパラメータとして特性を測定し
た。レスポンスレベルは、第４図に示すように、
共振点と反共振点とのレベル差として求めた。そ
の結果、第５図に示すように、Ｓ／ｗの増大に伴
い、メインレスポンスは僅かに減少するにすぎな
いのに対し、幅３倍波、厚み振動によるスプリア
ス及び幅振動によるスプリアスは大幅に減少す
る。
１１が圧電磁器基板１０の幅方向の中央からずれ
た距離をＳ、圧電磁器基板１０の幅をｗと表わす
とき、Ｓ／ｗをパラメータとして特性を測定し
た。レスポンスレベルは、第４図に示すように、
共振点と反共振点とのレベル差として求めた。そ
の結果、第５図に示すように、Ｓ／ｗの増大に伴
い、メインレスポンスは僅かに減少するにすぎな
いのに対し、幅３倍波、厚み振動によるスプリア
ス及び幅振動によるスプリアスは大幅に減少す
る。
通常、スプリアス発振が抑圧される為には、ス
プリアスがメインレスポンスの半分以下になるこ
とが必要であり、第５図の測定結果でこの条件を
満たすためにはＳ／ｗが２％以上でなければなら
ない。一方、溝１１の位置が圧電磁器基板１０の
中央からずれるに従い、圧電磁器基板１０の保持
機構が複雑になると共に、幅の狭い領域１３の基
板強度が低下するため、好ましくはＳ／ｗの上限
は30％である。
プリアスがメインレスポンスの半分以下になるこ
とが必要であり、第５図の測定結果でこの条件を
満たすためにはＳ／ｗが２％以上でなければなら
ない。一方、溝１１の位置が圧電磁器基板１０の
中央からずれるに従い、圧電磁器基板１０の保持
機構が複雑になると共に、幅の狭い領域１３の基
板強度が低下するため、好ましくはＳ／ｗの上限
は30％である。
以上のようにして、本考案で設ける溝１１を圧
電磁器基板１０の幅方向の中央からずらす範囲
は、圧電磁器基板１０の幅の２％以上である。
電磁器基板１０の幅方向の中央からずらす範囲
は、圧電磁器基板１０の幅の２％以上である。
ここで、第３図の構造では溝１１は上側主電極
面に設けられているが、下側主電極面に設けられ
ていても全く同じであることは言うまでもない。
また、溝１１の寸法（幅及び深さ）を変えても
Ｓ／ｗに対しては第５図と同じ傾向の測定結果が
得られた。
面に設けられているが、下側主電極面に設けられ
ていても全く同じであることは言うまでもない。
また、溝１１の寸法（幅及び深さ）を変えても
Ｓ／ｗに対しては第５図と同じ傾向の測定結果が
得られた。
また、本考案は共振子であるが、その用途は発
振子が最適である。
振子が最適である。
本考案の短冊型圧電共振子を良好に製造するに
は、所定の厚さの大面積の圧電磁器板の上面及び
下面の全面に電極層を形成し、次に一方の電極面
に所定の幅及び深さの溝を等間隔に形成し、最後
に圧電共振子の寸法に切断すればよい。
は、所定の厚さの大面積の圧電磁器板の上面及び
下面の全面に電極層を形成し、次に一方の電極面
に所定の幅及び深さの溝を等間隔に形成し、最後
に圧電共振子の寸法に切断すればよい。
以上のように、本考案は、短冊型の圧電磁器基
板の一方の主電極面に長手方向に平行に、その基
板の幅方向の中央からその基板の幅の２％以上ず
らして溝を設けて圧電共振子を構成したので、メ
インレスポンス70dBに対して幅振動によるスプ
リアス及び厚み振動によるスプリアスを35dB以
下にまで抑圧し、スプリアスレスポンスの生じな
い圧電共振子を達成することができた。
板の一方の主電極面に長手方向に平行に、その基
板の幅方向の中央からその基板の幅の２％以上ず
らして溝を設けて圧電共振子を構成したので、メ
インレスポンス70dBに対して幅振動によるスプ
リアス及び厚み振動によるスプリアスを35dB以
下にまで抑圧し、スプリアスレスポンスの生じな
い圧電共振子を達成することができた。
第１図及び第２図は従来の圧電共振子を示す斜
視図、第３図は本考案の一実施例を示す斜視図、
第４図は共振状態を示す図、第５図は本考案にお
いて溝の位置を変えた場合の特性の変化を示す図
である。 １，１０……圧電磁器基板、２，３，１２，１
３……主電極面、１１……溝。
視図、第３図は本考案の一実施例を示す斜視図、
第４図は共振状態を示す図、第５図は本考案にお
いて溝の位置を変えた場合の特性の変化を示す図
である。 １，１０……圧電磁器基板、２，３，１２，１
３……主電極面、１１……溝。
Claims (1)
- 長さ振動を利用した短冊型圧電共振子におい
て、所定の厚さと幅と長さとを有する短冊型の圧
電磁器基板の厚さ方向の表裏面である両主面に電
極を有する圧電磁器基板の一方の主面に長手方向
と平行にかつ長手方向の一端から他端に突き抜け
る溝を、該圧電磁器基板の幅方向の中央から３％
以上ずれた位置に設け、該溝によつて分割された
上記主電極同士が結線されて一端子を形成し、他
方の主面の電極をもう一方の一端子としたことを
特徴とする圧電共振子。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10464582U JPS599627U (ja) | 1982-07-09 | 1982-07-09 | 圧電共振子 |
| CA000432099A CA1196069A (en) | 1982-07-09 | 1983-07-08 | Piezoelectric resonator |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10464582U JPS599627U (ja) | 1982-07-09 | 1982-07-09 | 圧電共振子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS599627U JPS599627U (ja) | 1984-01-21 |
| JPH0246103Y2 true JPH0246103Y2 (ja) | 1990-12-05 |
Family
ID=14386188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10464582U Granted JPS599627U (ja) | 1982-07-09 | 1982-07-09 | 圧電共振子 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS599627U (ja) |
| CA (1) | CA1196069A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4963392A (ja) * | 1972-10-20 | 1974-06-19 | ||
| JPS5327740B2 (ja) * | 1972-09-27 | 1978-08-10 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5327740U (ja) * | 1976-08-18 | 1978-03-09 |
-
1982
- 1982-07-09 JP JP10464582U patent/JPS599627U/ja active Granted
-
1983
- 1983-07-08 CA CA000432099A patent/CA1196069A/en not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5327740B2 (ja) * | 1972-09-27 | 1978-08-10 | ||
| JPS4963392A (ja) * | 1972-10-20 | 1974-06-19 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS599627U (ja) | 1984-01-21 |
| CA1196069A (en) | 1985-10-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0892494A2 (en) | Piezoelectric resonator and method of adjusting resonant frequency thereof | |
| US3421109A (en) | Frequency selective amplifier and oscillator circuits employing piezoelectric elements to control frequency | |
| JPS5829890B2 (ja) | オ−バト−ン水晶として使用される厚みすべり振動子 | |
| JP2000269774A (ja) | 圧電振動素子及び圧電共振部品 | |
| JPS6013608B2 (ja) | 厚みすべり圧電振動子 | |
| JPS62230108A (ja) | 圧電振動子 | |
| US4455502A (en) | Rectangular piezoelectric resonator with offset slot | |
| KR910001647B1 (ko) | 트랩형 에너지 공진기 | |
| JPH0246103Y2 (ja) | ||
| JPH0246104Y2 (ja) | ||
| US4455503A (en) | Rectangular piezoelectric resonator with a slot in one surface | |
| JP3221609B2 (ja) | 超薄板圧電共振子の固定部構造 | |
| JPH0138984Y2 (ja) | ||
| JPS6216611A (ja) | 平板状厚みすべり水晶振動子 | |
| JPS59127413A (ja) | タンタル酸リチウム振動子 | |
| JPS63206018A (ja) | 圧電共振子 | |
| JPH0575376A (ja) | 圧電音叉型共振子 | |
| JPS6146608A (ja) | 圧電振動子 | |
| JPS6125253B2 (ja) | ||
| JPS6058709A (ja) | 圧電振動子 | |
| JPS5827550Y2 (ja) | 厚みすべり圧電振動子 | |
| JPS5837150Y2 (ja) | 圧電型水晶共振子 | |
| JP3102872B2 (ja) | 超薄肉圧電振動子 | |
| JPH043612A (ja) | 圧電振動子 | |
| JPS5925831U (ja) | 水晶振動子 |