JPH0245759Y2 - - Google Patents

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JPH0245759Y2
JPH0245759Y2 JP1988013839U JP1383988U JPH0245759Y2 JP H0245759 Y2 JPH0245759 Y2 JP H0245759Y2 JP 1988013839 U JP1988013839 U JP 1988013839U JP 1383988 U JP1383988 U JP 1383988U JP H0245759 Y2 JPH0245759 Y2 JP H0245759Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はタイル等焼成物の焼成用匣鉢を分離
する装置に関し、詳しくは焼成窯内において段積
状態で高温加熱されることにより互いにくつ付い
た匣鉢同士を上下に分離するための装置に関す
る。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 一般にタイル等焼成物を焼成する場合、第8図
に示すように匣鉢100の上に焼台104を並べ
てこれに焼成物102を載せ、そして匣鉢100
を段積みして焼成窯内部に搬入して加熱焼成す
る。
ところが匣鉢100を段積みした状態で焼成窯
内で加熱すると、匣鉢100同士がくつ付いてし
まう。そこで焼成窯から取り出した段積状態の匣
鉢100を分離することが必要となるが、従来こ
の作業は、第9図に示すように段積状態の匣鉢1
00に対して左右逆方向から衝撃力Fを加えるこ
とにより行つていた。
しかしながらこのように衝撃力によつて匣鉢1
00を引き離す場合、匣鉢100が破損してその
消耗が激しく、また匣鉢100内部の焼成物10
2が互いに衝突して欠け等を生じる問題があつ
た。
そこで本出願人は先の実用新案登録願(実願昭
62−184641号)において、匣鉢の合せ目に切欠を
形成し、この切欠内に工具を挿入して上下方向に
力を加えることによつて、匣鉢を剥がす技術手段
につき提案した。
(課題を解決するための手段) 本考案はこのような切欠を有する匣鉢を機械的
且つ自動的に上下に分離するための装置を提供す
ることを目的として為されたものであり、而して
本考案に係る分離装置の要旨は、内部にタイル等
焼成物を収容し且つ段積みされた状態で焼成窯か
ら搬出された匣鉢同士を上下に分離する装置であ
つて、(イ)該搬出された匣鉢に向つて進退可能に設
けられた本体と、(ロ)該本体を進退可能に支持し且
つ基端部において回動可能に設けられた本体の支
持体と、(ハ)該本体に連結されて該本体を進退駆動
し且つ基端部において前記支持体と共通の軸心回
りに回動可能に設けられた本体駆動シリンダと、
(ニ)前記本体の上面において該本体の進退方向と同
じ方向にスライド可能に設けられたスライダー
と、(ホ)基端において回動可能な状態で該スライダ
ーに吊持されて該スライダーと共に進退し、前進
によつて前記段積みされた匣鉢同士の重ね合せ目
に形成された切欠内に挿入される爪と、(ヘ)該スラ
イダーを前進させることにより前記爪を匣鉢の側
に突き出して前記切欠内に挿入せしめる爪突出し
装置と、(ト)該切欠内に挿入された爪の後部におい
て該爪に回動力を加え、前記重ねられた状態の匣
鉢をてこ作用により上下に分離する爪押動装置
と、(チ)前記本体の前端部に一体的に設けられ前記
爪による匣鉢の分離操作時に上段の匣鉢を下向き
に押えると共に、該分離の際に上段の匣鉢が持ち
上げられたとき該匣鉢を押えつつ前記本体及び支
持体の回動に基づいて上方へと逃げる匣鉢押えと
を有することにある。
(作用及び考案の効果) 本考案の装置においては、焼成窯から搬出され
た匣鉢に対し、先ず支持体にて支持された本体が
本体駆動シリンダによつて前進させられる。これ
とともにスライダーが突出し装置によつて前進さ
せられ、これに吊持された爪の先端部が、重なり
合つた上段の匣鉢と下段の匣鉢との合せ目の切欠
内に挿入される。次いで押動装置によつて爪の基
端側に回動力が加えられると、爪が回動しててこ
作用により上段の匣鉢と下段の匣鉢とを分離す
る。このとき上段の匣鉢は、爪によるてこ作用に
よつて上方に持ち上げられることとなり、場合に
よつて(匣鉢同士の固着力が強い場合)上方に勢
い良く跳ね上げられてしまう。
しかるに本考案の装置においては、爪によるて
こ作用時に、本体の前端部に一体に設けられた匣
鉢押えが上段の匣鉢を下向きに押え付けた状態に
あり、且つ上段の匣鉢が持ち上がると、これを下
向きに押えつつ本体及びその支持体と共に回動し
て上方へと逃げるようになつている。従つて匣鉢
同士を爪により機械的且つ強制的に分離した場合
においても、分離した上段の匣鉢が勢い良く跳ね
上がつて、匣鉢が損傷したり内容物(焼成物)が
匣鉢内部で衝突して損傷したりするといつた不具
合を発生させない。
即ち本考案の装置は、匣鉢と匣鉢との合せ目に
爪を挿入して分離するといつた、従来の人手によ
る作業を機械的に行うに際して発生する問題点、
具体的には匣鉢の跳ね上がりを有効に防止するよ
うにした点に特徴を有している。
人手によつて匣鉢を分離する場合、作業者の手
加減によつて、上段の匣鉢が跳ね上がらないよう
にしつつ匣鉢の分離を行うことができる。
しかるにこれを機械的に一定の強制力を以て行
うようにした場合、匣鉢同士の固着力の強弱によ
つて、場合により匣鉢が勢い良く跳ね上がつてし
まう。
そこで本考案の装置では匣鉢押えを設け、その
匣鉢押えをして上段の匣鉢の押圧を行わせつつ、
これをてこ作用による上段の匣鉢の持上げに伴な
つて上方へと逃すようにし、機械化、自動化に伴
なう不具合の発生を防止するようにしたのであ
る。
かかる本考案の装置によれば、段積状態でくつ
ついた匣鉢を穏やかに且つ機械的、自動的に分離
することができる。これにより従来生じていた匣
鉢及びその内部の焼成物の損傷を回避することが
できるとともに、匣鉢分離のために要していた人
手を削減することが可能となり、ひいてはタイル
の全製造工程の自動化を実現することも可能とな
る。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第4図において、10は焼成物としてのタイル
12及び焼台14を載せて焼成窯より段積状態で
搬出された匣鉢16を搬送手段より受け取り、そ
してこれを分離装置18に対向する位置まで上昇
させるための装置であつて、昇降台20と、分離
装置により分離された匣鉢16を把持して移送す
るための把持アーム22とを有している。昇降台
20は、機枠24に設けられたスプロケツト26
及びこれに巻き掛けられたチエーン28による駆
動によつて昇降させられるようになつており、搬
送手段により搬送されて来た匣鉢16は下降位置
にある昇降台20のローラー30上に載せられて
上昇させられる。
一方、把持アーム22は開及び閉方向に移動可
能に設けられており、その閉動作時に分離された
上段の匣鉢16を両側より把持して移送する。
前記分離装置18は、第1図乃至第3図及び第
5図乃至第7図に示すように、支持体15により
水平方向に移動可能に配された本体プレート32
を有している。尚支持体15は、基端において回
動軸46に固定され、回動可能とされている。
本体プレート32は、その前端部が最上段の匣
鉢16の上端面を押えるための押え部33として
構成されているとともに、裏面側には第5図に示
すように連結部34が設けてあり、この連結部3
4に本体駆動シリンダ36のロツド38の前端が
連結されている。またこの本体プレート32の裏
面両側部には前後に一対の嵌合部40が設けられ
ていて、これら嵌合部40が支持体15に設けら
れたガイドレール42にスライド可能に嵌合さ
れ、本体駆動シリンダ36により本体プレート3
2が進退させられる際、これら嵌合部40とガイ
ドレール42とによつて移動案内がなされるよう
になつている。尚、本体駆動シリンダ36の基端
は回動軸46に連結され、かかる本体駆動シリン
ダ36が支持体15及び本体プレート32ととも
に一定量回動し得るようになつている。
本体プレート32の中間部上面には、本体駆動
シリンダ36と直角な方向に長手状を成すプレー
ト48(スライダー)が配置されている。このプ
レート48は、両側端部裏面側に嵌合部50を有
していて、これら嵌合部50が本体プレート32
上に設けられたがイドレール53にスライド可能
に嵌合され、これら嵌合部50及びがイドレール
53により、プレート48の支持と移動案内がな
されるようになつている。またこのプレート48
は、長手方向の中間部後端面において本体プレー
ト32上に固設された突出しシリンダ52に連結
され、かかる突出しシリンダ52により駆動され
て前後方向に移動させられるようになつている。
この長手状プレート48の裏側には、また、所
定距離を隔てて一対の昇降シリンダ54が取り付
けられている。これら昇降シリンダ54は本体プ
レート32に形成された切欠49を突き抜けて裏
面に至り、そしてそのロツドの先端に爪保持プレ
ート56が固定されている。而して爪保持プレー
ト56の前面には、夫々水平方向に突出する爪5
8が固定ブロツク60,62により上下から挟ま
れた状態で、軸64の回りに回動可能に取り付け
られている。またこの爪保持プレート56には、
上下に延びるガイドロツド66の下端が固定され
ており、このガイドロツド66と上記長手状プレ
ート48に固定されたガイドブツシユ68との嵌
合に基づいて、爪保持プレート56の昇降時の案
内が行なわれるようになつている。
次に本装置の作動を説明する。
本体プレート32は、第5図に示すように待機
状態において図中右方向に引き込んだ状態にあ
り、本体駆動シリンダ36の作動によつて図中左
方向へと押し出されて、その前端部の押え部33
を前記昇降台20上の匣鉢16の上方に位置させ
る。匣鉢16はこの状態で昇降台20により上昇
させられ、そして第4図に示すように所定高さ位
置に設けられた光電スイツチ70によりその上端
が検知されると、同スイツチ70よりの信号によ
り上昇が停止させられる。このとき上段の匣鉢1
6の上端は、第6図に示すように押え部33の裏
面に丁度接した状態となる。光電スイツチ70の
位置が予めそのように選ばれているのである。
次にこの状態からプレート48が突出しシリン
ダ52により前方に突き出される。するとプレー
ト48により吊持された爪58の先端部が、上段
の匣鉢16の下段の匣鉢16との合せ目の切欠7
2内部に挿入される。そこで次に昇降シリンダ5
4が作動して爪58の後部を下方に押し下げる
と、爪58は第7図に示すように切欠72の部分
を中心に回動させられ、その際に上下の匣鉢16
をてこ作用で引き離す。このとき本体プレート3
2の前端部の押え部33は、匣鉢16の上端面を
下向きに押え付け且つその押付け状態を保ちつ
つ、上段の匣鉢16の持上りに伴なつて本体プレ
ート32及び支持体15、更には本体駆動シリン
ダ36と共に上方に若干量回動する。これにより
上段の匣鉢16の跳ね上りを防止する。
爪58はその後昇降シリンダ54に収縮動作に
よつて水平姿勢に戻され、次いで突出しシリンダ
52のロツドが引き戻されると、プレート48と
ともに図中右方へ後退させられる。そして次に本
体プレート32が本体駆動シリンダ36により当
初の位置まで右方に後退させられ、次の匣鉢分離
動作を行なうべく待機する。
一方、分離された上段の匣鉢16は、前述の把
持アーム22により把持されて別工程へと移送さ
れる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態で構成することも可能である。
例えば上例では匣鉢と匣鉢との合せ目に形成さ
れた切欠が匣鉢の側壁を貫通する形態とされてい
るが、かかる切欠が側壁の途中までの深さしかな
い場合においても本考案の適用は可能であるし、
前述したように爪を上例とは異つた動作をさせ
て、上下段の匣鉢を分離するようにしても良い。
また爪の突出しその他の動作の手順を上例とは
異つた手順で行なわせることも可能であるし、本
考案を上例のようなH型匣鉢でなく、他の形態の
匣鉢の分離に適用することも可能であるなど、本
考案はその趣旨を逸脱しない範囲おいて、当業者
の知識に基づき種々変更を加えた形態で構成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である分離装置の斜
視図であり、第2図及び第3図は夫々同分離装置
の平面図及び正面図である。第4図は搬送されて
来た匣鉢を上昇させる装置を分離装置とともに示
す正面図であり、第5図は第1図〜第3図の分離
装置の一作動状態を示す一部切欠側面図であり、
第6図及び第7図は同装置を第5図とは異つた作
動状態で示す一部切欠側面図である。第8図及び
第9図は従来生じていた不具合を説明するための
説明図である。 12……タイル、15……支持体、16……匣
鉢、18……分離装置、32……本体プレート、
34……連結部、36……本体駆動シリンダ、4
0,50……嵌合部、42,53……ガイドレー
ル、52……突出しシリンダ、54……昇降シリ
ンダ、56……爪保持プレート、58……爪、6
0,62……固定ブロツク、64……軸、72…
…切欠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部にタイル等焼成物を収容し且つ段積みされ
    た状態で焼成窯から搬出された匣鉢同士を上下に
    分離する装置であつて、 該搬出された匣鉢に向つて進退可能に設けられ
    た本体と、 該本体を進退可能に支持し且つ基端部において
    回動可能に設けられた本体の支持体と、 該本体に連結されて該本体を進退駆動し且つ基
    端部において前記支持体と共通の軸心回りに回動
    可能に設けられた本体駆動シリンダと、 前記本体の上面において該本体の進退方向と同
    じ方向にスライド可能に設けられたスライダー
    と、 基端において回動可能な状態で該スライダーに
    吊持されて該スライダーと共に進退し、前進によ
    つて前記段積みされた匣鉢同士の重ね合せ目に形
    成された切欠内に挿入される爪と、 該スライダーを前進させることにより前記爪を
    匣鉢の側に突き出して前記切欠内に挿入せしめる
    爪突出し装置と、 該切欠内に挿入された爪の後部において該爪に
    回動力を加え、前記重ねられた状態の匣鉢をてこ
    作用により上下に分離する爪押動装置と、 前記本体の前端部に一体的に設けられ、前記爪
    による匣鉢の分離操作時に上段の匣鉢を下向きに
    押えると共に、該分離の際に上段の匣鉢が持ち上
    げられたとき該匣鉢を押えつつ前記本体及び支持
    体の回動に基づいて上方へと逃げる匣鉢押えと、 を有することを特徴とする匣鉢の自動分離装置。
JP1988013839U 1988-02-04 1988-02-04 Expired JPH0245759Y2 (ja)

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JP1988013839U JPH0245759Y2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04

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JPH01120099U JPH01120099U (ja) 1989-08-15
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755292U (ja) * 1980-09-16 1982-03-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755292U (ja) * 1980-09-16 1982-03-31

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JPH01120099U (ja) 1989-08-15

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