JPH02454Y2 - - Google Patents
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- JPH02454Y2 JPH02454Y2 JP1984035884U JP3588484U JPH02454Y2 JP H02454 Y2 JPH02454 Y2 JP H02454Y2 JP 1984035884 U JP1984035884 U JP 1984035884U JP 3588484 U JP3588484 U JP 3588484U JP H02454 Y2 JPH02454 Y2 JP H02454Y2
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- twist
- twisted
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Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
Description
〈産業上の利用分野〉
本考案は吸湿性にすぐれた伸縮性織物に関する
ものである。 〈従来技術との関係〉 近年、衣服に要求される特性として機能性が大
きく取り上げられている。とりわけ、スポーツ衣
料の分野では、吸湿性、吸汗性、伸縮性、フイツ
ト性などが強く望まれている。吸湿性を発揮する
には、天然繊維である綿繊維を使用すればよい
が、一方、綿繊維は伸縮性が全くなかつた。この
ため、伸縮性を付与するために、綿繊維を外層部
とし、芯部にスパンデツクス繊維を用いたいわゆ
るコアヤーンあるいはスパンデツクスよりなる芯
糸の外層部に合成繊維フイラメントを巻きつけた
いわゆるカバードヤーンが用いられたが、前者の
場合、スパンデツクスと綿繊維との染色性差が問
題となり、また、後者の場合は、吸湿性が得られ
ず、また、綿風合いが得られなかつた。 〈考案の目的〉 本考案は吸湿性および伸縮性をともに有する織
物を得ることを目的とする。 〈考案の構成〉 本考案の骨子は実用新案登録請求の範囲のとお
りである。ここで、撚係数とは、撚数をT回/イ
ンチ、合撚糸の英式綿番手をNで表したとき、
T/√であらわされる値である。紡績単糸は吸
湿性、吸汗性を付与するために吸湿性を有する紡
績糸とすることが必要である。吸湿性を有する紡
績糸とは、レーヨンなどの紡績糸、吸湿性を付与
した合成繊維紡績糸などである。また、伸縮性を
得るためには、紡績単糸の撚係数が4.0〜8.0であ
り、該紡績単糸の撚方向が同一である複数本を単
糸撚と同方向に合撚する合撚糸の撚係数が9.0〜
15.0であることが必要である。単糸の撚係数が
4.0未満であると、糸の伸度が不十分となり、不
適当である。また、単糸の撚係数が8.0を越える
と、糸の強力低下が生じるので好ましくない。単
糸紡績糸の番手は10′s60′sが好ましい。該紡績単
糸の撚方向が同一である複数本を単糸撚と同方向
に合撚する合撚糸の撚係数が9.0未満であると、
織物での伸縮性が不十分となる。また、合撚糸の
撚係数が15.0を越えると、ビリの発生が大とな
り、製織上、不都合である。合撚糸の番手は10/
2′s〜60/2′sが好ましい。合撚糸を形成する合撚
方向は糸に伸縮性を付与するため、単糸撚と同一
方向とすることが必要である。織成に際しては、
経糸および/または緯糸に前記Z方向撚合撚糸お
よびS方向撚合撚糸とを同撚方向のものを1本又
は複数本ずつ交互に配列することが必要である。
このように配列することによつて、織物の斜行を
防止することができる。 また、織成に際し、Z方向及びS方向の合撚糸
の撚係数を同一にする必要がある。撚係数が同一
でなければ織物に斜行が発生し、衣料用織物とし
て不適なものとなるので好ましくない。 〈比較例〉 下撚数24回/インチでS撚し、その後S方向に
40回/インチの撚を与えて綿番手30番手の合撚糸
Aと下撚後Z方向に88回/インチ撚を与えて綿番
手30番手の合撚糸Bとを得た。尚、下撚の撚係数
は4.2であり、合撚時の撚係数は10.3であつた。
前記合撚糸A及びBを1本ずつ交互に配列し、緯
糸として実施例と同様緯糸Cを配し平織製織し
た。 次いで実施例及び比較例の織物の伸縮性織物外
観を評価した。結果は第1表に示す。
ものである。 〈従来技術との関係〉 近年、衣服に要求される特性として機能性が大
きく取り上げられている。とりわけ、スポーツ衣
料の分野では、吸湿性、吸汗性、伸縮性、フイツ
ト性などが強く望まれている。吸湿性を発揮する
には、天然繊維である綿繊維を使用すればよい
が、一方、綿繊維は伸縮性が全くなかつた。この
ため、伸縮性を付与するために、綿繊維を外層部
とし、芯部にスパンデツクス繊維を用いたいわゆ
るコアヤーンあるいはスパンデツクスよりなる芯
糸の外層部に合成繊維フイラメントを巻きつけた
いわゆるカバードヤーンが用いられたが、前者の
場合、スパンデツクスと綿繊維との染色性差が問
題となり、また、後者の場合は、吸湿性が得られ
ず、また、綿風合いが得られなかつた。 〈考案の目的〉 本考案は吸湿性および伸縮性をともに有する織
物を得ることを目的とする。 〈考案の構成〉 本考案の骨子は実用新案登録請求の範囲のとお
りである。ここで、撚係数とは、撚数をT回/イ
ンチ、合撚糸の英式綿番手をNで表したとき、
T/√であらわされる値である。紡績単糸は吸
湿性、吸汗性を付与するために吸湿性を有する紡
績糸とすることが必要である。吸湿性を有する紡
績糸とは、レーヨンなどの紡績糸、吸湿性を付与
した合成繊維紡績糸などである。また、伸縮性を
得るためには、紡績単糸の撚係数が4.0〜8.0であ
り、該紡績単糸の撚方向が同一である複数本を単
糸撚と同方向に合撚する合撚糸の撚係数が9.0〜
15.0であることが必要である。単糸の撚係数が
4.0未満であると、糸の伸度が不十分となり、不
適当である。また、単糸の撚係数が8.0を越える
と、糸の強力低下が生じるので好ましくない。単
糸紡績糸の番手は10′s60′sが好ましい。該紡績単
糸の撚方向が同一である複数本を単糸撚と同方向
に合撚する合撚糸の撚係数が9.0未満であると、
織物での伸縮性が不十分となる。また、合撚糸の
撚係数が15.0を越えると、ビリの発生が大とな
り、製織上、不都合である。合撚糸の番手は10/
2′s〜60/2′sが好ましい。合撚糸を形成する合撚
方向は糸に伸縮性を付与するため、単糸撚と同一
方向とすることが必要である。織成に際しては、
経糸および/または緯糸に前記Z方向撚合撚糸お
よびS方向撚合撚糸とを同撚方向のものを1本又
は複数本ずつ交互に配列することが必要である。
このように配列することによつて、織物の斜行を
防止することができる。 また、織成に際し、Z方向及びS方向の合撚糸
の撚係数を同一にする必要がある。撚係数が同一
でなければ織物に斜行が発生し、衣料用織物とし
て不適なものとなるので好ましくない。 〈比較例〉 下撚数24回/インチでS撚し、その後S方向に
40回/インチの撚を与えて綿番手30番手の合撚糸
Aと下撚後Z方向に88回/インチ撚を与えて綿番
手30番手の合撚糸Bとを得た。尚、下撚の撚係数
は4.2であり、合撚時の撚係数は10.3であつた。
前記合撚糸A及びBを1本ずつ交互に配列し、緯
糸として実施例と同様緯糸Cを配し平織製織し
た。 次いで実施例及び比較例の織物の伸縮性織物外
観を評価した。結果は第1表に示す。
【表】
第1表で明らかなとおり本考案のものは伸縮性
に富み、織物外観も均一で衣料用素材として好適
なものであつたが、比較例のものは、織物表面に
斜行が見られ、衣料用素材としては不適なもので
あつた。 織成組織は平織または綾織が好ましい。 織密度は経糸は10本/インチ〜80本/インチ、
緯糸は20本/インチ〜50本/インチが好ましい。 〈考案の効果〉 本考案による織物は、用いる吸湿性紡績単糸お
よび合撚糸の撚係数を特定することにより、吸湿
性および伸縮性ともにすぐれた織物となる。 〈実施例〉 下撚数28回/インチでA:Z撚あるいはB:S
撚に下撚し、その後、それぞれ下撚方向と同方向
に50回/インチの撚を与えて綿番手30番手の合撚
糸A,Bを形成した。この時の下撚時の撚係数は
5.1であり、合撚時の撚係数は12.9であつた。該
合撚糸A,Bを1本ずつ交互に配列して経糸A,
Bとした。緯糸Cには綿糸16/2番手を配した。
この時の下撚数は、14.8回/インチ、上撚数は
12.1回/インチであつた。織組織は、第1図に示
すように平織組織とした。織密度は経糸44本/イ
ンチ、緯糸20本/インチであつた。得られた織物
は経糸方向の伸縮率が45%の織物で、しかも、吸
湿性にすぐれたものであり、アスレチツク用衣服
素材として好適であつた。
に富み、織物外観も均一で衣料用素材として好適
なものであつたが、比較例のものは、織物表面に
斜行が見られ、衣料用素材としては不適なもので
あつた。 織成組織は平織または綾織が好ましい。 織密度は経糸は10本/インチ〜80本/インチ、
緯糸は20本/インチ〜50本/インチが好ましい。 〈考案の効果〉 本考案による織物は、用いる吸湿性紡績単糸お
よび合撚糸の撚係数を特定することにより、吸湿
性および伸縮性ともにすぐれた織物となる。 〈実施例〉 下撚数28回/インチでA:Z撚あるいはB:S
撚に下撚し、その後、それぞれ下撚方向と同方向
に50回/インチの撚を与えて綿番手30番手の合撚
糸A,Bを形成した。この時の下撚時の撚係数は
5.1であり、合撚時の撚係数は12.9であつた。該
合撚糸A,Bを1本ずつ交互に配列して経糸A,
Bとした。緯糸Cには綿糸16/2番手を配した。
この時の下撚数は、14.8回/インチ、上撚数は
12.1回/インチであつた。織組織は、第1図に示
すように平織組織とした。織密度は経糸44本/イ
ンチ、緯糸20本/インチであつた。得られた織物
は経糸方向の伸縮率が45%の織物で、しかも、吸
湿性にすぐれたものであり、アスレチツク用衣服
素材として好適であつた。
第1図は本考案の一実施例の織組織図である。
Z……Z撚合撚糸・経糸、B……S撚合撚糸・
経糸、C……緯糸。
経糸、C……緯糸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 Z方向あるいはS方向に撚係数Aが4.0〜8.0の
単糸撚を有する吸湿性紡績糸の撚方向が同一であ
る複数本を単糸撚と同方向に撚係数B9.0〜15.0で
合撚した合撚糸が経糸および/または緯糸に1本
あるいは複数本交互に配列され、Z方向及びS方
向の合撚糸の撚係数Bが同じである吸湿性にすぐ
れた衣料用伸縮性織物。 ここで撚係数=T/√ T:撚数 回/インチ N:合撚糸の英式綿番手
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984035884U JPS60147689U (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | 吸湿性にすぐれた伸縮性織物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984035884U JPS60147689U (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | 吸湿性にすぐれた伸縮性織物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60147689U JPS60147689U (ja) | 1985-10-01 |
JPH02454Y2 true JPH02454Y2 (ja) | 1990-01-08 |
Family
ID=30540568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984035884U Granted JPS60147689U (ja) | 1984-03-12 | 1984-03-12 | 吸湿性にすぐれた伸縮性織物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60147689U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5192824B2 (ja) * | 2005-12-26 | 2013-05-08 | クラレファスニング株式会社 | 改良された自己融着ループ面ファスナー |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5327395A (en) * | 1976-08-26 | 1978-03-14 | Seikosha Kk | Display unit |
-
1984
- 1984-03-12 JP JP1984035884U patent/JPS60147689U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5327395A (en) * | 1976-08-26 | 1978-03-14 | Seikosha Kk | Display unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60147689U (ja) | 1985-10-01 |
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