JPH0245260Y2 - - Google Patents

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JPH0245260Y2
JPH0245260Y2 JP11489485U JP11489485U JPH0245260Y2 JP H0245260 Y2 JPH0245260 Y2 JP H0245260Y2 JP 11489485 U JP11489485 U JP 11489485U JP 11489485 U JP11489485 U JP 11489485U JP H0245260 Y2 JPH0245260 Y2 JP H0245260Y2
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winding drum
winding
hydraulic
hydraulic motor
drum
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロープ、ケーブル又はホース等を多
層巻に巻取るための巻取りドラムの油圧駆動装置
であつて、特に、巻取りドラムに巻き取られるロ
ープ、ケーブル又はホース等に生ずる張力を、所
定の値に維持する巻取りドラムの油圧駆動装置に
関するものである。
(従来の技術) 相対的に遠近移動する二つの部材間を、所定の
張力を維持させたロープ、ケーブル又はホース等
で連結することの必要性は、例えば、クレーンの
ブームの先端にワイヤーロープを介して巻上げ巻
下げ自在に吊下されたグラブバケツトと前記ブー
ムの基端部間を所定の張力をもつたロープ等で連
結し、当該ロープで以つて前記グラブバケツトを
水平方向に旋回しないように維持する場合、ある
いは、伸縮式のブームを有するクレーンの基部と
先端間を電線又は油圧ホースで連結し両者間で電
気信号又は油圧の送受を行う場合等に存在する。
このような場合、相対的に移動する二つの部材
の一方へ、油圧駆動装置により巻取り方向へ回転
付勢された巻取りドラムを設け、この巻取りドラ
ムに巻回したロープ、ケーブル又はホース等の引
き出し端部を、相対的に移動する二つの部材の他
方へ連結するようにしている。
上述せる如き巻取りドラムの油圧駆動装置の従
来例を第1図に基づいて説明する。第1図におい
て、1は、相対的に遠近移動する二つの部材A,
Bのうち一方の部材Aに設けられた巻取りドラム
である。2は、巻取りドラム1に巻回されその引
き出し側端部3を、前記二つの部材A,Bのうち
部材Bの適所に連結したロープ、ケーブル又はホ
ースである。Cは、巻取りドラム1の油圧駆動装
置であつて、巻取りドラム1に連結され巻取りド
ラム1を巻取り方向に駆動するようその二つの給
排回路5,6を夫々リリーフ弁9を備えた油圧源
7とタンク8に連結した油圧モータ4を備えてい
る。このように構成した従来の巻取りドラムの油
圧駆動装置Cは、リリーフ弁9の設定圧力を所定
の値に設定することにより油圧モータ4の駆動ト
ルクを一定に保ち、この駆動トルクで以つて巻取
りドラム1を駆動するようにしている。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記の如く構成し作用する従来の巻取りドラム
の油圧駆動装置Cは、巻取ドラム1が常に一定の
駆動トルクでもつて巻取り方向に回転付勢される
ものであるから、巻取りドラム1の巻取径が変化
しない限りロープ等2の張力が一定に保持される
のであるが、巻取りドラム1の巻取量を増加しあ
るいは巻取りドラム1の幅を狭く製作するため、
巻取ドラム1にロープ等2を多層巻にした場合に
は、ロープ等2の巻取り状態において巻取りドラ
ム1の有効巻取径が大きくなるためにロープ等2
に作用する張力が低下し、またロープ等2のくり
出し状態において巻取りドラム1の有効巻取径が
小さくなるためにロープ等2に作用する張力が増
加するという不具合があつた。
本考案は、ロープ、ケーブル又はホース等を多
層巻状態に巻取るようにした従来の巻取りドラム
の油圧駆動装置がもつ欠点、すなわち、ロープ等
の巻取り状態とくり出し状態ではロープ等に作用
する張力が変動するという欠点を解消した新規な
巻取りドラムの油圧駆動装置を得ることを目的と
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の巻取りドラムの油圧駆動装置は、上記
の目的を達成するため、次の如く構成する。
ロープ、ケーブル又はホース等を多層巻状態に
巻取るための巻取りドラムの油圧駆動装置であつ
て、前記巻取りドラムに連結され巻取りドラムを
巻取り方向に駆動するようその二つの給排回路を
夫々リリーフ弁を備えた油圧源とタンクに連結し
た油圧モータ、前記二つの給排回路のうちタンク
に連結した側の給排回路へ介装され前記油圧モー
タからの排出圧を制御するための設定圧力調整機
構付の圧力制御弁、および前記圧力制御弁と並列
に介装されてタンクから油圧モータへの作動油の
逆流を許容する逆止弁とからなり、前記圧力制御
弁は、前記巻取りドラムの繰り出し方向の回転に
連動してその設定圧力が増加し、前記巻取りドラ
ムの巻取り方向の回転に連動してその設定圧力が
低減するよう、その設定圧力調整機構と油圧モー
タの出力軸又は巻取りドラムを連動連結してある
ことを特徴とする巻取りドラムの油圧駆動装置。
(作用) 上記構成によれば、巻取りドラム1の有効巻取
径が大きくなる巻取り状態においては油圧制御弁
の設定圧力が低減して油圧モータに作用する駆動
圧力(油圧モータに作用する前後差圧)が大きく
なり、その結果油圧モータの駆動トルクが増大す
る、また巻取ドラム1の有効巻取径が小さくなる
くり出し状態においては、油圧制御弁の設定圧力
が増大して油圧モータに作用する駆動圧力(油圧
モータに作用する前後差圧)が小さくなり、その
結果油圧モータの駆動トルクが減少する。したが
つて本考案によれば、ロープ等の張力を巻層の多
寡に拘らず常に一定の値に保つことができるもの
である。
(実施例) 以下本考案の巻取りドラムの油圧駆動装置の実
施例を第2図および第3図に基づいて説明する。
第1図に示し従来技術として説明したもののう
ち、1〜3、A,Bの符号およびその説明は、以
下の説明においても同義のものとしてそのまゝ援
用する。
第2図において、Dは、巻取りドラム1を巻取
り方向に駆動する油圧駆動装置である。この油圧
駆動装置Dは、巻取りドラム1に連結され巻取り
ドラム1を巻取り方向に駆動するようその二つの
給排回路10,11を夫々リリーフ弁12を備え
た油圧源13とタンク14に連結した油圧モータ
15と、油圧モータ15の前記二つの給排回路1
0,11のうちタンクに連結した側の給排回路1
1へ介装され前記油圧モータ15からの排出圧を
制御するための設定圧力調整機構16付の圧力制
御弁17および、前記圧力制御弁17と並列に介
装されタンク14から油圧モータ15への作動油
の逆流を許容する逆止弁18とから構成してい
る。そして、前記圧力制御弁17は、前記巻取り
ドラム1の繰り出し方向の回転に連動してその設
定圧力が増加し、前記巻取りドラム1の巻取り方
向の回転に連動してその設定圧力が低減するよ
う、その設定圧力調整機構16を、油圧モータ1
5の出力軸又は巻取りドラム1に連動連結してい
る。第3図に基づいて圧力制御弁17の構成およ
びその設定圧力調整機構16を巻取りドラム1の
回転に連動連結する構成について説明する。第3
図に示す如く油圧制御弁17は、スプリング19
により閉止方向に付勢され油圧モータ15側の給
排回路11の油圧により開放方向に付勢されたリ
リーフ弁で構成されている。この圧力制御弁17
の前記スプリング19は、その付勢力をネジ棒2
0により調整可能となつている。すなわち、ネジ
棒20を締め込むことにより圧力制御弁17の設
定圧力を高め、ネジ棒20をゆるめることで圧力
制御弁15の設定圧力を低減するようになつてい
る。前記ネジ棒20および前記スプリング19
が、圧力制御弁17の設定圧力調整機構16を構
成している。そして設定圧力調整機構16におけ
るネジ棒20は、巻取りドラム1の端部に当該巻
取りドラム1と同心的に設けた小歯車21および
この小歯車21に噛合する大径歯車22を介して
巻取りドラム1に連動連結している。この連動連
結は、巻取りドラム1が繰り出し方向に回転した
とき圧力制御弁15の設定圧力が増加するようネ
ジ棒20が締め込まれ、巻取りドラム1が巻取り
方向に回転したとき圧力制御弁15の設定圧力が
低減するようネジ棒20がゆるめられるようにな
つている。
次に作用を説明する。部材A,B間の間隔が拡
がり、巻取りドラム1に多層巻に巻取られたロー
プ等2が繰り出され巻取りドラム1の有効巻取径
が減少した状態では、圧力制御弁17の設定圧力
が高くなり、その結果油圧モータ15に作用する
駆動圧力(油圧モータ15に作用する前後差圧)
が小さくなる。したがつて油圧モータ15による
巻取りドラム1の巻取り方向への駆動力は低減す
る。尚、巻取りドラム1のくり出し方向への回転
時には油圧モータ15がポンプ作用をするのであ
るが、この場合、油圧モータ15は、タンク1
4、給排回路11、逆止弁18を介して作動油を
吸引し、給排回路10,11油圧源13のリリー
フ弁12を介して作動油をタンク14へ排出する
のである。部材A,B間の間隔が小さくなり、巻
取りドラム1にロープ等2が多層巻状態に巻き取
られ巻取りドラム1の有効巻取径が増大した状態
では、圧力制御弁17の設定圧力が低減し、その
結果油圧モータ15に作用する駆動圧力(油圧モ
ータ15に作用する前後差圧)が大きくなる。し
たがつて油圧モータ15による巻取りドラム1の
巻取り方向への駆動力は増大する。
すなわち、巻取りドラム1の有効巻取径の大小
の変化に応じて油圧モータ15の駆動力が自動的
に増減し、巻取りドラム1に巻取られるロープ2
等の張力を常に一定に保つのである。
(効果) 以上の如く構成し作用する本考案の巻取りドラ
ムの油圧駆動装置は、多層巻状態にロープ、ケー
ブル又はホース等を巻取る巻取りドラムを、巻層
の多寡に拘らずロープ、ケーブル又はホース等の
張力をほぼ一定となるよう駆動することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の巻取りドラムの油圧駆動装置
の説明図、第2図および第3図は本考案の巻取り
ドラムの油圧駆動装置の説明図である。 ロープ、ケーブル又はホース等:2、巻取りド
ラム:1、油圧駆動装置:D、油圧源:13、圧
力制御弁:17、設定圧力調整機構:16、逆止
弁:18。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロープ、ケーブル又はホース等を多層巻状態に
    巻取るための巻取りドラムの油圧駆動装置であつ
    て、前記巻取りドラムに連結され巻取りドラムを
    巻取り方向に駆動するようその二つの給排回路を
    夫々リリーフ弁を備えた油圧源とタンクに連結し
    た油圧モータ、前記二つの給排回路のうちタンク
    に連結した側の給排回路へ介装され前記油圧モー
    タからの排出圧を制御するための設定圧力調整機
    構付の圧力制御弁、および前記圧力制御弁と並列
    に介装されてタンクから油圧モータへの作動油の
    逆流を許容する逆止弁とからなり、前記圧力制御
    弁は、前記巻取りドラムの繰り出し方向の回転に
    連動してその設定圧力が増加し、前記巻取りドラ
    ムの巻取り方向の回転に連動してその設定圧力が
    低減するよう、その設定圧力調整機構と油圧モー
    タの出力軸又は巻取りドラムを連動連結してある
    ことを特徴とする巻取りドラムの油圧駆動装置。
JP11489485U 1985-07-25 1985-07-25 Expired JPH0245260Y2 (ja)

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JP11489485U JPH0245260Y2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25

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JP11489485U JPH0245260Y2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25

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JPS6223270U JPS6223270U (ja) 1987-02-12
JPH0245260Y2 true JPH0245260Y2 (ja) 1990-11-30

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