JPH024514B2 - - Google Patents
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- JPH024514B2 JPH024514B2 JP16883384A JP16883384A JPH024514B2 JP H024514 B2 JPH024514 B2 JP H024514B2 JP 16883384 A JP16883384 A JP 16883384A JP 16883384 A JP16883384 A JP 16883384A JP H024514 B2 JPH024514 B2 JP H024514B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jib
- angle
- speed
- hoisting
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 241000555745 Sciuridae Species 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Jib Cranes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、インバータ制御の電動式起伏ウイン
チを備えたジブ起伏式クレーンにおけるジブ起伏
装置に関する。
チを備えたジブ起伏式クレーンにおけるジブ起伏
装置に関する。
第2図は起伏式ジブを有するクレーンの一例で
あり、図中、1は旋回体であり、該旋回体1上に
は巻上ウインチ2、起伏ウインチ3、Aフレーム
4および制御盤11等が搭載され、該旋回体1の
前部にはジブ5がジブフツト23を中心として起
伏自在に取付けられ、前記起伏ウインチ3により
巻取り繰出しされる起伏ロープ7は、Aフレーム
4の頂部のガイドシーブ17に掛けられ、さらに
Aフレーム頂部のシーブブロツク19と、ペンダ
ントロープ8を介してジブ5の頂部に連結される
ブライドル18との間で複数掛けされ、起伏ウイ
ンチ3の作動によつてジブ5が起伏するようにな
つている。また、前記巻上ウインチ2により巻取
り繰出しされる巻上ロープ6は、ジブ5の頂部の
ジブポイントシーブ20、フツク9のシーブ2
1、ジブ5の頂部の前記とは別のジブポイントシ
ーブ22に掛け回わし、終端を、ジブ5に接続し
ている。
あり、図中、1は旋回体であり、該旋回体1上に
は巻上ウインチ2、起伏ウインチ3、Aフレーム
4および制御盤11等が搭載され、該旋回体1の
前部にはジブ5がジブフツト23を中心として起
伏自在に取付けられ、前記起伏ウインチ3により
巻取り繰出しされる起伏ロープ7は、Aフレーム
4の頂部のガイドシーブ17に掛けられ、さらに
Aフレーム頂部のシーブブロツク19と、ペンダ
ントロープ8を介してジブ5の頂部に連結される
ブライドル18との間で複数掛けされ、起伏ウイ
ンチ3の作動によつてジブ5が起伏するようにな
つている。また、前記巻上ウインチ2により巻取
り繰出しされる巻上ロープ6は、ジブ5の頂部の
ジブポイントシーブ20、フツク9のシーブ2
1、ジブ5の頂部の前記とは別のジブポイントシ
ーブ22に掛け回わし、終端を、ジブ5に接続し
ている。
このようなクレーンにおいて、起伏ウインチ3
により起伏ロープ7を等速で巻取つた場合、フツ
ク9即ち吊荷の水平方向の移動速度はジブ角度θ
(第4図参照)が大きくなるに従つて大となり、
ジブ5の直立状態近くでは吊荷が急速に旋回体1
に近づき危険である。特に、旋回体1の前方に運
転席が存るクレーンにおいては、吊荷が運転席に
衝突するおそれもある。このような不具合を解決
する手段として、起伏ウインチ3の駆動装置にポ
ールチエンジモータあるいは親子モータを用い、
かつジブ角度が或る角度に達すると作動するリミ
ツトスイツチを設けて、或るジブ角度以上では起
伏ウインチ3の回転速度を自動的に低速側に切換
える構成のものもあるが、あらかじめ設定された
速度以外は選択できない。また、インバータ制御
によりモータの速度を制御すれば、操作者が手動
で速度調節して不具合を解決することも出来る
が、この場合には手動で操作しなければならず、
不便である。
により起伏ロープ7を等速で巻取つた場合、フツ
ク9即ち吊荷の水平方向の移動速度はジブ角度θ
(第4図参照)が大きくなるに従つて大となり、
ジブ5の直立状態近くでは吊荷が急速に旋回体1
に近づき危険である。特に、旋回体1の前方に運
転席が存るクレーンにおいては、吊荷が運転席に
衝突するおそれもある。このような不具合を解決
する手段として、起伏ウインチ3の駆動装置にポ
ールチエンジモータあるいは親子モータを用い、
かつジブ角度が或る角度に達すると作動するリミ
ツトスイツチを設けて、或るジブ角度以上では起
伏ウインチ3の回転速度を自動的に低速側に切換
える構成のものもあるが、あらかじめ設定された
速度以外は選択できない。また、インバータ制御
によりモータの速度を制御すれば、操作者が手動
で速度調節して不具合を解決することも出来る
が、この場合には手動で操作しなければならず、
不便である。
本発明は、上記した点に鑑み、ジブ角度により
ジブ起伏速度を自動的に規制することと、規制さ
れた範囲内で自由に起伏速度を選択することの両
方が出来ない問題点を解決することにある。
ジブ起伏速度を自動的に規制することと、規制さ
れた範囲内で自由に起伏速度を選択することの両
方が出来ない問題点を解決することにある。
上記の問題点を解決するため、本発明のジブク
レーンのジブ起伏装置は、インバータ装置により
速度制御を行なう電動機を起伏ウインチの駆動装
置として備えると共に、ジブ角度が予め設定され
た角度以上になると信号を出力する少なくとも1
個の角度検出器を設け、前記インバータ装置に
は、前記角度検出器より発せられる前記信号の出
力がないときに周波数設定用ポテンシヨメータへ
制御用電源電圧を直接伝える一つの回路と、前記
角度検出器より発せられる前記信号の出力がある
ときに周波数設定用ポテンシヨメータへ抵抗を介
して制御用電源電圧を伝える回路を少なくとも一
つ備えたことを特徴とする。
レーンのジブ起伏装置は、インバータ装置により
速度制御を行なう電動機を起伏ウインチの駆動装
置として備えると共に、ジブ角度が予め設定され
た角度以上になると信号を出力する少なくとも1
個の角度検出器を設け、前記インバータ装置に
は、前記角度検出器より発せられる前記信号の出
力がないときに周波数設定用ポテンシヨメータへ
制御用電源電圧を直接伝える一つの回路と、前記
角度検出器より発せられる前記信号の出力がある
ときに周波数設定用ポテンシヨメータへ抵抗を介
して制御用電源電圧を伝える回路を少なくとも一
つ備えたことを特徴とする。
上記した構成により、本発明のクレーンのジブ
起伏装置は、ジブ角度が予め設定された角度以下
のときには周波数設定用ポテンシヨメータへ制御
用電源電圧を直接伝えて制御し、設定された角度
以上のときには周波数設定用ポテンシヨメータへ
伝える制御用電源電圧を抵抗を介して低減させて
電動機の速度を規制し、かつ、その規制された範
囲内で自由に起伏速度を選択出来る。
起伏装置は、ジブ角度が予め設定された角度以下
のときには周波数設定用ポテンシヨメータへ制御
用電源電圧を直接伝えて制御し、設定された角度
以上のときには周波数設定用ポテンシヨメータへ
伝える制御用電源電圧を抵抗を介して低減させて
電動機の速度を規制し、かつ、その規制された範
囲内で自由に起伏速度を選択出来る。
以下、本発明のクレーンのジブ起伏装置の一実
施例を、第1図乃至第5図を参照して説明する。
施例を、第1図乃至第5図を参照して説明する。
本発明においては、第2図に示したジブクレー
ンに、角度検出手段としてのリミツトスイツチ1
3がジブフツト23の中心部に取付けられている
と共に、ジブ起伏ウインチ3の駆動装置としての
電動機27をインバータ装置15で制御してい
る。
ンに、角度検出手段としてのリミツトスイツチ1
3がジブフツト23の中心部に取付けられている
と共に、ジブ起伏ウインチ3の駆動装置としての
電動機27をインバータ装置15で制御してい
る。
ここで、一般のジブクレーンにおいて、ジブを
起伏させた時の吊荷の水平方向の移動速度VHは、
(1)〜(5)式を解くことにより求められる。
起伏させた時の吊荷の水平方向の移動速度VHは、
(1)〜(5)式を解くことにより求められる。
VH=dR/dt …(1)
dl/dt=V/n …(2)
l2=(H−Y)2+(R+X)2 …(3)
L2=H2+R2 …(4)
θ=tan-1(H/R) …(5)
ここで、上記(1)〜(5)式における前記以外の各符
号は、第4図にも示すとおり、以下のことを意味
する。
号は、第4図にも示すとおり、以下のことを意味
する。
R:ジブ5のジブフツト23の中心からジブポイ
ントシーブ20の中心までの水平距離 l:ガイドシーブ17の中心とジブポイントシー
ブ20の中心までの距離 V;起伏ロープ7の巻取り繰出し速度 n;起伏ロープ7の掛数 L;ジブ5の長さ X;ジブフツト23の中心からAフレーム4の頂
部のガイドシーブ17の中心までの水平距離 Y;ジブフツト23の中心からAフレーム4の頂
部のガイドシーブ17の中心までの垂直距離 H;ジブポイントシーブ20の中心のジブフツト
23の中心からの鉛直方向高さ 本実施例においては、ジブ角度検出器として、
第3図に示したように、ジブフツト23の端部
に、ストライカ14が固定され、ストライカ14
に近接した旋回体側にはリミツトスイツチ13が
固定され、ジブ5が回動して一定の角度になると
リミツトスイツチ13の切換えレバー13aがス
トライカ14と当接して該リミツトスイツチ13
が切換わり、ジブ5が一定の設定角度に達したこ
とを検知するものである。
ントシーブ20の中心までの水平距離 l:ガイドシーブ17の中心とジブポイントシー
ブ20の中心までの距離 V;起伏ロープ7の巻取り繰出し速度 n;起伏ロープ7の掛数 L;ジブ5の長さ X;ジブフツト23の中心からAフレーム4の頂
部のガイドシーブ17の中心までの水平距離 Y;ジブフツト23の中心からAフレーム4の頂
部のガイドシーブ17の中心までの垂直距離 H;ジブポイントシーブ20の中心のジブフツト
23の中心からの鉛直方向高さ 本実施例においては、ジブ角度検出器として、
第3図に示したように、ジブフツト23の端部
に、ストライカ14が固定され、ストライカ14
に近接した旋回体側にはリミツトスイツチ13が
固定され、ジブ5が回動して一定の角度になると
リミツトスイツチ13の切換えレバー13aがス
トライカ14と当接して該リミツトスイツチ13
が切換わり、ジブ5が一定の設定角度に達したこ
とを検知するものである。
第1図a,bは、前記起伏ウインチ3駆動用電
動機27(一般的にはこの電動機としてかご形誘
導電動機が用いられる)の制御回路を示したもの
であり、第1図aはインバータ回路、第1図bは
インバータ回路を制御する回路である。前記リミ
ツトスイツチ13は、一定の設定角度以上である
ことを検知するとオフ状態となり、LSはリミツ
トスイツチ13がオン状態となることにより励磁
されるリレーである。
動機27(一般的にはこの電動機としてかご形誘
導電動機が用いられる)の制御回路を示したもの
であり、第1図aはインバータ回路、第1図bは
インバータ回路を制御する回路である。前記リミ
ツトスイツチ13は、一定の設定角度以上である
ことを検知するとオフ状態となり、LSはリミツ
トスイツチ13がオン状態となることにより励磁
されるリレーである。
24は操作スイツチであり、電動機27を起伏
ロープの巻取り方向、繰出し方向(即ちそれぞれ
ジブの先端の上昇方向、下降方向)に回転させる
ことを指令するためのスイツチSW1,SW2と、回
転速度を指令するためのポテンシヨメータ25と
からなり、1本のハンドルによりポテンシヨメー
タ25を操作すると電動機の回転方向によりスイ
ツチSW1,SW2の一方がオン状態となる。RU,
RDは、それぞれジブの上昇、下降動作用のリレ
ーである。なお、各リレーの符号にaまたはbを
付した符号で示すものは各リレーのa接点または
b接点である。
ロープの巻取り方向、繰出し方向(即ちそれぞれ
ジブの先端の上昇方向、下降方向)に回転させる
ことを指令するためのスイツチSW1,SW2と、回
転速度を指令するためのポテンシヨメータ25と
からなり、1本のハンドルによりポテンシヨメー
タ25を操作すると電動機の回転方向によりスイ
ツチSW1,SW2の一方がオン状態となる。RU,
RDは、それぞれジブの上昇、下降動作用のリレ
ーである。なお、各リレーの符号にaまたはbを
付した符号で示すものは各リレーのa接点または
b接点である。
一方、電動機27のインバータ装置15は、入
力端子R,S,Tから入力される3相交流を一旦
整流し、周波数可変の交流出力を出力端子U,
V,Wが電動機27に出力するものであり、Eは
アース端子、aは起動信号自己保持リレー端子、
bは周波数設定信号入力端子、cは制御回路用コ
モン端子、d,eは回転方向指令用入力端子、
f,gは制御用電源端子、hは起動信号入力端子
である。25は周波数設定用ポテンシヨメータで
あり、電動機27の速度を設定出来るものであ
る。
力端子R,S,Tから入力される3相交流を一旦
整流し、周波数可変の交流出力を出力端子U,
V,Wが電動機27に出力するものであり、Eは
アース端子、aは起動信号自己保持リレー端子、
bは周波数設定信号入力端子、cは制御回路用コ
モン端子、d,eは回転方向指令用入力端子、
f,gは制御用電源端子、hは起動信号入力端子
である。25は周波数設定用ポテンシヨメータで
あり、電動機27の速度を設定出来るものであ
る。
この回路において、いま、前記リミツトスイツ
チ13が、ジブ5の角度が前記一定の設定角度に
なつたことを検知していない場合、即ち前記ジブ
5の角度θが一定の角度以下の場合には、リミツ
トスイツチ13はオン状態である。このため、制
御用電源端子fからの制御用電源電圧は、ポテン
シヨメータ25へ直接入力される。この状態で、
操作スイツチ24のハンドルを操作して、スイツ
チSW1がオンになり導通状態となる方向に回す
と、リレーRUのコイルに通電されるので、イン
バータ回路の各接点RUaが閉じ、インバータ1
5のa端子とg端子及びh端子、c端子とd端
子、f端子とポテンシヨメータ25とがそれぞれ
導通状態となり、電動機27は一定の方向(以下
この方向を上昇方向とする)に回転する。この回
転速度は、操作スイツチ24のハンドルの回し具
合により、電動機27の最大巻上速度V0まで自
由に選択出来る。また、操作スイツチ24のハン
ドルを逆方向に回して、スイツチSW2がオンにな
り導通状態となると、リレーRDのコイルに通電
されるので、インバータ回路の各接点RDaが閉
じ、インバータ15のa端子とg端子及びh端
子、c端子とe端子、f端子とポテンシヨメータ
25とがそれぞれ導通状態となり、電動機27は
スイツチSW1がオンの時とは逆方向(以下この方
向を下降方向とする)に回転する。この回転速度
も、操作スイツチ24のハンドルの回し具合によ
り、電動機27の最大巻上(巻下)速度V0まで
自由に選択出来る。なお、リレーRUのコイルに
通電中には、リレーRDと直列接続のb接点RUb
が開き、リレーRDの動作は禁止され、リレー
RDのコイル通電中には、リレーRUと直列接続
のb接点RDbが開き、リレーRUの動作は禁止さ
れる。
チ13が、ジブ5の角度が前記一定の設定角度に
なつたことを検知していない場合、即ち前記ジブ
5の角度θが一定の角度以下の場合には、リミツ
トスイツチ13はオン状態である。このため、制
御用電源端子fからの制御用電源電圧は、ポテン
シヨメータ25へ直接入力される。この状態で、
操作スイツチ24のハンドルを操作して、スイツ
チSW1がオンになり導通状態となる方向に回す
と、リレーRUのコイルに通電されるので、イン
バータ回路の各接点RUaが閉じ、インバータ1
5のa端子とg端子及びh端子、c端子とd端
子、f端子とポテンシヨメータ25とがそれぞれ
導通状態となり、電動機27は一定の方向(以下
この方向を上昇方向とする)に回転する。この回
転速度は、操作スイツチ24のハンドルの回し具
合により、電動機27の最大巻上速度V0まで自
由に選択出来る。また、操作スイツチ24のハン
ドルを逆方向に回して、スイツチSW2がオンにな
り導通状態となると、リレーRDのコイルに通電
されるので、インバータ回路の各接点RDaが閉
じ、インバータ15のa端子とg端子及びh端
子、c端子とe端子、f端子とポテンシヨメータ
25とがそれぞれ導通状態となり、電動機27は
スイツチSW1がオンの時とは逆方向(以下この方
向を下降方向とする)に回転する。この回転速度
も、操作スイツチ24のハンドルの回し具合によ
り、電動機27の最大巻上(巻下)速度V0まで
自由に選択出来る。なお、リレーRUのコイルに
通電中には、リレーRDと直列接続のb接点RUb
が開き、リレーRDの動作は禁止され、リレー
RDのコイル通電中には、リレーRUと直列接続
のb接点RDbが開き、リレーRUの動作は禁止さ
れる。
一方、ジブ角度が前記一定の設定角度を超える
と、リミツトスイツチ13がオフ状態に切換わ
り、リレーLSの励磁がなくなり、制御用電源端
子fからの制御用電源電圧は、ポテンシヨメータ
25へ抵抗26を介して入力される。この抵抗2
6は、抵抗値が以下のようにして決定される。
と、リミツトスイツチ13がオフ状態に切換わ
り、リレーLSの励磁がなくなり、制御用電源端
子fからの制御用電源電圧は、ポテンシヨメータ
25へ抵抗26を介して入力される。この抵抗2
6は、抵抗値が以下のようにして決定される。
まず、制御用電源端子fからポテンシヨメータ
25への回路が抵抗器26を経由しない時のポテ
ンシヨメータ25からの出力電圧をE1、抵抗器
15を経由した時のポテンシヨメータ25からの
出力電圧をE2とすると、次の式が成り立つ。
25への回路が抵抗器26を経由しない時のポテ
ンシヨメータ25からの出力電圧をE1、抵抗器
15を経由した時のポテンシヨメータ25からの
出力電圧をE2とすると、次の式が成り立つ。
E2=R1/R1+R2E1
但し、R1はポテンシヨメータ25の最大抵抗
値、R2は抵抗器26の抵抗値を示す。即ち、ジ
ブ角度が設定角度を超えると周波数設定電圧は、
設定角度を超えていない時に比べてR1/(R1+
R2)倍だけ少なく出力される。このため、設定
される速度をR1/(R1+R2)倍にするときに、
抵抗15の抵抗値をR2と設定する。
値、R2は抵抗器26の抵抗値を示す。即ち、ジ
ブ角度が設定角度を超えると周波数設定電圧は、
設定角度を超えていない時に比べてR1/(R1+
R2)倍だけ少なく出力される。このため、設定
される速度をR1/(R1+R2)倍にするときに、
抵抗15の抵抗値をR2と設定する。
以上のようにして抵抗26の抵抗値が決められ
ることにより、第5図に示したように、ジブ起伏
速度を制限しない場合のジブ先端から吊り下げら
れた吊荷の水平方向移動速度曲線Bは、作業半径
が短かくなる(即ちジブ角度θの増大)に従がつ
て急激に増大していくが、ジブ角度θが前記一定
の値を超えると自動的に速度を落とす水平方向移
動速度曲線Aに規制され、速度の平均化が計れ、
急激に速度が増大するのを防ぐ。なお、操作者は
操作スイツチ24のポテンシヨメータ25を操作
することにより、水平方向移動速度曲線Aを最高
速度とする範囲で、自由に速度を選択することが
出来る。
ることにより、第5図に示したように、ジブ起伏
速度を制限しない場合のジブ先端から吊り下げら
れた吊荷の水平方向移動速度曲線Bは、作業半径
が短かくなる(即ちジブ角度θの増大)に従がつ
て急激に増大していくが、ジブ角度θが前記一定
の値を超えると自動的に速度を落とす水平方向移
動速度曲線Aに規制され、速度の平均化が計れ、
急激に速度が増大するのを防ぐ。なお、操作者は
操作スイツチ24のポテンシヨメータ25を操作
することにより、水平方向移動速度曲線Aを最高
速度とする範囲で、自由に速度を選択することが
出来る。
また、上記実施例においては、インバータ回路
の制御用電源端子fからポテンシヨメータ25へ
の回路が、直結する回路と抵抗を介した回路の2
回路であるが、抵抗値を変えた抵抗を2個以上用
い、リミツトスイツチもジブに対する取付角度を
変えて抵抗に対応した数だけ設けることにより、
吊荷の水平方向移動速度を各ジブ角度に対してよ
り平均化することが出来る。
の制御用電源端子fからポテンシヨメータ25へ
の回路が、直結する回路と抵抗を介した回路の2
回路であるが、抵抗値を変えた抵抗を2個以上用
い、リミツトスイツチもジブに対する取付角度を
変えて抵抗に対応した数だけ設けることにより、
吊荷の水平方向移動速度を各ジブ角度に対してよ
り平均化することが出来る。
以上述べたように、本発明においては、予め設
定された角度になると信号を出力する少なくとも
1個の角度検出器を設け、インバータ装置には、
前記角度検出器により発せられる前記信号の出力
がないときに直接周波数設定用ポテンシヨメータ
へ制御用電源電圧を伝える一つの回路と、前記角
度検出器により発せられる前記信号の出力がある
ときに周波数設定用ポテンシヨメータへ抵抗を介
して制御用電源電圧を伝える少なくとも一つの回
路とを備えたことにより、ジブ角度によりジブ起
伏速度を段階的に規制して平均化すると共に、規
制された範囲内で自由に起伏速度を選択出来る。
定された角度になると信号を出力する少なくとも
1個の角度検出器を設け、インバータ装置には、
前記角度検出器により発せられる前記信号の出力
がないときに直接周波数設定用ポテンシヨメータ
へ制御用電源電圧を伝える一つの回路と、前記角
度検出器により発せられる前記信号の出力がある
ときに周波数設定用ポテンシヨメータへ抵抗を介
して制御用電源電圧を伝える少なくとも一つの回
路とを備えたことにより、ジブ角度によりジブ起
伏速度を段階的に規制して平均化すると共に、規
制された範囲内で自由に起伏速度を選択出来る。
図面は本発明のジブクレーンのジブ起伏装置の
一実施例を示し、第1図a,bはジブ起伏用電動
機の制御回路図、第2図はジブクレーンの全体を
示す正面図、第3図はジブの回動中心附近を示す
正面図、第4図は本発明の原理説明に供するクレ
ーンの各部寸法図、第5図は一実施例におけるジ
ブ角度と吊荷の水平方向移動速度との関係を従来
例と対比して示す図である。 3……起伏ウインチ、5……ジブ、13……リ
ミツトスイツチ、14……ストライカ、15……
インバータ装置、25……ポテンシヨメータ、2
6……抵抗。
一実施例を示し、第1図a,bはジブ起伏用電動
機の制御回路図、第2図はジブクレーンの全体を
示す正面図、第3図はジブの回動中心附近を示す
正面図、第4図は本発明の原理説明に供するクレ
ーンの各部寸法図、第5図は一実施例におけるジ
ブ角度と吊荷の水平方向移動速度との関係を従来
例と対比して示す図である。 3……起伏ウインチ、5……ジブ、13……リ
ミツトスイツチ、14……ストライカ、15……
インバータ装置、25……ポテンシヨメータ、2
6……抵抗。
Claims (1)
- 1 インバータ装置により速度制御を行なう電動
機を起伏ウインチの駆動装置として備えると共
に、ジブ角度が予め設定された角度以上になると
信号を出力する少なくとも1個の角度検出器を設
け、前記インバータ装置には、前記角度検出器よ
り発せられる前記信号の出力がないときに周波数
設定用ポテンシヨメータへ制御用電源電圧を直接
伝える一つの回路と、前記角度検出器より発せら
れる前記信号の出力があるときに周波数設定用ポ
テンシヨメータへ抵抗を介して制御用電源電圧を
伝える回路を少なくとも一つ備えたことを特徴と
するジブクレーンのジブ起伏装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16883384A JPS6151491A (ja) | 1984-08-14 | 1984-08-14 | ジブクレ−ンのジブ起伏装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16883384A JPS6151491A (ja) | 1984-08-14 | 1984-08-14 | ジブクレ−ンのジブ起伏装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6151491A JPS6151491A (ja) | 1986-03-13 |
JPH024514B2 true JPH024514B2 (ja) | 1990-01-29 |
Family
ID=15875364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16883384A Granted JPS6151491A (ja) | 1984-08-14 | 1984-08-14 | ジブクレ−ンのジブ起伏装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6151491A (ja) |
-
1984
- 1984-08-14 JP JP16883384A patent/JPS6151491A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6151491A (ja) | 1986-03-13 |
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