JPH0244858B2 - - Google Patents
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- JPH0244858B2 JPH0244858B2 JP59161371A JP16137184A JPH0244858B2 JP H0244858 B2 JPH0244858 B2 JP H0244858B2 JP 59161371 A JP59161371 A JP 59161371A JP 16137184 A JP16137184 A JP 16137184A JP H0244858 B2 JPH0244858 B2 JP H0244858B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam
- raw material
- weight
- carbon black
- plastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、導電性のプラスチツクス発泡体の製
造法に関し、詳しくは、静電気を帯電することが
なく、精密機械、電気部品または電子部品などの
ホコリに付着を避けねばならない物の包装に適す
るプラスチツクス発泡体の製造法に関する。 〔技術の背景および従来技術の説明〕 プラスチツクス発泡体は、適当な弾性があり、
しかも柔軟性に富んでいるので、コワれやすい品
物、高価な品物または種々の品物を包装したり、
これらの品物の間のスペーサーとして使用して、
包装された品物が相互に接触したり、コワれたり
しないようにすることが広く行なわれているが、
プラスチツクス発泡体は、その電気抵抗が非常に
大きく、ほとんど絶縁体であるために、静電気が
帯電しやすい。このために、プラスチツクス発泡
体にホコリがつきやすくなり、包装材料として適
当とはいえないだけでなく、IC、トランジスタ、
コンデンサ、これらを使用した電子部品、これら
を使用した電気機器、たとえば時計、カメラまた
は音響機器などの包装材料として使用することが
実際的に不可能となることが多い。 これまでに、プラスチツクス発泡体の電気絶縁
性を小さくし、導電性にして、静電気が帯電しな
いようにし、それによつて、ホコリがつかないよ
うにするために、プラスチツクス発泡体に帯電防
止剤を塗布したり、またプラスチツクス発泡体に
カーボンブラツクを含ませることが試みられてい
る(特開昭58−40326号公報、特開昭58−179241
号公報、特開昭58−198537、特開昭58−198538号
公報)。また多量のカーボンブラツクを配合した
ポリオレフイン系樹脂は、発泡に必要な電体圧を
保持させることが難かしいので、ポリオレフイン
系樹脂にカーボンブラツクとアミド化合物を配合
することによつて、導電性発泡体の体積固有抵抗
値を減少させることも試みられている(特開昭58
−8032号公報)。 一方において、本発明者らは、ポリオレフイン
系樹脂に、ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステ
ルを配合することによつて、発泡体の押出成形後
に体積変化の少ないポリオレフイン発泡体の製造
方法を開発した(特公昭58−30897号公報)。 〔発明が解決すべき問題点〕 本発明者らは、プラスチツクス発泡体の電気絶
縁性を小さくし、導電性を向上することを企図し
て、原料プラスチツクスにカーボンブラツクを配
合して、押出し発泡成形をすることを試みたが、
静電気を帯電しない程度(10mmの間隔における表
面固有抵抗:1010オーム)の導電性を得るには、
少なくとも30%(重量)のカーボンブラツクを配
合しなければならないが、この程度の量のカーボ
ンブラツクを原料プラスチツクスに配合したもの
を押出し発泡成形をすると、プラスチツクス発泡
体の発泡倍率が低下し、さらに、プラスチツクス
発泡体の機械的強度が低下し、それによつて、プ
ラスチツクス発泡体を包装材料またはスペーサー
として使用することが困難になることに遭遇し、
この点を改善することを企図して研究を重ね、プ
ラスチツクス発泡体の原料配合物に、ポリオキシ
エチレン高級脂肪酸エステルを配合すると、プラ
スチツクス発泡体が相当多量のカーボンブラツク
を含むにも拘わらず、プラスチツクス発泡体の発
泡倍率が向上し、プラスチツクス発泡体の機械的
強度を維持することができ、さらにプラスチツク
ス発泡体の導電性能が向上することを見出し、こ
の知見に基づいて本発明に到達した。 本発明の目的は、カーボンブラツクを含むにも
拘わらず、発泡倍率が低下せず、機械的強度を維
持し、さらに導電性能が向上して静電気の帯電が
低下する導電性のプラスチツクス発泡体を製造す
ることができる方法を提供することにある。 〔問題点を解決する手段〕 本発明は、プラスチツクスの発泡性原料配合物
にカーボンブラツクを配合して、押出し発泡成形
することからなる導電性のプラスチツクス発泡体
の製造法において、90〜70%(重量)のポリオレ
フイン系樹脂および10〜30%(重量)のカーボン
ブラツクの比率でこれらを含む原料配合物に、原
料配合物100重量部に対して0.1〜10重量部のポリ
オキシエチレン高級脂肪酸エステルを混合し、発
泡成形することを特徴とする導電性プラスチツク
ス発泡体の製造法である。 本発明によると、ポリオレフイン系樹脂、カー
ボンブラツクおよびポリオキシエチレン高級脂肪
酸エステルを、ポリオレフイン系樹脂90〜70重量
部、カーボンブラツク10〜30重量部およびポリオ
キシエチレン高級脂肪酸エステル0.1〜10重量部
の割合において混合して、原料配合物を調製する
が、もし必要とするのであれば、原料配合物の調
製において、核剤、滑剤、可塑剤、分散剤または
発泡剤などの添加物をさらに混合することができ
る。このようにして得られた原料配合物は、常法
によつて発泡成形されるが、発泡剤として、揮発
性発泡剤、たとえば、ブタンまたはフロンなどを
使用する場合は、発泡成形における成形機におい
て、原料配合物中に圧入して、よく攪拌混合した
後、発泡成形することもできる。発泡成形は、押
出し発泡成形またはプレス発泡成形などの常法に
よる発泡成形手段のいかなる手段であつてもよ
い。核剤としては、微粉末状のタルクなどの無機
質の粉末を使用することができる。 また発泡剤としては、アゾジカルボンアミド、
N,N−ジニトロペンタメチレンテトラミンまた
は4,4−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラ
ジツドなどの分解型発泡剤のいかなるものであつ
ても、これを使用することができる。 本発明によつて導電性プラスチツクス発泡体を
製造するに際して、ポリオキシエチレン高級脂肪
酸エステルの混合は、発泡性原料配合物の調製の
いかなる時期に行なつてもよく、また発泡性原料
配合物の発泡成形における押出し成形機シリンダ
ーの中途に設けた注入口から圧入して行なうこと
もできる。ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステ
ルは、70〜90%(重量)のポリオレフイン系樹脂
および10〜30%(重量)のカーボンブラツクの割
合において、ポリオレフイン系樹脂およびカーボ
ンブラツクを含む原料配合物100重量部に対して
0.1〜10重量部の割合になる量において使用され
る。ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステルの配
合量が0.1重量部よりも少ない場合は、発泡体の
収縮が大きく、製品のプラスチツクス発泡体に充
分な導電性(略々1010オーム程度の表面固有抵
抗)を付与することのできない場合があり、また
10重量部よりも多い場合は、押出し発泡中に添加
物が液滴のまま突沸して吐出し、押出し操作が安
定せず、また製品の導電性プラスチツクス発泡体
にブリードと称する表面の白くなる現象の生じる
ことがある。通常、多価アルコールの高級脂肪酸
エステルは、前記のポリオレフイン系樹脂および
カーボンブラツクを含む原料配合物100重量部当
り0.3〜7重量部の量において使用するのが好ま
しい。 押出し発泡成形を行なう発泡性原料配合物に
は、一般のプラスチツクス発泡体の製造において
使用される発泡性原料配合物に添加されている成
分、たとえば、タルクまたはシリカなどの無機粉
末、アゾジカルボアミドまたはその他の分解型有
機発泡剤、少量のN2またはCO2ガス、あるいは
これらの混合物などの発泡用核剤、ポリブテンま
たはポリエチレングリコールなどの展着剤、ブタ
ン、フロン、メチルクロライドまたはそれらの混
合物などの揮発性発泡剤、または架橋発泡成形を
行なう場合は、パーオキサイドなどの架橋剤を必
要に応じて原料配合物に添加混合することができ
る。また場合によつては、発泡成形によつてつく
られた無架橋のプラスチツクス発泡体に放射線な
どを照射して架橋することもできる。 本発明の原料配合物におけるポリオレフイン系
樹脂としては、プラスチツクス発泡体を製造しう
るものであれば、いかなるものであつても、これ
を使用することができるが、通常、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、これらの
オレフインと他のビニル系単量体、たとえば酢酸
ビニル、塩化ビニル、アクリル酸またはメタクリ
ル酸などとの共重合体、あるいはこれらの混合物
を使用する。これらのうちで、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を使用するのが好ましい。 本発明の原料配合物におけるカーボンブラツク
としては、通常のカーボンブラツクは導電性を有
するので、いかなるものであつても、これを使用
することのできるが、比表面積が大きく、高い導
電性を有するカーボンブラツク、たとえばケツチ
エンブラツク(ライオンアクゾ社製品)を使用す
るのが好ましい。 本発明の原料配合物におけるポリオキシエチレ
ン高級脂肪酸エステルは、一般式: R1−0−(CH2CH2O)o−R2 〔式において、R1は炭素数12〜20の高級アル
カノイル基、R2はR1と同一または水素原子、そ
してoは2〜10の整数を示す。〕 によつて表わされる化合物であるが、たとえばポ
リオキシエチレン(n=4)モノーまたはジパル
ミチン酸エステル、ポリオキシエチレン(n=
4)モノーまたはジパルミチン酸エステルを例示
することができる。 ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステルは界面
活性効果を有するが、本発明においては、その
HLB値が4〜11のものを使用するのが好ましい。
ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステルは、ポリ
オキシエチレン鎖の鎖長によつてHLB値が変化
するたとえば、ポリオキシエチレンモノステアレ
ートにおけるポリオキシエチレン鎖の鎖長と
HLB値の間に次のとおりの関係がある。 n 2 4 10 25 40 45 HLB 4・0 6.5
11.0 15・0 17.5 18.5 ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステルにおい
て、HLB値が4〜11のものを使用するのが好ま
しい。HLB値の大きいものは、気泡の微細化に
有効であるが、ポリオレフイン系樹脂との親和性
が低下して、押出しの安定性の阻害される傾向が
ある。 以下において、本発明の実施の一例および比較
の一例を説明するが、本発明は、これらの例によ
つて限定されるものではない。 実施例 1〜4 (原料ペレツトの調製) エチレン−酢酸ビニル共重合体〔メルトインデ
ツクス:2.0、密度:0.940、酢酸ビニル含量:20
%(重量)、カーボンブラツク〔ケツチエンブラ
ツクEC(登録商標)〕、ポリオキシエチレンモノス
テアレート(n=4)およびタルクを、第1表に
示す量において、スーパーミキサーに入れて、混
合し、混合物を押出機に入れて、径2mmの円形ノ
ズルより線上に押し出し、3mmの長さにおいて切
断し、カーボンブラツクを含有する原料ペレツト
を得た。 (発泡シートの調製) 原料ペレツトを、10Kg/hrにおいて、環状の
押出しノズル(径30mm)をそなえた押出し成形機
のホツパーに供給し、200℃に加熱し、液化ブタ
ンを、1.5Kg/hrにおいて、圧入し、よく混合し
た後、押出し成形機の環状ノズルから冷却した大
気中に押出して、発泡シートを得た。 発泡シートの密度および表面固有抵抗は第1表
に示すとおりであつた。 比較例 1 (原料ペレツトの調製) 実施例に使用したエチレン−酢酸ビニル共重合
体、カーボンブラツクおよびタルクを、第1表に
示す量において、使用し、実施例と同様に処理し
て、原料ペレツトを得た。 (発泡シートの調製) 原料ペレツトを実施例と同様に処理して、発泡
シートを得た。発泡シートの密度および表面固有
抵抗は第1表に示すとおりであつた。
造法に関し、詳しくは、静電気を帯電することが
なく、精密機械、電気部品または電子部品などの
ホコリに付着を避けねばならない物の包装に適す
るプラスチツクス発泡体の製造法に関する。 〔技術の背景および従来技術の説明〕 プラスチツクス発泡体は、適当な弾性があり、
しかも柔軟性に富んでいるので、コワれやすい品
物、高価な品物または種々の品物を包装したり、
これらの品物の間のスペーサーとして使用して、
包装された品物が相互に接触したり、コワれたり
しないようにすることが広く行なわれているが、
プラスチツクス発泡体は、その電気抵抗が非常に
大きく、ほとんど絶縁体であるために、静電気が
帯電しやすい。このために、プラスチツクス発泡
体にホコリがつきやすくなり、包装材料として適
当とはいえないだけでなく、IC、トランジスタ、
コンデンサ、これらを使用した電子部品、これら
を使用した電気機器、たとえば時計、カメラまた
は音響機器などの包装材料として使用することが
実際的に不可能となることが多い。 これまでに、プラスチツクス発泡体の電気絶縁
性を小さくし、導電性にして、静電気が帯電しな
いようにし、それによつて、ホコリがつかないよ
うにするために、プラスチツクス発泡体に帯電防
止剤を塗布したり、またプラスチツクス発泡体に
カーボンブラツクを含ませることが試みられてい
る(特開昭58−40326号公報、特開昭58−179241
号公報、特開昭58−198537、特開昭58−198538号
公報)。また多量のカーボンブラツクを配合した
ポリオレフイン系樹脂は、発泡に必要な電体圧を
保持させることが難かしいので、ポリオレフイン
系樹脂にカーボンブラツクとアミド化合物を配合
することによつて、導電性発泡体の体積固有抵抗
値を減少させることも試みられている(特開昭58
−8032号公報)。 一方において、本発明者らは、ポリオレフイン
系樹脂に、ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステ
ルを配合することによつて、発泡体の押出成形後
に体積変化の少ないポリオレフイン発泡体の製造
方法を開発した(特公昭58−30897号公報)。 〔発明が解決すべき問題点〕 本発明者らは、プラスチツクス発泡体の電気絶
縁性を小さくし、導電性を向上することを企図し
て、原料プラスチツクスにカーボンブラツクを配
合して、押出し発泡成形をすることを試みたが、
静電気を帯電しない程度(10mmの間隔における表
面固有抵抗:1010オーム)の導電性を得るには、
少なくとも30%(重量)のカーボンブラツクを配
合しなければならないが、この程度の量のカーボ
ンブラツクを原料プラスチツクスに配合したもの
を押出し発泡成形をすると、プラスチツクス発泡
体の発泡倍率が低下し、さらに、プラスチツクス
発泡体の機械的強度が低下し、それによつて、プ
ラスチツクス発泡体を包装材料またはスペーサー
として使用することが困難になることに遭遇し、
この点を改善することを企図して研究を重ね、プ
ラスチツクス発泡体の原料配合物に、ポリオキシ
エチレン高級脂肪酸エステルを配合すると、プラ
スチツクス発泡体が相当多量のカーボンブラツク
を含むにも拘わらず、プラスチツクス発泡体の発
泡倍率が向上し、プラスチツクス発泡体の機械的
強度を維持することができ、さらにプラスチツク
ス発泡体の導電性能が向上することを見出し、こ
の知見に基づいて本発明に到達した。 本発明の目的は、カーボンブラツクを含むにも
拘わらず、発泡倍率が低下せず、機械的強度を維
持し、さらに導電性能が向上して静電気の帯電が
低下する導電性のプラスチツクス発泡体を製造す
ることができる方法を提供することにある。 〔問題点を解決する手段〕 本発明は、プラスチツクスの発泡性原料配合物
にカーボンブラツクを配合して、押出し発泡成形
することからなる導電性のプラスチツクス発泡体
の製造法において、90〜70%(重量)のポリオレ
フイン系樹脂および10〜30%(重量)のカーボン
ブラツクの比率でこれらを含む原料配合物に、原
料配合物100重量部に対して0.1〜10重量部のポリ
オキシエチレン高級脂肪酸エステルを混合し、発
泡成形することを特徴とする導電性プラスチツク
ス発泡体の製造法である。 本発明によると、ポリオレフイン系樹脂、カー
ボンブラツクおよびポリオキシエチレン高級脂肪
酸エステルを、ポリオレフイン系樹脂90〜70重量
部、カーボンブラツク10〜30重量部およびポリオ
キシエチレン高級脂肪酸エステル0.1〜10重量部
の割合において混合して、原料配合物を調製する
が、もし必要とするのであれば、原料配合物の調
製において、核剤、滑剤、可塑剤、分散剤または
発泡剤などの添加物をさらに混合することができ
る。このようにして得られた原料配合物は、常法
によつて発泡成形されるが、発泡剤として、揮発
性発泡剤、たとえば、ブタンまたはフロンなどを
使用する場合は、発泡成形における成形機におい
て、原料配合物中に圧入して、よく攪拌混合した
後、発泡成形することもできる。発泡成形は、押
出し発泡成形またはプレス発泡成形などの常法に
よる発泡成形手段のいかなる手段であつてもよ
い。核剤としては、微粉末状のタルクなどの無機
質の粉末を使用することができる。 また発泡剤としては、アゾジカルボンアミド、
N,N−ジニトロペンタメチレンテトラミンまた
は4,4−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラ
ジツドなどの分解型発泡剤のいかなるものであつ
ても、これを使用することができる。 本発明によつて導電性プラスチツクス発泡体を
製造するに際して、ポリオキシエチレン高級脂肪
酸エステルの混合は、発泡性原料配合物の調製の
いかなる時期に行なつてもよく、また発泡性原料
配合物の発泡成形における押出し成形機シリンダ
ーの中途に設けた注入口から圧入して行なうこと
もできる。ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステ
ルは、70〜90%(重量)のポリオレフイン系樹脂
および10〜30%(重量)のカーボンブラツクの割
合において、ポリオレフイン系樹脂およびカーボ
ンブラツクを含む原料配合物100重量部に対して
0.1〜10重量部の割合になる量において使用され
る。ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステルの配
合量が0.1重量部よりも少ない場合は、発泡体の
収縮が大きく、製品のプラスチツクス発泡体に充
分な導電性(略々1010オーム程度の表面固有抵
抗)を付与することのできない場合があり、また
10重量部よりも多い場合は、押出し発泡中に添加
物が液滴のまま突沸して吐出し、押出し操作が安
定せず、また製品の導電性プラスチツクス発泡体
にブリードと称する表面の白くなる現象の生じる
ことがある。通常、多価アルコールの高級脂肪酸
エステルは、前記のポリオレフイン系樹脂および
カーボンブラツクを含む原料配合物100重量部当
り0.3〜7重量部の量において使用するのが好ま
しい。 押出し発泡成形を行なう発泡性原料配合物に
は、一般のプラスチツクス発泡体の製造において
使用される発泡性原料配合物に添加されている成
分、たとえば、タルクまたはシリカなどの無機粉
末、アゾジカルボアミドまたはその他の分解型有
機発泡剤、少量のN2またはCO2ガス、あるいは
これらの混合物などの発泡用核剤、ポリブテンま
たはポリエチレングリコールなどの展着剤、ブタ
ン、フロン、メチルクロライドまたはそれらの混
合物などの揮発性発泡剤、または架橋発泡成形を
行なう場合は、パーオキサイドなどの架橋剤を必
要に応じて原料配合物に添加混合することができ
る。また場合によつては、発泡成形によつてつく
られた無架橋のプラスチツクス発泡体に放射線な
どを照射して架橋することもできる。 本発明の原料配合物におけるポリオレフイン系
樹脂としては、プラスチツクス発泡体を製造しう
るものであれば、いかなるものであつても、これ
を使用することができるが、通常、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、これらの
オレフインと他のビニル系単量体、たとえば酢酸
ビニル、塩化ビニル、アクリル酸またはメタクリ
ル酸などとの共重合体、あるいはこれらの混合物
を使用する。これらのうちで、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を使用するのが好ましい。 本発明の原料配合物におけるカーボンブラツク
としては、通常のカーボンブラツクは導電性を有
するので、いかなるものであつても、これを使用
することのできるが、比表面積が大きく、高い導
電性を有するカーボンブラツク、たとえばケツチ
エンブラツク(ライオンアクゾ社製品)を使用す
るのが好ましい。 本発明の原料配合物におけるポリオキシエチレ
ン高級脂肪酸エステルは、一般式: R1−0−(CH2CH2O)o−R2 〔式において、R1は炭素数12〜20の高級アル
カノイル基、R2はR1と同一または水素原子、そ
してoは2〜10の整数を示す。〕 によつて表わされる化合物であるが、たとえばポ
リオキシエチレン(n=4)モノーまたはジパル
ミチン酸エステル、ポリオキシエチレン(n=
4)モノーまたはジパルミチン酸エステルを例示
することができる。 ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステルは界面
活性効果を有するが、本発明においては、その
HLB値が4〜11のものを使用するのが好ましい。
ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステルは、ポリ
オキシエチレン鎖の鎖長によつてHLB値が変化
するたとえば、ポリオキシエチレンモノステアレ
ートにおけるポリオキシエチレン鎖の鎖長と
HLB値の間に次のとおりの関係がある。 n 2 4 10 25 40 45 HLB 4・0 6.5
11.0 15・0 17.5 18.5 ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステルにおい
て、HLB値が4〜11のものを使用するのが好ま
しい。HLB値の大きいものは、気泡の微細化に
有効であるが、ポリオレフイン系樹脂との親和性
が低下して、押出しの安定性の阻害される傾向が
ある。 以下において、本発明の実施の一例および比較
の一例を説明するが、本発明は、これらの例によ
つて限定されるものではない。 実施例 1〜4 (原料ペレツトの調製) エチレン−酢酸ビニル共重合体〔メルトインデ
ツクス:2.0、密度:0.940、酢酸ビニル含量:20
%(重量)、カーボンブラツク〔ケツチエンブラ
ツクEC(登録商標)〕、ポリオキシエチレンモノス
テアレート(n=4)およびタルクを、第1表に
示す量において、スーパーミキサーに入れて、混
合し、混合物を押出機に入れて、径2mmの円形ノ
ズルより線上に押し出し、3mmの長さにおいて切
断し、カーボンブラツクを含有する原料ペレツト
を得た。 (発泡シートの調製) 原料ペレツトを、10Kg/hrにおいて、環状の
押出しノズル(径30mm)をそなえた押出し成形機
のホツパーに供給し、200℃に加熱し、液化ブタ
ンを、1.5Kg/hrにおいて、圧入し、よく混合し
た後、押出し成形機の環状ノズルから冷却した大
気中に押出して、発泡シートを得た。 発泡シートの密度および表面固有抵抗は第1表
に示すとおりであつた。 比較例 1 (原料ペレツトの調製) 実施例に使用したエチレン−酢酸ビニル共重合
体、カーボンブラツクおよびタルクを、第1表に
示す量において、使用し、実施例と同様に処理し
て、原料ペレツトを得た。 (発泡シートの調製) 原料ペレツトを実施例と同様に処理して、発泡
シートを得た。発泡シートの密度および表面固有
抵抗は第1表に示すとおりであつた。
本発明によるとポリオキシエチレン高級脂肪酸
エステルをポリオレフイン系樹脂に配合すること
によつて、少量のカーボンブラツクを配合するだ
けで、発泡プラスチツクスシートの充分な発泡倍
率を維持し、それによつて充分な導電性を付与す
ることができる。
エステルをポリオレフイン系樹脂に配合すること
によつて、少量のカーボンブラツクを配合するだ
けで、発泡プラスチツクスシートの充分な発泡倍
率を維持し、それによつて充分な導電性を付与す
ることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 プラスチツクスの発泡性原料配合物にカーボ
ンブラツクを配合して、押出し発泡成形すること
からなる導電性のプラスチツクス発泡体の製造方
法において、10〜30%(重量)のカーボンブラツ
クおよび90〜70%(重量)のポリオレフイン系樹
脂を含む原料配合物に、原料配合物100重量部に
対して0.1〜10重量部のポリオキシエチレン高級
脂肪酸エステルを混合し、発泡成形することを特
徴とする導電性プラスチツクス発泡体の製造法。 2 ポリオレフイン系樹脂が、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体お
よびそれらの混合物からなる群より選択されたプ
ラスチツクスであることを特徴とする特許請求の
範囲第1項に記載の導電性プラスチツクス発泡体
の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16137184A JPS6140331A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 導電性プラスチツクス発泡体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16137184A JPS6140331A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 導電性プラスチツクス発泡体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6140331A JPS6140331A (ja) | 1986-02-26 |
| JPH0244858B2 true JPH0244858B2 (ja) | 1990-10-05 |
Family
ID=15733813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16137184A Granted JPS6140331A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 導電性プラスチツクス発泡体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6140331A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5258025B2 (ja) * | 2008-05-08 | 2013-08-07 | 株式会社ジェイエスピー | ポリエチレン系樹脂押出発泡体 |
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| JP5489258B2 (ja) * | 2013-04-18 | 2014-05-14 | 株式会社ジェイエスピー | ポリエチレン系樹脂押出発泡体 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2502576A1 (fr) * | 1981-03-24 | 1982-10-01 | Milioti Joseph | Procede et dispositifs pour stocker et larguer un objet cylindrique a partir d'un vehicule |
| JPS5925815B2 (ja) * | 1981-08-13 | 1984-06-21 | 旭化成株式会社 | 導電性ポリオレフィン樹脂高発泡体の製造方法 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP16137184A patent/JPS6140331A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6140331A (ja) | 1986-02-26 |
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