JPH0244729Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0244729Y2 JPH0244729Y2 JP15275483U JP15275483U JPH0244729Y2 JP H0244729 Y2 JPH0244729 Y2 JP H0244729Y2 JP 15275483 U JP15275483 U JP 15275483U JP 15275483 U JP15275483 U JP 15275483U JP H0244729 Y2 JPH0244729 Y2 JP H0244729Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- focal point
- moves
- filament
- rays
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 12
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 4
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- X-Ray Techniques (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は、被写体を基準点にしてX線焦点と
感光系(たとえばフイルム)とを対称的に移動さ
せることによつて被写体の特定裁断面におけるX
線透過像を得る断面撮影装置に関する。
感光系(たとえばフイルム)とを対称的に移動さ
せることによつて被写体の特定裁断面におけるX
線透過像を得る断面撮影装置に関する。
(ロ) 従来技術
この種の断面撮影装置は、通常、X線管自体を
直線または円その他の軌道上に移動させるととも
に、連結レバーを介してフイルムの運動をX線管
の運動に関連付け、フイルムを被写体を基準点に
してX線管とは対称的に移動させるようにして構
成されている。そのため、機械的精度の問題もあ
つて、種々の問題を生じている。そこで、従来よ
り、X線管自体は固定し、管のなかでX線焦点だ
けを円運動させ、これにより焦点移動の機械的精
度を向上させ、裁断面の位置決めを容易にすると
ともに断面像の歪、濃度むらの解消を図ることが
提案されている。しかし、従来において提案され
たX線焦点が円運動するX線管は、円周上の10数
箇所の点に焦点が順次移動するものに過ぎず、焦
点位置が少ないため、断面像の情報量が不足しま
た焦点外X線によるかぶり現象が生じるという問
題があつた。
直線または円その他の軌道上に移動させるととも
に、連結レバーを介してフイルムの運動をX線管
の運動に関連付け、フイルムを被写体を基準点に
してX線管とは対称的に移動させるようにして構
成されている。そのため、機械的精度の問題もあ
つて、種々の問題を生じている。そこで、従来よ
り、X線管自体は固定し、管のなかでX線焦点だ
けを円運動させ、これにより焦点移動の機械的精
度を向上させ、裁断面の位置決めを容易にすると
ともに断面像の歪、濃度むらの解消を図ることが
提案されている。しかし、従来において提案され
たX線焦点が円運動するX線管は、円周上の10数
箇所の点に焦点が順次移動するものに過ぎず、焦
点位置が少ないため、断面像の情報量が不足しま
た焦点外X線によるかぶり現象が生じるという問
題があつた。
(ハ) 目的
この考案は、円周上の連続した多数の点を焦点
としてX線を発生することができ、情報量不足を
解消し、しかも焦点外X線によるかぶり現象をも
改善し、もつて、X線管自体は固定しながらその
X線焦点を円運動させて断面像を得る場合の高い
機械的精度、位置決めの容易性および断面像の
歪、濃度むらの改善等の種々の利点を生かすこと
のできる断面撮影装置を提供することを目的とす
る。
としてX線を発生することができ、情報量不足を
解消し、しかも焦点外X線によるかぶり現象をも
改善し、もつて、X線管自体は固定しながらその
X線焦点を円運動させて断面像を得る場合の高い
機械的精度、位置決めの容易性および断面像の
歪、濃度むらの改善等の種々の利点を生かすこと
のできる断面撮影装置を提供することを目的とす
る。
(ニ) 構成
この考案による断面撮影装置では、回転陰極
と、リング状のターゲツトを備えこのターゲツト
において回転陰極のフイラメントが対向した位置
からX線を発生する陽極とを有し、この回転陰極
の回転に伴ないX線焦点が円軌道上を移動してい
くX線管を使用し、さらにこのX線焦点の円運動
に対応して開口部が円運動するX線遮蔽板と、X
線焦点の円運動に関連し被写体を基準点にして対
称的に円運動する感光系とを有して構成される。
と、リング状のターゲツトを備えこのターゲツト
において回転陰極のフイラメントが対向した位置
からX線を発生する陽極とを有し、この回転陰極
の回転に伴ないX線焦点が円軌道上を移動してい
くX線管を使用し、さらにこのX線焦点の円運動
に対応して開口部が円運動するX線遮蔽板と、X
線焦点の円運動に関連し被写体を基準点にして対
称的に円運動する感光系とを有して構成される。
(ホ) 実施例
第1図において、X線管1はリング状の陽極2
を有し、この陽極2は内側にリング状ターゲツト
21を備え、支持棒22により外囲器11に気密
封着されている。この外囲器11の中には回転陰
極3が収納されている。この回転陰極3は、外囲
器12に封着されている支柱12に軸受30を介
して回転自在に取り付けられている回転体31
と、この回転体31の先端部に設けられた外筒3
2とを有している。そして、この外筒32はリン
グ状陽極2の中央部に配置され、集束電極33と
その中に収納されたフイラメント34とを備え、
このフイラメント34がリング状陽極2の内側に
設けられたリング状ターゲツト21の方向に向い
ている。フイラメント34の一方のリード線35
は絶縁体36によつて集束電極33とは絶縁され
た状態で外筒32の中に引き込まれ、導電リング
38に接続されている。この導電リング38は回
転体31に絶縁体39を介して取り付けられてお
り、この導電リング38には、スプリング42に
より保持されている接触片41が所定の圧力で接
触している。このスプリング42は外囲器11に
取り付けられている端子43に接続されている。
こうしてフイラメント34の一方のリード線35
が導電リング38およびスプリング41を経て端
子43に接続される。一方、フイラメント34の
他方のリード線37は集束電極33に接触して電
気的に接続されており、この集束電極33、外筒
32、導線40、回転体31および軸受30を順
次介して支柱12に電気的に接続される。こうし
て、フイラメント34の点火のための電圧が端子
43と支柱12とに与えられるようになつてい
る。
を有し、この陽極2は内側にリング状ターゲツト
21を備え、支持棒22により外囲器11に気密
封着されている。この外囲器11の中には回転陰
極3が収納されている。この回転陰極3は、外囲
器12に封着されている支柱12に軸受30を介
して回転自在に取り付けられている回転体31
と、この回転体31の先端部に設けられた外筒3
2とを有している。そして、この外筒32はリン
グ状陽極2の中央部に配置され、集束電極33と
その中に収納されたフイラメント34とを備え、
このフイラメント34がリング状陽極2の内側に
設けられたリング状ターゲツト21の方向に向い
ている。フイラメント34の一方のリード線35
は絶縁体36によつて集束電極33とは絶縁され
た状態で外筒32の中に引き込まれ、導電リング
38に接続されている。この導電リング38は回
転体31に絶縁体39を介して取り付けられてお
り、この導電リング38には、スプリング42に
より保持されている接触片41が所定の圧力で接
触している。このスプリング42は外囲器11に
取り付けられている端子43に接続されている。
こうしてフイラメント34の一方のリード線35
が導電リング38およびスプリング41を経て端
子43に接続される。一方、フイラメント34の
他方のリード線37は集束電極33に接触して電
気的に接続されており、この集束電極33、外筒
32、導線40、回転体31および軸受30を順
次介して支柱12に電気的に接続される。こうし
て、フイラメント34の点火のための電圧が端子
43と支柱12とに与えられるようになつてい
る。
回転体31の周囲において外囲器11の外側に
回転磁界発生装置(図示しない)が備えられてお
り、これによつて回転体31が回転せしめられ
る。これにより陰極3が回転している状態で、陽
極2と陰極3との間に高電圧を印加すると、加熱
されたフイラメント34から電子がターゲツト2
1に向つて飛び出してターゲツト21に衝突し、
ターゲツト21からX線5が発生する。ターゲツ
ト21のフイラメント34に対向している位置が
焦点になる訳であるが、フイラメント34は陰極
3の回転に伴なつて回転しているので、X線を発
生している状態でこの焦点がリング状ターゲツト
21の上の円形軌道上を移動することになる。
回転磁界発生装置(図示しない)が備えられてお
り、これによつて回転体31が回転せしめられ
る。これにより陰極3が回転している状態で、陽
極2と陰極3との間に高電圧を印加すると、加熱
されたフイラメント34から電子がターゲツト2
1に向つて飛び出してターゲツト21に衝突し、
ターゲツト21からX線5が発生する。ターゲツ
ト21のフイラメント34に対向している位置が
焦点になる訳であるが、フイラメント34は陰極
3の回転に伴なつて回転しているので、X線を発
生している状態でこの焦点がリング状ターゲツト
21の上の円形軌道上を移動することになる。
このX線管1の前面には開口部61を有するX
線遮蔽円盤6が回転自在に置かれており、この円
盤6の周囲に設けられた歯車62が歯車63に係
合しており、モータ64によつて回転陰極3の回
転に同期してこのX線遮蔽円盤6が回転せしめら
れる。したがつて、X線焦点の回転移動に対応し
て、X線遮蔽円盤6に設けられた開口部61が回
転し、この開口部61を通してX線5が照射され
る。
線遮蔽円盤6が回転自在に置かれており、この円
盤6の周囲に設けられた歯車62が歯車63に係
合しており、モータ64によつて回転陰極3の回
転に同期してこのX線遮蔽円盤6が回転せしめら
れる。したがつて、X線焦点の回転移動に対応し
て、X線遮蔽円盤6に設けられた開口部61が回
転し、この開口部61を通してX線5が照射され
る。
すなわち、第2図に示すように、X線管1中で
X線焦点Fが円形軌道上を連続的に移動し、この
移動に伴なつて回転する開口部61から被写体7
に向けてX線の照射が行なわれ、被写体7を透過
したX線がフイルム8に入射する。このフイルム
8は、焦点Fや開口部61の回転中心軸Oを回転
中心軸として、被写体7を基準点にして焦点Fと
対称的に回転する。この運動自体は通常の円軌道
断面撮影装置と同様であり、回転中心軸Oに直角
な裁断面における被写体7の断面像が得られる点
も同様である。
X線焦点Fが円形軌道上を連続的に移動し、この
移動に伴なつて回転する開口部61から被写体7
に向けてX線の照射が行なわれ、被写体7を透過
したX線がフイルム8に入射する。このフイルム
8は、焦点Fや開口部61の回転中心軸Oを回転
中心軸として、被写体7を基準点にして焦点Fと
対称的に回転する。この運動自体は通常の円軌道
断面撮影装置と同様であり、回転中心軸Oに直角
な裁断面における被写体7の断面像が得られる点
も同様である。
なお、この第2図では開口部61を有するX線
遮蔽円盤6は、X線管1と被写体7との間に置か
れているが、被写体7とフイルム8との間に置い
ても、またこれらの間の両方に配置するようにし
てもよい。
遮蔽円盤6は、X線管1と被写体7との間に置か
れているが、被写体7とフイルム8との間に置い
ても、またこれらの間の両方に配置するようにし
てもよい。
(ヘ) 効果
この考案によれば、X線管は固定しX線管の回
転陰極を回転させるだけでX線焦点が円形軌道上
を連続的に移動するため、X線焦点の円運動の機
械的精度が向上し、裁断面の位置決めが容易にな
るとともに断面像の歪や濃度むらがなくなり、し
かも焦点の移動は連続的なので情報量不足もな
い。さらにX線焦点の移動に対応してX線遮蔽板
の開口部を回転させるようにしているため焦点外
X線によるかぶり現象を防ぐことができる。
転陰極を回転させるだけでX線焦点が円形軌道上
を連続的に移動するため、X線焦点の円運動の機
械的精度が向上し、裁断面の位置決めが容易にな
るとともに断面像の歪や濃度むらがなくなり、し
かも焦点の移動は連続的なので情報量不足もな
い。さらにX線焦点の移動に対応してX線遮蔽板
の開口部を回転させるようにしているため焦点外
X線によるかぶり現象を防ぐことができる。
第1図はこの考案の一実施例に係るX線管の断
面図、第2図は同実施例の全体の模式図である。 1……X線管、2……リング状陽極、21……
ターゲツト、3……回転陰極、34……フイラメ
ント、5……X線、6……X線遮蔽円盤、61…
…開口部、7……被写体、8……フイルム。
面図、第2図は同実施例の全体の模式図である。 1……X線管、2……リング状陽極、21……
ターゲツト、3……回転陰極、34……フイラメ
ント、5……X線、6……X線遮蔽円盤、61…
…開口部、7……被写体、8……フイルム。
Claims (1)
- 回転陰極と、リング状のターゲツトを備えこの
ターゲツトにおいて上記回転陰極のフイラメント
が対向した位置からX線を発生する陽極とを有
し、上記回転陰極の回転に伴ないX線焦点が円軌
道上を移動していくX線管と、上記X線焦点の円
運動に対応して開口部が円運動するX線遮蔽板
と、上記X線焦点の円運動に関連し被写体を基準
点にして対称的に円運動する感光系とから構成さ
れる断面撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15275483U JPS6061007U (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 断面撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15275483U JPS6061007U (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 断面撮影装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6061007U JPS6061007U (ja) | 1985-04-27 |
JPH0244729Y2 true JPH0244729Y2 (ja) | 1990-11-28 |
Family
ID=30338149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15275483U Granted JPS6061007U (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 断面撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6061007U (ja) |
-
1983
- 1983-09-30 JP JP15275483U patent/JPS6061007U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6061007U (ja) | 1985-04-27 |
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