JPH0244501B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0244501B2 JPH0244501B2 JP56124463A JP12446381A JPH0244501B2 JP H0244501 B2 JPH0244501 B2 JP H0244501B2 JP 56124463 A JP56124463 A JP 56124463A JP 12446381 A JP12446381 A JP 12446381A JP H0244501 B2 JPH0244501 B2 JP H0244501B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot air
- rotary dryer
- raw materials
- drying
- humidity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、パン粉等の粉粒体食品原料を乾燥
し、殺菌する方法に関し、特に粉粒体食品原料を
高湿度熱風で殺菌乾燥するものであつて、初期品
温の上がるまでの予備期間と、この間に材料の表
面に凝縮した水分を乾燥する間は、熱風で吹き飛
ばすタイプの気流乾燥方式で乾燥して原料の壁面
等への付着を抑え、しかる後回転乾燥機で充分に
滞留時間をとつて殺菌と仕上げ乾燥とを行うもの
である。
し、殺菌する方法に関し、特に粉粒体食品原料を
高湿度熱風で殺菌乾燥するものであつて、初期品
温の上がるまでの予備期間と、この間に材料の表
面に凝縮した水分を乾燥する間は、熱風で吹き飛
ばすタイプの気流乾燥方式で乾燥して原料の壁面
等への付着を抑え、しかる後回転乾燥機で充分に
滞留時間をとつて殺菌と仕上げ乾燥とを行うもの
である。
(従来の技術)
粉粒体を乾燥する装置として代表的なものは流
動層乾燥機と回転乾燥機とがある。
動層乾燥機と回転乾燥機とがある。
前者は云わば堅型の乾燥機であつて、槽底より
熱風を吹き上げて槽内に流動層を形成するもの
で、粒子経の揃つた粉粒体を短時間で乾燥するに
適している。後者は云わば横型の乾燥機であつ
て、ドラムを回転させることによつてこれに投入
された粉粒体を熱風と接触させるもので、多量の
材料を能率よく処理するに適したものである。
熱風を吹き上げて槽内に流動層を形成するもの
で、粒子経の揃つた粉粒体を短時間で乾燥するに
適している。後者は云わば横型の乾燥機であつ
て、ドラムを回転させることによつてこれに投入
された粉粒体を熱風と接触させるもので、多量の
材料を能率よく処理するに適したものである。
粉粒体食品原料を乾燥し、同時にこれを殺菌す
るためにはこれを一定時間60℃以上の温度に保つ
ことが必要される。また、一般に食品加工では原
料の生産量、言い換えれば原料の乾燥、殺菌処理
量が比較的多いことから、これを処理するに当た
つて処理能力と運転経費等の点から回転乾燥機を
用いて処理するのが適してしているのである。し
かしながら、先に述べたように回転乾燥機はドラ
ムを回転することによつてこれに投入された粉粒
体を撹拌して熱風と接触させて加熱し、乾燥させ
るものであるから処理対象とする粉粒体は物性の
面で限定されるのであつて、原料粒子は粘着力が
少なくてドラムの内面やルーバーへ付着せず、粒
子同士が結合しないものであることが必要とされ
るのである。
るためにはこれを一定時間60℃以上の温度に保つ
ことが必要される。また、一般に食品加工では原
料の生産量、言い換えれば原料の乾燥、殺菌処理
量が比較的多いことから、これを処理するに当た
つて処理能力と運転経費等の点から回転乾燥機を
用いて処理するのが適してしているのである。し
かしながら、先に述べたように回転乾燥機はドラ
ムを回転することによつてこれに投入された粉粒
体を撹拌して熱風と接触させて加熱し、乾燥させ
るものであるから処理対象とする粉粒体は物性の
面で限定されるのであつて、原料粒子は粘着力が
少なくてドラムの内面やルーバーへ付着せず、粒
子同士が結合しないものであることが必要とされ
るのである。
(発明が解決しようとする課題)
この様なことから従来は、含水率が高く、特に
乾燥と殺菌とを必要とする粉粒体食品原料は粘着
性があるために回転乾燥機を用いて処理するのは
適していなかつたのである。
乾燥と殺菌とを必要とする粉粒体食品原料は粘着
性があるために回転乾燥機を用いて処理するのは
適していなかつたのである。
(課題を解決するための手段)
本発明は粉粒体食品原料を乾燥機に投入するに
当たつてこれを高湿熱風で浮遊移送するものであ
り、このようにすることによつて初期の品温上昇
時に材料の表面に凝縮した水分をまず乾燥させて
これを見掛け上含水率の低い材料と同じように粘
着力の無いものとして、回転乾燥機によつて処理
することを可能にし、併せて熱風は回転乾燥機か
ら排出される高湿の排出ガスを循環使用すること
によつて原料の加熱速度を速めて殺菌効果を高
め、且つ装置の熱の利用効率をよくするものであ
る。
当たつてこれを高湿熱風で浮遊移送するものであ
り、このようにすることによつて初期の品温上昇
時に材料の表面に凝縮した水分をまず乾燥させて
これを見掛け上含水率の低い材料と同じように粘
着力の無いものとして、回転乾燥機によつて処理
することを可能にし、併せて熱風は回転乾燥機か
ら排出される高湿の排出ガスを循環使用すること
によつて原料の加熱速度を速めて殺菌効果を高
め、且つ装置の熱の利用効率をよくするものであ
る。
以下本発明を図示の実施例に基いて具体的に説
明する。
明する。
先ず、この乾燥、殺菌装置の概略を説明する
と、この装置は回転乾燥機6から排出される高湿
の排出ガスの一部を助走管2に送り、この排出ガ
スに適量の空気を混合して所望の湿度に調節する
と共に熱風発生装置5によつて適度な温度、例え
ば120〜500℃に加熱したのち再び回転乾燥機6に
供給するようになつている。
と、この装置は回転乾燥機6から排出される高湿
の排出ガスの一部を助走管2に送り、この排出ガ
スに適量の空気を混合して所望の湿度に調節する
と共に熱風発生装置5によつて適度な温度、例え
ば120〜500℃に加熱したのち再び回転乾燥機6に
供給するようになつている。
パン粉等の粉粒体食品原料を乾燥、殺菌すると
きは、これを投入口1から助走管2に投入する。
すると粉粒体食品原料は助走管2を流通する高湿
の熱風によつてその表層部分を乾燥されながら浮
遊移送され、表面の粘着性を殆んど失なつたとこ
ろで回転乾燥機6に送り込まれる。
きは、これを投入口1から助走管2に投入する。
すると粉粒体食品原料は助走管2を流通する高湿
の熱風によつてその表層部分を乾燥されながら浮
遊移送され、表面の粘着性を殆んど失なつたとこ
ろで回転乾燥機6に送り込まれる。
従つて粉粒体食品原料は回転乾燥機6のドラム
内で撹拌中にドラムの内面やルーバーへ付着して
焦げたり、原料の粒子同士が結合して塊状になつ
たりする虞れはないのである。
内で撹拌中にドラムの内面やルーバーへ付着して
焦げたり、原料の粒子同士が結合して塊状になつ
たりする虞れはないのである。
回転乾燥機6に送り込まれた粉粒体食品原料
は、ここで水分13%W.B.以下にまで乾燥され、
やがて排出ロータリーバルブ7を経て機外へ取り
出される。
は、ここで水分13%W.B.以下にまで乾燥され、
やがて排出ロータリーバルブ7を経て機外へ取り
出される。
この回転乾燥機6では高湿の熱風が使用される
ので、低湿度の熱風を使用した場合と比較して原
料との伝熱が速やかに行われる。そのため原料は
60℃以上程度に保たれて処理前に保有した一般生
菌は99.9%以上が蛋白変性を受けて死滅するので
ある。
ので、低湿度の熱風を使用した場合と比較して原
料との伝熱が速やかに行われる。そのため原料は
60℃以上程度に保たれて処理前に保有した一般生
菌は99.9%以上が蛋白変性を受けて死滅するので
ある。
尚、回転乾燥機6から排出される高湿の排出ガ
スはサイクロン8に導かれて、これに浮遊する原
料粒子を分別除去されたのち循環フアン3を通つ
て一部は煙突4へ送られて大気中に放散され、他
の一部は熱風発生装置5へ送られる。この熱風発
生装置5は既に述べたように助走管2へ高湿の熱
風を送風するものであつて、循環フアン3を通つ
てこれに送られた高湿の排出ガスに適量の空気を
混合して排出ガスを所望の湿度に調節し、而して
これを適度な温度、例えば120〜500℃に加熱する
ものである。
スはサイクロン8に導かれて、これに浮遊する原
料粒子を分別除去されたのち循環フアン3を通つ
て一部は煙突4へ送られて大気中に放散され、他
の一部は熱風発生装置5へ送られる。この熱風発
生装置5は既に述べたように助走管2へ高湿の熱
風を送風するものであつて、循環フアン3を通つ
てこれに送られた高湿の排出ガスに適量の空気を
混合して排出ガスを所望の湿度に調節し、而して
これを適度な温度、例えば120〜500℃に加熱する
ものである。
(実施例)
通常の方法で得られたパン粉を図に示した装置
を用いて乾燥した。
を用いて乾燥した。
先ず、水分35%W.B.のパン粉50Kgを1.5Kg/mm
の割合で投入口1より助走管2に供給し、表層部
分を乾燥させながらこれを浮遊移送して回転乾燥
機6に送り込み、所定時間乾燥したのちロータリ
ーバルブ7より取り出し、排出ガス中に浮遊する
ものはサイクロン8に導いて分別捕集した。
の割合で投入口1より助走管2に供給し、表層部
分を乾燥させながらこれを浮遊移送して回転乾燥
機6に送り込み、所定時間乾燥したのちロータリ
ーバルブ7より取り出し、排出ガス中に浮遊する
ものはサイクロン8に導いて分別捕集した。
乾燥の条件は、熱風の湿度0.3KgH2O/Kgair、
温度130℃、品温は85℃であつた。
温度130℃、品温は85℃であつた。
得られたパン粉の水分率は13%W.B.であり、
保有菌数は処理前の6×106個/グラムから9.6×
102個/グラムに減少した。
保有菌数は処理前の6×106個/グラムから9.6×
102個/グラムに減少した。
(発明の効果)
以上詳述したように本発明は、粉粒体食品原料
を先ず高湿の熱風で浮遊移送し、ここで各粉粒体
食品原料の表層部分を乾燥させて粒子の粘着性を
無くし、然る後これを回転乾燥機に送り込んで乾
燥させるものである。
を先ず高湿の熱風で浮遊移送し、ここで各粉粒体
食品原料の表層部分を乾燥させて粒子の粘着性を
無くし、然る後これを回転乾燥機に送り込んで乾
燥させるものである。
即ち、このようにすることによつて、流動層乾
燥機によつても壁面や目皿板に付着するために処
理することの出来ないような含水率の高い原料を
回転乾燥機によつて処理することが出来るように
なつたのである。そのため原料の処理能力が著し
く高くなつて大量の原料を低コストで処理するこ
とが出来るのである。特に熱風は回転乾燥機から
排出される高湿の排出ガスを循環使用するので熱
の利用効率が一段と高まつた。しかも、低湿度の
熱風を用いた場合に較べて原料粒子の温度の上昇
速度が著しく速いので、回転乾燥機に投入された
原料は速やかに所望の温度に達してこれに含まれ
る生菌を死滅させる効果が有るのであつて、通常
の熱風殺菌法では6×105個/グラムを下回るよ
うにすることが困難であつた保有菌数を102個程
度にまで減少させることが出来るのである。
燥機によつても壁面や目皿板に付着するために処
理することの出来ないような含水率の高い原料を
回転乾燥機によつて処理することが出来るように
なつたのである。そのため原料の処理能力が著し
く高くなつて大量の原料を低コストで処理するこ
とが出来るのである。特に熱風は回転乾燥機から
排出される高湿の排出ガスを循環使用するので熱
の利用効率が一段と高まつた。しかも、低湿度の
熱風を用いた場合に較べて原料粒子の温度の上昇
速度が著しく速いので、回転乾燥機に投入された
原料は速やかに所望の温度に達してこれに含まれ
る生菌を死滅させる効果が有るのであつて、通常
の熱風殺菌法では6×105個/グラムを下回るよ
うにすることが困難であつた保有菌数を102個程
度にまで減少させることが出来るのである。
図は本発明方法による粉粒体食品原料の乾燥殺
菌装置の一例を示す系統図である。 1:投入口、2:助走管、3:循環フアン、
4:煙突、5:熱風発生装置、6:回転乾燥機、
7:ロータリーバルブ、8:サイクロン。
菌装置の一例を示す系統図である。 1:投入口、2:助走管、3:循環フアン、
4:煙突、5:熱風発生装置、6:回転乾燥機、
7:ロータリーバルブ、8:サイクロン。
Claims (1)
- 1 回転乾燥機の排出ガスを循環使用することに
よつて得られる0.3〜3.0KgH2O/Kgairの高湿度熱
風で粉粒体食品原料を浮遊移送してその表層部分
を乾燥し、然るのちこれを回転乾燥機に投入して
水分13%W.B.以下になるまで乾燥し、殺菌する
ことを特徴とする粉粒体食品原料の乾燥、殺菌方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56124463A JPS5828258A (ja) | 1981-08-07 | 1981-08-07 | 粉粒体食品原料の乾燥、殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56124463A JPS5828258A (ja) | 1981-08-07 | 1981-08-07 | 粉粒体食品原料の乾燥、殺菌方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5828258A JPS5828258A (ja) | 1983-02-19 |
JPH0244501B2 true JPH0244501B2 (ja) | 1990-10-04 |
Family
ID=14886139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56124463A Granted JPS5828258A (ja) | 1981-08-07 | 1981-08-07 | 粉粒体食品原料の乾燥、殺菌方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828258A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62294044A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-21 | Kazuo Honma | 自然食品の製造方法 |
ES2513494T3 (es) * | 2011-12-20 | 2014-10-27 | Crisp Sensation Holding Sa | Fabricación de miga |
-
1981
- 1981-08-07 JP JP56124463A patent/JPS5828258A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5828258A (ja) | 1983-02-19 |
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