JPH02443A - 可溶性組換えFcεレセプター、その調製法及びその使用法 - Google Patents

可溶性組換えFcεレセプター、その調製法及びその使用法

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JPH02443A
JPH02443A JP63323197A JP32319788A JPH02443A JP H02443 A JPH02443 A JP H02443A JP 63323197 A JP63323197 A JP 63323197A JP 32319788 A JP32319788 A JP 32319788A JP H02443 A JPH02443 A JP H02443A
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soluble
water
cells
cell
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Chuzo Kishimoto
忠三 岸本
Masaki Suemura
末村 正樹
Hitoshi Kikutani
菊谷 仁
Eru Baasumian Edowaado
エドワード エル バースミアン
Yozefu Shiyunaidaa Furantsu
フランツ ヨゼフ シュナイダー
Shiyubuendenbuain Renaate
レナーテ シュヴェンデンヴァイン
Zonmeruguruuberu Buorufuganku
ヴォルフガンク ゾンメルグルーベル
Subuetoriyuu Peetaa
ペーター スヴェトリュー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 最近、イムノグロブリンに対するヒトのリンパ細胞レセ
プター(FcgR)の分子構造は、そのクローニング及
び発現とともに、タダミツ・キシモト(Tada+++
1tsu Xishimoto)等(セル(Cell)
47巻、657〜665頁(1986年))及びガイ・
デレスペス(Guy Delespesse)等(EM
BOジャーナル、6巻、109〜114頁(1987年
))の文献に報告されている。FcεRの分子構造(図
1参照)は、細胞膜を中心に、そのN末端を細胞の内側
に、そのカルボキシ末端を細胞の外側につき出した様に
配向していることを示している。
さらに、Fc、−Rの150番の残基は、トリプシン様
プロテアーゼの潜在的切断部位であり、このことは、B
細胞及び、一部のB−リンパ芽球種性皮疹細胞系列の培
養上清に、FcεRの可溶性成分の存在を説明している
。このことは、正常人及びアトピー患者の血清中、後者
に有意に高いレベルで、IgEと会合もしくは複合体を
作った、水溶性FcεR又はその一部が存在することの
理由であろう。
さらに、未公開のヨーロッパ特許出願第8711139
2.4には、1番から148番のアミノ酸をコードする
cDNAの少なくとも一部が、真核性シグナル配列をコ
ードする適当なcDNA断片で置き換ったcDNA配列
が報告されている。
従って、報告されているプラスミドpsFcgR−1(
第4図参照)において、1番から133番のアミノ酸の
コード配列は次のように、BSF−2シグナル配列と置
き換っている。1986年8月1日、ブダペスト条約に
基き、FERM  BP1116として保管されたプラ
スミドLE392(セル(Cell)  47巻、65
7〜665頁(1986年))をHind IIIで消
化し、全FcεRcDNAのうちの134番から321
番のアミノ酸に対応するコード配列を含む、1.0kb
pのH4ndl[I断片を得た。この断片のくぼんだ3
′末端をDNAポリメラーゼのクレノーフラグメントで
充填し、つづいてこのDNAを、Pstlで消化する。
このようにして得た断片を、好ましくは、BamHI−
Pstl消化したpBSF2−L8のような適当なベク
ター中にクローン化するが、その調製は次のようにして
筒便に行なわれる。
EcoRT  Ban+HI消化した1、 2 kbp
のBSF−2cDNA挿入物は、pBSF−2,38(
ネイチャー(Nature) 、324巻、73〜76
頁(1986年))をHind mとBan+HIで消
化して得る。全BSF−2cDNAを含む、この断片を
HinfIで消化し、そのくぼんだ3′末端をDNAポ
リメラーゼのクレノーフラグメントで充填した。Kpn
 I消化の後、BSF−2リ一ダー配列を含む、このK
pn I −Hlnf I 110 bp断片を、予め
Kpn I及びSmaTで消化したcGEM4の多重ク
ローン化部位にクローン化した。選択したクローンの1
つを増殖しpB S F 2−L8と命名した(図3参
照)。
pBSF2−L8をBamHIで消化し、そのくぼんだ
3′末端をDNAポリメラーゼのクレノーフラグメント
で充填する。BamH1部位充填後、上述のHind 
m−Pstl FcεRcDNAを、これまで述べてき
たようにBamHI −Pst Iで消化したpBSF
2−L8にクローン化した。選択したクローンの1つを
増殖し、psFcεR1と命名した(第4図参照)。
驚くべきことに、多細胞生物由来の細胞における、1番
から148番のアミノ酸をコードするcDNA配列の少
なくとも一部が、真核性シグナル配列をコードする適当
なcDNA配列に置き換ったようなコード配列の発現が
起ったとき、非常に生活性の高い水溶性Fc1lRが得
られた。そして、原則として、を椎、非を椎細胞にかか
わらず、どの細胞培養物も使用可能である。しかし、を
椎細胞は最も興味深くかつ、培養(組織培養)における
を椎参照の増殖は、最近ルーチンワークになってきてい
る(組織培養;アカデミツクプレス、クルーズ(Kru
se)とパターソン(Pa t terson) ’t
s、(1973年))。そのような有効な宿主細胞系列
の例には、VERO及びHe1a細胞、チャイニーズハ
ムスター卵巣(CHO)細胞系列、及びW138、BH
K、CO3−7及びMDCK細胞系列がある。そのよう
な細胞に対する発現ベクターには、通常(必要なら)複
製オリジン、発現すべき遺伝子の前に位置するプロモー
ター、つづいて必要とされるリボゾーム結合部位εRN
Aスプライシング部位、ポリアゾニレ−ジョン部位、及
び転写停止配列がある。
ホ乳類細胞で使用するためには、しばしば、発現ベクタ
ー上の制御機能は、ウィルスゲノムから提供される。た
ええば、一般に使用されるプロモーターは、ポリオマ、
アデノウィルス2、そして最も頻繁には、シミアン・ウ
ィルス40 (SV40)に由来するものである。SV
40のアーリー及びレート・プロモーターは、両方とも
、SV40ウィルスの複製オリジンをも含む断片として
、容易に得られるところから、特に有用である(フィア
ーズ(Fiers)等、ネイチ+  (Nature)
 、273巻、113頁(1978年))。もしHin
dnI部位から、ウィルスの複製オリジン中のBg11
部位まで伸びるおよそ250 bpの配列があるならよ
り大きいか又はより小さいSV40断片を使うこともで
きる。さらに、その制御配列が宿主細胞のシステムで使
えるなら、望まれる遺伝子配列に正しく結合するプロモ
ーター又は制御配列を使うことも可能であり、また、し
ばしばその方が望ましい場合もある。
複製オリジンは、SV40又は他のウィルス(例えば、
ボリオマ、アデノ、VSV、BPV他)源由来のもので
あるような外来のものを含めるようなベクターの構築で
も与えられうるし、また、宿主細胞の染色体複製メカニ
ズムでも提供されうる。もし、ベクターが宿主細胞染色
体中に組込まれるなら、後者がしばしば満足のいくもの
となる。
しかし、原核生物同様真核生物中で複製可能なりローニ
ングベヒクル(シャトル・プラスミド)を使うことが最
も望ましい。プラスミドの真核生物中で複製する能力は
、DNA配列を取扱いの、かつホ乳類細胞へのトランス
フェクションに必要な大量のプラスミドを得るための容
易な手段を提供する。
そのようなシャトルプラスミドは真核生物由来のDNA
配列同様、原核生物DNAモチーフを含んでいる。
このクローニングの原核性部分には、通常プラスミドp
BR322(ムリガン(Mulligan) + R。
C1等、プロシーディング、イン・ナショナル・アカデ
ミ−・オフ・サイエンス (Proc、 Natl。
^cad、 Sci、)  USA、 78巻、207
2〜2076頁(1981年)由来の複製オリジン及び
抗生物質含有培地における選択を可能にするマーカー遺
伝子を含んでいる。最も広く使われる選択遺伝子には、
アンピシリン、テトラサイクリン又はクロラムフェニコ
ールに対する耐性を仲介するものがある(ムリガン(M
ulligan)、 R,C,等、プロシーディング、
イン・ナショナル・アカデミ−・オフ゛・サイエンス(
Proc、 Natl、八cad、 Sci、) IJ
sA。
78巻、2072〜2076頁(1981年))。
このシャトル・プラスミドの真核性部分は、通常、シミ
アンウィルス40 (ムリガン(Mu I I iga
n) +R,C,等、プロシーディング、イン・ナショ
ナル・アカデミ−・オフ・サイエンス(Proc、 N
atl。
Acad、 Sci、) USA+  78巻、207
2〜2076頁(1981年))又は子牛パピローマウ
ィルス(ジマイオ(DiMaio) D、等、モレキュ
ラー・セルラー・バイオロジー(Mo1. Ce11.
 Biol、)  4巻、340〜350頁(1984
年))のようなウィルスゲノム由来の複製オリジンを含
まねばならない。第2に、選択可能なマーカー遺伝子は
、そのシャトル・プラスミドを宿す細胞が、その細胞中
にそのプラスミドを維持するように、選択条件において
生育できることが要求される。このマーカー遺伝子は、
原核生物由来でも真核生物由来でもよい(例えば、原核
性遺伝子:キサンチン−グアニンホスホリボシルトラン
スフェラーゼをコードするgpt遺伝子(ムリガン(M
ul[igan) 、 R、C。
等、プロシーディング、イン・ナショナル・アカデミ−
・オフ・サイエンス(Proc、 Natl、 Aca
d。
Sci、) USA、  78巻、2072〜2076
頁(1981年))、ムリガン(Mulligan)ε
R,C。
等、サイエンス (Science)、209巻、14
22頁(1980年))、ネオマイシン誘導体G418
に対する耐性を仲介するバクチリアル・ホスファターゼ
をコードするneo遺伝子(サウザーン(Southe
rn) P 、等、ジャーナル・オフ・モレキュラー・
アンド・アプライド・ジェネティクス(J。
Mo1. Appl、 Genet、) 、1巻、32
7頁(1982年))、スコラー(Scholer) 
U 、等、セル(Cell)。
36巻、1422頁(1984年)、クロラムフェニコ
ール、アセチルトランスフェラーゼをコードするCAT
遺伝子(ゴーマン(Gorman) C,モレキュラー
・セルラー・バイオロジー(Mo1. Ce1l。
Biol、) 2巻、1044頁(1982年))、真
核性遺伝子;チミジンキナーゼをコードする遺伝子(ウ
ィグラー(Wigler) M、等、セル(Cell)
、11巻、223頁(1977年))。目的とするクロ
ーン化遺伝子の発現を可能とする、第3の真核性DNA
モチーフは、構成的もしくは誘導可能なプロモーター配
列がある(例えば、構成的プロモーター;シミアン40
ウイルス又はロウス・ザルコーマウィルス(ムリガン(
Mulligan)εR,c。
等、サイエンス(Science) 209巻、142
2頁(1980年))、レイモンズ(Laimons)
 L 、等、プロシーディング・イン・ナショナル・ア
カデミ−・オブ・サイエンス(Proc、 Natl、
 Acad、 Sci、)USA、79巻、6453頁
(1982年));glプロモーター:マウス乳腫瘍ウ
ィルスプロモーター(チー1”7プマン(Chapma
n) A 、 B 、等、モレキュラー・セルラー・バ
イオロジー(Mol、 Ce1l。
Biol、) 3巻、1421〜1429頁、ヒートシ
ョックプロティンプロモーター(ペルハム(Pelha
m)Hl等、EMBOジャーナル、1巻、1473頁(
1982年))、メタロチオネイン・プロモーター(マ
ヨ(Mayo)  Ko等、セル(Cell) 、29
巻、99頁(1982年)、カリシ(Karin) M
 。
等、ネイチ+−(Nature) 299巻、797頁
(1872年))。
高等な真核生物で、比較的多量の、Fc、−レセプター
の可溶性部分を得る1つの方法は、Fc。
−レセプター遺伝子の可溶性部分をSV40プロモータ
ー(構成的)にアニールし、このハイブリッド遺伝子を
、ジヒドロホレート・リダクターゼ(dhfr)をコー
ドする遺伝子を含むプラスミドにクローン化することで
ある。選択圧の下、そのdhfr遺伝子及びそれに隣接
するDNA配列を1(11)0倍まで増申し、dhfr
遺伝子だけでなく、可溶性のFc、−レセプタ一部分ま
でも収量を増加させる(EP−A−(11)93619
)。
しかし、本発明の好ましい態様は、図4に示すpsFc
εR1の上述コード配列を含む多細胞生物の細胞におけ
る発現に適したベクター、そのようなベクターでトラン
スフェクトした細胞、適当なレプリコン及び制御配列と
機能的に結合した対応する遺伝子及びそれらの調製法で
ある。
例えば、本発明に従うそのようなベクターは、次のよう
にして、基本的ベクターとしてPDE−2、pSV2又
はπ83Mベクターを用いて調製することができる。
a)  2つのSV40アーリープロモーターをもつ発
現ベクターPDE−2(日本特許出願1986/888
79参照)を、標準操作を用いてE coR1で消化し
、B5F2リーダー配列を含むpsFcεR−1のEc
oRr断片とライゲーションする(第2図参照)、でき
た発現ベクター構築物PDE−2sFcgRをサルのC
os−7細胞での発現に用いる。
b) 発現ベクターπH3M(プロシーディング・イン
・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンス(Pro
c、 NaL[、Acad、 Sci、ン 84巻、3
365−3369頁(1987年))をXholで消化
後、その線状プラスミドをdNTPの存在下、クレノー
フラグメントで平滑末端とした。つづいて、そのベクタ
ーを、バクチリアル・アルカリホスファターゼで処理し
、フェノール抽出後、沈殿化した。
平行して、プラスミドpsFcεR−1(Fc。
−レセプターの可溶性部分及びその遺伝子の上流にBS
F−2リ一ダー配列を含む)をEcoRIで消化した。
クレノーフラグメントによる充填後、そのDNA断片を
電気溶出した。
線状の脱リン酸化したπ83Mベクターを、BSF−2
sFc、−DNA断片にライゲーションした。生じたプ
ラスミドを大腸菌にトランスホームし、増殖させて、π
3 FcgRと命名した。
C) 発現ベクターpSV2gpt  (サイエンス(
Science ) 209巻、1422頁(1980
年))をEcoRI及びBamHIで消化後、生じたD
NAをエタノールで沈殿化し、つづいて、クレノーフラ
グメントで処理した。その酵素を失活させた後、DNA
を子牛の腸アルカリホスファターゼで処理し、フェノー
ル抽出後、アガロースゲルで精製し、電気溶出した。
平行して、ジヒドロホレートリダクターゼの遺伝子(d
hfr)とハムスター細胞由来の対応する制御頭載(モ
レキュラー・アンド・セルラー・バイオロジー(Mo1
. Ce11. Biol、)  6巻、425〜44
0頁(1986年))を含む、pBR322−dhfr
プラスミドをFsplとHindI[[で消化する。エ
タノール沈殿後、単離した2658bpのDNA断片を
平滑末端とし、アガロースゲルで精製後、電気溶出した
このようにして得られたDNA断片及び修正したpsV
gptベクターをライゲーションし、大腸菌JM7(1
3)にトランスフェクトした。EcoRI及びMstI
[を用いた、制限酵素分析後、SV4(11)RIに対
して、dhfr遺伝子の向きが違う2つの陽性クローン
を選択し、各々、p S V ”gpt−dhfrl7
、pS Vgpt−dhfr20と命名した。
得られたp S V ”gpt−dhfrベクターの1
つをApalで消化し、クレノー酵素処理した。フェノ
ール/クロロホルム抽出とエタノール沈殿後、得たDN
AをH4nd[Iとインキュベートし、その酵素を失活
させた後に、子牛腸アルカリホスファターゼとインキュ
ベートした。gpt遺伝子を含まない、望ましいpSV
  dhfrベクターが、フェノール/7(11)ホル
ム抽出、アガロースゲルクロマトグラフィー及び電気溶
出によって得られた。
このようにして単離したp S V 2−dhfrベク
ターを、その上流にBSF−2リ一ダー配列をもつ、F
cεRの可溶性部分をコードする配列を含むDNA断片
とライゲーションした。この断片は、上流にBSF−2
リ一ダー配列をもつ、Fc、レセプター遺伝子の可溶性
部分を含むπH3MプラスミドのPstlによる消化、
dNTP存在下でのクレノー酵素と生成した反応混合物
とのインキュベーションによる末端の平滑化、及びエタ
ノール沈殿により調製するのが望ましい。得られたDN
AをHindI[Iとインキュベートし、フェノール/
クロロホルム抽出後、アガロースゲルで精製した。単離
した15(11)bρ断片の電気溶出後、その断片を、
線状化したpS V 2−dhfrベクターとライゲー
ションし、さらに、大腸菌HBIIOにトランスフェク
トした。
制限酵素分析後、2つの陽性クローンを選択し、pS 
V−dhfrl ? −sFc、及びpS V 2  
dhfr20  sFc、と命名した。この発現ベクタ
ーを、チャイニーズ・ハムスター卵巣細胞における発現
に用いた。
微生物に加え、多細胞生物由来の細胞培養物も宿主とし
て用いることができる。原則として、そのような細胞培
養物は、を椎、無を生物いずれのものも利用できる。
培養における細胞の増殖(組織培養)は、ルーチンワー
クになってきている(組織培養、アカデミツクプレス、
クルース(Kruse )とパターリン(Patter
son ) kJM (1973年))。を椎宿主細胞
系列の例には、VERO及びHe1a細胞、チャイニー
ズハムスター卵巣(CHO)細胞及びWI38、BNK
% CO5−7及びMDCK細胞系列;また最近無を椎
細胞系列も有用となってきている(例えば、ATCCか
ら利用可能な、スボドプテラ・フラジペルダ(Spod
op teraフラジペルダ細胞由来の899クロ一ン
化細胞系列)。
通常、そのような細胞に対する発現ベクターは(もし必
要なら)複製オリジン、発現する遺伝子の前に位置する
プロモーター、つづいて必要とされるリボゾーム結合部
位εRNAスプライシング部位、ポリアゾニレ−ジョン
部位及び転写停止配列を含んでいる。
ホ乳類細胞で使用するため、発現ベクター上の制御機能
は、しばしば、ウィルスゲノムから提供される。例えば
、−Cに使用されるプロモーターは、ボリオマ、アデノ
ウィルス2、そして最も頻繁には、シミアン・ウィルス
40 (SV40)由来のものであり、無を椎生物に対
しては、例えば、オートグラファ・カリホルニア・ヌー
クリア・ポリへドロシス・ウィルス(AcNPV)のポ
リヘトリン遺伝子のプロモーターが使われる(サマーズ
(Sun+n+ers ) M、 D、 とスミス(S
moth ) G、 E、;バクロウィルスベクターと
昆虫細胞培養操作法マニュアル(1987年)、農業試
験所及びテキサスA&M大学、テキサス昆虫学科)。
SV40のアーリー及びレート・プロモーターは、両方
が、SV40複製オリジンをも含む断片として、ウィル
スから容易に得られるので特に有用である(フィアス(
Fiers )等、ネイチャー(Nature) 27
3巻、113頁(1978年))。
もし、HindI[I部位からウィルスの複製オリジン
中のBgl  11部位まで伸長するおよそ2obpの
配列を含むなら、より小さいか又はより大きいSV40
断片を用いることもできる。さらに、もし、その制御配
列が宿主細胞システム中で働くことができるなら(例え
ば、CHO細胞に対するDHFR遺伝子)、望まれる遺
伝子配列と正しく結合するプロモーター又は制御配列を
利用することも可能であり、また、しばしばその方が望
ましいこともある。
複製オリジンは、SV40又は他のウィルス(例えば、
ポリオマ、アデノ、VSV、BPV、AcNPV他)源
由来の外来オリジンを含めるようなベクターの構築でも
与えられるし、また、宿主細胞染色体複製メカニズムに
よっても提供される。もし、そのベクターが宿主細胞染
色体に組込まれるなら、後者もしばしば満足のいくもの
となる。
しかし、原核生物同様真核生物で複製可能なりローニン
グベヒクルを用いるのが最も望ましい。
プラスミドの原核生物中で複製できるという能力は、D
NA配列の取扱い及び、ホ乳頻細胞へトランスフェクシ
ョンするのに必要な多量のプラスミドDNAの収穫の容
易な手段を提供する。
そのようなシャトル・プラスミドは、真核生物由来のD
NA配列と同様に、原核性DNAモチーフをも含んでい
る。
そのプラスミドの原核性部分は、通常プラスミドpBR
322(ムリガン(Mulligan) R,C,等プ
ロシーディング・イン・ナショナル・アカデミ−・オブ
・サイエンス(Proc、 Natl、 Acad、 
Sci、)USA、78巻、2072〜2076頁(1
981年))由来の複製オリジン及び抗生物質含存培地
での選択を可能にするマーカー遺伝子を含んでいる。選
択に最もよく使われる遺伝子は、アンピシリン、テトラ
サイクリン又はクロラムフェニコールに対する耐性を仲
介するものである(ムリガン(Mulligan) R
,C,等、プロシーディング・イン・ナショナル・アカ
デミ−・オブ・サイエンス(Proc、 Natl、 
Acad、 Sci、 ) USA、 78巻、207
2〜2076頁(1981年))。
このシャトル・プラスミドの真核性部分は、通常、シミ
アン40ウイルス(ムリガン(Mu I l i ga
n)R,C,等、プロシーディング・イン・ナショナル
・アカデミ−・オブ・サイエンス(Proc、 Nat
l。
Acad、 Sci、 ) U S A 78巻、20
72〜2076頁(1981年))又は子牛のパピロマ
・ウィルス(ジマイオ(DiMaio )D、等、モレ
キュラー・アンド・セルラー・バイオロジー(Mo1.
 Ce1l。
Biol、) 4巻、340〜350頁(1984年)
)等のウィルスゲノム由来の、複製オリジンを含まなけ
ればならない。第2に、選択マーカー遺伝子はシャトル
・プラスミドを宿している宿主が、その細胞中にそのプ
ラスミドを維持するがために、選択的条件下で生育する
のに必要である。このマーカー遺伝子は、原核生物又は
真核生物のいずれに由来してもよい(例えば、原核性遺
伝子:キサンチン−グアニンホスホリボシルトランスフ
ェラーゼをコードするgpt遺伝子(ムリガン(Mul
ligan)R,C,等、プロシーディング・イン・ナ
ショナル・アカデミ−・オブ・サイエンス(Proc、
 Natl。
Acad、 Sci、 ) U S A、78巻、20
27〜2076頁(1981年)、ムリガン(Mull
igan )R,C5等、サイエンス(5cience
 ) 、209巻、1422頁(1980年))、ネオ
マイシン誘導体6418に対する耐性を仲介するバクチ
リアルホスファターゼをコードするneo遺伝子(サウ
ザーン(Southern) P、等ジャーナル拳オブ
帝モレキュラー・アンド・アプライド・ジエネティクス
(J、 Mol。
Appl、 Genet、)1巻、327頁(1982
年)、スコラー(Scholer) U 、等、セル(
[:ell) 、36巻、1422頁(1984年)、
クロムフェニコール・アセチルトランスフェラーゼをコ
ードするCAT遺伝子(ゴーマル(Gormal )C
,モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロジー(!
of、 Ce1lBiol、 ) 2巻、1044頁(
1982年))真核性遺伝子;チミジンキナーゼをコー
ドする遺伝子(ウィグラー(W+gler )M、等、
セル(Cell)11巻、233頁(1977年))。
目的とするクローン化した遺伝子の発現を可能にする第
3の真核性DNAモチーフは、構造的もしくは誘導性の
プロモーターである(例えば、構成的プロモーター;シ
ミアン40ウイルス又はロウス・ザルコーマウィルス(
ムリガン(!Julligan )R,C,等、すイエ
ンス(5cience ) 、209巻、1422頁(
1980年)、レイモンズ(Laimons) L等、
プロシーディング・イン・ナショナル・アカデミ−・オ
フ・サイエンス(Proc、 Natl、 Acad、
 Sic、 )UAS79巻、6453頁(1982年
));誘導性プロモーター;マウス乳腫瘍ウィルスプロ
モーター(チ+71マン(Chapman ) A、 
 B、等、モレキュラー・アンド・セルラー・バイオロ
ジー(Mo1. Ce11. Biol、 ) 3巻、
1421〜1429g)、ヒートショックプロティンプ
ロモーター(ペルハム(Pelham ) H、等、E
MBOジャーナル1巻、1473頁(1982年))、
メタロチオネイン・プロモーター(マヨ(Mayo、 
K 等、セル(Ce1l )、29巻、99頁(198
2年)、カリシ(Karin ) 、M等、ネイチ+ 
 (Nature )299巻797頁(1982年)
)。
外来遺伝子の適当な宿主細胞への転移は、DNAの、宿
主細胞細胞核への直接的マイクロインジェクション(カ
ベフチ(Capecchi )M、セル(Ce1l)2
2巻、479頁(1980年));外来DNAをもつバ
クテリアのプロトプラストと真核性宿主細胞とのプロト
プラスト融合(シャファ(Schaffer)W、プロ
シーディング・イン・ナショナル・アカデミ−・オフ゛
・サイエンス(Proc、 Natl、八cad。
Sci、)USA、 77巻、2163頁(1980年
));トランスフェクトされるDNA存在下での、宿主
細胞膜のエレクトロポレーションにューマン(Neum
an ) E、等、EMBOジャーナル1巻、841頁
(1982年));組換えDNAを含むリポソームと宿
主細胞との融合(フレーシー(Fraley )R,等
ジャーナル・オフ・バイオロジカル・ケミストリー(J
、 Biol、 Chem、 ) 255巻、1043
1頁(1980年))によって行うことができる。もっ
ともよく使われる方法は、DNA及びリン酸カルシウム
の共沈殿法(グラハム(Graham ) F、 L、
及びヴアン・デル・アープ(vander Erb、 
)A、  J、ヴイロロジー(Virology )5
2巻、456頁(1973年))及びDEAEテキスト
ラン媒介のトランスフェクション法(バヘリ(Vahe
ri )A、等、ヴイロロジ−(Virology)2
7巻、435頁(1965年))である。
トランスフェクトしたcos−7又はCHO細胞のイン
キュベーション後、その培養上清を収穫し、次に示すよ
うに可溶性FcgRのテストを行った。
Cos細胞上清は、当出願者による、ヨーロッパ特許出
願第8711(16)のいずれか58.9号に述べられ
ているように、FcεR(8−30)に特異的なモノク
ローナル抗体でそのレセプターの存在をテストする方法
で、FcεRの発現について、好酸球細胞系列を用いて
テストした。第5図に示したように、FcεRに対して
、8〜30の抗体をもつこれら細胞株をコントロールと
比較した。
さらに、細胞上のFcεRは、ヒトのIgEでコートし
た固定化oxRBC(ORBC)を用いた検定法で検出
した(ゴンザレスーモリナ(GonzalesMol 
1na) 、 A 、及びスビーゲルバーグ(Spie
gelberg)H,L、ジャナル・オフ・クリニカル
・インベスチゲーション(J、 Cl1n、 Inve
st、 ) 59巻、616頁(1977年))。Ig
Bロゼンタ形成細胞の数は、子牛血清アルブミンでコー
トした固定化0RBCとの非特異的結合数を差引いて見
積った。
Cos細胞上清でトランスフェクトしたPDE−2s 
FcεRに見られるIgE結合活性は、EoL−3細胞
に対するIgE−ORBCの結合(ロゼツタ形成)の阻
害活性で分析した。表1に示した結果は、可溶性Fcε
RがそのレセプターへのIEHの競合的結合を阻害する
ことができることを示している。
可溶性レセプター活性の存在は、以下に述べるイライザ
(ELISA)法によって確認した。
FcεR活性はモノクローナル抗体3−5及び8−30
に対する結合能で測定し、二重抗体酵素結合免疫吸着法
(ELISA)を用いてモニターした。コントロールの
Cos−7細胞の上清にはFcgR活性は検出されなか
ったが、PDE−2sFceRをトランスフェクトした
Cos−7細胞には、有意なレセプター活性の分泌があ
った。事実、FcεR活性のレベルは、1%及び10%
のウシ胎児血清(Fe2)を含む、トランスフェクシン
トの培養物上清で各々5及び25ユニット/n+1!で
あった。FcεR活性の結果を第6図に示す。
トランスフェクトしたCHO細胞から単離した水溶性F
cεRを用いたときも同様の結果が得られた。
さらに、即時型過敏症は、季節性鼻炎からアナフィラキ
シ−までの範囲の巾広に徴候と見なせることが分ってい
る。即時型過敏症のメカニズムにはIgE抗体及びそれ
ら抗体に対する、表面の特異的レセプターをもつ、m織
肥満細胞や好塩基性細胞のような反応性細胞が関与して
いる。特異的刺激原によるこれら細胞の活性化で、一連
の生化学的事象が細胞顆粒から予め形成されている仲介
物や、新しく合成された膜アラキト酸の脂質代謝物質が
放出され、これらの物質は、血管の透過性の増加、スム
ーズな筋肉の収縮及びこれらの反応に付随する全ての徴
候を特徴とする炎症プロセスを引き起こす。この過程は
、自分自身の前炎症性成分を放出することによりその反
応を逆に促進するニュートロフィルや好酸球のような細
胞の走化性により増巾される。好酸球に特異的な一群の
因子は、アナフィラキシ−の好酸球走化性因子であり、
それらは、酸性のテトラペプチドで、アレルギー反応の
部位に好酸球を引きつける。最近の知見は、アレルギー
や寄生虫の蔓延における好酸球の重要性を示している。
好酸球はその表面に、IgE存在下、脱顆粒反応及び炎
症プロセスの促進で特徴づけられるIgE仲介の事象に
活発に参与しているIgE (FcεR)に対するレセ
プターをもつことが示されている。さらに、好酸球上に
みられるFcεRは、肥満細胞及び好酸基性細胞でみら
れるものと比較して、低い親和性を持っている。即時型
過敏及び特に喘息における好酸球の重要性から考えて、
これら細胞のIgE仲介による脱顆粒反応を制御する手
段を見つけることは重要である。さらに、中心的問題は
、肥満細胞、好塩基性細胞及び好酸球に対するIgEの
結合を妨ぐか、又はこれと競合することである。rgE
結合因子は、IgEの生合成を制御するか、又は、血清
TgEを中和又は捕獲することにより、それを成し遂げ
ることができるのだという仮説が唱えられた。
先に述べた証拠は、本発明に従がい調製した水溶性Fc
εRは、IgEと結合し、かつ、その可溶型により、そ
れは、即時型過敏症(アレルギー)、特に喘息のある特
性に関係することが知られている好酸球へのIgEの結
合を妨ぐことができることを示している。
それゆえ、本発明に従って調製した可溶性Fc 、 R
は、アレルギーの炎症効果を制御するのに有効であり、
かつ、本発明のもう1つの目的である、IgEにより誘
導される局所的かつアレルギー性反応の処置又は予防に
適している。
可溶性FcεRは、溶液又はスプレーのような、適当な
医薬組成物中に医薬的用途で組入れられる。
完全ではないが、次に示す例は、より詳細に本発明を説
明するであろう。
モノクローナル抗FcεR抗体3−5(Y、)及び8−
30  (μ)は、P3L11ミエロマをεRP旧−8
866細胞で免疫化したBa1b/cマウス由来の肺臓
細胞とハイブリダイズすることにより作った(1986
年、7月29日登録の、本出願者のヨーロッパ特許出願
第86110420.6号参照)。830抗体は、Fc
εRのTgE結合部位に近接するエピトープを認識し、
かつIgEの8866 Uンパ芽球腫性皮疹細胞への結
合を阻害することができる。3−5抗体は、FcεR上
の別のエピトープを認識するが、そのレセプターへのI
gEの結合を効果的に阻害することができない。これら
の抗体は、還元、非還元条件下で、46kd及び25k
dのポリペプチドを沈殿化する。モノクローナル抗体は
、50%飽和硫酸アンモニウム沈殿と、それにつづ(1
gM類に対しては、セファロース6Bを用いたゲル濾過
(スウェーデン、アブサラ(Uppsala ) 、 
 ファルマシア・ファイン・ケミカル社)又は、IgC
;1に対しては、QAE−セファデックスを用いたイオ
ン交換クロマトグラフィー(ファルマシア・ファイン・
ケミカル社)ヲ用いて、腹水から精製した。
マウスのポリクローナルIgGも同様にして単離した。
抗マウスIgM−アルカリホスファターゼ結合体はタボ
(Tago ) (CA州バーミンガム)から購入した
炭−旦 プラスミド psFcεR−1の構築 (al  p G E M 4のSmar部位中にB 
S F −2cDNAを含むpBSF2−38.350
μg(ネイチ+  (Nature )、  324巻
、73〜76頁(1986年))を、5(11)μl高
塩バツフア(1(11)mM NaC1,50mMトリ
ス・塩酸、pH7,5,10n+M MgC7!z 、
1mM DTT) 、中、7(11)ユニツトのEco
RI及びBamHIを用い、37℃、2hrの消化を行
った。消化したDNAを、1%アガロースゲルの分取電
気泳動にかけ、1、2 Kbpの全BSF−2cDNA
を含むEcoRIBamHI断片を、そのゲルから電気
溶出し、70%エタノールで沈殿したのち、TEバッフ
ァに1μg/μlの濃度となるよう溶解した。
この断片20μgを50μlの高塩バッファ中、40ユ
ニツトのHinfIを用い1時間消化し、その後フェノ
ール抽出及びエタノール沈殿を行った。この消化したD
NAを25μβの1×二ンクトランスレーシヨンバツフ
ア中に溶解しく50mM)リス−塩酸、pH17,2,
10mM Mg5o4.0.1mMDTT、50 μg
/mβBSA) 、そして、8.0ユニツト/μ!のク
レノーフラグメント及び1mM  dNTP溶液1溶液
1占lに、20℃、30分間、インキュベートした。そ
の充填反応は、70℃、5分間のインキュベーションに
より停止した。この結果生じた127bpの平滑末端断
片をフェノール抽出し、50μlの低塩バッファ(10
mM)リス・塩酸、pH7,5,10mM !JgCA
’ 2、I n+八へD T T )中、37t′、1
時間、40ユニツトのKpnlで消化し、ついで、2.
5ユニツトのバクチリアル・アルカリ・ホスファターゼ
−とともに65℃、30分間インキユヘートシ、さらに
、分取用1%アガロースゲルにかけ電気泳動した。BS
F−21J−グー配列を含むttobp断片を電気溶出
し、ついで、エタノール沈殿した。その110bpの断
片を10μlのライゲーションバッファ (5(13)
IMトリス・塩酸、PH7,4,10mM MgCl!
z 、10mMDTT、1mMスペルミジン、1 mM
  A T P 。
0、1 mg/mIB S A)に溶かし、2(11)
ユニツトのT4リガーゼとともに4℃で16時間インキ
ュベーションすることで、lμgのKpnl及びSml
消化のpGEM4とライゲーションし、大腸菌(MC1
(16)のいずれか5)にトランスフェクトした。得ら
れたコロニーから4個のコロニーをピックアップし、1
つのクローンを選択して、増殖後、唯一のリーダー配列
をこの選択したクローンのプラスミドが含むことを確認
の上、それをpBSF−L8と命名した(第3図参照)
fb180μgのプラスミドLE−392又はpGEM
4 (pFcεR−1)を、2(11)1IJの低塩バ
ッファ (10+nMトリス・塩酸、pH7,5,10
mMMgCj2z 、1mMDTT)中、150ユニツ
トのHindI[[を用い、37°c、1時間消化し、
分取用の1%アガロースゲル電気泳動にかけた。可溶性
FcεR領域を含むHind I[I断片を、そのゲル
から電気溶出し、エタノール抽出後、TEバ7ファに1
μg/μlの濃度となるよう溶解した。lttgのHr
nd III断片を、10p1の1×二ツクトランスレ
ーシヨンバツフア中、8.2ユニツトのクレノーフラグ
メント及び1 mM dNTPとともに、20℃、30
分間インキュベートして、くぼんだ3′末端を充填後、
フェノール抽出してから、エタノール沈殿した。その3
′末端を充填したH ind m断片を、10μlの中
温バッファ中(50mM NaC1,10mMトリス・
塩酸、pH7,5,10mM MgC7!z 、1mM
DTT)中、37℃、1時間、2ユニツトのPstlを
用いて消化し、ついで、65℃、30分間、0.25ユ
ニツトのバクチリアル・アルカリ・ホスファターゼとと
もにインキュベート後、エタノール沈殿した。別に、1
μgのpBSF2−L8を、20μlの高塩バッファ中
、37°C11時間、2ユニツトのBa1HIで消化し
た後、フェノール抽出してからエタノール沈殿した。B
amHI消化したpBSF2−L8を、10μlの1×
二ツクトランスレーシヨンバツフアに溶かし、20°C
130分間、8.0ユニツトのクレノーフラグメント及
び1mFI  dNTPとともにインキュベートして、
そのくぼんだ3′末端を充填し、フェノール抽出後、エ
タノール沈殿した。その沈殿を、20μlの高温バッフ
ァに溶かし、2ユニツトのPstlを用い、37℃、1
時間の消化を行ない、ついで、フェノール抽出及びエタ
ノール沈殿を行った。Ps口消化した可溶性FcεRコ
ード領域を含む断片及びPstI消化したpBsF2−
L8を、10μβのライゲーションバッファ中、4℃、
16時間、2(11)ユニツトのT4リガーゼとともに
インキュベーションすることによりライゲーションを行
ない、ついで大腸菌(MCIQ65)中にトランスフェ
クションした。得られたコロニーから8個のコロニーを
ピックアップした。1つのクローンを選択し、増殖後、
そのプラスミド構築を確認してからpsFcεR1と命
名した。増殖したpsFcεR−1は、BSF−2リー
ダー及びFcεR配列の間に、pGEM4への多重クロ
ニング部からの7個の塩基を読み枠を同じくして含んで
いる(第1図参照;ヌクレオチド137〜143)。
例C p S V 2−gpt−dhfr−プラスミドの構築
fa)  1(11)mM NaC1,10n+Mトリ
ス・塩酸(pH7,5) 、6mM MgC1z 、 
I OOμg/mlのゼラチン及び6mMβ−メルカプ
トエタノールを含む溶液中、5μgの発現ベクターps
V2gpt(サイエンス(5cience ) 、  
209巻、1422頁(1980年))を、EcoRT
及びBamHIを用い、37°C1−晩消化した。その
DNAを70℃でエタノール沈殿した後、7IIIMM
gC1□、7mMトリス・塩酸(pH7,5) 、50
mM NaCl2.1mMDTT及び50μM  dN
TPを含む溶液中、5ユニツトのクレノーフラグメント
とともに、37°C115分間インキュベートした。
68℃、10分間の酵素失活後、10分の1容のトリス
・塩酸CpH8,0)及び20ユニツトの子牛腸アルカ
リホスファターゼを加えた。インキュベーションは37
°Cで2時間行った。つづいて、望ましいDNAを含む
溶液を、フェノールで2度抽出し、1%アガロースゲル
にかけた。
その修正をうけた線状プラスミドを電気溶出した。
fbl  10mM)リス・塩酸(pH7,5) 、5
0mM NaC1,6mM MgCl!z 、6i+M
β−メルカプトエタノール及び1(11)μg / m
 !!ゼラチンを含む1(11)μlの溶液中、dhf
r (ジヒドロホレート・リダクターゼ)遺伝子及びハ
ムスター細胞由来のそれに対する制御領域を含むpBR
322〜dhfrプラスミド(モレキュラー・アンド・
セルラーバイオロジー(Ce11. Mo1. Bio
l、 )6巻、425〜440頁(1986))5μg
を、37°C3晩、25ユニツトのFspl及び60ユ
ニツトのHindllrで消化した。エタノール沈殿後
、生成したDNA断片(2658塩基対)を平滑末端と
し、先に述べたように精製した。
fc110μlの1.J ガーゼ・バッファ(4oユニ
ツトのりガーゼ、50mMトリス・塩酸(pH7,5)
、10mM MgCjl!z 、20mMDTT、 1
mM ATP、50 u g/ml! B SA)中、
dhfr (断片及び修正したpsV2gptベクター
を、37℃、−晩でライゲーションし、ついで、大腸菌
JMIO1へのトランスホーメーションに用いた。Ec
oRI及びMstUを用いた制限酵素分析後、dhfr
遺伝子の方向を異にする(SV40のORIに対して)
、2個の陽性クローンを選択した。これらのベクターを
、各々、psV −gpt−dhfrl 7、psV 
2−gpt−dhfr20と命名した。
(dl  1(11)mM NaC1,10mMトリス
・塩酸(pH7,5)  6mM MgC7!26mM
β−メルカプトエタノール及び1(11)μg/mlの
ゼラチンを含む溶液中、pSV 2−gpt−dhfr
プラスミドの1つ、5μgを37℃で2時間、2oユニ
ツトのAparを用いて消化した。同反応混合物中、5
ユニツトのクレノー酵素及び5μMのdNTP存在下、
20°C125分間のクレノー充填反応の後、そのDN
Aを、フェノール/クロロホルムで抽出し、最後に、エ
タノール沈殿で回収した。得たDNAを、10pHの1
(11)mM NaC7!、10mMトリス・塩酸(p
H7,5) 、6mM MgC7!z 、6mMβ−メ
ルカプトエタノール及び11(11)tt/mpのゼラ
チンを含む溶液に溶解し、37℃、2時間、20ユニツ
トのHind mとインキュベートした。70’C,1
0分間でその酵素を失活させた後、20ユニツトの子牛
腸アルカリホスファターゼを加え、さらにその反応混合
物を、37°C130分間インキュベートした。目的と
するDNAを含む、その混合物を、フェノール/クロロ
ホルムで2度抽出し、最後に、1%アガロースゲルにか
けた。gpt遺伝子を含まないpsV2dhfrベクタ
ーを、電気溶出で精製した(第7図参照)。
去施拠土 PDE−2s FcεRの構築 50mM NaCj!、1(11)mMトリス・塩酸(
pH7,5)5mMMgCI!2及び1(11)μg/
mj2BsAを含む1(11)μlの溶液中、20μg
の発現ベクターPDE−2(日本特許公開1986/8
8879)を、37°C12時間、40ユニツトのEc
oRIで消化した。フェノール/クロロホルム抽出後、
DNAをエタノール沈殿で回収した。消化したDNAを
25μlのバッファに溶かし、20ユニツトのバクチリ
アル・アルカリ・ホスファターゼを用い、65℃、30
分間処理した後、フェノール/クロロホルムで2度抽出
し、エタノール沈殿した。平行して、psFcεR−1
プラスミドのEcoRI断片(第4図参照)を次に示す
ようにして作った。
50mM NaC11,1(11)mM)リス・塩fi
pl+7.5.5IrIFIMgC12及び1(11)
.17g/n+j?BsAを含む1(11)ttlの溶
液中、20ttgのpsFcεR−1を、37℃、2時
間、20ユニツトのEcoRIで消化した。そのベクタ
ー及び挿入DNAの両方を分取用の1%アガロースゲル
にかけ、電気泳動した。psFcεR−1の1.5 k
bEcoRI断片(BSF2リーダー及びs Fc、配
列を含む)及び線状PDE−2ヘクターを電気溶出し、
エタノール沈殿した。脱リン酸化した線状ベクターを、
20μpのライゲーション・バッファ中(50mM)リ
ス・塩酸、pl+7.4.10mM MgCj! z 
、20mM DTT。
1mMスペルミジン、1mMATP及び1(11)μg
/mABsA) 、4°C116時間、2(11)ユニ
・ノドのT4リガーゼを用い、1.5 kbEcoRI
断片とライゲーションし、それを、大腸菌にトランスフ
ェクトした。制限酵素分析によって正しく挿入が起てい
るかどうか確めた。1個の陽性クローンを選択し、PD
E−2s FcεRと命名した。その発現ベクターPD
E−2sFcεRを、従来法に従がい、サルのCos−
7細胞における発現に使用した。
実施例2 πs FcεRの構築 50mM NaC1,I OmM)リス・塩酸(pH7
,5)、6mM MgC7!z 、6mMβ−メルカプ
トエタノールび1(11)μg/+l!ゼラチンを含む
溶液中、37°C12時間、20ユニツトのXhoIで
5μgの発現ベクターπH3M (プロシーディング・
イン・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンス( 
Proc. Natl. Acad. Sci. ) 
U S A.  8 4巻、3365〜3369頁(1
 9 8 7年))を消化後、線状プラスミドを5μM
  dNTPの存在下、20℃、25分間クレノーフラ
グメントで平滑末端化した。つづいてそのベクターを、
バクチリアル・アルカリ・ホスアターゼで処理し、フェ
ノールで抽出した後、沈殿化した。平行して、先に述べ
たバッファ中、5μgのプラスミドρsac 、 R1
  (Fcgレセプター遺伝子の可溶性部分、及びその
遺伝子の上流にBSF−2リ一ダー配列を含む)を、3
7°C、2時間、20ニー’− /トのEcoRrで消
化した。クレノーによる充填反応後DNA断片をアガロ
ースゲルから電気溶出した。線状化し、脱 リン酸化し
たπH3Mベクターを、20μlの50mMトリス・塩
IW (p)17.5) 、I OmM MgC7!z
、2 0mMDTT, 1mMATP, 5 0 11
 g/m7!BSA及び40ユニツトのT4DNAリガ
ーゼを含む溶液中、14℃、−晩でBSF−2/sFc
DNA断片とライゲーションした。このプラスミドを大
腸菌にトランスホームし、増巾した。
実施■ユ PDE−2s FcεRの発現 Cos−7細胞(直径60龍のプレート当り5×10’
個の細胞)をトランスフェクションの1日前、6(13
)璽ブレートにI直径した。25IIIMトリス・塩M
 (pH7,5) 、137mM NaCe、5+nM
KC1!。
0、6mM Nazl(PO4,0,5mM MgCe
 2.0.7ml’lCaC1,及び5(11)ttg
のDEAE−デキストラン(ファルマシア・ファイン・
ケミカル)?8fi1ml中、プラスミドDNA2μg
を用いてトランスフェクションした。37℃、1時間の
インキュヘーション後、この?容ン皮を、10%FC5
及び150μMクロロクインを含む0μ巳Mで置き換え
、37℃、3時間インキュベーションした後、10%F
C3を含む新鮮なりMEMで置き換えた。
インフエクションの翌日、その培地を、DMEM中1%
又はlO%FC3が含まれるように変えた。
その培養上清を、培地交換の2日後収集し、可溶性Fc
εR活性に対するテストを行った。
同様な結果が、Cos−7細胞でトランスフェクトした
πs FcεRでも得られている。
夫施H土 IgEロゼツタ形成及びその阻害 IgEロゼツタ阻害のため、25μlのFcl:R保持
細胞を、決った容積(例えば1(11)μN)のテスト
試料又はコントロール培地と混合し、4°C1時間イン
キユヘートした。3以上の0RBCをもつロゼツタの数
を計数した。その結果を表−1に示す。実験■及び■に
おいて、FcεR保持細胞はE□L  3m胞であった
。コントロール培地は、コントロールCos〜7細胞、
すなわち非トランスホーム細胞の上清である。
表−1 組換え可溶性FcεRによるEoL−3細胞のIgE・
ロゼツタ形成の阻害 未希釈 1/3 1/9 1/27 酵素結合免疫吸着検定法(イライザ法)最初に96穴マ
イクロプレートを、コーティングバッフy (Nat(
CO30,l M、 pH9,6)中、ウェル当り10
μβのモノクローナル抗体(10μg/1ff)を用い
コーティングし、4°Cで一晩インキユベートした。そ
れから、このプレートを、洗浄バッファ、すなわち、0
,05%トウィーン20(Tween 20 ) ’c
含むダルベコ・リン酸バフファで4回洗浄し、ついで希
釈バッファ(トリス・塩H0,05M、 p)18. 
l 、FIgCl z 1 mM、NaCj!、0、1
5 M、トウィーン2(11).05%(V/V)、N
aN5O,02%、B5Al%)で希釈した1(11)
μAのテスト試料を添加した。そのマイクロプレートを
室温で2時間インキュベートし、洗浄バッファで4回洗
浄した後、タイター値測定され、かつ希釈されたヤギの
抗マウスIgM−アルカリホスファターゼ結合物1(1
1)μlを添加した。
そのプレートを、室温で2時間インキュベートし、つい
で、洗浄バッファで4回洗浄した。最後に、基質バッフ
 ア(NatlCOzo、 05 M、 pH9,8、
!、Igi 2 X 6112(13)0m!わ中の基
質、p−フェニル酸二ナトリウム(Img/mf) 、
1(11)μRを加え、その発色反応物は2時間の間、
30分毎、405μm及び620μmでの測定を行った
。FcgR活性の結果を第6図に示した。
実施例6 p S V 2−dhfr −s FcεRの構築50
mM NaCf1. 10mM)リス・塩酸(p147
.5)、6 mM ’、AgC12,6mMβ−メルカ
プトエタノール及び1(11)μg / mβゼラチン
の溶液中、37℃、2時間、10μgのπH3Mプラス
ミド(その上流にBSF−2リ一ダ配列が連結されてい
る、Fc eRレセプター遺伝子の可溶性部分を含む)
を、Pst Tで消化した。平滑末端とするため、50
mMのdNTPの存在下、20°C125分間5ユニツ
トのクレノー酵素と、反応混合物をインキュベーション
した後、このDNAを、フェノールで抽出し、ついでエ
タノール沈殿を行った。得られたDNAを、1(11)
mMのNaCj2.10mM)リス・塩fj1(pH7
,5) 、6mM  MgCAz 、6mMβ−メルカ
プトエタノール及び1(11)μg / m 1ゼラチ
ンを含む溶液20μlに熔かし、ついで、37℃、2時
間、20ユニツトのHind mとインキュベートした
。フェノール/クロロホルム抽出後、目的とするDNA
を含む反応混合物を1%アガロースゲルにかけ、15(
11)塩基対の断片を電気溶出した。
50IIIMトリス・塩酸(pH7,5) 、10mM
 MgCj!z、20mMDTT、1mMATP及び5
0μg/mIBSA及び40ユニツトの74DNAリガ
ーゼを含む溶液10μ!中、14℃、−晩でその15(
11)塩基付断片を、線状化したp S V 2−dh
frベクター (gpt遺伝子を欠く)とライゲーショ
ンした後、このライゲーション混合物を、大腸菌HBI
OIのトランスホーメーションに用いた。制限酵素分析
後、1つの陽性クローンを選択し、pSV2dhfr−
sFc、と命名した(第7図参照)。
実施例7 pS V 2−dhfr −s Fc、の発現ジヒドロ
ホレート・リダクターゼを欠いたチャイニーズ・ハムス
ター卵巣細胞(dhfr−、チャジン(Chasin 
)L、 )を、10%ウシ胎児血清、ヒボキサンチン及
びチミジン(HT)を含むα−MEM培地中で増殖した
。CHO細胞への、プラスミドpSV2−dhfrl 
7−sFcε又はpSV2−dhfr20− s Fc
、のトランスフェクションは、リン酸カルシウム沈殿法
によって行った(ヴイロロジ−(Virology)、
52巻、456頁(1973年))。
トランスフェクションの前日、7X10’個の細胞を培
養プレートに植種した。その細胞を、37℃で4時間、
IOμgのプラスミドを含むリン酸カルシウム沈殿にさ
らす。つづいて、その培地を吸引し、10%のウシ胎児
血清を含む選択培地α−MEMで置き換える。トランス
ホームした細胞のコロニーが12から16日後に出現し
、クローニング・シリンダー又はピペットの先端で単離
した。その上清は、イライザ法を用いFcεR活性をテ
ストした。
【図面の簡単な説明】
第1図は、pFcεR−1の塩基及びアミノ酸配列を示
す。 第2図は、pDE−2の構築を示したものである。 第3図は、pBSF2−L8の塩基及びアミノ酸配列を
示す。 第4図は、psFcεR−1の塩基及びアミノ酸配列を
示す。 第5図は、好酸球白血病細胞系列によるFc 、 Rの
発現を示す図である。 第6図は、PDE−2s FcεRをトランスフヱクト
したCos−7細胞によるFcεRの発現を示した図で
ある。 第7図は、p S V 2gpt  −dhfr及びp
SV2dhfr−sFc、の構築を示した図である。 第8図は、πsFcgR(4,7に塩基対)の構築を示
した図である。 ω  r+  ψ  い ○ ○ 0<  コ(j   :Ilj   コく1.lU  
F−1<   s<   p−+<11+(J   (
jL)   Qlj   じQΦυ J:E−I IE4 α○    e(J ψ<    ψく <Q  くく r−>リ N>o  r+−〇 INQI(JIN、−
1(j  望−u 哨Φ0 さ−〇”ILI+j  A
C:)U  −1toべ −くOa+1−40.E−I
LJCJ    シ、F4dE−I  ψ<  ≦(J
   saH<   <a  l−I<  aa テ(5?¥  O(J   WCJ he    >a    o4u    ψ−−υ  
Ql(5コQ>0 晋?  μビ Jご J8 >U     aIU     >+り    σリフ
−U   AEs  +(j   1a(jaa   
H<  aa   べ0 LN1.1CJ++−aI−へ0ぺ I% JJ □N
J:υ ff1j:F−4tnuQ  15Φθ、−4
E4<  、−IQIl−I  P4Ql(J  −Σ
べ、ツ足  :詫 二む  2旨 工υ  (11)  く0  Σべ laQ   方<   O,a   −+C+Φじ  
−(5LJLI   mEs 史<   aa   he   >a づ0  ψ(5e(J   ψ0 コ8 片ゴ 芝ゴ δ旨 、=ギ  :8 ;8 片足 =0 −Q  ψクク0 r+ll1(j  lN0JQ  r++uQ  ヘコ
じ−>< nψ< !為く ψHく 一4hJ<  、−+<u  FIl−IE−I  P
−I(j(j芸8  ぷ¥  片足 シ8 h<   、JE−1<a   aa 託 ロ d属 翻 Φu   cna   IIIE−I   Ll(JJ
:8    −リ    ・−く    Φじ山E−1
<(J   エリ  ψく QICJ:ll−Il、IO■Q v+<   arh   l1l(5Ll:1く0 −
Q  ψ<  くυ On KX     n

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1図に示されているように、全Fc_εR遺伝
    子のうち1番から148番までのアミノ酸に対応するコ
    ード配列の少なくとも1部が、真核生物のシグナル配列
    により置き換っている、多細胞生物の細胞での発現に適
    しているレプリコン及び制御配列の両方と機能的に結合
    したクローン化遺伝子又はこれと等価なコード配列。
  2. (2)上記シグナル配列がインターロイキンcDNAシ
    グナル配列である請求項(1)記載のクローン化遺伝子
    又はこれと等価なコード配列。
  3. (3)上記シグナル配列がBSF−2シグナル配列であ
    る請求項(2)記載のクローン化遺伝子又はこれと等価
    なコード配列。
  4. (4)上記BSF−2シグナル配列がプラスミドpBS
    F−2.38の110bpKpn I −Hinf I 断片
    に含まれている、請求項(3)記載のクローン化遺伝子
    又はこれと等価なコード配列。
  5. (5)第4図に示したような式で示される請求項(1)
    記載のクローン化遺伝子又はこれと等価なコード配列。
  6. (6)請求項(1)乃至(5)のいずれかに記載のクロ
    ーン化遺伝子を含む多細胞生物の細胞における発現に適
    した発現ベクター又はこれと等価なコード配列。
  7. (7)ベクターとして第2図に示されるPDE−2sF
    c_εR、第7図に示されるpSV2−dhfr−sF
    c_ε又は第8図に示されるπsFc_εRを用いる、
    請求項(6)記載のベクター。
  8. (8)請求項(6)又は(7)記載の発現ベクターでト
    ランスフェクションした多細胞生物の細胞。
  9. (9)上記細胞がを脊椎動物細胞系列の1つである請求
    項(8)記載の多細胞生物の細胞。
  10. (10)上記脊椎動物細胞がCos−7細胞又はCHO
    細胞の1つである、請求項(9)記載の多細胞生物の細
    胞。
  11. (11)請求項(1)乃至(5)記載のDNA分子によ
    ってコードされた、ヒトの低親和性Fc_ε−レセプタ
    ーの水溶性部分。
  12. (12)上記Fc_ε−レセプターが、請求項(8)乃
    至(10)のいずれかに記載の細胞系列によって発現さ
    れる、請求項(11)記載のヒトの低親和性Fc_ε−
    レセプターの水溶性部分。
  13. (13)第1図に示した、少なくとも150番から32
    1番のアミノ酸を含む、請求項(11)又は(12)記
    載の、ヒトの低親和性Fc_ε−レセプターの水溶性部
    分。
  14. (14)第1図に示される134番から321番のアミ
    ノ酸及びBSF−2.38リーダーペプチドを含む請求
    項(11)乃至(13)のいずれかに記載の、ヒトの低
    親和性Fc_ε−レセプターの水溶性部分。
  15. (15)発現したペプチドが、第4図に示される式で表
    わされる、請求項(14)記載のヒトの低親和性Fc_
    ε−レセプターの水溶性部分。
  16. (16)請求項(11)乃至(15)のいずれか1項に
    記載のヒトの低親和性Fc_ε−レセプターの水溶性部
    分のo−グリコシル化誘導体。
  17. (17)請求項(11)乃至(16)のいずれか1項に
    記載の水溶性Fc_ε−レセプターを含む医薬組成物。
  18. (18)局所的もしくは全身的IgEアレルギー反応の
    治療に適した、請求項(17)記載の医薬組成物。
  19. (19)医薬組成物を調製するための、請求項(11)
    乃至(16)記載の水溶性Fc_ε−レセプターの使用
  20. (20)第1図に示した、150番のアミノ酸から始ま
    るヒトの低親和性Fc_ε−レセプターの、少なくとも
    水溶性部分をコードするDNA配列と真核性シグナル配
    列のライゲーションを含む、請求項(1)乃至(5)の
    いずれか1項に記載のクローン化遺伝子を調製する方法
  21. (21)適当に線状化したベクタ−と、請求項(1)乃
    至(5)のいずれか1項に記載のクローン化遺伝子との
    ライゲーションを含む、請求項(6)又は(7)記載の
    発現ベクターを調製する方法。
  22. (22)請求項(6)又は(7)記載の発現ベクターに
    よる細胞のトランスフェクションを含む、請求項(8)
    乃至(10)のいずれか1項に記載の細胞系列を調製す
    る方法。
  23. (23)請求項(8)乃至(10)のいずれか1項に記
    載のトランスフェクションした細胞を培養し、かつ、生
    じた水溶性Fc_ε−レセプターを単離することを含む
    、請求項(11)乃至(16)のいずれか1項に記載の
    、ヒトの水溶性低親和性Fc_ε−レセプターの調製方
    法。
  24. (24)1つ以上の賦形剤中、請求項(11)乃至(1
    6)のいずれか1項に記載の水溶性Fc_ε−レセプタ
    ーを有効量で含有させることを含む、請求項(17)又
    は(18)記載の医薬組成物の調製方法。
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