JPH0244227A - 二つ割りリムのチヤツキング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ユニフォミティーマシンやダイナミックバ
ランサー等のタイヤ試験装置に於ける二つ割りリムのチ
ャッキング装置に係わり、更に詳しくは位置ずれによる
チャッキング不良を有効に防止した二つ割りリムのチャ
ッキング装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、ユニフォミティーマシンやダイナミックバランサ
ー等のタイヤ試験装置に於ける二つ割りリムのチャッキ
ング装置では、測定タイヤのリム巾に対応して上リムの
上下位置を調整していた。

上記の二つ割りリムのチャッキング装置としては、例え
ば、第５図及び第６図に示すように図示しない回転駆動
装置により回転駆動される中空状の主軸工に下部リム２
を固定し、この下部リム２に対向して図示しない昇降手
段（シリンダー）により昇降する上部リム３が配設され
る。そして、上部リム３の下面中心部に吊設された中空
状のリム軸４は、前記中空状の主軸１に摺動可能に嵌合
し、またリム軸４の内壁面には、軸方向に多段状の係止
溝５が所定の間隔を隔てて穿設されている。

リム軸４の内部には、中空状の主軸１の下部側から挿入
した上部リムストッパ機構６が設けられており、この上
部リムストッパ機構６は、図示しない昇降シリンダーの
ロンドアの先端に前記係止溝５と係合する張り爪８を複
数備えた係止部材９が取付けられている。

この係止部材９は、中空状のカラー１０の側壁に、前記
張り爪８が所定の間隔を隔てて水平方向に摺動可能に配
設され、この張り爪８は、第６図に示すように先端側開
面に凹部ＩＩを形成してその内部にバネ１２を収容し、
また後端側の面１３はテーバ状に形成されている。

そして、このテーパ面を備えた張り爪８の後端側には、
前記ロンドアに連結された押し出し部材１４が摺接した
状態で設けられている。

従って、昇降シリンダーのロッド７を介して係止部材９
を昇降作動させると、押し出し部材１４により張り爪８
が中空状のカラー１０の側面から出没し、係止溝５に係
合した状態では上部リム３がロックされた状態となる。

〔発明°が解決しようとする問題点〕

然しなから、上記のような従来のリムのチャッキング装
置は、係止溝５に張り爪８を係合させる方式であるため
、位置ずれによるチャッキング不良や、張り爪８の破損
等、トラブルの原因となり、常に確実にチャラングして
位置決めすることが難しいと言う問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出された
もので、上下二つ割りリムのリム巾設定時に、リムの位
置ずれに関係な（確実に、しかも精度良く嵌合すること
が出来、この結果タイヤのユニフォミティー測定や、バ
ランスの測定を精度良く行うことが出来る二つ割りリム
のチャフキング装置を提供することを目的とするもので
ある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は上記目的を達成するため、回転駆動される中
空主軸に取付けられた下部リムと、この下部リムに対し
て昇降手段を介して昇降自在に支持された上部リムとか
らなり、前記上部リムから中空主軸内に吊設されたリム
軸の先端に多段状の係止部材を設け、この係止部材に対
して係脱可能なチャックを中空主軸に取付け、このチャ
ックに、中空主軸の外部から操作可能な操作手段を連結
したことを要旨とするものである。

〔発明の作用〕

この発明は、上記のような構成であり、中空主軸の外部
から操作手段を操作して、リム軸の先端に設けられた多
段状の係止部材に、チャックを係脱させることで、測定
タイヤのリム中に対応した位置で、常に上部リムをチャ
ッキングすることが出来るものである。

〔発明の実施例〕

以下添付図面に基いて、この発明の詳細な説明する。

なお、以下の説明で、上記従来例と同一構成要素は同一
符号を付して説明する。

第１図は、この発明を実施した二つ割りリムのチャッキ
ング装置の断面図、第２図は第１図の要部拡大断面図で
あり、１は中空主軸、２は下部リム、３は上部リム、４
は上部リム３から吊設されたリム軸であって、前記下部
リム２は中空状のケーシング２０を介して中空主軸ｌに
連結支持されている。

前記、上部リム３は、図示しない昇降手段（シリンダー
）を介して昇降自在に支持され、前記リム軸４は、中空
状のケーシング２０内にスリーブ２１等を介して摺動可
能に突設されている。前記、リム軸４の先端には、多段
状の係止溝２２を備えた係止部材２３が一体的に形成さ
れ、この係止部材２３の係止溝２２には、前記ケーシン
グ２０にピン２４を介して揺動可能に支持された断回路
り字状のチャック２５が係脱するように構成されている
。

なお、２６はチャック２５の背面とケーシング２０との
間に介設された補助スプリングであり、チャック２５を
常に係止溝２２から離脱する方向に付勢している。

次に、上記チャック２５の開閉操作を行う操作手段２７
について説明する。

操作手段２７は、前記中空状の主軸１内に摺動可能に挿
通された中空ロット２８と、この中空ロット２８の先端
に取付けられた係止部材２９と、また中空ロット２８を
上下方向に摺動させる駆動装置３０とで構成され、中空
ロット２８の先端に取付けられた係止部材２９は、第３
図及び第４図に示すように、夫々のチャック２５の基端
部２５ａと係合する断面り字状のフック３１により構成
されている。

また、前記駆動装置３０は、第１図に示すように、中空
ロット２８０基端部に、上下部リム２．３へ嵌合された
測定タイヤＷの内部にエアーを注入するエアー注入金具
３２が装着され、また中空ロッド２８の基端部外周面に
は、フランジ部材３３が固定されている。

このフランジ部材３３と主軸１の端末部との間には、中
空ロット２８を常時下方へ付勢するスプリング３４が介
設されており、またフランジ部材３３の底面には、中空
ロット２８を昇降させるアーム３５の一端が当接してい
る。

前記アーム３５の略中間部は、ビン３６を介して支持ア
ーム３７に揺動可能に支持され、この支持アーム３７は
、ガイドフレーム３Ｂに固定されている。

上記アーム３５の他端側は、ガイドフレーム３８に固定
されたシリンダー３９のロット３９ａの先端と対面し、
シリンダー３９のロッド３９ａの伸縮作動によりアーム
３５を介して中空ロッド２８を昇降させるように構成し
ている。

なお、第１図において４０は、主軸１を図示しない回転
駆動装置により回転駆動させるための駆動プーリであり
、４１はエンコーダ、４２はロードセルを示しており、
また４３は測定タイヤを搬送させるためのケーシング本
体４４に支持されているローラーコンヘヤーヲ示してい
る。

この発明は、上記のように構成され、測定タイヤＷのリ
ム巾に対応させて上部リム３の位置調整を行う場合には
、リム軸４の先端の係止溝２２に係合しているチャンク
２５を解放した状態、即ち、シリンダー３９のロット３
９ａを伸張作動させてアーム３５を介して中空ロット２
８を昇降させ、中空ロット２８の先端に取付けられた係
止部材２９がチャンク２５の基端部２５ａと係合してい
ない状態で、チャック２５が夫々補助スプリング２Ｇに
より左右方向に開いている状態から図示しない昇降手段
を介して上部リム３の位置調整を行い、測定タイヤ（図
示せず）を上下リム２，３に嵌合させる。

この状態で、前記シリンダー３９のロッド３９ａを収縮
作動させると、中空ロフト２８はスプリング３４により
下方へ押下げられ、この結果、中空ロット２８の先端に
取付けられた係止部材２９がチャック２５の基端部２５
ａに係合して、チャック２５をリム軸４側に回転させて
所定位置の係止溝２２に係合させる。

このようにして、上部リム３をロックした状態で上下リ
ム２，３に嵌合されてぃ゛る測定タイヤＷへ中空ロッド
２８の基端部に設けたエアー注入金具３２からエアーを
注入して測定タイヤＷをインフレートする。この時、上
部リム３は前述のようにロック状態にあるので、測定タ
イヤＷのインフレートによりチャック位置がずれたりす
ることなく確実にクランプされた状態にあり、従って、
ユニフォミティーやバランサーの測定も精度良く行うこ
とが可能となる。

〔発明の効果〕

この発明は、上記のように回転駆動される中空主軸に取
付けられた下部リムと、この下部リムに対して昇降手段
を介して昇降自在に支持された上部リムとからなり、前
記上部リムから中空主軸内に吊設されたリム軸の先端に
多段状の係止部材を設け、この係止部材に対して係脱可
能なチャックを中空主軸に取付け、このチャックに、中
空主軸の外部から操作可能な操作手段を連結した為、上
下部つ割りリムのリム巾設定時に、リムの位置ずれに関
係なく正確に嵌合装着することが出来、従って、ユニフ
ォミティーやバランサーの測定も精度良く行うことが出
来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明を実施したチャッキング装置の断面
図、第２図はこの発明の要部拡大断面図、第３図は第２
図のｍ−ｍ矢視平面図、第４図は第２図のｒＶ−ＩＶ矢
視断面図、第５図及び第６図は従来のチャフキング装置
の断面図と、その一部拡大断面図である。 １・・・中空主軸、２・・・下部リム、３・・・上部リ
ム、４・・・リム軸、２３・・・係止部材、２５・・・
チャック、２７・・・操作手段、Ｗ・・・測定タイヤ。 代理人　弁理士　小　川　信　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転駆動される中空主軸に取付けられた下部リムと、こ
   の下部リムに対して昇降手段を介して昇降自在に支持さ
   れた上部リムとからなり、前記上部リムから中空主軸内
   に吊設されたリム軸の先端に多段状の係止部材を設け、
   この係止部材に対して係脱可能なチャックを中空主軸に
   取付け、このチャックに、中空主軸の外部から操作可能
   な操作手段を連結したことを特徴とする二つ割りリムの
   チャッキング装置。