JPH0243732Y2 - - Google Patents

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JPH0243732Y2
JPH0243732Y2 JP9243284U JP9243284U JPH0243732Y2 JP H0243732 Y2 JPH0243732 Y2 JP H0243732Y2 JP 9243284 U JP9243284 U JP 9243284U JP 9243284 U JP9243284 U JP 9243284U JP H0243732 Y2 JPH0243732 Y2 JP H0243732Y2
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JP
Japan
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yoke
pin
permanent magnet
upper yoke
head
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JP9243284U
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JPS618139U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、永久磁石を用いたワイヤードツト型
プリンタヘツド(以下「ヘツド」と略称する)に
関する。
〔従来の技術〕
従来のヘツドの代表的な構造を、第1図に示し
た。第1図を参照して、ヘツドは、ベースヨーク
1、永久磁石2、ベースヨークに付属する吸着用
ピン3,ピン3に巻装されたコイル4、ピン3に
対応した軟磁性体よりなる板状のアーマチユア
5、アーマチユア5をロー付固着したリン青銅等
よりなるバネ6、スペーサヨーク7、上部ヨーク
8、及びワイヤー9を含んでいる。コイル4に電
流が流れない場合は、アーマチユア5は永久磁石
2の磁束10の作用により吸着用ピン3にバネ6
の力に抗して吸着されている。今、コイル4に電
流を流すと、磁石2による磁束10の流れに抗し
た磁束11が発生し、吸着力の減少又は消滅によ
り、アーマチユア5はバネ6の力によつて吸着用
ピン3から離されて上部ヨーク8の方へ動く。こ
の力がワイヤ9に及び、ワイヤー9は上部へ押し
出される。コイル4の電流を切ると、永久磁石2
の磁束10の作用によりアーマチユア5は再び吸
着用ピン3に吸着される。かくしてコイル4に断
続的に電流を流すことにより、ワイヤー9を動か
して印字できる。
通常ワイヤー9は鮮明な印字を高速で行なうた
めには、24本とされている場合が多く、第1図の
ような構造を持つものを24個円周状に配置し、
各々に具備されているコイル4へ駆動電流を通ず
ることにより活字を形成する。例えばワイヤー9
を24本有する24ピンヘツドを例にとると、1字は
タテ24、ヨコ24ドツトの計576ドツトで構成され
ており、印字速度を40字/秒とすると約1KHzの
駆動電流を必要とし、これを80字/秒とすると、
駆動電流は約2KHzが必要となる。このようにヘ
ツドの印字速度を上げるには駆動電流の周波数を
上げるしかない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、駆動電流の周波数の上昇に伴ないベー
スヨーク1に位置する吸着用ピン3内に渦電流が
発生し、ジユール熱による発熱、および、渦電流
により誘起される誘導磁束の発生等により誤動作
を生じる等の欠点がある。したがつてこれが印字
速度の上昇の妨げになつている。それ故に本考案
は、渦電流の影響を低減して印字速度の上昇を可
能ならしめたヘツドを提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば、金属軟磁性体で構成したベー
スヨークと上部ヨークとの間に永久磁石を介在さ
せ、上記ベースヨークには上記上部ヨークに向け
て突出した吸着用ピン部を一体に形成し、上記ベ
ースヨーク、上記永久磁石、上記上部ヨーク及び
上記ピン部で閉磁路を構成し、上記ピン部にはコ
イルが巻装され、かつ上記上部ヨークと上記ピン
部の頂との間には、軟磁性体で構成されたアーマ
チユアを固着したバネが可動できるように組み込
まれており、しかも上記ベースヨークと上記ピン
部の表面に非磁性導電膜が付いていることを特徴
とするワイヤドツト型プリンタヘツドが得られ
る。
〔実施例〕
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第2図は、3%ケイ素鋼の鋳物でベースヨーク
1と吸着用ピン3とを一体で作られたものの底面
12をあらかじめ研磨加工し基準面となす。次に
本鋳物に無電解銅メツキコーテイング13を施こ
す。このコーテイング13の膜厚は20μm以上と
する。そして、永久磁石の接合部14と吸着用ピ
ン3の先端部15を研磨し、各々の部分のみ銅を
除去する。なお、ヘツドの残りの構成は、第1図
のヘツドと同様であるため、図示を省略した。
上述した構造のヘツドによると、ヘツドの印字
速度を上昇させるために駆動電流の周波数を上げ
ても、渦電流発生に起因する従来ヘツドの欠点は
軽減され得る。
尚、本考案により渦電流の影響を低減させ得る
理論的解明は、スピーカ用磁気回路に用いられる
銅リングの効果と同様、未だ後の研究によらなけ
ればならないが、銅中に発生する渦電流と、ヨー
ク中に発生する渦電流との間に時間的、位相的ズ
レを生じ互いに打ち消し合う方向に作用し、見か
け上渦電流の影響を小さくしているものと予測さ
れる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、渦電流の発生を押さえるため
に、電気抵抗率の大きい材質に変えることなく、
ヘツドの印字速度を上げることができ、かつ、ベ
ースヨーク内に発生するジユール熱の放熱効果も
得られヘツドの印字速度上昇に伴なう誤動作の防
止にきわめて有効である。
また、ヘツドの小型化に対応して、ヨーク材質
の飽和磁束密度を上昇させる必要が出てくるが、
この場合も電気抵抗率の高い材質を用いること
は、現状ではヨークの飽和磁束密度を下げなけれ
ばならず、ヘツドの小型化と高速化との両方を両
立させ得るには、本考案によるのが有効であるこ
とは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の代表的なワイヤードツト型プ
リンタヘツドの一ピン分のみの構造断面図、第2
図は本考案の一実施例に用いられる、ベースヨー
クに銅コーテイングを施こしたヘツドのベースヨ
ーク部の構造断面図である。 1……ベースヨーク、2……永久磁石、3……
ベースヨークに付属する吸着用ピン、4……コイ
ル、5……アーマチユア、6……バネ、7……ス
ペーサーヨーク、8……上部ヨーク、9……ワイ
ヤー、13……銅メツキコーテイング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属軟磁性体で構成したベースヨークと上部ヨ
    ークとの間に永久磁石を介在させ、上記ベースヨ
    ークには上記上部ヨークに向けて突出した吸着用
    ピン部を一体に形成し、上記ベースヨーク、上記
    永久磁石、上記上部ヨーク及び上記ピン部で閉磁
    路を構成し、上記ピン部にはコイルが巻装され、
    かつ上記上部ヨークと上記ピン部の頂との間に
    は、軟磁性体で構成されたアマチユアを固着した
    バネが可動できるように組み込まれており、しか
    も上記ベースヨークと上記ピン部の表面に非磁性
    導電膜が付いていることを特徴とするワイヤドツ
    ト型プリンタヘツド。
JP9243284U 1984-06-22 1984-06-22 ワイヤ−ドツト型プリンタヘツド Granted JPS618139U (ja)

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JP9243284U JPS618139U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 ワイヤ−ドツト型プリンタヘツド

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JP9243284U JPS618139U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 ワイヤ−ドツト型プリンタヘツド

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Publication Number Publication Date
JPS618139U JPS618139U (ja) 1986-01-18
JPH0243732Y2 true JPH0243732Y2 (ja) 1990-11-20

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JP9243284U Granted JPS618139U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 ワイヤ−ドツト型プリンタヘツド

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JPS618139U (ja) 1986-01-18

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