JPH0243718Y2 - - Google Patents
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- JPH0243718Y2 JPH0243718Y2 JP1774084U JP1774084U JPH0243718Y2 JP H0243718 Y2 JPH0243718 Y2 JP H0243718Y2 JP 1774084 U JP1774084 U JP 1774084U JP 1774084 U JP1774084 U JP 1774084U JP H0243718 Y2 JPH0243718 Y2 JP H0243718Y2
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- urethane resin
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Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は塗装ウレタン樹脂床用の中間シートに
係り、更に詳しくは塗装ウレタン樹脂床において
ふくれ防止等を改善し、さらに施工作業性を向上
する為の中間シートに関するものである。
係り、更に詳しくは塗装ウレタン樹脂床において
ふくれ防止等を改善し、さらに施工作業性を向上
する為の中間シートに関するものである。
近年テニスコートや運動場等においては、コン
クリート面上にウレタン樹脂を直接塗装した塗装
ウレタン樹脂床や、屋上などの防水のためにウレ
タン樹脂を塗装する事が行なわれている。これら
の塗装ウレタン樹脂床においては、床にクツシヨ
ン性を付与するためにウレタン樹脂の塗装を3〜
4回繰り返し行なわなければならず、施工に多大
の手間を要する。
クリート面上にウレタン樹脂を直接塗装した塗装
ウレタン樹脂床や、屋上などの防水のためにウレ
タン樹脂を塗装する事が行なわれている。これら
の塗装ウレタン樹脂床においては、床にクツシヨ
ン性を付与するためにウレタン樹脂の塗装を3〜
4回繰り返し行なわなければならず、施工に多大
の手間を要する。
また、コンクリート平面上に直接ウレタン樹脂
層が形成されるものであるため、外気温の加熱に
よりコンクリート内の水分が膨張して水蒸気にな
つた場合には、この発生水蒸気の逃げ場がなく、
これがコンクリート面と塗装ウレタン樹脂層との
間の剥離の原因となり、床面に凹凸が発生するこ
とがあり、また、コンクリートに亀裂が入つた場
合ウレタン層も亀裂が入り、防水の機能をはたさ
なくなることがある。また、中間シートを下地に
貼る為の接着剤塗布作業の繁雑さや作業の均一化
が難かしい点がある。
層が形成されるものであるため、外気温の加熱に
よりコンクリート内の水分が膨張して水蒸気にな
つた場合には、この発生水蒸気の逃げ場がなく、
これがコンクリート面と塗装ウレタン樹脂層との
間の剥離の原因となり、床面に凹凸が発生するこ
とがあり、また、コンクリートに亀裂が入つた場
合ウレタン層も亀裂が入り、防水の機能をはたさ
なくなることがある。また、中間シートを下地に
貼る為の接着剤塗布作業の繁雑さや作業の均一化
が難かしい点がある。
本考案者は叙上の欠点を解消すべく研究の結
果、碁盤目状等の凹溝が片面に設けられたポリエ
チレンまたは、ポリプロピレン製の発泡体の凹溝
が設けられていない側に繊維織物、ポリエチレン
割布、または発泡体と貼り合わされる面と反対側
の面にコロナ放電処理が施されているポリエステ
ル、ナイロン、ポリエチレンまたはポリプロピレ
ンフイルムよりなる群から選択される1つを主材
とするウレタン樹脂との接着性向上及び強度補強
層が貼り合わされ、更に前記発泡体の凹溝が設け
られている面に粘着剤層が設けられているシート
を塗装ウレタン樹脂床用の中間シートとして用い
ることにより、クツシヨン性に富み、かつ凹凸の
発生が無く、コンクリートの亀裂においてもウレ
タン層の亀裂を防止できる塗装ウレタン樹脂床を
簡単な施工操作で得ることの出来ることを見いだ
し、かかる知見にもとずいて本考案を完成したも
のである。即ち本考案の要旨は、碁盤目状等の凹
溝が片面に設けられたポリエチレンまたは、ポリ
プロピレン製の発泡体の凹溝が設けられていない
側に繊維織物、ポリエチレン割布、または発泡体
と貼り合わされる面と反対側の面にコロナ放電処
理が施されているポリエステル、ナイロン、ポリ
エチレンまたはポリプロピレンフイルムよりなる
群から選択される1つを主材とするウレタン樹脂
との接着性向上及び強度補強層が貼り合わされ、
更に前記発泡体の凹溝が設けられている面に粘着
剤層が設けられていることを特徴とする塗装ウレ
タン樹脂床用の中間シートである。
果、碁盤目状等の凹溝が片面に設けられたポリエ
チレンまたは、ポリプロピレン製の発泡体の凹溝
が設けられていない側に繊維織物、ポリエチレン
割布、または発泡体と貼り合わされる面と反対側
の面にコロナ放電処理が施されているポリエステ
ル、ナイロン、ポリエチレンまたはポリプロピレ
ンフイルムよりなる群から選択される1つを主材
とするウレタン樹脂との接着性向上及び強度補強
層が貼り合わされ、更に前記発泡体の凹溝が設け
られている面に粘着剤層が設けられているシート
を塗装ウレタン樹脂床用の中間シートとして用い
ることにより、クツシヨン性に富み、かつ凹凸の
発生が無く、コンクリートの亀裂においてもウレ
タン層の亀裂を防止できる塗装ウレタン樹脂床を
簡単な施工操作で得ることの出来ることを見いだ
し、かかる知見にもとずいて本考案を完成したも
のである。即ち本考案の要旨は、碁盤目状等の凹
溝が片面に設けられたポリエチレンまたは、ポリ
プロピレン製の発泡体の凹溝が設けられていない
側に繊維織物、ポリエチレン割布、または発泡体
と貼り合わされる面と反対側の面にコロナ放電処
理が施されているポリエステル、ナイロン、ポリ
エチレンまたはポリプロピレンフイルムよりなる
群から選択される1つを主材とするウレタン樹脂
との接着性向上及び強度補強層が貼り合わされ、
更に前記発泡体の凹溝が設けられている面に粘着
剤層が設けられていることを特徴とする塗装ウレ
タン樹脂床用の中間シートである。
以下本考案の塗装ウレタン樹脂床用の中間シー
トについて、その具体的な構成を図示実施例に基
いて説明する。
トについて、その具体的な構成を図示実施例に基
いて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す。
本考案の塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1
は、碁盤目状等の凹溝7が片面に設けられたポリ
エチレンまたはポリプロピレン製の軟質又は半硬
質の発泡体層2の凹溝7が設けられていない側に
接着剤、ポリエチレン、ポリプロピレンなどより
なる層間接着層4を介して発泡体と貼り合わされ
る面と反対側の面にコロナ放電処理が施されてい
るポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、また
はポリプロピレンフイルムよりなる群から選択さ
れる1つよりなるウレタン樹脂との接着性向上及
び強度補強層3が貼り合わされており、更に発泡
体2の凹溝7が設けられている面に粘着剤層8が
設けられているものであり、粘着剤層8面に離型
紙9が積層されている。尚、この実施例において
は粘着剤層8は発泡体層2上に部分的に設けら
れ、粘着剤非コート部10が形成されている。
は、碁盤目状等の凹溝7が片面に設けられたポリ
エチレンまたはポリプロピレン製の軟質又は半硬
質の発泡体層2の凹溝7が設けられていない側に
接着剤、ポリエチレン、ポリプロピレンなどより
なる層間接着層4を介して発泡体と貼り合わされ
る面と反対側の面にコロナ放電処理が施されてい
るポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、また
はポリプロピレンフイルムよりなる群から選択さ
れる1つよりなるウレタン樹脂との接着性向上及
び強度補強層3が貼り合わされており、更に発泡
体2の凹溝7が設けられている面に粘着剤層8が
設けられているものであり、粘着剤層8面に離型
紙9が積層されている。尚、この実施例において
は粘着剤層8は発泡体層2上に部分的に設けら
れ、粘着剤非コート部10が形成されている。
本考案の塗装ウレタン樹脂床の中間シート1に
おいて、前記発泡体層2は、得られる塗装ウレタ
ン樹脂床に適度のクツシヨン性を具備せしめると
共にコンクリート床面から発生する水蒸気の通り
道の作用を奏するものであり、発泡体層2として
コンクリートの有しているアルカリに対して安定
性を示すポリエチレンまたはポリプロピレンより
なる発泡体を利用して得られる。通常2〜20mm程
度の厚さの発泡体層を使用することができる。
おいて、前記発泡体層2は、得られる塗装ウレタ
ン樹脂床に適度のクツシヨン性を具備せしめると
共にコンクリート床面から発生する水蒸気の通り
道の作用を奏するものであり、発泡体層2として
コンクリートの有しているアルカリに対して安定
性を示すポリエチレンまたはポリプロピレンより
なる発泡体を利用して得られる。通常2〜20mm程
度の厚さの発泡体層を使用することができる。
ここにおいて、発泡体の発泡状態すなわち、発
泡倍率や発泡体の気泡が単独気泡であるか、連続
気泡であるか等は、所望に応じて適宜選択される
ものである。また発泡体の片面に設ける、凹溝
は、施工後コンクリート中の水分が水蒸気となつ
た場合の通路となるものであり、第5図及び第6
図に例示するような形状に設けたものである。凹
溝7は、1〜5mmの深さが適当である。また、凹
溝7の巾や間隔は、碁盤目状等の凹溝形状や、発
泡体の硬さ等も含めて決めればよい。
泡倍率や発泡体の気泡が単独気泡であるか、連続
気泡であるか等は、所望に応じて適宜選択される
ものである。また発泡体の片面に設ける、凹溝
は、施工後コンクリート中の水分が水蒸気となつ
た場合の通路となるものであり、第5図及び第6
図に例示するような形状に設けたものである。凹
溝7は、1〜5mmの深さが適当である。また、凹
溝7の巾や間隔は、碁盤目状等の凹溝形状や、発
泡体の硬さ等も含めて決めればよい。
発泡体層2に貼り合わされているウレタン樹脂
との接着性向上及び強度補強層3は中間シート1
のその上面に形成される塗装ウレタン樹脂との接
着性を高め、且つ中間シート1の強度補強の作用
を果すものであり、この層は普通5〜200μ程度
の厚さに形成されていれば十分である。ウレタン
樹脂との接着性向上及び強度補強層3の発泡体層
2との積層はポリエステル、ナイロン、ポリエチ
レン、またはポリプロピレンフイルムを適当な接
着剤を介して発泡体層2の表面に貼り合わせる方
法、あるいはポリエステル、またはナイロンフイ
ルムにポリエチレン、またはポリプロピレンを貼
り合わせ、またはコートしたフイルムを発泡体層
2の表面に直接熱融着、接着して貼り合わせる方
法、あるいはポリエチレン、またはポリプロピレ
ンフイルムを単独で発泡体層2の表面に直接熱融
着して貼り合わせる方法等の手段で形成される
が、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ま
たはポリプロピレンフイルムの存在が、中間シー
ト1の上面に形成される塗装ウレタン樹脂層に悪
影響を及ぼすことがないように、それらのフイル
ム中にスリツプ剤や静電防止剤等の添加剤が存在
しないようにすることが好ましい。
との接着性向上及び強度補強層3は中間シート1
のその上面に形成される塗装ウレタン樹脂との接
着性を高め、且つ中間シート1の強度補強の作用
を果すものであり、この層は普通5〜200μ程度
の厚さに形成されていれば十分である。ウレタン
樹脂との接着性向上及び強度補強層3の発泡体層
2との積層はポリエステル、ナイロン、ポリエチ
レン、またはポリプロピレンフイルムを適当な接
着剤を介して発泡体層2の表面に貼り合わせる方
法、あるいはポリエステル、またはナイロンフイ
ルムにポリエチレン、またはポリプロピレンを貼
り合わせ、またはコートしたフイルムを発泡体層
2の表面に直接熱融着、接着して貼り合わせる方
法、あるいはポリエチレン、またはポリプロピレ
ンフイルムを単独で発泡体層2の表面に直接熱融
着して貼り合わせる方法等の手段で形成される
が、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ま
たはポリプロピレンフイルムの存在が、中間シー
ト1の上面に形成される塗装ウレタン樹脂層に悪
影響を及ぼすことがないように、それらのフイル
ム中にスリツプ剤や静電防止剤等の添加剤が存在
しないようにすることが好ましい。
次に第1図示の実施例において設けられていた
粘着剤非コート部10は下地のコンクリートから
発生する水蒸気等のガスの脱気をより良好ならし
め、確実にするために設けるものである。
粘着剤非コート部10は下地のコンクリートから
発生する水蒸気等のガスの脱気をより良好ならし
め、確実にするために設けるものである。
而して、本考案において発泡体の凹溝を有する
面に凹溝と連絡した脱気板もしくは脱気塔を装置
し、且つ発泡体を圧縮し、凹溝を浅くした状態で
粘着加工を行ない、粘着剤が凹溝内壁面に塗布さ
れ、凹溝が粘着剤によつてふさがれないような加
工法をとる場合には発泡体面全長にわたつて粘着
剤層2を設けることも可能である。しかし、前述
したように粘着剤非コート部10を設け、水蒸気
等のガスの脱気を確実にするのが好ましいもので
ある。
面に凹溝と連絡した脱気板もしくは脱気塔を装置
し、且つ発泡体を圧縮し、凹溝を浅くした状態で
粘着加工を行ない、粘着剤が凹溝内壁面に塗布さ
れ、凹溝が粘着剤によつてふさがれないような加
工法をとる場合には発泡体面全長にわたつて粘着
剤層2を設けることも可能である。しかし、前述
したように粘着剤非コート部10を設け、水蒸気
等のガスの脱気を確実にするのが好ましいもので
ある。
本考案において粘着剤層8としては耐候性の点
からアクリル系二液型粘着剤が好ましい。又塗布
量は20〜200g/m3が適当である。
からアクリル系二液型粘着剤が好ましい。又塗布
量は20〜200g/m3が適当である。
次に本考案において第2図示の如く、ポリエス
テル、ナイロン、ポリエチレン、またはポリプロ
ピレンフイルム3aのウレタン樹脂が塗装される
側にコロナ放電処理を施こし、且つコロナ放電処
理面5に、塗装ウレタン樹脂に対して接着性能を
有する熱可塑性合成樹脂層よりなる被覆合成樹脂
層6を設けて前記3層3a,5、及び6によりウ
レタン樹脂との接着性向上及び強度補強層3を形
成しても良い。
テル、ナイロン、ポリエチレン、またはポリプロ
ピレンフイルム3aのウレタン樹脂が塗装される
側にコロナ放電処理を施こし、且つコロナ放電処
理面5に、塗装ウレタン樹脂に対して接着性能を
有する熱可塑性合成樹脂層よりなる被覆合成樹脂
層6を設けて前記3層3a,5、及び6によりウ
レタン樹脂との接着性向上及び強度補強層3を形
成しても良い。
被覆合成樹脂層6は中間シート1の上面に形成
される塗装ウレタン樹脂層との間の接着強度を増
大させるためのもので、塗装ウレタン樹脂に対し
て接着性能を有する熱可塑性合成樹脂、例えばウ
レタン系、ポリエステル系、ポリエチレンイミン
系等の合成樹脂によつて、前述のポリエステル、
ナイロン、ポリエチレン、またはポリプロピレン
フイルム3aのコロナ放電処理面5に、厚さ0.01
〜5μ程度に形成されているものである。この被
覆合成樹脂層6と、ポリエステル、ナイロン、ポ
リエチレン、またはポリプロピレンフイルム3a
と、発泡体層2との積層構成は、例えば表面にコ
ロナ放電処理が施されているポリエステル、ナイ
ロン、ポリエチレン、またはポリプロピレンフイ
ルム3aのコロナ放電処理面5に、合成樹脂コー
ト法にて被覆合成樹脂層6が形成されているコー
トフイルムを、発泡体層2と貼り合わせるか、あ
るいは発泡体層2とポリエステルまたはナイロ
ン、ポリエチレン、またはポリプロピレンフイル
ム3aとの貼り合わせ積層シートのポリエステ
ル、ナイロン、ポリエチレンまたはポリプロピレ
ンフイルム3aの表面に、被覆合成樹脂層6を形
成する等の手段で形成されるものである。
される塗装ウレタン樹脂層との間の接着強度を増
大させるためのもので、塗装ウレタン樹脂に対し
て接着性能を有する熱可塑性合成樹脂、例えばウ
レタン系、ポリエステル系、ポリエチレンイミン
系等の合成樹脂によつて、前述のポリエステル、
ナイロン、ポリエチレン、またはポリプロピレン
フイルム3aのコロナ放電処理面5に、厚さ0.01
〜5μ程度に形成されているものである。この被
覆合成樹脂層6と、ポリエステル、ナイロン、ポ
リエチレン、またはポリプロピレンフイルム3a
と、発泡体層2との積層構成は、例えば表面にコ
ロナ放電処理が施されているポリエステル、ナイ
ロン、ポリエチレン、またはポリプロピレンフイ
ルム3aのコロナ放電処理面5に、合成樹脂コー
ト法にて被覆合成樹脂層6が形成されているコー
トフイルムを、発泡体層2と貼り合わせるか、あ
るいは発泡体層2とポリエステルまたはナイロ
ン、ポリエチレン、またはポリプロピレンフイル
ム3aとの貼り合わせ積層シートのポリエステ
ル、ナイロン、ポリエチレンまたはポリプロピレ
ンフイルム3aの表面に、被覆合成樹脂層6を形
成する等の手段で形成されるものである。
本考案において、ウレタン樹脂との接着性向上
及び強度補強層3としてコロナ放電処理が施され
ているポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、
またはポリプロピレンフイルムの代りにポリエス
テル、ナイロン、麻などの繊維織物、またはポリ
エチレン割布を用いても良い。
及び強度補強層3としてコロナ放電処理が施され
ているポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、
またはポリプロピレンフイルムの代りにポリエス
テル、ナイロン、麻などの繊維織物、またはポリ
エチレン割布を用いても良い。
第3図は発泡体層2に繊維織物やポリエチレン
割布よりなるウレタン樹脂との接着性向上及び強
度補強層3を接着剤やポリエチレン、ポリプロピ
レンなどの層間接着層4を介して貼り合せた中間
シートを示す。
割布よりなるウレタン樹脂との接着性向上及び強
度補強層3を接着剤やポリエチレン、ポリプロピ
レンなどの層間接着層4を介して貼り合せた中間
シートを示す。
次に第4図に本考案の塗装ウレタン樹脂床用の
中間シート1を使用して形成した塗装ウレタン樹
脂床を示す。下地のコンクリート11に本考案の
塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1を貼り合
せ、さらに塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1
上にウレタン樹脂12を塗つたものである。ここ
で、塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1を下地
のコンクリート11に貼り合せる場合、コンクリ
ート11面にあらかじめウレタン系湿気硬化型プ
ライマーなどをコーテイングしてプライマー処理
をほどこしておく事により下地のコンクリート1
1と塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1の接着
を良くすると共にコンクリートの強度を高めるこ
とができる。而してコンクリート11面にプライ
マー処理をほどこす場合において、コンクリート
11面にプライマーを部分的に塗布してプライマ
ー塗布を行なわない部分を作り、且つ部分的に粘
着加工を行なわれていない塗装ウレタン樹脂床用
の中間シート1を使用し、粘着剤層の一部がプラ
イマー塗布領域と重ならないようにコンクリート
11に塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1を貼
り合せることにより下地よりの蒸気等のガスの脱
気をより容易ならしめることも可能である。例え
ば第7、8図示のようにコンクリート11面に約
10〜50m/m巾の非プライマーコート部13を介
して約1m巾のプライマーコート部14を設け、
その上に第9、10図示のような発泡体2面上に
シートの流れ方向に沿つて10〜30mm巾の粘着剤非
コート部10を介して100〜500mm巾の粘着剤層8
を設けた塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1を
第11図示の如く貼り合わせることにより、コン
クリート11面にプライマー及び粘着剤のない領
域15を形成し、この領域より水蒸気等のガスが
脱気し得る構造とすることができる。
中間シート1を使用して形成した塗装ウレタン樹
脂床を示す。下地のコンクリート11に本考案の
塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1を貼り合
せ、さらに塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1
上にウレタン樹脂12を塗つたものである。ここ
で、塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1を下地
のコンクリート11に貼り合せる場合、コンクリ
ート11面にあらかじめウレタン系湿気硬化型プ
ライマーなどをコーテイングしてプライマー処理
をほどこしておく事により下地のコンクリート1
1と塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1の接着
を良くすると共にコンクリートの強度を高めるこ
とができる。而してコンクリート11面にプライ
マー処理をほどこす場合において、コンクリート
11面にプライマーを部分的に塗布してプライマ
ー塗布を行なわない部分を作り、且つ部分的に粘
着加工を行なわれていない塗装ウレタン樹脂床用
の中間シート1を使用し、粘着剤層の一部がプラ
イマー塗布領域と重ならないようにコンクリート
11に塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1を貼
り合せることにより下地よりの蒸気等のガスの脱
気をより容易ならしめることも可能である。例え
ば第7、8図示のようにコンクリート11面に約
10〜50m/m巾の非プライマーコート部13を介
して約1m巾のプライマーコート部14を設け、
その上に第9、10図示のような発泡体2面上に
シートの流れ方向に沿つて10〜30mm巾の粘着剤非
コート部10を介して100〜500mm巾の粘着剤層8
を設けた塗装ウレタン樹脂床用の中間シート1を
第11図示の如く貼り合わせることにより、コン
クリート11面にプライマー及び粘着剤のない領
域15を形成し、この領域より水蒸気等のガスが
脱気し得る構造とすることができる。
本考案の中間シート及び該中間シートを使用し
た塗装ウレタン樹脂床の施工は以上の通りの構成
からなるもので、ウレタン樹脂の塗装の厚さに関
係なく、高度の、かつ恒久性を有するクツシヨン
性を具備する塗装ウレタン樹脂床を、簡単な施工
操作で得ることが出来る。
た塗装ウレタン樹脂床の施工は以上の通りの構成
からなるもので、ウレタン樹脂の塗装の厚さに関
係なく、高度の、かつ恒久性を有するクツシヨン
性を具備する塗装ウレタン樹脂床を、簡単な施工
操作で得ることが出来る。
また、本考案の中間シートを利用した塗装ウレ
タン樹脂床の施工の際に、該塗装ウレタン樹脂床
の端の方に、塗装ウレタン樹脂層と中間シートと
を貫通する小穴を穿設して置くだけで、コンクリ
ート内から発生する水蒸気が、中間シート中の発
泡体層に形成された凹溝7を通して散逸するた
め、コンクリート内から発生する水蒸気に起因す
る塗装ウレタン樹脂層の剥離が抑止され、塗装ウ
レタン樹脂床面に発生する凹凸が防止されるとい
う作用、効果も有する。
タン樹脂床の施工の際に、該塗装ウレタン樹脂床
の端の方に、塗装ウレタン樹脂層と中間シートと
を貫通する小穴を穿設して置くだけで、コンクリ
ート内から発生する水蒸気が、中間シート中の発
泡体層に形成された凹溝7を通して散逸するた
め、コンクリート内から発生する水蒸気に起因す
る塗装ウレタン樹脂層の剥離が抑止され、塗装ウ
レタン樹脂床面に発生する凹凸が防止されるとい
う作用、効果も有する。
また、コンクリートに亀裂が入つても発泡体層
で亀裂がとまりウレタン層までおよばない等の効
果も有る。
で亀裂がとまりウレタン層までおよばない等の効
果も有る。
第1図ないし第3図は本考案の第1ないし第3
実施態様を示す断面図、第4図は第2図示の中間
シートを利用して施工された塗装ウレタン樹脂床
の一例を示す断面図であり、第5図及び第6図
は、発泡体層の凹溝の例を示す斜視図、第7図及
び第8図は部分的にプライマーコートされたコン
クリートを示し、第7図は平面図、第8図は断面
図、第9図及び第10図は非粘着部を有する中間
シートを示し、第9図は斜視図、第10図は第9
図示のA−A線矢視断面図、第11図は部分的に
プライマーコートされたコンクリート面に中間シ
ートを貼り合わせた状態を示す平面図である。 1……中間シート、2……ポリエチレン又はポ
リプロピレンの発泡体層、3……ウレタン樹脂と
の接着性向上及び強度補強層、4……層間接着
層、5……コロナ放電処理面、6……被覆合成樹
脂層、7……凹溝、8……粘着剤層。
実施態様を示す断面図、第4図は第2図示の中間
シートを利用して施工された塗装ウレタン樹脂床
の一例を示す断面図であり、第5図及び第6図
は、発泡体層の凹溝の例を示す斜視図、第7図及
び第8図は部分的にプライマーコートされたコン
クリートを示し、第7図は平面図、第8図は断面
図、第9図及び第10図は非粘着部を有する中間
シートを示し、第9図は斜視図、第10図は第9
図示のA−A線矢視断面図、第11図は部分的に
プライマーコートされたコンクリート面に中間シ
ートを貼り合わせた状態を示す平面図である。 1……中間シート、2……ポリエチレン又はポ
リプロピレンの発泡体層、3……ウレタン樹脂と
の接着性向上及び強度補強層、4……層間接着
層、5……コロナ放電処理面、6……被覆合成樹
脂層、7……凹溝、8……粘着剤層。
Claims (1)
- 碁盤目状等の凹溝が片面に設けられたポリエチ
レンまたは、ポリプロピレン製の発泡体の凹溝が
設けられていない側に繊維織物、ポリエチレン割
布、または発泡体と貼り合わされる面と反対側の
面にコロナ放電処理が施されているポリエステ
ル、ナイロン、ポリエチレン、またはポリプロピ
レンフイルムよりなる群から選択される1つを主
材とするウレタン樹脂との接着性向上及び強度補
強層が貼り合わされ、更に前記発泡体の凹溝が設
けられている面に粘着剤層が設けられていること
を特徴とする塗装ウレタン樹脂床用の中間シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1774084U JPS60130028U (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | 塗装ウレタン樹脂床用の中間シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1774084U JPS60130028U (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | 塗装ウレタン樹脂床用の中間シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60130028U JPS60130028U (ja) | 1985-08-31 |
JPH0243718Y2 true JPH0243718Y2 (ja) | 1990-11-20 |
Family
ID=30505726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1774084U Granted JPS60130028U (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | 塗装ウレタン樹脂床用の中間シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60130028U (ja) |
-
1984
- 1984-02-10 JP JP1774084U patent/JPS60130028U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60130028U (ja) | 1985-08-31 |
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