JPH0243533B2 - - Google Patents

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JPH0243533B2
JPH0243533B2 JP50206382A JP50206382A JPH0243533B2 JP H0243533 B2 JPH0243533 B2 JP H0243533B2 JP 50206382 A JP50206382 A JP 50206382A JP 50206382 A JP50206382 A JP 50206382A JP H0243533 B2 JPH0243533 B2 JP H0243533B2
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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Description

請求の範囲 1 (a) 間隔を置いて隣接する鋸歯状突起の鋸歯
状周辺をもつ放熱用円板を回転させ、 (b) 鋸歯状突起を熔融物の上及び中に接触させ、 (c) 鋸歯状突起を、熔融状物質の中で堰手段を通
り過ぎかつそれと近接させて動かし、その間、
熔融状物質の一部を隣接鋸歯状突起間の空間の
中に推進させ、 (d) 熔融状物質の部分の各々に少くとも一つの側
面に対して堰の表面によつて作用を与え、その
間、隣接鋸歯状突起間の空間の中で各々の部分
を少くとも部分的に粒子へと固化させることに
よつて、熔融状物質の各部分を粒子に成型し、 (e) 鋸歯状突起を堰の近傍を通りすぎて動かし、 (f) 各々の粒子を隣接鋸歯状突起間の空間から外
す、 ことから成り立つ、熔融状物質から粒子を製造す
る方法。
2 工程(b)において接触する上記熔融状物質を熔
融物プールの中に入れる、請求の範囲第1項に記
載の方法。
3 堰手段が鋸歯状突起が通過する溝をもつ、請
求の範囲第1項に記載の方法。
4 鋸歯状突起が溝の表面と接して通過する、請
求の範囲第3項に記載の方法。
5 円板がテーパー付きの縁をもつ、請求の範囲
第1項に記載の方法。
6 縁のテーパー角度が60゜と120°の間の範囲に
ある、請求の範囲第5項に記載の方法。
7 縁のテーパー角度が約90゜である、請求の範
囲第5項に記載の方法。
8 堰手段の熔融状物質の表面の下に一端をも
ち、その端が回転円板の半径に実質上平行であ
り、かつ回転円板の同じ半径上で回転円板の周辺
に対して切線方向である表面をもつ溝を有する、
請求の範囲第1項に記載の方法。
9 放熱用円板の回転速度が15rpmと100rpmの
間である、請求の範囲第1項に記載の方法。
10 熔融状物質が金属である、請求の範囲第1
項に記載の方法。
11 金属がマグネシウム、亜鉛または錫から成
る群から選ばれる、請求の範囲第10項に記載の
方法。
12 (a) 熔融状物質を支持する手段、 (b) 間隔を置いて隣接する鋸歯状突起の鋸歯状周
辺をもつ放熱用円板部材、 (c) 円板部材をその回転軸の周りに回転させる手
段、 (d) 円板部材を熔融状物質に対して相対的に昇降
させる手段および (e) 熔融状物質の表面下の位置でかつ円板周辺に
協同的に働くよう近接している堰手段、 から成り立つ、熔融状物質から粒子を製造する装
置。
13 堰手段を円板に相対的に調節可能状態で支
持する、請求の範囲第12項に記載の装置。
14 堰手段が熔融状物質中に支持されたブロツ
クから成り;そして、それを貫通する一つの溝を
もち、このブロツクが、円板部材の鋸歯状突起が
円板部材回転中に溝の側面と近接して通過するよ
うに位置し、かつ溝と熔融状物質表面下の一つの
位置との間を連通する一つの開口とをもつ、請求
の範囲第12項に記載の装置。
15 堰手段が放熱用円板部材の回転中に鋸歯状
突起が通過する溝をもつ、請求の範囲第12項に
記載の装置。
16 堰手段が熔融状物質に対して不活性である
材料で構成される、請求の範囲第12項に記載の
装置。
17 円板がテーパー付きの縁をもつ、請求の範
囲第12項に記載の装置。
18 テーパー付き縁の夾角が60゜と120゜の間の
範囲にある、請求の範囲第17項に記載の装置。
19 テーパー付き縁の夾角が約90゜である、請
求の範囲第17項に記載の方法。
20 各々の鋸歯状突起が円板部材の回転軸の周
りに放射状回転で動く二つの面を含み、一つは回
転を先導する面であり、もう一つは回転の後を追
う面である、請求の範囲第12項に記載の装置。
21 回転における前進面が円板部材の回転軸を
貫通する一つの平面の中にある、請求の範囲第2
0項に記載の装置。
22 前進面が円板部材の回転の方向において円
板の周辺で前方へすくい角をつけられている、請
求の範囲第20項に記載の装置。
23 前進面が円板部材の回転方向から円板周辺
において後向きにすくい角をつけられている、請
求の範囲第20項に記載の装置。
24 前進面が、円板回転軸を貫通する一つの放
射方向平面に関して凹面である、請求の範囲第2
0項に記載の装置。
〔発明の要旨〕 発明の総括 本発明は個々の鋸歯状突起を周辺にもつ回転部
材を使用することによつて熔融物質の供給物から
直接的に粒状物を製造する方法と装置に関するも
のである。この鋸歯状突起の前面は、熔融物と接
触し、および鋸歯の各面によつて堰手段の一つの
表面の効果を受けながら形成されるくぼみ中に一
部を推し進める。これらの鋸歯状突起はこの堰手
段と近接して通過する。
本明細書で使用するときには、粒状物及び粒子
という言葉は約1mmから5mmの範囲にある物質の
個々の物体のことをいい、この粒径範囲の小さい
方の寸法において、この言葉はそれら小粒径のた
めにしばしば粉末と呼ぶ。
簡単にかつ総括していえば、本発明は熔融物質
から粒状物を製造する方法を含み、その方法は、
間隔を置いて隣り合う鋸歯状突起の鋸歯状周辺を
もつ放熱用円板を回転し、続いて鋸歯状突起を熔
融物質中に動かし、次いで鋸歯状突起を熔融物質
中の一つの堰手段を過ぎてかつそれに近接して動
かし、その間の熔融物の部分を隣り合う鋸歯状突
起の間の空間の中に推し進め、次いで熔融物質の
各部分を堰手段の表面と作用させることにより鋸
歯状突起間の空間内の各粒子を少くとも部分的に
固化させながら粒子に成型し、その鋸歯状突起を
堰の近傍を通り越して動かし、そして各粒子を隣
接する鋸歯状突起間の空間から外す、ことから成
り立つている。
本発明の装置は熔融物から直接的に粒状物を生
成させる装置から成り、その装置は、間隔を置い
て隣接する鋸歯状突起の鋸歯状円辺をもつ放熱用
円板、この放熱用円板部材の下方で熔融物質を支
持する手段、この円板部材を回転する手段、熔融
物質に対して相対的に円板部材を昇降させる手
段、並びに熔融物質の表面下の位置で円板周辺に
近接した位置で支持されている堰手段、から成り
立つている。
近年、きわめて微細な粒状物または粉末をつく
る方法及び装置に対して注目が向けられてきた。
これらの粒子は熱間等静圧圧縮、半熔融、熱時押
出、あるいは熱時鋳造及び圧延法による、冷間加
工熱処理材料と同等またはそれより良好な性質を
もつ製品を生ずる合体化にしばしば有用である。
しかし、さらに近年では、材料取扱いの容易さの
ために粉末よりも大きい粒状物に興味がもたれて
きた。
また粉末より大きい制御した寸法の粒状物にお
いては、一つの材料を他の材料とを両材料が固体
状態にあるときに混合するときの秤量の容易さを
含めてその他の利点が存在する。また粒状物は、
固相線の丁度下の温かい温度に維持する場合に
は、冷却及びその後の再加熱をせずに合体化させ
得るかもしれない。
米国特許第3838185号、同第3904344号、同第
4242069号、及び第4124664号において示されるよ
うな各種の変形において、メルトエキストラクシ
ヨン方法は粉末形及びフレーク形で約1mmから2
mmまたはそれ以下の範囲の微細粒状物をつくるの
に用いられてきた。このメルトエキストラクシヨ
ン法はこれらの小粒子あるいは微粒子の製造によ
く適しているが、本発明の方法はやや大きい寸法
の均一粒子の制御された生産によりよく適してい
ることが発見された。
それゆえ、本発明の一つの目的は鋸歯状周辺を
もつ回転円板上で急速連続式に熔融材料から直接
に各粒子を成型及び形成させることによつて粒状
物を提供することである。この装置を適切に構成
することによつて予め選んだ形と寸法に粒状物を
形成させることがもう一つの目的である。
本発明の方法と装置は、放熱用円板周辺の部分
が熔融物質のプールと接触しながら比較的僅かな
固化がおこるという点において前述のメルトエキ
ストラクシヨン方法とは区別される。その代り、
熔融物質の一部は鋸歯状突起物の輪郭及び形状に
よる二側面またはそれより多くの側面並びに堰手
段の表面によるその他の一つまたはそれより多く
の側面の上で形成される一つのくぼみへプールと
の接触から推し出される。円板周辺上の鋸歯状突
起は堰手段の面に近接しかつそれらと協同的に働
きながら通つて、短時間の間多側面のくぼみをつ
くり出し、この中で熔融状部分の大部分が一つの
成型粒子へ固化する。このことは粒子の事実上全
部が熔融プールと接して固化するメルトエキスト
ラクシヨン法と対照的である。
本発明の方法においては、物質を粒状物へ形成
させることは熔融状態から直接的に実施され、従
つて熔融状態において熔融金属及び熔融合金と似
た性質をもつ無機化合物が実質上同じようにして
成形されてよい。熔融金属と類似していることが
好ましい性質は熔融状態での粘度と表面張力であ
り、また熔融ガラスがもつ連続範囲の粘度特性よ
りむしろ実質上明確な熔融をもつことである。本
発明のための種類に適合しかつこのような性質を
もつ物質は好ましくはケルビン度での平衡融点の
25%以内の温度にあるときにその熔融状態におい
て10-3から1ポイズの範囲の粘度をもち、かつ同
じ温度範囲において10から2500ダイン/cmの程度
の表面張力をもつ。
さらに、本発明は、たとえ合金中のある成分の
最初の固化温度(液相線温度)と最低融点組成物
が固化して完全に固体物質を生ずる温度(固相線
温度)との間に広い温度領域を示すとしても、こ
の種の金属合金についても操作可能である。定義
のために、このような合金はたとえ液相線温度と
固相線温度との間の温度においていくらかの液状
物質が存在するとしても液相線の近傍で「熔融
状」である。ある場合には、激しく撹拌した合金
は工程操作をうまくやるための液相線温度以下で
十分に熔融状であると考えられる。
けれども、固化はくぼみの中でおこるので、液
相線温度と固相線温度の間の広範囲は均一粒状物
の生産を維持しながら許容され得ると信じられ
る。
これ以上の本発明の特色、利点及び理解は以下
の図面と詳細記述から明らかになるであろう。
図面の説明 第1図は本発明の装置の半模型的立面図であつ
て、周辺上に鋸歯状突起をもつ回転する放熱用円
板部材を示し、この周辺上で熔融物質から粒状物
を生成させるために本発明の方法を実施する。
第2図は第1図の線2−2に沿つてとつた、放
熱用円板部材の拡大断面図である。
第3図は本発明の装置においてこの方法によつ
てつくられる粒状物の一つの形の透視図である。
第4図は本発明のもう一つの具体化に従つて配
置した堰手段を通過する一つの鋸歯状突起の先端
の拡大断面図であり、 第5図は第4図の具体化に従つてつくつた粒子
の透視図である。
第6図はさらにもう一つの具体化に従う円板部
材の一部の拡大立面図である。
第7図は第6図の線7−7に沿つてとつた拡大
断面図である。
第8図は第6図及び第7図に示される本発明の
具体化に従つてつくつた粒子の透視図である。
第9図は本発明の別の具体化の円板部材の一部
並びにそれが通過する堰手段の拡大立面図であ
る。
第10図は本発明の装置の別の具体化を示す熔
融物容器装置の立面図である。
本発明の詳細な記述 粒状物製造方法を実施する方法と装置を第1図
の一つの具体化において示す。
熱抜き取り円板部材20を熔融物質21のプー
ルの上方で回転させる。
円板20を図示していない電動機、ギアボツク
ス、その他のような慣用タイプの伝達装置を通じ
て連結したシヤフト22上で回転させる。熔融物
21と呼ぶ熔融物質の供給物はその熔融温度以上
の温度へ加熱するための要素24をもつ容器23
によつて加熱及び内容される。
熔融物質プール中の熔融物の調製は米国特許第
3838185号に開示されている。それと関連する装
置制御も示されている。その特許は同一譲受人へ
譲渡されていて本明細書を適切に理解するために
必要なものとしてここに組み入れられている。
円板20の外側「周辺」縁には鋸歯状突起ある
いは歯25(時には同義語としてここでは呼ぶ)
が取付けられている。各々の歯25は前縁26と
後縁27をもつている。この「前」及び「後」は
第1図において矢印に従つて時計回りである円板
20の回転方向のことをいう。
円板20とシヤフト22は熔融物21の表面2
8に対して相対的に昇降できるように配置されて
いる。適切な条件下で操作するときには、シヤフ
ト22と表面28の間の距離を減らし、円板20
の周辺を表面28の中に下げ、鋸歯状突起25の
前縁26を熔融物21の中に浸漬し、円板部材2
0の回転方向に前方へ熔融物21を推し進めかつ
(または)すくわせる。
第1図と第2図を参照すると、堰手段30は、
板状部材として示されているが、円板部材の下で
かつ鋸歯状突起25の近傍で支持されている。こ
の堰手段30はその一端31で熔融物21の表面
28の下に浸漬し、容器23の壁32のような適
当な手段33によつて支持されている。支持手段
33は堰30の位置を壁の湾曲によるような方法
で角度と圧力を調節し得るよう構成されている。
この調節は堰手段30と鋸歯状突起との接触また
はその近傍における変化を考慮している。また、
浸漬の深さまたは熔融物21中の端31の位置も
変え得る。
容器23と堰手段30は物質21の熔融状態温
度領域の中で熔融しない材料から構成されてい
る。あとで論ずるように、熔融物質は錫またはア
ルミニウムのような金属であつてよく、その場合
には容器23と堰手段30とはセラミツクスであ
るか黒鉛であつてよい。
第1図及び第2図に示す一つの好ましい具体化
においては、堰手段30は底36と側面37とを
もつ一つの溝35で以て構成され、円板20は夾
角θをもつ周辺縁29の方へ一つのテーパーをも
つて構成されている。
溝35の底36は好ましくは一般的に、鋸歯状
突起が円板20上でシヤフト22の中心の周りに
回転するときに鋸歯状突起25の縁29によつて
つくられる周辺に適合している。
熔融物21中を通る鋸歯状突起25の連続した
動きにおいて、熔融物21の部分40は一つの歯
25の前縁26とその前の歯の後縁27とによつ
て形成されるくぼみの中に推し進められる。前縁
26が端31を通過するとき、部分40は溝35
の中へ推進される。鋸歯状突起25の両側面は側
面37に近接して溝35中を動き続けるので、部
分40はそれを取り囲む各面、すなわち、溝35
の両側面37及び鋸歯状突起の前縁及び後縁26
及び27からつくられる形態をとる。同時に、部
分40の縁表面において部分的固化がおこる。
円板部材20の連続する回転は鋸歯状突起25
と部分40とを堰手段30の頂部において溝から
出させる。固化がそれぞれ前面及び後面26及び
27に対しておこるので、固化部分40はこれら
の表面へくつつき粒子41として円板部材20上
に沿つて運ばれる。
さらに回転したある便利な位置において、鋸歯
状突起をこする手段が第1図において示されてい
る。ブラシ状フアイバー46でできたワイパーホ
イール45は面26と27をこすつて粒子41を
外す位置においてシヤフト47上で回転する。
図示の具体化においては、シユート48が粒子
41を容器49の中に受けて方向をかえるように
置かれている。
ホイール45はどちらの方向に回転してもよ
く、粒子は鋸歯状突起25から、円板部材20の
周辺よりも早い速度でホイールが回転するとき以
外は追い出されることが発見されたが、しかし、
接触表面が同方向に動く場合に、その突き出しは
より均一で制御されたものとなる。
本発明の方法の操作において、部分40は溝3
5内までは大ていは液状のままである。この部分
40の固化はそれらが溝35中を通過する間にお
こる。これは、主要な固化が放熱用円板部材が熔
融物質表面に接触した時点で急速におこり生成物
は熔融物を離れると本質的に固化するメルトエキ
ストラクシヨン法と対照的である。これらの部分
は鋸歯状突起と溝とによつて形成されるくぼみの
中に注型され形成されるので、メルトエキストラ
クシヨンよりも遅い速度においてそして直径20cm
の円板部材(直径18インチ)上で約15rpmと
100rpmの間の範囲において操作することができ
る。この速度は堰の溝の中の切線速度が約30ない
し200フイート/分(約9と60m/分)に換言で
きる。好ましい速度範囲は20から40rpmである。
この速度範囲において、工程はよく制御され、前
縁26は熔融物21の表面28と90゜または約90゜
の角度で接触するが、乱れは問題でない。
本法の操作において、鋸歯状突起25が熔融物
21の中に入る近傍並びにそれらの推進作用がお
こる位置をこえた場合において、熔融物21は鋸
歯状突起25が運動しつつある方向に動く傾向が
ある。堰手段30の端31はこの運動に抵抗し堰
として作用し熔融物質21を鋸歯状突起25の前
縁及び後縁の間の空間の中に昇らせる役目をす
る。
本発明の方法は堰手段30が溝を全くもたない
装置において操作可能であることが発見された。
この実施の場合、堰手段30は端29の近傍に持
つてくる。端31の堰作用は堰25の間のくぼみ
の中に部分40を昇らせかつ工程が完了するまで
円板20の周辺上に運ばせる。堰手段30が溝を
付与されていない本発明の実施は、二面だけすな
わち鋸歯状突起の前縁と後縁に接する面だけの上
で寸法的に制御された表面をもつ精巧でない生成
物を生ずる。それ故広い意味においては、本発明
は鋸歯状突起の面の間の部分に対して容器効果を
及ぼすことによつて実施され得るものであると思
われる。このように、これらの部分は少くとも一
つの面の上に堰の一つの表面の影響を受けさせ、
その間鋸歯状突起のくぼみの中で各粒子を少くと
も部分的に固化させることによつて粒子に成型さ
れる。
本発明の実際においては、鋸歯状突起は堰を通
り過ぎかつ近接して動き、その間物質は熔融状態
にある。この近接の度合は、円板周辺上の鋭つた
歯と溝のない堰手段とで以て実施するときのよう
な一つの点に近いものにすぎないものから、縁に
テーパをつけた円板の歯を堰手段中の嵌合溝の中
で回転させかつ堰装置を歯の側面と溝の側面との
間のすべり接触が存在するまで上げる場合の状況
まで、変り得る。
それ故、近接という言葉を使うときには、「操
作可能状態に近づいていること」から「すべり接
触」を含む、構成と工程操作とから成る全範囲に
わたることを意図している。堰が周辺部と近接す
るときには、鋸歯状突起の間隔を置いたくぼみの
中の部分に対してある効果がつくり出されること
が発見されたのである。この効果は堰と円板との
間に一つの協同動作を提供して熔融状物質を鋸歯
状突起の空間の空間の中にとぢこめる。
第2図を参照すると、円板部材20はそれの内
部に冷却剤を循環させる手段をもつ中空体として
示されていて、それによつて円板部材と縁29を
一度熱的平衡が確立されると一定温度に保持す
る。冷却剤の流速を決定する装置は、本発明が広
い範囲の円板部材温度において操作可能であるの
で、当業者にとつては容易に見付け得るものであ
る。円板部材20は中空50と冷却剤が矢印で示
すようにまわりを循環する邪摩板51とを備えて
いる。
第3図に示すように、一つの四面体の形の粒子
41は鋸歯状突起25の二つの面26と27及び
溝35の両側面37とによつて形成される。例と
して、一つの面が0.125インチ(3.2mm)の寸法の
等辺形の四面体は第1図の装置において本発明の
方法によつてつくられる代表的粒子である。
第4図と第5図を参照すると、五側面の三角粒
子52は、はめ合いの矩形状溝55中を通る面取
りのない面54をもちかつ第1図の円板部材20
上で示される鋸歯状突起25と同じ立面構成の鋸
歯状突起をもつ円板部材53によつてつくられ
る。
第6図、第7図及び第8図を参照すると、本発
明の別の具体化において、円板部材60には、熔
融物64の表面の下で堰手段63の溝62中を通
過するように構成した鋸歯状突起61が備えられ
ている。溝62には端66において傾斜した入口
65が備えられている。
鋸歯状突起61は四つの相互に交わる正面表面
で構成され、外側の外周面67と、前面69及び
後面70とによつて連がれた内側の外周面68を
含んでいる。前面69は回転方向に関して後向き
にすくい角をもつている。円板部材60の縁は角
θのテーパーがついている。鋸歯状突起61は溝
71の両側面に近接して溝62の中を通過する。
熔融物質の部分72は前面69、後面70及び両
側面71によつて形成されるくぼみの中に推し進
められる。粒子75は第8図に示すように6個の
側面をもつて形成される。
第9図に示す本発明のもう一つの具体化におい
ては、鋸歯状突起25′は堰手段30′の中の溝3
6′中を通過する。熔融物質21′の部分40′は
鋸歯状突起25′の前縁26′と後縁27′とによ
つて形成されるくぼみの中に推進される。本具体
化においては、前縁26′は半径Rの凹面であり、
部分40′の推進の際にすくい作用が増す。また、
前縁26′は回転方向に前向きにすくい角がつけ
られている。
第9図を参照するとき、粒子41′の外面は溝
36′から僅かに後退した表面42をもつように
示されている。ある種の条件の下での工程操作に
おいては冷却工程中に収縮がおこることが見出さ
れた。部分40′の縁において利用し得る物質の
過剰が全く存在しない場合には、ある程度の収縮
がおこつて表面42を僅かに後退させる。
本発明のさらにもう一つの具体化は第10図に
示されているが、ここでは、鋸歯状突起81をも
つ放熱用円板は堰83の中の溝82を通過する。
堰手段83は加熱装置86をもつ容器85の中に
保持した熔融物質84のプールの中に支持または
浮遊している。漏斗状の形の入口91をもつ開口
90は容器85と溝82の間に通じている。
運転に際しては、熔融物質84は開口90を通
つて溝82の側面と鋸歯状突起81とによつて形
成されるくぼみの中へ上向きに昇り、そこで部分
は溝82を通りホイールの周辺上に外向きに推進
され、本発明の他の具体化について前述したのと
同じように粒子41′に成型される。
熔融物21に関して言及した熔融物質の供給は
元素状金属、金属合金、あるいは無機化合物で構
成されていてよい。過熱の程度は工程操作に影響
するが、使用物質の平衡融点(度Kで示す)の25
%以内の温度にある熔融物については操作中の熔
融物温度の精密調節を必要とせずに、実質的に均
一な粒子をつくることができることを発見した。
好ましい温度のこの定量的な定義は通常は所望熔
融物温度を含んでいるが、この方法は普通でない
熔融物温度あるいは温度調節を必要としないこと
を理解するべきである。それ故、金属の工程は慣
用的な注型温度にある金属及び金属合金で以て操
作が可能であると信じられる。熔融物は薄い保護
フラツクス被覆を持つて、粒子41の形成を実質
的に乱すことなしに周囲雰囲気との過度の反応を
妨げるものであつてよい。望ましい場合または必
要な場合、装置の簡単さは熔融物及び粒子をとり
まくよう不活性雰囲気を提供する単純容器(図示
せず)の使用を可能とする。
処理し得る物質の種類は、度Kで示す平衡融点
の25%以内の温度において以下の性質の熔融物質
必要項目を満たす大ていの金属並びに化学的化合
物及び元素であると信じられる。その必要項目は
10から2500ダイン/cmの範囲の表面張力、10-3
ら1ポイズの範囲の粘度、合理的に明確な融点
(すなわち、不連続な温度対粘度曲線)である。
さらに本発明の方法がメルトエキストラクシヨ
ンと対照的であるのは、本発明は厚さが大きい厚
切木片状の粒子に理想的に適しており、その形状
は調節可能であり注入するときにより密に詰まる
ものである。メルトエキストラクシヨンによつて
つくられる厚い粒子は放熱用円板の周辺の周り及
び一部には側面上に金属が固化する結果として内
部に巣をもつ傾向がある。これらの巣は追加的な
表面を付与し粒子の充填密度を小さくする。本発
明はこれらの問題を回避するものである。本発明
の最も重要な利点は比較的小さい円板速度におけ
るより高い生産性である。本発明の装置と方法に
おいて、振動と関連する問題はその低運転速度の
ために消滅する。
上述の諸具体例は円板20の一般的周辺領域の
断面形を変え得ることを開示している。しかし、
テーパー付きの周辺をもつことの利点が存在す
る。このことは、もし僅かな圧力下で適切な位置
に保持する場合には、堰の輪郭を歯の側面へかな
り密接に適合させる。もし歯の側面が円筒軸に対
して垂直である場合には、歯の側面と堰表面との
間の間隙を最小へ保持し得るよう精密な機械仕上
げを必要とする。テーパー付きの歯と堰装置中の
テーパー付きの溝の場合には、溝または歯の摩耗
はすべて、堰を僅かな圧力によつて歯と接触させ
て保持するとすれば堰装置の運動によつて補償さ
れる。テーパーの角度は理想的には約90゜である
べきであるが、しかし60゜と120゜の間の角度の場
合でも良好な成績を得ることができると信じられ
る。
大きい直径の円板を用いることは、粒子が外れ
る前に冷却のためにより長い時間を与えるので利
点であるかもしれないが、しかし、約6インチ
(約15cm)より著しく小さい円板には恐らく利点
はない。
上記明細書及び引用の従来技術の教示と関連し
て以下の特定実施例は当業者が本発明の実施並び
に本発明に関して現在知られていることの理解を
可能とするのに十分なものである。
実施例 熔融錫を入れた空気雰囲気中の熔融物プール装
置を用いて粒子をつくつた。直径8インチで単一
エツジの軟鋼製の熱抜き取り円板を20rpmから
40rpmの速度で回転させ、熔融物のプールの表面
の中に下げた。鋸歯状突起の高さ(すなわち、歯
の底から歯の頂上までの放射方向距離)は1/8イ
ンチ(3.2cm)でθ=90゜であつた。第3図に示す
形をもつ良好な粒状生成物がつくられた。
実施例 650〓(343℃)と780〓(415℃)の間の温度で
錫−30W/O亜鉛合金〔固相線は450〓(232℃)、
液相線は610〓(321℃)に等しい〕を用いて同じ
装置中でまた良好な生成物がつくられた。
実施例 実施例と同じ装置を用い、1150〓(621℃)
の融点で以て、マグネシウム合金AZ91Bについ
て良好な生成物がつくられた。この実施例におい
ては装置は一つのハウジングにかこまれ、製品は
保護的雰囲気中でつくられた。
本発明は好ましい具体化と実施例に関して特定
的に開示したが、ここに示した概念の修正及び変
更は当業者にとつて可能である。このような修正
及び変更は本発明及び付属の請求の範囲の中にあ
ると考えられる。
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JPS589323B2 (ja) * 1977-04-20 1983-02-21 三井造船株式会社 溶融スラグによる蒸気発生装置
US4154284A (en) * 1977-08-22 1979-05-15 Battelle Development Corporation Method for producing flake
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