JPH0243231B2 - - Google Patents

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JPH0243231B2
JPH0243231B2 JP7843081A JP7843081A JPH0243231B2 JP H0243231 B2 JPH0243231 B2 JP H0243231B2 JP 7843081 A JP7843081 A JP 7843081A JP 7843081 A JP7843081 A JP 7843081A JP H0243231 B2 JPH0243231 B2 JP H0243231B2
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impedance
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JP7843081A
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、多数の検出器が検出した異常情報を
共通の回線を介して中央装置に伝達し、中央装置
でその異常地点を検知する異常地点検知装置に関
し、特に、多数の部屋を有する建物内における火
災報知や侵入報知等のように、狭い範囲内におい
て多数地点の異常を検知する必要のある警報シス
テムに有用な異常地点検知装置に係るものであ
る。
<従来の技術> 従来の火災検知等に利用される異常地点検知装
置としては、第1図または第2図に示すような構
成のもが一般的である。
まず、第1図の従来例では、中央装置から導か
れた一つの回線2a,2bに、複数の検出器31
2,…3oを並列に接続した構成となつている。
複数の検出器31,32,…3oは、それぞれ異な
る地点に設置されるものであつて、異常を検知し
ない待機時には開放された状態にあり、異常検出
時に短縮される。検出器31,32,…3oの何れ
かが異常を検知し、当該検出器が短絡動作をする
と、そのとき回線2a,2bに流れる短絡電流が
中央装置1で検出され、異常状態が表示される。
第2図に示す従来例では、各検出区間毎に回線
2aまたは2bに直列に、抵抗R1,R2,…Ro
挿入接続してある。この方式は、中央装置1から
回線2a,2b側を見た回路の抵抗値が、異常を
検出した検出器より上流側にある抵抗の総和にな
ることを利用したもので、この総和抵抗値を異常
地点情報として、中央装置で異常発生地点を検出
し表示することができる。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、第1図に示す従来装置では、検
出器31,32,…3oのどれが異常を検出しても、
回路の動作が全く同じであるため、同一回線2
a,2b内の何れかの地点で異常が発生している
ということは判定できても、異常発生地点を特定
に検知することができない。
第2図に示す異常地点検知装置には、第1図の
ような問題点はなく、システムを安価に構成でき
るという利点はあるけれども、複数地点で異常が
発生した場合、最上流地点における異常のみしか
検出できないという欠点がある。
従来の別の方式として、各地点に混信しても弁
別可能な信号を用意し、異常時にこれを情報線を
介して中央に送信する方式も種々提案されている
が、これらは、トーン信号を用いたり、トーン信
号をパルスコードで変調したりする複雑なもので
あつて、各検出地点に設置すべき機器が高価にな
り、信頼性も低いものであつた。
そこで、本発明の課題は、上述する従来の欠点
を一掃し、複数の地点で発生した異常を確実に検
知でき、しかも簡単、かつ、安価に構成できる異
常地点検知装置を提供することである。
<課題を解決するための手段> 上述する課題解決のため、本発明は、中央装置
と、異常検出のために設定された複数の検出点
と、前記検出点を前記中央装置に共通に接続する
一対の回線とを含む異常地点検知装置であつて、 前記中央装置は、前記回線に走査信号を供給す
るように前記回線に接続された送信回路と、前記
回線に接続された受信回路とを有しており、 前記検出点のそれぞれには、前記回線に直列に
挿入された遅延要素、スイツチング回路及び異常
検出器が備えられており、 前記スイツチング回路は、インピーダンス素子
とスイツチとの直列回路を含み、前記回線に接続
されており、 前記異常検出器は、異常を検出したとき前記ス
イツチを閉じ、異常を検出していないときは前記
スイツチを開放するように、前記スイツチに結合
されており、 前記遅延要素は、前記スイツチが開放している
ときは前記回線にインピーダンス整合し、前記ス
イツチが閉じたときは前記インピーダンス素子の
付加によりインピーダンス不整合となり、 前記中央装置は、インピーダンス不整合を生じ
たとき、前記送信回路における走査信号の発生時
点から、前記受信回路に前記インピーダンス不整
合に基づく反射波が到来するまでの時間を計測
し、その時間の長短から異常を発生している前記
検出点を検知すること を特徴とする。
<作用> 複数の検出点の何れかにおいて異常が発生した
場合、異常検出器がその異常を検出する。異常検
出器の検出信号により、スイツチング回路を構成
するスイツチが閉じ、インピーダンス素子が回線
間に接続され、インピーダンス不整合を生じる。
このため、送信回路から送信された走査信号がイ
ンピーダンス不整合を生じている検出点で反射さ
れる。反射波は、各検出点において回線に直列に
挿入されている遅延要素による遅延作用を受け
る。
中央装置は、送信回路における走査信号の発生
時点から、受信回路にインピーダンス不整合に基
づく反射波が到来するまでの時間を計測し、その
時間の長短から異常を発生している検出点を検知
する。
各検出点には、回線に直列に入る遅延要素が備
えられており、異常を生じた場合、中央装置から
の走査信号に対して、異常の発生している各検出
点が自己に特有の遅延時間で応答することとなる
ので、複数の検出点で異常発生が重なつた場合で
も、中央装置で容易に検知することができる。
<実施例> 第3図は本発明に係る異常地点検知装置のブロ
ツク図である、図において、1aは中央装置1に
設けられた送信回路、1bは同じく受信回路であ
る。送信回路1aは回線2a,2bに走査パルス
を送出する回路であり、受信回路1bは回線2
a,2bにおける走査パルスの反射波を監視し、
走査パルスの発生後、反射波を検出するまでの時
間を計測する機能を有する。
1,42,…は、異常を検出すべき複数の検出
点X1,X2,…毎に、回線2a,2bに挿入接続
された遅延回路または遅延素子等の遅延要素であ
る。遅延要素41,42,…は、中央装置1の送信
回路1aから送出される走査パルスに対し一定の
時間遅れ、例えば数十マイクロセカンド単位の時
間遅れを生じさせる。遅延要素41,42,…はコ
ンデンサやインダクタ等の回路素子を用いて構成
できる。
1,52,…は火災、侵入もしくは機器故障等
の異常を検出する検出部である。これらの検出部
1,52,…は、各検出地点X1,X2,…毎に設
けられている。
1,62,…はスイツチング回路である。これ
らのスイツチング回路61,62,…はインピーダ
ンス素子Z1,Z2,…と、検出部51,52,…の異
常検出出力たる接点C1,C2,…とを直列に接続
し、これを回線2a−2b間に接続した回路構成
となつている。
Zpは、回線2a,2bを終端する終端インピー
ダンスであり、インピーダンス素子Z1,Z2,…を
回線2a,2bから切離した状態での回線2a,
2bの特性インピーダンスと整合させてある。整
合条件は、よく知られているように、終端インピ
ーダンスZpの2端子間を開放したときの中央装置
1から見たインピーダンスをZppとし、終端イン
ピーダンスZpの2端子間を短絡したとき中央装置
1から見たインピーダンスをZshとしたとき、 Zp=√ppsh となる。
インピーダンスZpp,Zshは、接点Ci(i=1、
2、…)が開いていて、インピーダンス素子Zi
回線2a,2bから切離されているときの遅延要
素41,42,…のインピーダンスによつて定ま
る。そこで、もし、接点Ci(i=1、2、…)の
1つ或いは複数が閉じた場合、当該検出点Xiの遅
延要素41にはインピーダンス素子Ziが並列に接
続されることとなるから、インピーダンス不整合
となる。
上記の回路構成において、各検出点X1,X2
…の何れにも異常が発生していない状態では、各
検出点X1,X2,…に備えられたスイツチング回
路61,62,…の接点C1,C2,…が開路となつて
おり、回線2a,2bのインピーダンス整合がと
れている。このため、中央装置1の送信回路1a
から回線2a,2bに送出された走査パルスに対
する反射波は得られない。
ところが、例えば検出点X2に異常が発生した
場合、検出部52の異常検出出力によつて接点C2
が閉じ、インピーダンス素子Z2が回線2a−2b
間に接続され、回線2a,2bのインピーダンス
マツチングがとれなくなる。このため、中央装置
1の送信回路1aから回線2a,2bに送出され
た走査パルスが、検出点X2で反射され、電圧ま
たは電流の反射パルスを生じる。この反射波が回
線2a,2bを通つて中央装置1の受信回路1b
で受信される。回線2a,2bには、各検出点
X1,X2,…毎に遅延要素41,42,…が挿入接
続されており、走査パルス及びその反射波が、こ
れらの遅延要素41,42,…を通過する度毎に所
定の時間遅れを生じる。したがつて、送信回路1
aにおける走査パルスの発生時点から、その反射
波が受信回路1bに到来するまでの遅延時間は、
各検出点X1,X2,…を特有な値となる。そこで、
本発明において、送信回路1aにおける走査パル
スの発生時点から、受信回路1bに反射波が到来
するまでの時間を、受信回路1bで計測し、その
時間の長短から異常発生点を検知するものであ
る。遅延時間の計測は、例えば送信回路1aから
走査パルスが送出されてからのクロツクパルス数
を計数し、反射波の到来と同時にその係数値を記
憶する等の方法により容易に実現できる。
このように、本発明は、回線2a,2bに遅延
要素41,42,…を挿入して各検出点X1,X2
…に特有の遅延時間の得るものであるから、例え
ば多数の部屋を有する建物内における火災検知も
しくは侵入検知または同一構内における機器の故
障検知システム等のように、狭い範囲、短い距離
で多数個所の異常を検出する必要のあるシステム
においても、遅延要素41,42,…によつて、充
分な遅延時間を確保し、複数地点の異常発生を確
実に検知できる。
複数地点で異常発生が重なつた場合は、異常の
発生している各検出点のスイツチング回路が全て
動作するが、スイツチング回路61,62,…は、
インピーダンス素子Z1,Z2,…を備えて構成して
あるので、回線2a,2bが短縮されることはな
い。このため、走査パルスに対しては、異常の発
生している各検出点が自己に特有の遅延時間で応
答することとなるので、複数の検出点で異常発生
が重なつた場合でも、これを中央装置1で確実に
検知することができる。
また、各検出点X1,X2,…における遅延要素
1,42,…、スイツチング回路61,62,…を
構成するインピーダンス素子Z1,Z2,…及び検出
部51,52,…等は同一仕様のもので構成できる
から、各検出点X1,X2,…に設備すべき製品の
種類が一種類となり、システムの構成が非常に容
易になる。したも、各検出点X1,X2,…に設置
すべき機器は、遅延要素41,42,…、インピー
ダンス素子Z1,Z2,…及び検出部51,52,…の
3種類だけでよく、回路構成が簡単で、経済性及
び信頼性の高いシステムを実現することができ
る。
<発明の効果> 以上述べたように、本発明に係る異常地点検知
装置は、複数の検出点の何れかにおいて異常が発
生した場合、異常検出器の検出信号により、スイ
ツチング回路を構成するスイツチを閉じ、インピ
ーダンス素子を回線間に接続して、インピーダン
ス不整合を生じさせ、インピーダンス不整合に基
づく反射波を生じさせると共、地点に特有の反射
波遅延時間を生じさせ、これを中央装置において
計測し、その時間の長短から異常を発生して検出
点を検知するようにしたから、火災検知、侵入検
知または機器の故障検知等のように、複数の検出
点で異常発生を検出する必要のある用途に有用
で、しかも生産性、経済性及び信頼性に富む異常
地点検出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ従来の異常地点検
知装置のブロツク図、第3図は本発明に係る異常
地点検知装置のブロツク図である。 1……中央装置、1a……送信回路、1b……
受信回路、2a,2b……共通の回線、41,42
……遅延要素、51,52……検出部、61,62
…スイツチング回路、Z1,Z2……インピーダンス
素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中央装置と、異常検出のために設定された複
    数の検出点と、前記検出点を前記中央装置に共通
    に接続する一対の回線とを含む異常地点検知装置
    であつて、 前記中央装置は、前記回線に走査信号を供給す
    るように前記回線に接接された送信回路と、前記
    回線に接続された受信回路とを有しており、 前記検出点のそれぞれには、前記回線に直列に
    挿入された遅延要素、スイツチング回路及び異常
    検出器が備えられており、 前記スイツチング回路は、インピーダンス素子
    とスイツチとの直列回路を含み、前記回線に接続
    されており、 前記異常検出器は、異常を検出したとき前記ス
    イツチを閉じ、異常を検出していないときは前記
    スイツチを開放するように、前記スイツチに結合
    されており、 前記遅延要素は、前記スイツチが開放している
    ときは前記回線にインピーダンス整合し、前記ス
    イツチが閉じたときは前記インピーダンス素子の
    付加によりインピーダンス不整合となり、 前記中央装置は、インピーダンス不整合を生じ
    たとき、前記送信回路における走査信号の発生時
    点から、前記受信回路に前記インピーダンス不整
    合に基づく反射波が到来するまでの時間を計測
    し、その時間の長短から異常を発生している前記
    検出点を検知すること を特徴とする異常地点検知装置。
JP7843081A 1981-05-22 1981-05-22 Abnormal point detection system Granted JPS57193894A (en)

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6292720A (ja) * 1985-10-16 1987-04-28 住友電気工業株式会社 バスダクト接続部の異常過熱検出装置
JP2658095B2 (ja) * 1987-11-26 1997-09-30 松下電工株式会社 防災システム
FR2897968B1 (fr) * 2006-02-24 2008-11-21 Airbus France Sas Systeme de detection d'incendie et aeronef equipe d'un tel systeme

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