JPH0243008Y2 - - Google Patents

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JPH0243008Y2
JPH0243008Y2 JP1984138055U JP13805584U JPH0243008Y2 JP H0243008 Y2 JPH0243008 Y2 JP H0243008Y2 JP 1984138055 U JP1984138055 U JP 1984138055U JP 13805584 U JP13805584 U JP 13805584U JP H0243008 Y2 JPH0243008 Y2 JP H0243008Y2
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kotatsu
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air
heat sink
infrared
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、一般家庭で冬期に暖をとる電気こた
つの発熱体の改良に関するものである。
従来の技術 従来の電気こたつの発熱体は、一般的に例えば
第2図に図示の如く、こたつやぐら81の上部裏
面中央部に、赤外線ヒーター82を内部に装着し
た発熱体ユニツトを取り付けていた。このため、
赤外線ヒーター82によつて発生する対流熱がや
ぐら81上部を加熱しすぎるため、ユニツト全体
を下部に下げて、こたつやぐら81の中に発熱体
が大きく出つ張つてしまい、使用時に足がぶつか
つたり、何人でも採暖した時、中が狭く使いずら
いものであつた。また、最近、夏は座卓として、
冬はこたつとして一年中使える、いわゆる家具調
こたつが普及してきたが、この発熱体としても上
記同様の不具合が言えるものであり、ましてや座
卓としても使うためには、発熱体の薄形化は急務
とされている。また省資源、省エネルギー及び快
適な採暖感の向上をも必要とする。そこで従来の
発熱体の熱源として一般的な赤外線ランプヒータ
ー82は、視覚的な暖かさと、電源投入後、速か
に赤外線を得られるので、速熱性の面等で有利だ
が、赤外線の種類としては、フイラメントが高温
のため近赤外線を主に放射するので、使用時に刺
激的な暖かさを感ずるものの、身体の芯までじつ
くりと暖まる感じは得られなかつた。これは、放
射する赤外線の波長と、こたつ内のふとんや採暖
者の皮膚や衣類の赤外線波長吸収特性との関係に
よるもので、後者の赤外線吸収効率の良い波長
は、長波長の赤外線で、いわゆる遠赤外線であ
り、赤外線ランプヒーターの放射する近赤外線の
吸収特性はあまり良くない事が文献等で良く知ら
れている。このため、赤外線ランプヒーターの採
暖感は上記の様に感じられたもので、身体の芯ま
でじつくり暖め、快適な採暖は近赤外線よりも遠
赤外線の方が効率が良いと言える。また、赤外線
ランプヒーターはその電力を細いフイラメントに
集中して高温エレメントとして近赤外線を放射す
るのであるが、この発熱体の表面も高温となるた
め、対流が生じ易く、こたつやぐら上部に溜ま
り、上部を高温にし易く、その分だけ熱も逃げ易
くなり、さらに、こたつ内の上側と下側及び中央
と側方部との間で温度分布が不均一で、快適性に
欠けるものであつた。また、温度の均一性を得る
ために、温風循環によつてこたつ内を均一に暖め
ようとする温風式もあるが、この方式は発熱体の
薄形化ができ、こたつやぐら上側に溜まる高温熱
気が無くなり、各部の温度の均一性も向上する
が、温風だけでは空気を暖めるのは速く、さらに
その均一性も計れるが、ふとんや床を暖め難く、
周囲が冷たく感じてしまうとともに、やはり身体
の芯まで暖める事はなく、温風だけでは快適性に
欠けるものであつた。例えば、実開昭57−42348
号の様に。
考案が解決しようとする問題点 前記で述べた如く、より快適に使うための急務
となる発熱体の薄形化を計り、採暖感を向上さ
せ、省エネルギーを実現するためには、単に従来
の赤外線ランプヒーターだけでは、発熱体が大き
く出つ張つてしまい、薄形化は困難で、その採暖
感も上下の温度むらがあり、身体の芯までじつく
り暖めることもできず、これら全ての面を見直さ
なければ、満足する発熱体を構成できないという
問題点があつた。
また、赤外線ヒーターからの輻射は、こたつ内
に露出するラス綱等の保護綱83で、その分さえ
ぎられて、輻射の放熱効率を下げていた。
問題点を解決するための手段 平板状の放熱板と送風装置と赤外線ヒーターと
から成る電気こたつの発熱体において、放熱板
は、その上側に放置した赤外線ヒーターに対向し
た位置に輻射口、同じく上側に設置した送風装置
の中央部分に吸気口及び外周に吹出口等を小穴に
よつてこの放熱板に開設するとともに、これらの
赤外線ヒーター及び送風装置の下面全体を覆うサ
イズで、かつこたつやぐら内側に面する下側の表
面には合成繊維等より成る起毛状の表層を設ける
ことによつて、こたつやぐら内に露出する発熱体
の保護カバーとした。
作 用 速熱性の面から、例えば直径1cm程度の赤外線
ランプヒーターと、送風装置を組み合わせて薄形
化を計るとともに、この赤外線ランプヒーターか
らの輻射を広い面積の放熱板で受け、この広い放
熱板から二次輻射として遠赤外線を放射して、な
おかつ、放熱板自身を保護カバーとして用いて、
放熱ロスを少なくして採暖感、快適性、省エネ性
を向上させるものである。
実施例 本考案の一実施例を示す図に従つて説明する。
1は平板状で多数の小穴を設けた鉄板製の放熱
板で、こたつ内に露出させる側の下面には、合成
繊維等より成る植毛処理をした表層11を形成
し、方形状で、その中央部には吸気口12、そし
て輻射口14、さらに外周に吹出口13を設けて
ある。2は中央部から吸つて外周に吹出すタイプ
の送風装置で、放熱板1の中央部の吸気口12の
上側に装着する。3は赤外線ヒーターで、石英管
の中にアルゴンガス等を封入し、フイラメントを
用いたもので、直径約1cmの細管ランプヒーター
であり、輻射口14の上部に装着したものであ
る。4は反射板で、アルミメツキ鋼板等から成
り、放熱板1の上側全体を覆うものであり、この
放熱板1と反射板4との間で形成する空間10内
に、上記の赤外線ヒーター3や送風装置2等の機
能部品を収容する。Aは送風装置2による空気の
流れ方を示す。
本考案における作用は、次の通りである。
まず、平面状で、多数の穴を設け、これを吸気
口12、吹出口13及び輻射口14とした放熱板
1をこたつ内への外被として、その表面に合成繊
維等より成る起毛状の表層11として成し、その
内側中央に、中央から吸い込み、外周に吹き出す
送風装置2を設け、その送風装置2の外側には細
径の赤外線ランプヒーター3を配置し、これら全
体を反射板4で覆つた発熱体ユニツトを構成し、
赤外線ランプヒーター3の輻射口14からの赤外
線で、速熱性を得るとともに、他の赤外線でこの
放熱板1を加熱し、この広い面積の放熱板1から
二次輻射として遠赤外線を放射する。さらに、こ
の赤外線ランプヒーター3表面からの対流熱は、
送風装置2によつて外周の吹出口13から温風と
してこたつ内外方向に吹出し、こたつ内全体を加
熱する。
考案の効果 本考案によれば、熱源としては速熱性が良い細
管の赤外線ヒーターを用いて、輻射口から、一次
輻射のいわゆる近赤外線の利用を従来通りする他
に、従来一般的なラス綱を使わずに、表層に保護
処理した広い表面積が得られる放熱板を外被とし
て採用する事によつて、この赤外線ヒーターの他
の輻射熱で、この放熱板を加熱し、低い温度の赤
外線、すなわち遠赤外線を広い放熱面積から二次
輻射として多く利用できるようになつたので、身
体の芯までじつくり暖める効果的な赤外線が得ら
れるようになつた。さらに、この放熱板は直接、
外被として出ているので、その熱も100%利用で
きるもので、効率的でラス綱がいらないので安価
でもある。また、送風装置によつて、こたつ内の
温度を均一にかくはんするために、温度分布が良
くなる他に、赤外線ヒーターによつて生ずる対流
熱を温風として使用でき、やぐら上部に溜まる高
温熱気もなくなり効率的である。従つて、発熱体
ユニツトも最少の大きさで、その薄形化も大幅に
可能になり、こたつやぐらの棧の中に入つてしま
い、足などぶつからなくなり、使用感としての採
暖感、快適性等向上し、省エネにもなり、従来の
問題点を一挙に解決してしまう大きな効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す電気こたつの発
熱体の要部断面図、第2図は従来例を示す電気こ
たつの発熱体の要部断面図である。 1……放熱板、2……送風装置、3……赤外線
ヒーター、11……表層、12……吸気口、13
……吹出口、14……輻射口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平板状の放熱板1と送風装置2と赤外線ヒータ
    ー3とから成る電気こたつの発熱体において、放
    熱板1は、その上側に放置した赤外線ヒーター3
    に対向した位置に輻射口14、同じく上側に設置
    した送風装置2の中央部分に吸気口12及び外周
    に吹出口13等を小穴によつてこの放熱板1に開
    設するとともに、これらの赤外線ヒーター3及び
    送風装置2の下面全体を覆うサイズで、かつこた
    つやぐら内側に面する下側の表面には合成繊維等
    より成る起毛状の表層11を設けることによつ
    て、こたつやぐら内に露出する発熱体の保護カバ
    ーとした事を特徴とする電気こたつの発熱体。
JP1984138055U 1984-09-12 1984-09-12 Expired JPH0243008Y2 (ja)

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JPS6154148U JPS6154148U (ja) 1986-04-11
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ID=30696452

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5966653A (ja) * 1982-10-05 1984-04-16 Sanyo Electric Co Ltd 温風式電気コタツ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225633Y2 (ja) * 1981-06-11 1987-06-30
JPS5986549U (ja) * 1982-11-30 1984-06-12 三洋電機株式会社 電気温風式コタツ

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JPS5966653A (ja) * 1982-10-05 1984-04-16 Sanyo Electric Co Ltd 温風式電気コタツ

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JPS6154148U (ja) 1986-04-11

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