JPH0242809B2 - - Google Patents
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- JPH0242809B2 JPH0242809B2 JP55040369A JP4036980A JPH0242809B2 JP H0242809 B2 JPH0242809 B2 JP H0242809B2 JP 55040369 A JP55040369 A JP 55040369A JP 4036980 A JP4036980 A JP 4036980A JP H0242809 B2 JPH0242809 B2 JP H0242809B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drug
- suppository
- acidic amino
- amino acid
- absorbed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
本発明は新規な組成を有する坐剤に関する。更
に詳細には、薬物と共に酸性アミノ酸および/又
は酸性アミノ酸の塩を含有せしめることにより、
薬物の吸収を改善した坐剤に関する。 従来、薬物の投与方法としては錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、シロツプ剤などによる経口投与法、
皮下注射剤、筋肉内注射剤、静脈内注射剤などに
よる注射法、点鼻剤、点眼剤、軟膏、クリームな
どによる局所投与法などが一般的であるが、直腸
に投与してその粘膜から薬物を吸収せしめる製剤
すなわち坐剤も近時とみに注目されてきている。 坐剤にはカカオ脂、ウイテツプゾールなどの固
形脂に薬物を溶解分散せしめた坐剤、マクロゴー
ルなどの親水性基剤に薬物を溶解分散せしめた坐
剤、中鎖脂肪酸トリグリセライド、植物油などの
液状油に薬物を溶解分散せしめ、ゼラチン皮膜で
被覆してカプセルとなしたゼラチンカプセル坐剤
などが知られている。 いずれの坐剤であつても薬物を直腸に投与する
ことには、(1)副作用が回避できる。つまり薬物に
よつては経口投与により胃腸障害を起したり、注
射により筋肉の拘縮を起したりすることがあるが
坐剤ではそれを避けることが出来る。(2)薬物の利
用率が高い場合が多い、つまり直腸内には酸や酵
素がほとんど存在しないため薬物が分解されるこ
とが少なく、かつ直腸から吸収された薬物の半分
以上は初回肝臓不通過の経路を通るため体内での
薬物の不活性化を避けることができ、また薬物に
よつては内服よりも吸収がよく、更に経口投与で
は食事の前後、食間などで薬物の利用率が異なる
のが一般的であるが、坐剤ででは食事の影響を受
けにくい、(3)投与が比較的簡単確実で投与時の制
限が少ない、つまり注射の様に投与時の疼痛がな
く投与が確実であり、また躯吐、悪心、意識不
明、術後など経口剤の投与が困難な場合でも坐剤
では投与できる、などの利点がある。このように
薬物を坐剤として直腸に投与することの利点は多
いが、通常の経口投与では吸収されないか又は実
質的にほとんど吸収されないか又は不十分な吸収
しか行われない薬物、例えば高分子量である薬物
などは坐剤でも吸収されないか又は実質的にほと
んど吸収されないか又は不十分な吸収しか行われ
ないといつた欠点を有する。 上記した如き通常の直腸投与あるいは通常の経
口投与では実質的にほとんど吸収されない典型的
な薬物としてインスリン、ヘパリン、セフアロリ
ジンなどをあげることができる。たとえばこれま
でのインスリンの投与方法として実用化されてい
るのは注射のみであり、糖尿病患者にあつては毎
日皮下注射をすることを余儀なくされており、そ
の精神的、肉体的苦痛は非常に大きいと言われて
いる。インスリンの起源、金属塩、他のタン白質
との複合体の形成などにより長時間効力が持続す
る注射剤が開発され、注射回数の軽減が図られて
いる。一方、副作用を軽減する目的からインスリ
ンの純化がなされ、それに伴い注射の頻回投与が
行われようとしている。このようにインスリンの
注射では、毎日注射することによる、あるいは1
日数回注射することによる精神的、肉体的苦痛の
他に、局所のアレルギー反応、リポジストロフイ
ー、湿疹、アナフイラキシーシヨツクなどが起る
場合がある。このようなことからインスリン製剤
においては注射以外の投与剤形の研究が盛んに行
われ、坐剤、経鼻剤、吸入剤、点眼剤、経口剤、
舌下錠などが研究されているが、未だ満足できる
方法とは言えず、実用化されたものはない。 そこで、本発明者らはかかる欠点を克服する坐
剤を開発することができるならば、患者にとつて
非常に望ましい薬物の投与法になるものと考え、
鋭意研究した結果、驚くべきことに、薬物と酸性
アミノ酸および/又は酸性アミノ酸の塩とを含ん
でなり、実質的に水分を含まない坐剤を製造し投
与するとき、通常の経口投与あるいは直腸投与で
は不十分な吸収しか行なわれない薬物はもちろ
ん、通常の経口投与あるいは直腸投与では吸収さ
れないか、又は実質的にほともど吸収されない薬
物でさえも効率良く直腸から吸収されることを見
出し、本発明に到達したものである。 すなわち本発明は、薬物と酸性アミノ酸およ
び/又は酸性アミノ酸の塩とを含んでなり実質的
に水分を含まないことを特徴とする坐剤である。 “本発明において実質的に水分を含まない”と
は、本発明の坐剤製剤中には水分が全然含まれて
いないことをいう。 本発明において用いられる薬物としては、特に
制限はないが、通常の直腸投与あるいは経口投与
では吸収されないか又は実質的ほとんど吸収され
ないか又は不十分な吸収しか行われない薬物が特
にあげられ、具体的には、インスリン、アンジオ
テンシン、バソプレシン、フエリプレシン、プロ
チレリン、ゴナドトロピン放出ホルモン、コルチ
コトロピン、プロラクチン、ソマトトロピン、サ
イロトロピン、黄体形成ホルモン、カルシトニ
ン、カリクレイン、パラサイリン、グルカゴンオ
キシトシン、ガストリン、セクレチン、血清性性
腺刺激ホルモンなどのペプチドホルモン類;ヘパ
リン、コンドロイチン硫酸などの多糖類;トリプ
シン、α−キモトリプシン、パパイン、セラチオ
ペプチダーゼ、プロメライン、セミアルカリペプ
チダーゼ、塩化ソゾチーム、プロテアーゼ、ヒア
ルロニダーゼ、ウロキナーゼ、ストレプトキナー
ゼ、チトクロムCなどの酵素類;プロスタグラン
ジンF2α、プロスタサイクリンなどのプロスタグ
ランジン類;1α−ヒドロキシコレカルシフエロ
ール、1α,25−ジヒドロキシコレカルシフエロ
ール、1α,24−ジヒドロキシコレカルシフエロ
ール、24,25−ジヒドロキシコレカルシフエロー
ルなどの油脂性ビタミン類;カルボコン、5−フ
ルオロウラシル、メトトレキセート、アクチノマ
イシンC、アクチノマイシンD、カルチノフイリ
ン、マイトマイシンC、塩酸ブレオマイシン、塩
酸グウノルヒシン、塩酸ドキソルビシン、ネオカ
ルチノスタチン、クロモマイシンA8、L−アス
パラキナーゼ、ピシバニール、ポドフイロトキシ
ン、硫酸ビンブラスチン、硫酸ビンクリスチンな
どの制癌剤類;カルペニシリンスルベニシリンナ
トリウム、セフアロチンナトリウム、セフアロリ
ジン、セフアゾリンナトリウムセフアピリン、ア
ムホテリシンB、セフアマトリルナトリウム、セ
フアピンナトリウム、セフテゾールナトリウム、
硫酸ストレプトマイシン、硫酸バイオマイシン、
硫酸カプレオマイシン、硫酸エンビオマイシンな
どの抗生物質類;動植物抽出エキス類、菌体エキ
ス類などがあげられ、薬学的に許容される範囲内
においてこれらの1種又は2種以上が用いられ
る。特にペプチドホルモン類;酵素類;多糖類;
制癌剤類;抗生物質類が好ましく用いられ、ペプ
チドホルモン類、多糖類、抗生物質類がより好ま
しく用いられる。 また、本発明において用いられる酸性アミノ酸
及び又は酸性アミノ酸の塩としては、ダルタミン
酸、グルタミン酸ナトリウム、グルタミン酸カリ
ウム、グルタミン、アスパラギン酸、アスパラギ
ン酸ナトリウム、アスパラギン酸カリウム、アス
パラギンなどがあげられ、薬学的に許容される範
囲内において、これらの1種又は2種以上が用い
られる。特にグルタミン酸、グルタミン酸ナトリ
ウム、アスパラギン酸、アスパラギン酸ナトリウ
ム、アスパラギン酸カリウム、が好ましく用いら
れる。 薬物の使用量は薬物の種類により一概には言え
ないが、十分な薬効が期待できる量を用いること
が好ましい。酸性アミノ酸および/又は酸性アミ
ノ酸の塩の使用量は特に制限はないが、薬学的に
許容される範囲内において用いられるべきであ
り、例えば常用量が示されているものにあつて
は、常用量以下が好ましく、特に常用量の5分の
1以下で用いるのが望ましい。 本発明に坐剤に用いられる基剤としては、通常
用いられる基剤が全て用いられるが、カカオ脂、
パーム脂、パーム核油、ヤシ油、分画ココナツツ
油、ラード、ウイテツプゾールなどトリグリセリ
ドを主体とする油脂類;ラノリン、還元ラノリン
などのロウ類;ワセリン、スクワレン、スクワレ
ン、流動パラフインなどの炭化水素類;カプリン
酸、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸など
の中長鎖脂肪酸類;ラウリルアルコール、セター
ル、ステアリルアルコールなどの高級アルコール
類;ステアリン酸ブチル、マロン酸ジラウリルな
どの脂肪酸エステル類;トリオレイン、トリステ
アリンなどのグリセリン中長鎖カルボン酸エステ
ル類;グリセリンアセト酢酸エステルなどのグリ
セリン−置換カルボン酸エステル類;マクロゴー
ル、セトマクロゴールなどのポリエチレングリコ
ールおよびその誘導体類などがあげられ、これら
1種又は2種以上が用いられる。特にウイテツプ
ゾール、カカオ脂、グリセリンエステル類、ポリ
エチレングリコール類の1種又は2種以上が好ま
しく用いられる。 また、本発明の製剤に、必要に応じ、通常使用
される界面活性剤、保存剤、着色剤、賦香剤など
を含有せしめることは何ら制限されない。 本発明の製剤は、上記した坐剤用基剤に上記し
た薬物および酸性アミノ酸および/又は上記した
酸性アミノ酸の塩を溶解又は分解せしめたもので
ある。すなわち、薬物と酸性アミノ酸および又は
酸性アミノ酸の塩とを含んでなることを特徴とす
る坐剤である。 本発明の製剤の製法は、基剤、薬物および酸性
アミノ酸および/又は酸性アミノ酸の塩の所定量
をとり、必要に応じて加温して、撹拌器又は擂潰
機を用いて各成分を均一に溶解又は分散せしめ、
該液を鋳型に注型し、しかる後冷却するか又はカ
プセル充填機を用いて該液をゼラチンカプセル中
に充填密閉することにより行われる。 本発明の実施の態様の1例を示せば次の如くで
ある。カカオ脂100部、サケカルシトニン0.01部、
グルタミン酸ナトリウム7部をとり、擂潰機を用
いて均一に溶解分散せしめ、40℃に加温した溶液
を坐剤用コンテナーに注型、冷却し、重量1gの
カルシトニン坐剤を製造した。 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 1 カカオ脂18.3gにグルタミン酸1.4gを加え、
メノール乳鉢中で混和した。サケカルシトニン
0.109mgを電気天秤を用いて秤取し、これに乳鉢
中で上記基剤を徐々に加えて混合し均密な坐剤組
成物を得た。これをわずかに加温して流動化せし
め、ラツト用に予め作製した坐剤コンテナーに約
80mgになるように流し込み、冷却固化せしめて直
径約3mm、長さ約6mmの坐剤を得た。SD系雄性
ラツト(体重190〜210g)の直腸内に本剤を投与
し、投与後1,2,3,5時間における血清中カ
ルシウム濃度を測定し、本発明の製剤によるカル
シトニンの直腸からの吸収を調べた。血清中カル
シウムの測定は、ヤトロン製カルシウム測定キツ
トを用いて行い、1採血時に5匹のラツトを用い
た。結果を投与前の血清カルシウム値に対するカ
ルシウム値の低下度(%)で、第1表に示した。
に詳細には、薬物と共に酸性アミノ酸および/又
は酸性アミノ酸の塩を含有せしめることにより、
薬物の吸収を改善した坐剤に関する。 従来、薬物の投与方法としては錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、シロツプ剤などによる経口投与法、
皮下注射剤、筋肉内注射剤、静脈内注射剤などに
よる注射法、点鼻剤、点眼剤、軟膏、クリームな
どによる局所投与法などが一般的であるが、直腸
に投与してその粘膜から薬物を吸収せしめる製剤
すなわち坐剤も近時とみに注目されてきている。 坐剤にはカカオ脂、ウイテツプゾールなどの固
形脂に薬物を溶解分散せしめた坐剤、マクロゴー
ルなどの親水性基剤に薬物を溶解分散せしめた坐
剤、中鎖脂肪酸トリグリセライド、植物油などの
液状油に薬物を溶解分散せしめ、ゼラチン皮膜で
被覆してカプセルとなしたゼラチンカプセル坐剤
などが知られている。 いずれの坐剤であつても薬物を直腸に投与する
ことには、(1)副作用が回避できる。つまり薬物に
よつては経口投与により胃腸障害を起したり、注
射により筋肉の拘縮を起したりすることがあるが
坐剤ではそれを避けることが出来る。(2)薬物の利
用率が高い場合が多い、つまり直腸内には酸や酵
素がほとんど存在しないため薬物が分解されるこ
とが少なく、かつ直腸から吸収された薬物の半分
以上は初回肝臓不通過の経路を通るため体内での
薬物の不活性化を避けることができ、また薬物に
よつては内服よりも吸収がよく、更に経口投与で
は食事の前後、食間などで薬物の利用率が異なる
のが一般的であるが、坐剤ででは食事の影響を受
けにくい、(3)投与が比較的簡単確実で投与時の制
限が少ない、つまり注射の様に投与時の疼痛がな
く投与が確実であり、また躯吐、悪心、意識不
明、術後など経口剤の投与が困難な場合でも坐剤
では投与できる、などの利点がある。このように
薬物を坐剤として直腸に投与することの利点は多
いが、通常の経口投与では吸収されないか又は実
質的にほとんど吸収されないか又は不十分な吸収
しか行われない薬物、例えば高分子量である薬物
などは坐剤でも吸収されないか又は実質的にほと
んど吸収されないか又は不十分な吸収しか行われ
ないといつた欠点を有する。 上記した如き通常の直腸投与あるいは通常の経
口投与では実質的にほとんど吸収されない典型的
な薬物としてインスリン、ヘパリン、セフアロリ
ジンなどをあげることができる。たとえばこれま
でのインスリンの投与方法として実用化されてい
るのは注射のみであり、糖尿病患者にあつては毎
日皮下注射をすることを余儀なくされており、そ
の精神的、肉体的苦痛は非常に大きいと言われて
いる。インスリンの起源、金属塩、他のタン白質
との複合体の形成などにより長時間効力が持続す
る注射剤が開発され、注射回数の軽減が図られて
いる。一方、副作用を軽減する目的からインスリ
ンの純化がなされ、それに伴い注射の頻回投与が
行われようとしている。このようにインスリンの
注射では、毎日注射することによる、あるいは1
日数回注射することによる精神的、肉体的苦痛の
他に、局所のアレルギー反応、リポジストロフイ
ー、湿疹、アナフイラキシーシヨツクなどが起る
場合がある。このようなことからインスリン製剤
においては注射以外の投与剤形の研究が盛んに行
われ、坐剤、経鼻剤、吸入剤、点眼剤、経口剤、
舌下錠などが研究されているが、未だ満足できる
方法とは言えず、実用化されたものはない。 そこで、本発明者らはかかる欠点を克服する坐
剤を開発することができるならば、患者にとつて
非常に望ましい薬物の投与法になるものと考え、
鋭意研究した結果、驚くべきことに、薬物と酸性
アミノ酸および/又は酸性アミノ酸の塩とを含ん
でなり、実質的に水分を含まない坐剤を製造し投
与するとき、通常の経口投与あるいは直腸投与で
は不十分な吸収しか行なわれない薬物はもちろ
ん、通常の経口投与あるいは直腸投与では吸収さ
れないか、又は実質的にほともど吸収されない薬
物でさえも効率良く直腸から吸収されることを見
出し、本発明に到達したものである。 すなわち本発明は、薬物と酸性アミノ酸およ
び/又は酸性アミノ酸の塩とを含んでなり実質的
に水分を含まないことを特徴とする坐剤である。 “本発明において実質的に水分を含まない”と
は、本発明の坐剤製剤中には水分が全然含まれて
いないことをいう。 本発明において用いられる薬物としては、特に
制限はないが、通常の直腸投与あるいは経口投与
では吸収されないか又は実質的ほとんど吸収され
ないか又は不十分な吸収しか行われない薬物が特
にあげられ、具体的には、インスリン、アンジオ
テンシン、バソプレシン、フエリプレシン、プロ
チレリン、ゴナドトロピン放出ホルモン、コルチ
コトロピン、プロラクチン、ソマトトロピン、サ
イロトロピン、黄体形成ホルモン、カルシトニ
ン、カリクレイン、パラサイリン、グルカゴンオ
キシトシン、ガストリン、セクレチン、血清性性
腺刺激ホルモンなどのペプチドホルモン類;ヘパ
リン、コンドロイチン硫酸などの多糖類;トリプ
シン、α−キモトリプシン、パパイン、セラチオ
ペプチダーゼ、プロメライン、セミアルカリペプ
チダーゼ、塩化ソゾチーム、プロテアーゼ、ヒア
ルロニダーゼ、ウロキナーゼ、ストレプトキナー
ゼ、チトクロムCなどの酵素類;プロスタグラン
ジンF2α、プロスタサイクリンなどのプロスタグ
ランジン類;1α−ヒドロキシコレカルシフエロ
ール、1α,25−ジヒドロキシコレカルシフエロ
ール、1α,24−ジヒドロキシコレカルシフエロ
ール、24,25−ジヒドロキシコレカルシフエロー
ルなどの油脂性ビタミン類;カルボコン、5−フ
ルオロウラシル、メトトレキセート、アクチノマ
イシンC、アクチノマイシンD、カルチノフイリ
ン、マイトマイシンC、塩酸ブレオマイシン、塩
酸グウノルヒシン、塩酸ドキソルビシン、ネオカ
ルチノスタチン、クロモマイシンA8、L−アス
パラキナーゼ、ピシバニール、ポドフイロトキシ
ン、硫酸ビンブラスチン、硫酸ビンクリスチンな
どの制癌剤類;カルペニシリンスルベニシリンナ
トリウム、セフアロチンナトリウム、セフアロリ
ジン、セフアゾリンナトリウムセフアピリン、ア
ムホテリシンB、セフアマトリルナトリウム、セ
フアピンナトリウム、セフテゾールナトリウム、
硫酸ストレプトマイシン、硫酸バイオマイシン、
硫酸カプレオマイシン、硫酸エンビオマイシンな
どの抗生物質類;動植物抽出エキス類、菌体エキ
ス類などがあげられ、薬学的に許容される範囲内
においてこれらの1種又は2種以上が用いられ
る。特にペプチドホルモン類;酵素類;多糖類;
制癌剤類;抗生物質類が好ましく用いられ、ペプ
チドホルモン類、多糖類、抗生物質類がより好ま
しく用いられる。 また、本発明において用いられる酸性アミノ酸
及び又は酸性アミノ酸の塩としては、ダルタミン
酸、グルタミン酸ナトリウム、グルタミン酸カリ
ウム、グルタミン、アスパラギン酸、アスパラギ
ン酸ナトリウム、アスパラギン酸カリウム、アス
パラギンなどがあげられ、薬学的に許容される範
囲内において、これらの1種又は2種以上が用い
られる。特にグルタミン酸、グルタミン酸ナトリ
ウム、アスパラギン酸、アスパラギン酸ナトリウ
ム、アスパラギン酸カリウム、が好ましく用いら
れる。 薬物の使用量は薬物の種類により一概には言え
ないが、十分な薬効が期待できる量を用いること
が好ましい。酸性アミノ酸および/又は酸性アミ
ノ酸の塩の使用量は特に制限はないが、薬学的に
許容される範囲内において用いられるべきであ
り、例えば常用量が示されているものにあつて
は、常用量以下が好ましく、特に常用量の5分の
1以下で用いるのが望ましい。 本発明に坐剤に用いられる基剤としては、通常
用いられる基剤が全て用いられるが、カカオ脂、
パーム脂、パーム核油、ヤシ油、分画ココナツツ
油、ラード、ウイテツプゾールなどトリグリセリ
ドを主体とする油脂類;ラノリン、還元ラノリン
などのロウ類;ワセリン、スクワレン、スクワレ
ン、流動パラフインなどの炭化水素類;カプリン
酸、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸など
の中長鎖脂肪酸類;ラウリルアルコール、セター
ル、ステアリルアルコールなどの高級アルコール
類;ステアリン酸ブチル、マロン酸ジラウリルな
どの脂肪酸エステル類;トリオレイン、トリステ
アリンなどのグリセリン中長鎖カルボン酸エステ
ル類;グリセリンアセト酢酸エステルなどのグリ
セリン−置換カルボン酸エステル類;マクロゴー
ル、セトマクロゴールなどのポリエチレングリコ
ールおよびその誘導体類などがあげられ、これら
1種又は2種以上が用いられる。特にウイテツプ
ゾール、カカオ脂、グリセリンエステル類、ポリ
エチレングリコール類の1種又は2種以上が好ま
しく用いられる。 また、本発明の製剤に、必要に応じ、通常使用
される界面活性剤、保存剤、着色剤、賦香剤など
を含有せしめることは何ら制限されない。 本発明の製剤は、上記した坐剤用基剤に上記し
た薬物および酸性アミノ酸および/又は上記した
酸性アミノ酸の塩を溶解又は分解せしめたもので
ある。すなわち、薬物と酸性アミノ酸および又は
酸性アミノ酸の塩とを含んでなることを特徴とす
る坐剤である。 本発明の製剤の製法は、基剤、薬物および酸性
アミノ酸および/又は酸性アミノ酸の塩の所定量
をとり、必要に応じて加温して、撹拌器又は擂潰
機を用いて各成分を均一に溶解又は分散せしめ、
該液を鋳型に注型し、しかる後冷却するか又はカ
プセル充填機を用いて該液をゼラチンカプセル中
に充填密閉することにより行われる。 本発明の実施の態様の1例を示せば次の如くで
ある。カカオ脂100部、サケカルシトニン0.01部、
グルタミン酸ナトリウム7部をとり、擂潰機を用
いて均一に溶解分散せしめ、40℃に加温した溶液
を坐剤用コンテナーに注型、冷却し、重量1gの
カルシトニン坐剤を製造した。 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 1 カカオ脂18.3gにグルタミン酸1.4gを加え、
メノール乳鉢中で混和した。サケカルシトニン
0.109mgを電気天秤を用いて秤取し、これに乳鉢
中で上記基剤を徐々に加えて混合し均密な坐剤組
成物を得た。これをわずかに加温して流動化せし
め、ラツト用に予め作製した坐剤コンテナーに約
80mgになるように流し込み、冷却固化せしめて直
径約3mm、長さ約6mmの坐剤を得た。SD系雄性
ラツト(体重190〜210g)の直腸内に本剤を投与
し、投与後1,2,3,5時間における血清中カ
ルシウム濃度を測定し、本発明の製剤によるカル
シトニンの直腸からの吸収を調べた。血清中カル
シウムの測定は、ヤトロン製カルシウム測定キツ
トを用いて行い、1採血時に5匹のラツトを用い
た。結果を投与前の血清カルシウム値に対するカ
ルシウム値の低下度(%)で、第1表に示した。
【表】
実施例 2
実施例1におけるグルタミン酸の代りにアスパ
ラギン酸カリウム1.5gを用い、さらにサケカル
シトニンの代わりに〔Asu1.7〕−ウナギカルシト
ニンを用い他は全く同様にして、80mg当り
0.69MRC単位のカルシトニンを含有する坐剤を
調製し、実施例1と全く同様にしてラツト直腸に
投与して、第2表の如く血清中カルシウム値の低
下度を得た。
ラギン酸カリウム1.5gを用い、さらにサケカル
シトニンの代わりに〔Asu1.7〕−ウナギカルシト
ニンを用い他は全く同様にして、80mg当り
0.69MRC単位のカルシトニンを含有する坐剤を
調製し、実施例1と全く同様にしてラツト直腸に
投与して、第2表の如く血清中カルシウム値の低
下度を得た。
【表】
実施例 3
カカオ脂18.9gにグルタミン酸ナトリウム1.7
gを加え乳鉢中でよく混和し、更にヘパリンナト
リウム380mgを加えてよく混合し、均密な坐剤用
組成物を得た。これをわずかに加温して流動化せ
しめコンテナーに流し込み、冷却固化せしめて重
量1.4gの坐剤を得た。 白色在来種雄性家兎(体重3.0〜3.5Kg)の直腸
内に本剤を投与し、投与後20分、40分、1時間、
2時間、3時間における全血凝固時間をリーホワ
イト法により測定した。家兎5羽を用い1採血時
25mlの血液をとり、1mlのサンプル2本作り測定
した。結果を投与前の血液凝固時間に対する比率
で第3表に示した。
gを加え乳鉢中でよく混和し、更にヘパリンナト
リウム380mgを加えてよく混合し、均密な坐剤用
組成物を得た。これをわずかに加温して流動化せ
しめコンテナーに流し込み、冷却固化せしめて重
量1.4gの坐剤を得た。 白色在来種雄性家兎(体重3.0〜3.5Kg)の直腸
内に本剤を投与し、投与後20分、40分、1時間、
2時間、3時間における全血凝固時間をリーホワ
イト法により測定した。家兎5羽を用い1採血時
25mlの血液をとり、1mlのサンプル2本作り測定
した。結果を投与前の血液凝固時間に対する比率
で第3表に示した。
【表】
実施例 4
ウイテツプゾールW−35 17.8gにアスパラギ
ン酸カリウム20gを分散せしめ、更に6.0gのセ
フアロリジンを添加し、乳鉢中で良く混和して均
密な坐剤用組成物を得た。被験動物である家兎の
体重に応じてセフアロリンンが40mg/Kgになるよ
うに上記組成物をゼラチンカプセルにつめて坐剤
となした。 白色在来種雄性家兎(体重3.0〜3.5Kg)の直腸
内に本剤を投与し、投与後1時間、2時間、3時
間における血中濃度を測定した。血中濃度は円筒
平板法(日抗基)により測定した。家兎は3羽用
い、1採血時約25mlの血液を採取した。 結果を第4表に示した。
ン酸カリウム20gを分散せしめ、更に6.0gのセ
フアロリジンを添加し、乳鉢中で良く混和して均
密な坐剤用組成物を得た。被験動物である家兎の
体重に応じてセフアロリンンが40mg/Kgになるよ
うに上記組成物をゼラチンカプセルにつめて坐剤
となした。 白色在来種雄性家兎(体重3.0〜3.5Kg)の直腸
内に本剤を投与し、投与後1時間、2時間、3時
間における血中濃度を測定した。血中濃度は円筒
平板法(日抗基)により測定した。家兎は3羽用
い、1採血時約25mlの血液を採取した。 結果を第4表に示した。
【表】
実施例 5
分画ココナツツオイル17.3gにグルタミン酸ナ
トリウム27gを分散せしめ、更にブタインスリン
48.5mgを電気天秤で精秤して加え乳鉢中で良く撹
拌して均密な分散液を得た。坐剤用ゼラチンカプ
セル中に該分散液の500mgを充填せしめてゼラチ
ンカプセル坐剤を得た。本剤1カプセル中には32
国際単位のインスリンが含まれている。白色在来
種雄性家兎(体重3.0〜3.5Kg)の直腸内に本剤を
投与し、投与前および投与後30分、1時間、2時
間、3時間における血糖値を測定し、本発明製剤
によるインスリンの直腸からの吸収を調べた。家
兎は5羽を用い、1採血時0.5mlの血液を採取し
た。血糖値の測定はグルコースオキシダーゼ法に
より行つた。結果を投与前の血糖値に対する低下
度(%)で第5表に示した。
トリウム27gを分散せしめ、更にブタインスリン
48.5mgを電気天秤で精秤して加え乳鉢中で良く撹
拌して均密な分散液を得た。坐剤用ゼラチンカプ
セル中に該分散液の500mgを充填せしめてゼラチ
ンカプセル坐剤を得た。本剤1カプセル中には32
国際単位のインスリンが含まれている。白色在来
種雄性家兎(体重3.0〜3.5Kg)の直腸内に本剤を
投与し、投与前および投与後30分、1時間、2時
間、3時間における血糖値を測定し、本発明製剤
によるインスリンの直腸からの吸収を調べた。家
兎は5羽を用い、1採血時0.5mlの血液を採取し
た。血糖値の測定はグルコースオキシダーゼ法に
より行つた。結果を投与前の血糖値に対する低下
度(%)で第5表に示した。
【表】
実施例 6
実施例1におけるグルタミン酸ナトリウムの代
りにアスパラギン酸ナトリウム3.0gを用いるこ
と以外は全く同様に実施して第6表の結果を得
た。
りにアスパラギン酸ナトリウム3.0gを用いるこ
と以外は全く同様に実施して第6表の結果を得
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 薬物と酸性アミノ酸及び/又は酸性アミノ酸
の塩とを含んでなり、実質的に水分を含まないこ
とを特徴とする坐剤。 2 薬物が、通常の直腸投与或いは通常の経口投
与では吸収されないか又は実質的にほとんど吸収
されないか又は不十分な吸収しか行われない薬物
である特許請求の範囲第1項記載の坐剤。 3 薬物がペプチドホルモン類、酵素類、多糖
類、制癌剤類、抗生物質類からなる群から選ばれ
た1種又は2種以上のものである特許請求の範囲
第1項記載の坐剤。 4 薬物がペプチドホルモン類、多糖類、抗生物
質類からなる群から選ばれた1種又は2種以上の
ものである特許請求の範囲第1項記載の坐剤。 5 酸性アミノ酸がグルタミン酸および/又はア
スパラギン酸である特許請求の範囲第1項〜第4
項のいずれか1項記載の坐剤。 6 酸性アミノ酸の塩が、グルタミン酸ナトリウ
ム、アスパラギン酸ナトリウム、アスパラギン酸
カリウムからなる群からえらばれた1種又は2種
以上のものである特許請求の範囲第1項〜第5項
のいずれか1項記載の坐剤。 7 ペプチドホルモン類がカルシトニンである特
許請求の範囲第3項〜第6項のいずれか1項記載
の坐剤。 8 ペプチドホルモン類がインスリンである特許
請求の範囲第3項〜第6項のいずれか1項記載の
坐剤。 9 多糖類がヘパリン類である特許請求の範囲第
3項〜第6項のいずれか1項記載の坐剤。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4036980A JPS56138115A (en) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | Suppository containing acidic amino acid or derivative thereof |
| DE8181102336T DE3171774D1 (en) | 1980-03-31 | 1981-03-27 | Pharmaceutical composition for intrarectal administration, and suppository prepared therefrom |
| EP81102336A EP0037943B1 (en) | 1980-03-31 | 1981-03-27 | Pharmaceutical composition for intrarectal administration, and suppository prepared therefrom |
| US06/249,462 US4434159A (en) | 1980-03-31 | 1981-03-31 | Pharmaceutical composition for intrarectal administration, and suppository prepared therefrom |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4036980A JPS56138115A (en) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | Suppository containing acidic amino acid or derivative thereof |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56138115A JPS56138115A (en) | 1981-10-28 |
| JPH0242809B2 true JPH0242809B2 (ja) | 1990-09-26 |
Family
ID=12578721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4036980A Granted JPS56138115A (en) | 1980-03-31 | 1980-03-31 | Suppository containing acidic amino acid or derivative thereof |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56138115A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| HU203204B (en) * | 1987-09-15 | 1991-06-28 | Sandoz Ag | Process for producing suppository containing calcitonin and taurocholic acid |
| JP2756787B2 (ja) * | 1988-04-30 | 1998-05-25 | 日東電工株式会社 | 水溶性生理活性蛋白質製剤 |
| JP7237479B2 (ja) * | 2018-06-29 | 2023-03-13 | 小林製薬株式会社 | ゼラチン含有組成物 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55153712A (en) * | 1979-05-18 | 1980-11-29 | Kao Corp | Insulin pharmaceutical preparation and its production |
| JPS56127338A (en) * | 1980-03-10 | 1981-10-06 | Morishita Seiyaku Kk | Basic amino acid salt of diclofenac and suppository containing the same |
-
1980
- 1980-03-31 JP JP4036980A patent/JPS56138115A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56138115A (en) | 1981-10-28 |
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