JPH0242797Y2 - - Google Patents

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JPH0242797Y2
JPH0242797Y2 JP10151085U JP10151085U JPH0242797Y2 JP H0242797 Y2 JPH0242797 Y2 JP H0242797Y2 JP 10151085 U JP10151085 U JP 10151085U JP 10151085 U JP10151085 U JP 10151085U JP H0242797 Y2 JPH0242797 Y2 JP H0242797Y2
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tube
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flexible sleeve
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JP10151085U
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JPS6212690U (ja
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は岩盤および地質構造の調査をおこなう
ための岩盤等のコア採取装置に関し、簡便・確実
でしかも安価に調査をおこなうことを目的とする
ものである。
(従来の技術) ダムやトンネルをはじめとした大規模な構造物
の建設にあたつては予定地の断層、節理、破砕帯
などの位置、および方向性をはじめとした岩質あ
るいは地質構造をあらかじめ明確にする必要があ
る。
そのために従来種々の測定手段が開発され、予
定地をボーリングして地表面から観察したり、あ
るいは立杭や横杭を掘削し、直接作業員が立ち入
つて状況を目視観察する等の方法が実施されてい
る。
(考案の解決すべき問題点) しかしながら上記の従来方法において、ボーリ
ング孔内を地表面より観察する場合には必ずしも
正確な測定結果が得難く、また上記ボーリング孔
内に岩盤等のコア採取装置を挿入して採取したコ
アを分析調査する場合においても単に岩質を観察
するだけにとどまり、肝心な地質構造を解析する
ことはできない。
さらに立杭や横杭を掘削する場合においても大
規模な工事要素を伴う結果、場所的あるいは費用
面での制約により実際には実現が難しい。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記した従来の地質等測定技術の問題
点を解決すべく種々研究の結果案出されたもので
あり、地中より採取したコアに基づいて地質構造
等を知る簡便な測定方法を採用する場合には、そ
の正確性ならびに客観性を保有するために、 第1にコアの採取率が完全であること、 第2に採取されたコアの方位が明確であるこ
と、 第3に採取装置の作動が完全であること、 以上3点にわたる要件を備えていることが必要で
あることを見出し、これらの各種要件を満たすに
十分な構造の採取装置を開発するに至つたもので
あつて、具体的には、先端に掘削用ビツトを有す
るところの周方向に回転可能なアウターチユーブ
と、該アウターチユーブ内に遊嵌され、しかも先
端部内周面が先細り状のテーパーを形成している
ミドルチユーブと、該ミドルチユーブ内に装入さ
れ、周方向の回転を規制されるとともにミドルチ
ユーブの長手方向に移動自在であつて先端に上記
ミドルチユーブのテーパー面に沿つて先端方向に
突出する際次第に縮径するところの先端が鋭利な
コアリフターを接離自在に有するインナーチユー
ブとからなり、該インナーチユーブ内には長手方
向に移動可能なコアエレベーターを遊嵌させると
ともに、該コアエレベーターと前記コアリフター
との間に伸縮自在の可撓性スリーブを介在せし
め、しかも該可撓性スリーブにはその伸縮方向に
連続した方位ラインを付したことを特徴とするも
のである。
(実施例) 以下において本考案の具体的な内容を図示の一
実施例をもとに説明すると、1はアウターチユー
ブ、7はミドルチユーブ、14はインナーチユー
ブを示す。
アウターチユーブ1は先端に掘削用ビツト2を
有し、基部3に結合されたシヤフト6の回転に伴
つて周方向に回転自在とされ、しかも基部3寄り
の位置には支持部4を介して網状のフイルター5
が設けられている。
ミドルチユーブ7は、上記アウターチユーブ1
内に遊嵌され、しかも先端部内周面が先端開口部
方向に次第に先細り状となるテーパー部13を形
成しており、しかもそのヘツド部8には中空室9
を有し、該中空室9内にはスプリング10を介し
てシヤフト11の上端部が装入されている。
インナーチユーブ14は、上記ミドルチユーブ
7内に装入され、しかもヘツド15には上記シヤ
フト11が連結されており、該シヤフト11の進
退に伴つてミドルチユーブ7の長手方向に移動自
在であつて、先端には上記したミドルチユーブ7
の先端内周部に有するテーパー面13に沿つて該
インナーチユーブ14が先端方向に突出する際次
第に縮径するところの先端が鋭利なコアリフター
16を接離自在に有する。
さらにインナーチユーブ14の内部には周方向
4ケ所にローラー20が設けられ、インナーチユ
ーブ14の内周方向に突設された複数条のリブ1
4aに沿つて転動するコアエレベーター18が設
けられ、しかも該コアエレベーター18は下部体
19bと、下部体内に嵌入する上部体19aとよ
り構成されており、両者を通じて軸方向に連通さ
せた通孔21を有するとともに、下部体19bに
は通孔の全面を遮蔽する網状のフイルター24が
装着され、さらに外周面には凹溝22が刻設さ
れ、しかも該凹溝22内には係止リング23が着
脱自在に装着されている。
さらにインナーチユーブ14内であつて上記し
たコアエレベーター18の下方には該コアエレベ
ーターの下方部19bの底面周縁部を支承する円
筒状体17が介在され、しかも該円筒状体17に
は外周方向に膨出するフランジ17aを有し該フ
ランジをもつてインナーチユーブ14の下端開口
部に嵌合せしめているとともに軸方向に延びる延
長部17bを有し、該延長部17bの外周側には
先端を次第に鋭利に尖らせたコアリフター16の
基端部を嵌合せしめている。
尚コアリフター16には、特に図示していない
が、略逆円錐状周面の少なくとも1ケ所に軸方向
に沿う切り割り部を設けてあり、これによつて容
易に縮径できるようになつている。
さらにコアリフター16と前記コアエレベータ
ー18との間には伸縮自在の可撓性スリーブ25
が介在されており、しかも該可撓性スリーブ25
には特に図示はしていないがその伸縮方向に連続
した直線状の方位ラインが付されており、該可撓
性スリーブ25の一端をコアリフター16の外周
面に締付けバンド等を利用して気密に固定すると
共に、他端を第2図に示したようにコアエレベー
ター18の下部体19bと上部体19aとの嵌合
部に挟圧保持させ、さらに下部体19bの外周面
に係止リング23を利用して気密的に保持させ
る。
(作用) 上記した実施例の構成において、予定個所に先
端を向け、しかも可撓性スリーブ25に施された
方位ラインを、たとえば北方向に合わせた後、シ
ヤフト6を一定方向に回転させてアウターチユー
ブ1を回転させながら先端の掘削用ビツト2によ
り順次ボーリングを開始する。同時にシヤフト6
の中空部よりアウターチユーブ1内に水等の液体
を圧送するとフイルター5を通過した後液体はミ
ドルチユーブ7のヘツド部8に施されたスリツト
イよりミドルチユーブ7の外周面とアウターチユ
ーブ1の内周面との間を全周にわたり下方先端方
向に落下し、スロツトロより掘削用ビツト2の掘
削位置に順次放出される。
掘削が進行するに伴いコアリフター16により
順次切り取られたコアCが円筒状体17内へ送り
こまれる。送りこまれたコアCは上端が下方部1
9bに突き当たり、コアエレベーター18をイン
ナーチユーブ14の内周面に沿つて上方へ押し上
げる。このとき可撓性スリーブ25は上記コアエ
レベーター18に追従して引き伸ばされる結果、
目的とする所定深さのコアCを次第に包囲してゆ
く。
尚この際コアCの進入に伴つて入室した泥水等
はフイルター24を通過してインナーチユーブ1
4内を上昇し、スリツトハからボールニを押し上
げてスリツトホ,ヘを通つて前記圧送水と同一の
流路へと流れる。
このようにして最大限でインナーチユーブ14
の室内高さいつぱい迄の長さの切り取られたコア
Cを前記可撓性スリーブ25により完全に包囲し
た後、前記シヤフト6内よりミドルチユーブ7の
ヘツド部8に設けた中空室9内に連絡されたパイ
プ(図示省略)により油圧をかけるとシヤフト1
1はコイルスプリング10の弾発力に抗して下方
に下降し、これに伴つてインナーチユーブ14、
円筒状体17および先端のコアリフター16を下
降させる。
コアリフター16はミドルチユーブ7の先端テ
ーパー面13に摺接しつつ先端方向に突出する際
該テーパー面の縮径作用により次第に先端の径を
縮小させつつコアCの根本部分を先細り状に切削
し且つこれを挟圧保持する。かかる状態において
コア採取装置を地上に引き上げ、インナーチユー
ブ14内に収納されたコアCを前記可撓性スリー
ブ25に包まれたままの状態で取り出してこれを
測定に供するものである。
(考案の効果) 本考案は以上詳述したように先端に掘削用ビツ
トを有するところの周方向に回転可能なアウター
チユーブと、該アウターチユーブ内に遊嵌され、
しかも先端部内周面が先細り状のテーパーを形成
しているミドルチユーブと、該ミドルチユーブ内
に装入され、周方向の回転を規制されるとともに
ミドルチユーブの長手方向に移動自在であつて先
端に上記ミドルチユーブのテーパー面に沿つて先
端方向に突出する際次第に縮径するところの先端
が鋭利なコアリフターを接離自在に有するインナ
ーチユーブとからなるものであるから、来の如く
立杭や横杭を掘削する場合に比べ、場所的要因あ
るいは費用面での負担が格段に小さくなるのみな
らず、目的個所のコアを正確且つ簡便に採取する
ことができる。
さらに上記インナーチユーブ内には長手方向に
移動可能なコアエレベーターを遊嵌させるととも
に、該コアエレベーターと前記コアリフターとの
間に伸縮自在の可撓性スリーブを介在せしめ、し
かも該可撓性スリーブにはその伸縮方向に連続し
た包囲ラインを付したものであるために、採取さ
れたコアの方位を明確にすることができ、その結
果地質構造における正確でしかも完全な測定をお
こなうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例をあらわした岩盤等
のコア採取装置の縦断面図、第2図は第1図にお
けるコアエレベーターの部分を中心とした要部拡
大断面図である。 1……アウターチユーブ、2……掘削用ビツ
ト、6……シヤフト、7……ミドルチユーブ、8
……ヘツド部、9……中空室、10……スプリン
グ、11……シヤフト、13……テーパー面、1
4……インナーチユーブ、14a……リブ、16
……コアリフター、17……円筒状体、18……
コアエレベーター、19a……上部体、19b…
…下部体、20……ローラー、22……凹溝、2
3……係止リング、25……可撓性スリーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端に掘削用ビツトを有するところの周方向に
    回転可能なアウターチユーブ1と、該アウターチ
    ユーブ内に遊嵌され、しかも先端部内周面が先細
    り状のテーパーを形成しているミドルチユーブ7
    と、該ミドルチユーブ内に装入され、周方向の回
    転を規制されるとともにミドルチユーブの長手方
    向に移動自在であつて先端に上記ミドルチユーブ
    のテーパー面に沿つて先端方向に突出する際次第
    に縮径するところの先端が鋭利なコアリフター1
    6を遊離自在に有するインナーチユーブ14とか
    らなり、該インナーチユーブ内には長手方向に移
    動可能なコアエレベーター18を遊嵌させるとと
    もに、該コアエレベーターと前記コアリフターと
    の間に伸縮自在の可撓性スリーブ25を介在せし
    め、しかも該可撓性スリーブにはその伸縮方向に
    連続した方位ラインを付した特徴とする岩盤等の
    コア採取装置。
JP10151085U 1985-07-03 1985-07-03 Expired JPH0242797Y2 (ja)

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JP10151085U JPH0242797Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JP10151085U JPH0242797Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JPS6212690U JPS6212690U (ja) 1987-01-26
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JP10151085U Expired JPH0242797Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JP5334614B2 (ja) * 2009-02-04 2013-11-06 ケミカルグラウト株式会社 土壌サンプリング方法

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JPS6212690U (ja) 1987-01-26

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