JPH0242740B2 - - Google Patents

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JPH0242740B2
JPH0242740B2 JP60129126A JP12912685A JPH0242740B2 JP H0242740 B2 JPH0242740 B2 JP H0242740B2 JP 60129126 A JP60129126 A JP 60129126A JP 12912685 A JP12912685 A JP 12912685A JP H0242740 B2 JPH0242740 B2 JP H0242740B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、有蓋の容器に着脱自在に嵌着される
蓋とその製造方法に係るもので、この嵌着蓋は密
封された容器、例えば缶詰、油缶などの上蓋、広
口びんの上蓋などに用いられ、その製造方法は前
記の蓋を射出成形して製造する分野で利用され
る。
〔従来の技術〕
半硬質の合成樹脂製の蓋枠の内周に受縁が突設
され、内容物、商品名などが印刷表示された紙材
の下面に樹脂フイルムをラミネートした表示紙葉
の周端部をこの受縁の上面に超音波溶着手段によ
つて溶着させた嵌着蓋は、実開昭58−76545号に
みられるようにすでに公知である。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
前述した従来技術では、超音波溶着するための
超音波振動子の先端が尖鋭に形成されているの
で、表示紙葉の周端部の溶着部分は線状となり、
表示紙葉の上面の紙材と下面の樹脂フイルムとは
同一の伸び率で溶着されることとなる。
しかし、このような二層構造の表示紙葉の周端
部を単に線状の部分で溶着するのみでは、紙材と
樹脂フイルムとの吸湿性が大きく異なるため、紙
材が多量に湿気を含んで伸びた場合に樹脂フイル
ムとの間に伸縮差が生じ、その伸びが全く吸収さ
れないために紙材が表面側に膨れ上がつて凹凸を
来たしたり、又は蓋全体が捻じれて変形するとい
う問題点があつた。この伸縮はきわめて微細なも
ので、求心方向の一端部において約0.2mm以内の
ものであるが、蓋の変形を生じさせる主要な原因
となつている。
また、線状の溶着部分よりも外側の表示紙葉の
端縁は溶着されないから、この端縁がめくれ上が
つて剥離しやすい難点もあつた。
本発明は上記の問題点をすべて解決しようとす
るものであり、本発明において表示紙葉とは、内
容物、商品名などを印刷表示した紙材の下面に樹
脂フイルムをラミネートしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の嵌着蓋
は、合成樹脂製の蓋枠の内周に突設した受縁の上
面に斜め下方に傾斜する傾斜面を形成し、下面に
樹脂フイルムをラミネートした表示紙葉の周端部
を前記傾斜面に一体に溶着したことを特徴とする
ものである。
また、本発明の製造方法は、合成樹脂製の蓋枠
の内周に突設した受縁の上面に、下面に樹脂フイ
ルムをラミネートした表示紙葉の周端部を載置
し、先端面が内側に起上する傾斜面に形成された
超音波振動子により前記周端部を受縁に圧接し、
この周端部を斜め下方に折曲させて受縁に形成さ
れる傾斜面と一体に溶着させることを特徴とす
る。
なお、上記の製造方法においては、受縁の上面
に予め内側に起上する傾斜面を設けて表示紙葉の
周端部を溶着させるようにしてもよい。
〔作用〕
上記の構成の嵌着蓋は、表示紙葉の周端部が受
縁に設けられた斜め下方の傾斜面に溶着されるた
めにこの周端部が斜め下方に折曲され、したがつ
て、これよりも内部側にある表示紙葉の上面の紙
材は、乾燥した状態下でその全表面が常に張りを
保つた状態、すなわち伸張された状態となつてい
る。このため、紙材が多量に湿度を含有してもそ
れ以上には伸長せず、また、乾燥しても前記伸張
状態よりも縮まることはないから、蓋に前述した
ような変形を生ずることは完全に防止される。
また、本発明の製造方法は、下面に樹脂フイル
ムをラミネートした表示紙葉の周端部を蓋枠の受
縁上に載置し、先端面が内側に起上する傾斜面に
形成された超音波振動子を前記周端部に押し当て
つつ超音波を発射させるので、受縁の平らな上面
は圧力を受けて超音波振動子の先端の傾斜面に対
応する傾斜面に溶融され、これと同時に樹脂フイ
ルムも溶融され、その冷却硬化により、表示紙葉
上面の紙材もこの傾斜面に沿つて同様に折曲され
た状態で溶着固定される。
このようにして、受縁の平らな上面に傾斜面を
形成すると同時にこの傾斜面に表示紙葉の周端部
を溶着することが一挙に行われるもので、この周
端部はその端縁までの全面が傾斜面に溶着され、
しかも、斜め下方に折曲されて溶着されているた
め、周端部よりも内部側の上面の紙材には常に張
りが保たれている。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を示す図面について具
体的にこれを説明する。
第1図は本発明に係る嵌着蓋の一例の断面図で
あり、半硬質の合成樹脂で形成された蓋枠1は上
部に突出周条2を有し、その内周には受縁3が突
設されている。
この受縁3の上面には、下面に樹脂フイルム5
をラミネートした表示紙葉4の周端部4aが溶着
されているが、その溶着部分は、第4図に示すよ
うに、前記周端部4aが斜め下方に折曲されて受
縁3に形成された傾斜面に一体に溶着されてお
り、この周端部4aよりも内部側の表示紙葉4の
上面の紙材が常に伸張状態にあるようにしてあ
る。
また、第2図及び第3図はこの嵌着蓋の製造方
法の一例を示すもので、本製造法では超音波によ
る溶着手段が用いられ、その超音波振動子6は、
図面に示すように蓋枠1の突出周条2内に挿入す
ることができ、且つその先端面は内部側が起上す
る傾斜面6aに形成されている。
本製造法では、まず、蓋枠1の受縁3の上面に
樹脂フイルム5のラミネート面が接触するように
して表示紙葉4の周端部4aを載置し、次いで、
超音波振動子6の先端面をこの周端部4aに押し
当てて超音波を発射させる。これにより、超音波
振動子6の先端面は内部側が起上する傾斜面6a
に形成されているので、第3図、第4図に示すご
とく、その押圧力により受縁3は傾斜面6aに対
応する傾斜面に溶融され、これと同時に周端部4
aの樹脂フイルム5も溶融されるとともにこの部
分の紙材4′も折り曲げられ、溶融樹脂の冷却硬
化により、この紙材4′が折曲された状態で一体
に溶着される。
なお、この場合の実施態様として、第5図示の
ように受縁3の上面に予め内側に起上する傾斜面
3aを設けておくと、超音波振動子6を軽く押し
当てるだけで前記と同様に製造することができ
る。
また、本発明によつて製造される嵌着蓋の形状
は、第6図の方形、同図の半円形、同図の
円形などのほか、これを任意に選択することがで
きる。
〔効果〕
上記のごとく、本発明によれば、下面に樹脂フ
イルムをラミネートした表示紙葉の周端部を斜め
下方に折曲して受縁の傾斜面に一体に溶着させる
ので、樹脂フイルムの上面の紙材は常に伸張した
状態に保たれ、その吸湿、乾燥による伸縮、変形
を完全に防止できる効果がある。また、先端面が
内部側に起上する傾斜面に形成された超音波振動
子により、下面に樹脂フイルムをラミネートした
表示紙葉の周端部を蓋枠の受縁に押圧して超音波
溶着するので、受縁に傾斜面を形成すると同時に
前記周端部はその端縁までの全面がこの傾斜面に
溶着されるから、周端部がめくれて剥離すること
を確実に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の嵌着蓋の一例の断面図、第2
図及び第3図はその製造方法の説明図、第4図は
溶着後の嵌着蓋の要部の断面図、第5図はこの製
造方法の実施態様を示す断面図、第6図は嵌着蓋
の形状を例示した斜面図である。 1……蓋枠、2……突出周条、3……受縁、3
a……傾斜面、4……表示紙葉、4a……周端
部、5……樹脂フイルム、6……超音波振動子、
6a……傾斜面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂製の蓋枠の内周に突設した受縁の上
    面に斜め下方に傾斜する傾斜面を形成し、下面に
    樹脂フイルムをラミネートした表示紙葉の周端部
    を前記傾斜面に一体に溶着したことを特徴とする
    嵌着蓋。 2 合成樹脂製の蓋枠の内周に突設した受縁の上
    面に、下面に樹脂フイルムをラミネートした表示
    紙葉の周端部を載置し、先端面が内側に起上する
    傾斜面に形成された超音波振動子により前記周端
    部を受縁に圧接し、この周端部を斜め下方に折曲
    させて受縁に形成される傾斜面と一体に溶着させ
    ることを特徴とする嵌着蓋の製造方法。 3 前記受縁の上面に予め内側に起上する傾斜面
    を設けて表示紙葉の周端部を溶着させる特許請求
    の範囲第2項記載の嵌着蓋の製造方法。
JP60129126A 1985-06-15 1985-06-15 嵌着蓋及びその製造方法 Granted JPS61287559A (ja)

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JP60129126A JPS61287559A (ja) 1985-06-15 1985-06-15 嵌着蓋及びその製造方法

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JP60129126A JPS61287559A (ja) 1985-06-15 1985-06-15 嵌着蓋及びその製造方法

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JPS61287559A JPS61287559A (ja) 1986-12-17
JPH0242740B2 true JPH0242740B2 (ja) 1990-09-25

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JP60129126A Granted JPS61287559A (ja) 1985-06-15 1985-06-15 嵌着蓋及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2585587B2 (ja) * 1987-04-17 1997-02-26 株式会社吉野工業所 超音波溶着用金型及びその金型を用いた超音波溶着方法
JPH0228455U (ja) * 1988-08-16 1990-02-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5876545U (ja) * 1981-11-17 1983-05-24 有限会社佐藤商産 嵌着蓋

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JPS61287559A (ja) 1986-12-17

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