JPH0242722A - 化合物半導体のエッチング方法,電極形成方法,エッチドミラー,分離溝およびエッチドミラーレーザ - Google Patents

化合物半導体のエッチング方法,電極形成方法,エッチドミラー,分離溝およびエッチドミラーレーザ

Info

Publication number
JPH0242722A
JPH0242722A JP19285388A JP19285388A JPH0242722A JP H0242722 A JPH0242722 A JP H0242722A JP 19285388 A JP19285388 A JP 19285388A JP 19285388 A JP19285388 A JP 19285388A JP H0242722 A JPH0242722 A JP H0242722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
gas
etched
electrode
compound semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19285388A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoko Takimoto
滝本 京子
Seiji Onaka
清司 大仲
Atsushi Shida
紫田 淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP19285388A priority Critical patent/JPH0242722A/ja
Publication of JPH0242722A publication Critical patent/JPH0242722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明におけるエツチング方法は、化合物半導体のドラ
イエツチングに関するものである。
本発明における電極形成方法は1例えば半導体デバイス
製造に際して電極形成困難な位置への電極形成方法に関
するものである。
本発明におけるエツチドミラー、分離溝は、化合物半導
体上にドライエツチングにより形成されるものであり、
形成位置は結晶方位に依存せず。
優れた垂直性を有しており、エツチドミラーレーザ、先
導波路、光変調器、光分岐器等に適用されるものである
本発明におけるエツチドミラーレーザは、化合物半導体
上の任意の位置に形成することができ、半導体デバイス
の集積化に適用されるものである。
なお、本発明の記載事項において、ヨウ素ガス■2ある
いはI2と明記されたものは気体の状態を示し、■と明
記されたものはヨウ素原子を示すものとし、気体、液体
、固体状態の区別なくヨウ素と明記されたものは、何れ
の状態をも含めるものとする。また、I含有化合物ガス
は気体、■含有化合物は気体、液体、固体の何れの状態
をも含めるものとする。
(従来の技術) 従来、InP、 InGaAsP、 InGaAsなど
化合物半導体のドライエツチングは、C112をエッチ
ャントとして行われており、例えば電子通信学会技術研
究報告S S D85−47 P35においては、Ca
、とArを用いた反応性イオンエツチング(RI E)
法が報告されている。この報告においては、エツチング
端面ばInP基板の主表面に対して約80″ と傾いて
おり、エツチングレートも50nm/winと小さいも
のであった。また、GaAsのドライエツチングにおい
ては、既に良好な垂直エツチングが実現されているが、
そのエツチング速度は0.1〜0.5μm/minとま
だまだ高速性が望まれるものである。
現在、半導体レーザはへき開により端面ミラーの形成を
行っている。このため、レーザのキャビティ長はへき開
音能な長さ(約250μm)以上に限定されている。小
型化、モノリシック化を目指し、ドライエツチングによ
る端面形成が提唱され試作されている。しかしながら、
現在のところエツチドミラーレーザは、へき開によりミ
ラー形成したレーザに比べて、例えばキャビティ長33
0pmに対して閾値電流70n+A (三上他Elec
tron Lett、 19゜213 (1983) 
(エレクトロン・レターズ)〕と大きく、実用化には至
っていない、また、エツチングにより形成されたエツチ
ドミラー面は+ InPにおいては垂直から10〜20
″傾いている。GaAs系においては、かなり垂直に近
いものの、エツチング速度が0.1〜0.5μm/wi
n程度と非常に遅いものである。
半導体レーザ等、半導体デバイスは、ドライエツチング
により分離溝やミラー面を形成する際、ドライエツチン
グ終了後マスク材を除去する。その後、レジスト等によ
り電極パターンを形成し、電極蒸着を行い、電極形成す
るというプロセスを行うものである。
また、現在行われている化合物半導体のドライエツチン
グは、エツチング速度が0.1〜0.5μ@/winで
あり、分離溝形成を実用化するには、エツチング速度の
向上が必要不可欠である。
(発明が解決しようとする課題) まず第1の課題として、化合物半導体をドライエツチン
グする際、従来使用されているCQ2系ガスでは、エツ
チング面が垂直から10〜20″′傾くという欠点を有
している。更に、エツチング速度も0.1〜0.5μm
/winという遅いものである。
第2の課題は、化合物半導体のドライエツチングによる
エツチドミラーの形成に関するものである。
エツチドミラーを応用した素子として、例えばエツチド
ミラーレーザの場合を挙げる。従来のエツチドミラーレ
ーザの閾値電流は、InP系において低いものでも70
mAあり、へき開によりミラー面を形成したものの約3
倍の値を示し、ミラー面も垂直からlO〜20@傾いて
いる。光集積回路の小型化、モノリシック化が要求され
ているにもかかわらず実用化に至らない背景には、こう
したミラー面形成技術の問題点が残されている。
第3の課題は、分離溝に関するものである。従来の化合
物半導体のドライエツチングでは、エツチング速度が0
.1〜0.5μm/winと遅く、実用化するには問題
となる。
第4の課題は、電極形成方法に関するものである。ドラ
イエツチングによって分離溝あるいはエツチドミラー面
等を形成するプロセスを有する半導体デバイスを作製す
る際、通常基板上にマスク形成、パターン出し、エツチ
ング、マスク除去。
パターン出し、電極蒸着、リフトオフといった工程がと
られる。この方法では、工程数の多さに加えてエツチン
グ溝のきわ(際)近くまで電極を形成することが非常に
困喝である。
第5の課題は、エツチドミラーレーザに関するものであ
る。従来のエツチドミラーレーザの閾値電流は、InP
系において低いものでも70mAあり、へき開によりミ
ラー面を形成したものの約3倍の値を示す、また、エツ
チングによりミラー面を形成した後に電極パターンを出
し、電極蒸着を行うというプロセスをとるために、電極
はエツチング壁のきねから約2μI後退した所から形成
せざるを得ない。このため1反射ミラー面付近2μ閣ず
つの位置が吸収層として働いてしまう。エツチドミラー
レーザの特徴を生かし、短共振器レーザを作製する場合
、吸収層が大きく影響してくるのである。
本発明は、上述のようなWiIを解決することを目的と
するものである。
(141題を解決するための手段) 本発明は、前記課題に鑑みてなされたものである。その
第1の課題に対して、化合物半導体をドライエツチング
するに際し、工2ガスあるいは工含有化合物ガスを少な
くとも1種含むガスをエツチングガスとして導入する。
第2の課題に対しては、以下の方法を用いて実用化可能
なエツチドミラー面を形成するものとする。レーザの反
射率Rは、ミラー面の垂直からの傾きをαとすると、以
下に示す式で表現される。
R/ R,= exp (−2β2ω2tan”α)但
し、Ro:α=0のときの反射率 ω :発光スポットの幅の1/2 β :伝搬定数でβ= 2 tc n /λ。
〔伊賀他、アブライドオプティクス(Apρ1iedO
ptics) 20.2367 (1981))この式
は、ミラー面の傾きαがいかに大きくレーザ特性に影響
を及ぼすかを表している。反射率の劣化を20%以下に
するには、αは5°以下であることが必要である。αが
10°になると、反射率は50%に減少してしまう。本
発明においては、へき開によりミラー面を形成したレー
ザ遜色なく実用化可能なエツチドミラーレーザを供給す
るためには、更には、光導波路、光変調器、光分岐器等
に適用され得るエツチドミラー面を形成するためには、
αを5°以下、好ましくは3″以下にする必要があるも
のと考える。従って、■2ガスあるいは■含有化合物ガ
スを少なくとも1種含むガスをエツチングガスとして用
い、αを3°以下に押えた反射率の高いエツチドミラー
面を形成するものとする。
第3の課題に対しては、以下の方法を用いるものとする
。半導体デバイスのモノリシック化を目指す場合、当然
素子分離という問題が生じてくる。
結晶方位に依らず分離溝を形成するためにドライエツチ
ングが導入されているが、現在のところエツチング速度
が極めて遅い。分離溝は素子間を電気的に絶縁するため
に充分深く堀る必要があり。
エツチング速度が0.1〜0.5μm/a+inでは実
際上太いに問題がある。そこで、工2ガスあるいは■含
有化合物ガスを少なくとも1種含むガスをエツチングガ
スとして用いることにより、エツチング速度を1.5μ
s10+in以上の高速値を得、実用可能な分離溝を形
成するものとする。
第4の課題に対しては、以下の方法を用いて電極形成す
るものとする。化合物半導体上に電極メタル形成後、そ
の上に直接マスク材を積層する。
そして、レジストによるパターン出しを行い、マスク材
、電極メタルの順にエツチングする。レジスト除去のの
ちドライエツチングを行い、終了後マスク材を除去する
。マスク材除去後、電極が表面に現れる。
第5の課題に対しては、以下の方法を用いてエツチドミ
ラーレーザを形成するものとする。化合物半導体上に電
極メタル形成後、その上に直接マスク材を積層する。そ
して、レジストによるパターン出しを行い、マスク材、
電極メタルの順にエツチングする。レジスト除去の後に
、I2ガスあるいはT含有化合物ガスを少なくとも1種
含むガスをエツチングガスとしてドライエツチングを行
う。
優れた垂直性を有するエツチング壁が得られるため、反
射率の劣化を極力押えることができる。更に、エツチン
グの後、マスク材を除去する。マスク材の除去により電
極が表面に現れ、エツチング壁のきわまで電極形成でき
、これにより吸収層をほとんど除去できる。また、ドラ
イエツチングを行う前に、必要に応じてサイドウオール
を形成する。
(作 用) 本発明は、各課題に対し解決すべく手段を用いたが、そ
の1作用については各課題と照らし合わせ、以下説明し
ていく。
第1の課題に対し、I2ガスあるいはI含有化合物ガス
を少なくとも1種含むガスをエツチングガスとして導入
することを図った。一般に、化合物半導体のエツチング
ガスは、CQ2系ガスが用いられている。しかし、反応
性の低いCQ2系ガスでは、エツチング速度が0.1〜
0.5μm/winと遅く、エツチング壁も垂直から1
0〜20°傾いたものとなっていた。従来、I(ヨウ素
)は常温で固体であるため、エツチングガスとして用い
ることは困難であると考えられていた。しかし、実際に
は非常に反応性が高く、極めて少量のガスによりエツチ
ングが進行することがわかった。また、必要に応じてI
2ガスあるいは工含有化合物ガスに加えて、それら以外
の他ガスの導入も図るものとする。他ガスの導入により
、低い圧力領域での安定なプラズマ放電を供給すること
ができる。一般に、ドライエツチングはそのメカニズム
により特徴が異なる。化学反応によるエツチングは、ダ
メージの少ない速度の遅いエツチングを可能とするが、
形状は等方的である。物理反応によるエツチングは、垂
直性が優れ、マスクの形を反映した整った形状を可能と
するが、エツチング速度が遅くダメージが大きい。
■の中性活性種は化学反応によるエツチングを促進する
ものである。イオン種は物理反応によるエツチングに寄
与する。必要に応じて他ガスの導入を図ることにより、
エツチング雰囲気中におけるイオン種の量を調節するこ
ともできる。エツチング雰囲気中のIの中性活性種量と
イオン種量をうまく組み合わせ、即ち化学反応によるエ
ツチングと物理反応によるエツチングをうまく組み合わ
せ、エツチング速度の速い垂直エツチングが可能となっ
たのである。
第2の課題に対し、前記エツチング方法を用いて垂直面
を形成することにより、面の傾斜による反射ロスをなく
し、良好なエツチドミラー面を形成することができる。
加えて、結晶面に依存しないドライエツチングであるた
め、所望する位置に容易に反射率の高いエツチドミラー
面を形成することができる。
第3の課題に対し、前記エツチング方法を用いるものと
する。分離溝は素子間を電気的に絶縁するために充分深
く掘る必要があり、エツチング速度の高速化は実用上非
常に重要な問題である。I2ガスあるいは■含有化合物
ガスのうち少なくとも1種含むガスをエツチングガスと
して用いるならば、■の有する反応性の高さゆえ、CQ
2系ガスでは得雅い1.5μm/min以上の高速エツ
チングが容易に得られ、実用上非常に有効な分離溝形成
を行うことができる。
第4の課題に対し、ドライエツチングによって分離溝あ
るいはエツチドミラー面等を形成するプロセスを有する
半導体デバイスを作製する際、通常(1)ドライエツチ
ング用マスク材蒸着、(2)レジスト塗布、(3)露光
、(4)パターン形成、(5)マスク材の加工、(6)
レジスト除去、(7)ドライエツチングによるエツチン
グ溝の形成、(8)マスク除去、(9)レジスト塗布、
(10)露光、(11)電極パターン形成、(12)電
極メタル蒸着、(13)リフトオフという13工程のプ
ロセスを経る。これに対し、本発明による工程は、(1
)電極メタル蒸着、(2)ドライエツチング用マスク材
の蒸着、(3)レジスト塗布、(4)露光、(5)パタ
ーン形成、(6)マスク材の加工、(7)電極メタルの
加工、(8)レジスト除去、(9)ドライエツチングに
よるエツチング溝の形成、(10)マスク除去と10工
程となり、3工程の簡略化となる。また、マスク材の加
工と電極メタルの加工は同一のレジストマスクにより行
うことができ、パターン合わせの手間が要らず、ズレに
よるロットアウトを防ぐこともできる。更に、電極メタ
ルとマスク材が同一マスクであるため、電極メタルとエ
ツチング溝は同一パターンに加工できる。
このことにより、エツチング壁のきわまで容易に電極を
形成できるようになった。
第5の課題に対し、第1の課題に対してなされたエツチ
ング方法を用い、第4の課題に対してなされた電極形成
方法を用いてエツチドミラーレーザを形成するものとす
る。従来、ドライエツチングにより形成したミラー面は
、垂直から10〜20″傾いており、このため、反射率
が大きく低下してしまっていた。本発明においては、第
1の課題に対してなされたエツチング方法を用いてミラ
ー面を形成することにより、垂直からの傾きをほぼなく
すことに成功した。これにより2反射率の低下は大幅に
改善された。同時に、第4の課題に対してなされた電極
形成方法を用いた。従来、反射端面から2〜3μm後退
した位置より電極が形成されており、両端2〜3μmが
吸収層として働いてしまってぃた。エツチドミラーレー
ザは、結晶方位に依らず自由にレーザ位置を決定でき、
レーザの短共振器長化も容易である等の特徴を有してい
る。
しかしながら、短共振器長になればなるほど、両端の吸
収層が無視できなくなる。本発明による電極形成方法を
用いることにより、反射端面のきわまで電極を形成する
ことが可能となった。ミラー面の傾斜をなくすことによ
り反射ロスを低減し。
吸収層をなくすことにより発光効率を向上させ、エツチ
ドミラーレーザの特性向上に成功した。
(実施例) 以下、本発明を第1図ないし第6図に基づいて説明する
第1図は、本発明の第1の実施例の平行平板型RIE装
置の概略構成図である。図中1はエツチング室であり、
この中には試料2を載置する試料台3が設置されている
。ガスの導入は、ガス供給ライン4を通して、0□、 
N7. I+20. I+□、不活性ガス、I(ヨウ素
)以外のハロゲンあるいはハロゲン含有化合物ガスをマ
スフローコントローラを通して供給する。供給ガスが2
種以上のときは、ガス供給ライン4を複数に分岐する。
容器5中には、工2ガスあるいはI含有化合物ガスが入
っている。
容器5は所望する温度に設定可能な定温容器6の中に入
っている。ガス供給ライン7は途中に、必要に応じてニ
ードルバルブ8を使用してもよい。
光透過窓9は、エツチング時に活性種を選択的に大量に
発生させるために、プラズマに加えて光を照射する場合
に用いる。10と11はエツチング室内の電極で、整合
器12は電極IOと高周波電源13との間にある。14
はエツチング室1の排気ラインである。ECR(エレク
トロン・サイクロトロン・レリナンス)型プラズマ源を
有するRIBE(反応性・イオン・ビーム・エツチング
)装置の概略構成図を第2図に示す、ECRプラズマ源
21とエツチング室22の2室から構成され、両者はイ
オン引出し電極23で仕切られている。ECRプラズマ
源21に導入されたエツチングガスは、マイクロ波導入
管24から石英窓25を通ったマイクロ波により励起さ
れ、プラズマ化する。ここに、コイル26により磁場を
加えることで、ECR効果によるプラズマの高密度化が
計れる。ガス供給ライン等においては、第1図における
と同様である。
化合物半導体の異方性エツチングは、Hの活性種(I’
lI”)を用いることで実現される。しかしながら、実
験条件を広い範囲で決定するには、他ガスの導入を計る
方がより好ましい。他ガスの導入は、Hの中性活性種I
fに対するイオン種の量を調整する、低圧力時での安定
なプラズマ放電を供給する等の働きを行うものと考えら
れる。また。
■の活性種を供給するガスとしては、工2ガスおよびI
含有化合物ガスがある。ここで、工含有化合物とは、具
体的には以下に示すものが挙げられるが、決してこれら
に限定されるものではない。
臭化ヨウ素       IBr 三塩化ヨウ素      ICQ。
ヨウ化アセチル     CH,COIヨウ化アリル 
     CH,=CHCl12Iヨウ化イソブチル 
   (C)I、 )、 CIICH,Iヨウ化イソプ
ロピル   (CH3)2C旧ヨウ化イソペンチル  
 (CHII)2CHCH,CII□エヨウ化エチル 
     C2H,I ヨウ化ビニル      C)I、=CHIヨウ化ブチ
シブチル   CH3Cl2C82CH,Iヨウ化t−
ブチル    (C)l、)、CIヨウ化ジプロピル 
   CH,CH2Cl、 1ヨウ化ベンジル    
 C5)l、CH,Iヨウ化ベンゾイル    CGH
,COIヨウ化メチル      CH,I ヨードトルエン     C,H4I (CH3)ヨー
ドフェノール    cGo4I(011)ヨードベン
ゼン     C,II、I■2I2ガスいは工含有化
合物ガスと、必要に応じてそれら以外のガスを混合し、
放電、電子ビーム照射、光照射により活性種を生成し、
エツチングを行う。このとき、I2ガスあるいはI含有
化合物ガスは反応性に富むため、エツチングに必要な量
は′極くわずかでよく、このため、バブリングもマスフ
ローコントローラも使用しないガス供給方式で充分なエ
ツチングを行うことができる。マスク材およびサイドウ
オールは、Si、N、、 5in2. Ti。
TiO□の中から適当な組み合わせで選ぶものとする。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
InP基板を洗浄し、プラズマCVD法によりSi3N
4膜を1000〜3000人堆積し、更にその上に。
EB(エレクトロン・ビーム)蒸着によりTiを200
0〜6000人形成した。Ti、 SL、N、膜をエツ
チングするマスクとして、レジストを塗付、露光し、こ
れをドライエツチング装置内に設置し、CCQ4をエツ
チングガスとしてTiをエツチングした6次に、CF4
を用いSL、 N4膜をエツチングし、レジストを除去
してInPのマスクを形成した。第1図に示した平行平
板型RIE装置を用い、以下のエツチングを行った。ま
ず、前記方法でマスクを形成したInP基板を試料台3
の上に載置し、真空引きを行う。このときの到達真空度
はlXl0−’〜1×10″4Torrである。ガス供
給ライン4よりArを0.1〜20sec+++導入し
た。容器5内には工を入れ、10〜80℃に加熱し、定
温を保ち、ニードルバルブを経て、ガス供給ライン7よ
りエツチング室1の内部にI2ガスを導入した。ここで
用いるニードルバルブ8は、耐腐食性処理を施したもの
である。放電によりプラズマを発生させた。このときの
RFパワー密度は0.1〜1.6w/J、エツチング室
内ガス圧力は1〜20mTorrであった。基板温度は
、制御しない水冷あるいは加熱を必要に応じて行う。所
望の深さまでエツチングを行った後、ガス導入バルブを
閉じ、到達真空度IXLO−’〜I X 10−’To
rrになるまで真空引きし、そののち試料を取り出す6
表面洗浄を行った後、へき関し、エツチング形状を顕微
鏡で観察した。その模式図を第3図(b)に示す。CG
、系ガスを用いてエツチングを行った場合、その多くは
第3図(a)に示すようにテーパ形状となり、エツチン
グ面が傾いてしまう。
しかしながら、本発明により垂直エツチングが可能とな
り、第3図(b)に示すように、非常に優れた垂直性を
有するエツチドミラーが得られた。またこのとき、エツ
チングレートは1.0〜3.0μm/winと非常に高
速でエツチングが行われた。30はマスク材であり、3
1は化合物半導体基板である。
次に、本発明の第3の実施例を示す。
GaAs基板上に光CVD法によりSun、膜を200
0〜6000人堆積し、これをマスク材に加工した。第
1図に示した平行平板型RIE装置を用い、以下エツチ
ングを行った。試料台3の上に試料を載置し、第2の実
施例同様に真空引きを行った。ガス供給ライン4よりH
eをO、1〜20sccm導入し、第2の実施例同様に
ガス供給ライン7よりI2ガスを導入し、プラズマ放電
によりエツチングを行った。従来のエツチングでは得ら
れなかった非常に高速なエツチングが可能となり、エツ
チング速度0.5〜3μm/winという高速値が得ら
れた。これは、化合物半導体上に分離溝を形成する上で
、実用上充分使用可能な高速エツチングである。
第1図に示した平行平板型RIE装置を用いてエツチド
ミラーを形成し、これを半導体レーザに応用した第4の
実施例を以下に説明する。
n型InP基板41上にn型クラッド層42.活性層(
InGaAsP)43. p型りラッド層44をLF!
E(リキッドフェイズエピタキシ)法で形成後、逆メサ
エツチングを行い、その後頁にLPE法にてp型InP
45. n型InP46でストライプを埋め込んだ(第
4図参照)、この化合物半導体基板51上に、p型電極
52としてAu / Zn / Auを蒸着、更にマス
ク材53であるTiを形成した。レジストによるパター
ン出しを行い、CCQ4ガスをエツチングガスとしてT
iをエツチングし、次にイオンミリングにより電極材を
エツチングした。レジストを除去し、サイドウオール5
4を形成するために、 Si3N4をプラズマCVD法
で蒸着し、RIEでエツチングを行い、サイドウオール
54を形成する(第5図参照)、こうしてサイドウオー
ル形成のできた試料をエツチング室内試料台3の上に載
置し、真空引きを充分行った。ガス供給ライン4よりN
2を0.1〜20sccm導入し、第2の実施例同様I
2ガスを導入、プラズマ放電を行い、エツチドミラーお
よび分離溝を形成した。充分真空引きし、試料を取り出
し1表面洗浄ののち、 HF : NH4F= 1 :
 10のエツチング液でマスク材Tiを除去したs T
iの除去により電極が表面に現れ、電極61はエツチド
ミラー面62のきねまで形成される。63は半導体レー
ザ素子である〔第6図(b)参照〕。厚さ100μmに
研磨後、裏面にn型電極としてAu/Sn/Auを蒸着
し、エツチドミラーレーザを形成した。エツチドミラー
レーザの共振器長は100μI、レーザ特性として発振
閾値電流を調べたところ、8〜30mAという良好な低
い値が得られた。
従来、ドライエツチングにより分離溝やミラー面を形成
する際、ドライエツチング終了後、マスク材を除去する
。その後、レジスト等により電極パターンを形成するた
め、電極パターンはエツチングパターンより小さく形成
する必要があった〔第6図(a)参照〕。このため、エ
ツチドミラー面62付近の両サイドが光の吸収層として
働いてしまい、半導体レーザのロス部分となっていた。
しかも、その影響は共振器長が短くなればなるほど大き
くなるものである。しかし、本発明による電極形成方法
を用いると、第6図(b)に示すように、エツチングパ
ターンと電極パターンは同一のものとすることができ、
吸収層の除去が可能となった。
また、へき開によりミラー面を形成する場合、共振器長
は短くても250〜300μ−という長さになってしま
い、100JJIIというのは得られない。また。
レーザの光出力であるが、光出力はミラー面の傾きα(
アルファ)に大きく依存しており、レーザ特性より優れ
たエツチドミラーが形成されていることがわかる。
(発明の効果) 本発明において、まず第1の課題、すなわち垂直なエツ
チング面が得られないこと、エツチング速度が遅いこと
に対して、I2ガスあるいは工含有化合物ガスを少なく
とも1種含むガスをエツチングガスとして導入すること
を図ったが、これにより、非常に優れた垂直エツチング
を実現し、かつ3.0μm/minという高速エツチン
グが可能となった。
第2の課題は、化合物半導体のドライエツチングによる
エツチドミラーの形成に関して、ミラー面が垂直から1
0〜20’傾いているというものであったが、これに対
して工2ガスあるいは工含有化合物ガスを少なくとも1
種含むガスをエッチングガスとして導入することを図っ
た。その結果、優れた垂直性を有するエツチドミラーを
形成することができた。エツチドミラーレーザを考える
場合、レーザの反射率Rはミラー面の垂直からの傾きに
大きく影響され、αが10″になるとRは50%低下し
てしまうということが知られている。このことからもわ
かるように、αを01にすることにより反射率Rは大き
く改善され、エツチドミラーレーザの閾値電流(I t
h)は低くなることが予想される。
従来のCQ、系ガスによるエツチングで形成されたエツ
チドミラーレーザのItl、は70mAであったのに対
し1本発明によるものは20〜30mAという低閾値を
得ることができた。傾きαが著しく改善され、良好なエ
ツチドミラー面が形成可能となった。
第3の課題は、分離溝に関するものであった。
I2ガスあるいはI含有化合物ガスを少なくとも1種含
むガスをエツチングガスとして導入することにより、3
.Opm/sinという高速エツチングが可能となり、
充分な深さを必要とする分離溝を実用上問題なく形成す
ることが可能となった。
第4の課題に対しては、電極メタル形成後、マスク材を
積層し、その後ドライエツチングによる分離溝あるいは
エツチドミラー面等形成するプロセスの導入を図った。
これにより、プロセスの簡略化が行われたばかりでなく
、従来プロセスでは形成不可能であったエツチドミラー
面や分離溝等のきわの所にまで電極を形成できるように
なった。
第5の課題は、エツチドミラーレーザに関するものであ
り、2つの手段を用いてレーザ特性の向上を図った。そ
の1つはエツチング方法に係るものであり、これにより
、エツチドミラー面の垂直からの傾きをほぼO″とした
。いま1つは電極形成方法に係るものであり、これによ
り、従来プロセスでは形成できなかったエツチドミラー
面のきわの所にまで電極を形成できるようになった。そ
の結果、従来の構成では、エツチドミラー面から2〜4
μm入った所が吸収層として働いてしまい、短共振器長
レーザを作製する際、レーザ特性の向上を妨げる要因と
なっていた部分を除・く、ことに成功した。これら2つ
の手段を用いることにより、エツチドミラーレーザの閾
値電流は8〜30mAとなり、低閾値のエツチドミラー
レーザを供給することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に使用した平行平板型RIE装
置を示す概略構成図、第2図は本発明の実施例に使用し
たECRイオン源を有するRIBE装置を示す概略構成
図、第3図(a)は従来使用されているCQ、系ガスを
エツチングガスとして使用した場合のエツチング形状の
断面模式図、第3図(b)は本発明によるエツチング方
法を用いた場合のエツチング形状の断面模式図、第4図
は本発明の実施例における半導体レーザの素子構成斜視
図、第5図(a)〜(c)はサイドウオール形成工程を
示す図、第6図(a)は従来プロセスにより電極を形成
した場合の模式図、第6図(b)は本発明の実施例にお
ける電極形成模式図である。 1・・・エツチング室、 2・・・試料、 3・・・試
料台、 4,7・・・ガス供給ライン、  5・・・容
器、 6・・・定温容器、 8・・・ニードルバルブ、
 9・・・光透過窓、 10.11・・・電極、12・
・・整合器、13・・・高周波電源、 14・・・排気
ライン、 21・・・ECRプラズマ源、 22・−・
エツチング室、 23・・・イオン引出し電極、24・
・・マイクロ波導入管、 25・・・石英窓、26・・
・コイル、 30・・・マスク材、 31・・・化合物
半導体基板、41・・・n型InP基板、 42・・n
型クラッド層(n −InP)、 43・・・活性層(
InGaAsP)、 44・p型クラッド層(p −I
nP)、 45=・p型埋込層(p −InP)、 4
6−・・n型埋込層(n −InP)、 51・・・化
合物半導体基板、 52・・・p型電極、53・・・マ
スク材、54・・・サイドウオール、 61・・・電極
、 62・・・エツチドミラー面、 63・・・半導体
レーザ素子。 特許出願人 松下電器産業株式会社 代 理 人   星  野  恒  司  へ第 図 第 図 (a) (b) 第 図 第 図 第 図 (a) (b) 第 図 (a) (b)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)I_2ガスあるいはI含有化合物ガスを少なくと
    も1種含むエッチングガスを用い、これを励起し活性種
    を生成して化合物半導体をエッチングすることを特徴と
    するエッチング方法。
  2. (2)I_2ガスあるいはI含有化合物ガスを少なくと
    も1種含むエッチングガスの他に、不活性ガス、酸素(
    O_2)、窒素(N_2)、水素(H_2)、I_2ガ
    ス以外のハロゲンガスまたはハロゲン含有化合物ガスの
    うち少なくとも1種を含む請求項(1)記載のエッチン
    グ方法。
  3. (3)化合物半導体は、インジウム(In)、ガリウム
    (Ga)、ヒ素(As)、リン(P)のいずれか、また
    はすべてを主成分とする請求項(1)記載のエッチング
    方法。
  4. (4)窒化ケイ素(Si_3N_4)、酸化ケイ素(S
    iO_2)、チタン(Ti)、酸化チタン(TiO_2
    )のうち少なくとも1つの物質をマスクとしエッチング
    を行う請求項(1)ないし(3)の何れかに記載のエッ
    チング方法。
  5. (5)化合物半導体上に電極を形成する工程、マスク材
    を積層する工程、前記マスク材をマスクとしてドライエ
    ッチングにより前記化合物半導体とエッチングする工程
    を有することを特徴とする電極形成方法。
  6. (6)マスク材形成後、サイドウォール形成工程を有す
    る請求項(5)記載の電極形成方法。
  7. (7)窒化ケイ素(Si_3N_4)、酸化ケイ素(S
    iO_2)、チタン(Ti)、酸化チタン(TiO_2
    )のうち少なくとも1つの物質をマスク材とする請求項
    (5)記載の電極形成方法。
  8. (8)Si_3N_4、SiO_2、Ti、TiO_2
    のうち少なくとも1つの物質をサイドウォール材とする
    請求項(6)記載の電極形成方法。
  9. (9)ドライエッチングにおいて、I_2ガスあるいは
    I含有化合物ガスをエッチングガスのうちの少なくとも
    1種とする請求項(5)記載の電極形成方法。
  10. (10)I_2ガスあるいはI含有化合物ガスを少なく
    とも1種含むエッチングガスを用い、これを励起し活性
    種を生成して化合物半導体をエッチングすることにより
    形成したことを特徴とするエッチドミラー。
  11. (11)I_2ガスあるいはI含有化合物ガスを少なく
    とも1種含むエッチングガスを用い、これを励起し活性
    種を生成して化合物半導体をエッチングすることにより
    形成したことを特徴とする分離溝。
  12. (12)請求項(9)記載の電極形成方法を用いて形成
    されるエッチドミラーレーザ。
JP19285388A 1988-08-03 1988-08-03 化合物半導体のエッチング方法,電極形成方法,エッチドミラー,分離溝およびエッチドミラーレーザ Pending JPH0242722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19285388A JPH0242722A (ja) 1988-08-03 1988-08-03 化合物半導体のエッチング方法,電極形成方法,エッチドミラー,分離溝およびエッチドミラーレーザ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19285388A JPH0242722A (ja) 1988-08-03 1988-08-03 化合物半導体のエッチング方法,電極形成方法,エッチドミラー,分離溝およびエッチドミラーレーザ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0242722A true JPH0242722A (ja) 1990-02-13

Family

ID=16298060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19285388A Pending JPH0242722A (ja) 1988-08-03 1988-08-03 化合物半導体のエッチング方法,電極形成方法,エッチドミラー,分離溝およびエッチドミラーレーザ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0242722A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03241830A (ja) * 1990-02-20 1991-10-29 Mitsubishi Electric Corp プラズマエッチングの方法
JP2021036606A (ja) * 2016-01-12 2021-03-04 エフ イー アイ カンパニFei Company 荷電粒子ビーム誘起エッチング

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03241830A (ja) * 1990-02-20 1991-10-29 Mitsubishi Electric Corp プラズマエッチングの方法
JP2021036606A (ja) * 2016-01-12 2021-03-04 エフ イー アイ カンパニFei Company 荷電粒子ビーム誘起エッチング

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6803605B2 (en) Method to GaAs based lasers and a GaAs based laser
US6358316B1 (en) Method for producing semiconductor device, method for producing semiconductor laser device, and method for producing quantum wire structure
US6235643B1 (en) Method for etching a trench having rounded top and bottom corners in a silicon substrate
US6127201A (en) Method for etching a compound semiconductor, a semiconductor laser device and method for producing the same
JPH09186400A (ja) サーフェスエミッション型半導体レーザの製造法
JPH04262528A (ja) 半導体基板をエッチングする方法
JP3393637B2 (ja) 半導体エッチング方法および半導体レーザ装置
US5304514A (en) Dry etching method
JPH0242722A (ja) 化合物半導体のエッチング方法,電極形成方法,エッチドミラー,分離溝およびエッチドミラーレーザ
Constantine et al. Etching of GaAs/AlGaAs rib waveguide structures using BCl3/Cl2/N2/Ar electron cyclotron resonance
Heinbach et al. Lattice damage in III/V compound semiconductors caused by dry etching
JPH09283505A (ja) 化合物半導体のエッチング方法、半導体レーザ素子およびその製造方法
JP2846086B2 (ja) 半導体素子の保護膜形成方法
JP2002134837A (ja) 半導体レーザ素子およびその製造方法
JPH0824208B2 (ja) 半導体レ−ザの製造法
JP3753965B2 (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の製造方法
JPH10294528A (ja) 面発光型半導体レーザの製造方法
JP2004281815A (ja) エッチング方法
JPS6199395A (ja) 半導体レ−ザの製造方法
Ren et al. Nanoscale structures in III–V semiconductors using sidewall masking and high ion density dry etching
KR100198595B1 (ko) 레이저 다이오드 제조방법
JP2534304B2 (ja) Ribeによるエッチドミラ―の形成方法
JP3167310B2 (ja) ドライエッチング方法
JPH04100226A (ja) ドライエッチング方法
JPH03120885A (ja) 半導体レーザの製造方法