JPH024264Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH024264Y2
JPH024264Y2 JP1986088277U JP8827786U JPH024264Y2 JP H024264 Y2 JPH024264 Y2 JP H024264Y2 JP 1986088277 U JP1986088277 U JP 1986088277U JP 8827786 U JP8827786 U JP 8827786U JP H024264 Y2 JPH024264 Y2 JP H024264Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
output
brake
output shaft
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986088277U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6275234U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986088277U priority Critical patent/JPH024264Y2/ja
Publication of JPS6275234U publication Critical patent/JPS6275234U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH024264Y2 publication Critical patent/JPH024264Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はコンパクトで応答性の良い高速ポジシ
ヨンクラツチに関する。
(ロ) 従来技術 確動型のシングルポジシヨンクラツチとしては
従来から、ピンクラツチ、エアクラツチ、スプリ
ングクラツチ等が広く使用されていたが、これら
のピンクラツチ及びエアクラツチは応答性が悪く
(応答速度が遅い)、しかも構造が複雑となる問題
があつた。また従来のスプリングクラツチでは負
荷の変動を受け易い問題もあつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案が解決しようとする問題は、スプリング
式シングルポジシヨンクラツチにおいて負荷の変
動に左右されず応答性を良くして高速状態で入力
と出力を定位置で連結或は解放できるとともに構
造をコンパクトにすることである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、出力軸の外周に駆動ハブ、入力ハ
ブ、出力ハブ及びブレーキハブを順次並べて設
け、該駆動ハブと該入力ハブとを互いに連結する
と共に該出力軸に関して相対的に回転可能にし、
該出力ハブを該出力軸に共に回転するように固定
しかつ該ブレーキハブを固定保持し、該入力ハ
ブ、該出力ハブ及び該ブレーキハブの外周には単
一のストツパカラーをすき間を設けて配設し、該
すき間には巻き方向が異なるクラツチコイルとブ
レーキコイルとを軸方向に隔て配置して両コイル
の一端を該ストツパカラーに係止しかつ他端を該
出力ハブに係止し、該ストツパカラーの回転及び
停止を選択的に制御して該クラツチコイルを介し
て該駆動ハブと該出力軸とを選択的に連結する高
速ポジシヨンクラツチにおいて、該出力軸には該
駆動ハブに隣接してラチエツト車を固定しかつ該
駆動ハブには該出力軸が該駆動ハブに関してオー
バーラーンするとき該ラチエツト車の歯と係合し
て該ラチエツト車と該駆動ハブとを連結するラチ
エツト爪を回動可能に取り付けて構成されてい
る。
(ホ) 作用 上記構成において、ストツパカラーの停止を解
除するとストツパカラーは常時回転している入力
ハブとクラツチコイルとの摩擦接触により回転力
が加えられるため入力ハブと出力ハブとを瞬時に
連結する。したがつて駆動ハブに伝えられた駆動
力は入力ハブ、クラツチコイル及び出力ハブを介
して出力軸に伝達される。
一方、ストツパカラーの回転を停止すると、ク
ラツチコイルは入力ハブ及び出力ハブへの締付け
が弛むと共にブレーキコイルが出力ハブの慣性に
よる回転により出力ハブ及びブレーキハブに巻き
付き、出力ハブにブレーキ力を作用させる。
(ヘ) 実施例 以下図面を参照して本考案の実施例について説
明する。
第1図ないし第4図において、本実施例による
高速ポジシヨンクラツチ1が示されている。この
高速ポジシヨンクラツチ(以下単にクラツチと呼
ぶ)は、公知の手段(図示せず)により回転自在
に支持された出力軸2と、出力軸2に軸受3によ
り回転自在に取り付けられていて外周に駆動ベル
トUが掛けられるようになつている部材すなわち
駆動ハブ4と、出力軸2の外側に嵌合されかつね
じ6により固定されたスリーブ7の外側に駆動ハ
ブ4に隣接して回転自在に嵌められた入力ハブ8
と、スリーブ7の外側に入力ハブ8に隣接して順
次嵌められた出力ハブ9及びブレーキハブ10
と、入力ハブ8、出力ハブ及びブレーキハブの外
側にそれらとすき間gをあけて設けられた単一の
ストツパカラー11とを有している。またストツ
パカラーの外周には軸方向に伸びる切欠き11a
が形成されている。
駆動ハブ4と入力ハブ8とは複数のねじ13に
より連結されていて共に回転されるようになつて
いる。出力ハブ9はキー14によりスリーブ7に
連結され、それによつて出力軸2と共に回転する
ようになつている。ブレーキハブ10はスリーブ
7に関して相対回転可能になつていて取付け板1
5により固定のフレーム(図示せず)に固定保持
されている。
すき間g内には、入力ハブ8と出力ハブ9の半
分(第1図で左半分)を取り巻くクラツチコイル
17がかつ出力ハブ9の残り半分とブレーキハブ
10を取り巻くブレーキコイル18が設けられて
いる。クラツチコイル17の一端(図で左端)の
折曲げ端はストツパカラー11の左端(図におい
て)に形成された切欠21内に嵌められてそのス
トツパカラーに対して固定され、他端(図で右
端)の折曲げ端は出力ハブ9の穴22内に嵌合さ
れてその出力ハブ9に対して固定されている。ク
ラツチコイルもブレーキコイルも摩擦係数の大き
な金属でつくられている。
一方、ブレーキコイル18の一端(図で右端)
の折曲げ端はストツパカラーの右端(図におい
て)に形成された切欠23内に嵌められてそのス
トツパカラーに対して固定され、他端(図で左
端)の折曲げ端は出力ハブ9の穴24内に嵌合さ
れてその出力ハブ9に対して固定されている。
クラツチコイル17は、ストツパカラーが出力
ハブに対して第1図で矢印Bの方向に回転された
とき入力ハブと出力ハブに巻き付くように第4図
Aに示されるような螺旋形になつており、ブレー
キコイル18はストツパカラーの前述の方向への
回転により出力ハブとブレーキハブへの巻付きが
解けるように第4図Bに示されるような螺旋形に
なつている。
出力軸2には、更に駆動ハブ4の左端面(第1
図において)の凹部内に入る部材すなわちラチエ
ツト車31が固定され、駆動ハブの凹部内にはラ
チエツト車31とかみ合うラチエツト爪32がそ
の駆動ハブに揺動可能に取り付けられている。3
3はラチエツト爪32をラチエツト車に押圧する
ばねである。このラチエツト車とラチエツト爪と
は出力軸2が駆動ハブ4よりも駆動ハブの回転方
向にオーバーラーンするのを防止するようになつ
ている。
取付け板15にはストツパカラー11の切欠1
1aと係合するストツパ爪35が回動可能に取り
付けられ、そのトツパ爪35は取付け板15に取
付けられた公知の構造のソレノイド40により駆
動されるようになつている。
上記構成の高速ポジシヨンクラツチにおいて、
駆動ハブ4をベルトvにより矢印方向に駆動しか
つソレノイド40を動作していないとき、ストツ
パ爪35がストツパカラー11の切欠き11aと
係合してストツパカラー11が回転できないため
クラツチコイル17が入力ハブ8と出力ハブ9と
に巻きほぐされると共にブレーキコイル18は出
力ハブ9とブレーキハブ10に巻き付けられる。
このため出力ハブ9にはブレーキ力が作用し、出
力ハブは回転しない。
次にソレノイド40を動作させてストツパ爪3
5をストツパカラー11の切欠き11aから外す
と、摩擦接触によりクラツチコイル17が入力ハ
ブ8と出力ハブ9とに巻き付くと共にブレーキコ
イルは出力ハブとブレーキハブ19から巻きほぐ
される。このため出力ハブが入力ハブにより回転
し始め、その後回転し続ける。
次にソレノイドの動作を停止してストツパ爪3
5によりストツパカラー11の回転を停止すると
再びクラツチコイル17が入力ハブ8及び出力ハ
ブ9から同時に巻きほぐされて入力ハブと出力ハ
ブとの連結が切れると共にブレーキコイルが出力
ハブとブレーキハブに同時に巻き付き出力ハブに
ブレーキが作用する。
第5図は本考案によるポジシヨンクラツチの使
用例を示す図であつて、出力軸2に円板50を取
り付け、その円板に包装シートの打抜き装置の上
型51にリンク52と連結して、打抜き装置の動
作のみを停止したいときに使用する。
(ト) 効果 本考案のポジシヨンクラツチはスプリングクラ
ツチに見られる負荷側の慣性力等によるスプリン
グ巻付けトルクの低下から生ずる入、出力の位相
差が無くなり、構造が簡単かつコンパクトでしか
も応答性が良い。また、出力軸が駆動ハブに関し
てオーバーラーンするのを効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による高速ポジシヨンクラツチ
の一実施例の断面図、第2図は第1図の線−
に沿つて見た断面図、第3図は駆動ハブの斜視
図、第4図はクラツチコイル及びブレーキコイル
を示す図、第5図は本実施例による高速ポジシヨ
ンクラツチの使用例を示す図である。 1:高速ポジシヨンクラツチ、2:出力軸、
4:駆動ハブ、8:入力ハブ、9:出力ハブ、1
0:ブレーキハブ、11:ストツパカラー、1
7:クラツチコイル、18:ブレーキカラー、3
5:ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 出力軸の外周に駆動ハブ、入力ハブ、出力ハブ
    及びブレーキハブを順次並べて設け、該駆動ハブ
    と該入力ハブとを互いに連結すると共に該出力軸
    に関して相対的に回転可能にし、該出力ハブを該
    出力軸に共に回転するように固定しかつ該ブレー
    キハブを固定保持し、該入力ハブ、該出力ハブ及
    び該ブレーキハブの外周には単一のストツパカラ
    ーをすき間を設けて配設し、該すき間には巻き方
    向が異なるクラツチコイルとブレーキコイルとを
    軸方向に隔て配置して両コイルの一端を該ストツ
    パカラーに係止しかつ他端を該出力ハブに係止
    し、該ストツパカラーの回転及び停止を選択的に
    制御して該クラツチコイルを介して該駆動ハブと
    該出力軸とを選択的に連結する高速ポジシヨンク
    ラツチにおいて、該出力軸には該駆動ハブに隣接
    してラチエツト車を固定しかつ該駆動ハブには該
    出力軸が該駆動ハブに関してオーバーラーンする
    とき該ラチエツト車の歯と係合して該ラチエツト
    車と該駆動ハブとを連結するラチエツト爪を回動
    可能に取り付けたことを特徴とする高速ポジシヨ
    ンクラツチ。
JP1986088277U 1985-07-01 1986-06-10 Expired JPH024264Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986088277U JPH024264Y2 (ja) 1985-07-01 1986-06-10

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10027585 1985-07-01
JP1986088277U JPH024264Y2 (ja) 1985-07-01 1986-06-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6275234U JPS6275234U (ja) 1987-05-14
JPH024264Y2 true JPH024264Y2 (ja) 1990-01-31

Family

ID=31497429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986088277U Expired JPH024264Y2 (ja) 1985-07-01 1986-06-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH024264Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5519312Y2 (ja) * 1975-10-16 1980-05-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6275234U (ja) 1987-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH024264Y2 (ja)
JPS6340659Y2 (ja)
JPH0610199Y2 (ja) 回転ダンパ−
JP2845771B2 (ja) 巻上兼牽引装置
JPH0622680Y2 (ja) 長尺紙巻取装置
JPS61173850U (ja)
JPH0625711Y2 (ja) 過負荷防止クラッチ装置
JPH0629545Y2 (ja) 給紙用クラッチのブレ−キ装置
JP2572086Y2 (ja) 釣り用リール
JP2585223Y2 (ja) スピニングリールの制動装置
JP2560597Y2 (ja) ラチェットホイール回転装置
JPH0478337U (ja)
JPS62121239U (ja)
JPH0125788Y2 (ja)
JP2572860Y2 (ja) 湿式多板クラッチ装置
JPH0343471Y2 (ja)
JPS5910428Y2 (ja) ラチエツト機構
JPH0216441U (ja)
JPS62200466U (ja)
JPH0537889U (ja) 電動巻上装置におけるラチエツト機構
JPH02120526A (ja) クラッチ装置
JPH0487024U (ja)
JPH0230534U (ja)
JPH0343122U (ja)
JPS61177223U (ja)