JPH0241658B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0241658B2 JPH0241658B2 JP56096053A JP9605381A JPH0241658B2 JP H0241658 B2 JPH0241658 B2 JP H0241658B2 JP 56096053 A JP56096053 A JP 56096053A JP 9605381 A JP9605381 A JP 9605381A JP H0241658 B2 JPH0241658 B2 JP H0241658B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radial
- radial collar
- roller
- cam
- section
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 13
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 5
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 5
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D41/064—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls
- F16D41/066—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical
- F16D41/067—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical and the members being distributed by a separate cage encircling the axis of rotation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D2041/0605—Spring details
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、カムを備えている外側軌道面と滑ら
かな円筒形の内側軌動面との間にローラが配置さ
れているローラ式一方向クラツチ用の金属薄板製
保持器であつて、軸方向断面がU字形の金属薄板
製部品として構成されていて、互いに異なる高さ
を有しそれぞれ円周方向で連続している半径方向
つばを両側縁に沿つて有しており、高い方の半径
方向つばは半径方向で外方の成形縁部によつて前
記カムと係合しており、両方の半径方向つばは多
数のウエブによつて互いに結合されており、これ
らのウエブは半径方向に向いた区分でジグザグ形
板ばねの一端部を支持しており、このジグザグ形
板ばねの他端部は、次のウエブの内方及び外方の
保持突起にローラを接触させるようにローラに作
用している形式のものに関する。
かな円筒形の内側軌動面との間にローラが配置さ
れているローラ式一方向クラツチ用の金属薄板製
保持器であつて、軸方向断面がU字形の金属薄板
製部品として構成されていて、互いに異なる高さ
を有しそれぞれ円周方向で連続している半径方向
つばを両側縁に沿つて有しており、高い方の半径
方向つばは半径方向で外方の成形縁部によつて前
記カムと係合しており、両方の半径方向つばは多
数のウエブによつて互いに結合されており、これ
らのウエブは半径方向に向いた区分でジグザグ形
板ばねの一端部を支持しており、このジグザグ形
板ばねの他端部は、次のウエブの内方及び外方の
保持突起にローラを接触させるようにローラに作
用している形式のものに関する。
このような基本構造の保持器は公知である。し
かしながら公知の保持器は多数の部品から構成さ
れている。すなわち公知の保持器は、半径方向つ
ばを形成する側方リング円板を別個のスペーサ部
材によつて互いに結合して構成されている。本発
明によるウエブの機能を果たすこれらのスペーサ
部材は、保持器の強度を高めるために、保持器の
円周方向で大きな寸法を有しており、この寸法
は、1つのローラの直径の何倍にも達する。この
ため製作費が高価になるほかに、互いに結合しな
ければならない部品の数が多いので、この公知の
保持器は、収容し得るローラの数が極めてわずか
であつて、トルク伝達能力が制限されるという欠
点を有している。
かしながら公知の保持器は多数の部品から構成さ
れている。すなわち公知の保持器は、半径方向つ
ばを形成する側方リング円板を別個のスペーサ部
材によつて互いに結合して構成されている。本発
明によるウエブの機能を果たすこれらのスペーサ
部材は、保持器の強度を高めるために、保持器の
円周方向で大きな寸法を有しており、この寸法
は、1つのローラの直径の何倍にも達する。この
ため製作費が高価になるほかに、互いに結合しな
ければならない部品の数が多いので、この公知の
保持器は、収容し得るローラの数が極めてわずか
であつて、トルク伝達能力が制限されるという欠
点を有している。
米国特許第3055472号明細書には、ローラ式一
方向クラツチ用の一体の金属薄板製保持器が記載
されてはいるが、この公知の保持器は本発明が前
提とする保持器とは異なつた形成のものであつ
て、円周方向で連続している半径方向つばを有し
ておらず、組み立て前に形状が安定しておらず、
特に半径方向の変形が生じやすいという大きな欠
点を有している。
方向クラツチ用の一体の金属薄板製保持器が記載
されてはいるが、この公知の保持器は本発明が前
提とする保持器とは異なつた形成のものであつ
て、円周方向で連続している半径方向つばを有し
ておらず、組み立て前に形状が安定しておらず、
特に半径方向の変形が生じやすいという大きな欠
点を有している。
そこで本発明の目的は、一体構造で製作が簡単
であると同時に、組み立て前でも形状が安定して
いて極めて頑丈であり、しかも極めて多数のロー
ラを収容することのできる保持器を提供すること
である。
であると同時に、組み立て前でも形状が安定して
いて極めて頑丈であり、しかも極めて多数のロー
ラを収容することのできる保持器を提供すること
である。
この目的を達成するために本発明の構成では、
各ウエブが、U字形成形材の底のところで円周方
向に延びる短い区分を有しており、この区分は、
半径方向つばに隣接している軸方向端部のところ
で内方の保持突起を形成しており、これら内方の
保持突起の間で半径方向で外方に向かつてラグが
曲げ出されていて、このラグにジグザグ形板ばね
の一端部が差しはめられて、ラグの透かし穴に弾
性的な突起を係合させており、更にこのラグの両
方の軸方向端部のところで外方の保持突起がそれ
ぞれ折り曲げによつて形成されているようにし
た。この本発明による保持器においては両側の半
径方向つばは、U字形成形材の底のところで円周
方向に延びる短いウエブ区分によつて互いに剛性
的に結合されている。この保持器においては公知
のものと比較して、保持器の全周に沿つて極めて
多数のウエブを設けることができ、更に保持器が
一体に作られているために、円周方向に延びるウ
エブ区分を極端に短くしても、保持器全体の強度
が低下することはない。例えば各ウエブの円周方
向寸法をローラ直径のほぼ半分にまで減小させる
ことが可能であり、これにより公知の保持器の場
合に比して著しく多数のローラを収容することが
できる。
各ウエブが、U字形成形材の底のところで円周方
向に延びる短い区分を有しており、この区分は、
半径方向つばに隣接している軸方向端部のところ
で内方の保持突起を形成しており、これら内方の
保持突起の間で半径方向で外方に向かつてラグが
曲げ出されていて、このラグにジグザグ形板ばね
の一端部が差しはめられて、ラグの透かし穴に弾
性的な突起を係合させており、更にこのラグの両
方の軸方向端部のところで外方の保持突起がそれ
ぞれ折り曲げによつて形成されているようにし
た。この本発明による保持器においては両側の半
径方向つばは、U字形成形材の底のところで円周
方向に延びる短いウエブ区分によつて互いに剛性
的に結合されている。この保持器においては公知
のものと比較して、保持器の全周に沿つて極めて
多数のウエブを設けることができ、更に保持器が
一体に作られているために、円周方向に延びるウ
エブ区分を極端に短くしても、保持器全体の強度
が低下することはない。例えば各ウエブの円周方
向寸法をローラ直径のほぼ半分にまで減小させる
ことが可能であり、これにより公知の保持器の場
合に比して著しく多数のローラを収容することが
できる。
このような保持器を使用したローラ式一方向ク
ラツチは、しばしば転がり軸受けに密接して装着
され、その場合転がり軸受けと共通の潤滑システ
ムにより潤滑される。このためには、転がり軸受
けと同じように、潤滑剤がローラ式一方向クラツ
チも軸方向に通過するようにしなければならな
い。しかしながらこのことは、高い方の半径方向
つばが半径方向で外方の成形縁部により外側軌道
面のカムと係合していて、外側軌道面と内側軌道
面との間の環状スペースがほとんど完全にしや断
されていることによつて阻止される。そこで、外
方の成形縁部によつてカムと係合している半径方
向つばが少なくとも1つのおう所を有しているよ
うにして、このおう所を通つて潤滑剤が軸方向に
流れるようにするとよい。この場合おう所の数を
多くして、例えば各ウエブに対して1つのおう所
が形成されているようにすると、保持器の全周に
わたつて十分な量の潤滑剤を確実に供給すること
ができる。
ラツチは、しばしば転がり軸受けに密接して装着
され、その場合転がり軸受けと共通の潤滑システ
ムにより潤滑される。このためには、転がり軸受
けと同じように、潤滑剤がローラ式一方向クラツ
チも軸方向に通過するようにしなければならな
い。しかしながらこのことは、高い方の半径方向
つばが半径方向で外方の成形縁部により外側軌道
面のカムと係合していて、外側軌道面と内側軌道
面との間の環状スペースがほとんど完全にしや断
されていることによつて阻止される。そこで、外
方の成形縁部によつてカムと係合している半径方
向つばが少なくとも1つのおう所を有しているよ
うにして、このおう所を通つて潤滑剤が軸方向に
流れるようにするとよい。この場合おう所の数を
多くして、例えば各ウエブに対して1つのおう所
が形成されているようにすると、保持器の全周に
わたつて十分な量の潤滑剤を確実に供給すること
ができる。
更に本発明により保持器を一体の金属薄板製部
品とすることによつて、付加的な費用をかけるこ
となしに、保持器を一方の軸方向で簡単に固定す
ることができる。このためには、一方の半径方向
つばが、円周に沿つて分配された若干の箇所に、
半径方向で外方に向いた固定突起を有しており、
これらの固定突起は、カムを備えている外輪の軸
方向端面に接触するようにすることができる。こ
れらの固定突起が低い方の半径方向つばに設けら
れる場合には、固定突起を半径方向つばから簡単
に半径方向に延ばして、この半径方向つば全体を
軸方向で外輪の外側に位置させることができ、そ
の場合一方向クラツチの機能が不利な影響を受け
ることはない。これに対し、高い方の半径方向つ
ばつまり外方の成形縁部により外側軌道面のカム
と係合している半径方向つばにこれらの固定突起
を設ける場合には、固定突起をまず半径方向つば
から軸方向に変位させるように折り曲げてから、
再び半径方向に折り曲げるようにして、所属の半
径方向つばが軸方向で外輪の孔の内部にとどまる
ようにしなければならない。
品とすることによつて、付加的な費用をかけるこ
となしに、保持器を一方の軸方向で簡単に固定す
ることができる。このためには、一方の半径方向
つばが、円周に沿つて分配された若干の箇所に、
半径方向で外方に向いた固定突起を有しており、
これらの固定突起は、カムを備えている外輪の軸
方向端面に接触するようにすることができる。こ
れらの固定突起が低い方の半径方向つばに設けら
れる場合には、固定突起を半径方向つばから簡単
に半径方向に延ばして、この半径方向つば全体を
軸方向で外輪の外側に位置させることができ、そ
の場合一方向クラツチの機能が不利な影響を受け
ることはない。これに対し、高い方の半径方向つ
ばつまり外方の成形縁部により外側軌道面のカム
と係合している半径方向つばにこれらの固定突起
を設ける場合には、固定突起をまず半径方向つば
から軸方向に変位させるように折り曲げてから、
再び半径方向に折り曲げるようにして、所属の半
径方向つばが軸方向で外輪の孔の内部にとどまる
ようにしなければならない。
平らな金属薄板製バンドを曲げ丸めて保持器を
形成すると、保持器の製作が更に簡単になる。こ
の場合曲げ丸められるバンドの両端部はたんに突
き合わせておくだけでもよいが、この突き合わせ
部を例えば溶接・ろう接などによつて結合してお
くことも可能である。
形成すると、保持器の製作が更に簡単になる。こ
の場合曲げ丸められるバンドの両端部はたんに突
き合わせておくだけでもよいが、この突き合わせ
部を例えば溶接・ろう接などによつて結合してお
くことも可能である。
以下においては、図面に示した実施例を参照し
ながら本発明の構成を具体的に説明する。
ながら本発明の構成を具体的に説明する。
第1図に示したローラ式一方向クラツチの外輪
1は軌道面(外側軌道面)にカム2を備えてい
る。換言すれば、外側軌道面はカム2として形成
されている。このカム2と軸3の滑らかな円筒形
表面(内側軌道面)との間で作用するローラ4は
保持器5内に収容されていて、ジグザグ形板ばね
6の作用で締め付け位置に押される。
1は軌道面(外側軌道面)にカム2を備えてい
る。換言すれば、外側軌道面はカム2として形成
されている。このカム2と軸3の滑らかな円筒形
表面(内側軌道面)との間で作用するローラ4は
保持器5内に収容されていて、ジグザグ形板ばね
6の作用で締め付け位置に押される。
保持器5(第2図及び第3図をも参照)は多数
のウエブ9によつて互いに結合された両側の半径
方向つば7及び8から成つている。各ウエブ9は
それぞれ円周方向に延びる短い区分10を有して
おり、これらの区分10は半径方向つば7及び8
と一体的に結合されている。区分10は、半径方
向つば7・8に隣接する軸方向端部に内方の保持
突起11をそれぞれ有しており、これらの保持突
起11の間でラグ12が半径方向で外方に向かつ
て曲げ出されている。このラグ12にはジグザグ
形板ばね6の一端部が差しはめられていて、その
弾性的な突起13をラグ12の透かし穴14内に
係合させている。更にラグ12はその両方の軸方
向端部に、折り曲げられた上方の保持突起15を
それぞれ有している。外方の成形縁部16によつ
て外輪1のカム2と係合している半径方向つば7
(このことは特に第2図において明りように示さ
れている)は、各ウエブ9の近くにほぼ半円形の
おう所17を有しており、これらのおう所17を
通つて潤滑剤が軸方向に流れることができる。
のウエブ9によつて互いに結合された両側の半径
方向つば7及び8から成つている。各ウエブ9は
それぞれ円周方向に延びる短い区分10を有して
おり、これらの区分10は半径方向つば7及び8
と一体的に結合されている。区分10は、半径方
向つば7・8に隣接する軸方向端部に内方の保持
突起11をそれぞれ有しており、これらの保持突
起11の間でラグ12が半径方向で外方に向かつ
て曲げ出されている。このラグ12にはジグザグ
形板ばね6の一端部が差しはめられていて、その
弾性的な突起13をラグ12の透かし穴14内に
係合させている。更にラグ12はその両方の軸方
向端部に、折り曲げられた上方の保持突起15を
それぞれ有している。外方の成形縁部16によつ
て外輪1のカム2と係合している半径方向つば7
(このことは特に第2図において明りように示さ
れている)は、各ウエブ9の近くにほぼ半円形の
おう所17を有しており、これらのおう所17を
通つて潤滑剤が軸方向に流れることができる。
完全に組み立てられた状態の一方向クラツチを
示す第2図から分かるように、ローラ4はジグザ
グ形板ばね6によつて締め付け位置に押されて、
カム2と軸3の滑らかな円筒形表面とに接触して
いる。これに対し第3図は組み付け前の保持器を
示す。この場合、ジグザグ形板ばね6はローラ4
を次のウエブ9の内方の保持突起11及び外方の
保持突起15に押し付けている。これによつてロ
ーラ4は保持器内で両方の半径方向に外れないよ
うに保持されており、したがつて保持器を外輪1
内に組み込む作業は容易に行うことができる。
示す第2図から分かるように、ローラ4はジグザ
グ形板ばね6によつて締め付け位置に押されて、
カム2と軸3の滑らかな円筒形表面とに接触して
いる。これに対し第3図は組み付け前の保持器を
示す。この場合、ジグザグ形板ばね6はローラ4
を次のウエブ9の内方の保持突起11及び外方の
保持突起15に押し付けている。これによつてロ
ーラ4は保持器内で両方の半径方向に外れないよ
うに保持されており、したがつて保持器を外輪1
内に組み込む作業は容易に行うことができる。
更に第1図においては、低い方の半径方向つば
8は全周に沿つて分配された若干の箇所に、半径
方向で外方に向いた固定突起18を備えており、
これらの固定突起は外輪1の軸方向端面に接触し
ている。このようにして、付加的な費用をかける
ことなしに、保持器1を外輪1に対して一方の軸
方向で固定することができる。この実施例では半
径方向つば8はその厚さ全体にわたつて軸方向で
外輪1の外側に位置しているが、しかしながらこ
のことによつて機能上の欠点が生じることはな
い。
8は全周に沿つて分配された若干の箇所に、半径
方向で外方に向いた固定突起18を備えており、
これらの固定突起は外輪1の軸方向端面に接触し
ている。このようにして、付加的な費用をかける
ことなしに、保持器1を外輪1に対して一方の軸
方向で固定することができる。この実施例では半
径方向つば8はその厚さ全体にわたつて軸方向で
外輪1の外側に位置しているが、しかしながらこ
のことによつて機能上の欠点が生じることはな
い。
これに対し第4図及び第5図においては、高い
方の半径方向つば7に固定突起19が設けられて
おり、これらの固定突起19は、第4図において
はつきり示されているように、2箇所で折り曲げ
られていて、半径方向つば7は軸方向で外輪1の
内部にとどまつており、したがつて半径方向つば
7の成形縁部16を外輪1のカム2に係合させ
て、外輪1に対する保持器5の回動を防止するこ
とができる。
方の半径方向つば7に固定突起19が設けられて
おり、これらの固定突起19は、第4図において
はつきり示されているように、2箇所で折り曲げ
られていて、半径方向つば7は軸方向で外輪1の
内部にとどまつており、したがつて半径方向つば
7の成形縁部16を外輪1のカム2に係合させ
て、外輪1に対する保持器5の回動を防止するこ
とができる。
第3図においては、平らな金属薄板製バンドを
曲げ丸めて保持器5を作る場合に生じる突き合わ
せ部20が示されている。この実施例では、金属
薄板製バンドの両端部は突き合わせ部20のとこ
ろでたんに突き合わされているに過ぎないが、こ
の突き合わせ部20において例えば溶接によつて
固定しておくことも可能である。
曲げ丸めて保持器5を作る場合に生じる突き合わ
せ部20が示されている。この実施例では、金属
薄板製バンドの両端部は突き合わせ部20のとこ
ろでたんに突き合わされているに過ぎないが、こ
の突き合わせ部20において例えば溶接によつて
固定しておくことも可能である。
第1図は、本発明による保持器を使用したロー
ラ式一方向クラツチを部分的に破断して示した斜
視図、第2図は、第1図に示した一方向クラツチ
の中心平面に沿つた横断面図、第3図は、組み付
け前の状態における保持器の第2図相当の横断面
図、第4図は、第5図の―線に沿つた部分的
軸方向断面図、第5図は、第4図の矢印Vの方向
で見た図である。 1…外輪、2…カム、3…軸、4…ローラ、5
…保持器、6…ジグザグ形板ばね、7及び8…半
径方向つば、9…ウエブ、10…区分、11…保
持突起、12…ラグ、13…突起、14…透かし
穴、15…保持突起、16…成形縁部、17…お
う所、18及び19…固定突起、20…突き合わ
せ部。
ラ式一方向クラツチを部分的に破断して示した斜
視図、第2図は、第1図に示した一方向クラツチ
の中心平面に沿つた横断面図、第3図は、組み付
け前の状態における保持器の第2図相当の横断面
図、第4図は、第5図の―線に沿つた部分的
軸方向断面図、第5図は、第4図の矢印Vの方向
で見た図である。 1…外輪、2…カム、3…軸、4…ローラ、5
…保持器、6…ジグザグ形板ばね、7及び8…半
径方向つば、9…ウエブ、10…区分、11…保
持突起、12…ラグ、13…突起、14…透かし
穴、15…保持突起、16…成形縁部、17…お
う所、18及び19…固定突起、20…突き合わ
せ部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カムを備えている外側軌道面と滑らかな円筒
形の内側軌道面との間にローラが配置されている
ローラ式一方向クラツチ用の金属薄板製保持器で
あつて、軸方向断面がU字形の金属薄板製部品と
して構成されていて、互いに異なる高さを有しそ
れぞれ円周方向で連続している半径方向つばを両
側縁に沿つて有しており、高い方の半径方向つば
は半径方向で外方の成形縁部によつて前記カムと
係合しており、両方の半径方向つばは多数のウエ
ブによつて互いに結合されており、これらのウエ
ブは半径方向に向いた区分でジグザグ形板ばねの
一端部を支持しており、このジグザグ形板ばねの
他端部は、次のウエブの内方及び外方の保持突起
にローラを接触させるようにローラに作用してい
る形式のものにおいて、各ウエブ9が、U字形成
形材の底のところで円周方向に延びる短い区分1
0を有しており、この区分10は、半径方向つば
に隣接している軸方向端部のところで内方の保持
突起11を形成しており、これらの内方の保持突
起11の間で半径方向で外方に向かつてラグ12
が曲げ出されていて、このラグ12にジグザグ形
板ばね6の一端部が差しはめられて、ラグ12の
透かし穴14内に弾性的な突起13を係合させて
おり、更にこのラグ12の両方の軸方向端部のと
ころで外方の保持突起15がそれぞれ折り曲げに
よつて形成されていることを特徴とする、ローラ
式一方向クラツチ用の一体の金属薄板製保持器。 2 外方の成形縁部16によつてカム2と係合し
ている半径方向つば7が少なくとも1つのおう所
17を有している特許請求の範囲第1項に記載の
金属薄板製保持器。 3 一方の半径方向つば7・8が、円周に沿つて
分配された若干の箇所に、半径方向で外方に向い
た固定突起18・19を有しており、これらの固
定突起は、カムを備えている外輪1の軸方向端面
に接触していて、これによつて保持器5を軸方向
で固定している特許請求の範囲第1項に記載の金
属薄板製保持器。 4 固定突起19が2箇所で折り曲げられて、所
属の半径方向つば7から軸方向にずらされてお
り、所属の半径方向つば7は軸方向で外輪1の孔
の内部に位置している特許請求の範囲第3項に記
載の金属薄板製保持器。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19803023687 DE3023687A1 (de) | 1980-06-25 | 1980-06-25 | Einstueckiger blechkaefig fuer einen klemmrollenfreilauf |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5733232A JPS5733232A (en) | 1982-02-23 |
JPH0241658B2 true JPH0241658B2 (ja) | 1990-09-18 |
Family
ID=6105383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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