JPH0241423Y2 - - Google Patents

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JPH0241423Y2
JPH0241423Y2 JP1985096462U JP9646285U JPH0241423Y2 JP H0241423 Y2 JPH0241423 Y2 JP H0241423Y2 JP 1985096462 U JP1985096462 U JP 1985096462U JP 9646285 U JP9646285 U JP 9646285U JP H0241423 Y2 JPH0241423 Y2 JP H0241423Y2
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flexible tube
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flexible
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、気体等の搬送に使用される可撓管に
関し、長尺の弾性材料製可撓帯を螺旋状に捲回し
その側縁同士を固着して管状に形成したものであ
つて、それ自身で管状に保形することができ、保
形用の硬質材料製補強芯線を一切必要としない構
造の可撓管に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の可撓管としては、英国特許第
974670号に示されている如く、断面において略S
字形をした細長いストリツプを螺旋状に捲回し、
該ストリツプの隣接する上向き側縁部と下向き側
縁部を重合させると共に該側縁部同士を接着剤に
て固着した構造のものが公知である。
(考案を解決しようとする問題点) しかしながら、上記の可撓管においては、管体
はストリツプを形成する単一の材料、例えば成形
の容易性からEVA、PE等のポリオレフイン系合
成樹脂でのみ形成されることになり、この場合ポ
リオレフイン系樹脂は弾性回復が良好なため弾性
変形しても外力を取り去れば直ちにその変形が消
失し、管状の保形能力に優れるほか、材料費も安
価であるという利点を有する反面、耐油性や耐摩
耗性等の他の物性においては劣る結果、可撓管の
諸物性向上を図り得ない欠点があつた。
そこで、耐油性、耐摩耗性に優れる例えば熱可
塑性ウレタン樹脂により形成したストリツプにて
可撓管を形成することも考えられるが、この場合
には弾性余効現象が著しく、外力により変形した
際には容易に原形に復しない欠点があるほか、材
料が高価で製造コストが上昇するという二律背反
的な問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記の問題点を解消することを目的と
するもので、断面略S字状に形成した弾性材料か
ら成る可撓帯をその一側縁における上向き側縁部
と他側縁における下向き側縁部を重合させて螺旋
状に捲回しその側縁部同士を固着して外周面を凹
凸に形成した可撓管において、上記可撓帯をポリ
オレフイン系合成樹脂から成る主体層とこの主体
層の周囲に被着した熱可塑性ウレタン樹脂から成
る被覆層とで形成することを技術的手段としたも
のである。
(作用) 可撓帯がポリオレフイン系合成樹脂製の主体層
と熱可塑性ウレタン樹脂製の被覆層との複合体で
形成されていることにより、可撓管の内面およ
び/または外面にポリオレフイン系合成樹脂では
発揮できない物性を付与することができ、かつ被
覆層を形成する熱可塑性ウレタン樹脂が高価なも
のであつても使用量を小量に止めることができる
ので製造コストを最低限に抑えることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
1は可撓管で、横断面略S字状に形成した
EVA、PE等のポリオレフイン系合成樹脂から成
る主体層3とその周囲に被着した熱可塑性ウレタ
ンから成る被覆層4とで形成された可撓帯2の一
側縁における上向き側縁部5に、この可撓帯2の
他側縁における下向き側縁部6を重合しながら螺
旋状に捲回し、その側縁部5,6同士を固着して
形成されており、その外周面には螺旋状の凹凸が
形成されている。
7は可撓帯2の側縁部5,6同士を固着する接
着剤で、被覆層4と同一材料である熱可塑性ウレ
タンで形成されている。
上記可撓帯2は押出機のヘツドから主体層3と
被覆層4とが同時に押出成形されたもので、両層
は熱融着しており、その後一旦冷却してから連続
的に螺旋状に捲回して不定長の可撓管1を連続成
形するものである。
尚、主体層と被覆層とは必ずしも同時押出によ
り形成する必要はなく、また被覆層は主体層の全
周囲に形成する場合に限られず、可撓管の使用条
件等によつては主体層を部分的に被覆するもので
あつても良い。
(考案の効果) 本考案の可撓管は、上述した構成により、この
種の管体の持つ基本的特徴、即ち弾性に富む材料
のみで形成されていながら略円筒状に保形するこ
とができ、誤つて足で踏みつけても従来の金属芯
入り蛇腹管の如く永久変形することなく、しかも
瞬間的に原形に復する性能を維持しながら、耐油
性、耐摩耗性等の他の物性をコストの上昇を最小
限に抑制しつつ付加することができる。
即ち、ポリオレフイン系樹脂の持つ安価で弾性
回復性に優れる利点を生かしつつ、その耐油性、
耐摩耗性に劣る欠点を熱可塑性ウレタンで補完す
ることにより、両材料の利点を兼備し諸性能に優
れた可撓管を比較的安価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る可撓管の一部切欠正面
図、第2図は管壁の拡大断面図である。 1……可撓管、2……可撓帯、3……主体層、
4……被覆層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断面略S字状に形成した弾性材料から成る可
    撓帯をその一側縁における上向き側縁部と他側
    縁における下向き側縁部を重合させて螺旋状に
    捲回しその側縁部同士を固着して外周面を凹凸
    に形成した可撓管において、上記可撓帯をポリ
    オレフイン系合成樹脂から成る主体層とこの主
    体層の周囲に被着した熱可塑性ウレタン樹脂か
    ら成る被覆層とで形成してあることを特徴とす
    る可撓管。 (2) 主体層と被覆層とが同時押出成形により融着
    されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の可撓管。
JP1985096462U 1985-06-25 1985-06-25 Expired JPH0241423Y2 (ja)

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JPS624678U JPS624678U (ja) 1987-01-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010063979A (ko) * 1999-12-24 2001-07-09 이계안 유체용 고압 호스

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589584B2 (ja) * 1974-01-11 1983-02-22 株式会社日立製作所 ハンドウタイソウチ

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JPS589584U (ja) * 1981-07-13 1983-01-21 タイガ−スポリマ−株式会社 螺旋管

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JPS624678U (ja) 1987-01-12

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