JPH0240993Y2 - - Google Patents

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JPH0240993Y2
JPH0240993Y2 JP1983186539U JP18653983U JPH0240993Y2 JP H0240993 Y2 JPH0240993 Y2 JP H0240993Y2 JP 1983186539 U JP1983186539 U JP 1983186539U JP 18653983 U JP18653983 U JP 18653983U JP H0240993 Y2 JPH0240993 Y2 JP H0240993Y2
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JP
Japan
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pulley
rope
roller
link
row
Prior art date
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Application number
JP1983186539U
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English (en)
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JPS6094243U (ja
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Publication of JPS6094243U publication Critical patent/JPS6094243U/ja
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  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高所からの避難に用いる緩降機等にお
いて、つるべ式に掛けられたロープをプーリに滑
べることなく巻付けるため使用されるプーリへの
ロープ押付装置に関する。
従来この種の装置として、プーリ外周に複数の
ローラをローラチエン状にリンク列で結合して巡
らせ、このリンク列に設けた吊り部を引くことに
より、ローラでプーリ外周にロープを押付ける構
成のものが知られている(特願昭56−137847(特
開昭58−42597)号参照)。
この装置を用いた緩降機を製作し、使用してみ
ると、プーリにつるべ式に掛けられたロープの一
端に人が吊り下がり降下する場合と、ロープの他
端に吊り下がつて降下する場合とでは、降下速度
が異なることが起る。この差異は概ね20%以下で
あり実用上の不都合はないが、緩降機への信頼感
を減少させるので好ましいものではない。
この原因は次の通りであると推測される。この
押付装置で用いるリンク例はローラを両側から挾
持する間隔の狭いリンクと広いリンクとが交互に
結合したものであり、中央線上に結合部が位置す
るようにして用いるので、必然的に左右は対称と
ならない。ロープがプーリに巻付くとき、傾いて
正しくプーリの溝中央面に沿つて走らないと、ロ
ープが初めて接触するローラは傾斜し、その摩擦
によりロープに抵抗力を加えるが、この傾斜の程
度はリンク列の形状に依存し、このためプーリの
回転方向により制動力に差異が生じる。
本考案はこの差異を解消することを目的とする
ものであつて、ロープをプーリやローラに接触す
る前に他のローラで案内し、走行方向を一定化す
るよう構成したものである。すなわち本考案は、
複数のリンクを無端的に結合してなり、プーリ外
周を巡るリンク列と、このリンク列の下部をフレ
ームに軸支する支持部と、このリンク列の上部に
結合された吊り部と、このリンク列中に複数個設
けられ、吊り部を引くことによりプーリ外周に沿
うロープをプーリへ押付けるローラと、前記支持
部に取付けられ、下方からプーリに巻付き下方へ
伸びるロープを周面の両側において案内する支持
部ローラと、この支持部ローラの斜め下方に設け
られ前記ロープを支持部ローラの反対側から挟む
ようにして案内する案内ローラとを有することを
特徴とするプーリへのロープ押付装置である。
以下本考案を図示する緩降機に用いた例により
具体的に説明する。
この緩降機10は、吊り部12を用いて吊り下
げ、内部のプーリ14につるべ式に掛けられたロ
ープ16の一端に人が吊り下がり降下するもので
ある。このロープ16はプーリ14を回転させ、
この回転は歯車列18を介して増速され、軸20
を高速回転させ、この軸20に取付けられた翼2
2を高速回転させる。この翼22の外周には固定
翼24が設けられ、これらは遠心ポンプを構成
し、翼22が回転すると中心付近の空気を吸い込
み、固定翼24部分から吹き出す。この吹き出さ
れた空気は翼22側部の空間を通つて再び中心付
近に戻り、このときケース内面の網26により抵
抗力を受け、前記遠心ポンプに対する負荷とな
る。このため翼22の回転に制動力が生じる。
プーリ14の外周には、本考案の押付装置28
が設けられている。この装置において、30はリ
ンク列であり、6枚のリンクを無端的に結合して
なり、プーリ14の外周を巡つている。このリン
ク列30の下部は支持部32によりフレーム34
に軸支されている。このリンク列30の上部には
吊り部12が結合されている。リンク列30の途
中にはローラ36、…が取付けられ、その凹陥し
た周面でプーリ14外周に沿つたロープ16をプ
ーリ14に押付ける。支持部32には支持部ロー
ラ38が設けられ、周面の両側においてロープ1
6を案内する。この支持部ローラ38の斜め下方
には案内ローラ40,40が設けられ、ロープ1
6を支持部ローラ38の反対側から挾むようにし
て案内する。さらにこの案内ローラ40の下方に
は入口ローラ42が設けられ、プーリ16を機体
孔44まで真直ぐに案内している。
この押付装置28では、プーリ16に荷重をか
け、吊り部12を引くと、リンク列30全体は縦
長になるよう変形してローラ36をプーリ14に
向つて押し、このためロープ16はプーリ14
に、荷重に応じた力で押付けられ、プーリ14は
滑ることなくロープ16により回転させられる。
またこの押付装置28では、支持部ローラ38
および案内ローラ40でプーリ14に巻付くロー
プ16を正しくプーリ14、ローラ36の中心面
に案内するので、ローラ36が傾きロープに抵抗
力を加えることがなく、このため当然ロープ16
のいずれの端に人が吊り下がつても同じ降下速度
が得られる。実験によると、案内ローラ40,4
0を有しない緩降機で、70Kgの荷重で15m降下時
間を約25秒とした場合、吊り下がり端による降下
時間の差異が2〜4秒あるのに対し、この緩降機
に案内ローラ40,40を付加したところこの差
異は1秒以下となつた。
なおこの実施例にある入口ローラ42はロープ
16を機体孔44に案内するものであつて、プー
リ14、ローラ16へ案内するものではないの
で、省略することもできる。
上述のように本考案のロープ押付装置によれば、
ロープをその進行方向によらず全く同様にプーリ
に押付け、均一な作動を得ることができる。
よつて本考案は緩降機、ウインチ等に使用し安
定した特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を緩降機に用いた例を示し、第1
図は側断面図、第2図は前図の−線断面図で
ある。 10……緩降機、12……吊り部、14……プ
ーリ、16……ロープ、28……押付装置、30
……リンク列、32……支持部、34……フレー
ム、36……ローラ、38……支持部ローラ、4
0……案内ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のリンクを無端的に結合してなり、プーリ
    外周を巡るリンク列と、このリンク列の下部をフ
    レームに軸支する支持部と、このリンク列の上部
    に結合された吊り部と、このリンク列中に複数個
    設けられ、吊り部を引くことによりプーリ外周に
    沿うロープをプーリへ押付けるローラと、前記支
    持部に取付けられ、下方からプーリに巻付き下方
    へ伸びるロープを周面の両側において案内する支
    持部ローラと、この支持部ローラの斜め下方に設
    けられ前記ロープを支持部ローラの反対側から挟
    むようにして案内する案内ローラとを有すること
    を特徴とするプーリへのロープ押付装置。
JP18653983U 1983-12-02 1983-12-02 プ−リヘのロ−プ押付装置 Granted JPS6094243U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18653983U JPS6094243U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 プ−リヘのロ−プ押付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18653983U JPS6094243U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 プ−リヘのロ−プ押付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6094243U JPS6094243U (ja) 1985-06-27
JPH0240993Y2 true JPH0240993Y2 (ja) 1990-10-31

Family

ID=30402895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18653983U Granted JPS6094243U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 プ−リヘのロ−プ押付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6094243U (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5037478A (ja) * 1973-08-06 1975-04-08
JPS5197160A (ja) * 1975-02-20 1976-08-26
JPS5413163A (en) * 1977-06-28 1979-01-31 Naito Kougiyou Kk Rope hoisting device
JPS55110565A (en) * 1979-02-14 1980-08-26 Zonberugaa Yuunioru Buarutaa Device that let vertical rope fall

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5037478A (ja) * 1973-08-06 1975-04-08
JPS5197160A (ja) * 1975-02-20 1976-08-26
JPS5413163A (en) * 1977-06-28 1979-01-31 Naito Kougiyou Kk Rope hoisting device
JPS55110565A (en) * 1979-02-14 1980-08-26 Zonberugaa Yuunioru Buarutaa Device that let vertical rope fall

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6094243U (ja) 1985-06-27

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